責任感ない人に向いてる仕事についての考え方は、2つのパターンがあります。
もしあなたが自分に責任感がないことに悩んでいるのであれば、あまり責任を負わずに済む仕事を考えることも一つの案です。
一方で、もっと責任感を持てるよう成長するために向いてる仕事を考えていくこともできます。
責任が重すぎれば精神的に追い詰められてしまうこともありますし、軽すぎるとなかなか成長が見込めないかも知れません。あなたに合う仕事を見極めたい方は、ぜひこの記事を読み進めてみてください。
- 責任感ない人に向いてる「責任が小さく、プレッシャーを感じない仕事」15選
- 「責任感をつけられる仕事の特徴3つ」に該当する仕事に就いて、成長を目指す道もある
- 責任感ない人は自信がないだけの場合も。小さな経験を積み重ねて自信を付けていこう
- 清掃員
少人数で、マニュアルに沿った作業を行い、会社に大きな影響を与える業務も少ない - ハンドメイド作家
基本的に1人で作業を完結でき、好きな時間に作業しやすい - デバッカー
1人で自分のペースで他人の起こしたバグを探す作業を進める - トラックドライバー
顧客との関わりは少なく、1人での輸送も自分で判断しなければならないことが少ない - タクシードライバー
ノルマや納期に追われることはなく、会社の業績に影響を与えることも少ない - 工場のライン作業員
マニュアルに沿ったルーティンワークを1人で行う - ピッキング作業員
伝票や指示に沿った作業を行うため、自ら判断する機会は少ない - 事務職
マニュアル化された仕事が多く、ノルマもなく、顧客との関わりは少ない - コールセンター
対応の流れはマニュアルで決まっているものも多く、自分で判断する場面は少ない - 検針員
顧客との関わりは少なく、流れの決まった作業をし、自分で判断することも少ない - 新聞配達
慣れると決められた場所に1人で配達に行く単純作業となり、自分のペースで働ける - ポスティング
クライアントからのチラシを指定された範囲のポストに投函する - 郵便配達員
決まっている自分の担当エリアに運ぶ、マニュアルに沿った作業 - 警備員
ノルマなどはなく、巡回や監視をする場所・注意点などは基本的にマニュアル化されている - 交通誘導員
道路、工事現場、商業施設などで通行の妨げを予防する仕事で、1人で作業することが多い
この記事の目次
責任感ない人に向いてる仕事とは?
「責任が重い仕事はやりたくない」「責任感がない人でも、気楽に働ける仕事はないかな?」と考えている人も多いでしょう。
結論としては、責任感がない人に向いてる仕事はあります。
しかし、一言で「責任感がない」といっても、向いてる仕事を探すには2つの考え方があり、違いを理解しておきましょう。
それは「責任を負いすぎないために向いてる仕事」と「責任感をつけて成長するために向いてる仕事」の2種類です。まずは自分がどちらの方向性を目指すのかを考えることが、仕事探しの第一歩といえるでしょう。
ここでは、以下の4点を解説します。
- 責任感ない人の特徴
- 責任のない仕事か責任感をつけるのか
- 責任感ない人に向いてる仕事
- 責任感を付けられる仕事
「責任感には自信がない」と悩んでいる人に向けて、仕事選びのヒントになれば幸いです。
責任感がない人の特徴
向いてる仕事を探す前に、まずは「責任感がない人」の特徴を知ることが大切です。特徴を知ることで、どのように仕事を探せばよいのか考えやすくなるでしょう。
責任感がない人の特徴は、主に以下の5つです。
- 評価を落としたくない(責任から逃れたい)
- めんどうくさがりや
- 自分を正当化してしまう
- 途中で投げ出す癖がある
- 楽観的
責任感を持つということは「失敗したときに自分で責任をもって対処しなければならない」ということです。
責任感がない人は、失敗によって自分の評価が落ちることを恐れており「責任を取る立場から逃れたい」と考えがちです。やるべきことがあっても、やる気が起きないなどの理由から後回しにし、期限ぎりぎりに慌てて終わらせる面もあります。そのため、ミスが多いなどの特徴もあります。そして、納期ぎりぎりだったりミスが多いことを正当化しがちです。自分に非があることを分かってはいるものの、先ほどお伝えした「叱られることを恐れている」「素直に反省できない」といった特徴も関連しています。
また、叱られたり結果が良くないことを恐れているため、何かあると途中で投げ出してしまうことも少なくありません。責任を取るよりも「どうすれば困難や問題を回避できるか」を考えている人が多いです。
責任感がない人は、その日の気分でころころと態度を変える傾向があります。行動や言動に一貫性がなく、周りからは「気楽で楽観的な人」に見られることも多いでしょう。
責任のない仕事?責任感をつける? -向いてる仕事を考える前に-
具体的な「責任感ない人に向いてる仕事」を探す前に、責任感がない人を2つの考え方で分けることが大切です。どちらに当てはまるかによって向いてる仕事も変わるため、目標から進む方向性を考えていきましょう。あなたは、どちらの考えに近いでしょうか。
- 責任の小さい仕事に就き、プレッシャーを感じずに働きたい
- できれば責任感のある人間になりたい
責任のない仕事を探している人は「リスクを避けたい」と考える人です。これまでに重圧の大きな環境にいて、責任に押しつぶされた経験のある人かもしれません。または、責任能力が育っていない時に大きな責任を負うことになり、辛い思いをした人もいるのではないでしょうか。こういう人は、まず責任の小さい仕事に就き、働くことへの抵抗感を減らしていく方向がおすすめです。
一方で「いずれは責任感のある人間になりたい」と考える人もいます。このような人は、キャリアアップを目指す向上心のある人です。スキルアップやキャリアアップを目指すなら、責任ある仕事に就かなければなりません。そこで、仕事をしていくうちに責任感が徐々に身につく仕事を探しましょう。
このように、自分が置かれている状況や何を目指すのかによって、仕事探しをするのがポイントです。
責任のない人に向いてる仕事15選
ここでは、先ほどお伝えした「責任感ない人に向いてる仕事」を15個紹介します。責任感がない人は、以下の要素を持った仕事を選ぶのがポイントです。
- 特別なスキルや経験を必要としない
- 顧客と直接関わらない(または関わりが少ない)
- 一人で淡々と作業できる
- 会社の業績に大幅な影響を与えない
- ノルマがない
- 納期に追われない
- 単純作業
- ルーティンワーク
- トラブルがあまり起こらない
- マニュアルが用意されている
- 自ら判断することが少ない
- 残業が少ない
- 体力的な負担が少ない
- 機密情報を取り扱わない
- ミスをしても許容されやすい
これらの特徴に当てはまる仕事は、責任感がない人にもおすすめできる「向いてる仕事」といえるでしょう。以下、具体的に職業を15個紹介していきます。
働いている以上は、どの仕事も最低限の責任は生じるため、まったく責任がないことはありません。また、上記の特徴をすべて含む仕事も存在しないため、その中でも自分にとって向いてる仕事を選びましょう。
- 清掃員
少人数で、マニュアルに沿った作業を行い、会社に大きな影響を与える業務も少ない - ハンドメイド作家
基本的に1人で作業を完結でき、好きな時間に作業しやすい - デバッカー
1人で自分のペースで他人の起こしたバグを探す作業を進める - トラックドライバー
顧客との関わりは少なく、1人での輸送も自分で判断しなければならないことが少ない - タクシードライバー
ノルマや納期に追われることはなく、会社の業績に影響を与えることも少ない - 工場のライン作業員
マニュアルに沿ったルーティンワークを1人で行う - ピッキング作業員
伝票や指示に沿った作業を行うため、自ら判断する機会は少ない - 事務職
マニュアル化された仕事が多く、ノルマもなく、顧客との関わりは少ない - コールセンター
対応の流れはマニュアルで決まっているものも多く、自分で判断する場面は少ない - 検針員
顧客との関わりは少なく、流れの決まった作業をし、自分で判断することも少ない - 新聞配達
慣れると決められた場所に1人で配達に行く単純作業となり、自分のペースで働ける - ポスティング
クライアントからのチラシを指定された範囲のポストに投函する - 郵便配達員
決まっている自分の担当エリアに運ぶ、マニュアルに沿った作業 - 警備員
ノルマなどはなく、巡回や監視をする場所・注意点などは基本的にマニュアル化されている - 交通誘導員
道路、工事現場、商業施設などで通行の妨げを予防する仕事で、1人で作業することが多い
向いてる仕事1.清掃員
一言で「清掃員」といっても、大きく以下4種類に分類されます。
- 清掃業務員(ごみの回収、公共の場の掃除)
- ビル清掃員(商業施設の清掃)
- 特殊清掃員(ご遺体のあった場所の消臭・滅菌)
- その他(病院やホテルの掃除)
清掃員は1人または少人数で、マニュアルに沿って清掃作業を行います。自分で判断する作業も少なく、会社に大きな影響を与える業務も基本的にありません。またトラブルが起きることも少ないため、責任の小さい仕事といえるでしょう。
ただし、与えられた仕事を丁寧にこなす姿勢は求められます。自分の働きによって、顧客がいかに快適に過ごせるかが決まる仕事です。時には直接感謝の言葉をもらうこともあるでしょう。そのようなシーンでは、大きなやりがいを感じられます。
向いてる仕事2.ハンドメイド作家
ハンドメイド作家は、オリジナルの作品を作って販売する仕事です。副業として活動している人もいれば、プロのハンドメイド作家として活躍している人もいます。
顧客と関わる場面は一定数あるものの、基本的には1人で作業を完結できるため、トラブルも起きにくいです。さらに好きな時間に作業しやすいため、自分のペースで仕事ができます。このような点が、責任感のない人にもおすすめできる理由です。
自分の納得のいく作品ができれば、大きな達成感を味わえます。また、作品が人から気に入ってもらえた時は、大きなやりがいになるでしょう。
向いてる仕事3.デバッカー
デバッカーとは、ゲームなどのプログラムを確認・作動させて、プログラムの不備やバグを見つける仕事です。テストプレイをするため、ゲームやプログラミングに関する知識があると仕事がスムーズに進みますが、特別なスキルや資格は必要ありません。
1人で淡々とバグを探す作業が多く、自分のペースで仕事を進められます。また、プログラムの不備が見つかったとしても自分が起こしたミスではないため、責任が小さいといえるでしょう。
ゲームの製作に関わり、自分が見つけた不備やバグによってプログラムが改善されるので、特にゲーム好きな人にとってはやりがいを感じられるのではないでしょうか。
向いてる仕事4.トラックドライバー
トラックドライバーの仕事は、トラックやトレーラーなどの貨物自動車で貨物を輸送することです。小型・中型・大型とトラックの大きさによって運転距離や輸送するものが違いますが「目的地まで貨物を運ぶこと」という点は共通しています。
慣れないうちはベテランの人と組んで仕事をすることもありますが、顧客との関わりは少なく、対人関係でのトラブルは起きにくいと考えられます。貨物を運ぶことが主な仕事なので、1人で輸送を担当するようになっても判断をすることが少なく、大きな責任を負うこともあまりありません。
1日に複数の輸送先に貨物を届けることもありますが、担当の貨物を無事に運び終えた時は、達成感や満足感を味わえます。
向いてる仕事5.タクシードライバー
タクシードライバーは乗客を目的地まで運ぶのが仕事です。また、運転前の点検や洗車といった車両管理も業務に含まれます。
ノルマや納期に追われることはなく、会社の業績に影響を与えることも少ないです。夜勤や長時間の運転など体力的に厳しそうなイメージがあるかもしれませんが、隔日勤務などの働き方もあるので休日が多く、身体を休める時間は十分あります。
その一方、多くのタクシー会社では歩合制を取り入れています。自分が頑張った分だけ収入も上がるので、責任感の小さい上にやりがいを感じやすい仕事といえるでしょう。
向いてる仕事6.工場のライン作業員
工場のライン作業員は、食品や機械など大量生産を目的とする工場で、手順に沿った作業を行います。工場によって細かな作業内容は違いますが、ベルトコンベアを流れる部品を複数人で組み立て、仕分け等をします。
仕事は複数人で行いますが、役割分担がされているため作業自体は1人で行うことが多く、人との関わりは少ないです。作業内容もマニュアルに沿ったルーティンワークが中心のため、責任は大きくありません。
作業を行なっている間は担当している1工程しか見ていないので分かりにくいですが、店舗に自分が携わった商品が売られているのを見ると「1つの製品を作り上げた」という達成感や喜びを感じられることでしょう。
工場作業員の仕事を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
向いてる仕事7.ピッキング作業員
ピッキング作業員は、倉庫や工場に搬入された部品を伝票や指示書に従って収集したり、仕分けなどの搬出準備を行います。最初はバーコードを使っての簡単な作業が中心ですが、慣れてくるとアルバイトを束ねるリーダーとしてチーム全体の仕事を管理するなど、経験に応じてキャリアアップするのが特徴です。
伝票や指示に沿った作業を行うため、自ら判断する機会は少ないでしょう。作業を正確にこなす必要はありますが、特別な資格やスキルを必要としないため、責任は大きくありません。
仕事を続けることでスムーズに仕事ができたり、少しずつ責任の重い仕事を任されてスキルアップを実感しやすいので、やりがいを感じやすい仕事です。
向いてる仕事8.事務職
事務職の仕事内容は、主に以下の3つです。
- データ入力
- 書類作成
- 電話、来客対応
社内や各部署に関する雑務全般を幅広くサポートすることが事務職の大きな役割です。企業によっては、上記の3つに加えて顧客への資料作成や経理のサポートも行います。
作成する書類やデータ入力はマニュアル化された仕事が多く、ノルマもありません。来客対応はあるものの顧客との関わりは少なく、トラブルが起こりにくい仕事と考えられます。
企業にとって、事務職の存在は欠かせません。自分が会社・部署やチームに貢献していることを実感しやすく、やりがいの持てる仕事です。
向いてる仕事9.コールセンター
コールセンターの仕事は、電話で顧客・見込み顧客に対して商品やサービスの提案やサポートを行うことです。具体的な業務は大きく以下の2種類に分かれます。
- インバウンド(顧客からの問い合わせに対応する)
- アウトバウンド(顧客や見込み客にサービスや商品を営業する)
取り扱う商品によっては専門知識が必要ですが、電話の流れや質問に対する回答はマニュアルで決まっているものも多く、自分で判断する場面は少ないでしょう。万が一分からないことを聞かれても「担当者にお繋ぎします」などと答えることもできるため、責任は大きくないと考えられます。
会社のサービスや商品についての知識が増えたり、顧客にスムーズな対応ができると、スキルアップしていることを実感できて仕事にもやりがいを感じられるでしょう。
向いてる仕事10.検針員
検針員は担当顧客を訪問して、水道やガスなどの計量器から使用量を算出し、検針票を顧客に渡す仕事です。
顧客を訪問するといっても、作業前後の報告のみなので顧客との関わりは少なく、トラブルも起きにくいです。作業自体も流れが決まっており、事前に研修で基本的な知識を学んでから行うので、自分で判断することは少ないでしょう。その点、責任感をあまり必要としません。
一方で、大幅に水の使用量が増えている時は漏水の恐れがあるなど、目には見えない問題を発見して顧客に報告することも仕事のうちです。なので、顧客の役に立てているという達成感も得られます。また、企業によっては訪問数などで収入が上がるところもあり、頑張るモチベーションにもなりやすいでしょう。
向いてる仕事11.新聞配達
新聞配達は、顧客へ朝刊・夕刊を配達する仕事です。ただ新聞を届けるだけでなく、販売店に送られてくる新聞にチラシ広告を挟んだり、地区ごとに仕分けする作業も行います。さらに正社員となると、新聞の営業活動や集金管理などの業務も担当します。
基本的には決められた場所に1人で配達に行くため、慣れれば単純作業となり、自分のペースで働けることが多いです。また、特別なスキルや資格も必要としないため、大きな責任が問われる場面もほとんどありません。
新聞を楽しみにしている顧客も多く、配達時に「ありがとう」と声をかけていただけることもあり、やりがいを感じられます。
向いてる仕事12.ポスティング
ポスティングは、企業広告のチラシなどをポストに投函する仕事です。扱うチラシは様々ですが、目的は不動産やスーパーといった「その地域に限定した顧客」を獲得することです。
クライアントからのチラシを指定された範囲のポストに投函するので、自分で判断して行動することは少ないでしょう。ポストに投函するのが主な仕事なので、投函先の顧客と関わることもほとんどありません。正社員の場合、ポスティングする地域の調査などを行うこともありますが、その場合も顧客と直接関わる仕事ではないため、トラブルも起きにくいです。
担当したエリアでチラシの反響率が高いと手当がつくケースもあり、評価されることで達成感を得られます。また、自分の仕事がクライアントの売上に関わっていると考えると、やりがいを感じられるでしょう。
向いてる仕事13.郵便配達員
郵便配達員の仕事内容は、主に以下の3つです。
- 郵便物の管理、配達
- 配達に使用するバイクなどの点検
- 年賀状や切手などの営業
日によって郵便物の種類や量は異なりますが、基本的に自分の担当エリアは決まっており、マニュアルに沿った作業が多いです。決まった仕事量をこなせば問題ないため、責任感が問われるケースも少ないでしょう。
郵便配達員は地域に密着した仕事のため「身近な人の役に立っている」ことを実感しやすく、大きなやりがいになります。
向いてる仕事14.警備員
警備員は施設などで異常がないか、巡回・監視をするのが主な仕事です。問題があれば、現場がスムーズに流れるように対応します。
やるべきことは多いですが、ノルマなどはなく、巡回や監視をする場所・注意点などは基本的にマニュアル化されています。さらに、担当エリアが決まっているため人と関わる業務も少なく、自分のペースで働きやすいです。決まった業務をしっかりこなせれば、それ以上に責任感を問われることもありません。
警備員は「施設の安全を守っている」という重大な役割を果たしているため、やりがいを感じやすいです。また、特別な資格がなくても警備員として働けますが、機械警備に関する「機械警備業務管理者」や警備員の教育指導を行える「警備員指導教育責任者」などの国家資格もあるので、スキルアップやキャリアアップも目指せます。
向いてる仕事15.交通誘導員
交通誘導員は、人もしくは車両の雑踏するところに通行の妨げとならないよう予防する仕事です。具体的には道路、工事現場、商業施設などで働きます。
特別なスキルや経験がなくても研修を受ければ働くことができ、1人で淡々と作業することが多いので、責任感やプレッシャーを感じることも少ないでしょう。
自分の仕事によって、現場の人通り・車通りがスムーズになるという点からも、十分やりがいを感じられます。
責任感をつけられる仕事の特徴5選
ここまで「責任感ない人に向いてる仕事」という観点でおすすめの仕事を紹介してきましたが、ここからは「責任感を付けられる仕事」の特徴を5つ解説していきます。
- 自分で判断する場面が多い
- 少しずつ任される内容が増えていく
- 役職があがりやすい
- 資格や専門性が必要
- 挑戦を歓迎する
これらの特徴を持った仕事を探して、スキルアップやキャリアアップにも繋げていきましょう。以下、それぞれの特徴について詳しく解説します。
①自分で判断する場面が多い仕事
「自分の判断で仕事をする場面」を少しずつ増やしていくことで、責任感が育っていきます。人が決めた仕事しかしていないと、長く働いても責任感がつきにくいからです。
自分で判断する場面が多い仕事の1つは営業職です。営業職は基本的な業務の流れは決まっているものの、営業の場面では「会社の代表」として顧客と接します。少しのミスが会社の信頼に関わることもありえるでしょう。そのため、自分で考えて顧客と接する機会が増え、少しずつ責任感が身に付きます。
②少しずつ任される内容が増えていく仕事
最初から大きな責任を伴う仕事ではなく、少しずつ任される内容が増えていく仕事もおすすめです。
これは、製造業の専門家などが当てはまります。責任感を育てるには「責任を負う経験」をしなくてはなりませんが、最初から責任の重い仕事ではプレッシャーも大きいでしょう。そのため、専門性が高く上司とマンツーマンで教えてもらえるような仕事に就くと少しずつ責任範囲が広がっていき、それに比例して責任感も育っていきます。
③役職があがりやすい仕事
仕事をするうえで、役職が上がると自然と責任も大きくなります。そのため、公務員のように固定的で上の役職が空きづらい職場ではなく、組織内の人員配置が変わりやすい仕事を探すのがおすすめです。
責任感を付けるためには、自分の責任領域を少しずつ広げる必要があります。役職があがりやすい仕事では、少しずつリーダーのような役割を任されるため、自然と責任感も身につきやすいでしょう。
④資格や専門性が必要な仕事
資格・専門的な知識やスキルを要する仕事も、責任感が身につきやすいです。
具体的には、公認会計士や宅建士です。これらは「公認会計士」「宅地建物取引士」といった資格がなければ、働くことができません。特定分野の「専門家」という立場になるので、自然とその領域に関する発言に責任が発生します。その結果「自分の発言に責任を持とう」という意識が芽生えるのです。
⑤挑戦を歓迎する仕事
「失敗を恐れてしまう」という責任感ない人の特徴をカバーするためには、挑戦を歓迎する仕事がおすすめです。
例えば、ベンチャー企業などが当てはまります。大手企業はコンプライアンスが厳しく、小さな失敗でも会社へ与える影響が大きいです。その分、責任も重くなることでしょう。それに対して、ベンチャー企業は失敗について寛大な文化を持つ会社が多く、挑戦しやすい特徴があります。自分から挑戦することによって、当事者意識が生まれやすく、自然と責任感が育っていきます。
責任感ない人が誤解されている特徴3選
周囲から「責任感がない」と思われている人は、実は誤解されやすい人でもあります。「責任感がない」というのは、自分自身で感じる場合もありますが、どちらかというと周りからの見え方です。そして責任感がないように見える人は、評価が低くなりがちです。
しかし、責任を持ちたいのに持てない場合は、周りからの評価を気にしすぎている場合も考えられます。「なぜ周りから低評価を受けてしまうのか」を適切に理解することで、自分の向いてる仕事を探す助けとなるでしょう。
責任感がない人は、以下のように評価されることがあります。
- 頭が悪い
- 向上心がない
- 受け身すぎる
どうしてそう思われてしまうのか、それぞれ解説していきます。
①頭が悪い
責任感がない人は周りから「頭が悪い」「すぐに仕事を投げ出す」「仕事から逃げている」と思われがちです。相手からすると「一緒に働いているのだから、もっと周りを見てほしい」と思っているのです。
本人は周りを見ているつもりでも、周りからはそうは思われないこともあるでしょう。そのため「頭が悪いから、周りを見て判断できない」と評価が下がってしまうのです。
②向上心がない
「向上心がない」と思われてしまうケースも少なくありません。責任感ない人に仕事を任せても、途中で投げ出し、責任から逃げているように見えるからです。
そのため、向上心がないと思われて仕事を任せてもらえなくなったり、誰でもできるような仕事しか回されない恐れもあります。
③受け身すぎる
責任感がない人は、叱られたり責任を負うことを恐れてしまう特徴があります。そのため、周りからは責任ある仕事を避けたり、自分を正当化して人のせいにしているように見られるのです。
人から指示を受けて仕事をしていれば、責任を問われることもありません。人からの指示を受けてからでなければ行動しない人は、受け身の印象を持たれて「主体性がない」と思われがちです。
すると、向上心がないと思われたときと同様、仕事を任せてもらえなくなることにつながってしまうので気をつけましょう。対策を知りたい人は、以下の記事で「受け身な人に向いている仕事」を紹介しているので、よければ参考にしてください。
責任感ない人は自信がないだけ?
責任感がない行動をとってしまう人の中には「任せられた仕事をやり切れるか分からない」「何かあったらどうしよう」など、自分に自信がない人もいるのではないでしょうか。
まずは自信をつけるために、できることから始めるのも1つの手です。というのも、自分に自信がないと、責任やリスクを取ろうとは思いません。
かといって、自信がない状態で責任ある仕事を任されると「できないのにやらないといけない状況」に追い込まれ、板挟みの心理から余計に逃れたいと考えてしまいます。その結果、周りの人から「責任感のない人」と評価を受け、責任ある仕事を任せてもらえなくなった人もいるのではないでしょうか。
このような状況を避けるには、いきなり大きなことに挑戦するのではなく、少しずつ自信をつけていきましょう。「これならできるかも」と思えることが少しでもあれば、積極的に取り組んでみてください。小さなことから経験を積み重ねていくことで、自然と自信は身についていきます。
まとめ:責任感がない人が向いてる仕事を見つけるには
本記事では、大きく以下4つについて解説しました。
- 責任感ない人の特徴
- 仕事の探し方
- 責任感ない人に向いてる仕事
- 責任感をつけるためにできること
「責任感ない人」と一言でいっても、人によって仕事の探し方や向いてる仕事が異なります。まずは自分がどのような状態であり、今後どうなりたいのかを考えてみましょう。そのうえで、自分に向いてる仕事を探すことが大切です。
また、以下の記事では「責任感が強い人に向いてる仕事」も解説していますので、こちらも参考にしてください。反対の特性を知ることで、仕事選びの参考になることでしょう。
近い傾向の記事はこちら
責任感のない仕事に興味がある方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。