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25歳の無職・職歴なしから就職可能な仕事とは?就職方法を解説!

25歳の無職・職歴なしから就職可能な仕事とは-ニートでも就職できる方法を解説-

25歳無職で職歴なしだと、就職は難しいのでは…?」と不安を感じるかもしれません。

この記事では、25歳で職歴がない人を企業がどのように見ているのか、正社員での就職がしやすい仕事や、就職活動の方法について解説をしていきます。

人手不足の業界も増加していますので、ぜひ参考にして就職活動を進めていきましょう。

記事のPoint
  • 25歳で無職・職歴なしでも正社員就職は可能!20代の人材を必要とする企業は数多くある
  • 25歳で無職・職歴なしで、正社員就職しやすい仕事は、営業職、施工管理職、システムエンジニアなど
  • 就職成功のために、まずは新卒時に就職できなかった要因に向き合い、企業にアピールできる履歴書・面接対策をすることが大切
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25歳の無職職歴なしでも就職は可能

25歳の無職職歴なしでも就職は可能

フリーターやニートを続けたまま25歳を迎えた人は、「そろそろ正社員の仕事に就きたい…でも、職歴もないし無理かな…」と不安を抱えていると思います。

けれど、結論から言いますと、【25歳・無職・職歴なし】でも正社員就職は可能です。

なぜなら、20代の若い人材を必要とする企業や業界は数多くあるからです。

25歳の無職職歴なしの就職率とは

25歳という年齢のみに絞った就職率の公表データはないのですが、「職歴なし・無職」という点から「既卒者」としての就職率を参照してみましょう。

既卒者の就職内定率は、マイナビ「2021年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、2021年9月下旬の段階で『42.4%』です。

比較のために、現役大学生の就職内定率も確認しましょう。文部科学省「令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によれば、2021年12月末の時点で『96.0%』と公表されています。

  • 新卒者の就職率…96.0%
  • 既卒者の就職率…42.4%

既卒者の就職内定率は、現役大学生の半分にも満たないことがわかります。

大卒・高卒で就職率は変わる?

高卒は大卒よりも就職率が低いと予想する人もいるかも知れませんが、実際はそうではありません。

  • 高卒者の就職率…97.9%
  • 大卒者の就職率…96.0%

引用・厚生労働省:令和3年3月大学等卒業者の就職状況を公表します,文部科学省:令和3年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和3年12月末現在)に関する調査について

令和3年(2021年)3月のデータによれば、大卒と高卒の就職率はほぼ変わらず、むしろ高卒者の方が高いことが分かります。この統計はここ数年、同様の推移を見せています。

もちろん、就職率以外の点で、大卒がより優位になる部分もあります。

  • 就職先企業の規模(大卒の方が大規模の企業に就職する割合が高い)
  • 求人数や業種数の違い(大卒の方が求人数が多く、幅広い業界に就職している)
  • 初任給や平均年収の差(大卒の方が初任給・平均年収ともに高額)

一方で、「就職したい人が、実際にどれだけ就職できているか」の観点から見れば、『学歴よりも年齢を重視する企業が多い』という現実が見えてきます。

前の項目で紹介した「既卒者の就職率」もあわせて比較してみましょう。

  • 高卒者の就職率…97.9%
  • 大卒(新卒)の就職率…96.0%
  • 大卒(既卒)の就職率…42.4%

2021年の統計データは、上記のような結果となります。企業は学歴別の採用枠を設けており、その枠内でどう評価されるかがポイントです。厳しい話ですが、就職率の点において、既卒者は高卒者よりも不利な立場にあることを認識しましょう。

「25歳ニートは終わり」はウソ

ただ、企業側の事情をより詳しく見てみますと、人口減少・人手不足の影響から若手人材の確保にとても苦労しています。

フリーターや既卒者を積極的に採用する傾向は拡大しており、厚生労働省「労働経済動向調査(2021年8月)」によれば、68%の企業が、スキル・職歴を問わない「新卒枠」で応募を受けいれています。

参照・帝国データバンク:人手不足に対する企業の動向調査(2021年7月),厚生労働省:労働経済動向調査(2021年8月)

また、既卒者は卒業後3年以内であれば、新卒扱いされる可能性もあります厚生労働省が既卒3年以内は新卒枠で採用をするように呼びかけを行っていたためです。呼びかけ自体はリーマンショック期に行われていたものですが、人手不足などにより、2019年以降の就活では非常に積極的に活用されています。

たとえば大学受験で浪人した人は、その年数によって卒業時には23歳・24歳、さらに25歳以上になっている場合もあるでしょう。あるいは留年をしたり、既卒のまま2~3年が経てば、すぐに20代半ばになってしまいます。

リクナビNEXTの調査によると、フリーターを正社員として採用する場合に対象とする年齢として、23歳までと答えた企業が15%、24歳までが30%、25歳までが30%でした。

引用:リクナビNEXT:人事が語る フリーター、派遣社員を正社員採用する理由

大学を卒業してから数年経つと、まず新卒扱いはされないだろうと考えてしまいがちですが、実際には「既卒と呼ばれる期間ギリギリまで」、つまりは25歳頃までなら新卒枠で応募してよい、という企業が多いのです。

既卒の状態にある人は少しでも就職の可能性を高めるため、「新卒枠でも応募が可能な年齢のうちに、短期集中で就職活動に励むこと」が最善策になります。

正社員未経験者割合
正社員未経験者割合

25歳の無職職歴なしでも正社員就職しやすい仕事とは

まだ20代、しかも既卒に該当する25歳という年齢について、あなたが思っている以上に企業側は「若い」と捉えています。そして、25歳で職歴がなくても正社員として就職がしやすい仕事としては、慢性的に人材不足、特に若い人材が足りない職種があげられます。

以下にご紹介していきましょう。

営業職

営業職には、新規開拓・ルート営業などいくつかの種類がありますが、いずれも製品・サービスの提案・受注、顧客へのフォローやサポート、社内外との調整などが主な仕事内容です。おすすめする理由は以下の点からです。

  • 求人募集が多く、他の職種に比べて採用されやすい
  • 未経験でも応募が可能であることが多い

営業職に向いてるのは下記のようなタイプの人です。

  • 人の話をよく聞き、ニーズを把握できる人
  • 共感力がある人
  • コミュニケーションが好きな人

収入面について、doda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」によると、営業職(20代)の平均年収は378万円です。

業務を通じてコミュニケーションスキルが向上すれば、他業界へも営業職として転職できるなど将来の展望も広がります。

施工管理職

施工管理とは、主に建設現場などにおける工事全般の管理業務を担当し、予算や安全面の管理、スケジュールや予算の管理、提出書類の作成や各種手続きなどを行う業務です。おすすめする理由は以下の点からです。

  • 人手不足が常態化しており、求人が多くある
  • 未経験でも、人材育成の環境がある

施工管理職に向いてる人の特徴としては、以下があります。

  • 人との調整や計画を立てることが得意な人
  • しっかりとスキルを身につけたい人

収入については、求人ボックス給料ナビ「施工管理の仕事の年収・時給・給料情報」によると、施工管理職の平均年収は474万円です。

現場で身体を動かすというよりも、スケジュールを組んだりスタッフがスムーズに業務に取り組めるよう準備したりする仕事です。また、実務を通じてマネジメント業務を体得できるため、長く使えるスキルを身につけたい人にもおすすめです。

技術職

技術職とは、ものづくりの根幹に位置する職種です。基礎的な研究をする人、開発職、設計職から実際にものづくりを担当する人まで、さまざまな種類の職種があります。製品を作るためには工場が必要ですし、そこで働く生産技術者も必要になります。さらに生産ラインを支えるための生産体制、それらをまとめるための生産管理技術者も存在します。

おすすめする理由は以下の点からです。

  • ものづくりの楽しさを味わえる
  • 専門知識が身に付く

収入については、求人ボックス給料ナビ「技術系(電気/電子/機械)の年収・時給・給料情報」によると、技術職の平均年収は368万円です。

技術職に向いている人は、

  • 常に改善について考えられる人
  • 好奇心や探究心旺盛な人

こういった特性のある人が、技術職に適性があると言えるでしょう。

システムエンジニア

仕事内容は、情報システムやWebサイト、ソフトウェアなどにおいて、システム設計・開発、テスト、運用などの工程を担当します。以下が、おすすめする主な理由です。

  • 慢性的に人材不足のため、未経験者でも募集がある
  • 文系出身者でも採用する企業がある

システムエンジニアに向いてるのは、下記のようなタイプの人です。

  • 集中力がある人
  • 物事をコツコツと続けられる人
  • 論理的思考ができる人

IT業界は今後も人材需要が高いと見込まれ、キャリア形成や給与面でもメリットがある職種と言えるでしょう。doda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」によると、ITエンジニア(20代)の平均年収は372万円です(※技術系【IT/通信】の平均年収)。

経済産業省の調査(2019年3月)によると、2030年にはIT人材の不足数が最大で約79万人になるという試算が出ています。専門的な知識やスキルが身につき、将来の転職もしやすい職種と言えるでしょう。

出典元:経済産業省の調査(2019年3月)

プログラマー

プログラマーとは、コンピューターを動かす「プログラム言語」を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを作るための「プログラミング」を行う仕事です。

物流システムや金融システムといった企業が使用するシステムのほか、テレビやスマートフォン、Youtubeやゲームなどのスマホアプリ、電子レンジなど、身のまわりのあらゆる場所でプログラムが活用されています。

一般的には、システムエンジニアがシステムやアプリケーションの仕様書や設計を行い、それに基づいてプログラマーがプログラミングを行います。プログラムの導入や分析などを行うこともあります。おすすめする主な理由は以下のとおりです。

  • 未経験者・文系出身者でも応募が可能な求人が多数ある
  • 専門性、スキルを積み重ねていくことができる

プログラマーに向いてるのは、下記のようなタイプの人です。

  • 集中力と継続力がある人
  • 自主的な学びをいとわない人

doda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」によると、ITエンジニア(20代)の平均年収は372万円です(※技術系【IT/通信】の平均年収)。システムエンジニアと同様に、今後も人材需要が高く、キャリア形成や給与面でもメリットがある仕事です。

25歳ニートから就職するためのステップを解説

ここからは、具体的な就活方法について、ステップごとに解説していきます。

就職できなかった要因を分析する

まずはじめに、新卒時に就職できなかった要因に向き合いましょう

病気や家庭の事情など、自分一人の努力では対応できなかった場合もあると思いますが、「自分の就活に問題があった」という人はしっかり反省し、同じことを繰り返さないようにしなければなりません。

やはり企業側も「なぜ既卒になったのか」という点を必ず聞いてきますそこから逃げ出すことなく、自分のことばでしっかり伝えるための履歴書・面接対策を行うことがとても重要です。

事前にそうした準備をすれば「既卒・職歴なし」という経歴だけでなく、あなた自身の人柄や将来性にも注目してもらえたり、「既卒になったことで得られた経験・学びを今後に活かす」というアピールポイントに転換させることも可能となります。

人は、自らの失敗を素直に認め、それを乗り越えようと努力する姿に心打たれるものです。このステップは苦しいものかも知れませんが、苦労するだけの大きな価値があります。ぜひ取り組んでみてください。

就職までの期限を決めて、宣言する

締め切りがないと、何事もずるずると先延ばしになってしまいがちです。

そこで、周囲の人に「●月までに就職する!」というような期限を宣言しましょう。

自分自身を奮い立たせて就活集中モードにスイッチを入れるだけでなく、家族や親しい友人が応援してくれる環境があなたを励まし、就活を最後までやり遂げるエネルギー源になることでしょう。

既卒である期間が長引くほど、正社員として就職できる割合は低下します。労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No199 2017」の調査では、フリーター継続期間と正社員になれた人の割合を示しています。フリーター期間が1年以内の場合、正社員になれた方は全体の60%を超えています。しかし、フリーター期間が延びれば延びるほど、多少の前後はあるものの、その割合は低下していきます。やはり、既卒である期間を長引かせないことが重要です。

就職エージェントを活用して、正社員就職する

「就職エージェント」とは、民間企業が提供する無料の就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーがあなたの現状や就きたい職業などについてヒアリングして、希望に近い企業を紹介します。就活に関する講座への参加や、履歴書などの書類添削・面接対策なども利用でき、あなたに適した仕事や企業探しをサポートします。

就職エージェントが紹介する求人は、自社スタッフが企業を実際に訪問して詳細を確認しています。労働条件はもちろん、社内の雰囲気なども把握しているため安心です。

個別に専任のアドバイザーが担当するので、質問や相談がしやすいのも利点です。また、面接の日程調整や企業に聞きづらい質問などの連絡も代行してもらえるため、あなた自身でしかできない作業に専念できます。

ただ、どの企業でもいいから早く就職するよう急かしてきたり、希望とまったく異なる求人ばかり紹介するエージェントや担当者には要注意です。合わないと感じる場合は、担当者の変更を申し出たり、他のエージェントに切り替えるなどの対応も検討しましょう。また、エージェントを活用すると就職の成功率は上がりますが、必ず就職できると確約されているわけではない点は理解しておきましょう。

既卒はエージェントを利用すべき?メリットや利用の流れについても解説!
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まとめ

25歳・無職で職歴がなくても、正社員として就職できる道があることをご紹介してきました。

既卒であることをネガティブに捉えない企業も増えてきましたが、それでも若ければ若いほど有利になる面はあります。ご自身の現状を冷静に受け止め、不利な部分があればそれをカバーするための戦術をぜひ参考にしてください。

25歳は、新卒枠への応募が可能なギリギリのタイミングです。短期間で成果をあげるには自分ひとりで何とかしようとせず、正しい就活方法やスキル・知識を身につけるために就活支援サービスをうまく活用してください。

私たちジェイックには、既卒者を正社員就職に導いた実績が豊富にあります。ぜひお気軽にジェイックのキャリアアドバイザーへご相談ください。

「25歳無職」に関するよくある質問

25歳で無職職歴なしでも正社員就職しやすい仕事とは?

慢性的に人材が不足している業界、特に若い人材が足りない職種があげられます。本記事で具体的にご紹介していきましょう。

25歳で無職職歴なしから就職する方法とは?

『就職できなかった要因を分析する』、『就職までの期限を決めて、宣言する』など、3つのステップをご紹介しています。詳しくは本記事にて、ご確認ください。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」