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したい仕事がないニートになってしまう理由とやりたいことの見つけ方!

したい仕事がない方がニートになる理由とは?仕事を探すコツも紹介

したい仕事がないニートになってしまうのは、自己肯定感の低さ、高すぎる理想、仕事に対する不安など、いくつかの理由が考えられます。
前向きな活動に変えるには、アルバイトから始める、就職支援サービスを利用するなど、いくつかの方法が有効です。

この記事では、したい仕事がない理由、ニートを続けた末路、ニート脱出のステップを解説。さらに、おすすめの仕事、おすすめの就職支援サービスについても紹介します。

仕事探しのコツをつかみ、あなたに合った仕事を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。

あなたのお悩み聞かせてください
正社員未経験に強い就職支援サービス
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記事のPoint
  • したい仕事がないニートになってしまうのは、「できる仕事が無い」という思い込みや、働くことへの不安などに理由があることも
  • ニートが自分のしたい仕事を探す方法には、「アルバイトから試す」「アドバイザーに相談する」などがある
  • 自分のしたい仕事がないなら、ハローワークや就職支援サービスなどの活用がおすすめ
就職チャンステスト
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  1. 自分の適性がわかってないから
    仕事に対する向き不向きを知ることで、自分の強みを活かす
  2. 視野が狭いから
    自分の知らない仕事が世の中に溢れていることを理解することが大切
  3. 理想が高過ぎるから
    優先順位をつけ、妥協できる部分決めておくことも必要
  4. 自己肯定感が低く自分に自信がないから
    自分にはできないと決めつける必要はない。職場で少しずつ覚えられることもある
  5. 周りの目や世間体を気にし過ぎているから
    世間体を気にし過ぎると、自分のやりたい仕事に挑戦できない可能性がある

したい仕事がないと悩む人はあなただけではない

「したい仕事がない」と悩んでいるニートの方にまずお伝えしたいのが、多くの人が「したい仕事がない」と悩んでいる、ということです。

リクルートワークス研究所の調査によると、あらゆる制約がなかった場合に「仕事や職業についてやってみたいことがない・わからない」と答えた人は4割以上にのぼっています。

つまり、したい仕事がないことは“普通”とも言えるのです。

そのため、自分に合った仕事がわからない現状を悲観する必要はありません。むしろ「見つからないのは当たり前」「みんな悩んでいる」と考えることで気持ちが楽になり、仕事探しに前向きに取り組めるようになるでしょう。

出典:リクルートワークス研究所「仕事で「やってみたいことがない」人の多さを考える

参照:大学生・社会人ともに抱える「やりたいことが分からない」という悩み 企業に求める軸に関する意識調査を発表|ポジウィル株式会社

したい仕事がないニートになってしまう理由5選

したい仕事がないニートになってしまう理由を5つ紹介します。

今まで漠然と仕事がしたくないと感じていた人も、以下の章を読むことで自分の気持ちを言語化できるでしょう。自分の気持ちに迷っている人は参考にしてください。

  1. 自分の適性がわかってないから
    仕事に対する向き不向きを知ることで、自分の強みを活かす
  2. 視野が狭いから
    自分の知らない仕事が世の中に溢れていることを理解することが大切
  3. 理想が高過ぎるから
    優先順位をつけ、妥協できる部分決めておくことも必要
  4. 自己肯定感が低く自分に自信がないから
    自分にはできないと決めつける必要はない。職場で少しずつ覚えられることもある
  5. 周りの目や世間体を気にし過ぎているから
    世間体を気にし過ぎると、自分のやりたい仕事に挑戦できない可能性がある

1. 自分の適性がわかってないから

1つ目の理由は、自分の適性がわかっていないからです。

自分の適性とは、簡単に言うと「自分に向いていること」や「得意なこと」です。

具体的には、以下のような適性が挙げられます。

  • 人と話す仕事に適性がある
  • 一人で黙々と作業する仕事に適性がある
  • 体を動かす仕事に適性がある
  • 思考力が必要な仕事に適性がある

適性がわからないと、どんな仕事が自分に合っているか、どんな仕事で能力を発揮できるかわかりません。

そのため、「したい仕事がない」と悩んでしまうニートの方が多いのです。

2. 視野が狭いから

2つ目の理由は、視野が狭いからです。

人はどうしても、自分が知っている範囲の中で物事を考えがちです。

たとえば接客業のアルバイトしか経験がない人が、「もっと楽な接客の仕事はないかな」と接客業の中だけで仕事を探してしまう、といったケースが考えられます。

また、ニートの方の中には「自分は簡単な作業しかできない」と思い込み、正社員の道を自ら閉ざしてしまう方も少なくありません。

世の中には「自分が知らない仕事」がたくさんありますが、視野が狭いと自分に合った仕事に出会う機会を逃してしまいます。 

結果としていくつかの選択肢から仕事を選ばざるを得ず、「したい仕事がない」と悩んでしまうニートの方が多いのです。

3. 理想が高過ぎるから

3つ目の理由は、理想が高過ぎるからです。

「好きなことを仕事にしたい」「ワークライフバランスを重視したい」など、仕事に求める条件は人それぞれです。しかし、これらの条件をすべて満たす仕事はなかなか見つかりません。

たとえばニートの方の中には、「残業がなく、高年収で、ストレスなく働きたい」と考えている方もいるでしょう。こうした会社が見つかる可能性はありますが、応募できる求人はかなり少ないのが現実です。

理想を高く持ち過ぎると選択肢がかなり狭まってしまうため、「したい仕事がない」と悩んでしまうニートの方が多いのです。

4. 自己肯定感が低く自分に自信がないから

4つ目の理由は、自己肯定感が低いからです。

自己肯定感とは「自分は自分らしくいていいんだ」と思える感覚のことです。 

自己肯定感が高い人は失敗しても「次は頑張ろう」と前向きに考えられますが、自己肯定感が低いと「自分は何もできない」といったネガティブな感情に支配されてしまいます。

ニートの方の中には、就職活動で失敗した経験や、アルバイトでミスを何度もした経験から「自分は社会不適合者だ」と考え、家に閉じこもってしまった方も多いかもしれません。

自己肯定感が低いと、新しいことへの挑戦や、人と関わることを恐れてしまい、行動範囲が狭くなります。その結果、様々な経験を積むことができず、「したい仕事」を見つける機会を逃してしまうニートの方が多いのです。

5. 周りの目や世間体を気にし過ぎているから

5つ目の理由は、周りの目や世間体を気にし過ぎるからです。

日本では、「良い大学を出て、良い会社に就職すること」がいまだに成功とされる風潮があります。そのため周りの期待に応えようと、自分の意志とは関係なくキャリアを選んでしまう人も少なくありません。

周りの意見を参考にすることは大切ですが、「他人にどう思われるか」が基準になってしまうと自分の本心が見えなくなります。

結果として自分がやりたい仕事がわからず、「したい仕事がない」と悩んでしまうニートの方が多いのです。

ニートでもしたい仕事を見つける方法

したい仕事がない…と悩むニートの方に向けて、やりたい仕事を見つける方法を4つ紹介します。

1. 自分の「強み」を把握する

したい仕事を見つけるには、まずは自分の「強み」を把握することが重要です。

強みを理解することで、どのような仕事で力を発揮できるか、どのような環境で成長できるかが見えてくるからです。

心理学者のマーティン・セリグマン博士が創始・提唱している「ポジティブ心理学」においても、強みが発揮されているときに人は人生の充実度や満足度が高まるとしています。

ちなみにポジティブ心理学では、人が共通して持つ“普遍的な強み”を以下のように分類しています。

  • 知識や知恵(創造性、好奇心、向上心、柔軟性、大局観)
  • 勇気(勇敢、忍耐力、誠実、熱意)
  • 人間性(親切心、愛情、社会的知性)
  • 正義(公平さ、リーダーシップ、チームワーク)
  • 節制(寛容さ、謙虚さ、慎重さ、自制心)
  • 超越性(審美眼、感謝、希望、ユーモア、スピリチュアリティ)


たとえば「創造性」が強みであれば、企画職やデザインの分野で活躍できるかもしれません。

自分自身の強みがわからない方は、次の診断ツールを試してみてください。

  • 厚生労働省「スキルチェック」
  • ストレングスファインダー

厚生労働省「スキルチェック」

厚生労働省の「スキルチェック」は、自分の強みが見つかる診断ツールです。

全14問の質問に答えるだけで、自分が「得意なこと」と「苦手なこと」がわかります。

次の3つのうち、最も得意なスキルもわかるので、仕事探しの方向性を定めたいニートの方にもおすすめです。

・基礎スキル(どの仕事でも必要なスキル)
・対人スキル(人を相手にする仕事で必要なスキル)
・対物スキル(機械などのモノを相手にする仕事で必要なスキル)

スキルチェックは、以下のサイトで無料で受検できます。
マイジョブ・カード「スキルチェック

ストレングスファインダー

ストレングスファインダーは、自分の才能や強みを発見できるツールです。

177の質問に答えることで、34種類の資質の中から上位5つの資質がわかります。

全世界で3400万人以上が受けており、信頼性が高い診断ツールとして知られているので、自分の強みを正確に理解したいニートの方は受検してみましょう。

ストレングスファインダーを受検するには「アクセスコード」を購入する必要があり、以下3つの購入方法が用意されています。

  • 公式サイトで購入する
  • スマホアプリで購入する
  • アクセスコードが付いた本を買う(『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』など)

2. 自分の価値観を把握する

仕事選びにおいては、自分の価値観を把握することも大切です。価値観が明確でないと、何を基準に仕事を選べば良いかわからなくなるからです。

たとえば「社会の役に立ちたい」という価値観を持つ人が売上至上主義の会社に就職してしまうと、仕事のやりがいを感じにくく、不満を抱えてしまう可能性があるでしょう。

一方で「社会の役に立ちたい」という自分の価値観をあらかじめ把握していれば、医療・福祉、教育関係、NPO法人など、価値観に合った業種をしっかりと選べるようになります。

自分の価値観を把握したいニートの方は、次に紹介する方法を試してみてください。

クライテリア

クライテリアとはNLP心理学で用いられるスキルで、自分の中の価値観を特定する際に役立ちます。

クライテリアのステップは、以下の通りです。


クライテリアを通して「自分が本当に大切にしたいこと」に気づくと、仕事選びの軸が定まります。

したい仕事が見つけられない方は、ぜひ最初の切り口として取り組んでみてください。

3. ロールモデルを見つける

ロールモデルを見つけることも仕事探しに役立ちます。なぜなら、自分がどんな働き方をしたいか?といったことが見えてくるからです。

ロールモデルとは「役割のひな型となる存在」を示す心理学用語で、簡単に言うと「目標となる人物」のことです。

たとえば島暮らしでのんびり働いているYoutuberに憧れている場合、「自分も動画で収入を手にするために、まずは動画編集のスキルが身につく会社で働こう」といった考えが思い浮かぶかもしれません。

ロールモデルの見つけ方は、以下の通りです。

  • 憧れの人物を思い浮かべる(歴史上の人物、スポーツ選手など
  • 書籍やネットで成功者の事例を調べる
  • イベントやセミナーに参加する

仕事探しの方向性が見えないことで悩んでいるニートの方は、自分にとってのロールモデルを考えてみましょう。

4.「Will Can Must」のフレームで考える

「Will Can Must」のフレームワークを使うことも仕事探しに役立ちます。

「Will Can Must」とは、人材業界大手のリクルートが生み出したとされるキャリアの考え方です。

以下3つの要素を整理することで、自分が進むべき道が明確になります。

Will:やりたいこと
Can:できること
Must:果たすべき役割

「Will Can Must」の具体例:
Will:自然の中で働きたい
Can:英検2級程度の英語力がある
Must:「九州の実家近くで働いてほしい」と両親から言われている

<目指すべき仕事・会社>

  • 九州の国立公園内のビジターセンターで、外国人観光客向けのガイドの仕事をする
  • 九州に本社があり、海外の環境保護団体と連携している企業の環境部門に就職する

では、Will、Can、Mustを考えるときのポイントを紹介します。

Will

Willとは「願望」や「意志」のことです。

具体的には、以下の問いを自分に投げかけてみてください。

  • 仕事を通してどのような社会貢献をしたいか
  • どのような分野や業界に興味があるか
  • どのような働き方を実現したいか
  • どのようなスキルや経験を身につけたいか
  • 仕事を通してどのように成長したいか

たとえば自然の中で働くことに魅力を感じる場合は、「環境保護に関わる仕事をする中で自然豊かな場所で働き、環境問題の解決に貢献したい」というWillが挙げられるかもしれません。

Can

Canは「できること」や「得意なこと」です。

具体的には、以下の問いを自分に投げかけてみてください。

  • 過去の仕事やアルバイトでどのような経験をし、どのようなスキルを身につけたか
  • どのような資格・免許を持っているか
  • 得意なこと、人より優れていることは何か
  • どのような知識や情報を持っているか
  • 周囲(友人、家族、同僚など)からどのような評価を受けているか


たとえば英検2級を持っていれば、「ある程度の英語力があること」がCanとして挙げられます

Must

Mustは「すべきこと」や「求められること」です。

具体的には、以下の問いを自分に投げかけてみてください。

  • 会社・チーム内での役割は何か
  • 家族や周囲の人からの期待はあるか
  • パートナーから求められていることはあるか

たとえば両親から「九州の実家近くで働いてほしい」と言われている人の場合、「九州の企業で働くこと」がMustとして挙げられるでしょう

したい仕事がないニートの状況から脱出するには?

したい仕事がないニートの状況から脱出する方法を、3つ紹介します。

脱出するために特別必要なものや大きな志、目標は必要ありません。脱出方法がわからず行動に移せていない方は、ぜひ参考にしてください。

1. マインドセットを変える

「したい仕事がない」と悩んでいるニートの方は、自分自身のマインドセットをプラスの方向に変えてみましょう。ポジティブなマインドセットに変えることで、自分に向いている仕事を探す意欲が湧いてくるからです。

マインドセットとは、「考え方」や「心の持ち方」のことです。

あなたは、「どうせ自分には無理だ」「何をやっても無駄だ」とネガティブな考えに陥っていませんか? 

このようなマインドセットを持っている人は、主体的に行動できず、挑戦を諦めてしまう傾向にあります。

こうした状況を打破するには、ポジティブなマインドセットに変えることが必要です。

具体的には、次の3つの考え方を取り入れていきましょう。

  • 手に入れたいものに意識を向ける
  • 「失敗は学び」と考える
  • 自分に原因がないか考えてみる

手に入れたいものに意識を向ける

1つめのマインドセットは、手に入れたいものに意識を向けることです。

「したい仕事がない」と悩んでいるとき、人はどうしても“ない”という部分に意識が向きがちです。

仕事がない、お金がない、自信がない…といったように、ないものばかりに目を向けているとネガティブな気持ちになっていきます。

そこで「~~がない」に意識がいったときは、「~~~したい」という考え方に変えてみましょう。

たとえば「やりがいがある仕事に就きたい」「収入を上げたい」といったように、実現したいことをイメージすると自然とモチベーションが上がり、前向きな気持ちで仕事探しに取り組めます。

「失敗は学び」と考える

2つめのマインドセットは、「失敗は学び」と考えることです。

「したい仕事がない」と悩むニートの方の中には、過去の失敗体験が頭から離れず、「同じことを繰り返してしまうのでは…」と不安な方も多いでしょう。

しかし、失敗は決してムダではありません。むしろ失敗から学び、次に活かすことでさらに成長できます。

たとえばアルバイトをすぐに辞めてしまった方の場合、自分に不向きな仕事や上司の特徴がわかった、という学びが手に入ったはずです。

このように「失敗は学び」と考えると思考が前向きになるため、就職活動の意欲も湧いてきます。

自分に原因がないか考えてみる

3つめのマインドセットは、自分に原因がないか考えてみることです。

「したい仕事がない」と悩んでいるとき、人はどうしても「日本の景気が悪いから」「親の教育が悪いから」と他人のせいにしてしまいがちです。

ただし「したい仕事がない」という状況を抜け出せない原因は、もしかしたら自分自身にあるかもしれません。

たとえば「自分は情報収集が足りていない」と気づけば、就職フェアなどに積極的に足を運ぼう、と思えることもあるでしょう。

このように他人に意識を向けるのではなく、自分自身にしっかりと向き合うことで道が開けることも多いのです。

2. 規則正しい生活を送る

次に有効なニートからの脱出方法は、規則正しい生活を送ることです。

規則正しい生活は、就職活動や仕事をしていく上での土台です。何を行動するにしても健康な心身があって、初めて可能になります。

ニート生活が長くなると生活リズムが崩れ、朝寝て夜に起きる生活をしてしまうと日中の集中力が落ちます。また、就職活動のほとんどは日中になるため、高いパフォーマンスが発揮できません。

一方で規則正しい生活を送ることで、ストレスを軽減する効果があるためニートから脱出を考えている人は、規則正しい生活を送るように心がけましょう。このように、些細な行動が将来の自分を支えてくれます。

3. 就活することを家族や友人に話す

3つめは、就活をすることを家族や友人に話すことです。

「来月までに就職活動をする!」と公言することで、周囲の期待に応えようという気持ちが生まれ、仕事探しのモチベーションが高まるからです。

これは心理学では「パブリック・コミットメント」と呼ばれ、目標達成を促すテクニックとして知られています。

たとえば「今度〇〇の会社の面接を受けるんだ」と友人に話すことで「落ちたくない」という意識が生まれ、面接対策に力が入ることも珍しくありません。

周囲に宣言をすると「やらなければいけない」という気持ちになるため、就職活動の意欲を高めたい方はぜひ試してみてください。

4. 思い立ったらまずは行動してみる

4つめは、思い立ったらまずは行動してみることです。

何かやらなければいけないとき、人は5秒以上考えてしまうと「それをやらなくて良い理由」を探してしまうと言われています。

そこで大切なのが、思い立ったら5秒以内に動き出すことです。これはメル・ロビンスという作家が提唱した「5秒ルール」と呼ばれるもので、目標達成や行動力アップに効果的な考え方として知られています。

たとえば「ハローワークで求人を探してみよう」と思ったときは、外は寒いかもな…明日にしようかな…と考えてしまうことを防ぐため、すぐに洋服を取り出して着替えることが効果的です。

「5秒ルール」を活用すると行動量が自然と増えるので、自分に向いている仕事に出会える可能性が高まるでしょう。

ニートの方におすすめの仕事探しの方法は、この先の「興味のある仕事がないニートの方必見!仕事を探す方法」でも解説しています。

無職期間が長いと就職で不利になる

「ハローワークに明日行けばいいや」「求人サイトに登録するかは明日考えよう」と行動を先延ばしにしてしまうと、就職で不利になる可能性があるので注意が必要です。

実際、無職の期間が6ヶ月を超えると採用担当者からの評価が悪くなることが知られています。

そのため就職成功率を高めたいニートの方は、行動を後回しにするのではなく、早めの行動を心掛けましょう。

ちなみにブランクが長い人に対し、以下のようなネガティブな印象を持つ採用担当者は少なくありません。

  • 働く意欲が低いのでは?
  • 採用してもすぐに辞めてしまうのでは?
  • 古い知識やスキルしか持っていないのでは?

無職期間が長いと選考で落ちる確率が高まるので、ブランク期間が長くなる前に就職活動を始めましょう。

したい仕事がないニートにおすすめの仕事5選

したい仕事がないニートの方におすすめの仕事を、仕事内容、向いている人・向いていない人、平均年収の3つの観点から、それぞれご紹介します。

また、ニートでもできる仕事について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

1. 工場作業員

工場作業員は特別なスキルや資格がなくても始められるため、ニートの方に向いています。

工場作業員とは、製品の製造に関わる様々な作業を行う仕事です。ライン作業で製品を組み立てたり、完成した製品の検査を行ったりと、仕事内容は多岐に渡ります。

未経験でもできる仕事が多く、多くの工場では研修制度が充実しているため、社会人経験がないニートの方でも安心して仕事に取り組めるでしょう。

平均年収340.1万円
役に立つ資格・フォークリフト運転技能講習
・危険物取扱者
向いてる人・体を動かすのが好きな人
・黙々と作業をするのが得意な人
・几帳面な人
仕事に就くためには?・工場に直接応募する
・派遣会社に登録して工場案件を紹介してもらう
・製造業の知識や技能を職業訓練校で身につける

出典:厚生労働省「工場労務作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. 事務職

事務職は人と接する機会がそこまで多くないため、ニートの方に向いています。

事務職とは、書類の作成やデータ入力、電話対応などを行う仕事です。

事務処理能力や正確性が必要な仕事ですが、応募にあたって特別なスキルや資格は求められないケースがほとんどです。そのため、仕事経験やスキルに自信がないニートの方でも始めやすい仕事と言えるでしょう。

他の仕事に比べて残業も少ないため、プライベートな時間を大切にしたい方にもおすすめです。

平均年収510.9万円
役に立つ資格・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・日商簿記検定・秘書検定
向いてる人・事務処理能力が高い人
・正確に作業ができる人
・パソコン操作が得意な人
仕事に就くためには?・企業の事務職に就職する
・派遣会社に登録して事務系の案件を紹介してもらう

出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 飲食店のスタッフ

飲食店のスタッフは「未経験歓迎」の求人が多いため、ニートの方に向いています。

飲食店のスタッフとは、レストランやチェーン店などでホール、またはキッチン担当として働く仕事です。ホールは席への案内や注文受付、料理の提供を行い、キッチンは調理や盛り付けなどを行います。

飲食店は未経験者でも丁寧に指導してくれるところが多く、多くの店舗がアルバイトから始められます。そのためニート期間が長く、「正社員としていきなり週5日働くのは厳しい…」と感じている方でも安心して働けるでしょう。

平均年収327.9万円
役に立つ資格・食品衛生責任者
・調理師免許
・ソムリエ・エクセレンス
向いてる人・料理が好きな人
・明るく元気な人
・体力に自信がある人
仕事に就くためには?・飲食店に直接応募する
・飲食店専門の求人サイトを利用する

出典:厚生労働省「飲食チェーン店店員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

4. コールセンター

コールセンターはシフトの融通が利きやすいため、ニートの方に向いています。

コールセンターとは、電話やメールで顧客対応を行う仕事です。顧客からの質問に答えたり、注文を受けたりします。

ニートの方の中には、規則正しい生活を送れるか不安に感じている方も多いでしょう。その点、コールセンターの仕事はシフト制が多く、週3日や、1日5時間勤務などができる求人も少なくありません。

そのため仕事生活に慣れるまではゆっくりと働き、慣れてきたら少しずつシフトを増やしていく、といった調整が可能です。

平均年収367万円
役に立つ資格・コンタクトセンター検定(コン検)
・電話応対技能検定
・ビジネス電話検定
向いてる人・人と話すことが好きな人
・電話対応に自信がある人
・人の役に立つことが好きな人
仕事に就くためには?・コールセンター会社に就職する
・企業のコールセンター部門に就職する

出典:厚生労働省「コールセンターオペレーター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

5. Webライター

Webライターは在宅で仕事ができるため、ニートの方に向いています。

Webライターとは、Webサイトの記事を執筆する仕事です。

パソコンとインターネット環境があれば自宅で仕事ができるので、「誰かと一緒に作業をするのが苦手」「人と極力話さないで仕事をしたい」と思っているニートの方でもストレスなく働けるでしょう。

現場仕事や外回りの営業のような体力の消耗も少ないので、家に閉じこもっていた期間が長く、体力に自信がない方でも無理なく仕事を続けられます。

平均年収351万円
役に立つ資格・WEBライティング技能検定
・日本語検定
・SEO検定
向いてる人・学習意欲が高い人
・文章を書くのが好きな人
・一人の作業が苦ではない人
仕事に就くためには?・Web制作会社に就職する
・編集プロダクションに就職する
・クラウドソーシングで仕事を受注する

出典:求人ボックス 給料ナビ「ライターの仕事の年収・時給・給料

興味のある仕事がないニートの方必見!仕事を探す方法

したい仕事がないニートの方が就職活動をして、興味のある仕事を見つけるために有効な3つの方法をご紹介します。

1. ハローワークを利用する

ハローワークは国が運営を委託している施設のため、基本的には求職活動全般ができる場所になっています。若年層向け、ニートやフリーター向けの支援をしているハローワークもあるなど、幅広い世代が利用できる場所です。

職歴なしのニートがハローワークを利用するメリットとして、職業訓練の受講があります。条件に該当している場合、スキル獲得のための講座や、資格取得のための勉強などが無料でできます。さらに人によっては、職業訓練受講中に給付金を受け取れるケースもあります。

職業訓練自体が就職を保証するものではありませんが、少しでも興味のある講座がある場合、積極的に利用を検討しても良いでしょう。自分が住んでいる最寄りのハローワークや、インターネットからも情報を得ることができます。

2. 就職サイトを利用する

就職サイトは民間企業が運営しているサイトで、求人情報が記載されています。企業によって、掲載されている求人や特色も異なるため、複数の就職サイトを使い分けるのもひとつの方法です。企業からのスカウト(オファー)機能もあり、新たな企業との出会いも期待できます。

ニートの方が就職サイトを利用するメリットとして、自分の都合に合わせた就職活動ができることが挙げられます。自宅から求人情報を閲覧・応募できたり、サイト内で企業とやりとりが完結するため、無理のない就職活動が可能です。

ただし、完全な就職活動初心者の場合には、就職サイトのみを使った就活はあまりおすすめしません。すべて自分でやらなければいけない、企業の詳細を知ることができない、などの理由からです。

3. 就職支援サービスを利用する

就職支援サービスは民間企業が提供しているもので、「就職(転職)エージェント」と呼ばれています。就職支援サービスは、非公開求人の紹介、就職活動におけるアドバイスなどを受けられるのが特徴です。また、企業とのやりとりも代行してもらえるため、就職活動のみに集中できます。

ニートの方が就職支援サービスを利用するメリットは、職歴なしでも支援してくれる専門のエージェントがある点です。ニートに特化したエージェントを選べば、社会人経験がない・少ない場合でも就職に向けたサポートを受けられます。

ニートからできるだけ早く就職を実現させたい人、自分に合った企業への就職を成功させたい方は、就職支援サービスの利用をおすすめします。

したい仕事がないニートにおすすめ!ジェイックの就職エージェント

最後に、したい仕事がないニートの方におすすめの、弊社ジェイックの就職支援サービスの特徴と、ニートの方におすすめの理由についてご紹介します。

未経験の就職に特化したサービス

ジェイックの就職エージェントは、未経験者の就職に強い就職支援サービスです。一度も就職したことがない人はもちろん、アルバイト経験はあるが正社員経験はない人、一度は就職したものの早期に離職した人なども対象です。

就職講座では、自己分析や企業研究、ビジネスマナー、面接対策などの就職活動の基本を、短期集中でレクチャーしています。その後は書類選考なしの合同面接会に参加できるため、過去の経歴ではなく、現状のあなた自身を企業に見てもらい、アピールする機会があります。

プロのアドバイザーと面談

ジェイックのサービス利用を希望される方は、まずは弊社のキャリアアドバイザーが面談をさせていただきます。面談で話す内容を事前に考える必要はなく、就職に関する疑問点やお悩みなど、気になっていることをお伺いします。

プロの経験やノウハウを活かしたアドバイスが可能ですので、ニートからの就職活動をどう進めればよいかわからない方、仕事探しに迷っている方など、気になっていることはぜひご相談ください。

就職後のサポート

一般的な就職エージェントの場合、就職するまでのサービスとなっていることが多い傾向があります。一方、弊社ジェイックでは、就職後のサポートが充実していることも強みです。

はじめての就職は不安も多く、戸惑うこともあるはずです。過去に就職した経験のある方のなかには、仕事の悩みなどを相談できる相手がおらずつらい思いをした……という方もいるかもしれません。専任のアドバイザーが相談に乗るほか、研修を通じたサポートも実施しています。就職先に定着し、安心して働けるよう支援いたしますので、ご安心ください。

したい仕事がないニートに関するよくある質問

したい仕事がないニートに関する質問をまとめました。仕事の見つけ方を解説したので参考にしてください。

ニートが許されるのは何歳まで?

ニートが許されるのは30代までです。家族関係や恋人の有無により前後しますが、一般的には30代でしょう。

これは、ニートの定義が未就労の15〜34歳を指していたり、正社員に就職しやすい年齢が30代だったりするからです。

ニートの年齢に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

ニート期間が長過ぎて正社員が務まるか不安……

ニートから正社員を目指す人が不安になるのは当然です。これまでの環境や生活を大きく変えるからです。

自分1人で就活するのが不安な人は、就活支援サポートを利用するのがおすすめです。プロのサポートを得ることで多くの人が抱える不安や、つまずくポイントをアドバイスしてくれます。

まずは、相談するところから始めてみましょう。

やりたい仕事が特にないけど、どうやって見つければいい?

やりたい仕事がないニートの方は、自分の「強み」と「価値観」を理解することから始めましょう。

強みを把握するには、厚生労働省の「スキルチェック」や、「ストレングスファインダー」などの診断ツールが役に立ちます。

自分の価値観を明確にしたいときは、「自分が大切にしていることは何か」を考えてみることがおすすめです。

また、ロールモデルの働き方を参考にしたり、「Will Can Must」のフレームをもとに考えてみたりすることも仕事探しでは効果的です。

それぞれの詳しいやり方は「したい仕事をニートが見つける方法」で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

したい仕事がないニートの方は、自分の向き不向きを知ることから始めましょう。仕事において「適性があるかないか」は、非常に大きな要素を占めます。自分に向いている仕事に就くことができれば、その後の社会人生活も充実したものになるでしょう。一方で、あまり慎重になりすぎることもおすすめしません。ニートからの就職はニート期間が短く若いほど有利ですし、考えすぎて行動しないでいるより、第一歩を踏み出すだけでも確実に状況は変わります。できるだけ早く、就職へ向けて動き出しましょう。

ニートからの就職を検討している方は、以下のフォームからお気軽にご登録ください。弊社のキャリアアドバイザーが、就職へ向けたアドバイスをいたします。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」