仕事をしない人がどのような末路になるのか、知りたい方もいるのではないでしょうか?よくある末路としては、周囲の人が離れていく・スキルが身につかないなどがあります。この記事では、仕事をしない人の末路のほか、仕事をしない人によくある特徴や抜け出すための方法について解説しています。自分が仕事をしない人になってしまっているが抜け出したい、仕事をしない人がいて職場にいて困っている人は是非、この記事を参考にしてみてください。
この記事の目次
仕事をしない人の末路5選
仕事をしない人は、最終的にどうなってしまうのでしょうか。まずは、仕事をしない人に待っている末路を5つ、ご紹介します。
周囲の人が離れていく【仕事をしない人の末路 1/5】
会社は仕事をする場所であり、労働の対価として給料が支払われるため、仕事をしない人が周囲から良く思われないのはある意味当たり前かもしれません。仕事をしない人のなかには、任された業務さえやり遂げず、結局周りの人が代わりにやるという事態も起きがち。また、仕事をしない人が起こしたミスのフォローをしなければいけないこともあり得ます。
そういったことが続くと、「あの人は仕事をしないから一緒に働きたくない」と思われてしまい、部署や社内のメンバーから避けられてしまうことは十分に考えられます。
スキルが身につかない【仕事をしない人の末路 2/5】
日本企業は解雇規制が厳しいため、仕事をしない人でもクビになることはそうありません。出社から退社まで本当に何もせず座っているだけ、パソコンの前にいるだけ…であれば別ですが、さすがにそこまでの人は少ないはずです。他の人と比べれば全然仕事をしなくても、多少でも業務をやっていれば、突然会社を辞めさせられることはまずないでしょう。
しかし、仕事のスキルが身につかないことは確実です。ろくに仕事をしないわけですから経験も積めず、成功も失敗もない代わりに成長もしない、ということになります。あまり仕事をしなくても会社員でいられるのは一見楽なように見えますが、長い目でキャリアを考えると、確実にリスクが大きいといえます。
助けがなくなる【仕事をしない人の末路 3/5】
仕事をしない人は、いざというときや困ったときに助けてくれる人がいなくなっていきます。たとえば、仕事ぶりが良く信頼されている人が「仕事でアクシデントが起きて困っている」ようなケースであれば、周囲の人はおそらく積極的に助けてくれるでしょう。
一方、あまり仕事をせず周囲に迷惑ばかりかけている人を、進んで助けたいという人はなかなかいません。上司や先輩が業務上ではサポートしてくれたとしても、やはり人としての感情もありますから、心から親身になってくれる心配してくれることは少なそうです。
上司から見捨てられる【仕事をしない人の末路 4/5】
上司は、部下の仕事ぶりを見ています。「一生懸命取り組んでいるが仕事が遅いなかなか成果が出ない」部下であれば、上司も目をかけるでしょう。改善策をアドバイスしたり、ときに厳しく指摘されたりすることもあるかもしれませんが、それは本人を思ってこそです。
一方、仕事をしない部下に対しては「何を言ってもムダ」だと思われてしまいがちです。たとえ表面上ではやる気のある態度を見せていたとしても、そうでないことはすぐにわかるもの。何度か上司が注意しても改善されないと、「放置」されてしまう可能性もあります。
厄介者扱いをされる【仕事をしない人の末路 5/5】
前述の通り、仕事をしない人を会社は簡単に辞めさせることはできません。とはいえ、いくら仕事をしないからといって一切業務を与えないということもできないため、何かしらの役割は与える必要があります。
職場で仕事をしない人と一緒になると、そのメンバーは少なからず精神的に負担に感じることがほとんどです。「何かできる仕事はないか」と悩ませてしまうなど、悪い意味で「有名」になってしまうかもしれません。また、厄介者扱いされていることで、担当する業務やチームをたらい回しにされる可能性もあります。
仕事をしない人のよくある特徴
仕事をしない人の末路は、決して良いものとはいえません。次に、仕事をしない人によくある特徴を5つ、ご紹介します。自分の仕事ぶりを振り返ってみましょう。
責任感が低い
仕事への責任感が過剰に強いと疲れてしまうことがありますが、基本的には、どんな仕事も「責任が伴うもの」であることは間違いありません。自分のせいで業務が滞ったりしてしまえば、部署や会社全体に迷惑がかかってしまうこともあります。
ですが、仕事をしない人からしてみれば、「自分がやらなくても誰かがやってくれる」「終わらなくても問題ない」と考えてしまうことが多いといえそうです。また、自分のやった仕事にミスがあっても特に反省せず、改善しようとしないケースもあります。
納期を守れない
「〇日までに提出する」という納期を守るのは仕事の基本ですが、万が一納期に間に合わなさそうな場合、早めに先輩や上司に相談することで手伝ってもらえたり、スケジュールを調整してもらえたりすることがあります。しかし仕事をしない人は、納期を守ることを大切にしていなかったり、間に合わなそうな見込みでも何もしない、といったことがあります。
これが社内ではなく取引先相手の場合、納期に遅れたことで取引先からの信頼を失ってしまうこともあります。また、「あの人は約束を守れない人」という目でも見られてしまいがちです。期日に間に合わないことが多い人のマインドは、前述の「責任感の低さ」ともつながっていそうです。
協調性がない
基本的に、一人だけで完結する仕事はほぼありません。ある程度それぞれが分業していたり、お互いにサポートフォローをしたりして、仕事が成り立っています。会社でほかの人たちと一緒に働くうえで、協調性は最低限必要なものです。
仕事をしない人は、他の人の立場や状況を考えることが苦手、いわゆる「空気が読めない」人が多いかもしれません。ほかの人が忙しそうでも手伝おうとしない、自分以外のメンバーが仕事に追われていても意に介さないケースもあるかもしれません。(ただし場合によっては生まれ持った発達の特性など、本人のせいではない可能性もあります)
自己中心的である
仕事をしない人のなかには、以下のような人もいるかもしれません。
- 自分がやりたい仕事しかしない
- 部下や同僚に仕事を押し付けてばかりいる
- 自分の都合ですべてを進めようとする
「仕事はするが、やりたくない仕事はしない」タイプの人も存在します。自分のやりたい仕事には積極的にコミットするのに、苦手な業務は頼まれても理由をつけて断る、気が進まない業務はあきらかに進行が遅い雑な傾向が見られる人もいます。また、自分の思い通りに無理に周囲の人を動かそうとする人も。
こういった振る舞いをする人の根底には、自己愛が強く、自分以外の人を大切に扱うことができないところがあるかもしれません。その場合、職場では「あの人は自分のことしか考えていない」と反感を持たれ、避けられがちです。
仕事をしない人の対処法
結論からいうと、仕事をしない人への対処法はあまりないといえます。主に、以下のような理由からです。
- 基本的に、他人を変えることはできない
- 仕事をしない人が急にやるようになるケースは少ない
- 本人がその状態で困っていない場合、変わる必要がない
どんなに仕事をしない人でも、会社に雇われている限りはそこの職場に存在し続けますし、本人のモチベーションや勤務態度を変えることはかなり難易度が高いといえます。
また、本人が会社からの評価に期待していないケースもあります。「仕事をしないことで、会社からの評価がどうなっても別にいい」というスタンスになってしまっている人もいるかもしれません。その場合、さらに改善は難しいでしょう。
対処法として有効なことのひとつに、「上司に相談する」があります。「一緒に働いている相手が全然仕事をせず、自分ばかりやらなくてはいけない」「頼んだことを全然やってくれない」などの場合、あきらかに業務への実害が出ている状況です。早めに上司に相談することで、仕事をしない人と一緒に働かなくてもいいようにしてもらえたり、フォローに入ってもらえたりする可能性があります。
仕事をしない人が職場にいて、困っている人もいるかもしれません。しかし上記の理由から、相手を変えるのはなかなか困難です。仕事をしない人の末路は前述の通りですが、最終的には本人の問題です。周囲に仕事をしない人がいる場合、一人で抱え込まないほうが良いでしょう。
仕事をしない状態から抜け出すためには
自分が「仕事をしない」と自覚している人のなかには、「これまではあまり仕事をしなくてもやってこれたが、最近会社にいづらい…」と、これまでの行いを反省し始めている人もいるかもしれません。しかし、いまからでもリカバリーは可能です。仕事をしないままでいる末路が不安になってきたという人は、以下の方法を試してみましょう。
周囲からの信頼を取り戻す
仕事をしない人はほぼ100%、周りにそのことを気づかれています。「あの人は指示されたことすら最後までやらない」「口ではうまいことを言うが、行動が伴っていない」など、少なくとも信頼はされていないと考えたほうが良いでしょう。
その職場でこれからも働いていきたいならば、まずは周囲の信頼を取り戻すことを優先に行動しましょう。最低限、以下のことは必要です。
- 頼まれたことは必ずやり遂げる
- 報告、連絡、相談を怠らない
これらは「社会人としての基本」でもありますが、まずはこういった基礎的なところから徹底していきましょう。
率先して仕事を行う
常に「自分から動く」ことを心がけましょう。部署内には、以下のような仕事があるものです。
- 誰かがやらなければいけないが、なかなか手が回らない仕事
- 少々手間のかかる仕事
- やっておいたほうが、ほかの人が後々助かる仕事
これらの仕事を見つけたら、できることからでかまいませんので進んでやるようにしましょう。ちょっとしたことでも積み重なることで、「仕事への意欲が出てきた」「最近変わってきた」と思ってもらえるはずです。
自分からコミュニケーションを取りに行く
仕事をしない人は前述の通り、周囲から敬遠され「浮いている」状態にあることが多いでしょう。その状態を変えたいならば、たとえば会話そのものを増やしたり、お礼の言葉を意識的に伝える、相手のことを質問してみる、自分のことを話してみるなどの工夫をしてみると良いでしょう。
順番としては、仕事をしっかりとやってある程度「変わった」ことを見せてからにするのが重要です。仕事もしないのに突然よく話すようになっても、周囲をますます困惑させてしまいかねません。「やるべきことをやってから」ということは忘れないようにしましょう。
仕事をさぼらないようにする
仕事をさぼり、ほとんどやっていないのに「頑張って取り組んだが終わらなかった」という言い訳ばかりしていると、周囲には「終わらなかったんじゃなくてやってないんでしょ」と、必ずバレます。
いわゆるさぼり癖がある人は、さぼらなくて済む環境に身を置くことを意識しましょう。たとえば共有のカレンダーに予定を細かく入れて「この時間にこれをやる」と周知したり、「この作業が終わるまでは席を立たない」「ここまで終わったら昼食にする」と決めてしまう、などです。自宅でのリモートワークの場合も、周囲に仕事と関係ないものを置かないようにするなどして、集中しやすいようにすることをおすすめします。
仕事をさぼりがちな人は、なかなか「さぼらないようにしよう」という気持ちを持つだけでは変われないもの。「さぼりにくい環境にしてしまう」ことをおすすめします。
転職を行い新しい環境で頑張る
上記のことを行っても、会社へのいづらさが変わらないケースもあるかもしれません。職場での信頼はコツコツとした積み重ねから生まれるものなので、一度「仕事をしない人」というレッテルを貼られてしまうと、それを払拭するのは決して簡単ではないからです。
普段しっかり仕事をしている人の調子が悪ければ、「何かあったのかな」と心配してもらえますが、仕事をろくにしない人が急にがんばりはじめると、「何か裏があるんじゃないか」と怪しまれたり「どうせまたやらなくなるんでしょ」と思われたりすることも、残念ながらあります。
仕事をしないで信頼をなくしてしまったために立場が悪くなったということには変わりなく、そこは反省すべきです。ですが、いまの職場での状況が変わらなそうな場合、辞めて思い切って転職し、新しい環境でゼロからがんばる方法もあります。
仕事をしない自分から抜け出したい人におすすめの就職方法
「仕事をしない自分を変えたい」と思い始めた方もいるでしょう。仕事をしないまま長期間過ごした末路は、良いものでないことは明白です。また、今回ご紹介したほかにも、会社によっては、自分が大して仕事をしなくても成り立ってしまうような職場もあります。一見楽に見えるかもしれませんが、そのような職場で働いているとやりがいを感じられずむなしくなってきたり、危機感を持つようになったりすることがあります。
「仕事をしない状況からどうにかして抜け出したい」という方にぜひおすすめしたい、弊社ジェイックが運営している就職支援サービスの特徴についてご紹介します。
就職アドバイザーが不安を解消するためのサポート
就職や転職をする際には、誰でも不安が伴います。特に、前職でいづらくなったり、仕事をしなかったことが要因で転職を考えざるを得なくなった場合にはなおさらです。次の職場で同じことを繰り返さないように事前に準備し、意欲的に仕事に取り組めるような職場を見つけることが大切です。
弊社ジェイックにお問い合わせいただければ、まずはプロのキャリアアドバイザーがあなたの現状をヒアリングし、適切なアドバイスをいたします。一人ひとりに合った就職活動を提案し、無理やり転職を勧めたりすることはありませんので、ご安心ください。
無料の就職講座を実施
前職で仕事をしないでいた人のなかには、「とりあえず決まったところへ入社した」「特に行きたかった企業ではなかった」など、モチベーションが低い状態で働いていた人もいるのではないでしょうか。そのため、社会人としての基礎的な部分が不足している人もいるかもしれません。しかし、転職の際にその状態のままでは、採用が遠のいてしまいます。
ジェイックでは、講師による短期集中の就職講座を無料で実施しています。自己分析、企業研究、書類面接対策など就職活動の基本や、ビジネスマナーなど社会人としての基礎を教えています。就職活動や社会人としての振る舞いに自信がないという方でも、集中してこれらを身につけることが可能です。
入社後のサポート
通常、就職転職エージェントは、「就職(転職)が決まるまで」のサポートが主です。逆にいえば、入社してからフォローしてもらえることは非常に少ないといえます。
一方、私たちジェイックは「入社から定着まで」のサポートも継続していることが強みです。
入社後、仕事上の悩みや不安が出てきた際にはアドバイザーへの相談が可能なほか、一年超に渡り、複数回の研修を実施しています。長期的に定着し、活躍していけるための支援体制を整えておりますので、安心してご利用ください。
まとめ
仕事をしない末路とその対処法などについて解説してきました。会社員として勤務しているのに「仕事をしない」のは、「仕事を大してやらなくても給料がもらえるんだからラッキー」と思う人もいるかもしれません。ですが、長い目で見ればデメリットが大きいでしょう。スキルが身につかず周りからの信頼もなくなるだけでなく、仕事を通じて得られる自信や充実感も持てません。
少しでも危機感を感じているのであれば、早めに行動を起こすことが最善です。今回ご紹介した方法を参考に、現状を変える努力をはじめていきましょう。いまの職場で改善が難しそうな場合には、弊社ジェイックへご相談ください。キャリアアドバイザーが、今後についてアドバイスいたします。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい