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高卒でもIT企業に入社できる?入社できる理由を解説!

高卒でもIT企業に入社できる?入社できる理由を解説!

高卒でもIT企業に入社できるの、と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

高卒でもIT企業への就職は可能です。

なぜなら、IT企業でも高卒者は活躍できるからです。

こちらの記事では、高卒でもIT企業に入社できる理由を解説しております。

こちらの記事を読むことで、高卒でできるIT企業の仕事についてを知ることが出来ます。気になった方は是非参考に読んでみてください。

高卒でもIT企業に入社できる理由

高卒でもIT企業に入社できる理由

高卒であっても、実はIT企業への入社は難しくありません。その理由は次の3つです。

  • IT人材の就職者は将来性が伸びる
  • 先進国のIT企業の労働生産性が急激に伸びている
  • コロナ過でIT化が進んでいる

では、それぞれについて解説します。

理由1:IT人材の就職者は将来性が伸びる

IT関係の仕事は「将来性がある」と言われています。2030年時点で最大79万人のIT人材不足に陥る、との試算が出されているように、そもそも人手が足りていないので「仕事がなくなる」という心配をする必要がないからです。

企業のIT利用も活発で、AIやビッグデータを使いこなす人材が特に求められていますが、こうした専門的な技能を持っている人は今の日本では少ないのが現状です。少子化もあり、特に若手人材は足りていません。

しかしこれは、IT業界はいわゆる売り手市場、つまり「仕事がほしい!」と求職者が言えば、どこかの企業では雇ってくれる可能性がある、ということを意味します。これは高卒でも例外ではなく、学歴や経験に関係なく、まずは社員を確保したいと考える企業が多いため、高卒からIT企業に就職できる可能性はかなり高いといえるのです。

参考:経済産業省委託事業「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 IT人材需給に関する調査」(p.1)

理由2:先進国のIT企業の労働生産性が急激に伸びている

2つめの理由は、世界的に見てもIT企業の労働生産性が伸びているからです。

労働生産性とは、労働の「量」に対し、どれだけ「成果」が出ているかを示す指標のことで、労働生産性が高いと効率的に生産ができていることを意味します。

たとえばアメリカ・ドイツ・フランスの情報通信業の労働生産性は、次のように右肩上がりに伸びています。

情報通信業の労働生産性の時系列比較(日本、米国、ドイツ、フランス)

特にアメリカは1995年以降に急激な伸びを見せ、現在も世界のIT市場をリードしています。ドイツ、フランスもその流れに続いていますが、一方で日本の労働生産性だけは2003年頃をピークに陰りが見られ、低成長から脱却できていません。

こうした中、日本としても労働生産性を上げることが至上命題になりつつあり、国を挙げてIT業界のテコ入れに取り組む様子が見られます。そしてこれは、高卒にとってはチャンスです。国が重点的に力を入れているということは、それをけん引していくだけのIT人材が大量に必要になるからです。そもそも、学歴や経験年数などでフィルターをかけてしまうと人が集まりません。そのため高卒でも未経験であっても関係なく、IT人材を求める声がさらに活発になることが予想されるのです。

出典:経済産業省委託事業「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 IT人材需給に関する調査」(p.13)

理由3:コロナ過でIT化が進んでいる

コロナ禍でIT化が進んでいることも、高卒にとっては追い風に働いています。

たとえば企業がオフィスを手放す動きの中でファイルの電子化などが進み、モバイルオーダーや電子パッドを用いて注文を受け付ける飲食店も増えています。さらには学校現場などでもデジタル化が進み、セキュリティリスクへの対応でもIT技術の発展が望まれています。

こうした中、企業としてもいわゆる「Afterコロナ」を見据えてITシステムの導入に乗り出す動きも見られ、IT業界は活況です。一方のIT企業は、従来の人手不足に加え、コロナ禍によって生まれたIT需要にも対応する必要があり、社員の増強が喫緊の課題となっています。そのため学歴関係なく採用する動きが顕著になっており、高卒からでもIT企業に入社できる可能性が高まっているのです。

参考:総務省|令和3年版 情報通信白書 第1部(p.208)

高卒で活躍できるIT企業の職種3選

IT企業と聞くと「なんか難しそう……」と感じてしまう人は多いかもしれません。「自分にもできるのかな」と不安に思ってしまう人もいるかと思いますが、実は高卒でもIT企業で活躍しやすい仕事はいくつも存在します。具体的には、次の3つです。

  • 営業
  • プログラマー
  • 採用/人事

仕事内容や注意点、そして向いている人の特徴や平均年収を交え、それぞれの仕事についてお伝えします。

参考:doda|平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】(公開日:2021/12/13)

職種1:営業

IT企業の営業職とは、主に自社開発の製品やサービスを販売する仕事です。具体的には、クライアントが情報システムを開発する際の交渉役になったり、ソフトウェアの導入を提案したり、といった仕事がメインです。導入後のアフターフォローを担うケースも多く、クライアントと一貫して携わることが要求されるタフな一面もあります。

さらに営業の仕事は「対クライアント」だけでなく、「対社内」向けの業務も少なくありません。たとえば社内のプログラマーやエンジニア、またはデザイナーなどの技術者とコミュニケーションを取りつつ、クライアントからの要望を伝える「橋渡し」としての役割も求められます。

IT営業の場合、一般的な営業職と比べると多くの専門的な知識を覚えないといけません。高卒や未経験からでもキャッチアップできるように研修が充実している会社は多いですが、自ら学ぶ姿勢が強く求められる仕事であることは理解しておきましょう。

営業職はクライアントと社内の間に立って仕事をする機会が多いため、体力やメンタルに自信がある人に向いています。信頼関係を築くことも大切な仕事のため、相手のために尽くせる性格の人にも適性があると言えそうです。

