試用期間で「仕事が合わない」「会社が合わない」という理由で退職してしまうという人は、少なからず存在します。せっかく入社したのにすぐ退職するのには、どういった理由があるのでしょうか?
この記事では、試用期間で退職する理由と、仕事や会社が合わないと感じた時にどのような対処法を取ればいいのかについて解説します。また、自分に合った仕事への転職を成功させるポイントや、満足度が高い職種についてもご紹介します。
- 使用期間とは「会社と従業員がお互いを見定める期間」
- 「試用期間で退職したい!5つの理由と対処法」を読んで、どう対応するか検討しよう
- 「試用期間中に退職する理由別:伝え方の例文」と「切り出し方」も参考にしよう
この記事の目次
試用期間とは?
本題に入る前に、そもそも試用期間とはどういった期間のことを言うのかについておさらいしておきましょう。
なお、試用期間は義務があるものではないので、会社によって内定後に試用期間がなく、そのまま本配属というパターンもあります。試用期間の有無だけで会社の良し悪しが決まるわけではないということを、先に抑えておきましょう。
会社と従業員がお互いに見定める期間
試用期間は、文字通り新しく会社に入社した人の能力を会社側が見定める期間のことを言います。面接だけではどうしても相手のスキルを見極めることは難しいため、実際に働いてもらって素養を見る目的で試用期間を設定するケースがあります。
同時に、試用期間は入社した従業員が会社を見定める期間でもあります。「入社してみたら思っていた通り働きやすい会社だった」というポジティブなケースもあれば、「入社して悪いところが分かった」というネガティブなケースも考えられます。
このように、試用期間は会社と新しく入社した従業員がお互いに「長く働けるパートナーか」を見定める期間とも言えるでしょう。
ちなみに、試用期間だからといって解雇されやすかったり、退職しやすかったりするといったことはありません。試用期間であっても通常の正社員と同じく雇用の安全は守られているので安心してください。
試用期間は3カ月〜6カ月が一般的
試用期間が定められている会社の場合は、求人票に必ず「試用期間:有(○カ月)」のように記載されています。求人に応募する際には忘れずにチェックしておくと良いでしょう。
また、試用期間が設けられている場合は、一般的には3カ月〜6カ月が基本となっています。多くの場合これだけの期間一緒に働けば、入社者のスキルや素養が分かると判断されるためです。
ちなみに、試用期間中の給料が本採用時よりも低く設定されているケースがありますが、これは最低賃金の減額の特例許可制度によって認められています。そのため「試用期間中の給料が低く設定されている」という理由だけで退職を考えないようにしましょう。
試用期間で退職したい!5つの合わない理由と対処法
試用期間で退職したいと思ってしまうのには、5つの「合わない」を感じることが原因と考えられます。具体的には、以下の5つのいずれかに合わないと感じた時、試用期間であっても退職を検討しやすくなります。
- 会社の風土や組織体制が合わないから
- 仕事内容が合わないから
- 給与水準が業務量に合わないから
- 人間関係が合わないから
- 自分のライフスタイルと合わないから
それぞれの理由について詳しく解説するとともに、それぞれ合わないと感じた時の対処法もご紹介します。試用期間中に退職したいと思っている方は参考にしてみてください。
会社の風土や組織体制が合わないから
会社の風土や組織体制が合わないという理由は、試用期間中の退職理由として多い傾向にあります。
そもそも入社後すぐに退職したいと考えてしまうのには、入社前と入社後でギャップを感じるからですが、会社内の雰囲気については入社前に知ることがほぼほぼできません。
「面接官がいい人だったから、きっとこの会社はいい雰囲気の会社に違いない」と思うかもしれませんが、面接官は社員の一人に過ぎないため、面接官の雰囲気が会社の雰囲気にはなり得ないのです。また、大きい会社になればなるほど部署や係ごとで雰囲気が大きく変わってくるのも珍しいことではありません。「配属された部署の雰囲気が聞いていたよりも悪い」ということはしばしば起きています。
このように、配属部署の雰囲気は一種の「ガチャ」のような一面があるため、試用期間中に退職したいと感じやすい理由になっていると言えます。
対処方法
配属された部署の雰囲気が思っていたよりも悪かったと感じた時は、まずは人事担当に相談してみることをおすすめします。人事担当も自分たちが採用した人が早期退職されてしまっては問題になるため、親身に相談に乗ってくれるはずです。
相談後、場合によっては違う部署に異動させてもらえることもあります。会社全体の雰囲気が合わない場合はあまり意味がありませんが、部署異動によりストレスが軽減される期待も持てますので、相談する価値はあるでしょう。
また、そもそも自分に合っていない雰囲気の会社に行かないようにするためには、口コミサイトをよくチェックしておくことをおすすめします。口コミサイトにはそれぞれの企業の現職・退職者が会社の雰囲気を書き込んでいるため、会社の風土の解像度を上げることが可能です。
入社前と入社後、どちらも対処方法がありますのでぜひ試してみてください。
仕事内容が合わないから
求人票で書かれていた内容と、実際の仕事内容にギャップを感じた時も、試用期間で退職したいと思う理由の一つになり得ます。
応募時に求人票を見ていなかったというのは論外ですが、会社によっては求人票に仕事内容の詳細を書ききっていないケースもあるため、入社後に「思っていた仕事と違った」と感じるケースが出てきてしまいます。
他にも、自分がどの仕事に向いているのかを理解しないまま、内定を出してくれた会社にとりあえず入社したという場合も、仕事内容にギャップを感じる要因となります。
中には、実際に仕事をしてみないと向き不向きが分からないと考えている人もいますが、自分のキャリアを傷つけるだけなので、なるべく入社前に仕事の向き不向きは自己理解しておくことをおすすめします。
対処方法
仕事内容が合わないと感じた時は、まずもう1カ月真剣に働いてみましょう。
試用期間中であれば根幹となる仕事を任せてもらえていないことが考えられます。仕事の本質や面白みを理解できていないタイミングの可能性もあるので、その時点で仕事内容が合わないと判断して退職してしまうのは少しもったいないかも知れません。
3年とまでは言いませんが、まずは試用期間後3カ月まで働くことを目安に、今の仕事を継続してみることを検討してください。
また、仕事で成果を出せたら自然と仕事を楽しいものだと感じられるはずですので、ベテラン社員の仕事を真似してみるというのも一つの手です。営業職であればベテラン社員の商談に同席させてもらったり、事務職であれば分からないことを積極的に聞きに行ったりすることで、試用期間でも早い段階で成果を出せる可能性があります。
給与水準が業務量に合わないから
給与水準が業務量に見合わないと感じた時は、在籍期間に関わらず退職する理由となり得ます。
サービス残業や土日出勤などを多くやっているのにも関わらず、給料が同世代よりも低かったりすれば、働くモチベーションも維持しにくくなるでしょう。
慢性的に長時間労働が常態化しているような会社の場合、部署など関係なく会社全体にブラック気質が漂っていると考えられます。そのような会社で部署異動をしても根本的な解決にはならないため、試用期間であってもすぐに転職を考えてしまうのも無理はありません。
対処方法
サービス残業や土日出勤の常態化といったブラック企業気質は、そうそう簡単に無くなるものではありません。中にはトップが変わって改革が推進されるケースもありますが、非常に稀だと考えられます。
そのため、会社の雇用体質そのものが退職理由になるのであれば、試用期間中であっても転職を検討することをおすすめします。
もちろん試用期間中の退職は転職活動の難易度を大幅に上げることになりますが、そのまま会社に残り続けてストレスを感じるよりは精神的に良い場合も多いでしょう。
「自分はどう働きたいのか」を常に意識することを心がけてください。
人間関係が合わないから
配属された部署の同僚や上司との人間関係が合わないことを理由に、試用期間中に退職する人も少なからずいます。
仕事は人間関係で成り立っていることを考えると、職場での人間関係の悪さが与えるストレスは決して軽視できません。
極論ですが、仕事内容や会社の体質に不満を持っていたとしても、いい人間関係に恵まれていることでなんとか仕事を続けられる場合もあります。逆に言えば、人間関係が合わないとどれだけ仕事が好きであっても長続きできないことも考えられます。
対処方法
人間関係が合わないと感じる時は、まず上司か人事担当者に相談をしましょう。試用期間中で現場に配属されていない時は人事に、既に現場配属されているのであれば上司に相談の時間を取ってもらってください。
「特定の人との人間関係が悪い」レベルであれば、相談によって自分か相手を配置換えしてもらえる可能性があります。異動に成功すれば、人間関係の悪影響も大幅に緩和されるでしょう。
人事や上司に相談するのは気が引けるという場合は、割り切ってビジネスライクな人間関係に留めるようにするのもおすすめです。飲み会などはほぼ断り、仕事を円滑に進める関係性のみしっかり保つという方法です。過干渉されることが減り、人間関係に悩みにくくなるかもしれません。
自分のライフスタイルと合わないから
夜勤があったり、定時が早すぎたりなど、自分のライフスタイルと合わない場合も試用期間中の退職理由となり得ます。
特に今まで夜勤をしたことがない人が、「夜勤であっても自分の体力があれば乗り越えられるだろう」と考えて入社した時、ライフスタイルの合わなさを感じやすい傾向にあります。
働き方とライフスタイルの両立は、実際に入社してみて働かないと実感できないものです。ある意味で、従業員が会社を見定める試用期間として適切な感情と言えるかもしれません。
対処方法
ライフスタイルが合わないと感じた時は、まずは自分のライフスタイルを入社した会社での働き方に合わせることが可能かどうか試してください。夜勤であれば夜勤に対応したライフスタイルに、始業が早いのであれば早起きをするライフスタイルに変え、入社した会社で働くことそのものに慣れましょう。
ある程度の努力をしても、自分のライフスタイルに合わない場合には、転職を検討してみるようにしてください。
繰り返しになりますが、試用期間中の転職はハードルが高いことに加えて、自分のキャリアを大きく傷つける行為になりかねません。合わないからといって、すぐに転職を考えてしまうのではなく、いったん踏みとどまることも大切です。
試用期間で合わないという理由で退職する時の注意点
試用期間で「この会社(仕事)とは合わない」という理由で退職する時には、いくつか注意すべきポイントがあります。
退職するのはいつでもできますが、一度退職してしまうと取り返しがつかなくなります。ここで解説する注意点をしっかり理解した上で、それでも辞めたい思いが強いのであれば、退職を検討するようにしてください。
完璧に合っている仕事に就くのは難しい
どれだけ真剣に就職活動をしたとしても、自分の理想に完璧に合っている仕事に就くのは難しいものです。
株式会社ディスコの調査によれば、新卒500名弱に「入社後にギャップを感じたか?」という質問をしたところ、半数以上の人がギャップを感じたと回答しています。
新卒就活と言えば、大半の学生が横並びで真剣に取り組むものですので、ギャップを感じない就職が難しいことが分かるのではないでしょうか。
それだけでなく、近年は転職者も年々右肩上がりで増加しています。
もちろん転職には年収アップなどポジティブな背景のものも多いですが、やはり一定数職場の人間関係や仕事内容のアンマッチを感じて会社を離れる人も少なくありません。
就職をする時や入社直後は、「完璧に合っている会社はそうそう見つからないものだから、ある程度妥協が必要」と思っておくことで、肩の荷が降りてフラットに仕事に向き合えるでしょう。
能力不足は後から追いつける
中には、入社後に仕事のレベルが高すぎて、自分の能力不足を感じた結果退職したいと思っている人もいるかもしれません。
ただ、能力不足は後からいくらでも追いつくことができますので、そういった理由で試用期間に退職してしまうのは勿体無いことを理解しておきましょう。
誰しも入社したばかりの社員に多くを期待することはありません。営業職であれば最初は目標が低めに設定されているでしょうし、事務職であれば簡単なタスクからまずは慣れていくことになります。
数年経って中堅社員になった時に成果を上げられれば問題ないので、入社したばかりで活躍できていないことに焦る必要はないのです。
もし能力不足を感じているのであれば、日々の業務に真剣に向き合ったり、自己研鑽に努めたりすることで、地道にスキルを習得する意識を持ってください。
次の就職ではハードルが上がる
試用期間中の退職で必ず理解しておかなければならないのは、次の就職活動における採用のハードルが非常に高くなってしまうということです。
求人募集している会社は、一人採用するのに安くないお金を払っています。そのため、採用するのであれば長く勤めてくれるような人を優先的に採用したいと考えます。
もし試用期間で退職してしまうと、企業からは「入社してすぐ退職するような人を採用しても、きっとすぐに退職するに違いない」と考えられ、結果的に見送りになることも少なくないでしょう。
特に、転職などのキャリア採用においては、募集枠が数枠しかないというケースも少なくありません。試用期間中に退職して転職しようとしている人と、数年働いて転職しようとしている人を横並びで比べた時、どうしても劣って見えてしまうのは仕方ないとも言えます。
このように、就職のハードルが高くなることを認識した上で、試用期間中に退職をするのかどうかを判断するようにしてください。
試用期間中に退職する時の理由の言い方例文
試用期間中の退職は転職に不利になりやすいといっても、色々考えた上で退職したいと決心する方も少なくないでしょう。
ここからは、試用期間中に退職する時の言い方例文を、3つの理由をもとにご紹介します。上司や人事に退職を切り出す際の参考にしてみてください。
例文1.体調不良で復帰が難しい
体調不良で復帰が難しい時の例文は以下の通りです。
「本日はお時間を頂きありがとうございます。突然ではありますが、X月を持って退職させていただきたく考えております。
元々この会社で働きたいという思いを持って入社したのですが、○○さんもご存知の通り何度か休暇を頂いていました。
病院で診断をしてもらったところ、うつ状態にあることが分かりまして、医者から一旦働くことをやめるよう言われております。試用期間中ではありますが、退職をさせて頂けないでしょうか?」
例文2.家族の介護を優先させる必要がある
家族の介護を優先させる必要がある時の例文は以下の通りです。
「お忙しい中お時間を頂きありがとうございます。
突然のことで恐れ入りますが、遠方に住む実家の父の体調が急変いたしまして、家族総出で介護をすることになりました。
施設に入ることも考えたのですが、金銭面からどうしても難しいと結論づけまして、私も介護のため実家に帰りたいと考えています。
つきまして、大変勝手ではありますがX月で退職させていただきたいと思っています。入社したばかりで申し訳ありませんが、ご検討頂けますでしょうか?」
例文3.業務や会社のやり方についていけない
業務や会社のやり方についていけない時は、対立を避けるためにも他の理由に言い換えると良いでしょう。例文は以下の通りです。
「突然お時間を頂いてしまい申し訳ありません。
この度、かねてより携わりたいと考えていました仕事に携われることになりまして、入社したばかりで申し訳ないのですが退職させていただきたいと思っています。
入社してから今日まで短い期間ではありましたが、○○さんにご指導頂いたことを大切にして、自分を成長させていきたいと思います。
不躾なご相談で申し訳ないですが、X月に退職したくご検討をお願いいたします。」
試用期間で退職を言い出せない場合の切り出し方は?
試用期間でまだ人間関係が構築できていない中、退職を切り出すのは心理的なハードルが高いと感じやすいでしょう。
ここからは、気まずいと感じて退職を言い出せない時の切り出し方について解説します。
話す内容が決まってなくても時間を取ってみる
退職を言い出せないのは、どうやって退職する旨を話せばいいのか分からないからかもしれません。そういった時は、話す内容を考える前に時間だけ先に取ってみるという案もあります。
「ちょっと話があるんですが、今お時間よろしいでしょうか?」と上司の時間がありそうな時に切り出し、退職したい旨を話してみましょう。
大切なのは、退職したい旨を伝えられるかどうかです。つたない言葉であったとしても、退職の申し出ができれば成功と言えます。
転職先を先に決めてしまうのもアリ
なかなか退職を切り出せないのであれば、試用期間中に次の転職先を決めてしまう方法もあります。転職先から内定をもらえれば、自ずといつまでに退職しないといけないかが決まりますので、退職の申し出も先延ばしにできなくなります。
ただ、試用期間中に転職先を見つけて内定を取ることは難しいのも事実です。どうしても転職活動の時間が取れないので、応募するだけでも精一杯になることが考えられます。
就職カレッジ®︎の集団面接会であれば、1日で複数の企業と直接面接ができますので、転職活動の時間を最小限に抑えることも可能です。
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気まずい状態でも退職代行は避けるべき
退職したいのに退職が言い出せないという気まずい状況だからといって、退職代行を使って退職するのはなるべく避けるようにしましょう。
退職代行は、文字通り退職の代行をしてくれるサービスですが、代行をしてくれるのはあくまでも退職の申し出だけである場合がほとんどです。
退職の手続きは自分で行わなければなりませんし、何より円満退職にはならないので、その後のキャリアで悪影響をもたらすことも考えられます。
退職の申し出は、できる限り自分で行うことをおすすめします。
合う転職を成功させる転職活動のポイント
試用期間で退職するのは、入社前後のギャップによるミスマッチが原因です。もし転職するのであれば、次の職場ではミスマッチがない状態を目指したいところ。
ここからは、合う転職を成功させるためのポイントを4つご紹介します。
自己分析を徹底的に行う
合う転職に不可欠なのは、徹底的な自己分析です。
自己分析とは、自分の今までの経験を言語化し、長所と短所を明らかにすることで自分自身に向いている仕事や会社を見つけられる分析のことを言います。
やり方はいくつかありますが、簡単に行えるのは自問自答して行う自己分析です。自問自答する具体的な質問については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
