ニートからの再就職を考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、就職に失敗してしまうかもしれないと不安がある方もいると思います。この記事では、失敗する人の特徴や成功する人の特徴、おすすめの就職方法などについてご紹介します。ニートで再就職を考えているけれど悩みがあるという方は是非、参考にしてみてください。
この記事の目次
ニートから再就職はできる!
ニートからの再就職は可能です。まずは、ニートの再就職が難しいといわれやすい理由、ニートが就職しやすいポテンシャル採用などについて、それぞれ解説します。
ニートで再就職が無理と言われる理由とは
ニートは再就職が難しいといわれやすい理由としては、以下が考えられます。
- 書類・面接を突破するのが大変
- 「他責」の傾向がある
- 応募水準に満たない求人に応募している
- 社会復帰が怖くて行動できずにいる
ニートという経歴を、ネガティブに見る企業も一定数あるのは事実です。他の応募者に新卒・第二新卒や通常の転職者がいた場合、ニートの方は残念ながら、選考途中で弾かれてしまうケースは現実として少なくありません。
「他人のせい」にしてしまいがちな人も、再就職に時間がかかることがあります。「自分がニートになった・再就職先が決まらないのは〇〇のせい」という考えが根底にあると、そのネガティブな雰囲気が企業に伝わってしまいます。ニートである自分を過度に責める必要はありませんが、すべて人のせいにする思考は、再就職を目指すうえではマイナスです。
ある程度のスキルや実務経験を要する求人や、誰もが知るような大手・有名企業にばかり応募しているニートの方も、再就職は容易ではありません。どれだけ人間性がすばらしくやる気があったとしても、その企業が求める要素を一切もっていなければ、採用に結び付くことはほぼないからです。
また、しばらくニート生活をしていた場合、社会復帰そのものが不安になり、なかなか就活に取り組めないというケースもあります。そのままズルズルと時間が経過し、より就職が遠のいてしまう、ということもあり得ます。
ニートの社会復帰については、以下よりご確認ください。
「社会復帰したい気持ちはあるが行動できない」というニートの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポテンシャルに期待して採用されることもある
ニートは、いわゆる「ポテンシャル採用」のチャンスが比較的あります。ポテンシャル採用とは「応募者のスキルやキャリアではなく、潜在能力や将来性を期待した採用」のことです。そのため、ニートの方でも十分に採用の可能性があります。
ポテンシャル採用のメリットには、以下があります。
- 職歴なしでも働ける
- 入社してから仕事を覚えていけばよい
- 適性があれば活躍できる
ポテンシャル採用の最大のメリットは、就業経験や正社員経験がゼロでも採用の可能性があることです。また、入社時点ではスキルを求められていないため、実務をやりながら業務を覚えていくことができます。未経験からでも、その仕事に向いていれば能力を発揮でき、しっかりとしたキャリア形成も可能です。
諦めずにチャレンジしよう
ニートからでも、再就職はできます。道のりはスムーズにいかないことも多いかもしれませんが、「どうせ無理」とあきらめる必要はありません。実際に、ニートから再就職に成功している人もたくさんいます。
就職活動自体は大変なこともありますが、内定をもらえれば、その職場でコツコツと努力を重ねることで、社会人として通用する人材になっていくことは誰でも可能です。就職→入社というスタートラインにさえ立てれば良いわけですから、「ニートだから再就職できない」と極端に思い込まず、落ち着いて就職活動をしていきましょう。
ニートで再就職が失敗する人の特徴
ニートからの再就職がなかなかうまくいかない人によくある特徴と、対策についてご紹介します。
就職活動の方法がわかっていない
一度も就職したことがないニートの方に多い特徴です。たとえば、敬語をはじめとした基本のマナーが身についていない、面接に適した服装を理解できていない、正しい求人の探し方がわかっていない、などです。
就職活動の基本が理解できていないと、よくわからないまま自己流で進めることになってしまうため、がんばって行動しても落とされることが続く…ということがあり得ます。
インターネットの記事や動画、書籍などにも、就職活動に関する情報は掲載されています。さほど難しいものではありませんので、最低限、必要なことは自分で調べておきましょう。
履歴書や面接の対策ができていない
企業の求人に応募する際、書類選考免除の採用も一部あるものの、基本的には必ずといってよいほど書類選考と面接があります。いずれも、自分はどのような人材で、どんな強みがあるのかを適切にアピールする機会でもあります。
ニートの場合、履歴書の書き方が間違っていたり、面接官からの質問にうまく答えられなかったりして、適切にアピールできずなかなか選考を突破できないことがあります。こちらも、インターネットや書籍で調べる、面接の練習をしておくなど事前準備を万全にし、自信を持って臨める状態にしておくことが就職への近道です。
書類や面接対策を適切に進める際には、自己分析がきちんとできていることも大切です。
こちらの記事も、ぜひ参考にしてみてください。
1回の失敗で行動できなくなる
ニートから就職活動をした人のなかには、一社に応募して落とされただけであきらめたり、就職活動をしなくなってしまったりする人もいます。面接で厳しいことを言われたり否定されたりして自信をなくし「やっぱり再就職は無理なんだ」と、すぐに断念してしまうケースも見られます。
ニートに限らず、通常の就職・転職活動でも一社で内定が決まることは稀です。また、一般的な就職・転職と比較すれば厳しいことに変わりないので、選考で落とされても過度に気にせず、気持ちを切り替えてどんどん挑戦していくことが再就職への近道です。
ポテンシャル採用の求人を中心に応募する、弊社ジェイックの「就職カレッジ®」などの就職支援サービスを活用するといった工夫で、ニートの方の採用の可能性はアップします。
ニートで再就職を成功させる人の特徴
ニートからの再就職を成功させる人の特徴と、そのコツについてお伝えします。
失敗したら振り返りをする
就職活動で失敗した(例:面接でうまく話せなかった、受かると思っていた企業に落ちてしまった、など)ときは、具体的に振り返りを実施し、次につなげましょう。
振り返りをする際の注意点として、「感情的にならないこと」が挙げられます。「あのとき、なんでうまく答えられなかったんだろう…」など、細かいことを気にして落ち込みすぎると冷静さを欠き、できているところまで「全然だめだった」と否定することにもなりかねません。紙に書き出すなどして客観視し、できたことはきちんと認め、反省すべき点のみを改善することをおすすめします。
未経験歓迎などの求人を探す
未経験歓迎の求人をニートの方におすすめする理由は、以下の通りです。
- 採用のチャンスが多い
- 社内にも未経験者が多いため安心
- 選考に自信を持って挑むことができる
未経験歓迎の求人は、そうでない求人よりも多くの人にチャンスがあります。研修などが手厚い職場やマニュアル完備の職場を選べば、より安心して社会人生活をスタートできます。上司や先輩も未経験者や中途採用者が多い可能性も高く、職場にもなじみやすいでしょう。
また、経験を問わない求人ならば気後れせず応募できます。「スキル・実務経験がなくてもOK」となっているわけですから、書類・面接で堂々と自分の良さをアピールして問題ありません。
注意点としては、未経験歓迎であっても、まったく興味を持てない求人には応募しないほうが良いという点です。入社のハードルは低いかもしれませんが、やる気が出ず早期離職になっては意味がありません。少しでも「やってみたい」「自分に向いていそう」と思える求人をメインに応募しましょう。
また「未経験歓迎」と書かれていなくても、どうしてもチャレンジしたい求人には応募したほうが良いでしょう。「やっぱり応募すればよかった」という悔いがなくなりますし、採用の可能性はゼロとは限らないからです。
ニートに特化した就職支援サービスを利用する
ニートの方に特化した就職支援サービスの利用は、スムーズに再就職をする方法としておすすめです。おすすめする主な理由は、以下の通りです。
- ニートの就職実績・ノウハウが豊富にある
- 職歴なしでもOKの求人を紹介してもらえる
- 就職活動に集中できる
まず、ニートに特化しているということは、ニートの方を正社員就職へと導くための方法を熟知したスタッフからのアドバイス・指導を受けられるということです。自己流で就職活動をする場合と比べて、はるかに効率的といえます。
求人を出している企業も、応募者がニートなど社会人経験が少ない方であることを理解しています。「なんでうちに応募したの?」などと聞かれることもなく、自信を持って応募できます。また、企業への応募や面接の日程調整、入社時の交渉などはスタッフが担当するため、就職活動のみに専念できる点もメリットです。
ニート向けの就職支援サービスを利用する際には、サービスの内容をよく確認することをおすすめします。就職実績や受けられるサポートなどもチェックしたうえで、自分に合いそうなエージェントを選びましょう。
ニートから再就職する際におすすめの仕事
ニートからの再就職におすすめの仕事を3つ、仕事内容・向いている人の特徴・注意点の観点からご紹介します。
営業職
顧客に商品・サービスを提案する仕事で、既存顧客メインのルート営業、自身でお客さんを見つけていく新規開拓営業の2種類があります。
営業職に向いてる人は、人と接することが好き・得意な人、臨機応変な対応ができる人です。営業職だからといって必ずしもおしゃべりが上手である必要はなく、物静かでも受注に成功している営業職の人もいます。ただし、「人」が苦手な人には不向きであることは間違いありません。
注意点としては、ノルマが厳しすぎる職場もなかにはある点です。休日も仕事をしないと終わらなかったり、遅くまでアポイントを取ることが恒常化しているなどの状況から定着率が悪い職場もあるため、労働環境は確認しておきましょう。
介護職
日常生活のサポートが必要な高齢者を実際にケアしたり、適切な支援につなげたりする仕事です。職種の例としては、介護スタッフ、ケアマネージャー、生活相談員などがあります。
介護職に向いてる人は、必要とされることに意義を感じる人、誰かの役に立ちたい気持ちが強い人です。介護職に就く人のなかには「天職」と考え、忙しいながらも長年働き続けている人も少なくありません。
注意点としては、ある程度の忍耐力が求められる仕事である点です。特に現場で働く介護スタッフはやりがいがある一方でストレスも大きく、未経験からでも始められる反面、誰にでも務まる仕事ではないため、適性を見極める必要はあるでしょう。
事務職
社内にまつわる業務を担当し、来客対応や書類作成、備品管理、社内行事の運営、従業員の管理・連絡など、幅広い仕事を担当します。企業によっては、経理や人事などの役割も兼ねているケースがあります。
事務職に向いている人は、コツコツとした作業が得意な人、人をサポートすることが好きな人です。デスクワークや静かな環境で働きたいという人にも向いています。
注意点としては、いわゆる「飽きっぽい人」には向かない点です。基本的にはオフィスでの勤務が中心で、社外の人と関わる機会も比較的少ないため、変化や新たな刺激を求める気質の人にはあまり適性がないでしょう。
ニートで再就職をする際におすすめの就職方法
最後に、ニートからの再就職を目指す方におすすめの、弊社ジェイックの「就職カレッジ®」の特徴について、ご紹介いたします。
未経験の人に特化した就職サービス
就職カレッジ®は、社会人経験がない・少ない方に特化した就職支援サービスです。一度も就職したことがない方、はじめて就職活動をする方、前職を短期間で辞めたという方も、安心してご利用いただけます。
同じような境遇の方も数多く参加していますので「ニートなんだけど大丈夫かな…」と気にする必要はありません。プロの専任スタッフが、しっかりとサポートします。
面接や履歴書対策で内定率アップ
就職カレッジ®では、無料の就職講座を実施しています。自己分析、ビジネスマナー、企業研究などのほか、書類・面接対策も実施しています。就職活動の基本を短期集中で学ぶことができるため、効率的です。
就職講座の受講後は、書類選考免除の合同面接会に参加可能です。一度に複数の企業担当者と会うことができ、自身をアピールするチャンスです。場合によっては短期間で内定獲得も可能ですので、なるべく早く就職先を決めたい方にもおすすめです。
就職後の定着もサポート
通常の就職支援サービスでは、「就職するまで」のサポートがメインとなっています。一方で弊社ジェイックでは、「就職後、定着するまで」のサポートを実施している数少ないエージェントです。入社後に悩みや不安が出てきた際は、専任スタッフに相談可能です。また、研修などを通じて長期的な活躍を支援しています。
ニートからの再就職を最後まで手厚くバックアップしますので、ぜひ参加をご検討ください。
まとめ
ニートの再就職は簡単とはいえませんが、可能です。ニート期間があっても自分に合った企業を見つけ、社会人として自分らしく働いていくことはできます。ただし、行動しなければ何も始まりません。就職活動において多少大変なことがあってもめげず、ニートである現状を気にしすぎずに、これからのことを前向きに考えて行動していきましょう。
「ニートからの再就職を目指したいが、自信がない」「どのように就活を進めればよいかわからない」という方は、お気軽に弊社ジェイックへご相談ください。