システムエンジニア(SE)が「やめとけ」と言われる理由は、業務が過酷で、納期やプロジェクトの進行に伴うプレッシャーが大きいためです。
この記事ではSEがやめとけと言われる理由を10選挙げ、具体的な注意点や向いていない人の特徴を徹底解説します。
また、SEに向いている人の資質や就職のメリット、キャリアを成功させるためのポイントも併せて紹介します。
結論としてSEは魅力的な職種でありながらも、厳しい労働環境や求められるスキルの高さから、向いていない人には厳しい現実が待ち受けています。
あなたがSEに向いているのか、この記事で参考に確かめてみてください。
この記事の目次
システムエンジニア(SE)はやめとけと言われる理由
システムエンジニアは昨今のシステム開発の需要から、多くの企業で求められる仕事の一つです。
そのような社会貢献性の高い仕事が、なぜ「やめとけ」と言われるのかについて、考えられる理由を6つに分けて解説します。
1. 残業や土日出勤で稼働時間が多くなりやすい
システムエンジニアとして働く上で、開発するシステムの納期は必ず設定されます。この納期は基本的にずらすことができず、万が一納期が後ろ倒れることになれば、損害賠償が発生する可能性もあります。そのようなトラブルに発展しないよう、システムエンジニアとして余裕を持ったスケジュールを計画するのですが、上手く案件を進捗させられず苦労するケースも少なくありません。
「予測していないバグが突如発生する」「クライアントから追加の開発を依頼される」「開発メンバーの体調不良」など、開発中に様々なトラブルが重なり、納期まで時間が無くなってしまうこともあります。そうなれば、無理してでも納期に間に合わせるため、残業や土日出勤をせざるを得なくなることもあり得ます。
また、稼働時間が多くなってしまい、体調を崩すことも考えられます。このような過酷な現場を経験する可能性があることから、システムエンジニアになるのはやめとけと言われることがあります。
2. 下請け企業だと給料が上がりづらい
システムエンジニアは稼働時間が多い傾向にありますが、下請け会社だと仕事量に見合わない給料で働き続けなくてはならないケースがあるのも「やめとけ」と言われる理由の一つです。
システム開発の世界では、クライアントから開発依頼を受けた企業が、下請けに発注し、その下請けがさらに下請けに発注するといった、多重下請け構造で成り立っている部分があります。特に三次請け・四次請けのような企業の場合、回ってくる案件のスケジュールがタイトなだけでなく、契約金額も低いことから、「業務過多なのに給料が低い」という望ましくない就業環境を強いられる可能性があります。
3. 常に勉強をし続けなくてはならない
システム開発で用いられる技術やフレームワーク、プログラミング言語は、日々進化していますので、今日覚えたことが明日には使えなくなっていることも珍しくありません。そのような世界で仕事をし続けるため、システムエンジニアは常に新しい知識を勉強し続けなくてはなりません。
ただ、日頃の業務時間は忙しいこともあり、仕事に関わる勉強は業務後やプライベートの時間を使って行わなければなりません。業務時間が長く、プライベートの時間も勉強に費やさなければならないことがあったりするなどで、身体を休める時間が少なく、結果的にシステムエンジニアの仕事が大変だと感じてしまいやすいのです。
4. スキルが身に付くとは限らない
システムエンジニアとして働けば、必ずしもスキルを身につけられるというわけではありません。会社によっては「IT関係の仕事」という漠然とした意味で「システムエンジニア」という単語を使っていることもあります。そうした企業に入社してしまうと、本来のシステム開発とは程遠い作業ばかりをやらなくてはならなくなる可能性もあります。
また、本来システムエンジニアとプログラマーは別の役割ですが、プログラマーがやるべき業務ばかりを担当させられ「自分が希望していた仕事ができない」と、不満に感じてしまうこともあるかもしれません。
5. 完全実力主義で合わない人にはとことん合わない
システムエンジニアの世界は、基本的に完全実力主義となっており、実力があれば大きなプロジェクトを任せてもらえますが、実力がないと影響範囲の少ない極めて小規模なプロジェクトしか持たせてもらえません。
もちろんプロジェクトの規模に応じて収入が変わってきますので、システムエンジニアとして実力を身につけられなかった場合、低収入にもなりかねない点が、「やめとけ」と言われるポイントです。年功序列のように、在籍しているだけで昇給していくようなことはないため、必死に仕事と向き合わなければならない状況は、合わない人には合わないでしょう。
6. 歳を取ると仕事を続けるのが難しくなりやすい
システムエンジニアは新しい技術を常に習得していかなければなりませんが、年齢を重ねるとどうしても多少は記憶力が落ちてくるので、結果的に仕事そのものを続けるのが難しくなってしまうリスクがあります。
また、業務中は常に座ってパソコンの前で作業をすることになりますので、腰や肩、眼を酷使することに繋がり、身体を壊しやすくなるというリスクも考えられます。
7. プレッシャーのかかる仕事であるから
システムエンジニア(SE)はプロジェクトの進行状況を常に把握し、納期を守りつつ、クライアントの要望に応える必要があります。
このため、タイトなスケジュールや突発的なトラブル対応などが日常的に発生し、精神的な負担、プレッシャーが大きくなることがあります。
また技術の進化が早いため、常に新しいスキルを習得し続ける必要があり、自己研鑽を怠ることはできません。
こうした状況は、特に経験の浅いSEにとっては大きなプレッシャーとなり、ストレスを感じやすい職種といえるでしょう。
しかし、このプレッシャーを乗り越えることで得られる達成感やスキルの向上は、SEとしてのキャリアにとって価値のあるものとなります。
8. ストレス過多になりやすい
システムエンジニア(SE)は、ストレス過多になりやすい職種としてよく挙げられますが、その理由は業務の複雑さと多岐にわたる責任にあります。
SEは複雑なシステムの設計、開発、そして保守までを担当し、プロジェクトの進行管理やクライアントの期待に応えるプレッシャーと常に向き合っています。
これに加えて、技術の進化に伴う新しいスキルの習得が求められるため、業務以外の時間を使って勉強することも必要です。
こうした状況はストレスを引き起こす要因となりますが、それを乗り越えることで、SEとしての技術力や問題解決能力が飛躍的に向上し、キャリアにとって非常に価値のある経験を積むことができるでしょう。最終的に、ストレスを管理し克服することで、SEはやりがいのある職種となり得る可能性があります。
9. 稼働時間に対して、給与が見合わない可能性がある
システムエンジニア(SE)の職業は、その稼働時間と給与のバランスに疑問を持つ人が多く、一部では「やめとけ」と言われることがあります。
なぜならプロジェクトの進行やトラブル対応、長時間労働が必要とされることが多く、その結果、生活の質が損なわれることがあるからです。
これらの背景からSEは、責任の重い業務を任される一方で、報酬が労働時間や責任に見合わないと感じることがしばしばです。
これらの要因を考慮して、自分のキャリアプランを検討することが重要です。
したがってSEとしての道を選ぶ際には、給与と労働時間のバランスが自身の期待に合うかを十分に見極める必要があるでしょう。
10. 客先常駐の場合、会社によって文化が異なるから
システムエンジニア(SE)の客先常駐は、他社での勤務を通じて新たなスキルを習得する機会が得られる機会があるでしょう。
しかしその一方で、文化の違いに適応することの難しさがあります。
なぜなら常駐先の会社が自社と異なる文化を持つ場合に、コミュニケーションスタイルや業務のやり方に戸惑いやストレスを感じることがあるからです。
このような違いに適応できないと、業務の効率が低下したり職場での孤立感を感じたりすることも少なくありません。
したがって客先常駐を検討する際には、こうした文化の違いをよく理解し自分に適した環境かどうかを見極めることが大切だと言えるでしょう。
システムエンジニア(SE)に向いていない人の特徴
システムエンジニアに向いていない人が就職してしまえば、強いストレスを感じたり、仕事をすること自体に嫌悪感を覚えかねません。
ここでは、システムエンジニアへの就職は辞めておくべき人の特徴について解説します。
1. 論理的に物事が考えられない
システム開発は単純なものではありません。システムを一つ変更するだけでも、別の箇所でエラーを引き起こす原因になってしまうこともあります。エラーやバグを出さないよう、常に想定されるリスクを考え、論理的に物事を考えていくような力が求められます。
もし論理的に物事が考えられない人がシステムエンジニアになってしまうと、スケジュール通りにシステムが開発できないだけでなく、開発に携わっている他のプログラマーやクライアントに大きな迷惑をかけてしまうことになります。
2. 分からないことがあったらすぐに誰かに聞いてしまう
一般的に、分からないことを聞くこと自体は問題ではないのですが、システムエンジニアとして考えるとあまり望ましい行動ではありません。何故なら、システム開発では常に分からないことと隣り合わせで仕事を行わなければならず、分からないことの壁に当たる回数が非常に多いからです。
「分からないことがあったらまずは調べる」ことを基礎行動にしなければ、いつまで経っても業務を覚えられませんし、業務効率そのものも落ちていってしまうでしょう。
3. 集中力が続かない
システム開発では非常に高い集中力を求められます。一つのミスが大きな事故に繋がることも十分考えられますし、文字を一つ見落とすだけでシステム自体が動かなくなってしまうこともあります。
集中力が続かない人がシステムエンジニアになると、そもそも仕事自体に強いストレスを覚えやすくなるだけでなく、業務効率が落ちたり、プロジェクトメンバーに迷惑をかけたりと、多くのトラブルを引き起こすきっかけを作る恐れがあります。
4. コミュニケーション能力が低い
「パソコンに向き合って作業だけをしていればいい」という印象を持たれやすいシステムエンジニアですが、実はコミュニケーションが重要な仕事です。プロジェクトの進捗管理や、システム仕様の共有ミーティング、クライアントへのヒアリング対応など、システムエンジニアはコミュニケーション能力が高くないと成り立ちません。
もし、コミュニケーション能力が低い人がシステムエンジニアになってしまうと、クライアントのニーズを上手く聞き出せず満足度の低いシステムを開発しかねません。
「コミュニケーション能力が低くても働けそうだから」という理由でシステムエンジニアを目指している人がいれば、別の仕事を検討するのがおすすめです。
5. 柔軟性が低い
システム開発は、システムエンジニアが設計したスケジュールに沿って行っていくのが基本ですが、全てが順調に進むとは限りません。また、開発完了後にクライアントへ納品した後も、トラブルが発生する可能性もあります。
イレギュラーの対応を行わなければならないシチュエーションが多いので、柔軟性が低い人だと精神的ストレスを感じてしまうでしょう。
システムエンジニア(SE)に向いてる人の特徴
システムエンジニアとして必要な資質を持っていれば、やめとけと言われる理由に当てはまることなく、やりがいを持って働けるでしょう。
ここでは、システムエンジニアとして活躍していくために大切な資質について解説します。
1. 状況を俯瞰して把握できる人
システム開発では常にプロジェクトの全体像を見て、適切に状況を把握する力が求められます。
また、場合によってはプログラマーを束ねて適切な作業指示を行うこともありますので、把握している状況を分かりやすく具体的に発信する力も大切です。
2. トラブルやバグが起きても冷静に対処できる人
システムエンジニアの仕事は常にイレギュラーと隣り合わせです。システムを完璧に作り上げるというのはほぼ不可能に等しく、バグが発生することもありますし、クライアントとのコミュニケーションミスによるトラブルが起きることもあります。
そうしたイレギュラーを目の前にしても、状況や原因を冷静に特定し、すぐに対応策を取っていけることが、システムエンジニアとして活躍するために重要な資質です。
3. 強い上昇志向を持っている人
システム開発には正解が無いため、クライアントと合意出来さえすれば、多くの労力を割かなくてもプロジェクトを完遂できます。しかし、その時その時に応じた最新の技術であったり、クライアントの作業環境を完璧に理解した上で案件に取り組むことが、クライアントから信頼され長期的な関係性構築に重要なポイントです。
そのために必要になる資質が、強い上昇志向です。システム開発の理論、チームマネジメント、タスク管理、ロジカルシンキングなど、システムエンジニアが習得すべきスキルは幅広くなっています。
強い上昇志向を持っていれば、たとえ入社後に仕事をつらいと感じても、その壁を乗り越えて一人前のシステムエンジニアへと成長していけるでしょう。
4. 業務を円滑に進めるコミュニケーション能力がある人
システムエンジニア(SE)は、プログラムを書くことやシステムの設計を行うだけでなくチーム内外での調整や、クライアントとのやり取りも頻繁に行います。
そのため技術的な専門知識を持つだけではなく、プロジェクトの進行をスムーズにするために他のメンバーやクライアントと適切にコミュニケーションを取る能力が求められます。
たとえば、問題が発生した際には迅速かつ的確に状況を共有し、解決策を模索するためにチーム全体の意見を取りまとめることが必要です。
またクライアントの要求を正確に理解し、それを技術的にどう実現するかを分かりやすく説明できることも重要です。
これらのスキルを持つ人は、SEとしての業務を円滑に進めることができ、プロジェクトの成功に大きく貢献するでしょう。
5. 体力に自信のある人
システムエンジニア(SE)の仕事はデスクワークが中心ですが、実際には体力が必要とされる場面も多いです。
例としてプロジェクトの締め切り前やトラブル対応時には、長時間の労働が求められることがあり、時には夜遅くまで、あるいは休日に仕事をしなければならないことがあるからです。
このような状況に耐えるためには、体力に自信があることが重要です。
たとえばシステムの障害対応では、深夜に呼び出されることがあり、その後、通常の業務もこなさなければならないことがあります。
また緊急対応や納期直前の集中作業では、心身ともに疲労が蓄積することが多く、体力がないと業務に支障をきたすことがあります。
このような環境で長く働き続けるためには、体力がありプレッシャーに強い人がSEに向いていると言えるでしょう。
こんな志望動機の人はシステムエンジニアになるのはやめとけ
ここからは、システムエンジニアを目指す上で望ましくない志望動機の例を解説します。
なんとなくかっこいいから
「システムエンジニア」という単語そのもののイメージだけで志望している場合は、システムエンジニアになるべきではありません。
確かに「最先端の技術に触れていそう」「パソコンでなんでも作れてしまいそう」というキラキラした印象を持ちやすい仕事ですが、業務時間が長くなりやすかったり、業務上強いプレッシャーがかかりやすかったりと、働く上で認識しておくべきポイントはいくつもあります。
理想と現実のギャップに苦しまないようにするためにも、イメージだけでなくしっかりシステムエンジニアの仕事内容を理解した上で応募を検討してください。
デスクワークで楽そうだから
「システムエンジニアはデスクワークで楽そうだから」という志望動機も、イメージに基づくものになりますので、応募はやめておいた方がいいでしょう。デスクワークだからこそ感じる身体の負担はありますし、決して楽な仕事でもありません。
もし可能であれば、システムエンジニアとして数年働いている友人に話を聞くなどして、働く上でつらいと思っていることを聞いてみるのがおすすめです。
成長させてもらえそうだから
システムエンジニアは、大変な仕事ではありますが、主体的に開発経験を積んでいけば確かに成長できます。しかし、システムエンジニアになったら絶対に成長できるというわけではありません。
あくまで自分から動くことが大切であり、いつまでも仕事を振られているような存在になってしまえば、実力主義のIT業界において成長や昇格は見込めないでしょう。「会社に成長させてもらえる」という考えや表現自体も、志望動機として面接官からネガティブイメージを持たれやすいので注意してください。
システムエンジニア(SE)に就職するメリット
システムエンジニアになるのはやめとけという声がありますが、その一方でシステムエンジニアだからこそ享受できるメリットがあります。
ここでは、システムエンジニアに就職するメリットについて解説します。
平均年収が高い
システムエンジニアは、他の職種と比べて平均年収が高いというメリットがあります。
職種 | 平均年収 |
システムエンジニア | 456万円 |
営業職 | 435万円 |
事務職 | 334万円 |
サービス職 | 324万円 |
引用「doda:平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」
平均年収は、その職種の属する業界によって大きく左右される傾向にあります。
システムエンジニアが属するIT業界は、一つのプロジェクトで動くお金が高いこともあり、エンジニア一人一人に支払われる報酬額もその分高くなります。
ただ、どんなシステムエンジニアであればどんな企業でも稼げるというわけではなく、下請け企業であったり、運用・保守ばかりの案件ばかり受注している企業だと、年収は平均よりも低くなることもあります。システムエンジニアになって稼ぎたいと考えている人は、しっかり求人票の給与欄を確認しておくことがおすすめです。
システムエンジニアとしてのスキルを客先(クライアント)に常駐して働く形で発揮するという働き方になりますが、以下のような点に注意が必要です。
- 客先に常駐し続ける形で働くので、職場にいづらい雰囲気を感じることもある
- 一人で客先に派遣されれば、業務の内容を先輩に聞くことができなくなる
- システムエンジニアの仕事とは程遠い、雑用のような仕事をさせられることもある
客先常駐として働く場合、常駐するクライアント先によって働き方が大きく変わります。求人に応募する際は、「どんなクライアント先があるのか」「どれくらいの社員数で常駐することになるか」という点をチェックしておくようにしてください。
社内SE
社内SEとは、主に非IT系企業におけるシステム周り全般の対応を行う仕事です。
クライアントワークと比べればやや「まったり働ける」というイメージから、エンジニア経験者からは人気のポジションではありますが、以下のような求人があることを認識しておきましょう。
- 本来のシステムエンジニアのような開発に携わる機会が少ない
- ITにおけるヘルプデスクのような仕事をすることも多い
- 総じてシステムエンジニアとして身につけられるスキルの幅が狭くなりやすい
比較的安定かつワークライフバランスを保った働き方ができるものの、スキルが身につきづらいこともあるという点に注意が必要です。
もしシステムエンジニアとして経験を積み、将来的なキャリアアップや独立を目指している場合は、社内SEが本当に最適な就職先なのかを考えたうえで検討しましょう。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は、創業間も無い企業であり、個々人の裁量権が大きかったり、世の中にはない新しいサービスを開発できるという大きな魅力があります。
その一方で、ベンチャー企業ならではの大変さや注意すべき点もあります。
- 教育体制が整っていない可能性があり、未経験者が働くには難しい職場環境
- 社員数が少なく、一人が行う業務量が多い傾向にある
- 前例が無いため、一から自分で仕事を進めていかなければならない
主に体制や組織の観点で大変さを感じやすいベンチャー企業ですが、その分大手企業よりも経験できる仕事の幅が大きかったり、独自の変わった福利厚生を用意していたりなど、働きがいのある職場が多いのも事実です。
ベンチャー企業だからという理由だけで検討先から外すのではなく、どのような仕事に挑戦できるかという視点を持って求人と向き合うことが大切です。
システムエンジニアを目指す時の注意点
ここからは、システムエンジニアを目指す時の注意点について解説します。
なぜシステムエンジニアになりたいのかを明らかにする
特に未経験の場合、なぜ自分がシステムエンジニアになりたいと思っているのかを明確にすることが大切です。「システムエンジニアはやめとけ」と言われるほど、職場によってはハードワークが求められることもあります。
困難な壁に当たったとしても、自分がシステムエンジニアとしてどんなことをやりたいのかが明らかであれば、努力して乗り越えられる可能性が高まります。
システムエンジニアとして働きたい理由を明確にするには、自己分析が有効です。自己分析とは、今までの自分のキャリアや経験を棚卸しし、強みと弱みをはっきりさせることで、自分らしく働ける職場や仕事を理解するために行う分析です。
自己分析にはいくつか方法がありますので、初めて取り組むという場合はプロから正しいやり方を教えてもらうのがおすすめです。
私たちジェイックの無料就職講座では、自己分析の方法をイチからお教えしますので、気になる人は以下のリンクからチェックしてみてください。
後悔しない職場探しをする
同じシステムエンジニアという求人であったとしても、働く職場によって待遇や働き方、職場環境は大きく変わってきます。自分らしく、しっかりとスキルを身につけられる職場を探すためにも、企業研究は不可欠です。
企業研究とは、求人票や求人広告、採用ホームページや口コミなど、応募検討企業のあらゆる情報を集め、自分の希望に沿った先かを分析することを言います。企業研究がしっかりできていないまま就職してしまうと、悪いギャップを感じてしまい、早期離職に繋がる恐れもあります。
長いスパンでキャリアを考える
システムエンジニアは特に、スキルを身につけて次の職場に転職するという行動が盛んなため、最初に就職する企業でキャリアを終えると考えないようにしましょう。つまり、システムエンジニアとしてのキャリアは長いスパンで考えた方がいいということです。
もし「最初に入社した会社で一生働き続ける」と考えてしまえば、就職先に求める条件も増えてしまい、結局応募に踏み出せないということもあり得ます。「まずはどんなスキルを身につけたいか」を考えて、それを満たす企業への就職を検討するようにしてください。
まとめ
システムエンジニアになるのはやめとけという言葉の裏には、どんな理由があるのかを解説しました。
確かに業務上の大変さはありますが、その分スキルを身につけられたり、将来的なキャリアビジョンも見えやすいというメリットもあります。これからシステムエンジニアを目指したいという方は、私たちジェイックの就職エージェントを利用して就職活動を進めてみてください。
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