特に興味のある企業については企業研究を行う
合う転職のためには、自分自身を知ることの他に、会社のことをしっかりと理解する必要もあります。特に、様々な情報を仕入れて企業を理解する「企業研究」には力を入れましょう。
企業研究とは、企業のホームページや求人票、口コミサイトなどから総合的に情報収集し、どのような点に強みがあって、中長期的に働けそうな会社かを分析することを言います。
企業研究は一社一社比較的時間がかかるものですので、特に興味のある企業数社に絞って実施するのが良いでしょう。
企業研究について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
面接は相互理解の場であることを認識する
面接は企業が応募者に質問をし続ける場だと勘違いしている人もいますが、実は面接は企業と応募者の相互理解の場です。
もちろん企業が主体となって質問をしていくことにはなるものの、応募者側も「この企業はどんな企業なのか」「どんな人が活躍しているのか」といった点を質問していくことが大切です。
面接は、入社前に企業の社員と話せる数少ないチャンスの場です。できるだけ面接で会社に対する疑問をクリアにしておけば、入社後にギャップを感じずに済むでしょう。
多くの場合は面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれますので、あらかじめいくつか質問を用意しておくことをおすすめします。
求人票を見ずに応募はNG
どこでもいいから内定が欲しいと思ったとしても、求人票を見ずに応募をすることだけは絶対に避けましょう。
求人票は文字が多く読みたくないと思うかもしれませんが、たくさん重要なことが書かれています。試用期間の有無や期間だけでなく、休みや残業時間はどれくらいか、年収はどれくらいになりそうか、どんな仕事をするのかが細かく書かれています。
求人票を事前に読み解いておくだけでも、ある程度ミスマッチは回避できるはずです。企業研究や自己分析が忙しくてできなかったとしても、応募する企業の求人票だけは読み込むようにしてください。
合わないと感じにくい?満足度が高い職種ランキング
最後に、満足度が高い職種のランキングについて、大手求人サイトのdodaの調査結果をもとにご紹介します。
満足度の高い仕事に就ければ、自ずと楽しく仕事に向き合えるはずですので、特にやりたい仕事がない方は仕事選びの参考にしてみてください。
1位.クリエイティブ職
満足度が最も高いと言われているのはクリエイティブ職です。
クリエイティブ職はデザイナーやライターなど、センスが必要だと考えてしまうかもしれませんが、未経験者でも求人募集する企業は意外と多い傾向にあります。
クリエイティブ職で仕事を行うと、自分が携わったものが世に出た時の反応を肌で実感することができます。いい反応ばかりではないかもしれませんが、仕事によるやりがいや達成感は非常に高いと感じられるはずです。
2位.企画/マーケティング関連アシスタント
企画職やマーケティング関連のアシスタントも、満足度の高い仕事の一つです。
企画職は社内にある課題を特定し、その課題をどのようにしたら解決できるかを考えて実行に移す仕事です。頭を使う仕事ではありますが、自分の企画が狙い通りの影響を与えられた時には、高い達成感を味わえるでしょう。影響範囲が大きいのも企画職の魅力の一つと言えます。
また、アクセス解析や分析などのマーケティング関連アシスタントは、作業をこなしていくことで自分のスキルアップを実感しやすいといった特徴があります。アシスタントから始め、将来はマーケターになるといったキャリアアップが描きやすいのも特徴です。
3位.内装設計/インテリア
建築関係の仕事にも興味があるという場合は、内装設計職も仕事満足度の高さから候補になるでしょう。自分が設計した内装を喜んでもらえるといったやりがいもありますし、スキルアップが明確にできる仕事なので、手に職をつけることも可能です。
一方、習得すべきスキルも多いため、根気強く仕事と向き合えるかどうかが大切になります。中長期的に建築業界で働きたいという方は、選択肢の一つにしてみてください。
まとめ
試用期間で「会社に合わないから」という理由で退職するのは、上司への相談や自分のスタンスの切り替えで対処できる場合があります。入社してすぐに退職するとどうしても次の職場探しが難しくなってしまいますので、できればもう少し残って働いてみるよう意識してみてください。
また、もしそれでも退職したいのであれば、次はミスマッチが起きないようにしっかり転職活動の準備をしましょう。
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