「マーケティングの仕事って何をするんだろう?」と疑問に思っていませんか。
マーケティングという言葉は聞いたことがあったり、なんとなくカッコ良いイメージを持っていたりしても、いざ「どのような仕事か?」と聞かれると答えられない人も多いかもしれません。
そこで、この記事では、マーケティングの仕事内容や種類、向いている人の特徴をお伝えすると共に、未経験から転職するコツも紹介します。マーケティングに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
- マーケティングの仕事の【仕事内容/種類/年収】について詳しく解説
- 「マーケティングの仕事のやりがい&辛いこと」で、あなたの適性を見極めよう
- 「マーケティング職に未経験から挑戦するポイント 5選」を意識して就活しよう
この記事の目次
マーケティングの仕事とは?【仕事内容/種類/年収】
マーケティングの仕事について、次の3つに分けて紹介します。
- マーケティングの仕事内容
- マーケティングの仕事の種類
- マーケティングの平均年収
では、それぞれについて見ていきましょう。
マーケティングの仕事内容
「マーケティング」と一口に言ってもさまざまな仕事がありますが、そのなかでも代表的な仕事は次の4つです。
- 商品企画
- 営業企画・販売促進
- 市場調査・分析
- 広告・宣伝
では、それぞれの仕事内容について紹介します。
商品企画
商品企画とは、その名の通り「商品の企画」をする仕事です。具体的には、消費者(市場)のニーズを踏まえつつ、そのニーズに沿った商品を作り出すことが求められます。
また、商品のコンセプト作りも大切な仕事です。「誰が使うか、どのようなシーンで使うか」といった考えがコンセプトと呼ばれますが、消費者がどのように商品を使うかを具体的にイメージすることで、そのニーズを満たした最適な商品を生み出すことができます。
営業企画・販売促進
営業企画・販売促進とは、開発した商品を「どのようにしたら多くの人に届けることができるか」を考える仕事です。
どんなに良い商品を作っても、それが人々の手に渡らなければ売上は上がりません。そのため販売戦略を考えることは必須とも言え、たとえば営業部門と連携して販売するエリアを決めたり、スーパーやコンビニなどで商品に注目してもらえるようなプロモーション施策を考えたり、といった仕事をおこないます。
市場調査・分析
市場調査・分析とは、主に「消費者に関するデータ」を集める仕事のことです。具体的には、開発する商品と同類の商品の消費量や、消費動向を調べて分析し、「どのような商品であれば売れるか」を考えるための材料としていきます。
たとえば冷凍食品を新しく作ろうとしている場合には、国内、あるいは海外の冷凍食品市場のデータを調べたり、どの地域で売るのが最適かを調べるためにエリアごとの消費量のデータに当たったりと、さまざまな場面、角度から調査・分析をおこないます。
広告・宣伝
広告・宣伝とは、生み出した商品を「多くの人に知らせる仕事」です。販売する商品のターゲットなどを踏まえつつ、消費者との接点をいかに増やしていくかを、社内の宣伝部や、外部の宣伝会社などと話し合っていきます。
たとえばCMを作る場合には、商品の世界観や、会社としてのブランドを壊さないような表現を考えたり、起用するタレントを決めたりするのも大事な仕事です。TwitterやYouTube、TikTokなどのSNSを使った宣伝も、特に若者向けの商品を売り出す際に考えるべき要素になります。
マーケティングの仕事の種類
マーケティングは、その販売施策によって次の3つに分かれます。
- オフラインマーケティング
- デジタルマーケティング
- Webマーケティング
では、それぞれについて見ていきましょう。
オフラインマーケティング
オフラインマーケティングとは、簡単に言うと「インターネットを使わないマーケティング」のことです。具体的には、次のような施策が当てはまります。
- テレビCM
- DM(ダイレクトメール)
- 屋外広告
たとえばテレビCMの場合、視聴者の属性などのデータをもとに放映する時間をある程度決められるため、届けたい層にアプローチできるといったメリットがあります。一方でCMの制作にはどうしても労力がかかり、さらにはスピード感に欠ける、といった点もデメリットといえるでしょう。
デジタルマーケティング
デジタルマーケティングとは、インターネット上で取り組む販売施策のことです。WebサイトやSNSといった「デジタルチャネル」を活用しつつ、商品のプロモーションなどをおこないます。
たとえば店舗で手に取った商品をすぐには買わず、口コミサイトを確認したり、TwitterやYouTubeで商品の感想を調べてみたり、といった経験がある人も多いかもしれません。従来の「オフラインマーケティング」とは異なるかたちで消費者の行動スタイルを考える必要が生まれているため、マーケティングの仕事に占めるデジタルマーケティングの割合は増えています。
Webマーケティング
Webマーケティングとは、Webサイトを使った販売施策のことです。ちなみにWebマーケティングは、前述した「デジタルマーケティング」の一部、という位置づけです。
Webサイトとは「オンラインショップ」や「自社サイト内のオウンドメディア」のことを一般に指します。オンラインショップとは、洋服や食料品などが多数掲載されているサイトのことで、一方のオウンドメディアとは、商品に関わる情報を企業が記事として発信しているWebサイトのことです。
Webマーケティングの具体的な仕事としては、自分たちのWebサイトが検索結果の上位に表示されるように試行錯誤を重ねたり、どのようなデザイン・利便性があれば会員登録をしてくれるか考えたりするなど、多岐にわたります。Webサイトの利用データを使い、サイトを改修・改善していくことも大切な仕事のひとつです。
マーケティングの平均年収
マーケティング職の平均年収は、508万円です。日本人の平均年収は433万円なので、マーケティングを仕事にすることで平均を上回る年収が手に入る可能性があるでしょう。
そもそもマーケティングは会社の売上を左右する大事な仕事のため、それ相応の高い給料で社員を雇う会社が少なくありません。特にデジタル領域でのマーケティング施策を立案できる人はまだまだ少ないこともあり、デジタルマーケティング領域の平均年収は599万円と、マーケティング職のなかでもトップクラスの年収となっています。
参考:
国税庁|令和2年分 民間給与実態調査(第8表)平均給与:p.15
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マーケティングと他の仕事との違い
マーケティングについて調べているなかで、企画や営業との違いについて疑問を抱いた人もいるかもしれません。仕事内容が少し似ていて、混同しやすい部分もあるため、ここではそれぞれの違いをお伝えします。
マーケティングと企画の違い
マーケティングと企画の違いは、次のとおりです。
マーケティング | 商品を売る「しくみ作り」に携わる |
企画 | 商品化までの「一連のアクション」に携わる |
マーケティングは、「どうやったら売れるか」を考えることが最大の使命とも言える仕事です。そのため場合によっては企画に携わったり、営業や宣伝の社員と一緒に販売戦略を立案したりすることもあります。
一方の企画に関しては、「どのような商品をつくるか」のみにフォーカスした仕事です。つまり企画は“マーケティングの一部”とも言うことができ、実際のところ、マーケティングと企画を同一の仕事として見なしている会社も少なくありません。
マーケティングと営業の違い
マーケティングと営業の違いは、次のとおりです。
対象 | 目的 | 期間 | |
---|---|---|---|
マーケティング | 市場(マーケット) | 消費者との接点づくり | 長期 |
営業 | 顧客 | 成約を上げること | 短期 |
マーケティングはモノを売る仕組みを考える仕事のため、自ら顧客に売り込んでいくことは基本的にはしません。一方の営業は、実際に顧客を前にして商品を説明したり、提案したりすることで成約につなげていきます。
なお、商品を求めていないエリアや顧客に闇雲に営業をかけても成約は見込めません。そのため「そもそもどこに営業をすれば良いのか」「顧客に直接アプローチする意外に成約を見込める方法はないか」といったことを思案する工程も欠かせず、こうした面においてもマーケター(マーケティングに携わる社員)は携わっています。
マーケティングの仕事のやりがい&辛いこと
マーケティングは「花形」と言われるほど、多くの人が憧れる仕事です。しかし、その裏にはキツイ一面が存在することも忘れてはいけません。
そこで、まずはマーケティングの仕事のやりがいをお伝えしつつ、仕事で感じる辛さについてもお伝えしていきます。良い面・悪い面の両方をしっかり踏まえたうえで、マーケティング職を目指すかどうか決めていきましょう。
マーケティングのやりがい
マーケティングの仕事は、次のような場面で大きなやりがいを感じられます。
- 施策が結果となって表れたとき
- 社内やクライアントから喜ばれたとき
- 自己成長を感じられたとき
では、それぞれについて解説します。
施策が結果となって表れたとき
マーケティング施策を考え、それが実際に売上につながったり、ヒット商品として世の中で受け入れられたりした際にやりがいを感じるマーケターは少なくありません。
マーケティングの仕事は、地味な作業の連続です。“答え”が見えない状況のなか、データなどを頼りに仕事を進める日々は楽しさよりも辛さが勝ることもありますが、それでも、そうした下準備が花開いたときに大きな達成感が手に入るのはマーケティングの仕事ならではの醍醐味です。イメージとしては、文化祭で準備したお店に多くのお客さんが集まっている様子を目にしたときの、あの「感動」にも似た気持ちとも言えるでしょう。
社内やクライアントから喜ばれたとき
社内やクライアントから喜ばれたときにも、大きなやりがいを感じられます。
マーケティングは会社の売上に関わる重要な仕事のため、社内からのプレッシャーは決して小さくありません。マーケターのなかには他社のマーケティング施策を考える仕事に就く人もいますが、こうした人の場合にはクライアントからの厚い期待も寄せられます。
緊張感のある日々をマーケターとして過ごすことになりますが、そのぶん商品の売れ行きが好調な際には社内、あるいはクライアントから多くの称賛の声が寄せられます。事実「プレッシャーを跳ねのけた先にある“関係者の笑顔”が何よりの喜び」と語るマーケターは少なくありません。
自己成長を感じられたとき
マーケティングは、どの仕事にも増して「自己成長」を感じられる仕事です。理由としては、決まったやり方がないからこそ自分の頭で“最適解”を導き出すことが必要な仕事のため、思考力が必然的に磨かれていくためです。
またマーケティングは、データ集計や、営業戦略の立案、広告の企画・プランニングなど、部署をまたいで活躍する場面が多く存在します。つまり多くの仕事を広く経験できるため、さまざまな知見や知識が手に入り、それによって社会人としての成長を感じやすい仕事ともいえるのです。
マーケティングの辛いこと
マーケティングの辛いことは、次の3点です。
- 結果が出ないと社内からの視線が厳しい
- 常に勉強し続けないといけない
- 仕事量が多いので残業時間が増える
では、それぞれについて見ていきましょう。
結果が出ないと社内からの視線が厳しい
マーケティングは売上に関わる仕事である以上、社内からのプレッシャーはかなり大きいものがあります。結果として現れないと冷たい視線を浴びせられることもあり、居心地の悪さを覚えてしまうこともあるでしょう。
また、マーケティングは長い期間をかけておこなうことが一般的なため、これは裏を返すと多くのコスト(費用)が発生していることも意味します。商品が売れれば利益として残りますが、売れなかった場合にはコストだけがかさむ、つまり「赤字」になってしまうこともあり、そうした面でも強いプレッシャーがのしかかるのです。
常に勉強し続けないといけない
常に勉強し続けないといけないことも、マーケティングの辛さのひとつです。
たとえばWebマーケティングの世界では、Googleの検索結果の上位にページを表示させるノウハウ、いわゆる「SEO」の知識が必須ですが、ITの世界は日々変化しているため一年前の知識が今は使えない、といったことが頻繁に起こります。さらに、商品の売れ行きは時代や流行の変化に大きく左右されるため、消費者心理や社会情勢に目を配っておくことも欠かせません。
このように、マーケティングはあらゆる知識を、リアルタイムで手にしておくことが求められる仕事です。ただでさえ忙しい仕事であるにも関わらず、空いた時間に勉強し続ける日々を前にして、心身共に疲弊してしまうマーケターも少なくないのです。
仕事量が多いので残業時間が増える
マーケティングの仕事は、残業時間が増えがちです。特に、他社の支援をするマーケターの場合にはクライアントの意向に振り回されることも多く、結果として業務量がどんどん増えていきます。
そしてマーケティングは、企画や営業、宣伝など、ほかの部署の仕事とも密接に関わっているため、社内の会議などに顔を出す機会も増えます。利害関係が違う部署・人と交渉しつつ、意見を通していく過程は大きなストレスを感じることもあるため、気持ちや体力の面でタフでないと長く働いていくことは難しいかもしれません。
マーケティングの仕事に向いている人の特徴
マーケティングは、次の特徴がある人に向いています。
- ロジカルシンキングが得意
- 相手の立場になって考えられる
- 好奇心が旺盛
では、それぞれの特徴についてお伝えします。
ロジカルシンキングが得意
ロジカルシンキングが得意な人は、マーケティングに向いています。
ロジカルシンキングとは、一般に「物事を矛盾なく考えることができる力」とされる能力のことです。特にマーケティングの場合には「最小限の労力で、最大の効果を上げること」が求められるため、成果にダイレクトに直結する施策・戦略を考えることが欠かせません。そのため論理的に、かつ矛盾なく物事を考えることが得意な人は活躍できる余地が大きいのです。
相手の立場になって考えられる
相手の立場になって考えられる人もマーケティングに向いているでしょう。
マーケティングは、消費者が商品を手に取るまでの過程を“デザイン”する仕事とも言われます。そのためロジカルな思考力とは別に、「消費者の心理」を深く理解することも大切です。たとえば「どうしてライバル会社のこの商品は支持されているんだろう?」「なぜこの広告だけクリック数が少ないんだろう?」といったことを考えつつ、消費者についての理解を深め、改善を重ねていかなくてはいけません。
こうした仕事であることから、「自分が満足できる商品を作りたい」という人には不向きです。一方で、相手のことを第一に考え、行動できる人にとっては、まさにその強みをダイレクトに活かすことができる仕事といえるでしょう。
好奇心が旺盛
好奇心が旺盛な人もマーケティングで活躍できる可能性が高いです。なぜなら、高めるべきスキルが多岐にわたる仕事だからです。
たとえば「コンテンツ制作」や「ブランディング」に関わるスキル、その他にはデータ分析をはじめとする「統計」についてのスキルや、さらには「SEO」や「PR」についてのスキル・ノウハウも求められます。
このように、マーケティングはさまざまな事柄を押さえておく必要があるため、勉強は大変です。一方で新しい知識を手に入れていく過程に楽しさを見出せる、好奇心旺盛な人にとっては刺激に満ちた日々を送れる仕事といえるでしょう。
マーケティングの仕事に未経験から挑戦する時のポイント
マーケティングの仕事に就いたことはないものの、挑戦したいと考えている人は多いかもしれません。しかしマーケティングは人気なため、特に人気企業のマーケターの採用はかなりの狭き門です。基本的には経験者が優遇されるため、未経験からの転職となるとさらに厳しさが増しますが、それでも選考通過に近づく方法はいくつも存在します。
もしも未経験からマーケターとして働きたいと考えている場合には、次の5つのポイントを意識してみてください。
- マーケティングの仕事に役立つ資格を取る
- Webマーケティングの仕事を考えてみる
- 営業職からマーケティング職を目指す
- なるべく早く行動に移す
- 就職エージェントにサポートをお願いする
では、それぞれのポイントについて解説します。
マーケティングの仕事に役立つ資格を取る
まずは、マーケティングの仕事に役立つ資格を取得しましょう。マーケティングは資格なしでも働けますが、未経験からの挑戦の場合、資格を取ることで熱意を伝えることができ、書類選考や面接を有利に進められる可能性があるからです。
具体的には、次の3つの資格がおすすめです。
- マーケティング・ビジネス実務検定
- ネットマーケティング検定
- Webアナリスト検定
それぞれの資格について、試験内容や勉強時間、取得がおすすめな人の特徴についてお伝えします。
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定とは、マーケティングに関する概念や、消費者行動、マーケティング戦略に関わることまで幅広い知識を問われる検定試験です。
難易度順に「A級/B級/C級」と試験のランクが3つに分かれていることが特徴で、基礎的な問題が出題されるC級に関しては60時間ほどの勉強時間で合格を見込めます。C級はマーケティングの基礎知識をバランスよく学べるため、これからマーケティングについて勉強しようと考えている人に特におすすめです。
ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定とは、インターネットマーケティング全般の基本的な知識を認定する検定試験です。ネットを利用したプロモーション施策や、Webブランディングのスキルなどを学べるため、IT・Web領域でのマーケティングのプロを目指している人におすすめです。
勉強時間は約20時間と、数あるマーケティング資格のなかでも比較的短い期間で合格を目指せます。『公式テキスト』に準拠した問題が出題されるため、独学でも取り組みやすい試験といえるでしょう。
Webアナリスト検定
Webアナリスト検定とは、Googleが提供するWeb解析ツール「Googleアナリティクス」の知識を問う検定試験です。データの読み取り方を学べるため、デジタルマーケティングや、Webマーケティングの領域で活躍していきたい、と考えている人におすすめです。
試験内容について学べる講座をセットで受けることができ、この講座に関しては1日5時間で完結する内容かつ土曜日も開催しているため、忙しい人でも効率的に学習を進められます。勉強時間に関しては、ある程度知識がある人であれば講座の5時間のみ、初学者の場合には専用のテキストを使った勉強も含め、20時間ほどで合格を目指せます。
Webマーケティングの仕事を考えてみる
未経験からマーケティングへの挑戦を考えている場合には、Webマーケティングができる会社を目指してみるのがおすすめです。理由としては、Web系の会社は人材不足の会社が多いからです。
実際、Webマーケティングを含め、デジタルマーケティングに携わる役職者の約60%が「ノウハウ・人材不足に悩んでいる」といったデータもあるなど、業界内での人材不足は深刻です。未経験者の採用を考える会社も多いため、携わる領域に特にこだわりがない人は、採用される可能性を高める意味でもまずはWebマーケティングを検討してみると良いでしょう。
参考:Repro|Webサイト活用状況に関するアンケート(2021年版)
営業職からマーケティング職を目指す
少し遠回りな方法ではありますが、まずは営業として働き、そこからマーケティングへの就職を目指す、といった方法も考えられます。
そもそも営業は、消費者が抱えているニーズを近くで把握できる仕事です。そしてマーケターとして働くうえでは、消費者について深く理解しておくことが欠かせません。つまり営業としての経験が、マーケティングの仕事にもダイレクトに活かせるのです。
事実、営業を経験してからマーケティングの部署に異動、あるいはマーケターへの転職を成功させる人は少なくありません。いきなりマーケティングを目指すよりも就職できる可能性があるため、マーケティング職に確実に近づいて行きたい人はこうした「二段階」での就職も視野に入れてみましょう。
なるべく早く行動に移す
未経験からマーケティングを目指す場合には、できるだけ早く行動することも意識しておきましょう。なぜなら、年齢を重ねるごとに転職は難しくなるからです。
そもそもマーケティングの仕事は経験やノウハウが求められるため、採用の場面では経験者が優遇されます。まったくの未経験から採用されることは難しいですが、それでも「いちからマーケターを育てたい」と考える会社のなかには、未経験者に対して採用の門戸を開いているところもあります。
しかしながら、そうした会社が想定しているのは20代までで、30代の未経験者をマーケターとして採用したいと考える会社は数えるほどしかありません。そのため採用される確率を少しでも高めたいのであれば、できるだけ若いうちに行動に移すことが欠かせないのです。資格の取得を目指す、あるいは以下で紹介する「就職エージェント」にサポートをお願いするなど、転職に向けた対策に今すぐ取りかかるようにしましょう。
就職エージェントにサポートをお願いする
未経験からマーケティング職を目指したい場合には、就職エージェントの利用もおすすめです。就職活動のプロがサポートしてくれるので、難関と言われるマーケティング転職の成功確率を高められるからです。
特に20代前半でマーケティング職を目指している方は、私たちジェイックの就職エージェントを利用してみてください。第二新卒の転職を数多くサポートしてきた実績をもとに手厚くサポートさせていただきますので、はじめての転職活動でも安心して進められます。
具体的には、次のようなサービスをすべて無料で受けられます。
- 自己分析のサポート
- 未経験から挑戦できる求人の紹介
- 職務経歴書の添削や面接アドバイス
では、それぞれについて補足して説明します。
自己分析のサポート
あなた専任のキャリアアドバイザーが自己分析をサポートさせていただきます。これまでの経験を振り返るなかで、あなたの強みや、仕事選びの軸などを客観的な目線でお伝えしますので、面接で自信をもってアピールできたり、自分の価値観にマッチする会社を選び取れたりするようになるでしょう。
未経験から挑戦できる求人の紹介
未経験から挑戦できる求人を多く保有しています。そのため新卒で入った会社の仕事とは違う、新しい仕事に挑戦したいと考えている方におすすめです。
なかでも「未経験可」の営業職の求人が多いので、こちらの記事内でお伝えしたとおり、まずは営業職としての経験を積み、そこから社内、あるいは転職によってマーケティング職を目指す、といった「二段階」での挑戦を考えている方もぜひ紹介を受けてみてください。
職務経歴書の添削や面接アドバイス
応募書類の添削を受けられるのも、ジェイックの特徴のひとつです。
学生時代の就活とは異なり、転職では「職務経歴書」の提出が求められます。そもそも書き方が分からなかったり、仕事経験が浅いために何をアピールすれば良いか悩んだりする方は多いですが、書き方などを一からお伝えしますのではじめての転職活動でも安心です。面接のアドバイスも丁寧にお伝えさせていただきますので、面接に苦手意識を持っている方も一度ご相談にお越しください。
まとめ
マーケティングの仕事内容をお伝えすると共に、向いている人の特徴についても紹介してきました。
マーケティングは社内でも重要な仕事であることから、大きなやりがいを感じられます。人気な仕事のため未経験からの挑戦は難しい部分もありますが、今回紹介したポイントを踏まえて対策すれば転職成功への道は開けてきます。
ぜひ諦めず、憧れのマーケティング職への切符をつかみ取りましょう。