IT営業(営業ーIT/通信)の平均年収は、478万円です。日本人の平均年収が403万円のため、IT企業の営業職に就けば平均を上回る年収を手にできる可能性が高いでしょう。

職業2:プログラマー

プログラマーとは、「プログラム言語」と呼ばれる言語を使ってシステムを作る仕事です。具体的には、システムエンジニアが作った設計書に沿ってプログラムを作ることが求められ、コンピューターに動作させたい“命令”をパソコン上で書きこんでいきます。

プログラマーは「IT系職種の登竜門」とも呼ばれる仕事であり、高卒未経験からでも飛び込みやすい仕事です。一方で、より分かりやすいコード(プログラミング言語で書いた文章)を書くための自学自習が欠かせない仕事のため、「入社後も勉強を続けなくてはいけない」という一面があることは理解しておきましょう。

プログラマーは、一人で集中して仕事をするのが好きな人に向いています。常に改善が求められる仕事のため、古いやり方に固執せず、新しいやり方に柔軟に対応できる人にも向いているでしょう。

プログラマー(SE/プログラマ)の平均年収は、404万円です。IT系職種の中ではそこまで高くありませんが、優秀なプログラマーを獲得するため、給与などの待遇を改善する動きもIT企業の中では見られます。

職業3:採用/人事

採用・人事とは、IT人材を採用したり、教育したりする仕事です。IT企業の多くは人材不足に悩まされているため、人材確保をメインの仕事としている「人事職」にも注目が集まっています。

人事の仕事は、技術職などのように特定の専門性が要求されません。そのため、なかには未経験であっても人事に応募できる会社も見つかります。IT業界に関わらず、人を採用する仕事はどの業界・会社でも欠かせないポジションでもあることから、キャリアチェンジや転職がしやすい、といった点でもメリットの大きい仕事と言えるでしょう。

一方で、IT企業の採用の仕事は大きな困難が待ち受けている可能性があります。IT人材は争奪戦が続いていることもあり、募集を集めることすら一苦労だからです。企業が存続するためには人材確保は必須のため、人事の社員は責任感やプレッシャーとも闘わなければいけません。

採用の仕事は、人前に立つことが多い仕事です。自社の魅力をアピールしたり、面接官役となることも多かったりすることから、人見知りをせず、誰とでも円滑にコミュニケーションを図れる人に向いています。

人事の平均年収は、507万円です。IT企業以外の年収も含んだ額ではありますが、全体の平均年収403万円に比べるとおよそ100万円以上高くなっています。

高卒でIT企業に就職するための課題と対処法

高卒からIT企業への就職は可能とお伝えしてきましたが、乗り越えるべき課題も存在します。それは、ITスキルや実績が必要になるということです。その対処法も含め、詳しく解説します。

課題:ITスキルと実績が必要

高卒からIT企業に就職するためには、ITスキルを磨き、実績を作ることが必要です。なぜなら「仕事への熱意」を未経験者を採用する際の基準にしている会社が多いからです。

そもそも高卒、さらにはITの仕事が未経験の人を採用する場合、企業は「ウチの会社をすぐに辞めてしまわないかな」といった不安を抱きます。IT系の仕事は専門的な知識が必要ですし、誰もが夢中になれる仕事でもないことから、働いた後につまらないと感じたり、勉強に嫌気が差してしまったりして、すぐに退職を決意する人もいるからです。そのため企業としては「本当にITに興味があるのか?」「ITについて学ぶことは好きかどうか」について重点的にチェックする傾向があります。

こうした背景もあり、高卒未経験からIT企業に飛び込む場合には、たとえば自分でITスキルを学んだり、プログラミング言語を学んでアプリを作ってみたり、といったアクションを通してITに対する意欲を示すことが欠かせないのです。

対処法:ITスキルと実績が作れる環境を選択する

全くの未経験であっても、今ではITスキルを学べたり、実績を作れたりする環境が整っています。たとえば、プログラミングを学べるスクールに通うのも一つの手です。卒業制作としてチームでシステム開発を経験できるスクールも少なくないので、ITスキルと実績の両方を効率的に手に入れることができます。

一方で、スクールの場合にはお金が掛かってしまうのがデメリットです。無料で学びたい場合には、無料学習サイトなどを使ってみるのもおすすめです。

たとえば、無料サイトの中でも特に多くの利用者数を誇る「Progate(プロゲート)」や「ドットインストール」は、プログラミング言語の基礎を分かりやすく学べることで人気を集めています。その他にも、生配信でプログラミングの授業を受けられる「Schoo(スク―)」や、食べログやクックパッドなどの有名サービスの開発にも使用されているRubyという言語を学べる「ミニツク」など、無料で学べる学習サイトは少なくありません。

このように高卒未経験からであっても、ITのスキルを身に付けられる環境は整っています。紹介したサービスも使いつつスキルを高め、その上で実績作りにも挑戦してみてください。そうした行動を続けていくことで熱意が伝わり、IT企業の内定に大きく近づけるでしょう。

Progate

ドットインストール

Schoo

ミニツク

まとめ

高卒でもIT企業に挑戦できる理由とともに、IT企業の中でも特に活躍しやすい3つの職種を解説しました。

大卒に比べて就職に不利かもしれない、IT企業はなんとなくハードルが高そう……と不安を感じている人もいるかもしれませんが、その心配は不要です。IT業界は深刻な人手不足が続いていて、国としてもIT人材の育成に本腰を入れ始めているからです。そしてITの仕事は専門職ということもあり、学歴よりかは、その人のスキルなどが評価される傾向にあります。

そのため高卒でもITスキルを着実に高めていけば、採用される可能性は十分にあります。今回の記事を参考に、IT企業への入社を目指していきましょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター