仕事の探し方で悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
ハローワーク以外にも、仕事を探す方法はいろいろあります。さらに、状況別によっておすすめの探し方が変わる場合があります。
この記事では仕事の探し方で悩んでいる方に、状況別の探し方や、ホワイト企業を見つける方法などを紹介しています。
後悔しない就職をしたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
- 仕事探しには、ハローワーク、求人サイト、就職支援サービスなどを活用しよう!
- 仕事を探すなら、まずは自己分析、企業研究と業界分析から始めよう
- 自分に合った仕事探すために、「どんな人間になりたいか」「何をしたくないか」などから考えてみよう!
この記事の目次
仕事の探し方を紹介!
仕事の探し方について、次の5つに分けて紹介します。
- ハローワークで探す
- 求人サイトで探す
- 就職支援サービスで探す
- 友人や知人からの紹介
- 企業に直接申し込む
それぞれの方法について、利用の流れや特徴、向いているタイプや注意点もお伝えします。
ハローワークで探す
ハローワークとは、厚生労働省が運営する「公共職業安定所」です。
基本的な利用の流れは次のとおりです。
- 休職申し込み手続きを済ませる
- 端末で求人を検索する
- ハローワークで窓口で求人に応募する
ハローワークの特徴は、求人を検索できるだけでなく、就職に関するさまざまなサポートを受けられることです。たとえばキャリアについての相談や、就活に関するセミナーにも参加できます。
ハローワークは、就職のサポートを受けたい人に向いています。一方で、老若男女問わず大勢の求職者が利用するため、混雑時期によってはサポートを十分に受けられない可能性があります。給与や労働時間などの条件があまり良くない求人も多いため、応募企業を選ぶ際は注意が必要です。
求人サイトで探す
求人サイトとは、求人情報を検索できるWebサイトのことです。
基本的な利用の流れは次のとおりです。
- サイト内の求人情報を検索する
- 求人企業に応募する(書類を提出する)
- 企業と面接日程の調整を進める
求人サイトの特徴は、詳細な条件で求人を検索できることです。サイトによっては「20代未経験でもOK」「残業時間20時間以内」というように、“こだわり条件”も設定可能です。
ただ、求人サイトでは就職をサポートしてくれる担当者はつかないため、自分ひとりで就職活動を進めたい人に向いています。逆に、すべてをひとりで行わなければいけないため、就職活動がはじめてでどうしたらいいかよく分からない人には不向きと言えるでしょう。
就職支援サービスで探す
就職支援サービスとは、キャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれる無料のサービスです。
基本的な利用の流れは次のとおりです。
- キャリアアドバイザーと面談をする
- 紹介を受けた企業に応募する
- 応募書類の添削や面接対策を受ける
就職支援サービスの特徴は、就職活動のあらゆるサポートを受けられることです。たとえば自分が希望する条件にマッチする求人を紹介してもらえたり、企業への応募手続きや、面接日程の調整などを任せることもできます。さらには履歴書や職務経歴書の添削、面接の対策など、選考過程においても充実したサポートが受けられます。
就職支援サービスは、就職活動がはじめて、または忙しくて就職活動に取り組む時間が取れない人に向いています。キャリアアドバイザーは企業の社風や雰囲気などの情報にも精通しており、入社後に「こんなはずじゃなかった…」というミスマッチを避けたい人にもおすすめです。
一方で、就職支援サービスによっては、サポートの期間が定められている場合もあることには注意が必要です。サポート期間はおおむね「3か月」ですが、この期間を過ぎても内定が獲得できない場合はサポートが手薄になる可能性もあるため、利用の際は「短期間で内定を獲得する!」という意気込みと計画性が必要ともいえるでしょう。
友人や知人からの紹介
友人や知人が勤めている会社の紹介を受ける、というのも方法のひとつです。
この場合、次のように就職活動を進めていきます。
- 友人や知人が勤めている企業の紹介を受ける
- 履歴書や職務経歴書を企業に提出する
- カジュアル面談(※)、または面接を受ける
友人や知人の紹介を通じた採用活動は「リファラル採用」と呼ばれています。その特徴はあなたの性格や適正にマッチした企業の紹介を受けられる可能性が高いことです。
学生時代の友人や、前職の同僚や上司から声がかかるケースが多く、あなたの人柄や仕事ぶりを理解してくれている人からの紹介がほとんどのため、「会社の雰囲気に馴染みやすい」「ミスマッチが起こりにくい」といった点が大きなメリットです。交友範囲が広く、友人・知人が多い人は、勤務先で人員募集がないか聞いてみてもいいでしょう。
一方で、知人に紹介されて入社した身としては、将来的に退職を切り出しづらかったり、仕事がうまく行かない場合は紹介者との関係性が崩れてしまうおそれもあったりと、リスクもあることは注意点として押さえておきましょう。
※カジュアル面談:社風や雇用条件、仕事内容などについて応募企業の社員にざっくばらんに質問できる機会のこと
企業に直接申し込む
企業の採用ページから直接申し込む方法もあります。
この場合の流れは次のとおりです。
- 求人を応募している企業を探す
- 採用ページから応募する
- 案内に沿って書類を提出する
就職サイトなどに求人を掲載するのは費用もかかることから、企業の中には自社のホームページのみで採用情報を公開しているところも少なくありません。そして就職サービスなどでは出会えない、こうした“掘り出し物”の企業に出会える可能性があることはメリットといえます。
また、就職したい企業が決まっている人は、企業に直接応募するのも良いでしょう。
一方で企業の採用ホームページをこまめに閲覧し、人材募集しているかをチェックする手間を惜しまない事が重要です。
仕事の探し方がわからない方必見!まずやるべきこととは
「自分が応募したい会社がいまいち分からない」という人は、仕事を探すより前に次の3つに取り組んでみることをおすすめします。
- 自己分析を行う
- 企業や業界分析を行う
- わからないときは他社に頼る
では、それぞれについて解説します。
自己分析を行う
まずは自己分析を行いましょう。自分の「強み」を認識することで、活躍できる仕事を見つけやすくなるからです。
具体的には過去の「成功体験」を振り返ってみることがおすすめです。目標達成に向けてどんな工夫をしたか、どんなアクションを起こしたか、といった記憶をたどっていくことで、自分自身の強みが見えてくることがあります。
また過去の交友関係や、ストレスなく過ごせた環境などを振り返り、「チームワークを重視する仕事に就きたい」「プライベートを優先して仕事をしていきたい」というような『企業選びの軸』が見えてくることもあるでしょう。
企業や業界分析を行う
次に、企業研究や業界分析をしましょう。自分が抱いているイメージ通りの会社・業界か、または違うのか、といった点を理解できるからです。
たとえば「エンタメ業界」に華やかなイメージをもつ人は多いですが、実際は休みなく働く必要がある地道な仕事であることも少なくありません。業界の実態を理解しておけば、入社後のミスマッチを減らせるのです。
後ほど詳しく紹介しますが、企業研究では「離職率」や「経営方針」を確認しておくことも大切です。これらは、安心して長く働くうえで欠かせないポイントであり、しっかりとチェックしておきましょう。
ちなみに企業研究をする中で、その会社についての悪い評判を目にすることもあるかもしれません。匿名の口コミには、その会社を辞めた人の「極端な恨み節」も混じっているケースがあります。評判の善し悪しはどちらか一方に注目しすぎることなく、参考にするのがおすすめです。
分からない時は他者に頼ろう
「自分に向いている会社が分からない」「自己分析をうまく進められない」と悩んでいる場合は、信頼できる人の手を借りることも考えてみてください。第三者の視点を取り入れることで、自分では気づけなかった強みや、会社選びで大切にしたい軸などが見つかることはよくあるからです。
具体的には、あなたの性格をよく知っている家族や友人に相談してみるのがおすすめです。また、就職支援を専門に行っているキャリアアドバイザーの力を借りてみても良いでしょう。
特に私たちジェイックのキャリアアドバイザーは、10代・20代で働いた経験がない方、または経験が浅い方を多数サポートしています。就活のプロのアドバイスが受けられるので、ひとりで進める就職活動に少しでも不安がある方は、お気軽にご相談ください。
社会経験が少ない方におすすめする仕事の探し方を紹介
社会人経験が少ない方は、就職支援サービスの利用を検討してみてください。
就職エージェントの利用
正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 就職未経験に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
- 面接対策
私たちジェイックも就職エージェントを運営しており、社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。
ジェイックの「就職カレッジ®️」では、転職活動のノウハウやビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も行っています。
支援講座の受講者は、社会人経験が短い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なシステムです。転職できるか不安な人にも、利用しやすいサービスとなっています。
まずは、就職やキャリアの悩みを相談したいという方でもご利用可能です。
転職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。
自分に合った仕事を探すためのヒント
自分に合った仕事を探す際のヒントを3つご紹介します。
「どんな人間になりたいか」から考えていく
自分に合った仕事を、中長期的にビジョナリーな視点を持って見つけたい場合は、どんな人間になりたいかから考えていくのがおすすめです。
具体的には次のような例が挙げられます。
どんな人間になりたいか | その人に合っている職業の探し方 |
とにかく稼げるようになりたい | 自分のスキルが最大限発揮できる仕事内容の職業を見つける |
家族との時間を大切にしながら、仕事もほどほどに頑張りたい | 働き方を意識して求人を探していく |
大変でもいいからやりがいを持って仕事と向き合いたい | 自分が本当に興味のあることに絞って求人を探す |
このように、どんな人間になりたいかがはっきりしていれば、自分に合った仕事の探し方を大まかに特定することができます。
また、中長期的なビジョンから仕事を考えられると、就職した後に長続きしやすくなるというメリットも考えられます。
「何をしたくないか」から考えていく
将来のビジョンを考えることができないという場合は、何をしたくないかから考えていくことがおすすめです。
例えば、「人とコミュニケーションを取る仕事はしたくない」というのであれば、営業職が候補から外れますし、「細かな作業をするのは苦手」であれば事務職が候補から外れることになります。
繰り返しにはなりますが、世の中にはたくさんの仕事がありますので、このような消去法で自分に合った仕事を見つけていく方法は非常に有効です。
職業の候補が片手で数えられるレベルまで絞ることができたら、それぞれの仕事の求人を探し始めていくと良いでしょう。
「今の自分はどんな人間か」から考えていく
消去法も時間がかかるからやりたくないというのであれば、自分自身の分析から仕事を考えていく方法もあります。
以下のような項目を自問自答することで、自分自身と向き合ってみましょう。
- 自分が楽しいと思える瞬間は何か
- 人生において大切な時間に優先順位をつけるとしたら
- 自分が苦手なことは何か
- 自分が得意、好きだと感じることは何か
このように、自分に対して質問を投げかけて答える方法は、就職活動において必須となる自己分析にも繋がります。
この方法で自分に合った職業を見つけてみたいという人は、以下の記事も参考にしてみてください。
仕事を探す際のポイント
「仕事を探すときにこれだけは意識したい」というポイントを3つ紹介します。
- やりたい仕事について考える
- 離職率を知る
- 会社の経営方針などを確認する
では、それぞれについて見ていきましょう。
やりたい仕事について考える
まずは「やりたい仕事」について考えてみてください。
年収や勤務場所などが気になる人は多いかと思いますが、長くストレスなく働いていくためには、その仕事に“やりがい”をもてるかどうかも大切な要素です。具体的には自己分析をしたうえで、自分の強みを活かせる仕事を探してみましょう。強みが活かせる仕事は周囲から評価されることが多いため、大きなやりがいを手にできる可能性が高いからです。
一方で、やりたい仕事を追い求め過ぎるのは禁物です。「これしかやりたくない」と考えると企業選びの選択肢が狭まってしまうため、応募する数が少なくなってしまい、内定をなかなか取れない状況に陥ってしまうからです。注意点も含め、やりたい仕事を見つけるポイントについては次の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
離職率を知る
仕事を探す際は「離職率」もチェックしましょう。たとえば一般に離職率が30%を超える場合には、サービス残業が多い、有給が消化しにくいなど、社内環境に問題がある可能性が考えられます。一方で離職率をあらかじめ調べておくことで、こうした会社に入社するリスクを下げられます。
離職率は公開していない会社も多いですが、たとえば上場企業の場合には『就職四季報』という情報誌に記載されている可能性があります。『就職四季報』には有給取得状況などのデータも掲載されているので、その企業の実態を知るうえで参考になるはずです。
会社の経営方針などを確認する
仕事選びの際は、会社の経営方針もチェックするようにしましょう。理由としては、自分にマッチした社風の会社かどうかを判断しやすくなるからです。
そもそも同じ業界でも、会社によって“カラー”は異なります。売上をガツガツ追い求める会社もあれば、社員の働き方を第一に考える会社もあるなど、その社風は千差万別です。そして、そうした社風は会社が掲げる経営方針に色濃く表れるため、たとえば多くの会社が公開している「中期経営計画」などを見ると、自分の考えとマッチしている会社かどうかを判別できることもあるでしょう。
こちらの記事で何度かお伝えしているように、ストレスなく、そして楽しく毎日を過ごしていくためには、年収や勤務場所といった条件以外に、自分の性格や志向性にマッチする会社かどうか考えることも欠かせません。その意味で、その会社の経営方針をチェックし、「自分に向いているか」を判断することは特に大切なステップといえるのです。
まとめ
仕事の探し方について、企業選びのポイントも交えて解説してきました。
改めてお伝えすると、仕事の探し方としては次の5つ方法が挙げられます。
- ハローワークで探す
- 求人サイトで探す
- 就職支援サービスで探す
- 友人知人からの紹介
- 企業に直接申し込む
それぞれの方法にはメリット・デメリットが存在します。今回お伝えした内容をもとに、あなたにあった探し方を見つけていきましょう。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい