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自己PRの強み・長所の一覧!アピールになる自己PRの作り方や例文

自己PRの強み一覧を紹介!アピールできる自己PRの作り方・例文

自己PRの強みを一覧にしたものを見たい」と思っていませんか?

この記事では、自己PRで伝えたい強みを一覧にして紹介すると共に、自己PRを面接で話す際の流れ、そしてそれぞれの強みの例文もお伝えします。

最後までご覧いただければ、就職活動で自分がアピールすべき強み、そして面接官に向けて効果的にアピールする方法が分かります。強みが見つからず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

記事のPoint
  • 強みとは他人よりも自然と成果を出せる個人の能力や資質のこと
  • 「自己PRに使える強み一覧」を、あなたの強みが発揮できる仕事を探す一助に!
  • 「自己PRで強みをアピールする3つのステップ」を具体的に解説します
  • 「自己PRの強み一覧」をもとに、約1分で話せる例文(300文字程度)を紹介

強みとは

強みとは、一般的に、個人の内在する独特の能力や才能を指し、同じ労力や意識を費やしても他人よりも大きな成果を出せてしまうような特質のことを指します。
一方、「自己PR」とは、これらの強みを効果的に伝える方法です。
言い換えれば、自己PRは強みを活用したコミュニケーション技術と言えるでしょう。

また、「強み」と「長所」との違いにも注意が必要です。
長所は通常、性格や行動の傾向に関連し、一方で強みはより具体的なスキルや能力を指します。また、長所とは異なり、環境によって強みは弱みにも変わります。

これらの違いを深く掘り下げ、自己PRにおいてどのようにこれらを区別し、最大限に活用するかを解説します。

強みと自己PRの違い

自己PRで取り上げる強みは、企業視点で考えるものであるべきです。

その名の通り自己PRは「企業に自分を採用してもらうためのアピール」ですので、自分の思っている強みが企業にとって魅力的に捉えられなければアピールにはなりません。

例えば「チームワークの高さ」を挙げて考えてみましょう。

チームワークが高いことは間違いなく長所ではあるものの、もし個人の力量のみで評価するような営業会社であった場合、管理職募集でないのであればチームワークはアピールポイントとして適しません。

おそらくチームワークよりも行動力や主体性を強みとして自己PRした方が、面接で評価される可能性は高いでしょう。

このように、自己PRで挙げる強みを考える時は、「どのような環境でならその強みが輝くのか?」ということを加味して、企業視点で考えた方がいいのです。

強みと長所の違い

長所を答える際は、自分自身が感じる強みを伝えて問題ありません。

企業が長所を聞くのは「応募者は自分のことをどのように自己認識しているのか知りたい」という意図があるからです。

そのため、長所を聞かれた時は自分視点で考えるようにしましょう。

ただ、自己PRでの強みは「冷静な分析力」と言っておきながら、長所では「積極的に行動する力」というように回答してしまうと、「冷静に分析するのが得意なのに、どんどん行動するか。本当に分析できているのだろうか?」と思われてしまい選考官が混乱してしまう恐れがあるので気をつける必要があります。

強みは3種類に分けられる

強みは、個人の能力を企業や学校にアピールするために不可欠です。

これらは大きく「ヒューマンスキル」「ポータブルスキル」「専門的なスキル」の3種類に分類されます。

面接では、これらのスキルを適切にアピールすることが重要であり、自分の強みを理解し、それを効果的に伝えることが求められます。

ヒューマンスキル【強みの種類1/3】

ヒューマンスキルは、個人の人間性や性格的な資質を指し、職場や日常生活における人との関わりにおいて重要な役割を果たします。
具体的には、コミュニケーション能力、柔軟性、主体性、行動力、責任感などがあります。

これらのスキルは、チームワークを促進し、人間関係を円滑にし、生産的な職場環境を構築するのに役立ちます。

ポータブルスキル【強みの種類2/3】

ポータブルスキルは、さまざまな環境や業種に応用可能なビジネススキルを指します。これらのスキルは汎用性が高く、社会人としての基本的な能力として重視されます。

具体的には、分析力、論理的思考力、計画性、創造力、粘り強さなどがあります。これらは簡単に習得できるものではなく、実践を通じて徐々に身につける必要があります。

特に、過去の経験やエピソードを振り返りながら、これらがどのように発揮されたかを掘り下げることが重要です。

専門的なスキル【強みの種類3/3】

専門的なスキルは、特定の職種に特化した資格や知識を指します。

例えば、プログラミングスキルやデザインスキルなどがこれに該当します。

新卒の就職活動では、学生のポテンシャルや人柄がより重視される傾向にあるため、専門的なスキルは必ずしも最優先されません。

しかし、中途採用の場面ではこれらのスキルが高く評価されることが多く、その分野における専門性が重要な役割を果たします。

自己PRではヒューマンスキル、ポータブルスキルをアピール

自己PRでは、ヒューマンスキルとポータブルスキルのアピールが重要です。

ヒューマンスキルは個人の人間性や対人関係に関わる能力を指し、ポータブルスキルはさまざまな環境や業種で応用可能な汎用的なビジネススキルを表します。

これらのスキルをアピールすることで、個人の総合的な能力や適応力を効果的に示すことができます。

具体的な強みの例については、この後に詳しく紹介していきます。

自己PRに使える強み一覧【活かせる仕事も紹介】

自己PRに使える強み一覧【活かせる仕事も紹介】

自己PRに使える強み一覧を、以下にずらっと紹介します。

  • 行動力
  • 柔軟性
  • 主体性
  • 計画性
  • 創造力
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力
  • 分析力
  • 責任感がある
  • 粘り強さがある

それぞれの強みについて、仕事の場面でどのように生かせるかをお伝えしつつ、それぞれの強みを発揮しやすい仕事も紹介します。

行動力

行動力とは、個人、またはチームが掲げた目標を成し遂げるために行動できる力のことです。決めたことをすぐに行動に移せる、といったことも行動力に当てはまります。

いざ社会に出て働き始めると、自分で考え行動する機会が多く訪れます。上司や先輩も忙しいので、いつまで経ってもいわゆる「指示待ち人間」になっていると行動が起こせません。社会人経験が浅い時期でも、自分から「何かできることはないか」「これをやっておけばほかの人が助かるはず」などの視点で、積極的に行動していける能力は大切です。

厳しい言い方をすると、行動力があまりにないと、それは会社に貢献できていないことも意味します。

特に「企画職」は、チームでプロジェクトを組んで取り組む仕事かつ、自分で考えて行動することが求められる仕事です。そのため企画職を志望する場合には、行動力をアピールしてみると良いでしょう。

柔軟性

柔軟性とは、決めたことが途中で変わったとしても対応できる力、そして相手の立場に立って物事を考えられる力のことです。

これまでの常識が「非常識」になるような変化の激しい時代にあって、昔の考えに凝り固まってしまうと、それは時代に取り残されることを意味します。仕事の場面でも、たとえば「プロジェクトの計画が急に変わる」「価値観が違う人と仕事をすることになった」ということは日常茶飯事で、それらに柔軟に対応できる力は欠かせません。

特にシステムエンジニアをはじめ、知識を常にアップデートし続けないといけないようなIT系の仕事、またはチームで作業を進める機会が多い仕事に就きたい人は、柔軟性をぜひアピールしてみましょう。

主体性

主体性とは、誰に言われるでもなく自分で仕事を取りに行ける力、またはチームのメンバーを巻き込んでいける力のことを指します。

そもそも、仕事には大きく次の2種類があります。

  • これまでの業務の改善(1を10にする仕事)
  • 新しい取り組みを起こす(0から1を作る仕事)

特に主体性は、後者の「新しい取り組みを起こす」ときに必要な力です。主体性が悪い方に出てしまうと「自分勝手」「独りよがり」になってしまうことがありますが、プラスの方向に活かせれば、仕事で良い結果や新たな価値観を生み出すことにもつながります。

前例がなくても臆することなく挑戦し、必要とあれば周りのメンバーを巻き込んでいける力は、特に「新規事業開発」の仕事に求められます。また、世の中にない商品やサービスを生み出すことに注力している「ベンチャー企業」で働く際にも発揮できるでしょう。

計画性

計画性とは、中長期的に取り組み続ける仕事を予定通りに進められる力のことです。「どう行動すれば目的を達成できるか」を考えられる力とも言えるでしょう。

仕事には「目標」や「ゴール」がつきものです。いわゆる「見切り発車」で仕事を進めてしまうとスケジュール通りにいかなかったり、成果が得られなかったりすることも多いものです。巨額のお金や、多くの人を投入して進めるビッグプロジェクトはもちろん、目的を確実に達成するための計画力は、職種を問わず欠かせません。

特に、海外で石油施設などのプラントを作る仕事は20年以上にわたる長期プロジェクトになるケースも珍しくないため、こうした「インフラ」関係の仕事に就きたい場合には、計画性をアピールしてみると良いでしょう。

創造力

創造力とは、新しいものを生み出せる力、そして物事を普通の角度で見るのではなく、他の人とは違う視点で見ることができる力です。

「モノを持ちたい」という欲求ではなく、「体験したい」という気持ち、いわゆる“コト消費”が注目されている中で、世の中に新しい体験や価値を提供する源泉となる創造力がこれまで以上に求められています。

特に、答えがない仕事、たとえば動画編集やゲームクリエイターなどの仕事は、新しいことを生み出し続けられる力が必要です。そのためこうした「クリエイティブ職」の採用では、創造力が評価される可能性が高いでしょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力とは、自分の伝えたいことがしっかりと相手に伝わる力、そして相手の考えを正確に引き出せる力のことです。

一人だけで進められる仕事はありません。社内外の人、そしてお客様を含め、少なからず自分以外の人と関わっていくことになるため、お互いの意思疎通を円滑に図っていくためのコミュニケーション能力は、どの仕事であっても求められます。

特に「営業職」は、商品やサービスの良さを正確に伝えられるだけでなく、お客様のニーズを引き出す力も必要な仕事です。そのため営業職を希望する場合には、コミュニケーション能力があることを積極的にアピールしてみると良いでしょう。

論理的思考力

論理的思考力とは、理解しやすい形で説明できる力、そして複雑な問題を前にしても課題を冷静に見つけられる力のことです。

仕事を進めていくと「自分が当然のように知っていることでも、相手は全く知らない」ということが頻繁に起こります。さまざまな要素が複雑に絡み合う問題に対し、その解決に向けた糸口を探っていく機会も多いでしょう。そしてこうしたとき、ごちゃごちゃした状況を効率良く整理できる論理的思考力がその威力を発揮するのです。

特に「コンサルティング職」など、第三者的な立場からクライアント(企業や個人)の課題を突き止める仕事に就きたい人は、論理的思考力を持っていることを強く打ち出してみましょう。

分析力

分析力とは、データをもとに規則性を見つけられる力、そして目的達成のために必要なデータや情報を適切にピックアップできる力のことです。

現在は多くの情報にアクセスできるようになり、情報量が日々増えています。そして蓄積された情報を効果的に使うことで消費者が本当に求めているニーズが見えてきたり、より正確に未来を見通せたりするようになることから、分析力を持っている人の価値がこれまで以上に高まっているのです。

特に「マーケティング職」は、アンケートなどをもとにした市場調査や、効率的な販売戦略を考える上でデータを使いこなす力が欠かせません。そのためこうした仕事に興味がある人は、分析力をぜひアピールしてみましょう。

責任感がある

責任感とは、自分に与えられた使命を最後まで遂行できる力のことです。

たとえば新入社員として会社に入ると、はじめは分からないことの連続です。こうした場面でも、まずは責任感を持って仕事に向き合い、最後までやり遂げる中で「この子には安心して仕事を頼めるな」といった信頼が上司や先輩の中で生まれていきます。組織で働くなかでは、そういった、コツコツとした地道な蓄積も大切になってきます。

特に、人の安全や健康に関わる仕事では責任感の強さが欠かせません。具体的には「警備員」などの安全を守る仕事、または「看護師」などの医療従事職の採用では責任感をチェックされる傾向にあるため、こうした仕事に興味がある場合にはしっかりと責任感をアピールしましょう。

粘り強さがある

粘り強さとは、困難な状況に置かれたとしてもめげずに取り組み続けられる力のことです。

仕事が難しくなればなるほど、簡単には対処できない問題が立ちふさがります。一方でそうした難しい状況に立ち向かっていくことで、仮に失敗したとしても、次に活かせる「学び」を手にすることができるのも事実です。

特に新薬や食品の成分を生み出す「研究職」や、それを商品化に結び付ける「開発職」は失敗することが当たり前です。その中でも成功を信じ、目の前の壁に立ち向かい続けられる力が求められるため、こうした仕事に興味がある場合には粘り強さを積極的にアピールしてみましょう。

自己PRで強みをアピールする流れ【3つのステップを意識しよう】

自己PRで強みをアピールする流れを、次の3つのステップに沿ってお伝えします。

  • ステップ1:強みを一言で伝える
  • ステップ2:強みが身に付いた経験を話す
  • ステップ3:仕事で活かせる内容を伝える

このステップを意識することで、自分の強みを面接官にしっかりと届けられます。

では、それぞれのステップについて見ていきましょう。

ステップ1:強みを一言で伝える

まずは、強みを一言で伝えるようにしましょう。なぜなら、面接官が自己PRで知りたいのは、あくまであなたの「強み」だけだからです。

たとえばコミュニケーション能力を強みとしてアピールしたい場合には、「私の強みはコミュニケーション能力です」と端的に伝えた後に話し始めます。

このとき、「これまで多くの人と関わってきましたが、どんな時も相手の気持ちを考え、理解することで人間関係を円滑にするように努めてきました」と言った形で長く伝えるのはNGです。言いたいことは何となく分かりますが、これを聞いた面接官は「結局、どんな強みをアピールしたいんだろう?」と疑問を抱いてしまうかもしれません。

繰り返しになりますが、面接官が自己PRで知りたいのは「強み」だけです。この強みさえ伝わればまずはOKなので、だらだらと話さず「一言で簡潔に伝えること」を意識してみてください。

ステップ2:強みが身に付いた経験を話す

強みを伝えた後は、その強みが自分に身に付いた経験を伝えましょう。

例文はこの先で紹介しますが、たとえばコミュニケーション能力をアピールしたい場合には「アメリカに半年間留学した際に~~」といった形で、具体的なエピソードを交えつつ話を進めていきます。

ちなみに「すごいエピソードを話さないといけないのかな……」と不安に思う必要はありません。もちろん、面接官の目を引くような実際のエピソードがあれば、印象に残ることはあるでしょう。しかし、そもそも面接官はエピソードの大小だけでは応募者を評価していません。あくまでその強みと経験がしっかりと結びついているか、を確認しているに過ぎないのです。

そのため、エピソードのすごさに目を向けるのではなく、「このエピソードから自分の強みが本当に言えているか」という点にこそ意識を向けるようにしましょう。

ステップ3:仕事で活かせる内容を伝える

最後のステップとして、「その強みが仕事で活かせる」または「活かしたい」という意欲を伝えましょう。

たとえば営業職を希望している人でコミュニケーション能力をアピールしたい場合には、「営業職はお客様との関係性を構築することが大切だと考えていますので、入社後もコミュニケーション力を磨いていきたいと思います」といった流れで伝えるのも手です。

ちなみに、志望する仕事に必要な力が分かっていなければ、そもそもアピールにつなげられません。「この強みをアピールしても良いのかな……」と不安に感じる場合には、情報収集の一環として次の2つに取り組んでみるのがおすすめです。

  • 社員インタビューを読み込む
  • 説明会で社員に直接質問する

では、それぞれについて解説します。

社員インタビューを読み込む

1つめは、社員インタビューを読み込むことです。具体的には、志望する会社の採用ページに飛び、実際に働いている社員の声が分かるページがあればそのページを見てみましょう。特に、自分が希望する仕事で実際に働いている社員のインタビューにはしっかりと目を通してください。

こうしたインタビューには、「その社員が仕事をする上で大切にしていること」「仕事の失敗経験と、そこからどう這い上がったか」という話が載っているものです。インタビュー内容は掲載前にチェックされているので、会社から見て違和感を感じるような発言は書かれていません。そのため、これらを読むとその仕事に必要な力が見えてくることがありますので、どの強みを伝えようか迷っている場合にはチェックしてみましょう。

説明会で社員に直接質問する

仕事に必要な強みを知るためには、説明会も効果的です。なかでも人事部ではなく、たとえば営業職や企画職など、実際の現場で働く社員が登壇し、質問できる時間が用意されている説明会がおすすめです。こうした説明会に参加した際は、「現在働かれている仕事に必要だと考える強みを教えてください」といった質問を積極的にしてみましょう。

ちなみに説明会に参加する社員は、これから入社を考える人の「お手本」となるような人材、つまり社内でも優秀と判断されている社員であることが多いものです。会社側としても、問題のある社員をあえて代表として表に出そうとはしないでしょう。つまり、その会社が求めている強みをまさに持っている可能性が高いため、そうした社員からの回答はかなり的を射ている場合が多いでしょう。

「自己PRの強み一覧」をもとに例文を紹介

冒頭でお伝えした「自己PRの強み一覧」をもとに、それぞれの強みを面接で話す際の例文を紹介します。

前述の「3つのステップ」をもとにお伝えしますので、これから面接に臨む人はぜひ参考にしてみてください。

  • ステップ1:強みを一言で伝える
  • ステップ2:強みが身に付いた経験を話す
  • ステップ3:仕事で活かせる内容を伝える

なお、面接では「1分以内」に話すのが一つの目安です。1分を文字数に直すと「約300文字」のため、紹介する例文も300字前後にまとめています。話す長さをイメージするためにも、ぜひチェックしてみてください。

では、それぞれの例文を紹介します。

自己PRの強み1:行動力

行動力をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

行動力をアピールする例文

私の強みは、行動力があることです。

大学では軟式野球部の副部長を担当していましたが、部長がエースだったこともあり、私は彼のサポート役に回ることが多くありました。その中で気を付けていたのは、指示待ちにならず、チームのために何ができるかを常に考えることです。

たとえば、関東大会で創部史上初のベスト8を達成した際には、監督や部長がミーティングで話したことをパワーポイントにまとめ、チーム全員がいつでもその資料を見返せるように共有することで、ベスト8に向けた力となることができました。

私が希望する企画職は、自ら行動し、周りに働きかけていくことが強く求められる仕事だと考えています。御社に入社後も行動力にさらに磨きを掛け、力になっていきたいと思います。

自己PRの強み2:柔軟性

柔軟性をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

柔軟性をアピールする例文

私の強みは、柔軟性があることです。

大学2年次から現在まで個別学習塾でアルバイトをしていますが、中学生の教え子の成績が上がらず、親御さんから塾に対してクレームが入ってしまったことがありました。

そこで改めて指導内容を見返してみると、自分自身が高校受験で成功した方法をその子に押し付ける形となっていたことが分かり、その後はベテラン講師の方の授業に参加させて頂くなど、指導方法を一から学び直しました。結果としてその子の成績が上がり、夢だった高校への進学をサポートできました。

私が志望するシステムエンジニアは、常に自分の常識を疑っていかないと時代に取り残されてしまう仕事だと考えています。そのため入社後は柔軟性を活かし、常に最新の知識を吸収していきたいと思います。

自己PRの強み3:主体性

主体性をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

主体性をアピールする例文

私の強みは、主体性があることです。

所属していたチアリーディング部ではメンバーを支えるポジションを担っていましたが、どうしてもチームの息が合わず、関東大会に向けて練習が滞っていました。

そこで私は、当時2年生でしたが、1年下の後輩だけでなく、1つ上の同じポジションの先輩も含め、部のミーティングとは別に話し合いの場を開きました。ミーティングでは学年関係なく発言できる環境づくりを心掛け、結果として関東大会ではミス1つない演技ができ、優秀賞をもらうことができました。

私は御社で、新しいWebサービスを生み出す仕事に興味を抱いています。新規事業の仕事は周りを巻き込む力が必要な仕事だと思いますので、今後も主体性を磨き、御社の成長に貢献したいと思います。

自己PRの強み4:計画性

計画性をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

計画性をアピールする例文

私の強みは、計画性があることです。

アルバイト先のケーキ屋で新人の育成を任されましたが、後輩指導ははじめてだったこともあり、はじめは上手く指示が伝わらず苦労しました。

そこで育成スケジュールを作成し、3ヶ月で一人立ちさせることを目標に後輩が業務を覚えるまでの計画表を作りました。結果として教えることが明確になり、指示もしっかりと伝わるようになったことで、今ではその後輩はお店に欠かせない戦力として活躍しています。

御社はインフラ設備の開発を担われていますが、インフラに関わるプロジェクトは長期間にわたることが多いと思います。そこで私の強みの計画性を活かせるように努力を継続しつつ、プロジェクト成功に向けた力となっていきたいと考えています。

自己PRの強み5:創造力

創造力をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

創造力ををアピールする例文

私の強みは、創造力があることです。

趣味の一つとしてYouTubeの投稿を続けていますが、はじめの2ヶ月は登録者数が50人前後で、辞めようと思っていた時期も正直ありました。

でも、なんとか1000人まで到達させたいと考えていた私は、これまで発信していたゲーム実況を辞め、ゲーム実況を配信したい人向けに動画制作のノウハウを発信することにしました。すると1ヶ月で登録者が500人伸び、今では2000人近い方にフォロー頂いています。

私は御社の動画編集の仕事に興味を持っていますが、動画編集の仕事は常に新しい視点が求められる仕事だと考えています。そのため常に違う角度から物事を見ることを意識しつつ、入社後も創造力を発揮していきたいと思います。

自己PRの強み6:コミュニケーション能力

コミュニケーション能力をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

コミュニケーション能力をアピールする例文

私の強みは、コミュニケーション力があることです。

アメリカに半年間留学した際、クラスメイトの輪に上手く馴染めず、一時期はホームシックにかかったこともありました。しかし海外の友人をなんとしても作りたかったため、たとえばアメリカ人のクラスメイトを共通の趣味だったテニス観戦に誘い、その子の人柄や、考えていることを知っていく機会を作りました。

結果として「〇〇にはどんなことでも相談できる」と多くの外国人の友人から言われ、クラスメイトとの関係を親密なものにできました。

私が志望している個人営業は、お客様との関係性を構築することが特に大切な仕事だと考えています。そのため入社後もコミュニケーション力を活かし、どんなことでも相談してもらえるような人材になっていきたいと思います。

自己PRの強み7:論理的思考力

論理的思考力をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

論理的思考力をアピールする例文

私の強みは、論理的思考力があることです。

学部の友人3人とビジネスプランコンテストに2度応募しましたが、1年目は表彰を逃しました。この経験が悔しく、2年目では「なぜ評価されなかったのか」という理由の解明に時間を割き、その上で一番の課題だと感じられた「市場のニーズを十分に掴み切れていない」という点を克服するため、調査マーケティングを改めて実施しました。

結果として、提案内容と市場のニーズにズレがなくなり、2回目の応募では念願の優勝を果たすことができました。

私が志望しているコンサルタントの仕事は、状況を冷静に掴み、正しい打ち手を見極める力が欠かせない仕事だと考えています。御社に入社後は論理的思考力にさらに磨きをかけ、クライアントの課題解決に貢献していきたいです。

自己PRの強み8:分析力

分析力をアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

分析力をアピールする例文

私の強みは、分析力です。

高校時代、バレーボール部のマネージャーをしていましたが、コートの外から試合を見ていて感じたことをプレーヤーにその都度共有していたことが評価され、戦術面でのサポートも監督から任せられました。

そこで私は、まずは試合や練習の様子をビデオに録画し、控えメンバーも含め、20人の選手全員の強みや弱みを表にまとめました。監督に提出したところ喜ばれ、地区戦では惜しくも優勝は逃しましたが、目標としていた準優勝を成し遂げる原動力となることができました。

私が志望しているマーケティングの仕事は、データと向き合う時間が多い仕事だと考えています。入社後は、さまざまなデータをしっかりと読み解くことを意識しつつ、商品開発のサポートをしていきたいと思います。

自己PRの強み9:責任感がある

責任感があることをアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

責任感があることをアピールする例文

私の強みは、責任感があることです。

イベント会場の設営のアルバイトをしていたときに、チームリーダーを任されました。リーダーのポジションはこれまで経験がありませんでしたが、せっかく任せられたからには期待に応えて頑張り抜こうと考え、たとえばマニュアルをいつもの2倍掛けて読み込み、設営当日は2時間以上前に現場につき、他のスタッフに指示する内容を何度も確認しました。

結果として事故なく会場の設営が終了し、チーフの社員の方からお褒めの言葉を頂くこともできました。

私は警備員として、人の安全を守る仕事に就きたいと考えています。御社に入社後は、ここまで培ってきた責任感をもとに、与えられた役割に真摯に取り組んでいきたいと思います。

自己PRの強み10:粘り強さがある

粘り強さがあることをアピールする場合の自己PRの例文は、次のとおりです。

粘り強さをアピールする例文

私の強みは、粘り強さがあることです。

大学では発酵食品に関わる研究をしていましたが、論文発表を3ヶ月後に控えたころ、教授から研究内容に対するダメ出しをいただき、一から研究をし直す状況となりました。

時間はありませんでしたが、なんとか発表まで漕ぎ着けたかったため、研究室に3ヶ月間ほぼ毎日通い、これまでの倍の論文に目を通し、研究を重ねていきました。結果として発表に間に合い、研究室の他のメンバーの中で1位の評価を教授からいただくこともできました。

私が志望する研究職の仕事は、研究の過程で困難なことも多く訪れる仕事かと思います。そうした中でも諦めず、粘り強く研究に取り組んでいきたいと考えています。

自己PRで強みを効果的に伝える方法

自己PRの強みは、企業が応募者を採用するかどうかの重要な判断軸になります。

ただ、同じ強みを取り上げたとしても、伝え方次第でどれくらい魅力的に映るかが変わってくるのも事実です。

ここからは、自己PRで強みを効果的に伝える方法について解説します。

応募先企業に合った強みをアピールする

最初に解説した通り、自己PRの強みは企業視点で考えるべきものです。

そのため、応募企業に合った強みをアピールできると、より企業から魅力的な人材として評価されるでしょう。

例えば営業職の比率が多い事業会社の場合、営業として特に求められる「コミュニケーション能力」「主体性」「粘り強さ」当たりを強みとしてアピールできれば、もし営業経験が無かったとしてもポテンシャルをアピールできるでしょう。

応募している会社がどんな力のある人物を求めているかどうかは、企業のホームページに詳しく書かれているケースが多いです。
企業ホームページ内の「採用情報」などのページから、「新卒採用情報」をチェックしてみましょう。

もし既卒や転職だったとしても、各企業新卒採用ページには力を入れている傾向にありますので、社風を知るという意味では全く問題ありません。

強みを発揮した客観的な実績を伝える

強みを正しく、分かりやすく選考官に伝えるためには、エピソードの部分が非常に重要です。

「いつ・どんな時に・どうして・何を・どのようにして」強みを発揮したのかを、その状況を知らない人でも分かるように伝えるように意識してみてください。

また、エピソードの終盤では数字を用いた実績を伝えられるのが望ましいです。
「売り上げを○%向上させた」「今まで作業にかかっていた時間を50%削減できた」など、数字で実績を伝えることで客観性が増し、より選考官に強みが伝わりやすくなります。

数値についてはどのような表現方法でも問題ありませんが、パーセンテージで表すことが多い傾向にあります。

強みが応募先企業でも発揮できることを伝える

どれほど素晴らしい強みやエピソードを持っていたとしても、応募先の企業で発揮できないのであれば意味がありません。

自分の強みをどのように活かして活躍していきたいか、自己PRの最後で必ず伝えるようにしましょう。

自己PRの構成上、この部分が最も強くアピールすべき箇所になりますので、間違っても全部の企業で同じ文章を使いまわすことは避けるべきです。

企業でどのように強みを活かしていくかについては、企業に合った強みをアピールする時と同様、企業ホームページから調査します。

企業ホームページでどのような理念を重視しているのかを参考にし、強みを掛け合わせてアピールするとよいでしょう。

自己PRの強みを伝えるエピソードで迷ったら?

ここまで例文を紹介してきましたが、伝える強みは分かっても、「そもそもどのエピソードを話せばいいんだろう?」と迷ってしまう人もいるかもしれません。

そこでエピソードに悩んだ場合には、次の4つを糸口にして考えてみるのがおすすめです。

  • これまでの一番の「成功体験」を思い出す
  • これまでの一番の「失敗体験」を思い出す
  • 誰かから褒められた経験を思い出す
  • 就職エージェントに相談する

では、それぞれについて解説します。

これまでの一番の「成功体験」を思い出す

まずは、これまでの一番の「成功体験」を思い出してみましょう。

たとえば「学生代表に選ばれた」「コンテストで1位を獲得した」といった経験はありませんか?人より優れた結果を手にしたということは、その過程で人にはない強みが発揮された、ということです。

成功体験を思い出しつつ、「その成功にはどんな力が役に立ったんだろう?」と考える時間も作ってみましょう。

これまでの一番の「失敗体験」を思い出す

「失敗体験」を思い出してみるのもおすすめです。

たとえばアルバイト先でお皿を割ってしまった、という失敗経験があった場合、「次はお皿を割らないように先輩の仕事を観察した」という工夫をしたのであれば、それは「行動力」を伝える経験として十分にアピールできます。

失敗は誰でもしますが、それを乗り越える方法は人によってさまざまです。そして、実はうまくいった体験よりも、うまくいかなかったこと(失敗)を乗り越える瞬間に強みが発揮されることも多いため、エピソードに迷った場合には失敗体験も思い出してみると良いでしょう。

誰かから褒められた経験を思い出す

エピソードが思いつかない場合には、誰かから褒められた経験がないか、記憶を探ってみてください。

自分では大したことがないと思っていても、他の人から見ると「すごい」と思われるような能力は誰でもひとつは持っているものです。一人で考えることに煮詰まった場合には、家族や友人、先生やバイト先の人など、誰かの手を借りることも意識してみましょう。

就職エージェントに相談する

自己PRの準備がうまく進まない場合には、就職エージェントに相談するのもおすすめです。

就職エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就職活動をマンツーマンで支援してくれるサービスです。サポートは全て無料で、企業の紹介も受けられます。

弊社ジェイックが運営している就職エージェントでは、次のようなサポートも実施しています。

  • 専任の担当者が自己分析をサポート
  • 手厚い面接対策
  • 応募書類の添削も可能

では、それぞれについてお伝えします。

専任の担当者が自己分析をサポート

私たちジェイックでは、専任の担当者が内定獲得までしっかりと伴走します。

多くの方が悩む「自己分析」もサポートさせて頂きますので、自分の強みにいまいち自信が持てない方、またアピールすべきエピソードが分からない方も、ぜひご相談ください。

手厚い面接対策

ジェイックでは、面接対策も手厚く実施しています。

たとえば、応募する企業ごとに求められる人物像をお伝えしたり、担当者が面接官役となった「模擬面接」も可能です。自己PRで強みを伝える際のポイントもアドバイスしますので、面接に不安がある方は、ぜひご参加ください。一緒に面接対策を進めていきましょう。

応募書類の添削も可能

具体的には履歴書の書き方や、エントリーシートや職務経歴書でアピールする方法などを、就職のプロの視点からお伝えします。

応募書類の完成度は、選考の通過に大きく影響します。応募書類をはじめて書く方、何を書けばよいかわからないと感じている方は、是非にジェイックの就職エージェントをご活用ください。

まとめ

自己PRで伝えたい強みを一覧で示しつつ、それぞれの例文も紹介してきました。強みを改めてお伝えすると、以下のとおりです。

  • 行動力
  • 柔軟性
  • 主体性
  • 計画性
  • 創造力
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力
  • 分析力
  • 責任感がある
  • 粘り強さがある

なお、「自己PRに使える強み一覧|長所との違いや例文も解説」の記事では、強みと長所の違いについて、また強みを面接で伝える際の注意点も紹介しています。こちらの記事も合わせて読むことで自己PRの理解がグッと深まるので、ぜひチェックしてみてください。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター