ニートでも就職支援サービスは利用できるの?
と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は、ニートでも利用できる就職支援サービスはあります。ハローワークや就職エージェントが支援しているからです。
こちらの記事では、ニートでも利用できる支援サービスの紹介や就職のステップを解説しております。
こちらの記事を読むことで、ニートでの就職を有利に進めることが出来ます。気になった方は是非参考に読んでみてください。
- ニートが利用できる就職支援サービスのハローワーク、就職エージェントなど多岐にわたる
- ニートが正社員就職する際は、年齢や職歴に依存しない仕事、スキルや実績が積める仕事選びが大切
- ニートの就職におすすめの業界は、飲食業界、人材業界、IT業界など
ニートでも利用できる5つの就職支援サービス
ニートが利用できる就職支援サービスは、以下の5つです。
- ハローワーク
- 若者サポートステーション
- 社会人インターンシップ
- ジョブカフェ
- 就職エージェント
以下、それぞれのサービス概要や特徴、おすすめな人について紹介していきます。
サービス1:ハローワーク
ハローワークは「公共職業安定所」といい、厚生労働省管轄の職業紹介をする施設です。就職支援に関する以下の幅広いサービスを提供しており、求職者はこれらのサービスをすべて無料で受けられます。
- 職業紹介をしてもらえる
- 求人探しの相談に乗ってもらえる
- 就職セミナーに参加できる
- 履歴書や職務経歴書の添削を受けられる
- 面接対策をしてもらえる
ハローワークの利用がおすすめの人は、以下に当てはまる人です。
- 多くの求人から選びたい
- 地元の中小企業に就職したい
ハローワークは民間の求人サイトに比べて、取り扱い求人数が圧倒的に多いことが特徴です。また地元企業の多くが登録しているため、住んでいる地域で求人を探す場合に便利なサービスといえるでしょう。
サービス2:若者サポートステーション
若者サポートステーション(以下「サポステ」)はニートや無職の人を対象に、働くことの第一歩目を支援するサービスです。サポステは全国各地に設置されているため多くの人が利用しやすく、以下のサービスを提供しています。
- 社会人として必要な基本スキルが学べる講座
- 職業体験
- 就職セミナー
サポステの利用がおすすめの人は、以下に当てはまる人です。
- ニート期間が長い人
- 人とのコミュニケーションに自信がない人
- 一歩ずつ確実に社会復帰したい人
特にニート期間の長い人は、サポステのような着実に社会復帰を目指すサービスは相性が良いと考えられます。
サービス3:社会人インターンシップ
社会人インターンシップとは「社会人が働きながら、今とは別企業の仕事に参加できる制度」です。体験できる仕事内容は企業によって異なるので、社会人インターンシップに参加する際は、案内をよく見て選びましょう。現在働いていないニートでも、書類選考と面接に通過すれば参加できます。
社会人インターンの大きなメリットは、気になる企業の仕事を気軽に体験できる点です。それによって、自分の適性やスキルが他の企業でどう活かせるのかが分かります。企業側にとっても採用のミスマッチを防げるメリットがあるので、積極的に実施している企業が増えています。社会人インターンの利用がおすすめの人は、以下に当てはまる人です。
- 自分の市場価値を知りたい人
- 気になる企業や職種がある人
- まずは働くことに慣れたい人
1日から体験できるインターンもあるので「ニート生活が長くなって、少しずつ社会復帰していきたい」という人にも活用しやすいサービスといえるでしょう。
サービス4:ジョブカフェ
ジョブカフェは、都道府県が管轄している就職支援施設です。正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」といい、その名の通り15〜34歳の若者を対象に以下のサービスを提供しています。
- カウンセリングや就職相談
- 就職に向けた各種支援
- 就職セミナー
- 職業紹介
そのため、ジョブカフェは20代のニートや正社員就職を目指す人におすすめです。また、名前に「カフェ」と付いている通り、カフェのようなふらっと立ち寄りやすい雰囲気になっています。
サービス5:就職エージェント
就職エージェントは、求職者に専任のキャリアアドバイザーがつき、就職相談から実際の就職までをサポートするサービスです。具体的には以下のサービスを提供しています。
- 就職相談
- 求人の紹介
- 書類作成のサポート
- 面接対策
就職エージェントは民間のサービスですが、求職者はこれらのサービスを無料で受けられます。しかも、就職エージェントによっては、一部の書類作成や企業とのやりとりを代行してくれるところもあり、以下のような人におすすめです。
- 就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい人
- 就職したいが、何から始めていいか分からない人
- できるだけ手間をかけずに就活したい人
私たちジェイックも、就職エージェントを運営しています。そのため、社会復帰したいニートとも相性の良いサービスといえるでしょう。
ニートが正社員就職する3つのステップ
ニートから正社員として社会復帰するには、以下の3ステップを行いましょう。
- ステップ1:年齢や職歴に依存しない職種を選ぶ
- ステップ2:スキルや実績を積み上げられる仕事を選ぶ
- ステップ3:成果を上げる流れを細かく記録しておく
それぞれ具体的に「何をすればいいのか」を解説していきます。
ステップ1:年齢や職歴に依存しない職種を選ぶ
ニートから就職を目指す際は、年齢や職歴に依存しない職種を選びましょう。年齢や職歴が重視される仕事に応募すると、ニートはアピール材料が少なく不利です。しかも、これからの頑張りでどうにかなる問題でもありません。
そのため、まずは未経験でも就職しやすい業種・職種への就職がおすすめです。具体的な職業については、後ほど詳しく解説していきます。
ステップ2:スキルや実績を積み上げられる仕事を選ぶ
就職する企業を考える際は「この会社でスキルや実績を積み上げられるか」という視点も重要です。長年働いてもスキルや実績が身につかない仕事だと、転職時に不利だからです。
このご時世、いつ転職が必要になるかは分かりません。変化の激しい現代だからこそ、いつでも転職できるようなスキルを身につけておきましょう。仕事でスキルや実績を積むには、以下の方法があります。
- スキルや実績の積める会社に就職する
- 個人事業主として仕事を受ける
- 社会人インターンシップに参加する
- アルバイトで働く
この中で最もおすすめなのが「スキルや実績の積める会社に就職する」ことです。いきなり個人事業主として仕事を受注するのは難しく、社会人インターンシップは収入につながらないため、生活との両立が大変といえます。また、アルバイトでは「スキル」と呼べるほどの仕事ができないことも多いです。そのため、スキルや実績を積み上げられる仕事を選び、働きながら効率よくスキルアップをしていきましょう。
ステップ3:成果を上げる流れを細かく記録しておく
スキルや実績を積み上げられる仕事に就いたら、成果を上げる流れを記録しつつ、キャリアアップの計画を立てます。スキルや実績をアピールできなければ、転職が有利になることはありません。仕事をしながらも、以下3点をまとめて記録に残すようにしましょう。
- 身につけたスキル
- スキルを活かした実績
- 企業にとっての効果
実績を記録に残しておくと、日々の成長を実感できてモチベーション維持にもつながるので、ぜひやってみてください。
ニートにおすすめの業界5選
ニートにおすすめの業界は、以下の5つです。
- 飲食業界
- 人材業界
- 配送/物流業界
- IT業界
- 警備業界
ポイントは「未経験でも就職しやすい業界」ということです。ニートはこれまで働いていた人に比べると職歴が充実しておらず、アピール材料の少ない人が大半でしょう。そのため、これまでの経歴・実績が評価される職種だと、どうしても不利です。以下、それぞれの業界がおすすめできる理由を解説していきます。
仕事1:飲食業界
飲食業界の仕事は、大きく以下の3つに分かれています。
- 調理スタッフ
- 接客スタッフ
- 店舗管理(店長など)
このうち未経験からできるのは「調理スタッフ」と「接客スタッフ」で、店舗管理は現場である程度の経験を積んだ人が担当します。飲食業界の平均年収は300万円程度と低いことが多く、向いているのは以下に当てはまる人です。
- 料理が好きな人
- 人とのコミュニケーションが得意な人
- マルチタスクのできる人
飲食業界で働く際に大変なことは、忙しい時はずっと立ちっぱなしでスピーディーに行動しなければなりません。そのため、ある程度の体力や精神力が必要な仕事といえるでしょう。
仕事2:人材業界
人材業界の主な仕事は「求職者の就職をサポートすること」と「企業に適した人材を紹介すること」で、具体的な業務は大きく以下のように分かれています。
- 営業
- キャリアアドバイザー
- 広報(求人広告など)
- 人事
人材業界は未経験歓迎の求人が数多くあり、ニートから転職しやすい業界です。平均年収は368万円ですが、年収は企業によって大きな差があります。人材業界に向いているのは、以下に当てはまる人です。
- 人のサポートが好きな人
- 臨機応変な対応ができる人
- 最適な提案をするための情報収集ができる
注意点として「求職者と企業の調整は非常に大変」という点を理解しておきましょう。人材業界を志す人の多くは「1人1人のキャリアを考え、サポートしたい」という思いがあります。しかし、誰しも理想の企業というのは存在しません。どこかで妥協策が必要となる点は、事前に知っておいてください。
仕事3:配送/物流業界
配送・物流業界の仕事は、大きく以下の業務に分かれます。
- 倉庫や配送センターへの運搬
- 宅配
- 商品整理
- 検品
特に近年はネットショピングを利用する人が増えており、配送・物流業界の人手が不足しています。平均年収は424万円です。配送・物流業界に向いているのは、以下に当てはまる人です。
- コツコツと作業に打ち込める人
- 責任感のある人
- 体力に自信のある人
注意点は、職場によっては重い荷物を取り扱うため体力が必要です。また、交通状況に左右される中、時間通りに荷物を運ばなければならないといった、プレッシャーが大きい仕事ともいえるでしょう。
仕事4:IT業界
IT業界の分野は、大きく以下の4つに分類されます。
- ハードウェア業界(機械の本体)
- ソフトウェア業界(ハードウェアを動かすプログラム)
- 情報処理サービス業界
- Web・インターネット業界
近年はどの分野も人手不足に悩まされており、未経験でも就職しやすいことが特徴です。IT業界の平均年収は444万円で、少し高めといえるでしょう。IT業界に向いているのは、以下に当てはまる人です。
- 新しい技術に興味のある人
- 継続的に学び続けられる人
- 論理的思考のできる人
- チームワークが得意な人
未経験でも就職できますが、多くの企業では就職前に基礎スキルの習得が必要です。例えば、Webエンジニアに就職するなら「HTML」「CSS」「JavaScript」を理解していないと、そもそも採用されません。また、入社後も受け身の姿勢が強い人は、IT業界で働くのは厳しいでしょう。次々と新しい技術が登場するため、自ら学び続ける姿勢が求められます。
仕事5:警備業界
警備業界の主な仕事は、依頼者もしくは依頼場所の生命・身体・財産を安全に守ることです。平均年収は300万円程度です。具体的には、以下の業務に細分化されています。
- 施設警備
- 交通誘導
- 輸送警備(美術品や危険物の輸送に関わる)
- 身辺警備(ボディガード)
この中で未経験から取り組みやすいのは「施設警備」と「交通誘導」で、向いているのは以下に当てはまる人です。
- 責任感の強い人
- ルーティンワークも飽きずに取り組める人
警備業界で働く際の注意点は、不規則な生活スタイルになりやすく、体力が必要なことです。中には「24時間ごとの交代制」で働く求人もあります。他にも「交通誘導をしていたら他の車にひかれてしまった」という事例もあり、集中力がないと身の危険を伴う仕事といえるでしょう。
まとめ
以上、ニートが利用できる支援サービス、正社員就職するための方法、ニートから就職を目指す際におすすめの業界について紹介しました。
結論、ニートから働いて社会復帰することは十分に可能です。本記事で紹介した支援サービスを活用し、就職に向けた行動を1つずつ実践していきましょう。自分に合う仕事が分からず困っている人は、私たち就職エージェントが相談に乗りますので、よければ活用を検討してみてください。