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高専やめたい人がするべき行動は?やめるメリット・デメリットも!

高専やめたいと考えている人がするべき行動とは?やめるメリット・デメリットも解説
中退者の就活やり方診断
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高専やめたいときにまず取るべき行動や、高専をやめるメリット・デメリット、辞めた後どのように動けばいいのかなどをこの記事では紹介しています。

高専をやめたいと考えている方は、是非、参考にしてみてください。

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高専をやめたいときにまずするべき行動

高専をやめたいときにまずするべき行動

高専とは「高等専門学校」の略称で「5年間かけて実践的な技術者を育成すること」を目的としています。一部の生徒は寮生活を送っていることも特徴です。

やや特殊な環境のため「高専生活が合わないのでやめたい」と考える人も一定数いますが、そんな人がするべき行動は以下の3つです。

  • STEP1:やめたい理由を親に説明する
  • STEP2:本当にやめるべきなのか考える
  • STEP3:やめた後何をするのかを考える

以下、それぞれのステップを詳しく解説していきます。

やめたい理由を親に説明する

ほとんどの学生は親が高専の学費を出しているため、まず親にやめたいという相談をしましょう。学費を出してもらっている以上、自分1人で勝手にやめることを決めてはいけません。また、1人で悩んでいると良い解決策が思いつかないかもしれませんが、親に話すことでヒントが見つかることもあります。

親に説明する際は「今の悩みはやめないと解決しない」ということを伝えましょう。やめなくても解決できそうな問題ならば、親も納得できないからです。詳しくは、次の「本当にやめるべきなのか考える」で説明します。

本当にやめるべきなのか考える

次にもう1度「本当にやめるべきなのか」を考えます。なぜなら高専は1度やめてしまうと、後からやり直しができないからです。そのくらい「学校をやめるのは重大な決断」だと認識しておきましょう。

基準は「今の悩みは高専をやめないと解決しないのか」という点です。例えば「勉強がついていけなくて辛い」というのは、正しい勉強のやり方を知れば解決します。しかし「高専での勉強に興味が持てなくなった」という場合は、勉強を頑張るだけでは解決しないため、辞めて他の道を進む方が得策かもしれません。

やめた後何をするのかを考える

高専をやめた後に何をするのかもしっかり考えておきましょう。何をするのか決めていないとダラダラとニート生活を過ごしてしまい、次の行動が起こせなくなるからです。具体的には以下の道があります。

  • 全日制普通高校に転入する
  • 通信制高校に転入する
  • 高卒認定試験を受ける
  • 大学や専門学校に進学する(高専3年生を修了している場合)
  • 高卒者対象の公務員試験を受ける(高専3年生を修了している場合)
  • 就職する
  • フリーターになる
  • その他、やりたい活動に取り組む

やめた後の注意点としては、学歴が「中卒」になることです。それによって、以下のデメリットが生じます。

  • 求人の応募条件を満たせない
  • 採用されづらい
  • 高年収を稼ぎづらい
  • 恋愛や結婚がしづらい

これらのデメリットを受け入れられるかどうかは、必ず確認しておきましょう。

高専をやめたいと思う理由

高専をやめたいと思う理由は、主に以下の3つです。

  • 高専の勉強についていけない
  • 思っていた生活と違った
  • 経済的にきつい

それぞれの原因と対処法を詳しく解説していきます。

高専の勉強についていけない

高専の勉強についていけない人は「やめたい」という気持ちになりやすいです。特に、高専は留年・退学率が高校よりも高いことが特徴で、一生懸命勉強していても赤点を取ってしまう可能性は十分あります。また、赤点の基準も60点と高めです。普通科の高校では単位が足りなくて留年することは稀ですが、高専では留年も珍しくありません。

そのため、理系科目や工業系の学習に興味がなくなると学校生活が辛くなり、勉強にも身が入りません。勉強がついていけない主な原因は以下の通りです。

  • 分からないところを放置してしまう
  • 課題に一生懸命取り組んでいない
  • 試験勉強の計画が上手く立てられない
  • 部活に力を入れすぎている

こういった悩みの対処法は「過去問を使うこと」です。高専では押さえるべき内容が決まっており、過去問には重要なポイントがある程度詰まっています。

過去問を集めるためには、場合によっては先輩や友達の力を借りることも必要です。そして過去問を解いて分からない問題は先生に質問しましょう。こうして過去問の問題をしっかり理解できれば、試験も怖くありません。

高専の留年について知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

高専留年の実態調査!留年するとどうなるのか、その後について

思っていたものと違った

高専での生活を合わないと感じ、やめたいと思う人もいます。

  • 校則が厳しい
  • 女子が少ない
  • 部活動が活発でない(普通科に比べて)

これらの雰囲気は入学前にある程度の想像はできるものの、いざ入学してみないと分からないことが多いです。もし高専の雰囲気が合わずにやめたいと感じたら、以下のことを試してください。

  • なぜ合わないのかじっくり考える
  • 他にやりたいことは何か
  • 高専を卒業しなくても、やりたいことに支障は出ないか

他にやりたいことが明確でなければ、同じ悩みを繰り返すことになりがちなので注意しましょう。もし人間関係が合わない場合は、家族や先生と相談して休学するのも1つの手です。

経済的にきつくなる

他には、家庭が経済的にきつくなってやめたい場合もあります。高専の学費は高校よりも高いので、経済的にきつくなる人は多いです。文部科学省が出しているデータをもとに、高専と公立高校にかかる費用を比較しました。

 高専公立高校
入学金84,600円5,650円
年間の授業料234,600円118,800円

たしかに高専の学費は公立高校に比べて高いのですが、高専には「就学支援金制度」が設けられている場合も多いです。詳しくは各学校の窓口に相談してみてください

また高専では「実習が辛い」という悩みもよく聞きます。特にレポート課題は、結果と考察を長文でまとめるなど初めて取り組む内容が多いので、難しいと感じやすいでしょう。しかし、もし実習が辛いと感じても、実習と社会人になってからの業務は全く違います。そのため、高専で学んでいること自体に興味があるなら、卒業を目指すのがおすすめです。

参考「e-GOV法令検索:国立高等専門学校の授業料その他の費用に関する省令」

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=416M60000080017

高専をやめるメリットとデメリットとは

ここでは高専を「つまらない」「やめたい」と考えている人に向けて、メリットとデメリットを解説します。特に高専をやめる前には、必ず「これから説明するデメリットを受け入れられるか」を確認してください。

高専をやめるメリット

高専をやめるメリットは、主に以下の3つです。

  • キャリアの選択肢を変えられる
  • 将来を考え直す余裕が持てるようになる
  • 文系学部へ編入学する道を拓ける

簡単にまとめると「他の道に早く進める」ということです。人生、やってみて初めて気づくことは多いでしょう。そんな時に後ろ向きな気持ちで高専生活を送るよりは、早く見切りをつけて次の道に進む方がその後の人生を前向きに過ごせるのではないでしょうか。特に文系学部に進みたい場合は、できるだけ早く受験に向けた行動をする方がいいでしょう。

しかし、次にやることがはっきりしていないと、このメリットは活かせません。勢いだけでやめてしまうと、やめた後にダラダラと毎日を過ごしてしまい、充実感のない生活を送ることになるので注意しましょう。

高専をやめるデメリット

高専をやめるデメリットは、主に以下の3つです。

  • 高専卒の高い就職率を逃すことになる
  • 中退者(中卒)として就活をすることになる
  • 生涯年収が低くなる可能性が高くなる

国立高等専門学校機構(KOSEN)が行った調査によると、国立高専の卒業生は、ほぼ100%の就職率を誇っています。

しかし、中退した人の扱いは「中卒」です。ハローワークのデータによると、中卒の就職率は84.4%という結果でした。しかも、応募できる求人が高専卒業生に比べて限定されます。さらには、高専を中退すると、年収が低くなる可能性も高いです。

高専をやめたい時は、これらの長期的に発生するデメリットを受け入れられるかをよく考えてから決めましょう。

参考「国立高等専門学校機構:就職・進学データ資料」

https://www.kosen-k.go.jp/about/document/outline4.html#:~:text=%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E9%AB%98%E5%B0%82%E5%8D%92%E6%A5%AD%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%B0%B1%E8%81%B7,%E3%82%92%E7%B6%AD%E6%8C%81%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

参考「厚生労働省:令和元年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ」

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11658.html

中退者の就活やり方診断
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高専をやめた後どのように動けばいいのか

高専をやめた後にすることは、やりたいことが明確でない人を除いて、以下の行動をおすすめします。

  • 自己分析や企業研究を行う
  • やめた理由を説明できるようにする
  • 就職支援サービスを利用する

結論、高専をやめた後は、早めに就職に向けた行動を起こしましょう。その理由は、ニートやフリーター期間が長くなるとどんどん就職することが難しくなっていくからです。以下、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

自己分析や企業研究を行う

まず最初に、自己分析や企業研究を行いましょう。自己分析は今後の人生や働き方を考える上で、とても役立ちます。就活における自己分析とは、以下の3つを考えてこれらが満たせる仕事を見つけることです。

  • 世の中から求められること(MUST)
  • 自分のやりたいこと(WILL)
  • 自分の得意なこと(CAN)

詳しくは以下の記事で解説しているので、自己分析の効果的な方法を知りたい人は参考にしてください。

https://shinsotsu.jaic-college.jp/97/

また、企業研究の効果的なやり方は、以下の4つを調べることです。

  • 企業の基本情報(事業内容・資本金・経営理念)
  • 企業の強み
  • 企業の動向
  • 社風や社員の声

まずは企業のホームページやSNSをチェックしてみましょう。

やめた理由を説明できるようにする

企業が求職者に対して最も気になる情報の1つが「志望動機」です。そのため、高専をやめた理由は必ず聞かれると思っておきましょう。高専をやめたこととその会社で働きたい理由が説明できなければ「採用してもすぐに辞めそう」と思われてしまうため、内定はもらえません。

企業側が納得できる伝え方の一例として、IT企業における面接の場合「高専では機械科を専攻していましたが、在学中にアプリ開発に興味を持ちました。学校をやめるかどうか迷いましたが、自分のスキルが企業でどのくらい通用するのかを試したくなり退学を決意しました。」のように伝えると、前向きな印象を与えられます。

ポイントとしては高専をやめた理由が「前向きなもの」もしくは「やむをえなかった場合」のどちらかだと相手も納得しやすいでしょう。ですが、もし「勉強についていけなくて退学した」のようにネガティブな理由でやめた場合は、以下のように伝えます。

「在学中は勉強に面白みを感じられずやめてしまいましたが、そこから自己分析を丁寧に取り組んだ結果、御社の手掛けている〇〇の分野に興味があったことに気づきました。」

このように、少なくとも今は前向きな姿勢で就活していることをアピールしましょう。

就職支援サービスを利用する

  • 自己分析や企業分析がうまくできない
  • やめた理由をうまく説明できない

という人は、就職支援サービスを利用して就活を進めていきましょう。

就職支援サービスは求職者の意向や適性をヒアリングし、適切な企業を紹介するサービスです。自分で自己分析をやってみるのも大事ですが、就職支援のプロからの意見をもらうことで、より深く自己分析ができます。また、自分で考えても興味のある業種・職種が見つからない人は、就職エージェントに相談するとヒントが見つかるかもしれません。高専をやめた理由の説明方法も一緒に考えてくれます。

高専をやめた人におすすめできる就職エージェントの1つが、私たちJAICの提供する「就職カレッジ®」です。というのも、就職カレッジ®は「未経験からの正社員就職支援」を得意としています。つまり、高専をやめたばかりで職歴のアピールができない人にとって、利用しやすいサービスといえるでしょう。

また、就職カレッジ®には以下の実績もあります。

手厚い就活対策講座や丁寧なサポートにより高い就職成功率を誇るのはもちろん、入社後も専任のアドバイザーに相談できるため、入社後定着率が高いことも強みです。

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まとめ

以上「高専をやめたい」と考えている人に向けて、以下の内容を解説しました。

  • 高専をやめたい時にするべき行動
  • 高専をやめたいと思う理由
  • 高専をやめるメリットとデメリット
  • 辞めた後はどう動けばいいのか

高専をやめると新たな道を歩みやすくなる一方で、就職先が限られたり年収が低くなるデメリットが発生します。しっかり将来を考えて進路を選択しましょう。もし高専をやめた後の就活について相談したい人は、私たちJAICが相談に乗りますので、ぜひ情報収集に活用してください。

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小久保 友寛シニアマネージャー
株式会社ジェイックシニアマネージャー/中退者専門就職支援サービス「就職カレッジ®中退者コース」元事業責任者/「日本の中退を変える!」をモットーに、中退経験者のキャリア支援を続けています/中退経験をバネに、一緒に就活頑張りましょう!!