
「このままフリーターを続けて後悔しないだろうか?」と悩む人は多いでしょう。
フリーターは自由な反面、収入の不安定さや将来のキャリアに悩むことも多く、年齢を重ねるほど不安を感じやすくなります。
この記事では、フリーターを続けると後悔する理由や正社員になるメリット・デメリットを詳しく紹介します。フリーターから正社員就職を成功させるコツにも触れていますので、将来の働き方に不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
フリーターを続けると後悔する理由
フリーターは正社員に比べて自由な働き方ができるというメリットがあります。しかし、その自由さの一方で続けていくうちに将来への不安を感じ、後悔する人も少なくありません。
ここでは、フリーターを続けると後悔する8つの理由について紹介します。
正社員よりも稼げず給料が上がりづらい
フリーターで働き続けた場合、正社員よりも稼げず給料が上がりづらいとされています。
以下の表は、正社員とフリーターを含む非正社員の生涯賃金を男女別にまとめたものです。
最終学歴 | 男性(正社員)の生涯賃金 | 女性(正社員)の生涯賃金 |
---|---|---|
大卒 | 2億5,150万円 | 2億190万円 |
高卒 | 2億880万円 | 1億5,440万円 |
最終学歴 | 男性(非正社員)の生涯賃金 | 女性(非正社員)の生涯賃金 |
---|---|---|
大卒 | 1億4,750万円 | 1億2,050万円 |
高卒 | 1億2,950万円 | 1億810万円 |
参考:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024」
大卒の男性の場合、正社員と非正社員との生涯賃金の差は1億円以上もあります。将来的にお金に困りたくないのであれば、正社員を選ぶべきと言えるでしょう。
また、正社員と非正社員における1年間の平均給与には約330万円の開きがあります。
雇用形態 | 平均給与 |
---|---|
正社員 | 約530万円 |
非正社員 | 約202万円 |
参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
正社員はボーナスや昇給の機会が多い傾向がありますが、非正社員は給与アップにつながるチャンスがほとんどありません。収入の増加が期待しにくい状況です。
さらに、以下の表から1ヶ月でもらえる賃金の上昇幅に、大きな差があることが確認できます。
正社員の1ヶ月の賃金 | 非正社員の1ヶ月の賃金 | |
---|---|---|
20代前半 | 22万8,700円 | 19万4,800円 |
30代前半 | 29万4,100円 | 22万1,400円 |
40代前半 | 35万4,600円 | 22万600円 |
50代前半 | 39万4,300円 | 22万2,200円 |
60代前半 | 39万4,300円 | 25万6,900円 |
参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 雇用形態別にみた賃金」
非正社員は正社員と比べて1ヶ月でもらえる賃金の上昇幅が小さく、長期的な収入面を考えると不安が生じやすい状態と言えるでしょう。
老後の年金額に差が出る場合がある
フリーターでいる期間が長いと、老後の年金額に差が出る場合があります。
特に、社会保険に未加入のフリーターは、将来の年金受給額が少なくなる傾向があります。これは、国民年金だけに加入している状態だからです。
一方、社会保険には厚生年金保険が含まれているため、加入していると保険料の半分を会社が負担してくれます。また、厚生年金は国民年金に上乗せされるため、将来的に受け取る年金額が増え、老後の生活も安定しやすくなるでしょう。
以下の表は、国民年金のみを支払っていた場合と、厚生年金も併せて支払っていた場合の受給額(月額)の違いの一例です。
国民年金のみ | 国民年金+厚生年金 |
---|---|
月額約6.6万円 | 月額約14.6万円※令和3年度末 |
参考:厚生労働省「いっしょに検証!公的年金」
国民年金に加えて厚生年金も支払っていると、受給額は2倍以上の差になります。
なお、アルバイトで社会保険に加入できる基準は、以下のとおりです。
- 週の所定労働時間が20時間以上
- 賃金月額が8.8万円以上
- 2ヶ月を超える雇用の見込みがある
- 学生ではない
- 従業員数51人以上の企業で働いている
(参考:厚生労働省「社会保険適用拡大特設サイト」)
このように、社会保険に未加入だと年金受給額が少なくなり、老後も働き続ける必要が出てくるでしょう。
仕事を休めば収入が入ってこない場合がある
フリーターは仕事を休むと収入が入らないことが多く、生活に影響が出やすい働き方です。時給制や日給制で働いているため、働いた時間に応じて給与が支払われる仕組みになっています。
有給休暇(取得しても給与が減らない)を利用できれば安心ですが、取得には条件があります。その条件は、雇用されてから6ヶ月間継続して働き、全労働日の8割以上出勤していることです。(参考:厚生労働省「労働基準行政全般に関するQ&A」)
以下の表は、正社員とフリーターの有給休暇付与日数をまとめたものです。
正社員(週5日勤務)
継続勤務年数 | 0.5年 | 1.5年 | 2.5年 | 3.5年 | 4.5年 | 5.5年 | 6.5年以上 |
付与日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
パート・アルバイトなどフリーター(週4日勤務の場合)
継続勤務年数 | 0.5年 | 1.5年 | 2.5年 | 3.5年 | 4.5年 | 5.5年 | 6.5年以上 |
付与日数 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 12日 | 13日 | 15日 |
参考:厚生労働省「年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています」
週の所定労働日数が少ないほど、付与される有給休暇の日数も減少することが分かります。
もし、フリーターで同じ仕事を続けたとしても、病気やケガで休むと収入が途絶える可能性が高いでしょう。収入が少なく貯金も難しく、急な休みは貯金を切り崩さなければなりません。
急に仕事がなくなる可能性がある
フリーターのままだと、急に仕事がなくなる可能性が高いと言えます。
正社員が無期雇用(期間の定めがない契約)であるのに対し、アルバイトは有期雇用(期間の定めがある契約)であることが多いです。そのため、有期雇用であるフリーターの場合、企業の判断で契約が更新されないリスクがあります。(参考:e-Gov法令検索「労働基準法第十四条」)
有期雇用で突然契約が終了する主な理由は以下のとおりです。
- 職場とのミスマッチ:業務内容や職場環境が合わない
- 本人の問題:勤務態度や業績が評価基準に満たない
- 会社の都合:業績不振や組織再編による人員削減など
仕事がなくなるリスクを減らすため、注意して行動しましょう。
ただし、一定の条件を満たせば、アルバイトでも無期雇用へ転換が可能です。同じ会社で5年以上有期契約を更新し続け、労働者が無期雇用を希望すれば、契約が無期雇用に変更されます。(参考:厚生労働省「無期転換ポータルサイト」)
クレジットカードやローンの審査が下りない場合がある
フリーターを続けると、クレジットカードやローンの審査に通りづらくなることがあります。審査は収入や雇用の安定を重視するため、フリーターは信用力が低く見られるのです。
クレジットカードの審査に落ちると分割払いができず、支払いは現金もしくは電子マネー払いのみです。住宅ローンや賃貸の審査に通らないと、家の購入や賃貸契約が難しくなるでしょう。
住宅購入や車のローンを利用したいなら、早めに正社員になり、安定した収入を得なければなりません。
仕事を通じてスキルをつける機会が少ない
フリーターを続けると後悔する理由は、仕事を通じてスキルをつける機会が少ないことです。
フリーターは昇進の機会はほとんどありません。責任のある業務は正社員に任されることが多いからです。
また、正社員は研修を受けられ、その分の給与も支給されることがあります。一方、フリーターは研修の機会が少なく、自ら学ばないとスキルが身につきにくいです。
実際に以下の表でも、企業が行っている教育訓練実施率はフリーター(パート・アルバイト)が最も低い数値となっています。
就業状況 | 能力開発実施率 |
---|---|
正社員 | 44.2% |
契約社員・嘱託 | 29.9% |
パート・アルバイト | 14.4% |
参考:厚生労働省「正社員?フリーター?何が違うの?」
スキルがないと同じ仕事を続けることになるでしょう。そうなると次のようなデメリットが考えられます。
- 転職しても収入や待遇が改善しない可能性がある
- 体力仕事なら年齢を重ねても負担が変わらない
- 社会保障が不十分で老後の不安が大きくなる
スキルなしでフリーターを続けると経済的・精神的負担が増えやすくなります。
結婚相手としてふさわしくないと思われる場合がある
フリーターを続けることで、結婚相手としてふさわしくないと思われる可能性があります。結婚には経済的な安定が求められることが多く、フリーターの不安定さが将来を考える上で不安要素になりやすいからです。
具体的には、以下のような理由で結婚相手として選ばれにくくなることがあります。
- 月ごとの収入が変動しやすく、生活設計が立てにくい
- 仕事がなくなるリスクが高く、将来的な見通しが立てにくい
- 住宅ローンや賃貸契約などで審査が通りにくい
将来的に結婚をして家庭を持ちたいと考えているなら、正社員のように安定した収入と雇用を確保することが重要です。
年齢を重ねれば重ねるほど就活が難しくなる
フリーターは、年齢を重ねるほど就職が難しくなる傾向があります。企業は即戦力を求めるため、正社員経験のある人の方が採用されやすいからです。
また、体力が求められる仕事では若い人の方が優遇される場合が多く、同じ経験があっても年齢を理由に採用が難しくなる場合があります。特に、飲食業や物流業などでは、若手の方が長期間働けると判断されやすいでしょう。
フリーターとしての経験が豊富でも、年齢が上がるにつれて希望する職種に就くことが難しくなるのが現実です。
フリーターから正社員になるメリット
ここでは、フリーターから正社員になる3つのメリットをご紹介します。働き方によって得られるものは大きく変わるため、それぞれの違いを知ることが大切です。
自分にとって正社員とフリーターのどちらが最適かを考えてみましょう。
固定給のため安心して働ける
フリーターから正社員になるメリットは、固定給のため安心して働けることです。
フリーターはシフトや体調次第で収入が減るリスクがあります。特に、長期間休まなければならない場合は生活の安定が難しいでしょう。
一方、正社員は固定給が基本であり、決まった額の給与が保証されているため、収入の変動に悩むことが少なくなります。
会社の福利厚生を活用できる
会社の福利厚生を活用できるのも、正社員になるメリットです。
福利厚生とは、企業が従業員やその家族の生活を支援するために提供する制度やサービスのことです。働きやすい環境を整えたり、生活の質を向上させたりする目的があります。
近年、働き方の多様化が進む中で、雇用形態による待遇の格差が問題視されてきました。しかし、同一労働同一賃金が導入されたことで、正規雇用労働者と有期労働者の待遇差は少なくなっています。(参考:厚生労働省「同一労働同一賃金特集ページ」)
ただ、企業によっては従来の慣習が残っている場合があり、正社員の方が福利厚生を活用しやすいと言えるでしょう。
キャリアアップをしやすい環境が手に入る
正社員はキャリアアップしやすい環境が整っているのがメリットです。昇進や昇給のチャンスが多く、スキルを伸ばしながら収入を増やせるしょう。
正社員は経験を積めば管理職などの上のポジションを目指しやすいです。その結果、収入も増えやすくなります。さらに、働き方が合わない場合は異動を相談できるため、自分に合った環境で成長できるチャンスも広がるでしょう。
もちろん、異動の希望が必ず通るわけではありませんが、職場が変われば働きやすくなることもあります。
フリーターから正社員になるデメリット
正社員には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。ここでは、フリーターから正社員になる2つのデメリットをご紹介します。
デメリットも理解した上で、自分に合った働き方を考えましょう。
仕事の責任が重くなる
フリーターから正社員になるデメリットは、仕事の責任が重くなることです。任される業務の範囲が広がり、成果や目標達成が求められることが多くなります。
また、ミスが大きな影響を与える場合もあり、プレッシャーを感じる場面が増えるかもしれません。とはいえ、責任を果たす中でスキルが向上し、達成感を得られる機会も増えていくでしょう。
予定を最優先できなくなる場合がある
正社員の場合、予定を最優先できなくなる場合があります。
シフト制のフリーターであれば休みの調整ができますが、正社員は決まった休日や業務スケジュールがあるため、自分の都合に合わせて自由に休むのが難しいです。
例えば、以下のような予定を優先しにくくなることがあります。
- 好きなアーティストのライブやイベントの前後を休みにできない
- 友人や家族の予定に合わせて平日に休むのが難しい
ただし、長期休暇や有給休暇を活用すれば、計画的に予定を組むことも可能です。
フリーターから正社員就職を成功させるコツ
フリーターから正社員に就職するにはコツがあります。コツを知らないと効率よく就職活動を進められず、なかなか内定がもらえない可能性が高いでしょう。
ここでは、正社員就職を成功させる4つのコツをご紹介します。
自己分析をして自分の強みを明らかにする
正社員を目指すには、自己分析を行い、自分の強みを明確にすることが重要です。過去の経験を振り返り、得意なことや実績を整理すれば、企業にどのように貢献できるかを具体的に伝えやすくなります。
強みがはっきりすれば面接や履歴書で自信を持ってアピールできます。さらに、実績を数値化して説明すると、話に説得力が増し、企業にも良い印象を与えやすくなるでしょう。
自己分析の方法は、以下を参考にしてください。
- 仕事内容や経験を整理し、得意なことや評価点を振り返る
- 成果を数値化し、企業への貢献につなげて考える
これらを実践すれば、正社員になれる可能性が高まるはずです。
面接で聞かれそうな質問に答えられるよう準備する
正社員就職を成功させるには、面接で聞かれそうな質問に応えられるよう準備しておきましょう。面接では、フリーターとしての経験や正社員を目指す理由について聞かれることが多く、しっかり答えられないと「入社後の意欲が低い」と判断される可能性があります。
以下は、よく聞かれる質問とその回答例です。
質問 | 回答例 |
---|---|
なぜフリーターを選んだのですか? | 〇〇のスキルを身につけたいと考え、実務経験を積むためにフリーターとして働いていました。 |
なぜ正社員で働こうと思ったのですか? | 長期的に安定した環境でスキルを磨き、キャリアを築きたいと考えたためです。 |
フリーターの経験をどう活かせますか? | 接客の仕事で培った〇〇力を活かし、御社でも円滑なコミュニケーションを取って業務に貢献したいと考えています。 |
回答する際は、ネガティブな内容は避け、前向きな理由を伝えましょう。
未経験から挑戦できる仕事を調べて積極的に応募する
正社員として就職するために、未経験から挑戦できる仕事を調べて積極的に応募しましょう。未経験者向けの求人は、企業が「経験がなくても成長できる人材」を求めているため、採用のハードルが低くなります。
以下のような仕事が未経験者向けの求人が多く、挑戦しやすい職種です。
職種 | 挑戦しやすい理由 |
---|---|
営業職 | コミュニケーション力があれば、資格や経験なしでも活躍できる |
事務職 | 基本的なPCスキル(Word・Excel)があれば応募できる |
IT・エンジニア職 | 研修付きの企業やスクールを活用して学べる環境がある |
研修が充実し、資格や経験が不要な仕事を選ぶと正社員への道がより開けやすくなります。
就職エージェントに相談する
正社員としての就活を成功させるコツは、就職エージェントに相談することです。エージェントを活用すれば自分に合った仕事を見つけやすくなり、就活をスムーズに進められます。
就職エージェントを利用すると受けられるサポートは、以下のとおりです。
- 希望や適性に合った未経験OKの正社員求人を紹介してもらえる
- 書類選考を通過しやすくなるよう、プロがアドバイスしてくれる
- 企業ごとの質問傾向を踏まえた面接対策を受けられる
就職エージェントなら未経験OKの求人が多く、充実したサポートが受けられるため、フリーターでも正社員になる可能性が高まるでしょう。
フリーターは焦った方がいい?このままだと将来金銭面で損の可能性大!
フリーターで働き続けることにはメリットがある一方で、デメリットもあります。メリットしか考えずに働いていると、将来後悔することもあるので注意しましょう。
特に金銭面で大きく損をする可能性が高いので、本当にこのままフリーターを続けるべきか、よく考える必要があります。
まずはフリーターとして働くメリットとデメリットの両面を把握して、後悔のない働き方を選択しましょう。
自由な働き方を堪能できる [メリット1]
フリーターは自由な働き方を求めている人に最適だと言えるでしょう。フリーターは基本的にシフト制なので、自分の都合に合わせてシフトを組みやすいメリットがあります。
休みたいときは休んで、働きたい時はバリバリ働くことができるため、旅行などやりたいことを我慢する必要はありません。
朝遅くまで寝て、昼過ぎから働き始めることもできるのは、フリーターだからこそできる働き方でしょう。
この身軽さが病みつきになり、フリーター生活を何年も続けている人は大勢います。
様々な職場を体験できる [メリット2]
フリーターは興味のある仕事に飛び込みやすく、様々な経験ができるメリットがあります。
職場が合わなければすぐに辞めることもできるため、ストレスを抱え込むこともありません。
正社員は辞める手続きに手間がかかってしまうので、簡単に職場を変えることができるのは、フリーターの特権だと言えるでしょう。
フリーターであれば、掛け持ちでバイトすることも可能なので、人間関係の幅も広げることができます。
1つの職場で飽きてしまいやすい人や、様々な仕事を体験してみたいという人には、フリーターの働き方が適しているでしょう。
ワークライフバランスを保ちやすい [メリット3]
フリーターは残業がないので、いつも決まった時間に帰ることができます。
そのため、仕事とプライベートの両立がしやすく、趣味や友人関係など、仕事以外の部分も充実させることができます。
仕事が辛くて休みたくなったら1ヶ月休むことも可能なので、仕事だけに縛られる心配はありません。
フリーターなら転勤や異動になる心配もないので、充実した生活を送ることができるでしょう。
収入が不安定になりやすい [デメリット1]
正社員には有給休暇がありますが、フリーターにはありません。仕事を休んでしまうと、収入はゼロになってしまうため、貯金を切り崩して生活していくことになります。
体調が悪くて休んでしまえば、その分収入が減ってしまうため、毎月安定した収入を得るのは難しいと言えるでしょう。
フリーターは会社の都合でシフトを減らされることもあるため、前月と今月の収入に10万円ほどの差が出ることもあります。
急に解雇されることもあるので、ある程度の貯金はしておいたほうがいいでしょう。
平均年収が少ない [デメリット2]
20代の内は正社員もフリーターも、月収はそれほど変わらないことが多いですが、年収に換算すると大きく差が広がってしまうことも多いです。
20〜30代のサラリーマンの平均年収は400万円前後ですが、フリーターの平均年収は200万円ほどしかありません。
200万円以下の年収で働いているフリーターも大勢いるため、同世代の正社員と比べると年収に倍以上の開きが出てしまいます。
時給が低い地方のフリーターだと、平均年収はさらに低くなるので、かなり大損してしまうでしょう。
サラリーマンとフリーターの生涯年収を比較すると、1億円以上の差が出てきてしまいます。
同じ仕事をしていても、正社員とフリーターでは給与に大きな差があるため、安定した収入を望むのであれば、一刻も早く正社員への就職を目指しましょう。
ボーナスがない
正社員と違い、フリーターにはボーナスが出ません。そのため、毎月もらう給与だけで生計を立てていくことになります。
正社員であれば、年に数十万円のボーナスが出るため、海外旅行などに行くことも可能ですが、フリーターにはそのような余裕はありません。
給与だけでは満足に貯金することもできないので、フリーター生活を続ける限り、贅沢な生活を望むことは難しいでしょう。
社会的信用が低い
収入が不安定なフリーターは社会的信用が低いため、ローンを組んだりクレジットカードを作成するときに苦労します。
フリーターと正社員とでは、社会的信用に大きな差があるため、審査の通過率も大きく異なります。
正社員より稼いでいても、フリーターという立場でいる限り、社会的信用を得ることはできません。
若いうちはよくても、20代後半になってくると、いつまでもフリーター生活から脱せないでいる自分に劣等感を感じることもあります。
将来を見通せない
フリーターは今の生活をやり繰りしていくだけで精一杯なので、将来のために備える余裕はありません。
5年後、10年後の生活の見通しが立たないため、歳を取るにつれて焦りを感じてしまうでしょう。
結婚したいと思っても、フリーターだと相手の両親が納得してくれない可能性があるので、場合によっては断念しなければならない可能性も出てきます。
将来結婚や出産などを考えているのであれば、フリーター生活とは早めに見切りをつけたほうがいいでしょう。
年金の支給額が少ない
基本的にフリーターは社会保険に加入することができないため、国民保険に入ることになります。
厚生年金に加入している正社員と比べて、将来もらえる年金の額は圧倒的に少なくなるため、老後の生活に苦労する可能性も出てきます。

焦りが原因でフリーターからの就活を失敗させないために
フリーター生活から脱出しようとして、焦ってやみくもに就活を進めると、将来後悔する可能性があるので注意が必要です。
就活は自分の将来を決める大事なイベントなので、慎重に行動するようにしましょう。
また、フリーターの就職活動に関しては、以下の記事で全般的に解説しています。
就活ノウハウ以外にも、就職を成功させたフリーターの体験談なども掲載しています。
フリーター感覚を改める
少し興味がある程度の求人をどんどん受けても、そもそも内定を得られる可能性は低いです位、仮に入社できても「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが生じてしまいます。
せっかく正社員になれても長続きせず、また就活をし直す可能性が出てくるので注意しましょう。
いったん正社員になると、フリーターのときのように簡単に辞めることができません。
就活を失敗させないためにも、まずはこれまでのフリーター感覚を改めて、正社員として働く覚悟を持ちましょう。
正社員でも辞めることはできますが、20代の内に何度も転職を繰り返すと、「この人はすぐに辞めてしまうのではないか」と思われて転職に不利になる可能性もあります。
フリーターのような軽い気持ちで応募してしまうと、あとで痛い目に合うので注意しましょう。
自己分析をする
就活をすると決めたのであれば、最初に自己分析をする必要があります。
自分が得意だと感じていることや、過去に人から褒められた経験などを書き出してみて、長所を探してみましょう。
自分の長所がわかれば、自信を持って就活を進めることができます。どんな小さなことでもいいので、頭に浮かんだことをどんどん書き出してみましょう。
時間がないからと焦って自己分析を怠ってしまうと、就活に失敗しやすくなるので要注意です。
まずは焦る気持ちを押さえて、自分が何に熱中できるのか考えてみましょう。
仕事をする上で大切にしていることを探し出し、数年後にやっていたいことをイメージできれば、仕事探しも楽になります。
業界・企業研究をする
入社後のミスマッチを防ぐためには、業界・企業研究が欠かせません。
業界や企業のことをろくに調べもせずに入社してしまうと、ミスマッチが生じ、長期間のキャリア形成を望みづらくなります。
キャリア形成に失敗すると、次の転職で苦労する恐れもあるので注意が必要です。
就職後に長く働き続けるためにも、志望する企業や業界について細かく調べておきましょう。
会社概要や価値観、将来性などをチェックして、自分と合うかどうか確認することが大事です。
企業のホームページだけでなく、会社四季報などもチェックして業界の位置付けを調べておくと、より客観的な判断ができるようになります。
就職エージェントを利用する
一人で就活を続けるのが不安な場合は、就職エージェントを利用してみましょう。
担当のエージェントが就活を最後までサポートしてくれるため、くじけそうになったときに助けてもらうことができます。
職場の雰囲気や人間関係など、ネット上にない貴重な情報を教えてくれるため、よりベストな選択をできるようになります。
面接対策や履歴書の書き方なども教えてもらうことができるので、就活が初めての人でも安心です。就活中に困ったことがあれば、遠慮せずにエージェントに相談してみましょう。
バイト先で正社員登用してもらう手も!
現在働いているアルバイト先の仕事に興味が強い場合は、バイト先で正社員登用してもらう方法もあります。
ただし、この場合はメリットとデメリットがあるので、慎重に判断しましょう。
就活する必要がない [メリット1]
バイト先で正社員登用してもらうのであれば、就活する必要がないため、すぐに働き始めることができます。
就活するとなると、実際に就職できるまで数ヶ月ほどかかりますが、その時間を大幅に節約できるので、ブランクを気にする必要もありません。
ミスマッチを心配する必要がない [メリット2]
バイト先なら既に業務内容や職場の雰囲気に慣れているため、ミスマッチが起こる心配がありません。
キャリアに傷がつくこともなく、即戦力としてすぐ活躍できるため、普通に就職するよりメリットが大きいと言えるでしょう。
社風や人間関係にも慣れているため、正社員になってもスムーズに溶け込むことができます。
フリーターとして現在働いている職場を気に入っているのであれば、バイト先に正社員登用可能か打診してみましょう。
責任ある仕事に挑戦できる [メリット3]
基本的にフリーターは単純な仕事しか任せてもらうことができません。そのため、いつまで経ってもビジネススキルが身につかず、就活時に苦労することになります。
その点、バイト先で正社員になれば、これまでできなかった責任ある仕事に挑戦できるため、スキルアップやキャリアアップが可能になります。
仕事の幅が一気に広がるので、毎日やりがいを感じながら働くことができるでしょう。
転勤や異動の可能性がある [デメリット1]
バイト先で社員登用してもらうと、転勤や異動の可能性が出てきます。
都市部から地方へ転勤する可能性も出てくるので、生活が激変することもあるでしょう。異動すると、慣れない仕事や新しい人間関係に悩む可能性も出てきます。
仕事で成果と責任を求められる [デメリット2]
フリーターと異なり、正社員として働くことになれば、会社によってはノルマを課せられることがあります。
フリーター時代には経験しなかったクレーム・ミス処理の責任などを負うリスクもあるので、人によってはストレスに感じることもあるでしょう。
ある程度経験を積むと、部下の育成を任されることもあります。
自分一人で結果を出せばいいということではなく、チーム全体として結果を求められるため、予想外のプレッシャーに悩むこともあるでしょう。
デメリットよりもメリットの方が大きい
正社員登用してもらうことは、いくつかデメリットがあるものの、総合的に見てメリットのほうが大きいと言えます。
正社員になることで収入や地位が安定し、社会的な信用を得られるので、これまでと同じ仕事をしていても生活が激変します。
正社員になれる可能性のある職場で、なおかつ自分が納得できるのであれば、早めに相談して社員登用を目指しましょう。
フリーターのままで後悔すると考える時によくある質問
ここでは、フリーターのままでいることに不安を感じたり、将来に対して後悔するのではないかと考えたときによく浮かぶ質問を2つご紹介します。
フリーターは何歳まで許される?
フリーターは何歳までだと許されると決まっているわけではありません。しかし、年齢が上がるにつれて正社員への就職が難しくなる傾向があります。20代のうちは未経験OKの求人も多くありますが、30代以降になると即戦力を求められることが増えるからです。
フリーターのままでいることに不安を感じる場合は、できるだけ早めに就職活動を始めることが大切です。
「正社員になりたくない」と考えるのは甘え?
「正社員になりたくない」と考えるのは、甘えとは言えません。働き方の価値観は人それぞれであり、必ずしも正社員が唯一の選択肢ではないからです。
フリーターやフリーランスなど、自分のライフスタイルや目標に合った働き方を選ぶのも一つの考え方です。正社員に抵抗があるなら「なぜそう思うのか?」を考え、将来の選択肢を広げるために情報を集めてみましょう。
まとめ
フリーターは自由な働き方ができる反面、長期的に見ると収入や雇用の安定性に不安が残ります。特に、正社員と比べて生涯賃金が大幅に低く、昇給やボーナスの機会が限られるため、将来の経済的な不安を感じる人も多いでしょう。
さらに、正社員はスキルアップやキャリア形成の機会が多く、昇進や異動も可能ですが、フリーターは成長の機会が限られ、将来の選択肢が狭くなりがちです。
安定した収入や将来の安心を得るためには、できるだけ早い段階で正社員としてのキャリアを築くことが重要だと言われています。将来の選択肢を広げるためにも、自分のキャリアについてじっくり考えてみましょう。




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