就職先の決め方はどのようにすればいいのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
この記事では、これから就職活動を始めようとする人や、内定が出始めている人が、どのように就職先を決めていけばいいかについて解説します。
後悔しない就職を成功させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
- 「就職先の決め方でよくある危険な例 3選」を紹介。仕事選びの参考にしよう
- 後悔しない就職先の決め方を「これから就職活動を始める人」「内定が出始めている人」などのシチュエーションごとに詳しく解説します
- 就職先を決める時の注意点 3選【出会った社員の印象で決めない、就職診断を鵜呑みにしない、離職率が高い企業は要注意】
この記事の目次
就職先の決め方に悩んでしまう理由
まずは、これから就職活動を始める人が、なぜ就職先の決め方に悩んでしまうのかについて、よくある理由を解説します。
どんな仕事があるか分からないから
日本には数百万件にも及ぶ会社が存在し、求人の件数も数万〜数十万件に上ります。
それと同じように、営業職や事務職を始めとした「職種」は非常に多くの種類に分かれます。
もし、どんな仕事が世の中にあるのか分からなければ、たとえ求人に応募しようとしたとしても、「他にもっと自分に合っている仕事があるのではないか」と感じてしまい、応募の意思決定に至らなくなってしまうことがあります。
自分のスキルや経験が整理できていないから
これから正社員デビューを考えている人は、未経験者を歓迎している求人に応募する必要があります。
ただ、いくら未経験OKだからといって、自分の発揮できるスキルや経験が整理できていなければ、就職先の決め方に困ってしまうだけでなく、選考通過率も下がってしまうでしょう。
調べすぎてしまっているから
求人情報や職種理解といった情報が不足しているだけでなく、調べすぎて情報過多になっている場合も、就職先の決め方を悩ませてしまう原因に繋がります。
「○○業界が気になるので就職してみたい」「でも△△業界の仕事も気になる」など、あれもこれもと情報を収集してしまうことで、結局どこに応募すればいいかが決めづらくなることがあります。
逆に、調べすぎることでネガティブな情報ばかりを目にしてしまい、「結局働くことそのものに希望ややりがいは持てないのではないか」「自分に合っている職場なんてない」といった、いわゆる頭でっかちな状態に陥るケースも見られます。
就職活動において情報収集は当然重要ですが、やりすぎは逆効果に繋がりかねないということを認識しておくと良いでしょう。
就職先の決め方でよくある危険な例
就職先の決め方に正解はありませんので、「目指したい将来像」「置かれている家庭環境」「仕事に求めるもの」など、人それぞれの判断基準で進めていく必要があります。
しかし、次のような方法・考え方で就職先を決めてしまうのは非常に危険ですので、特に気をつけるようにしてください。
イメージだけで就職活動を進めてしまう
業界や職種のことをよく調べられていないと、イメージで就職活動を進めてしまうことがありますが、これは非常に危険ですので注意してください。
よくあるイメージと現実のギャップ例としては以下のようなものが挙げられます。
よくあるイメージ | 実際に感じるギャップの例 |
システムエンジニアは黙々と作業すればいいだけだから、話下手でも大丈夫そう | システム開発についてクライアントやチームメンバーと頻繁に会話することがある |
営業職はブラックな働き方を強要される | 職場によっては残業がほとんど発生しないような体制を組んでいる |
経理はいつも定時で帰れるホワイトな職場環境 | 四半期末や決算月などの繁忙期では残業時間が増える |
クリエイター職になれば自由にクリエイティブと向き合える | クライアントの指示通りにしかクリエイティブの作成ができない |
コンサルタントは年収が高い | 残業時間が多くなり、総労働時間に換算するとそこまで高い年収ではない |
※企業によって感じるギャップは異なる場合があります。
上記の例のように、それぞれ業界や職種に対して感じているイメージは、実際に働くとイメージと違う働き方や印象といったギャップを感じることがあります。
入社前と入社後でギャップを感じると、最終的に短期離職に繋がる恐れもありますので、しっかりと実態を調査した上で、イメージによる就職活動をしないように心がけてください。
ネットの口コミや情報に振り回されてしまう
就職先の決め方をはっきりさせるため、ネットで就職活動情報を調べることはよくあると思います。
ただ、口コミサイトの内容や、匿名掲示板などの情報に振り回されてしまわないよう、注意することが大切です。
基本的に就職活動に関する情報をネットに書き込むような人は、ネガティブな感情になっている状態が多い傾向にあります。そのため、事実以上にネガティブな情報が書かれていることもあり得ます。
「○○株式会社の△△職はパワハラが横行している」「○○職は全部ブラック」など、仕事の一面だけを切り取った投稿を見て就職先を決めてしまうと、自分の可能性を狭めることにも繋がりかねません。
就職活動の情報収集を行う時は、ネットの口コミは参考にしつつも、就職エージェントなどを活用し、より企業の実態に詳しい人から直接話を聞くことがおすすめです。
年収や福利厚生だけで就職先を決めてしまう
年収や福利厚生といった待遇は、就職先を決める上で検討しておきたい条件の一つです。
しかし、待遇だけで就職先を決めてしまうことは非常に危険です。例えば年収の高い求人だったとしても、自分のスキルや経験とミスマッチしているような仕事であれば、毎日ストレスを感じながら働かなければならなくなります。加えて、仕事で活躍できる機会も増えにくくなり、基本的な給与自体は良くても、昇給や昇格が遠のいてしまう可能性も考えられます。
待遇といった条件は意識しつつも、「どんな仕事をするのか」「どのように自分の力を発揮できるのか」といった、仕事内容に注目して就職先を決めていくようにしましょう。
就職先の決め方を適当に行うと起きる末路
昨今は求人数よりも求職者数の方が多いことが多いので、「とりあえずどこでもいいから就職する」ということができます。
しかし、就職先の決め方を適当に行うと、次のような末路を迎える可能性があることは認識しておく必要があります。
早期離職を繰り返すことになる
適当に就職先を決めてしまうと、入社した後に「自分の思っていた仕事と違った」「入社前にイメージしていたよりも自分に合っていなかった」と感じやすくなります。
その結果、早期離職を繰り返すといった末路を迎えるかもしれません。
「早期離職をしても、また違う職場に転職すればいいのではないか」と簡単に考えている人もいますが、一定以上のスキルやキャリアのある人を除いて、現実はそれほど甘くはありません。
短期離職と転職を繰り返すと、転職活動における選考の際「この人は採用してもすぐに辞めてしまうだろう」と企業から感じられやすくなってしまいますので、徐々に転職成功率が低くなっていきます。最終的に、どこにも転職できなくなるケースも考えられます。
精神的な病気になる
どんな職場でもスキルを発揮する自信がある人は別ですが、多くの人は自分に合わない仕事をさせられるとストレスが溜まっていきます。
ストレスが溜まり続けると、うつなどの精神的な病気に罹り、休職など働けなくなるリスクも考えられます。
長期的にキャリアを築いていくことは、精神的にいいだけでなく、スキルアップによる昇給昇格や、実現したい将来のビジョンを叶えるためにも必要不可欠です。
心身ともに健康に働きたい人は、自分に合った就職先の決め方をしっかり理解するようにしてください。
働くことそのものに嫌気が差してしまう
就職先の決め方を適当に行うと、必然的に就職した仕事への愛着ややる気は持てなくなります。
やりたくもない仕事をさせられれば、いずれ働くことそのものに嫌気が指してしまうことも考えられます。
働き続けることは、生活を維持するためにもちろん大切ですが、それ以上に自分の価値発揮の場を持つという意味でも重要です。働かないこと自体が悪いわけではもちろんありません。しかし、働ける状態にあるのに全く働かず何もしない日々を過ごすようになれば、むなしくなったり自信をなくしたりしてしまうことにもつながりかねません。
後悔しない就職先の決め方【これから就職活動を始める人】
ここからは、後悔しない就職先の決め方について、それぞれの状況に応じて解説していきます。
まずは、これから就職活動を始める人に知っておいてほしい、就職先の決め方をご紹介します。
自己分析をして自分を理解する
後悔しない就職先の決め方を実現するためには、「今、自分はどのような仕事ができるのか」「どんな仕事に興味を持っているのか」を明らかにすることが大切です。
そのためには、就職活動を始める前に自己分析を行うようにしましょう。
自己分析とは、自分の今までの経験を棚卸しし、強みと弱みを理解することで、発揮できるスキルや向いている仕事を認識するために行う分析のことを言います。
自己分析をすることで、自分に合った就職先がどこか分かるようになり、効率的な就職活動にも繋がります。
自己分析のやり方については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる人は合わせてチェックしてみてください。
業界や職種の理解をする
正しい就職先の決め方をするためには、情報収集が欠かせません。
自己分析と並行して、どんな業界や職種があるのかを理解するようにしましょう。
業界とは、その企業が属するジャンルを意味しており、例えばコンビニであれば小売業界、ハウスメーカーであれば建設業界となります。
一方職種とは、どのような仕事に携わるのかのジャンルを意味します。
営業職や事務職、エンジニア職など、さまざまな職種が存在し、職種によって向き合う仕事や身に付くスキルが大きく異なります。
就職をする時は、職種をメインに考えていくことが一般的ですので、職種理解をした後に業界理解をするのがおすすめです。
応募先の企業研究を行う
自己分析や業界職種理解が完了したら、いよいよ求人への応募となりますが、応募先の企業研究も忘れずに行いましょう。
同じ業界や職種の求人であっても、働き方や求められるスキルは企業によって異なりますので、どちらも自分に合っている職場とは限りません。
応募先の企業研究の進め方としては、求人票や求人広告、採用ホームページなどを調べることから始めてみてください。
また、ネットの情報だけに偏らないようにするためにも、就職エージェントなどの第三者からも情報収集を行い、企業研究の精度を高めていくことが大切です。
後悔しない就職先の決め方【内定が出始めている人】
ここからは、内定が出始めている人が意識しておきたい就職先の決め方について解説します。
就職の軸に沿っているかを確認する
自己分析を行っていれば、自分が大切にしたいと考えている「就職の軸」が見つかっているはずです。
内定先に就職するか悩んだ時は、就職の軸に沿った職場や仕事かを確認するようにしましょう。
内定を獲得するまで、時間や労力がかかっているとは思いますが、就職の軸に沿っていない会社に就職してしまうと、これから先の人生に悪影響をもたらしかねません。
もし就職の軸に沿っていないと感じたのであれば、内定承諾をせず、就職活動を継続することも視野に入れる必要があります。
なんとなくで入社はしない
就職先の決め方によっては、今後の人生を大きく左右する可能性があります。
そのため、深い理由がなく、内定が出たからとりあえず内定承諾して就職するという判断は、なるべく避けるようにしてください。なんとなくで入社してしまうと、上述した末路を迎えかねません。
自分のスキルを発揮して、やりがいを感じながら働くためにも、内定承諾するかどうかは真剣に検討することがおすすめです。
迷ったら会社の規模で選ぶのもアリ
どんなに就職の軸がはっきりしていて、就きたい仕事が決まっていたとしても、複数社内定を獲得したら、どの企業に就職すればいいか悩んでしまうこともあるでしょう。
そのような時は、単純に会社の規模だけで選ぶといった決め方でも問題ありません。
なぜなら、会社の規模が大きいと以下のようなメリットが享受できる可能性があるからです。
- 安定して働き続けられる
- 給料や福利厚生が整っているケースが多い
- 貴重な経験を積める機会が多い
- 次の転職の際に有利になる可能性がある
- 事業にかけられる予算が大きいので、チャレンジできる機会が多くなる
- 異動により、転職せずとも別職種に挑戦できる
このように、会社の規模が大きいというだけで、さまざまなメリットがあります。
「従業員数」「資本金」「売上利益」など、会社の規模を測る指標はいくつかありますが、メジャーな指標は従業員数です。
就職エージェントを活用していれば、決め方に迷った時のアドバイスを受けることができる点も合わせて理解しておきましょう。
後悔しない就職先の決め方【その他の状況別】
ここからは、これまでの状況以外での就職先の決め方を解説します。
また、以下の状況にも該当せず、就職先の決め方に迷う場合は、就職活動サポートのプロである就職エージェントの活用も視野に入れるのがおすすめです。
やりたい仕事がない場合はスキルが身に付く仕事がおすすめ
働く目的は人それぞれですので、やりたい仕事がないと感じることも珍しくありません。
そのような場合は、スキルが身に付く仕事に就職するのがおすすめです。
基本的に仕事をすれば多かれ少なかれ何らかのスキルは身につけられますが、「手に職が付けられる仕事」や、「他の職場に転職したとしても活かせるような仕事」を特に検討すると良いでしょう。
具体的には、以下のような職種が挙げられます。
- 営業職
- ITエンジニア
- 機械電気系エンジニア
これらの仕事で身につけられるスキルは、他の会社でも活かしやすいため、転職に有利になりやすいといったメリットがあります。
仮に入社した先の職場環境が自分に合っていなかったとしても、身につけたスキルを武器にキャリアアップができるので、キャリアの選択肢が広がります。
女性の場合はライフプランも並行して考える
女性が就職先を決める際は、ライフプランも並行して考えるように意識してください。「いつ結婚したいか」「子どもは欲しいか」といったライフプランをざっくりとでも考えておくことで、就職先に求める働きやすさが変わってきます。
ライフプランによっては、産育休制度の利用実績の多さ、時短勤務やフレックス勤務といった柔軟な働き方の可否など、福利厚生や働き方を重視して就職先を決めた方がよい場合もあります。
就職した後にライフプランと向き合うと、仕事とプライベートの折り合いがつかず、その企業で長く続けることが難しくなるケースもあります。もちろん、すべてが想定通りにいくことはありませんが、ある程度ライフプランを考えておくことは、将来的に後悔しない就職を成功させるために重要なアクションと言えるでしょう。
郊外在住の場合は働く場所の選択肢を広げる
基本的に都心よりも郊外の方が、求人の数そのものが少なくなっています。
そのため、都心で就職した方が、「就職がしやすい」「給料が高くなりやすい」「様々な職種に挑戦できる」といった多くのメリットに繋がります。
現在郊外に居住していて、地元での就職に特に明確な理由を持っていないのであれば、都心への就職も視野に入れて求人を探すことも検討してみてください。場合によっては、フルリモートの仕事を選ぶことで、引っ越しをしなくても良いケースもあります。
最近では、オンライン選考を可能にしている企業も増えてきていますので、求人探しの参考にしてみるといいでしょう。
後悔しない就職先の決め方のコツ
ここからは、後悔しない就職先の決め方のコツを3つ解説します。
家族や友人に相談する
今まで正社員として就職したことがない人が、これから就職活動をするのであれば、家族や友人に相談するのがおすすめです。
家族や友人に相談するのは恥ずかしいと感じるかもしれませんが、以下のようなメリットが享受できます。
- 働くことへのイメージをポジティブなものにできる
- 自分では理解していない自分の強みが知れる
- 就職活動への焦りを落ち着かせることができる
- 職種の仕事内容の解像度を上げられる
- 就職活動のアドバイスをもらえる
ただし、就職活動の市況感は数年単位で変化しているため、相談する相手との年齢差によっては、いわゆる一昔前の市況感でアドバイスされることもある点には注意が必要です。また「安定した仕事にすべき」など、ざっくりとしたアドバイスに終始してしまうこともあり得ます。
「家族や友人には相談したくない」「最新の市況感を知っている人に相談したい」という人は、就職エージェントの活用がおすすめです。
できるだけたくさんの企業を見る
就職先の決め方で後悔しないためには、できるだけ多くの選択肢の中から自分に合った職場を見つけることが大切です。そのためにも、できるだけたくさんの企業を見るように心がけましょう。
就職活動において、数社しか見ていないと、その企業の良い面しか認識できません。どの企業にも良い面と悪い面がありますので、長く働き続けるためにも、企業の良い面だけでなく悪い面もあらかじめ理解しておく必要があります。
複数の企業を見て、納得いくまで比較検討することが、後悔しない就職先の決め方に繋がります。
就職エージェントを活用する
就職先の決め方に迷っている人は、就職エージェントの活用が特におすすめです。
就職エージェントに登録することで、自分を担当してくれるカウンセラーが付き、以下のようなサポートが受けられるようになります。
- キャリアカウンセリング
- 自分に合った求人の紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 模擬面接の実施
- 企業との面接日時の調整代行
- 面接のフィードバックの共有
- 年収交渉の代行
このように、誰でも無料で様々なサポートが受けられますので、「初めての就職活動で不安」「できるだけ就職成功率を上げたい」「現職が忙しくなかなか就職活動に向き合えていない」といった人でも安心して就職活動が進められます。
登録直後はキャリアカウンセリングも可能なため、就職先の決め方のアドバイスもしてもらえるなど、後悔しない就職をしたいなら、ぜひ登録をしてみてください。
就職先の決め方で注意すべきポイント
ここでは、就職先の決め方で注意すべきポイントについて解説します。
出会った社員の印象で就職先を決めない
就職先の決め方の一つとして、職場や社員の雰囲気が自分に合っているかというものがあります。一方、出会った社員の印象だけで就職先を決めないように注意する必要があります。
例えば面接官がすごく良い人で、その人と働きたいと思ったとします。しかし、そもそも面接官と一緒に働ける可能性は少ないですし、仮に働けたとしても、その人だけと働くわけではありません。また、人事担当者などの場合は会社の顔になるため、そもそも自社に好感を持ってもらえるように、面接で感じよく接していることもよくあります。
つまり、出会った社員の人柄だけで決めるのはあまり意味の無いことに繋がりやすく、入社後のギャップを強めてしまう原因にもなるのです。
就職診断を鵜呑みにしない
就職先の決め方に悩んでいる人に向け、就職診断や適職診断といったサービスが提供されています。確かにこれらの診断サービスは、利用することで就職活動における一つの判断材料にはなります。
しかし、診断結果はデータに基づく一般論になりがちですので、鵜呑みにしてしまうと逆に振り回されてしまうことに繋がりかねません。
また、サービスによっては、適当な診断結果を表示させ、自社サービスで就職活動を進めてもらうことだけが目的という悪質なものも見られます。
診断サービスを利用する時は、参考程度に留めるということを必ず認識しておくようにしてください。
離職率が高い企業は注意する
会社が採用した従業員がどれくらい退職に至ったかを示す指標として、3年後離職率というものがあります。就職先を決める時は、この離職率の高さは必ずチェックしておくようにしましょう。
離職率が高い企業には、何らかのネガティブな要素があることを意味します。
具体的には、以下のような懸念が考えられます。
- 求人票に書かれている内容と実態が違いすぎる
- 残業や休日出勤が多い
- 社内の雰囲気が悪く、ハラスメントが横行している
- 育成環境が不十分で仕事を教えてもらえない
- 大量採用と大量離職を繰り返す社風
- 頑張ってもなかなか昇格ができない
- スキルが身につかない
このように、非常に多くの懸念が考えられますので、離職率が高い企業は基本的に応募の選択肢から外すことも検討した方が良いでしょう。
また、企業によっては離職率を開示していない場合があります。開示していない理由としては、「開示すると応募者が来なくなる可能性があるから」というものも考えられますが、「データを集めるほど離職していない」という場合もあります。
そのため、離職率を開示していない企業は全て危険ということではないことも、合わせて理解しておいてください。
就職先の決め方に迷ったら、就職エージェントの利用がおすすめ
就職先の決め方に迷った人におすすめしたいのが、就職エージェントというサービスです。
就職エージェントの利用
正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 就職未経験に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
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まとめ
就職先の決め方次第では、働き方や仕事に対する価値観が大きく変わる可能性があります。
自分に合った仕事を見つけるためにも、自己分析や企業研究を正しい方法で行うことが大切です。
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