「編入か就職、どっちを選択すればいいのかな」と悩んでいませんか?
「就職活動を有利に進めたい」という気持ちから、『4年制大学卒』の肩書を求めて大学への編入を考える短大生は少なくありません。
ただ、編入後の生活がイメージできず、「編入を選んで本当に大丈夫かな…」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、4年制大学への編入を考えている短大生に向け、編入か就職かで迷った時の判断基準について解説します。編入後の厳しい面をはじめ、リアルな情報をお伝えしますので、ぜひ進路選択にお役立てください。
この記事の目次
編入とは?
一般に「編入」とは、「学校を卒業後に別の学校に入り直すこと」を指す言葉です。短大生の場合には、編入試験に合格すると4年制大学の2年次または3年次からの入学が可能になります。
短大生の卒業後の進路を見てみると、たとえば令和3年度の卒業生46,779名のうち、およそ10%の4,727人が大学などに進学していることが分かります。
進路 | 卒業生全体に占める割合 | 人数 |
---|---|---|
大学等への進学 | 10.1% | 4,727名 |
就職 | 80% | 37,430名 |
専修学校等への進学 | 1.3% | 606名 |
その他 | 8.6% | 4,016名 |
文部科学省「短期大学について」|卒業者の進路・就職状況(令和3年3月卒業者)
では、次の2点をもとに大学編入について具体的に見ていきましょう。
- 大学編入の難易度
- 編入試験の概要
それぞれについて解説します。
大学編入の難易度
大学編入は、決して簡単なことではありません。その理由は次のとおりです。
- 英語力が必須
- 専門科目において一定レベル以上の学力が必要
編入には、基本的に英語試験の受験が必須となります。受験する大学にもよりますが、TOEIC® 600~800点ほどのレベルが求められ、長文読解などが課されるケースも少なくありません。
英語試験以外にも、「面接」や「小論文」などが課されることも多く、これらでは受験する学部における専門知識が試されるる場合が大半です。たとえば、経済学部を受験するのであれば「マクロ経済」についての知識が問われる可能性があり、大学2年生、または3年生が備えているべき学力や学習意欲の有無が審査されるのです。
このように、編入試験とはかなり難易度が高いものです。人気がある大学では受験者の数も増えるため、合格するにはしっかりとした対策や準備が必要です。
編入試験の概要
編入試験の概要をイメージするために、一般的な項目(サンプル)をご紹介します。
編入試験の概要(一例) | |
---|---|
短大在学時に取得しておく単位(目安) | 2年次編入:30単位 3年次編入:60単位 |
受験科目 | 英語、専門科目(論述)、面接 |
受験時期 | 文系:9月~11月 理系:6月~8月 |
出願書類 | ・編入学志願書 ・写真票/受験票 ・編入学志望理由書/推薦書 ・出願資格を証明する書類(在学証明書/卒業証明書など) ・成績証明書 ・健康診断書 ・入学検定料振込金受付証明書 ・所定封筒 ・あて名票 |
受験料(目安) | 30,000円~50,000円 ※その他、交通費や入学金なども必要 |
※上記はあくまで一例です。受験を検討する際は、各学校の募集要項を事前に必ずチェックしてください
編入試験の出願にあたっては、ほとんどの大学が「志望理由書」の提出を求めます。面接の際に内容を確認されることもあるので、英語や専門科目の勉強だけでなく、志望理由書のクオリティを高めておくことも欠かせないでしょう。
編入はおすすめしない?編入はやめとけと言われる理由【体験談】
家族や友人から「編入はやめとけ」と言われたことがある人もいるかもしれません。どうして「やめとけ」と言われてしまうのでしょうか?
理由はさまざまですが、実際に大学に編入した人の声をインターネット上で拾ってみると、共通して次のような理由が見えてきます。
- 人間関係で疎外感を覚えるから
- 講義内容についていけないから
- 単位の取得に追われる毎日を過ごすことになるから
- 就活に時間を割けないおそれがあるから
それぞれの理由について、体験談を交えてご紹介します。
人間関係で疎外感を覚えるから
大学編入後、人間関係で疎外感を覚える人は少なくありません。
「短大から3年次編入したけど窮屈やったで。編入生は少ないし学歴コンプ(コンプレックス)みたいなん多くて前の大学貶(けな)す人間多かったし、すでにグループ出来上がってるから友達も作りづらい」
短大からの編入の場合、一般的には大学3年次からの入学となります。一方で、その大学にはじめから通っている学生は、学部・学科・ゼミ・研究室・サークル・部活などで交友関係を築いています。編入すれば、こうしたグループのなかに飛び込んでいくことになります。
すでに築かれている交友関係に溶け込んでいくには、かなり勇気が必要です。コミュニケーション力が高い人であれば問題ないかもしれませんが、実際のところ、多くの編入生が人間関係の面で疲れ、入学を後悔している現実があるようです。
講義内容についていけないから
「編入はやめとけ」と話す人のなかには、講義についていけないことを理由として挙げる人もいます。
「行列だの微分方程式だのフーリエ変換だとか意味わかんねえことばっか教えやがって。実験レポートも一人で書かないといけないし無理ゲーだわ。他の編入生も目が死んでるし、取る単位が違うから滅多に会えない」
大学3年次に編入した場合、大学1~2年レベルの学力や専門知識を持っていることを前提として講義が進みます。そのため編入生としては講義に追いつくための努力が欠かせません。
しかし、卒業前に事前に勉強しておこうとしても、短大の授業にも出席しなければならず、結局は十分な知識を持てずに編入先での講義を受けることになるケースは少なくありません。内容についていけずに単位を落とし、留年せざるを得ない編入生も一定数いるようです。
単位の取得に追われる毎日を過ごすから
単位の取得に追われ、いわゆる“キャンパスライフ”を満喫できないまま、忙しい毎日を送る編入生も少なくありません。
「私は3年に編⼊したのですが、2年間で取った96単位からかなりカットされました。そのため一般教養科目も加わり、とても忙しかったです。指導教授の言葉が耳に残っています。『だから3年編入は無理なんだよ!』」
大学編入の場合、以前の学校で取得した単位がすべて有効になるわけではありません。「単位の認定」が行われることもあり、一定の単位がカットされることが通常のようです。
大学にもよりますが、仮に短大の2年間で90単位を取得していても、一般的には60前後の単位しか認められません。そのため、編入後は大学が求める卒業単位「124単位」を目指して、多くの授業に出席する必要があるのです。
特に3年次の編入で、かつ認定される単位数が少ない場合には、卒業までにかなり忙しい日々を送ることになるでしょう。
就活に時間を割けない可能性があるから
短大からの大学編入をおすすめしない人のなかには、「就活に時間を割けない」ことを理由として挙げる人も多くいます。
「日東駒専に3年次編入した者ですが、52単位しか認められず、4年生まで授業がビッシリある為、就活する暇がない気がします」
4年制大学の場合、就活は3年の夏から始まることが一般的です。つまり3年次から編入する人の場合、入学後すぐに就活が始まってしまいます。
一方で、編入生は単位取得のために多くの授業に出席するため、就活と授業でスケジュールが埋まってしまうといったケースも珍しくありません。結果として就活で大きなハンデを負うことになるのです。
編入して後悔する人と後悔しない人の違い
編入をおすすめしない理由をお伝えしてきましたが、すべての編入生が入学後に後悔しているわけではありません。後悔する人・しない人には、次のような点に違いがあります。
- 編入先の学校を慎重に選んでいる
- 「学歴」だけを求めていない
- 計画的に授業を受けている
では、それぞれについて見ていきましょう。
編入先の学校を慎重に選んでいる
編入後に後悔していない人には、慎重に学校を選んでいる傾向が見られます。
たとえば、短大で取得した単位を大学の単位としてどれだけ見なしてくれるかは学校により異なります。仮に30単位しか認めてくれない場合、卒業までに90単位以上を取得する必要があります。入学後の忙しさは「単位をいかに換算してくれるか」によって大きく変わるのです。
こうした状況をあらかじめ調べ、単位換算にも注目しつつ編入試験を受ける大学を選んだ人は、編入後もスケジュールに無理のない大学生活を過ごせています。
「学歴」だけを求めていない
大学編入の目的を学歴だけに限っていない人も、後悔なく大学生活を送れているようです。
そもそも「大卒」の肩書に魅力を感じ、大学への編入を考える短大生は少なくありません。特に短大生という学歴にコンプレックスを抱いている人のなかには、4年制大学に編入することで「就活を有利に進めよう」と考えている人も多いでしょう。
しかし、学歴だけを求めて編入するのはおすすめできません。なぜなら、たとえば興味のない分野の授業に出続けることでストレスがたまったり、新しい人間関係を築くことが難しく孤立してしまう人も多いからです。
一方で、大学で学びたい学問がはっきりとある人、交友関係を広げようとさまざまな活動に参加する意思がある人は、大学生活を有意義に過ごせます。結果として「学歴だけを求め、その他のことを蔑ろ(ないがしろ)にしている編入生」よりも、後悔のない大学生活を送れる可能性が高いのです。
計画的に授業を受けている
編入後の生活を謳歌している人は、授業を計画的に受けている傾向もあります。
卒業に必要な単位の取得・就活・アルバイト・サークルなど、大学に入学すると一度に多くのことが降りかかります。仮にアルバイトやサークル活動をしなかったとして、授業と就活のバランスを取るだけでも一苦労です。
そのため、効率良く単位を取得していくのが理想ですが、計画性がない人の場合、たとえば授業の履修を忘れたり、テストの勉強時間が確保できずに単位を落とすというような状況に陥りがちです。最悪の場合、就活で内定を取れたにも関わらず、単位が足りずに留年となり内定を辞退する…といったケースも考えられるのです。
一方、大学生活を苦労なく過ごせている編入生の場合、まずは単位の取得を目標に、計画的に授業に出席している様子が見て取れます。「このまま行けば確実に卒業できる」という見通しが立てば、就活をはじめ、その他の活動にも心置きなく取り組めるものです。結果的に、計画性のない編入生よりも大学生活を満喫できる可能性が高まります。
編入に失敗すると就活にどう影響する?
残念ながら編入試験に不合格だった場合、就活には次のような影響が出ることが考えられます。
- 就活の準備が十分できていないため、内定を取りにくい
- 応募できる企業が少なくなる
- 既卒就職の場合は難易度が上がる
では、それぞれについて解説します。
就活の準備が十分できていないため、内定を取りにくい
編入試験に失敗した後から就活を始めると、内定獲得の可能性は下がってしまいます。理由は、就活の準備が不十分だからです。
就活には、まず自分の強みや価値観を把握するための「自己分析」が欠かせません。その他、エントリーシートなどの書類作成、そして面接対策も必要です。説明会への参加や、OB・OG訪問などを行うことも大切です。
こうした準備を抜かりなく行った末に、ようやく数社から内定をもらえるのが一般的ですが、編入試験後にこうした準備を始めるとスタートが遅れてしまいます。就活の準備を着実に積み重ねてきた学生たちがライバルになるため、内定獲得の可能性が低くなってしまうのです。
応募できる企業が少なくなる
編入試験後の就活は、応募できる企業の数も少なくなります。
たとえば、短大2年の11月に編入試験を受け、不合格になったとします。その段階から短大在学中に内定を獲得しようと就活を始めても、卒業までは3~4ヶ月しか残されていません。
一般的に企業は入社1年前の春~夏にかけて学生を採用するため、上記の例の場合、短大2年の4~8月頃が採用活動のピークです。その後、採用活動を行う企業は減っていき、冬頃になるとあまり残っていません。応募対象となる企業の数が少なくなれば、自分の希望にあう企業に出会えないおそれも高まるのです。
既卒就職の場合は難易度が上がる
編入試験に失敗した場合、「短大を卒業してから就職活動に取り組もう」と考える人もいるかもしれません。しかし、この選択にもデメリットがあります。それは、就職の難易度が上がってしまうことです。
そもそも、短大を卒業した人は「既卒」として扱われます。そして短大に在学中の「新卒」の学生と比べると、既卒の内定率は2分の1ほどに下がってしまいます。
内定率 | |
---|---|
既卒 | 34.4% |
新卒 | 77.6% |
上記はコロナ禍の影響下にあった2020年のデータですが、採用活動が回復しているとはいえ、既卒の就活が新卒よりも厳しいことは間違いありません。そして既卒の期間が長引けば長引くほど、内定獲得が困難になるという現実もあるのです。
編入か就職か迷った場合の判断基準
編入か就職かで迷った場合は、次の基準に照らして検討することをおすすめします。
- 将来就きたい仕事は何か?
- 学びたい学問はあるか?
- 金銭面に余裕はあるか?
では、それぞれについて解説していきます。
将来就きたい仕事は何か?
まず、将来就きたい仕事について考えてみましょう。なぜなら、希望する仕事によっては「4年制大学卒」の学歴が有利に働くからです。
たとえば、企業の幹部候補としての活躍が期待される「総合職」は、基本的には4年制大学卒以上の学生が採用されています。特に金融業界やコンサルティング業界、大手デベロッパーなどは学歴を重視する傾向が強いため、こうした業界で総合職として働きたい場合には大学編入に挑戦してみる価値はあるでしょう。
一方で、IT・建築・介護など、深刻な人手不足に悩む業界では、よほどの大手企業でない限り学歴をそこまで重視しません。特に短大でこうした領域について学んでいる場合、専門知識を武器に大学生以上に就活を有利に進められる可能性もあります。
そして、総合職のサポート役を任されるケースが多い「一般職」の場合も、学歴はそれほど影響しません。一般職として就職する短大生も少なくないため、「総合職」に強いこだわりがなければ、就職のために大学への編入を考える必要はないでしょう。
総合職と一般職の違いについては、次の記事も参考にしてみてください。
学びたい学問はあるか?
「心から学びたい学問があるか」という点も判断基準のひとつです。なぜなら編入試験の勉強にモチベーション高く臨むうえで、そして編入後の学校生活を充実させるためにも、編入先で学べる分野への興味関心の高さが重要だからです。
編入試験では、応募する学部・学科における専門知識が一定レベルで問われます。そして無事に編入試験を突破しても、卒業に必要な単位取得のため多忙な勉強の日々が待っています。
そもそも学ぶ意欲が低い、または興味のある学問がない場合、編入試験の勉強に打ち込めないことでしょう。そして編入できたとしてもそれがゴールではなく、しっかりと学んで単位を取得していく必要があります。
一方で、「これだけはどうしても学びたい!」という意欲があれば、短大の授業と並行しての編入試験の勉強や、就活と並行しての大学生活といった忙しい日々を乗り越えていけるのです。
金銭面に余裕はあるか?
編入か就職かで迷った場合は、「金銭面に余裕があるか」も重要な判断基準となります。
大学により異なりますが、大学3年に編入して2年間で卒業を目指す場合、おおむね250万円近い資金が必要です。その他、編入試験のための学習費用やTOEICの検定料、そして大学編入後に一人暮らしをする場合には家賃や光熱費もかかり、多額の出費があることを覚悟しなければなりません。
そもそも多くの費用をかけて大学に編入するメリットは本当にあるのか、冷静に考えましょう。家族など資金面で協力してもらう人への相談も欠かせません。
参考:神田外語語学院 試算結果
短大からの就職を実現させる方法
ここまでの話を踏まえ、編入を考え直そうと思っている人もいるかもしれません。
実際のところ、短大生の就職率は86.9%と、大学生の就職率89.7%と比べても大差はなく、やみくもに心配することはありません。
参考:文部科学省|令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査
それでは、就活成功に向けて押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
- 視野を広げて就職先を探す
- 応募数を増やす
- 就職エージェントを利用する
短大からの就職を叶えたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
視野を広げて就職先を探す
まず、視野を広げて就職先を探していきましょう。
特に、短大で学んでいる内容に興味が持てない人は、自分の興味関心にこだわり過ぎず、広い視野で就職先を探すことをおすすめします。
なかでも次の3つの仕事は、学歴を問わず未経験でも採用している求人が多くあります。
- ITエンジニア
- 営業職
- 事務職
それぞれの仕事内容や、やりがい、大変さや平均年収をお伝えしますので、仕事選びの参考にしてみてください。
年収参考:
doda|平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版(2021/12/13)】
ITエンジニア
ITエンジニアとは、ITに関わる技術者の総称です。
ITのシステム開発を手がける「SE」、仕様書をもとにプログラムを書く「プログラマー」などさまざまな仕事がありますが、IT人材は慢性的に不足しているため、どの仕事でも未経験者の採用が活発です。
ITエンジニアのやりがいは、最新の技術に携われることです。特に、モノづくりに興味がある人であれば技術を取得していく過程を楽しめるはずです。一方でIT技術は日々進化しているため、勉強の毎日を過ごす可能性があることは覚悟しておきましょう。
ITエンジニア(SE/プログラマ)の平均年収は、404万円です。
営業職
営業職は、自社のサービスや製品を顧客に販売する仕事です。
個人向けと企業向けに大きく分かれますが、どの営業職も売上のノルマが設定されることが一般的です。
営業職のやりがいは、努力が結果に結びつく喜びを感じられることです。目標をクリアすることに大きな達成感を感じてきたような人であれば、営業でも大きなやりがいを感じられるでしょう。ただし、ノルマの達成は簡単ではありません。提案が断られることも日常茶飯事のため、メンタルの強さも必要です。
営業職の平均年収は、435万円です。
事務職
事務職とは、主に書類の作成やデータ入力、来客などに対応する仕事です。
基本的には社員のサポートに当たることが多く、その仕事内容によって「営業事務」や「経理事務」「医療事務」などに細かく分かれます。
事務職のやりがいは、誰かの役に立っていることを日々実感できることです。そこまで目立つ仕事ではありませんが、事務職がいないと会社の業務は回っていきません。そのため、周りをサポートすることが好きな人であれば充実感を手にしやすいでしょう。一方で、仕事内容は地味な作業の連続です。ルーティン作業になりやすいため、常に新しい仕事にチャレンジしていきたい人にはあまりおすすめできません。
事務職(事務/アシスタント)の平均年収は334万円です。専門的な知識や経験がそこまで必要ない仕事のため、「ITエンジニア(404万円)」や「営業職(435万円)」よりも年収が低くなっています。
応募数を増やす
内定を目指す場合には、応募数を増やすことも欠かせません。理由としては、とび抜けて高い専門性がない限り、1~2社だけ受けて内定をもらえるケースは稀(まれ)だからです。
実際に、就活生は平均して23.3社に応募しています。特に、総合職や有名企業を目指している短大生の場合、4年制大学の学生や大学院生と内定の座を争うことを覚悟しなくてはいけません。なかには学歴を重視する企業もあるため、内定の確率を高めるためにも、応募数を増やすことをぜひ意識して就活に臨んでみてください。
就職エージェントを利用する
「就活がうまくいくかな……」と不安を抱いている人は、就職エージェントの利用も考えてみましょう。
就職エージェントとは、プロのキャリアアドバイザーが就職活動を二人三脚でサポートしてくれるサービスです。
特に、私たちジェイックが運営している就職エージェントは、10代~20代の就職支援に特化しているため、短大からの就職をはじめ、多くの就活生が悩むポイントを深く理解しています。
希望に合った企業の紹介をはじめ、サポートはすべて無料で受けられるので、まずはお気軽にご相談にお越しください。
そのほか、ジェイックが運営する就職エージェントには次のような特徴もあります。
- 自己分析をサポート
- 書類や面接のアドバイス
- 優良企業が集まる選考会
では、それぞれについてお伝えします。
自己分析をサポート
あなた専任のキャリアアドバイザーが自己分析をお手伝いさせていただきます。自分の強みや、目指したい方向性などを把握するうえで自己分析は欠かせませんが、自分ではうまく進められない人も多いでしょう。その点、キャリアアドバイザーは「就職のプロ」のため、過去の経験を一緒に振り返りつつ、客観的な目線で強みなどをお伝えさせていただきます。
書類や面接のアドバイス
履歴書やエントリーシート(ES)の添削、面接のアドバイスも受けられます。応募書類のクオリティは選考通過に大きく影響しするため、書き方に悩んでいる方や、自分の強みをうまくアピールできているか不安な方は添削を受けてみることをおすすめします。キャリアアドバイザーは面接通過のポイントもお伝えしますので、面接に苦手意識を持っている方でも安心して選考に臨めるでしょう。
優良企業が集まる選考会
優良企業が複数集まる選考会を開催しているのも、特徴のひとつです。選考会には業界問わずバラエティに富んだ企業が集まり、参加者は「書類選考なし」で企業の担当者と面談できます。学歴ではなく、これからの成長性を期待して採用してくれる企業ばかりのため、学歴にコンプレックスを抱いている方や、これまで知らなかった業界や仕事に出会うチャンスがほしい、と考えている方はぜひ参加してみてください。
まとめ
大学編入か就職かで悩んでいる短大生に向け、進路を選択する際に知っておきたい判断基準をお伝えしました。改めてお伝えすると、以下のとおりです。
- 将来就きたい仕事は何か?
- 学びたい学問はあるか?
- 金銭面に余裕はあるか?
「4年制大学卒」の肩書が得られる、交友関係を広げられるなど、大学に編入するメリットもあります。一方で、授業と就活に追われ、短大で過ごした2年以上に忙しい日々を送ることになる可能性もあります。
短大での就活に不安を抱く人がいるかもしれませんが、お伝えしたポイントを踏まえて就活に臨めば内定獲得に近づけます。
将来に不安を感じた時こそ、まずはいったん心を落ち着かせて、編入・就職それぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解し、進路を選んでいきましょう。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい