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高収入の仕事ランキングを男女別に紹介!【無資格で稼げる仕事も】

高収入の仕事ランキングを男女別に紹介!【無資格で稼げる仕事も】

高収入仕事を知りたい」と思っていませんか?

医師や弁護士などは高収入の仕事といわれますが、「今からそんな仕事に就けない…」と考える人も多いかもしれません。そこでこの記事では、高収入の仕事を男女別にランキング形式で紹介すると共に、無資格・未経験からでも稼ぎやすい仕事も具体的にお伝えします。

高い給料を手にしたいけど、資格取得を目指す余裕や自信がない人、少しでも楽に稼げる仕事を知りたい人は参考にしてみてください。

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高収入の仕事とは?

高収入の仕事とは?

高収入仕事とは、そもそもどの水準の年収を指すのでしょうか?

考え方はさまざまですが、一般に日本では「年収850万円以上」が高所得者、つまり高収入な人と呼ばれる傾向にあります。これは日本の税制上、年収850万円以上は一括りとして計算されることが多いためです。

実際、年収850万円前後の人の割合はごくわずかです。国税庁発表「令和2年分 民間給与実態調査」によると、年収800万円超~900万円以下の割合は男女計で2.8%となっており、男女別に見ると男性は4.1%・女性は0.8%です。

一方、同調査では日本人の平均年収が「433万円(男性532 万円/女性293 万円)」とも示されています。こうしたデータを見る限り、年収850万円以上の人は、単純計算で日本人平均の2倍以上の給料を手に入れていることも分かるでしょう。

参考:国税庁|令和2年分 民間給与実態調査(第16表)給与階級別給与所得者数・構成比:p.23(第8表)平均給与:p.15

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高収入の仕事ランキングTop10【男女別】

「令和2年賃金構造基本統計調査」の結果をもとに、平均年収が高い仕事を男女別にランキング形式で紹介します。

以下の記事では「高卒」や「中卒」からでも稼げる仕事を紹介していますので、当てはまる場合にはこちらも参考にしてみてください。

高卒で稼げる仕事はある!具体的な業界・業種をご紹介します!
中卒でも稼げる仕事15選!学歴不問で高収入を目指せるおすすめの仕事は?

参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査

*「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

平均年収の算出:

「きまって支給する現金給与額×12」+「年間賞与その他特別給与額」

(※千円以下切り捨て)

高収入の仕事ランキングTop10【男性】

男性の高収入ランキングは、次のとおりです。

男性職種名平均年収
1位航空機操縦士(パイロット)1732万円
2位医師1522万円
3位大学教授(高専含む)1087万円
4位公認会計士/税理士1030万円
5位法務従事者(裁判官、弁護士など)1010万円
6位大学准教授(高専含む)887万円
7位管理的職業従事者(議会議員など)872万円
8位その他の経営・金融・保険専門職業従事者
(経営コンサルタントなど)
839万円
9位歯科医師831万円
10位小・中学校教員754万円

男性のランキングでは、「パイロット」が平均年収1,732万円でトップです。次に「医師」の1,522万円が続きます。その他には「公認会計士/税理士」、そして裁判官や弁護士などの「法務従事者」が上位にいることからも、国家資格を必要とする仕事が軒並みランクインしていることが分かるでしょう。

一方で「大学教授」や「准教授」、「小・中学校教員」といった教育にかかわる仕事も、日本人平均から比べると高い給料を手にしていることが見えてきます。

高収入の仕事ランキングTop10【女性】

女性の高収入ランキングは、次のとおりです。

女性職種名平均年収
1位医師1188万円
2位大学教授(高専含む)1021万円
3位航空機操縦士(パイロット)893万円
4位大学准教授(高専含む)843万円
5位管理的職業従事者(議会議員など)744万円
6位公認会計士/税理士743万円
7位歯科医師676万円
8位小・中学校教員657万円
9位大学講師・助教(高専含む)622万円
10位高等学校教員621万円

女性のランキングトップは、「医師」の1,188万円です。1,000万円オーバーの仕事としては、他に「大学教授」がランクインしています。

男性に比べると総じて年収は低めですが、それでも日本人女性の平均年収が300万円前後であることを踏まえると、上記の仕事はその2倍以上の額となっています。

なお「法務従事者(裁判官や弁護士など)」がランク外だったり、「医師」や「公認会計士/税理士」の年収が男性に比べると大きく下がっていたりする一方で、「大学教授」や「大学准教授」などは収入の差が小さいことも見て取れます。

儲かる仕事を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

儲かる仕事をランキング形式で紹介!男女・副業・職業などジャンル別で解説

高収入の仕事の3つの特徴

高収入の仕事には、総じて次のような特徴があります。

  • 国家資格が必要な仕事
  • 生活に不可欠な仕事
  • インセンティブが期待できる仕事

「少しでも給料が高い仕事に就きたい!」と考えている場合には、次にお伝えする特徴を踏まえて仕事を探してみましょう。

国家資格が必要な仕事

高収入の仕事の代表格ともいえるのが、国家資格が必要な仕事です。

前述のランキングを見ると、男女それぞれで次のように高い年収を手にしていることが分かります。

職種男性の平均年収女性の平均年収
航空機操縦士(パイロット)1732万円893万円
医師1522万円1188万円
公認会計士/税理士1030万円743万円

参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査」

こうした国家資格は、取得するまでに長い年数と、難しい試験、そして高額な学費がかかるケースが一般的です。そのため誰もが就ける仕事ではなく、働ける人の数が限られます。つまり人材としての希少価値が高く、「高い給与を払ってでも採用したい」「仕事を依頼したい」と考える企業(クライアント)が多いからこそ、高収入を手にしやすい傾向にあるのです。

生活に不可欠な仕事

生活に不可欠な仕事も、高い給料を手にしている傾向にあります。

たとえば「令和2年分 民間給与実態統計調査」で業種別の平均年収を見ると、次のように「電気・ガス・熱供給・水道業」がトップに位置しています。

 業種平均年収
1位電気・ガス・熱供給・水道業715万円
2位金融業・保険業630万円
3位情報通信業611万円
4位建設業509万円
5位製造業501万円

人が生活していく上で、電気やガス、水は欠かせません。そしてこうした「インフラ」に関わる仕事は、はじめこそ大規模な設備投資が必要ですが、それ以降はそこまで人件費がかからず、毎月、毎年、安定的に売上が見込めます。つまり働き手に比べ、入ってくる売上が多いため、社員に多くの給料を還元できるのです。

同様に、生活に欠かせない「お金」にかかわる金融業や保険業も儲かります。株式や投資信託を顧客が買ったり、カードで決済したりするたびに手数料が入る仕組みが確立されていますし、保険に一度加入してもらえれば、解約されない限り永続的に保険料を手にできます。

このように生活に不可欠なモノを扱っている業界は、一度でも仕組みを整えてしまえば安定的に売上を見込めるため、働く社員は高収入を手にしやすいのです。

参考:国税庁|令和2年分 民間給与実態調査(第13図)業種別の平均給与:p.20

インセンティブが期待できる仕事

「インセンティブ」が期待できる仕事も、高収入を手にしやすい傾向にあります。

インセンティブとは、会社が求める基準を達成した社員に支給される「報奨金」のことです。たとえば毎月のノルマ(目標)が100万円で、仮に150万円の売上を達成した場合、超過した50万円の一部がインセンティブとして給料に上乗せしてもらえる、といったイメージです。

インセンティブが発生しやすい仕事としては、営業職や販売職、コンサルティング職などが挙げられます。こうした仕事の場合、実力があれば20代でも年収1,000万円以上を達成する人も珍しくありません。一方で、実力に乏しければ同年代よりも低い収入で働かざるを得ない場合もあります。

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高収入の仕事を無資格・未経験でも目指しやすい職種

資格がない人、または未経験からでも高収入を目指しやすい仕事を紹介します。

ここでは「令和2年賃金構造基本統計調査」の年収データをもとに、日本人の平均年収433万円以上の仕事を中心に、大きく次の3つに分けてお伝えします。

  • 営業職
  • IT・デザイン系職種
  • 事務関係・その他

それぞれの仕事の「男女別の平均年収」だけでなく、無資格または未経験でも高年収を実現しやすい理由や、向いている人の特徴も紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査

*「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

平均年収の算出:

「きまって支給する現金給与額×12」+「年間賞与その他特別給与額」

(※千円以下切り捨て)

営業職

営業職は、特別な資格がなくても働ける仕事です。特に、次の仕事は年収が比較的高い傾向にあります。

  • 金融営業
  • 自動車営業
  • 機械器具・通信・システム営業

では、それぞれの仕事について解説します。

金融営業

金融営業とは、個人、または法人相手に「金融商品」を提案する仕事です。個人向けの営業では、教育ローンや生命保険、株式や投資信託の提案が一般的で、企業向けの営業では資金の融資をメインに行います。

金融営業の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:614万円
  • 女性:489万円

営業職は、一部の仕事を除き、特別な資格を必要とせずに働ける仕事です。大手金融機関への就職は難易度が高いですが、たとえば保険商品の営業社員を完全歩合制(※)で採用している会社もあり、こうした会社の場合には未経験からでも挑戦しやすいでしょう。成約額が大きいため、高い給料が手に入る可能性もあります。

金融営業が扱う商品は、高額なケースがほとんどです。そのため提案が断られることが日常茶飯事な仕事ともいえますが、そうしたときでも気持ちをすぐに切り替えられる人に向いている仕事といえるでしょう。

※完全歩合制:支払われる給料が、すべて成果に応じて決まる形態のこと

自動車営業

自動車営業とは、主にメーカーごとの販売会社に在籍し、自社の車を提案・販売する仕事です。買い替え需要がメインのため、顧客の買い替えタイミングを見計らってセールスの案内などを送ることも大事な仕事です。

自動車営業の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:531万円
  • 女性:395万円

自動車営業も、他の営業職と同様に資格を必要としません。前述の金融営業に比べると平均年収は低めですが、販売台数に応じてインセンティブを用意している会社も多いため、実力があれば若くして高年収も期待できます。

自動車は高価な買い物のため、お客様の要望も細かくなりがちです。そうした中でも要望をきちんと汲み取れる「傾聴力」をもった人に適性のある仕事といえるでしょう。

機械器具・通信・システム営業

機械器具・通信・システム営業とは、主に通信設備やシステム開発の提案を行う仕事です。

機械器具・通信・システム営業の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:599万円
  • 女性:477万円

専門知識がないために、IT系の仕事を避けてしまう人は多いかもしれません。しかしIT人材が不足していることもあり、実は未経験者の採用に活発な企業は少なくなく、特に通信・システムはこの先の需要も手堅いので、営業社員を高給で迎える企業も多い傾向にあります。

機械器具・通信・システム営業は、チームワークが欠かせない仕事です。特にシステム営業は社内のメンバーとの意見交換が頻繁に発生するため、コミュニケーション力に自信がある人は活躍できる可能性があるでしょう。

IT・デザイン系職種

IT・デザイン系職種の中でも、年収が比較的高い仕事は次のとおりです。

  • システムコンサルタント
  • ソフトウェア作成者
  • デザイナー

では、それぞれの仕事内容について紹介します。

システムコンサルタント

システムコンサルタントとは、企業の事業展開に沿ってIT戦略を策定する仕事です。その他にはシステム開発の提案や、現状のシステムの効率化や最適化もサポートします。

システムコンサルタントの平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:734万円
  • 女性:536万円

「ITの専門家」としての一面があるため、年収は高めです。未経験から飛び込むのは難しい仕事ですが、一方で医師や弁護士のように国家資格を必要とする仕事ではなく、IT企業などで経験を積んだ人であれば年収アップを目指しやすい仕事としても知られています。

システムコンサルタントの仕事は、企業の課題解決がメインです。問題を突き止め、それを解消する適切な提案が求められるため、論理的思考力の高い人に向いている仕事といえるでしょう。

ソフトウェア作成者

ソフトウェア作成者とは、ITのソフトウェア開発をリードする「ITエンジニア」、指示書をもとに作成にあたる「プログラマー」に分かれます。

ソフトウェア作成者の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:528万円
  • 女性:434万円

ソフトウェアの作成には、ITにかかわる専門的な知識が必要です。特にプログラマーは「プログラミング言語」の習得が欠かせませんが、IT人材は慢性的に不足しているため、未経験者を企業が採用するケースも珍しくありません。ITに対する企業の投資は巨額にのぼることも多いため、そうした開発を請け負う企業に勤めている場合には比較的高い年収を手にできるでしょう。

ITエンジニアの場合、顧客とのコミュニケーションが多く発生します。そのため人当たりの良さや、信頼関係構築に強みをもつ人に適性があります。一方でプログラマーはコツコツと作業に没頭する時間が長いため、集中力に自信がある人に向いているでしょう。

デザイナー

デザイナーとは、広告や商品パッケージ、衣装や空間などのデザインを手がける仕事です。

デザイナーの平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:518万円
  • 女性:409万円

デザイナーとして採用されるためには、専門学校を出ていることなどが条件とされます。しかし「Webデザイナー」の場合にはIllustrator(イラストレータ)などのデザインソフトを使いこなせれば採用されるケースもあり、こうしたソフトは未経験者向けの学習ツールもそろっています。

年収は実力によってピンからキリまでありますが、特に引っ張りだこのデザイナーの場合には年収1,000万円以上も夢ではありません。

デザイナーの仕事は、美的感覚だけでなく、お客様の要望をデザインに落とし込む力が必要です。そのため我を出し過ぎることなく、要望に合わせたデザインを愚直に作れる人こそ求められる傾向にあります。

デザインの仕事を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

デザインに関わる仕事を詳しく紹介【必要なスキルや資格も】

事務関係・その他

事務関係・その他の仕事の中で、特に年収が高い仕事を4つ紹介します。

  • 事務職
  • 企画職
  • 秘書
  • 記者・編集者

では、それぞれの仕事内容を見ていきましょう。

事務職

事務職は、文書の作成や書類の分類、電話の応対や受付・案内など、社内のさまざまなサポートを行う仕事です。

事務職の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:609万円
  • 女性:406万円

事務職の仕事は多岐にわたるため、あらゆる業務に精通している人は比較的高い年収を手にできます。これといった資格を求められないケースも多いため、未経験からでも目指しやすい仕事といえるでしょう。

事務職として働くと、他の社員を裏方として支える時間がほとんどです。そのため、誰かをサポートすることが好きな人はやりがいを感じられる可能性が高いでしょう。

企画職

企画職とは、新しい商品やサービスを生み出す仕事です。開発に必要な調査や資料の収集などを行いつつ、販売戦略の策定に携わることもあります。

企画職の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:707万円
  • 女性:505万円

企画職の採用では「統計」などの知識が有利に働く場合はありますが、そこまで資格の有無は評価に影響しません。そのため無資格・未経験から企画職として採用されるケースも珍しくなく、会社の命運を握る大事な仕事でもあるため、年収も比較的高い傾向にあります。

企画の仕事は、ひとりでは進められません。社内外のメンバーとプロジェクトを進めていく必要があるため、調整力やコミュニケーション力に長けた人に向いています。

企画の仕事を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

企画をする仕事に向いている人の特徴は?【使えるスキルや資格も解説】

秘書

秘書とは、社長や役員のサポート役として働く仕事です。スケジュール管理や、来客の出迎えなどをメインに行います。

秘書の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:725万円
  • 女性:510万円

会社の中でも「重役」と呼ばれる人をサポートする大切な仕事だからこそ、年収は高い傾向にあります。特に外資系企業や、大企業の秘書は高年収を実現しやすく、その他には議員役員秘書や弁護士事務所の秘書も年収が高めです。「秘書検定」などの取得者は採用に有利になる場面もありますが、資格がなくても応募できるケースも多々見られます。

秘書の仕事は、ひとつのミスが会社としての信頼を傷つける結果になり兼ねません。そのため、責任感をもって仕事にあたれる人に向いているでしょう。

記者・編集者

記者・編集者は、世の中で起きていることを取材したり、集めてきた情報を「ニュース」として発信したりする仕事です。

記者・編集者の平均年収は、以下のとおりです。

  • 男性:729万円
  • 女性:565万円

記者・編集者は、大手新聞社や大手出版社、テレビ局などの「マスコミ」で働く人が少なくありません。こうした業界は平均年収が高いため、それに伴って記者や編集職に就く社員の年収も高い傾向にあります。資格不要で働ける仕事のため、未経験からでも働けるチャンスのある仕事といえるでしょう。

記者・編集者として働くと、多忙な毎日を送る可能性があります。その中でも冷静に、かつ正しい情報を提供することが求められるため、体力面・精神面のタフさに自信のある人は活躍できる可能性があるでしょう。

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高収入の仕事になるべく楽に就く方法

高収入の仕事に「なるべく楽に就きたい」と考える場合には、次の3つを検討してみることをおすすめします。

  • これから伸びる仕事を目指す
  • コスパの良い資格を取得する
  • 就職エージェントに相談する

人によっては、仕事の内容というよりかは「高い収入が手に入ること」が仕事のモチベーションにつながる人もいるはずです。そのうえで「できるだけ簡単に稼ぎたい」と考えるのも本心かもしれません。

そうした人は、次にお伝えする内容をぜひ確認してみてください。

これから伸びる仕事を目指す

まずおすすめなのが、「これから伸びる仕事」への就職を目指すことです。なぜなら需要が増えるためにお金が集まりやすく、さらには成長も見込めるので、多くの売上を見込みやすいからです。

特にITエンジニアやWebマーケターなどの「ITに関わる仕事」は、需要が伸びる仕事の代表格ともいわれます。こうした仕事は専門知識こそ必要なものの、初心者でも参入しやすく、さらには人手不足の企業も多いため未経験でも目指しやすい仕事といえます。

その他、営業職や心理カウンセラーなど、人と人とのコミュニケーションが必要な仕事、そしてクリエイティブな発想が求められる仕事も需要が伸びていくとされています。以下の記事では「これから伸びる仕事」について詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。

これから需要が増える仕事18選!需要が増える業界や資格も紹介

コスパの良い資格を取得する

いわゆる「コスパの良い」資格の取得を目指してみるのもおすすめです。勉強時間は多少必要ですが、それを上回るメリットを手にできる可能性が高いため、取得を目指す価値は大いにあります。

特に、次の資格がおすすめです。

  • 簿記2級
  • 通関士
  • 宅建

これらの資格は、勉強時間が1,000~3,000時間ほど必要とされる国家資格と比べると勉強時間が短くて済み、その資格を活かして働いている人の年収も高い傾向にあります。

それぞれについて、平均の勉強時間、そして資格保有者の平均年収をお伝えしますので、資格選びの参考にしてみてください。

参考:フォーサイト「年収別に見る資格ランキング」

簿記2級

簿記2級は、経理や財務を募集する際に必須要件とする企業が多い資格です。

簿記3級は簡単といわれますが、2級になると難易度が上がるため、初学者の場合には1~2ヶ月の勉強では合格は難しいでしょう。ただし5~6ヶ月、およそ250~300時間の勉強を確保できれば合格できる可能性があるため、1年以上ガッツリ勉強しないと取れない、という資格ではありません。

簿記2級取得者のうち、実務経験を3年以上積んでいる人は350~650万円ほどの年収をもらっている傾向にあります。

通関士

通関士とは、貿易にかかわる唯一の国家資格です。貿易関係の通関手続きの代行や、書類の作成スキルなどを証明できる資格で、受験制限も特に設けられていないので誰でも挑戦できます。

通関士の平均勉強時間は、400時間です。1日2.5時間の勉強を続けた場合には、5~6ヶ月で合格圏内に届きます。通関士の平均年収は、400~600万円ほどです。

宅建

宅建(宅地建物取引士)は、不動産取引にかかわる国家資格です。宅建を取得していないと売買などで必要とされる「重要事項説明書」の説明ができないため、不動産会社の中には宅建取得者を高給で迎える会社も少なくありません。

宅建は1年ほどの勉強が必要な資格ですが、民法の知識がある人の場合には勉強期間がもう少し短くて済みます。超難関の国家資格のように数年単位での勉強時間は必要としないため、働きながらの合格も十分可能です。

勤務先や、勤続年数によって異なりますが、宅建取得者の平均年収は400〜650万円ほどとなっています。

就職エージェントの利用

正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。

就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。

就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。

就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。

サービス対象の違い
  • 第二新卒向け
  • 20代向け
  • 就職未経験に強い
  • 女性向け

就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。

エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。

就職エージェントのサービス
  • 求人の紹介
  • 求人の申し込み
  • 応募書類の添削
  • 個別面談
  • 面接対策

私たちジェイックも就職エージェントを運営しており、社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。

ジェイックの「就職カレッジ®️」では、転職活動のノウハウやビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も行っています。
支援講座の受講者は、社会人経験が短い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なシステムです。転職できるか不安な人にも、利用しやすいサービスとなっています。

まずは、就職やキャリアの悩みを相談したいという方でもご利用可能です。
転職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。

就職エージェントと求人サイトの違い
就職エージェントと求人サイトの違い

まとめ

高収入を手にしやすい仕事についてランキング形式で紹介すると共に、資格がなくても稼げる仕事を紹介してきました。

難しい国家資格や、専門的な勉強を積んできた人は、たしかに高年収を実現しやすい傾向にあります。こうした事実だけを見ると「自分には高い年収は無理だ……」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、少し目を広げてみると、実はそうした資格や経験がなくても高い年収を手にすることは十分に可能です。

特に営業職や、IT・デザインにかかわる仕事、そして事務関係の仕事は未経験からでも挑戦しやすく、努力次第では平均以上の年収を実現できる可能性もあります。高収入を手にしたい場合には、これらの仕事にもぜひ目を向けてみましょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター