したい仕事がないフリーターとは、と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 実は、したい仕事がないと思っているフリーターは多いです なぜなら、したい仕事がすべてだと思っているからです。 こちらの記事では、したい仕事についている割合や向いている仕事との違いについてを解説しております。 こちらの記事を読むことで、仕事の選定基準や行動を知ることが出来ます。気になった方は是非参考に読んでみてください。
この記事の目次
したい仕事がないフリーターとは
「したい仕事がない」という状態とは、「就職したいけれども職に就けていない状態」を指します。
たとえば、興味のある仕事はあるものの自分には無理だと思って挑戦していない、または挑戦したものの選考で落ちてしまった人のなかには、上手くいっていない状況をなんとか肯定しようと考える人が少なくありません。
そしてこの場合、ある意味“言い訳”のようなかたちで自分自身を正当化してしまい、「今はしたい仕事がないだけ」と考えてしまうフリーターが多いのです。
やりたい仕事がない人の割合
マーケティングリサーチ会社・リビジェンが実施した調査結果を見ると、「将来就こうと思っている職業がありますか?」という質問に対し、「ない」と答えた人は22.6%、「ぼんやりある」と答えた人は40.2%となっています。
つまり「これだ!」と思う仕事が見つかっている人の割合は3割に過ぎず、大半の人は仕事のイメージを明確につかめていないのです。
参考:株式会社リビジェン|学生を対象としたアンケート
したい仕事と向いてる仕事は違う
「したい仕事」と「向いている仕事」は違う、ということも理解しておきましょう。
そもそも仕事では、成果を上げることが求められます。たとえば「点を取りたい!だからフォワードをしたい!」と考えているサッカー選手がいたとしても、その選手の身長が2メートルあれば、監督は「キーパー」としてゴールを守るポジションを任せるでしょう。
これは、会社も同じです。会社は「自分のしたいこと」をする場所ではなく、会社から「この仕事だったら一番貢献してくれるはず」として与えられた仕事をこなすところです。つまり、会社から求められていない仕事が「したい仕事」、一方で会社から求められている仕事が「向いている仕事」と言えるのです。
こうした前提を踏まえると、まずは「自分に向いている仕事ってなんだろう?」と考えてみることをおすすめします。給料をもらっている以上、会社に貢献することが“義務”とも言えますし、会社は自分の夢を実現する場所ではないからです。
ちなみに、自分に向いている仕事に就けば、その仕事が苦手な人に比べると成果が上がりやすく、周りから評価されることで大きなやりがいを手にできる可能性もあります。向いている仕事は苦労なくこなせるケースも多いため、ストレスを感じることもほぼないでしょう。
したい仕事が見つからない理由とは?
1. 自己分析が足りない
多くのフリーターが「したい仕事がない」と感じる理由の一つに、自己分析が足りないことが挙げられます。自己分析とは、自分の強みや弱み、興味や価値観を深く理解するプロセスです。しかし、この自己分析が不十分だと、自分が本当にやりたい仕事や向いている仕事を見つけるのは難しくなります。
自分の長所や短所、興味関心を明確にすることで、適職を見つけやすくなります。「したい仕事がないフリーター」と悩む方にとって、自分がどんな環境で働くのが好きか、どんな業務を楽しめるかを見極めることが重要です。まずは、自分の過去の経験や趣味、得意なことについて振り返り、それらがどのような仕事に結びつくかを考えてみましょう。
2. 現実と理想のギャップ
「したい仕事がないフリーター」が感じる悩みの一つに、現実と理想のギャップがあります。多くの人が、自分の理想とする仕事と、実際に行う仕事の間にギャップを感じています。
理想ばかりを追い求めると、現実にはなかなか満足のいく仕事が見つからないことが多いです。大切なのは、理想と現実のバランスを取ることです。最初はやりたい仕事でなくても、自分に向いている仕事や成長できる環境を見つけることが重要です。
フリーターから正社員になる際、まずは小さなステップから始め、徐々に理想に近づけていくことが現実的です。成功体験を積み重ねることで、理想と現実のギャップを埋めていくことが可能です。
3. 仕事の情報が不足している
フリーターで「したい仕事がない」と感じるもう一つの理由は、仕事の情報が不足していることです。多くの人は、自分の興味がある業界や職種についての具体的な情報を持っていないため、その業界でどのような仕事があるのかを理解していません。その結果、自分に合った仕事がわからないという悩みに直面します。
未経験の分野でも、自分に向いている職種に出会う可能性がありますので、インターネットや就職支援エージェントを活用して情報を集めましょう。
フリーターがしたい仕事を見つける方法
フリーターがしたい仕事を見つけるためには、以下の3つのステップで考えてみましょう。
- 過去の経験から就活の軸を決める
- 職業情報の収集
- 様々な企業と接点を持つ
1. 過去の経験から就活の軸を決める
フリーターがしたい仕事を見つけるには、「過去の夢」や「これまで夢中になったこと」から、自分がどのようなことに魅力を感じているかを考えてみましょう。
例えば、「将来学校の先生になりたい」と思っていたことがあったのは、誰かに何かを教える、影響を与えるというところにすごく魅力を感じていたから。お笑い芸人を目指していたのは、誰かを笑顔に出来る仕事、人前に出ていく仕事に興味があったから。というように、どんなところに魅力を感じていたのか深堀りしていきます。
そうすれば、将来的には自分の部下や後輩に対して教育をしていくような立場になりたい、誰かを笑顔にできたり楽しませたりすることができる仕事がしたいなど、したい仕事がざっくりと見えてきます。
また、野球の部活に熱中していた理由を深堀りしていくと、仲間と一緒に目標を目指していくというところにすごくやり甲斐や意欲を感じていたことが分かるかもしれません。その場合は、個人で成果を出す仕事よりも、チームで働ける仕事が適している可能性が見えてきます。
2. 職業情報の収集
適職を見つけるためには、十分な職業情報を収集することが必要です。まずは、インターネットを用いて様々な業界や職種について調査しましょう。求人サイトには多くの情報が掲載されています。未経験でも挑戦できる職種や、特別な資格が不要な職業についても調べてみましょう。
情報収集する手間を省きたい、より詳細な情報を得たいという方は、就職エージェントに相談するのがおすすめです。
就職エージェントは、自分と同じような悩みを抱えている人や同じような性格の人がどんな仕事に就職したか、その仕事の詳細やキャリアパスなどを熟知しているため、より解像度の高いアドバイスがもらえます。
3. 様々な企業と接点を持つ
就活の軸や業界・職種の情報収集が出来たら、ハローワークや求人サイト、就職エージェント、合同企業説明会などの方法で企業と出会い、自分の軸に合う企業を探していきます。
このステップでは、なるべく多くの企業に接触することで、自分の軸に合った企業を発見しやすくなります。
そして、面接や説明会などで企業から得た印象を記録し、良かった点と悪かった点を整理していきます。感想を蓄積することで、自分にとって重要なポイントが明確になり、就活の軸も精度が増していきます。
例えば、「チームワークを重視した働き方は魅力的だけど、体育会的な雰囲気は自分には合わないな」とか「単純作業よりもお客さんと直接かかわる仕事に喜びを感じるんだな」と見えてきて、最初に考えた就活軸が合っているか確認することができます。
これらを多く蓄積していくと自分なりの大事にしたいことの共通点が出てきて、就活の軸がより明確になっていきます。
実際に自分が面接に行った企業や説明を聞いた企業の良いと思った点と、自分の理想と少し違うなと思った点を言葉にまとめていくことで、自分が大事にしたいことは何かを知ることができます。
就職活動というのは自分が求めているものをすべて満たすのは正直難しかっ たりもします 。だからその中で特に自分が大事にしたいことは何かということを知っておくことが大切です。
したい仕事がないフリーターにおすすめの職業
接客業・販売職
接客業や販売職は、未経験の方でも比較的採用されやすく、スキルや知識が不足していても親切に指導されることが多いため、仕事を始めるならまずおすすめの職業です。また、接客業や販売職は人と直接触れ合う機会が多いため、コミュニケーションスキルを磨く良い機会にもなります。さらに、多くの業界で求められる基本的なビジネスマナーや接客スキルを習得することができるため、将来的に他の職種への転職も視野に入れやすい点が魅力です。目の前の仕事に取り組む中で新たな興味ややりがいを見つけられるかもしれません。
飲食業
飲食業も、したい仕事がないフリーターにとっておすすめの職業の一つです。飲食業界は常に人手不足であり、未経験者でも積極的に受け入れている企業が多いです。また、調理や接客のスキルを身につけることで、自分自身が成長できる大きなチャンスとなります。飲食業はチームワークが求められる現場が多いため、協調性やコミュニケーション能力を高めることも期待できます。忙しい環境で働くことで、時間管理やストレス耐性が養われ、これらのスキルは将来どんな仕事に就いても役立つでしょう。現実と理想のギャップがある中で、実際に働きながら自己分析を進めることも可能です。
営業職
営業は資格や専門スキルが不要なため、未経験からでもスタートしやすく、多くの企業が新人教育プログラムを用意しているため、入社後にスキルや知識を習得できます。また、営業職は結果が数字として表れるため、達成感を感じやすい職種です。さらに、相手のニーズを的確に把握し、自社の商品やサービスを提案するスキルは、どの業界でも重宝されます。営業職での経験は、自己成長や人脈拡大に役立つため、将来的に他の業種へ転職する際にも有利になるでしょう。自己分析を通じて、自分の得意分野を見つけるきっかけにもなります。
事務職
事務職はオフィスワーク中心で、比較的安定した環境で働けるため、初めての正社員としての仕事にも向いています。パソコンを使った作業が主な業務となるため、基本的なPCスキルを学ぶ機会にもなります。
文書作成やデータ入力、電話対応などのスキルは、どの業界でも必要とされる基本的なスキルです。また、事務職は多岐にわたる業務を扱うため、組織内での業務フローや業務の進行管理能力を養うことができます。これらの経験は将来的に他の職業に転職する際にも非常に有利になります。未経験でも挑戦できるため、初めての正社員を目指すフリーターにはぴったりです。
施工管理
施工管理は建設現場の工程管理、安全管理、品質管理などを担当する職種であり、未経験から始めることが可能です。多くの企業が新人教育プログラムを用意しており、業務に必要なスキルや知識を丁寧に教えてくれます。
施工管理の仕事を通じて、プロジェクト管理やチームリーダーシップ、問題解決能力を身につけることができます。これは将来的に他の業界でも非常に役立つスキルです。さらに、施工管理は実績が数字として評価されやすく、達成感を感じつつ成長できる職業です。長期的に安定したキャリアを築ける可能性が高い職種です。
製造スタッフ
製造業は常に人手不足で、未経験者歓迎の求人も多いため、初めてでも挑戦しやすい職種です。製造業務を通じて、機械操作や仕組みを理解するスキルを身につけることができます。また、手先が器用であることや、作業に集中する力を養うことが求められるため、これらのスキルは他の職業にも応用できます。製造現場では、チームでの作業が多いため、協調性やコミュニケーション能力を高めることも可能です。
コールセンター
コールセンターの仕事は、したい仕事がないフリーターにおすすめです。コールセンターの業務は一般的に未経験者にも門戸が広く、新人研修やトレーニングプログラムが充実していることが多いです。主な業務内容は、電話での顧客対応やトラブルシューティング、商品やサービスの案内などです。
この仕事を通じて、コミュニケーションスキルや問題解決能力を養うことができます。特に顧客との対話を通じて、迅速かつ的確に対応するスキルは他の業界でも非常に重宝されます。コールセンターでの経験は、営業職やカスタマーサポートなど、さまざまなキャリアパスを広げるための基礎となるでしょう。
倉庫内作業
倉庫内作業は未経験者でも始めやすく、採用されやすい職種です。主な業務内容は、商品のピッキング、梱包、在庫管理などで、物理的な作業が多いため体力に自信がある方には特におすすめです。また、チームでの作業が多いので、協調性やコミュニケーション能力が求められます。
これらのスキルは、他の職種にも応用できるため、将来的なキャリアパスを考える上で非常に有利です。倉庫内作業は、繁忙期と閑散期が明確に分かれていることが多いため、働きながら自分の時間を取りやすい点も魅力です。
ドライバー
ドライバー職は基本的に未経験でも始めやすく、比較的高い給与が期待できる職種です。ドライバーの仕事には、配送ドライバーやタクシードライバー、トラックドライバーなどさまざまな種類があり、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。運転技術や地理的な知識を身につけながら、時間管理能力や責任感を養うことができます。ドライバーとしての経験は、自らの業務効率を高めるだけでなく、高い責任感と自己管理能力を持つ証として他の職業に転職する際にも大いに役立ちます。
介護職
介護業界は常に人手不足であり、未経験者でも積極的に受け入れる施設が多いです。介護職の仕事を通じて、人に対する優しさや思いやりの心を養うことができ、また、医療や福祉に関する基礎知識を学ぶことができます。介護の現場での経験は、コミュニケーションスキルやチームワーク能力を高めるだけでなく、高齢者や障がい者との接し方やケア技術を向上させるため、多くの職種で応用可能です。社会貢献度が高く、自分自身の成長を実感しやすい職業として、多くのやりがいを感じられるでしょう。
やってみたい人気の仕事ランキング
13歳のハローワーク公式サイトの調査をもとに、「人気職業ランキング」を紹介します。
- 1位:YouTuber
- 2位:プロスポーツ選手
- 3位:イラストレーター
- 4位:医師
- 5位:外交官
- 6位:声優
- 7位:警察官
「世の中にはどんな仕事があるんだろう?」「どの仕事が人気なのかな」と疑問を持っている人は参考にしてみてください。
参考:13歳のハローワーク公式サイト|人気職業ランキング
1位:YouTuber
YouTuberとは、YouTube上で動画をアップし、主にその広告収入で生活をしている人のことです。無名だった人が一躍有名になり、大金を手にするケースも多いことから「夢のある仕事」として注目を集めています。
YouTuberは人前に立つ仕事ではありますが、その仕事は企画決めや、編集など、実は地味な作業が少なくありません。そのためこうした地道な作業にも手を抜かず、コツコツと進められる人に向いている仕事と言えるでしょう。
一方で、いわゆる「人気商売」のため、どんなに努力しても視聴数に結びつかないことも当然考えられます。そのため、結果がすぐに出る仕事ではない点には注意が必要です。
YouTuberの平均年収は459万円ですが、飛び抜けて高い年収を手にしている人も含まれているので、現実には459万円よりも低いことが予想されます。
2位:プロスポーツ選手
プロスポーツ選手は、サッカーや野球など、スポーツにおけるプロフェッショナルを指す言葉です。試合に出て活躍することはもちろん、チームの「顔」としての対外的な広報活動も大事な仕事のひとつです。
プロスポーツ選手になれるのは、ほんの一握りの才能を持った人だけです。しかし、その多くの選手が「努力の天才」とも言われています。負けても、ケガをしても、それでも目標に向けて粘り強く取り組み続けられる人にこそ適性のある仕事と言えるでしょう。もちろん厳しい競争の世界のため、メンタル面でのタフさが必要な点には注意が必要です。
選手の能力や、スポーツによって年収は大きく異なるため、一概には言えませんが、たとえばサッカー選手の平均年収は2000~3000万円となっています。
3位:イラストレーター
イラストレーターとは、ゲームやWebサイト、雑誌などに使われるイラストを描く人のことです。センスが求められる場面も多いですが、あくまで仕事を受注する立場のため、相手が求めるものを正確に理解する力が欠かせない仕事です。そのため「傾聴力」に長けた人は活躍できる可能性が高いでしょう。
人気のイラストレーターには多くの仕事が舞い込みますが、実績がないとそもそも社員として雇用されることも難しく、アルバイトを掛け持ちしないと生活できない人も少なくありません。そのため、こうした厳しい現実があることは理解しておく必要があります。
イラストレーターの平均年収は354万円です。
4位:医師
医師は、患者を診察し、治療する仕事です。国家資格の医師免許がないと就くことができず、6年制の医学部の修了が必要など、誰もがなれる仕事ではありません。
高齢化社会のなか、医師が不足しているという状況もあり、一人ひとりの医師に任される仕事量の増加が問題になっています。そうした多忙な毎日のなかでも、患者さんを救うことに対してやりがいや、仕事に対して強い誇りを持てる人でないと長く続けていくのは難しいでしょう。ミスが許されない仕事のため、プレッシャーに弱い人だと自分のメンタルが崩れてしまう可能性もあります。
医師の平均年収は1,200~1,500万円です(※)。
※「内科医」の平均年収
5位:外交官
外交官とは、主に「外務省の職員」を指す言葉です。具体的には、諸外国との交渉に臨んだり、各国に置かれた大使館での事務作業に取り組んだりします。
日本と世界との架け橋となって働けるため、こうした仕事に憧れを持っている人、または語学力を活かして日本のために働きたい、と考えている人に向いている仕事と言えるでしょう。
一方で、世界の緊張が高まっているなか、外交官には強いプレッシャーがのしかかります。縦割り組織で、上下関係が厳しい世界でもあるので、精神的・肉体的なタフさが求められる仕事ということは覚悟しておきましょう。
支給される手当によって大きく異なりますが、外交官の平均年収はおよそ1,000万円です。
6位:声優
声優は、アニメや洋画などの吹き替えを行う仕事です。近年では、歌手活動や舞台活動に精を出す声優も増えていますが、基本的には「声だけで出演する俳優」のことを指します。
声優はさまざまな役をこなす必要があるため、ひとつの役にこだわり過ぎず、柔軟に仕事に臨める人に向いています。
特別な資格や、学歴が必要ない仕事ということもあり、多くの人が声優を目指していますが、そのなかで「売れっ子」として活躍している人はほんの一握りです。平均年収は200万円ほどのため、現実には声優の仕事だけでは食べていけない人も大勢いる、ということは理解しておきましょう。
7位:警察官
警察官は、犯罪捜査や、担当エリアの見回り、交通整理などを行う仕事です。階級によってさまざまな仕事が存在しますが、「安全を守る」という点ではどの仕事も共通しています。
警察官は、責任感が強い人に向いています。場合によっては危険な目に遭う可能性もありますが、そうしたなかでも「誰かを守ること」に使命感を燃やせるような人であれば辛い状況でも乗り越えていけるでしょう。
そうは言っても、他の仕事に比べてリスクが大きい仕事であることは間違いありません。生半可な気持ちで続けられる仕事ではないことには留意が必要です。
警察官の平均年収は700万円です。
したい仕事が分からない時にすべきこと
「したい仕事が分からない……」と悩んでしまう時は、次の方法を試してみてください。
- 自分のやりたいことよりも向いていることを考える
- 取得したいスキルを考える
- 自分に向いていないことを把握する
では、それぞれの方法について解説します。
行動1:自分のやりたいことよりも向いていることを考える
まずは「やりたいこと」よりも、「向いていること」を考えてみましょう。なぜなら「向いている仕事」のほうが会社で評価されることが多く、それによって自分自身もモチベーション高く働ける可能性があるからです。
向いている仕事とは、簡単に言うと「強みを活かせる仕事」のことです。そして自分の強みを知るためには、自己分析が欠かせません。具体的な方法は次の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
自己分析とは?簡単なやり方や自己分析のメリットについて分かりやすく解説
行動2:取得したいスキルを考える
自分が手に入れたい「スキル」を考えてみることもおすすめです。
たとえば、長く安心して働いていくために「手に職をつける仕事がいいかも」と何となく考えていたとしましょう。この場合、ここで思考を終わらせるのではなく、「そもそも手に職がつく仕事って何があるんだろう?」と一歩進んで考えてみるのです。すると製造技術者やプログラマー、Webデザイナーといった仕事が見つかるかもしれません。
行動3:自分に向いていないことを把握する
「自分に向いている仕事を探そう」と先ほどお伝えしましたが、実は「向いていないこと」を考えてみることで、自分にぴったりな仕事が見つかる可能性もあります。
この方法のメリットは、向いていることを探すよりも、自分に向いていないことは思い出しやすい、ということです。
具体的には、これまでの人生を振り返るなかで、苦手に感じたこと、ストレスを感じた環境を考えてみてください。たとえば大勢の前で話すことが苦手な人の場合には、ひとりでコツコツと作業を進める仕事に適性があるかもしれません。
やりたい仕事がない人の仕事の探し方
やりたい仕事がない場合には、次の方法を試してみるなかで仕事を探していくことがおすすめです。
- ハローワークの利用
- 就職サイトの利用
- 就職エージェントの利用
それぞれのサービスの特徴や、利用がおすすめな人についても紹介しますので参考にしてみてください。
探し方1:ハローワークの利用
ハローワークとは、厚生労働省が運営する国の機関です。正式には「公共職業安定所」と呼ばれる場所で、求人の検索や、就職の相談、就職セミナーへの参加などが可能です。
ハローワークには、日本全国のさまざまな求人が集まってきます。フリーターから正社員を目指す人向けの求人も多数確認できるので、ひとつでも多くの求人を確認したい人は利用してみましょう。
探し方2:就職サイトの利用
就職サイトとは、求人が一覧で掲載されているWebサイトのことです。自分で求人を検索し、応募まで進むことができ、その後の企業との調整作業もひとりで進めていけるため、マイペースに就職活動を進めていきたい人に向いています。
履歴書の書き方や、面接のポイントなど、選考通過に役立つ情報が豊富に掲載されているサイトも多いので、はじめての就職の場合にはこうした情報もしっかりチェックしておくことをおすすめします。
フリーターの就職サイトについて知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
探し方3:就職エージェントの利用
就職エージェントとは、キャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれるサービスです。具体的には、次のような支援を無料で受けられます。
- 自己分析のサポート
- 自分に向いている仕事の紹介
- 企業との面接日程などの調整
- 応募書類や面接のアドバイス
就職エージェントは、はじめての就職活動に不安がある人に向いています。
なかでも、弊社ジェイックが運営しているのは、主にフリーターの方に特化してサポートを行っている就職エージェントであるため、はじめての就職活動でも安心です。未経験からの正社員就職を実現する方法を熟知したキャリアアドバイザーが手厚く支援させていただきますので、選考通過率も高められるでしょう。
フリーターの転職エージェントについて知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
「したい仕事がない……」と悩むフリーターの方に向けて、具体的な仕事を紹介すると共に、したい仕事が分からない時にすべきことについてもお伝えしてきました。
仕事は無数に存在するため、あなたに合う仕事はきっと見つかります。まずは今回お伝えしたことを意識しつつ、焦らず、仕事探しを進めていきましょう。
2019年に新卒でジェイックに入社し、法人営業を1年、キャリアアドバイザーを2年経験した後、2022年8月からHR戦略部(人事部)に異動。新卒採用リーダーとして業務をメインに、中途採用や社内外の研修講師も務めています。
※2024年10月時点
ここでのポイントは、ゲームが好きだからゲームに関わる仕事をしたいというように、直接的に結びつけすぎないことです。
好きなことをそのまま仕事にするのは、もちろん悪いことではないですが、早い段階で業界や職種を絞りすぎてしまうと、本当は自分に向いているはずだった仕事や、自分が楽しんでやれる仕事があったにもかかわらず、それを見ないまま就活を進めていってしまうということになるからです。