「一般企業とは?」「一般企業の職種や仕事内容、収入面について知りたい」と考えている方も多いでしょう。
この記事では、職種・仕事内容・平均年収・将来性など、一般企業について徹底解説します。また一般企業に向いている人の特徴と向いていない人の特徴も紹介していますのでぜひ参考にしてください。
この記事の目次
一般企業の基本情報
まずは一般企業の基本情報を紹介します。
また一般企業の年間休日や就業時間・労働時間も合わせて紹介しますので「1年間に休める日数が気になる」「1日どのくらい働くのか知りたい」という方は参考にしてください。
一般企業の概要
一般企業とは「民間企業」のことで、行政機関独立行政法人などの公的機関に属さずに経営している企業を指します。民間によって所有される企業に所属し、営業活動事務作業などの担当業務をこなし、企業運営に貢献しているのです。
国地方自治体に所有される企業は「公企業」と呼ばれており、一般企業とは分別されています。日本には大企業約11,000社・中小企業約3,809,000社あり、その中で働く人の数は約5,000万人。その多くが民間企業なので、日本には約5,000万人の一般企業で働いている会社員がいるといえます。
また一般企業では多くの場合、社員が「総合職」「一般職」に分類され、総合職は基幹業務一般職はその補助業務を担います。総合職は一般職よりも待遇が多い傾向にありますが、その分一般職は負う責任の重さ転勤の可能性が低いです。そのため、自身のライフプラン希望などにより、一般職を選ぶ人も少なくありません。
参考:平成26年経済センサス-基礎調査 調査の結果|総務省統計局
一般企業の年間休日
年間休日の平均日数は120日といわれています。
1年間にある土日祝日・年末年始などの休暇を合計すると120日前後になります。そのため「完全週休2日・祝日・年末休暇」という会社では平均日数程度のお休みが取れるはずです。
休日は単にプライベートのためだけにあるのではなく、普段の業務で疲れた身体を癒やし、次の勤務に備えるためのものです。そのため「労働基準法」でも1週間のうち最低1回は休日を与えるように定められています。
一般企業の就業時間・労働時間
一般企業の就業時間労働時間は、「1日8時間・休息1時間」となっているケースが多いです。
労働基準法では、1日8時間以内・1週間に40時間以内と定められています。また休憩時間にも決まりがあり、労働時間が6時間以上の場合は45分8時間以上の場合は1時間以上の休憩が与えられます。
しかし企業は、時間外労働協定(36協定)を定めて行政官庁に届け出ることで、労働時間の上限を超えて労働させることが可能。そのため企業によって就業時間労働時間は異なります。
一般企業の種類と仕事内容
ここでは一般企業の種類と仕事内容について紹介します。
- 一般企業の職種
- 一般企業の職業
- 一般企業の仕事内容
それでは見ていきましょう。
一般企業の職種
一般企業にはどのような職種があるのでしょうか。
総務省の「日本標準職業分類」を見てみると、大分類は下記の12種類となっています。
- A-管理的職業従事者
- B-専門的技術的職業従事者
- C-事務従事者
- D-販売従事者
- E-サービス職業従事者
- F-保安職業従事者
- G-農林漁業従事者
- H-生産工程従事者
- I-輸送機械運転従事者
- J-建設採掘従事者
- K-運搬清掃包装等従事者
- L-分類不能の職業
大分類(12種類)に分けられた中に、中分類(74種類)小分類(329種類)があります。
例えば以下の通りです。
- E-サービス職業従事者の中分類:介護サービス飲食物調理生活衛生サービスなど
- 生活衛生サービスの小分類:美容師理容師クリーニング職など
ただしこの分類には「F-保安職業従事者」のように、自衛隊警察官消防員などの公務員も含まれています。
一般企業の職業
一般企業の職業にはどのようなものがあるのでしょうか。
- A-管理的職業:議会議員、国家公務員、地方公務員、会社役員など
- B-専門的、技術的職業:研究者、医師、教員、税理士、デザイナーなど
- C-事務職:一般事務、経理事務、人事事務、秘書など
- D-販売職:小売販売の店員、不動産仲介、売買人など
- E-サービス職:介護職員、歯科助手、美容師、調理師、ビル管理人など
- F-保安職:自衛官、警察官、消防員、海上保安官、警備員など
- G-農林漁業職:農家、酪農家、漁師、海女、植木職人など
- H-生産工程職:製造工場従事者、工場監視者、機械修理人など
- I-輸送、機械運転職:公共交通機関の運転手、航海士、パイロットなど
- J-建設、採掘職:とび職、大工、左官、配管など
- K-運搬、清掃、包装職:ハウスクリーニング、産業廃棄物処理など
上記はほんの一部です。
総務省の「日本標準職業分類」に基づくと329種類(小分類)あるということになります。
また独立行政法人 労働政策研究研修機構が公表している「職業名索引:第4回改訂厚生労働省編職業分類」によると、17,209種類(2011年改訂)もの職業名があるとしています。
しかしこの数値の中には「L-分類不能の職業」が含まれていないため、実際にはもっと多くの職業があるでしょう。
参考:職業名索引:第4回改訂厚生労働省編職業分類|独立行政法人 労働政策研究研修機構
一般企業の仕事内容
一般企業の仕事内容は所属部署担当などによって異なります。
全て紹介することは困難なので、ここでは多くの会社に設置されている部署と仕事内容を紹介します。
- IT部:ITに関する業務(コンピューターサーバー管理など)を行う
- 営業部:企業の利益に直結する営業活動を行う
- 経理部:企業のお金(売上経費の管理)に関する管理業務を行う
- 広報部:社内外に対する広報活動(リリース作成メディア対応など)を行う
- 人事部:人に関わる業務(採用処遇労務管理など)を行う
- 総務部:会社全体に関わる業務(イベントの実施備品管理など)を行う
- 法務部:契約問題解決における法的な判断処理を行う
- 商品開発部:新商品の開発既存商品の改良を行う
- 生産管理部:製品の生産管理(品質管理進捗管理など)を行う
- マーケティング部:商品の販売戦略の立案(市場調査ブランディングなど)を行う
一般企業では主に、このような仕事を行います。
一般企業と上場企業と公務員の違い
現在、就職活動を行っている方の中には「一般企業への就職もいいけど、公務員も気になる」という方もいるかもしれません。
ここでは一般企業は公務員と何が違うのかについて、解説します。
一般企業の中に上場企業がある
「一般企業」の中には、「上場企業」と「非上場企業」があります。
- 上場企業…株式を証券取引所に上場している企業
- 非上場企業…株式を証券取引所に上場していない企業
まず、前提知識として「株式」について理解しましょう。
企業が、事業を拡大したり、新事業を立ち上げる場合には、設備投資したり人を採用したりするために「資金」が必要になります。資金を自社ですべて用意できなければ、「外部から資金を集める」ことになります。
資金調達の方法にはいくつかありますが、そのひとつが「株式を発行して、企業や個人に買ってもらう」方法です。このように、株式を発行しているのが「株式会社」です。
そして、「上場」とは、企業が発行する株式を証券取引所で売買できるように、証券取引所が資格を与えることです。
すべての株式会社のうち、上場会社は1%もありません。日本には500万社を超える企業があるといわれますが、ほとんどが非上場企業です。
上場することにより、その企業の株式は世界中の投資家が売買できる状況になり、企業はよりスムーズに多くの投資家からの資金調達が可能となります。さらに、社会的信用や知名度アップといったメリットがあります。ただ、一方で、上場を維持するためのコストの増加や社会的責任の増大のような新たな負担も生じます。
一般企業と公務員の違い
一般企業(民間企業)と公務員の違いは以下の通りです。
- 一般企業…営利を目的とした経済活動を行う企業
- 公務員…国や地方自治体における公的業務に従事する人
後述しますが、公務員は、「国家公務員」と「地方公務員」に大別されます。
一般企業
一般企業における職種や業務内容は、前章で紹介した内容になります。
国税庁が公表している「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、一般企業の給与所得者の平均年収は443万円です。このうち、男性の平均は545万円、女性が302万円とされています。
国家公務員
国家公務員は、国家機関や行政執行法人に勤務し、「総合職」「一般職」「専門職」の3つに分けられます。
総合職は、基本的に1府12省庁で働く公務員です。いわゆる官僚やキャリアと呼ばれる人たちです。一般職は、各省庁の出先機関などで、主に事務処理の業務を担当します。そして、専門職は、国税専門官や財務専門官、労働基準監督官など、特定の分野に従事します。
国家公務員の平均給与は、人事院の「令和3年国家公務員給与等実態調査」によれば、諸手当を含む月給が41万4,729円(基本給33万6,333円)。夏と冬のボーナス4.5ヶ月分をプラスすると、平均年収は649万247円となります。
地方公務員
地方公務員は、都道府県や市町村のような地方自治体に勤務します。現在、公務員として働く8割以上の人が地方公務員です。「特別職」「一般職」の2つに分かれており、特別職は自治体の首長や議会議員のことで、それ以外は一般職になります。
一般職は複数の職種に分かれています。行政職、技術職、専門職、公安職、福祉職、心理職などです。
地方公務員の平均年収は、総務省の「令和2年4月1日地方公務員給与実態調査」によると、諸手当を含む平均月給が40万860円(基本給34万4338円)。これにボーナス4.5ヶ月分を加えると、635万9,841円になります。
福利厚生の違い
福利厚生とは、従業員やその家族の生活が豊かになるよう、賃金以外に会社が提供してくれる各種手当・サービスのことです。
一般企業の福利厚生
一般企業の福利厚生の種類には「法定福利」と「法定外福利」があり、前者は社会保険など法律で義務付けられているもの、後者は各企業が独自に設定するものです。
法定外の福利厚生は、住宅手当、資格取得の費用支援制度、リフレッシュ休暇など、企業によってさまざまな内容があります。最近は多様なサービスの中から社員が選択できる「カフェテリアプラン」の普及も進んでいるようです。家賃は毎月の固定費なので、住宅手当があると実質的な給与アップとなります。
一般企業の待遇や福利厚生は企業ごとに差があるため、「勤務する会社次第」です。企業独自の福利厚生が豊富であるかどうかも、就職先を選ぶ際のポイントになるでしょう。
ただ、会社によっては福利厚生は法定の最低限レベルに限られたり、制度自体はあっても使いにくいケースもあります。
公務員の福利厚生
公務員の福利厚生は、法律によって義務付けられているものが多く、組織ごとの格差が少ない点が特徴です。大きく以下の3種類に分けられます。
- 組織による福利厚生…手当、休暇、退職金制度など、法律に基づいた福利厚生
- 共済組合や互助会による福利厚生…共済組合は主に社会保障、互助会は医療や健康に関する福利厚生
- 職員厚生会による福利厚生…市町村独自で職員厚生会が設置されている場合に適用される
公務員は給料のほか、諸手当や退職金なども充実しています。社宅や休暇制度などに関しても、一般企業とくらべて手厚くなっているケースも少なくありません。福利厚生を最大限活用したい人にとっては、その点を魅力に感じるでしょう。
一般企業に勤めるには?求められる資格や試験について
一般企業に勤めるためには、資格試験などが必要なのでしょうか。
ここでは一般企業に勤める方法と、求められる資格試験について解説します。
一般企業に勤める方法
一般企業に勤めたい場合は就職活動を行い、採用を受けて企業に就職する必要があります。
就職の条件は企業によって異なりますが、大手企業の場合であれば4大卒以上の学歴が条件となることが多いです。もちろん全ての大手企業がこの条件を設定しているわけではなく、中には学歴に関係なく採用を行っている企業も存在します。
また所属する企業の分野企業の中で目指す職種によっても学歴や、求められる資格が異なります。一般企業の分野職種は多岐に渡るため、それぞれの企業ビジョンによって就職方法に違いが生じます。
一般企業で求められる資格試験
一般企業で求められる資格試験は、それぞれの企業や職種によって異なります。もちろん就職するための資格が不要なところも多く、会社独自で資格取得を推奨もしくは義務付けているところも存在するでしょう。
専門職やある分野の企業に勤めたい場合、以下のような特定の資格が就職実務に役立つ可能性があります。
- 経理職:日商簿記検定(理想は2級以上)
- 法務職:弁護士司法書士行政書士
- 人事部:社会保険労務士資格
- 広報部:PRプランナー資格
- 制約分野:薬剤師資格
- アパレル分野:ファッションビジネス検定色彩検定
- 金融保険分野:証券外務員資格変額保険販売資格ファイナンシャルプランナー
- 食品飲食分野:調理師資格栄養士資格
- 建築インテリア分野:建築士資格インテリアコーディネーター
ただし上記の資格が必須であるとは限らず、企業によっては資格を重視しないところもあるため、一般企業への就職を検討している方で勤めたい分野職種がある場合は、事前に調べておくとよいでしょう。
一般企業に転職するなら【公務員・一般企業の違い】
一般企業に勤務する人が他の一般企業へ転職する場合と、公務員が一般企業への転職を目指す場合、それぞれのケースについて「転職市場で有利になること」「転職するメリット、デメリット」「転職する際のポイント」を解説します。
一般企業の場合
一般企業に勤務する人が他の一般企業へ転職するケースでは、その人の年代によって有利になるポイントが変わります。20代前半であれば「年齢的な若さ」が人材としての魅力になりますので、そこに熱意やポテンシャルの高さをアピールすると良いでしょう。20代後半になると「同じ業界や職種の経験やスキル」「他の業界・職種でも活かせる経験やスキル」がアピールポイントになります。
転職するメリットとしては、「年収アップやキャリアアップの可能性がある」「今までよりも自分に合う仕事に就ける」「職場の人間関係や人事評価をリセットできる」などがあげられます。
デメリットは、「年収が下がるリスクもある」「新しい仕事や人間関係に慣れることの労力がかかる」などが考えらえます。
公務員の場合
公務員から一般企業へ転職するには、「公務員として働いていた経験・スキル等を生かせる求人」にアプローチするのがおすすめです。
また、特定の資格を持っていて専門職をしている場合は、その資格を生かして転職活動を行うことが重要です。たとえば、建設・土木系の資格を有し、自治体や官公庁で同分野の業務にあたっているのであれば、建設会社や不動産開発会社に、公立学校の教師であれば予備校などの教育関連企業に、警察官であれば警備会社というように、専門分野と資格を活かしての応募が可能になります。
公務員から一般企業へ転職するメリットは、裁量権が大きくなったり、個人の実績に応じて昇給したり、年収が上がることも期待できるようになる点です。
デメリットとしては、メリットの裏返しですが成果主義であること、会社の経営状態によっては雇用が安定しない可能性もゼロではないことがあげられます。エリアを問わない転勤の可能性もありますし、公務員に比べれば福利厚生が手薄になる恐れもあります。
そして、公務員が一般企業への転職を目指す場合のポイントは、年代別に適切なアピールを行うことです。20代であれば専門分野の経験や資格を、30代ではそれらにプラスしてマネジメントや調整能力が求められます。
一般企業の将来性
日本の経済は数多くの一般企業が支えているといっても過言ではありません。
一般企業の技術アイデアのレベルは非常に高く、その背景には各企業に所属する社員たちの努力実力があります。つまり一般企業の運営はもちろんのこと、日本経済のためにも会社員の存在は欠かせないものです。
ただしコンピューター技術の発展によって企業における業務は、効率化短縮化されてしまう傾向にあります。そのため担当業務によっては将来的にコンピューターへ代替えされてしまう可能性も考えられます。
長く一般企業の会社員として活躍し続けたいのであれば、専門スキル人間ならではの対応力や発案力などを磨き、企業にとって必要とされる人材を目指す必要があるでしょう。
一般企業の給料・年収・賞与事情
一般企業への就職を検討している方の中には「平均月給や平均年収、賞与事情が知りたい、気になる」という方も多いでしょう。
ここでは一般企業の平均月給平均年収平均賞与を紹介します。また給料日や賞与支給日の目安も紹介しますので気になる方はチェックしておきましょう。
一般企業の平均月給給料日
国税庁の調査によると令和2年分の平均給料手当は369万円、平均賞与が65万円でした。ここから平均月収を割り出すと31万円となります。ただし企業の規模経営状況役職成績年齢などによって平均年収が大きく異なります。
また一般企業の給料日は企業によって異なりますが、多くの企業で「五十日」にあたる以下のような日を給料日としています。
- 5日
- 10日
- 15日
- 20日
- 25日
- 30日
また1日や月末最終日を給料日としている企業もありますが、最も多い日付は25日です。
一般企業の平均年収
国税庁の調査によると令和2年における給与所得者の平均年収は433万円でした。
給与所得者には一般企業に勤める会社員の割合が大きいので、一般企業勤務の平均年収に近いといえます。また同調査によると男性の平均年収は532万円、女性293万円となっており、性別による年収の差が大きいこともわかるでしょう。
一般企業の平均賞与・賞与支給日(ボーナス日)
国税庁の調査によると令和2年における平均賞与は65万円でした。また男女別に見てみると男性83万円、女性39万円となっており、賞与にも性別による差が大きいことがわかります。
一般企業の賞与支給日は夏の場合は7月初旬、冬の場合は12月中となっている企業が多いです。具体的には夏は7月10日、冬は12月5日、12月10日、12月25日などです。
一般企業に向いている人の特徴
これまで一般企業について詳しく解説してきましたが、一体どのような方が一般企業に向いているのでしょうか。
結論からいうと以下の通りです。
- 組織のルールや人間関係を大切にできる
- 「報告・連絡・相談」を駆使して仕事に取り組める
- 利益を追求するために創造力を活かして仕事したい
それでは見ていきましょう。
組織のルールや人間関係を大切にできる
一般企業にはそれぞれ、少なからず独自のルールや習慣があることが多いです。人間関係も仕事に影響を与えることがあるので、企業の一員として組織のルールや人間関係をある程度重視できなければ、その企業に馴染むことは難しいでしょう。
必要なルールを守って、上司や同僚・後輩ともよい関係を構築できれば、企業に馴染んで仕事ができます。
「報告・連絡・相談」を駆使して仕事に取り組める
一般企業で働く場合、周りの進捗状況を確認せず作業を進めるわけではありません。同僚上司といった周りの人たちとしっかり報連相を行いながら作業を進めていきます。
そのため、基本的な「報告・連絡・相談」を駆使して仕事に取り組める人に向いています。
利益を追求するために創造力を活かして仕事したい
一般企業の場合、企業の業績が収入に直結するため、創造力を活かして仕事したい人や、自分のアイデアではない企画でも成果を目指して行動できる人に向いています。
また、仕事のなかには創造的ではないと感じるような業務や会議なども当然発生しますが、違和感を持ちすぎず「そういうもの」と割り切って働ける人にもおすすめです。
一般企業に向いていない人の特徴
逆に一般企業に向いていない人の特徴は以下の通りです。
- 個人で行動したい
- 朝が苦手で飽き性
- 理不尽な政治が嫌い
- 意味のない作業をしたくない
- 古い習慣ルールに納得がいかない
- 仕事ができない人に対してイライラする
自分に当てはまっていないかチェックしてみてください。
個人で行動したい
集団行動が苦手で個人で行動したい人は、一般企業に向いていない可能性があります。
一般的に企業では、部署内で役割分担をして、チームで協力して行動します。場合によってはそれほど重要ではない会議に出席したり、食事会や社内行事などで親睦を図ったりと、チームでの行動を求められることもあるでしょう。
個人で行動したい人は、こういった集団行動が多い職場だと疲れたり、仕事における自分のペースが乱されてしまうと感じて、ストレスになることもあります。
朝が苦手で飽き性
朝が苦手であったり、日々の生活に強い刺激を求めたりしている人も一般企業は不向きです。
夜型の人が日中に仕事すると、パフォーマンスが低下してしまう可能性があります。また、飽き性の人は、毎日同じ時間に決まった場所に行くことに苦痛を感じる場合もあるでしょう。
一般企業は、基本的に朝、同じ時間に決まった場所に行きます。リモートワークを導入する企業も増えていますが、自宅にいても決まった時間に仕事を開始することには変わりません。そのため、朝が苦手で飽き性な人には向いていないといえます。
理不尽な政治が嫌い
理不尽なことを避けたい人も、一般企業への勤務は向いていない可能性があります。
企業で働いていると、企業の勝手な都合で理不尽な判断が下されることもよくあります。たとえば、評価基準があいまいで、特定の上司に気に入られないと昇進できない、という企業もまだまだあります。
仕事と直接関係ないところで過度に気を遣ったり、成果を出してもストレートに評価されなかったりする職場で立ち振る舞うのを「バカバカしい」と感じてしまう人は、一般企業で会社員として勤めるのは不向きかもしれません。
意味のない作業をしたくない
必要のないと感じる作業・意味のない作業に違和感がある人にも向いていません。
たとえば、目的が決まっていないのに長引く会議、誰も読まない資料を作成する時間に対して、無駄だと感じる人もいるでしょう。一般企業では決まった時間働けば所定の給料がもらえるので、そういった仕事が発生しても、任されたことをこなしていればいいのも確かです。
しかし「この業務になんの意味があるのか」と考えて苦痛になってしまったり、効率的に作業を進めることを重視したい人には不向きでしょう。
古い習慣・ルールに納得がいかない
古くから受け継がれた習慣・ルールに納得がいかず、合理的な判断を得意とする人には向いていない可能性があります。
例えば上司から「こうあるべきだ」と言われた場合に「どうしてなのか」と疑問を持つ、会社のやり方に対して納得できないことが多い、などです。このような場合、毎日の仕事にジレンマやモヤモヤを感じやすく、しだいに勤務がつらくなってしまうことがあります。
仕事ができない人に対してイライラする
仕事が遅い人や、効率が悪い人に対してイライラする人も向いていません。一般企業に採用されて勤めている会社員だからといって、全員が仕事ができるわけではありません。勤続年数が長いにもかかわらず仕事ができない人、ひとつの作業に倍以上の時間がかかるような人でも日本企業ではクビにならないため、思っている以上にそういった人は存在しています。
仕事ができる人からすると、仕事ができない人・遅い人を見ると、悪気がないとしてもストレスになってしまうことがあります。そういう人たちのフォローを任されたりすると、さらにイライラが募ってしまうケースもあるかもしれません。
一般企業への就職転職を成功させるコツ
一般企業への就職転職を成功させるためには「自分の強みを知ること」「エージェントを利用すること」が大切です。具体的にどのようなことか以下で紹介します。
自分の強み知る
一般企業への就職転職を成功させたい場合、自分の強みを知ることが大切です。
例えば公務員から一般企業への就職転職を検討している場合、未経験就職転職となります。もし同じような強みを持つ同業種同職種一般企業からの転職者がいた場合、企業側は同業種同職種一般企業の方を採用するでしょう。
そのため「一般企業ではなかなか鍛えにくい部分はなにか」「公務員の強みはなにか」を分析する必要があります。この部分を面接などでしっかりアピールできれば、他の方と明確な差をつけることができ、有利に進められるでしょう。
エージェントを利用する
一般企業への就職を成功させたい場合、エージェントを利用することがおすすめです。エージェントを利用することで書類選考の通過率を上げることや面接対策することができます。なぜならエージェントは就職支援のプロだからです。
エージェントを利用することで、一般企業で活かせそうな経験スキルを記載するだけではなく、直接企業に推薦文を送って書面では伝わらない内容を伝えてくれます。また企業の採用担当と密に連絡を取っており、企業が本当に求める人材について熟知しているため、より質の高い面接対策ができます。
一般企業に就職転職したい場合は就職カレッジ®の利用がおすすめ
一般企業に就職転職したい場合、エージェントの利用がコツと伝えましたが、中でもおすすめなエージェントが「就職カレッジ®」です。
なぜなら以下のような特徴メリットがあるからです。
- フリーター・第二新卒・未経験者の就職に特化
- 就職成功率が非常に高い
- 専任アドバイザーによる徹底サポート
それでは詳しく見ていきましょう。
フリーター・第二新卒・未経験者の就職に特化
就職カレッジ®はフリーター・第二新卒など、正社員経験がない方の就職支援に特化したエージェントです。そのため学歴正社員経験を気にすることなく就職先が探せます。
さらに未経験の就職に特化していることもあり、掲載されている求人には「未経験者歓迎」「学歴などは重視しない」という企業が豊富です。就職カレッジ®でしか紹介していない独占求人も豊富なので、フリーター・第二新卒の方でも就職に成功できるチャンスがたくさんあります。
就職成功率が非常に高い
就職カレッジ®には「就職支援講座」があることが、就職成功率を高めている要因です。
就職カレッジ®の就職支援講座では、以下のような内容が受けられます。
- 自己分析
- 企業研究
- ビジネスマナー
- 履歴書の書き方
- 面接の個別対策 など
質の高い就職支援講座を提供していることもあり、非常に高い就職成功率を誇っているのです。
専任アドバイザーによる徹底サポート
就職カレッジ®で設定しているゴールは、就職することではなく就職してから安心して社会人生活を過ごせることです。そのため就職後も専任アドバイザーによるサポートが受けられます。
就職後のサポートがあるので就職することへの不安を軽減でき、安心して就職することが可能です。
まとめ
一般企業とは簡単にいうと「民間企業」のことで、行政機関独立行政法人などの公的機関に属さずに経営している企業を指します。一般的に年間休日は120日程度、就業時間は1日8時間休息1時間となっていることが多いです。
現在さまざまな職種がありますが、どの一般企業でも就職・転職を目指す場合は自分の強みを知ることが大切です。そこで役立つものがエージェントです。エージェントを利用することで自分の強みを知るだけではなく、履歴書の添削や面接対策などのサポートもしてくれます。
中でも「就職カレッジ®」なら徹底したサポートを受けられるため、あなたに適した一般企業を紹介してくれます。就職後のアフターフォローもしっかりしているので安心して就職できるでしょう。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい