営業を辞めたいと悩む20代の人も多いのではないでしょうか。この記事では、営業を辞めたいと思った時に知っておくべきことや、おすすめの転職先などについて解説します。いきなり営業の仕事を辞めてしまう前に、この記事の内容をしっかり理解した上で、次のキャリアを考えるようにしてください。
この記事の目次
営業を辞めたいと思ってしまう理由
まずは、営業を辞めたいと思ってしまう理由について、メジャーなものを解説します。
理由1.ノルマが厳しい
営業と言えば、避けて通ることができないのがノルマ(販売目標)です。
毎月どれだけ売り上げればいいかの数字目標が課されるわけですが、企業によってはこのノルマを達成するために望ましくないコミュニケーションがされることもあります。
上司からの厳しい叱責や、ノルマの進捗が悪いメンバーの晒しあげなど、営業社員を精神的に追い込むことでノルマを達成させようとするマネジメントをしている企業も、残念ながら少なくありません。
そのような組織文化でなかったとしても、ノルマが達成できない自分自身に嫌気がさし「自分に営業は向いていない」と思い、辞めたいと感じることもあるでしょう。
理由2.成果がなかなか出ない
営業として日々アポイントの取得や商談を行っても、なかなか成果がでない時も営業を辞めたいと思うきっかけになります。
商談に行って失注したとしたら、その失注要因を分析して次回以降の商談に活かすといったサイクルが理想的ですが、行動量を求められる営業スタイルの場合、その分析をする暇がないこともあります。
その結果、自分の弱みを改善して営業スキルを高めるきっかけを失い、成果が出ないと悩み、辞めたいと感じてしまうといった負のサイクルに陥ってしまうのです。
理由3.コミュニケーションが苦手
営業として仕事をする以上、必ず人とのコミュニケーションが発生するため、一人では完結できません。そのことを知らずに営業職として入社すると、コミュニケーションが苦手な人が営業をするという事態に陥ります。
苦手なことと強制的に向き合わされるのは、どんな人でも強いストレスを感じます。特に仕事であれば、それが毎日に及びます。
この理由で営業を辞めたいと思っている場合は、コミュニケーションへの苦手意識を無くす努力をするか、しっかりと調べた上で別の職種に転職するのがよいでしょう。
営業を辞めたいと思う人が多い仕事の特徴
会社によっては、営業を辞めたいと思う人が少ない場合もあります。このことから、「辞めたい」という感情は、社風や組織文化によって大きく左右されることが分かります。
ここでは、営業を辞めたいと思う人が多い仕事や職場の特徴について解説します。
「詰め」の社風がある
ノルマが達成できなさそうな時、主に上司が部下に対してパワーマネジメントを持って詰めることでノルマ達成をさせる社風があると、辞めたいと思う人が増える傾向にあります。
詰めることで短期的には業績が改善するかもしれませんが、中長期的に見れば社員の士気が下がるのは言うまでもありません。
それにも関わらず詰めるということは、「正しいマネジメントの方法を知らない」「社員を大切に思っていない」のどちらかとなります。また、社長や役員など上層部からのプレッシャーが過剰、そもそもビジネスモデルに無理がある、といったケースも考えられます。
いずれにしろ、そのような社風の会社で長く勤めてもどんどん疲弊していくだけといえます。
とにかく行動量だけを重視している
新規営業の会社に多いのが、行動量だけを徹底して増やすように命じてくる会社です。
「今日は○件電話しろ」「○件飛び込みに行けば○件の受注が取れるはずだ」など、とにかく行動量ばかりを強いる会社だと、営業スキルが身についている実感を受けられず、辞めたいと感じやすくなります。
もちろん、電話営業や飛び込み営業などを経験することで度胸がついたり、営業トークに慣れたりするというメリットはあるかもしれません。しかし、日々そういった営業スタイルだけを強いられるのは、苦痛になる人が大半です。
長時間労働が当たり前になっている
毎月の長時間労働が当たり前になっていたり、ノルマが達成しなさそうな時は無給で休日出勤を強いられるような場合も、辞めたいと思いやすいでしょう。
基本的には、従業員に必要以上の残業をさせるのは避けるべきですし、残業代が出ないのであればなおさらです。しかし「ノルマが達成できていない人間の自己責任だ」と言わんばかりの同調圧力を受けさせられれば、気持ちよく働くことはできませんし、やがて精神も落ち込んでいってしまうでしょう。
社員の平均年齢が低い
社員の平均年齢が低い会社は、辞めたいと思う営業が多い会社の可能性があります。
何らかの理由で早期に退社する人が多く、その穴を採用しやすい若手で埋めなければならないため、結果的に社員の平均年齢が低くなるのです。また、体力や行動力のある若い人材をどんどん採用して現場に出てもらわないと、会社が回っていかない状態になっているケースもあり得ます。
もちろん、設立間も無いベンチャー企業などの場合はその限りではありません。あくまでも、気をつけるポイントとして意識しておいてください。
若手が続々と管理職になっている
「20代活躍中」「若手でも管理職に」など、若手の営業職を続々と管理職登用している会社も、やや注意が必要です。
平均年齢が低い理由と同じく、既存社員の退職が相次いでいるケースが考えられますので、その実態を正しく理解するようにしてください。冷静に考えてみれば、キャリアもスキルもまだ不十分な若手ばかり管理職になっているということは、ほかになり手がいないとも捉えられます。
ただ、会社が急成長をしていて管理職のポストが急速に増えていたり、完全実力主義であることが理由の可能性もあります。気になる場合は就職エージェントなどに話を聞き、プロの意見を聞いてみるのがよいでしょう。
営業を辞めたいと思った時に行うべきこと
営業を辞めたいと思ったからといって、すぐに退職してしまっては生活できなくなってしまうかもしれません。
安易な退職は避け、まずは次のようなことから始めてみるのをおすすめします。
営業を辞めたいと思った理由を整理する
営業を辞めたいと思った理由を整理し、どうしたらその問題を根本的に解決できるのか考えてみましょう。
例えば「営業成績が上がらなくて辞めたい」と思っているのであれば、営業スキルを磨いたり営業スタイルを変えたりすれば成績が上がるかもしれません。「上司のパワハラがつらくて辞めたい」のであれば、社内の適切な部署への相談で、配置転換や異動などで解決するかもしれません。
仕事を辞めることは一時的につらさから開放されるものの、次に必ずしもいい職場に行けるとは限りません。まずは、現在の職場でどうにか解決できないかを考えてみることから始めてみてください。
自分が本当にやりたいことを見つける
営業を辞めたいと思っているということは、自分の本当にやりたい仕事ではなかったのかもしれません。また、シンプルに「営業には向いていなかった」「他の仕事のほうが適性がある」こともあります。その状態のまま次の仕事に転職してしまえば、また同じように辞めたいと思うかもしれないでしょう。
次こそ「いい転職」に繋がるようにするため、営業の仕事を辞める前に、自分が本当にやりたいことを見つけるようにしてください。
友人や就職エージェントに相談してみる
営業を辞めたい理由が、自分自身で考えてもよく分からなくなってしまったなら、友人や家族に相談してみるのも一つの手です。
自分よりも厳しい環境で働いている人の体験談が聞けるかもしれませんし、現状を打開するきっかけにもなるかもしれません。
また、就職エージェントのキャリアコンサルタントに相談して、自分に向いている仕事をカウンセリングしてもらうのもおすすめです。専門知識を持つ第三者の意見やアドバイスは、具体的な行動や対策にもつながりやすいため、おすすめです。
営業の辞めどきはいつ?
ここからは、営業の辞めどきについて解説します。
ここで挙げるのはあくまでも一例です。最後は自分の本音や今後のライフプラン、現実的なことなども考えたうえで決断しましょう。
第二新卒なら別職種に挑戦できる可能性がある
新卒入社して3年程度の第二新卒であれば、別の職種へのキャリアチェンジに挑戦できる可能性があります。
第二新卒は、社会人としての実績はほぼ無いもののビジネスマナーなどの基礎的な能力が備わっているため、ポテンシャル枠として採用する企業も多くなっています。短期間でも営業経験があることはマイナスにはなりにくく、プラスに評価してくれる企業もあるかもしれません。
入社した会社を早期に辞めるのは申し訳ないと思うかもしれません。ですが、しっかり考えて辞める決断をするのであれば、早い段階で辞めた方がお互いにとっていい結果になることもあるでしょう。
結婚をするタイミング
結婚をするタイミングも辞めどきの一つです。これは男女問わずで、もちろん結婚相手への相談は必要ですが、夫婦のどちらかが結婚と共に職場や職種を変え、心機一転する選択肢を取ることもあります。
特に、帰宅が遅くなりがち、出張が多く不在がちな営業の仕事をしている人の場合、夫婦で過ごす時間を増やすために、転職を検討する人もいそうです。
とは言え、営業から違う仕事に転職したら年収が下がったり、住宅ローンが組みづらくなったりすることもあり得ます。後ほど解説する転職のデメリットをしっかり理解した上で判断するようにしてください。
会社の良くないニュースを聞いた時
会社の業績が急激に悪化する・潰れるかもしれないなどの情報やニュースを知ったときも、一つの辞めどきです。
もちろん、会社の経営は良い時期、悪い時期の両方があるため、悲観しすぎることはありません。しかし、あまりに経営状態が悪化している場合、その会社に残り続けたとしても、給料などの待遇が改悪されたり、他に退職した人分の仕事量が増えたりと悪い影響を受ける可能性が高いため、タイミングを見て辞めるのも選択肢になり得ます。
営業を辞めたい20代が知っておくべき転職のメリットデメリット
営業を辞めたい20代は、真っ先に転職を考えると思います。実際に、20代であれば転職のチャンスは多いですし、業種や職種のチェンジなども比較的しやすい時期でもあります。
しかし、転職にはメリットだけでなくデメリットもありますので、それぞれ理解した上で転職をするのかしないのか決めるようにしてください。
転職のメリット
まずは転職のメリットについて3点解説します。
メリット1.年収が上がる可能性がある
転職をすることで、年収が上がる可能性があります。
一般的に営業職は他の職種に比べて平均年収が高い傾向にありますが、残業代がつかなかったり、ノルマを達成できないと給料が低かったりする企業に勤めている場合は、別の仕事でキャリアを積んだ方が将来的な年収は上がるかもしれません。
また、たとえばITエンジニアなどの「手に職」をつけられる職種に転職して技術を身につければ、独立して生活できるほど稼げるようになることもあります。
メリット2.労働環境を改善できる
しっかりと転職先を吟味すれば、労働環境を改善できる可能性もあります。
残業が少ない、土日祝日しっかり休める、社員の士気が高く仕事に夢中になれるなど、比較的良い労働環境の企業も数多くあります。自分がどのような労働環境を望むかによって求人を見極める必要があります。
口コミサイトや求人サイトで情報収集をするのも良いですが、より企業の生の声を知るには就職エージェントへの相談がおすすめです。
メリット3.自分が望むキャリアに近づける
自分のなりたいキャリアビジョンを叶えるために転職が必要であれば、理想の自分になるための一歩を踏み出すことも可能です。
「石の上にも三年」という言葉はあるものの、全然やりたくない仕事を三年間続けたところでスキルも身に付きづらく、転職難易度も上がってしまいます。自分の望むキャリアがあるなら、思い切って早めに行動するのがおすすめです。
転職のデメリット
続いて、転職のデメリットを3点解説します。
デメリット1.辞めてよかったと思えないこともある
転職をしたからといって、必ずしも「よかった」とは言えないこともあります。
企業研究をしなければ、今よりも労働環境が悪化することもあり得ますし、営業から別職種へのキャリアチェンジに成功しても、「思っていた仕事と違った」と感じることもあるでしょう。
転職をする場合は、企業研究だけでなく自分がどのような仕事に向いているかの自己分析を徹底することが大切です。
デメリット2.社会的信用が悪化する可能性がある
転職をすることで、一時的に社会的信用が悪化することがあります。
社会的信用とは主に金融機関での審査で使われる要素です。場合によりますが、例えば住宅ローンは現在の職場での勤続年数が1年以上経過していないと通らない、というケースもあります。
結婚を機に転職をする場合は、社会的信用の悪化を鑑みて、いつ家を買うのかなど、転職前にライフプランをしっかり家族と相談しておかないと、思わぬトラブルに発展する可能性があります。
デメリット3.退職金やボーナスがもらえないことも
退職金は全ての会社である訳ではありません。退職金を支払わなければいけないという義務は企業にないため、たとえ数十年働いても退職金の支払いはなし、という民間企業も普通に存在しています。
また、ボーナスも会社の規定する月まで在籍していないと支払われませんので、転職のタイミング次第によっては一回分のボーナスがもらえないというデメリットがあります。ボーナスをもらってから辞めれば問題ありませんが、次の支給までしばらく期間がある場合、難しいケースもありそうです。
転職のデメリットについてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、気になる人は合わせてチェックしてみてください。
営業を辞めたい…転職におすすめな仕事一覧
営業を辞めて転職をしたいなら、最初に考えるべきなのはどの仕事に就きたいかです。
ここでは、営業から転職する時におすすめの仕事を解説します。
ITエンジニア
ITエンジニアは、プログラミングスキルを用いてシステムやアプリを開発運用する仕事です。
高い技術力が必要なため、経験者しか転職できないのではないかと思うかもしれませんが、最近だと未経験から入社して、自社独自の教育プログラムでITエンジニアとして活躍できるように体制を整えている企業もあります。
現在、ITエンジニアは慢性的に人手が不足しています。急速にIT技術は躍進しており、それに伴ってITエンジニアの需要が増えているものの、その需要にITエンジニアの数が追いついていないためです。営業からITエンジニアに転職することで、文字通り手に職が付き、自分の市場価値を高めることができるでしょう。
また、ITエンジニアとして実績や経験を積んでいけば、いずれフリーランスという働き方にも挑戦できます。
キャリアの幅が広いという意味でも、ITエンジニアへのキャリアチェンジはおすすめです。
事務職
事務職は会社の事務作業を担っており、経理総務労務人事などの仕事を総称した仕事です。基本的に数字的なノルマはなく、営業の時のようなプレッシャーからは開放されるでしょう。
丁寧な仕事ができる人や、決められたことを決められた通りに行う仕事が得意な人に向いている仕事です。
一方、事務職は平均年収が営業職よりも低い傾向にあります。また、明確な実績を出しにくい仕事でもあるため、昇格スピードも遅くなりがちといったデメリットもありますので、目先のメリットだけでなく将来的なビジョンも持って、事務職を目指すかどうかを検討してください。
他社の営業職
営業職の転職先としては、他社の営業職もおすすめの仕事です。
営業職と一言で言っても、「どんな顧客に対して営業をしているのか」「取り扱っている商材はどんなものか」「営業スタイルは何か」などによって、様々な種類に分かれています。
加えて、同じ営業職でも会社が異なれば社風も異なりますので、転職によって営業が楽しいと思えるようになるかもしれません。
また、違う職種への転職はベースの年収が下がることも多いですが、同職種転職であれば年収が維持できる傾向にあります。生活水準を大きく変えずに働く環境を変えたい場合は、他社の営業職も転職先の候補として考えることもおすすめです。
営業を辞めたい人の転職先の探し方
ここからは、営業職を辞めて転職したい人が、転職先を探す方法の種類について解説します。
就職エージェント
就職エージェントは、登録後に担当エージェントが付き、転職活動に関わるあらゆるサポートを受けながら内定を獲得していく方法です。
就職エージェントで受けられるサポートには、次のようなものがあります。
- どんな仕事に向いているかのキャリアカウンセリング
- 自分に合った求人を紹介してくれる
- 非公開求人の紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 模擬面接
- 面接日時の調整代行
- 面接結果のフィードバック
- 年収の交渉
サポート内容は非常に多岐にわたりますので、「初めての転職活動で何から手をつければ良いか分からない」という人はもちろん、「現職の営業の仕事が忙しく、転職活動に時間をかける余裕がない」という人にもおすすめです。
また、就職エージェントでしか応募できない「非公開求人」についても知っておきましょう。
非公開求人とは、求人サイトや企業のホームページで公開されているような通常の求人と異なり、就職エージェント経由でしか応募を認めていない求人のことを指します。
公開求人よりも待遇が良かったり、中々経験できない仕事の可能性が高いため、非公開求人を紹介してもらえたら、積極的に応募していくのがおすすめです。
求人サイト
求人サイトは、登録後に自分で求人を検索して応募をしていく転職活動方法です。
就職エージェントで応募できる求人よりも多い傾向にあり、とにかくたくさんの求人の中から転職先を検討していきたい人におすすめです。
しかし、求人サイトで転職活動をする場合は全て一人で活動を進めなければなりません。
「どんな企業に応募するのか」「自分が転職先に求める条件は何か」「応募しようとしている企業は転職して問題ない先か」など、全て自分で判断をしていく必要があります。
就職エージェントが企業との間に入らない分、比較的早く選考が進んでいくというメリットもありますが、初めて転職活動に取り組む場合は、就職エージェントと併用するのがおすすめです。
ハローワーク
ハローワークは、国が設置している公共職業安定所の愛称です。
全国500箇所以上に拠点を持っており、仕事を探している人であればどんな人でも利用可能です。
ハローワークで仕事を探していくには、まず一度ハローワークに行き、求職申し込みをします。その後、ハローワークの施設内にあるパソコンや自分のスマホを使って求人を探して応募するか、ハローワークの職員に求人を紹介してもらう方法で応募先を見つけていきます。
イメージとしては、就職エージェントと求人サイトの両面を持った転職活動方法といえます。
ハローワークで出会える仕事の多くは地元で募集している企業のものになります。中小企業の求人が大半となること、正社員以外の求人も比較的あることは理解しておきましょう。
営業を辞めたい人が知っておくべき注意点
ここからは、営業を辞めたい人が知っておくべき注意点について解説します。
転職はある意味人生の変わる転機でもあります。しっかりと注意点を認識した上で、営業を辞めるのかどうかの判断をしましょう。
注意点1.転職先に求める条件を整理する
転職を本当の意味で成功させるなら、今の職場への不満点をできる限り解消することが大切です。
しかし、全ての不満点を無くした完璧な求人は中々見つからないものです。転職先の条件をつけすぎてしまうと、条件にあった求人が見つからないため転職活動を進められず、結果的に転職そのものを諦めかねません。
そうならないためにも、転職先に求める条件に優先順位をつけて整理するようにしてください。絶対に譲れない条件を1、2点持っておき、それ以外は妥協できる条件としておくことで、幅広い視点で求人を探すことができるようになります。
幅広い条件で求人を見ると、今まで見つけられなかったような理想の求人が見つかることもありますので、意識してみてください。
注意点2.可能なら在職中に転職活動をする
転職をする時は、可能な限り在職中に転職活動をするようにしてください。
離職してから転職活動をすると、貯金を切り崩して生活しなければならなくなります。そうなれば、焦って転職活動をしてしまい、結果的に自分の希望に合わない企業に入社する可能性があります。
そのように転職すると、今度は転職先の仕事を辞めたいと思うかもしれず、いつまで経っても転職したいと思うようになりかねないのです。
また、離職中の転職活動だと、面接で「どうして辞めたのか?」という質問が飛んでくるようになります。この質問にポジティブに返せるのであれば問題ありませんが、多くは「今の仕事が嫌になったから辞めた」というネガティブな返答しかできないはずです。
面接官に悪印象を与えてしまわないためにも、在職中に転職活動を行うことがおすすめです。
注意点3.自己分析と企業研究をしっかり行う
営業を辞めて転職をするなら、自己分析と企業研究は徹底して行うようにしましょう。
自己分析とは、自分の今までの経験を棚卸しし、強みと弱みをはっきりさせることで、自分に合っている仕事や面接で効果的に自己PRできる長所を見つけられる分析です。内定獲得率を上げられるだけでなく、納得感のある転職に繋がる大切な行動です。
企業研究とは、応募しようとしている企業の業界内での立ち位置や主要取引先の調査を始め、転職した人の口コミを検索したり、企業ホームページを調べることを指します。
「転職したけど思っていた企業と違った」というギャップを防ぐためにも重要な役割を持ちますので、可能な限り全ての応募先で行うようにしましょう。
これらの自己分析や企業研究は、私たちジェイックの無料就職講座で学ぶことができます。初めての転職活動でどのように行えばいいか分からないという人は、以下のリンクをチェックしてみてください。
第二新卒の就活に強い、就職/転職エージェントとは?
営業を辞めたい第二新卒の方は、就職/転職エージェントの活用も検討してみてください。
転職エージェントの利用
正社員の転職を目指すなら、転職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
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転職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「転職支援のプロに相談しながら転職を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、転職エージェントに相談することで効率よく転職活動を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
転職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 社会人経験が短い人向け
- 女性向け
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エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
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- 個別面談
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まとめ
営業を辞めたいと感じたら、どうして辞めたいと感じているのか、辞めてどうなりたいのかをしっかり自己分析することが大切です。この自己分析がされていないと、例え転職できたとしても同じ思いを感じることになります。
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