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ニートの末路はどうなる?脱出方法と就職ポイントも解説!

ニートの末路はどうなる?脱出方法と就職ポイントも解説!

ニートの末路には最悪の場合、孤独死やホームレスというケースもあります。

この記事では、ニートを脱出できない原因、実際にどんな末路が待っているのかを解説。その上で、ニートから脱出する方法やきっかけを紹介します。

自分に合った仕事探しのコツもお伝えするので、前向きな一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてみてください。

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記事のPoint
  • ニートから脱出できない原因は、見た目へのコンプレックス、体力不足、プライドの高さなど
  • ニートを続ける人の末路には、孤独死やホームレスの可能性
  • ニートから脱出するために、まずは自分の得意なこと、好きなこと、できることを書き出してみよう
就職チャンステスト
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ニートを脱出できない人における8つの末路

ニートを続けても問題ないと思うかもしれませんが、ずっとそのままでは厳しい現実が待っています。

ここでは、ニートを脱出できない人の8つの末路を紹介しますので、将来のことを考える参考にしてください。す。

ニートの末路1:引きこもりになる

ニートを脱出できなければ、引きこもりになってしまう可能性が高くなります。

最初は「しばらく休むだけ」と考え、働かない時期はあくまで一時的なものと思っているかもしれません。しかし、時間が経つにつれて外に出る機会が減り、人と関わることへの抵抗感が強くなっていくのです。

社会との接点が少なくなった結果「自分はもう通用しないのではないか」「今から何をすればいいのかわからない」と自信を失って、さらに引きこもってしまうでしょう。

ニートの末路2:働きたくても働けなくなる

ニートから脱出できない人の末路は、働きたくても働けなくなることです。

年齢を重ねるほど就職の選択肢は狭まります。空白期間が長くなると企業からの評価も厳しくなるでしょう。また、長期間の無職生活に慣れてしまうと働くこと自体が億劫になり、気力や意欲も失われがちです。

以下の表は、ニート歴が就職にどのように影響するかを示したものです。

ニート期間就業率未就業率
1年以下44.2%30.2%
1年超~3年以下45.1%35.2%
3年超~5年以下50.7%31.9%
5年超42.3%42.3%

参考:(財)社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書

このように、ニートの期間が延びるほど就業しづらくなることが分かります。

ニートの末路3:精神的なストレスを抱えやすくなる

ニートを脱出できなければ、精神的なストレスを抱えやすくなります。

社会との関わりが減ることで孤独を感じたり、仕事や収入がない不安から将来への焦りが募ったりします。また「自分には何もできない」と思い込み、自己肯定感が低下することもあるでしょう。

このようなストレスが積み重なると、最終的にうつ病や統合失調症などの精神疾患を引き起こす可能性があります。

気分の落ち込みや不安が続く場合、そのままにしておくと悪化する恐れがあるため、早めに専門の医療機関の受診が必要です。

ニートの末路4:生活保護を受けることになる

ニートを続ければ、生活保護に頼らざるを得ない状況になるかもしれません。
親の支援があるうちは問題なくても、親がいなくなれば支援が途絶えて貯金が尽きる可能性は十分に考えられます。

まず生活保護制度とは、経済的に困難な状況にある人が支援を受けられる制度です。
金銭的に余裕がなく生活が苦しいと感じている人に対して、自立を促すことを目的としています。

生活保護の種類と支援内容には、以下のようなものがあります。

扶助の種類支援内容
生活扶助食費や光熱費など日常生活に必要な費用
住宅扶助家賃など住まいに関する費用
生業扶助就労や技能習得に必要な費用

参考:厚生労働省「生活保護制度

なお、生活保護を受けるためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 預貯金や不動産は生活費に充てる
  • 働ける場合は可能な範囲で就労する
  • 親族からの援助を優先する
  • 年金や手当をまず利用する

生活保護を受けるには様々な制約があるため、親から支援を受けていた時のように自由な生活を送るのは難しいでしょう。

ニートの末路5:親が亡くなると住む場所やお金に困る

ニートを続けると、親が亡くなった後に住む場所やお金に困る可能性が高いと言えます。

親が亡くなった後、実家に住むには相続の手続きをしなければなりません。遺産の総額が一定額を超えると相続税がかかることもあり、住み続けるだけでもお金が必要になる場合があります。

さらに、実家を相続すれば固定資産税や水道代・光熱費などの維持費を支払い続けなければなりません。たとえ親の資産があっても、税金の支払いでお金が尽きる可能性もあります。

また、実家を相続しなければ、住む場所を失い、新たに賃貸を借りる必要があります。ただ、ニートのままでは収入がないため入居審査が厳しくなり、賃貸の契約ができない場合もあるでしょう。

ニートの末路6:親族で頼れる人がいなくなる

ニートから脱出できなければ、親族で頼れる人がいなくなってしまいます。
兄弟や親戚との関係が悪い場合、両親がしてくれたような支援は期待できません。

特に、親の死後は遺産相続をめぐる兄弟間の対立が起こりやすく、状況によっては深刻なトラブルに発展することもあるでしょう。

以下のようなケースでは、兄弟間の対立が激しくなる傾向があります。

  • 遺産の分け方に不満がある
  • 親の介護をした人としていない人で対立する
  • 親が生前に特定の兄弟に財産を多く渡していた

このような問題を避けるためにも、親が健在なうちに兄弟間の関係を良好にしておくことが大切です。

ニートの末路7:ホームレスになる場合がある

ニートのもう一つの末路は「ホームレス」です。

ニートを養ってくれる両親が生きているうちは、その収入で暮らすことも出来ます。

しかし両親が亡くなり、さらに親族や親切な友人などのような人が身の回りに全くいない場合には、どんどん所持金がなくなっていってやがて底をつきます。

仮に住んでいる家が賃貸住宅の場合、家賃が払えないと部屋を出なくてはならなくなってしまいます。

しかし住んでいるところが持ち家であったとしても固定資産税の支払いがあり、滞納した場合にはいずれ罰則が科せられます。

このように賃貸でも持ち家であっても、家賃や税金の支払いは必ず必要になります。それが出来なくなると、家を追い出されてホームレスにならざるを得ないのです。

ホームレスになった理由として一番多いのは、勤めていた会社の倒産や仕事量の減少、他にも自らの理由で仕事を辞めたなどの仕事関連の理由がほとんどです。

仕事をしなければ収入が当然入りません。ですからニートを続けていると、いずれ家を追い出されてホームレスになる可能性が高いのです。

ニートの末路8:孤独死する可能性がある

ニートを続ける人の末路の一つに「孤独死」があります。

8050問題というのは、年金などの収入がある親が生きていて、元気である事から起こる問題です。しかし、やがて両親とも亡くなって、親に養われていたニートの子供がひとりきりになってしまった場合、親の収入が途絶えてしまいます。
そしてニートの子供を養ってくれる人がいなくなる為、その子供は経済的貧困に陥ってしまい、最悪の場合には孤独死することもあります。
この孤独死の問題に国は、様々な対策をしています。

しかし、それは高齢者の孤独死に関するものであり、高齢者でも若者でもない「ひとり暮らしの人」に対しての対策がないのが現状なのです。

そして親の元で長い間ニートを続けていた人が、親が亡くなった後に友人などとのつながりがなかった場合や、家族や近所付き合い等もない状態で引きこもっていると危険な状態になってしまいます。

また、この記事の下に8050問題について書かれている場所があります。すぐに読みたい方は下記の文章をクリックしてください。

ニートが覚えておきたい8050問題とは?

8050問題とは、80代の親が50代の子どもを支え続ける状況のことです。

ニートが長引くと親の支援に頼りがちですが、高齢になると支援が難しくなり、生活が行き詰まるリスクが高まります。ニートのままだと社会との関わりが少なく、自立や再就職も困難になり、孤立する可能性もあるでしょう。

2018年1月に8050問題に絡んだ事件が起きました。それは82歳の母親と52歳の娘が住む自宅で、2人の遺体が発見された事件です。

二人の死因は共に衰弱死で、その後の調べでは亡くなった82歳の親が、ひきこもりの52歳の娘を養っていたことがわかりました。
この事件はひきこもりが長期化してしまった娘を、母親が一人で養っていたものの、限界を迎えて亡くなってしまった大変悲惨な事件です。

この事件のように8050問題では「高齢化問題」と「ひきこもり問題」の二つの原因が混在しているのが特徴でもあります。

各自治体ではこの問題を未然に防ぐために、20代や30代のニートやひきこもりの若者の社会復帰支援などに取り組み始めています。

参考:老人ホーム検索サイトみんなの介護「親子共倒れ、孤立死の原因となる8050問題とは」

ニートのままでいたい2つの理由

社会に出ることに対して不安を感じ、現状の方が安心できると考えるのは、決して珍しいことではありません。

ここでは、ニートのままでいたい2つの理由を紹介します。
なぜ社会に出ることに踏み出せないのかを理解し、自分の気持ちを整理してみましょう。

1. 親の支援があるうちは自由でいたい

ニートのままでいたい理由は、親の支援があるうちは自由でいたいと思うからです。

働かなくても生活が成り立つ環境では、時間に縛られず、自分のペースで日々を送れます。社会のストレスやプレッシャーを感じることなく、自分の好きなことに集中できるのは、大きなメリットと感じるかもしれません。

しかし、親の支援には限りがあり、いずれ自立しなければならない時が来ます。自由な時間を確保しつつも、将来に向けた準備を始めることが大切です。

2. 仕事のストレスを抱えたくない

仕事のストレスを抱えたくないことも、ニートのままでいたい理由です。

職場の人間関係や厳しいノルマ、長時間労働などを考えると働くことに対して強い抵抗を感じる人も少なくありません。実際に、仕事のストレスで体調を崩したり、精神的に追い詰められたりするケースもあるため、無理に社会に出ることへの不安を抱くのは自然なことです。

しかし、ニートを続けるほど社会との距離が広がり、将来の選択肢が減ってしまいます。ストレスを抑えながら働く方法を早めに探ることが必要です。

ニートから脱出する4つの方法

ニートを脱出したいと思っていても、どうすればいいのかわからない方もいるでしょう。

ここでは、ニートから抜け出すための4つの方法を紹介します。無理のない範囲でできることから挑戦し、少しずつ自信をつけていきましょう。

ニートから脱出する方法1:アドバイザーに相談する

ニートから脱出する方法は、アドバイザーに相談することです。
ハローワークや就職エージェントなど就職支援のプロに相談すると、履歴書の書き方や面接対策など自分に合った的確なアドバイスがもらえます。

どんな仕事が向いているのかが分からない場合でも、経験やスキルを考慮しながら最適な選択肢を提案してくれます。一人で悩むよりも効率的に就職活動を進められるでしょう。

さらに、求人情報の提供や企業とのマッチングをサポートしてもらえることもあり、スムーズに就職へとつなげることも可能です。

ニートから脱出する方法2:在宅ワークをする

ニートを脱出するには、仕事をして定期的な収入を得る道を辿るのが一番です。

しかし長年ニートをしていた人が突然社会に出て、正社員の仕事に就くことは大きなプレッシャーになってしまう場合があります。そのような人のために、自宅で稼ぐことのできる「在宅ワーク」から始めてみるという方法があります。

インターネットが発達したおかげで、ネットの様々なツールを利用して稼ぐ方法があるのです。在宅ワークが向いている人は主に、他人とのコミュニケーションが苦手な人であったり、アルバイトや就職などに自信がない場合は特に向いています。

在宅ワークの初歩として、クラウドソーシングで簡単にできる仕事を見つけてみましょう。クラウドソーシングとは、ネット上で様々な企業や個人が不特定多数の人に対して、業務を発注できるというシステムです。その仕事内容はライティングやデザイン関係、アンケートサイトなど様々にあります。

そしてクラウドソーシングを始める場合には、いきなり大きく稼ぐことよりも、小さく始めてみることがベストです。ですから1円単位から稼ぐことのできるアンケートサイトやポイントサイトから始めたり、文字数の少ないライティング系のクラウドソーシングからスタートしてみましょう。

そして徐々に仕事に慣らしていき、稼ぐ金額も増やしていきます。特にライティング系の仕事は、経験を積むとインターネットで仕事を取って、大きく稼ぐことも可能になります。

つまり最初は小さく始めて、徐々に大きな仕事にシフトしていくことがクラウドソーシングで稼ぐコツの一つです。

ニートから脱出する方法3:アルバイトをする

在宅ワークの仕事は、自宅で出来ることが何よりのメリットでもあります。

しかしデメリットとしてニートの時とあまり変わらず、家から出ない生活が続くことにもなりかねません。その為自宅ではなく外で働きたい場合には、まずは短時間のアルバイトから始めてみるという手段もあります。

アルバイトであれば種類が豊富にあり、シフト制であれば自分で好きな勤務時間や曜日を選ぶことも可能です。ただし長年ニート生活を続けている人の中には、他人とのコミュニケーションに不安を覚えている人もいます。

そのようなタイプの人には、工場でのアルバイトならば必要最低限のコミュニケーションで済みます。他にも深夜スーパーの品出しなどの仕事なども、お客や従業員と接する機会が少なくて済みます。そしてアルバイトの中には人気があるために、中々採用されないような職種もあります。

しかしそのような採用率の低い仕事は出来るだけ避けて、採用率の高い仕事を選ぶ方がベストです。例えばコンビニエンスストアの店員の仕事は、募集をかけている店が多いのが特徴です。ですから採用率もおのずと高くなります。

他にもドラッグストアの店員や、スーパーマーケットのレジ打ちや、ディスカウントストアの店員なども採用率が高くなります。つまり求人数が多い職種ほど採用率は高い傾向にあるので、そのような仕事を中心に探す方が良いでしょう。

ニートから脱出する方法4:就職する

もう一つの脱出方法は正社員として就職することです。

やはりしっかりと社会復帰を希望するのであれば、正社員採用を目指して就職活動をするのが一番良いでしょう。正社員の仕事の探し方は主に、ネットの求人サイトから探したり、就職支援サービスなどで求人情報を探すことも可能です。

他にも地元のハローワークに出向いて探す方法もあります。ハローワークでは仕事の相談に乗ってもらえるので、不安な事やわからないことがあった場合には心強い味方になります。そしてニートを経験した人が就職活動をする場合には、どうしても履歴書を書く時に空白期間が出来たり、面接でハンディを抱えてしまいます。

しかしニート経験者であったとしても20代であれば、就職できる可能性は比較的高いのです。ですからニート脱出の就活をするならば、出来るだけ早い方がハンディも少なくなります。そして面接の時のために、ニートでいた理由や今後の展望などを説明出来るようにしておくことが大切です。その為に訓練として、自己分析を事前にしておくことが大事です。

それは自分はどのような人間で、どのような長所や短所を持ち、どのような特技や趣味を持つのかを明確にしておくことです。そしてその仕事を選んだ理由や、将来の目標や目的も明確にしておくようにしましょう。このような自己分析が出来ていれば、ニートであったというハンディはさらに少なくなり、面接において面接官に何を聞かれてもはっきりと答えられるようになります。

また、ジェイックではニートから脱出する方法ついて書いている記事を作成しているので気になった方は是非、読んでみて下さい。

ニートが内定を獲得する7つのコツ

ここでは、ニートが内定を得るための7つのコツを紹介します。適切な対策をすれば内定を取ることは十分可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

ニートにおすすめの仕事については「ニートにおすすめの仕事25選【向いている仕事の特徴も解説】」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

1. やりたいくない仕事・作業を明らかにする

ニートが内定を獲得するコツは、やりたくない仕事や作業を明らかにすることです。

向いていない仕事を選ぶとストレスが溜まりやすく、短期間で辞めてしまう可能性が高まります。事前にやりたくない仕事を把握しておけば、合わない職場を避けられ、よりスムーズに社会復帰ができるでしょう。

まずは「やりたくない仕事」を紙に書き出してみてください。書き出した内容を客観的に見れば、自分に向いている仕事と向いていない仕事の違いが明確になります。

2. 就業経験が必須ではない仕事に応募する

ニートが内定を獲得するには、就業経験が必須ではない仕事に応募しましょう。

就業経験を問わない仕事は、未経験者を前提として採用していることが多いです。そのため、ブランクがあるニートの方でも内定を獲得しやすくなります。

また、以下の条件が書かれた求人は、応募しやすく採用されやすいです。

  • 未経験者歓迎・経験不問の仕事
  • 資格やスキルが不要な仕事
  • 学歴・年齢不問の仕事

まずはこのような求人を探して、積極的に応募してみましょう。

3. 求人の条件にこだわりすぎない

求人の条件にこだわりすぎないことも、ニートが内定を得るコツです。条件を厳しく設定しすぎると応募できる仕事が限られてしまい、就職のチャンスを逃してしまいます。

なお、以下のような条件だけで求人を絞った場合、応募できる仕事が極端に少なくなるでしょう。

  • 完全週休二日制の仕事しか見ていない
  • 勤務時間やシフトに厳しい条件をつけている
  • 正社員のみを希望し、アルバイトや契約社員を避けている
  • 特定の業界や職種に限定している

実際に働いてみると「思ったよりもやりやすい」「意外と自分に合っている」と感じる仕事もあります。

経験を積めば新たな道が開けることもあるため、柔軟に仕事を選ぶのがおすすめです。

4. 一人で就職活動を進めようとしない

ニートが内定を得るためには、一人で就職活動を進めず、就活のプロに相談するのも効果的な方法です。

一人で就職活動をすると、どうしても視野が狭くなりがちです。特にニートの方は、自分に合う仕事が分からず、選択肢を狭めてしまうことが多いでしょう。
就活の悩みを共有できる相手がいないと、不安を抱え込んでモチベーションが下がってしまうかもしれません。

就活のプロに相談すれば適性や強みを客観的に分析してもらえ、自分に適した仕事も見つけやすくなるはずです。

5. 通過できない状態が続いてもあきらめない

ニートが内定を勝ち取るためのコツは、通過できない状態が続いてもあきらめないことです。

就活は、ニートに限らず多くの人にとって簡単なものではありません。
何社も応募してから内定を得るのは普通のことです。
企業との相性やタイミングによって内定が出ない場合もあるため「不採用=自分に価値がない」と決めつけて落ち込む必要はありません。

不採用が続くと「自分に合う仕事がないのでは」と不安になるかもしれませんが、諦めずに応募を続ければチャンスを掴めるはずです。

6. 応募書類は丁寧に作成する

ニートが内定を得るためには、応募書類を丁寧に作成しましょう。
空白が多かったり、書類の質が低かったりすると、適当な印象を与えてしまう傾向にあります。

また、自己PRが短すぎると「やる気がないのでは?」と思われてしまうでしょう。
書類が雑だと仕事の質も低いと判断されかねません。

なお、丁寧に書くためのポイントは以下のとおりです。

  • 志望動機や自己PR欄は8割程度埋める
  • 空白期間の理由をポジティブに説明する
  • 手書きの場合は、読みやすい字で書く

履歴書の書き方について詳しく知りたい方は「ニートの履歴書の書き方!空白期間や志望動機のポイントを例文付きで解説」も参考にしてください。

7. 面接で聞かれる質問を把握・回答できるようにする

ニートで内定を得るためには、面接で聞かれる質問を把握して回答できるようにしておきましょう。

特にニートの場合、企業は空白期間の理由や働く意欲を重視するため、以下のような質問をされることが多いです。

質問回答例
空白期間に何をしていましたか?空白期間中は、将来に向けて自己学習をしていました。
特に〇〇の分野に興味を持ち、オンライン講座や資格取得の勉強に取り組みました。
なぜ今になって就職しようと思ったのですか?将来を考え、このままではいけないと感じました。
仕事探しを進める中で〇〇業界に興味を持ち、安定した環境で成長していきたいと考えています。
仕事が長続きするか不安ですが、大丈夫ですか?経験は少ないですが、今回は長く働く覚悟で就職活動をしています。
〇〇の業務に興味があり、スキルを身につけながら成長したいと考えています。

面接では「今後の目標」を意識し、自信を持って臨みましょう。

なお、空白期間の質問の答え方について「ニートの面接は怖いものではない!空白期間の質問の答え方」でも詳しく解説しています。

元ニートが仕事を長く続ける秘訣は?

ニートになりやすい人の特徴の一つとして、一つの仕事が長く続かないというケースが非常に多いのです。

原因は主に職場の上司や同僚との人間関係を構築することが苦手であったり、何事も飽きやすく仕事が長続きしないなどの性格の人は入社と退社を繰り返し、だんだんと外に出る事すら億劫になり、ニートに陥ります。

そのようなニートの人が、仕事を長く続けるためのポイントのとして、絶対に無理をしないことがとても大切です。

ニートのなかでも、精神的や肉体的に健康ならば社会復帰後も問題はあまりありません。しかし中には精神的や肉体的に問題を抱えている人もいます。

そのような人は正社員のようなフルタイムの仕事ではなく、アルバイトやパートなどの時間給の仕事を選んで、出来るだけ精神的に負担を掛けないほうが良いでしょう。

仕事を長く続ける為には、正社員にこだわらずアルバイトでも良いので、自分のペースで続けることが大切です。

さらに仕事には失敗等はつきものです。特に慣れるまでは精神的にも肉体的にきつい時期が続くかもしれません。

そのような時期に仕事でミスなどをして、上司や同僚に叱られることがあったとしても、むやみに落ち込まないようにすることも大切です。

自分はダメな人間だと思わずに、すぐに気持ちを切り替えて前向きになる習慣をつけるようにしましょう。

比較的長い年月がかかるかもしれませんが、焦る必要は全くありません。仕事は何か月もかけて徐々にならしてゆけばよいのです。

ニートを脱出する4つのきっかけ

次に「ニートを脱出するきっかけ」についてご紹介いたします。

ニートを脱出するきっかけは、下記の4つです。

  • 親の収入が無くなった
  • 周りにこれ以上迷惑をかけたくない
  • 精神的に不安を感じ始めた
  • 同級生との差に焦りを感じた

それでは、早速ですが上記4つのきっかけについてご紹介いたします。

きっかけ1:親の収入が無くなった

まず、1つ目のきっかけは「親の収入が無くなった」です。

親が高齢化、退職などの環境に変化をして、収入が無くなったことがきっかけでニートを脱出するきっかけになる場合があります。

親が年金暮らしになって子供を養う事が難しくなったり、病気になってお金が必要になったりすると、今までと違い親の金銭的に甘えられなくなります。

生活を豊かにするために、働く必要があるのです。

金銭面の不安がきっかけとなり「そろそろはたらかないと」という考えを持つ人も多いです。

きっかけ2:周りにこれ以上迷惑をかけたくない

2つ目のきっかけは「周りにこれ以上迷惑をかけたくない」です。

両親や周りの人たちが心配してくれているという気持ちを感じ「これ以上迷惑をかけられない、かけたくない」という気持ちがニートを脱出するきっかけになります。

両親に負担がかかるのは、金銭面だけではありません。

「我が子の将来はどうなってしまうのだろうか」「私たちがいなくても自立をして生活できるのだろうか」という精神的な部分でも負担をかけてしまっているのです。

「自分が働くという事で、心配をしてくれている家族を安心させてあげたい」という気持ちでニートを脱出する第一歩を踏み出すという人もいます。

きっかけ3:精神的に不安を感じ始めた

3つ目のきっかけは「精神的に不安を感じ始めた」です。

「仕事をしていない、働いていない」という状況に対しての精神的な不安を感じ、ニートを脱出するという事もあります。

はたから見ると働かなくても済むという状況は羨ましいと感じますが、ニート本人の立場からするとニート生活を続けると虚無感に苛まれることがあります。

例えば、親が資産家で働かなくても十分生活ができる環境でも、不安を感じるという事はあるのです。

人の感情はこのように複雑で難しいものですが、だからこそニートを脱出することに役立つといえるでしょう。

きっかけ4:同級生との差に焦りを感じた

最後に、4つ目のきっかけは「同級生との差に焦りを感じた」です。

周りの友人や同年代の若者の活躍を見て、「自分はこのままではいけない」という焦りがニートを脱出するきっかけになる人もいます。

働かずに生活を出来るという事も最初は自由であり楽しいかもしれません。ですが、その生活が長くなるとだんだん同年代の友人や周りの人と比べて「自分は何をやっているんだろう」と我に返り情けなくなってくるのです。

このように「仲間と同じように生き生きと働きたい」という欲求が生まれます。その欲求がニートを脱出する原動力に繋がるという人もたくさんいるのです。

ここまででニートを脱出する方法をご紹介いたしました。ですが、見ているだけでは何も変わらないのです。なので、ここで1番大切にして頂きたいのは、「実際に行動を起こす」という事です。

ニートを脱出できない人の原因と対策7つ

まず、こちらでご紹介させていただくのは「ニートを脱出できない人の原因」です。

では、早速ですが「ニートを脱出できない人の原因」は下記の7つです。

  1. 見た目へのコンプレックス
  2. コミュニケーション能力の不足
  3. 自分を卑下しすぎる
  4. 体力的不足
  5. 会社に縛られることへの圧迫感
  6. プライドが高い
  7. 諦めがはやい

以上7つがニートを脱出することができない原因になっています。それでは上記7つについて1つ1つご紹介いたします。

原因1:見た目へのコンプレックス

まず、1つ目の原因は「見た目へのコンプレックス」です。

ニートから脱出できずにいる方は、自分の見た目にコンプレックスを持っている人が多いです。

太っている、気持ちが悪いなどと思われている、不細工だから、挙動不審だから、まともにコミュニケーションをとることが出来ないなどの理由で外の世界を避けてしまっているという事があります。

そのため、人駅などで人の目にされされることを避け続けた結果、家から出ることも出来なかったり、家から出たくなくなるなどの理由がニートから抜け出せなくなる原因となっております。

ただ、見た目はすぐに変えられなくても、考え方は変えられます。

まず、鏡の前で「自分のいいところ」を探してみましょう。髪型を整えたり、清潔な服を着たりするだけでも印象は大きく変わります。小さな一歩を踏み出し、自信をつけることが大切です。

原因2:コミュニケーション能力の不足

2つ目の原因は「コミュニケーション能力の不足」という事です。

先程1つ目の原因でもご紹介いたしましたが、ニートは外の世界を避けてしまっているため、家族の人以外とのコミュニケーションをとる事はあまりありません。

そのため、通常の人が当たり前だと思っているコミュニケーションスキルが低かったり、挨拶の仕方、マナーが分からないという事があります。

人とどのように接すると良いのか分からないと悩むことで人と接することがもっと怖くなってしまい、話すと相手が何を考えているのか怖くなってしまうという事があり、さらに人との接触を避けてしまうのです。

人と話すことに慣れるには、シンプルなあいさつから実践するのが効果的です。家族やお店の店員に「おはようございます」「ありがとうございます」と声をかけることから始めてみましょう。

無理に長く話そうとせず、短いやり取りを積み重ねれば自然と自信がついていきます。

原因3:自分を卑下しすぎる

3つ目の原因は「自分を卑下卑下しすぎる」です。

ニートは、コンプレックスや見た目から自分の事を卑下しすぎてしまい、外に出ることが出来ないケースもあります。

周りの人からしたら何も思わないが、ニートの本人からすると過剰に反応をしてしまうため、外部との接触をさらに避けてしまい引きこもりやニートから抜け出せなくなってしまうのです。

しかし、必要以上に自分を卑下する必要はありません。

まず、自分の長所や得意なことを意識する習慣をつけましょう。紙に書き出すと、自分の良さに気づきやすくなります。

完璧を求めず、小さな成功体験を積み重ねれば自信を取り戻せるはずです。

原因4:体力的不足

4つ目の原因は「体力的不足」です。

ニートから抜け出して仕事をしようと考えたところで、今まで外の世界を避けていたため、体力的についていけるのかといった不安が生まれます。

体力的な不安は、自分に体力がなければ周りの人に迷惑をかけてしまう、周りの人からの評価が下がってしまう、仕事に来なければいいのにと思われているなどのマイナスな思考が悪循環になってしまうのです。

体力をつけるためには、無理のない範囲で少しずつ体を動かしましょう。

朝や夕方に近所を10〜15分歩くだけでも、体力は徐々に回復していきます。また、家の中で軽いストレッチを取り入れるのも効果的です。少しずつ体を動かす習慣をつければ、外へ出やすくなります。

原因5:会社に縛られることへの圧迫感

5つ目の原因は「会社に縛られることへの圧迫感」です。

ニートの方は、引きこもって誰にも干渉されたり、縛られるといったことのない生活を送ってきました。

そのため、会社員やアルバイトとして働くと社会やお店から縛られてしまい、自由を奪われてしまう圧迫感に耐え切れないといった人がいます。

例えば会社員として勤め始めた時に会社から電話が頻繁に入ったり、上司からのメールが定期的に受信すると息苦しさを感じてしまったり、心地悪さがを感じてしまったりで仕事や外の世界に対して嫌気がさしてしまいます。

社会に縛られることへの圧迫感を減らすには、無理のない働き方を選ぶことが大切です。

まずは、短時間のアルバイトや在宅ワークなど、自分のペースで始められる仕事を検討しましょう。勤務時間や業務内容が明確な職場を選べば、予測不能なストレスを減らせます。

原因6:プライドが高い

6つ目の原因は「プライドが高い」です。

ニートの方にはプライドが高く、社会複帰がなかなかできないという人がいます。

例えば、仕事をしようと思っていても、下積みのような仕事を嫌がり、管理職や自分が主役になれるような仕事を探したり、人に使われるのが嫌だから会社員になりたくないという理由で結局何もしない人がいます。

自分はこんなもんじゃない、自分はもっとスターなんだと勘違いをしてしまいニートから脱出できない人も少なくありません。

理想の仕事にこだわりすぎるのではなく、まずは短期もしくは単発のアルバイトから始めてみましょう。どんな仕事にも学びがあり、経験を積めば視野が広がります。

「まずやってみる」という姿勢を大切にし、少しずつ社会との接点を増やしていきましょう。

原因7:諦めがはやい

最後に、7つ目の原因は「諦めがはやい」です。

ニートになってしまう人の共通点としては、物事に取り組む際にすぐに物事をあきらめてしまうという事です。

どんな仕事でもすぐに覚えるという事は難しいですし、社会の順応するにも社会に空白期間のあるニートは時間を要しますが、すぐに結果がでない、すぐに改善が出来ないなど自分で勝手に線引きをして諦めてしまう人がいます。

その結果、ニートから脱出できずにまたニートを続けてしまうのです。

何事もすぐに結果が出るわけではありません。まずは小さな目標を立て、一つずつ達成する習慣をつけましょう。

例えば「1週間続ける」「1日30分挑戦」など短期目標を立てると達成感を得やすくなります。
途中の失敗も成長の一部と捉え、完璧を求めすぎないことが大切です。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」