自己分析のやり方がわからずうまく自己分析出来ていない人がいませんか。この記事では、自己分析をする目的や企業が求めている理由について紹介します。自己分析の方法がわからない方は参考にして、企業へ就職しましょう。
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この記事の目次
自己分析のやり方の前に-自己分析とは/企業が自己分析を求める理由-
自己分析のやり方を紹介する前に自己分析の目的を整理していきましょう。
自己分析のやり方を身に付けて行ったとしても、目的が明確ではない状態で行ってしまうと、「自己分析をしたものの、就職活動に活かせなかった…」となってしまうリスクがあります。
自己分析とは?
自己分析とは、言葉の通り自分自身を分析することです。就職活動の中で応募者は多くの面接を受けることになりますが、そこで大切なことは自分をいかに企業にアピールできるかです。そのためには自分自身が自身の強みや弱みを理解していなければいけません。
自己分析とは自分の特徴を分析して自分自身で理解していく作業のことを言います。
自分のことは自分が一番わかっていると思い、自己分析せずに面接に挑む人が毎年少なからずいますが、実は自分自身のことを言葉で表現することは意外と難しいのです。そのため、自己分析を怠ったことを後悔した経験のある就活生は少なくありません。この自己分析は就職活動をするうえでの第一歩と言えるでしょう。
就活生は自己分析をした方がいい理由とは
就活生が自己分析をした方がいい理由について紹介します。就活生は以下のような目的を意識して自己分析を行うことをおすすめします。
自己分析の目的1:企業選びの軸づくり
自己分析をすることで、『あなたに向いてる仕事』と『あなたのやりたい仕事』がわかるので、どういう企業を選べばいいかわかるからです。
例えば、自己分析が進むと以下のようなことがわかってきます。
- 人とコミュニケーションをとるのが得意→営業職が向いてる
- コツコツとモノづくりをするのが得意→ITや製造などが向いてる
- グローバルに働きたい→外資系企業や海外拠点のあるメーカーや商社
- 自己分析をきちんとすることでミスマッチを防げます。
入社してから「こんなはずではなかった…」と後悔することがありません。
就職活動では、まず自己分析からやりましょう。
自己分析の目的2:自己PR作成
自己分析をしておくと、自己PR作成も役立ちます。
理由としては以下の理由が挙げられます。
- 自己分析の内容がそのまま自己PRになる
- 自分の経験の棚卸しをしているので、自分のやりたいことがわかっている
- 企業選びの軸が出来ているので企業とのミスマッチもなく採用が出やすい
つまり、自己分析結果を伝えるのが自己PRなので、自己分析しておけば自己PR作成は簡単だからです。
履歴書や面接でどうせ自己PRをしなければいけないので、最初にきちんと自己分析しておけば履歴書や面接が楽です。
また、きちんと自己分析しておくと履歴書や面接で矛盾点もなくなります。自己分析がしっかりしていると、考えに矛盾がなくなるからです。自己分析は就職活動の基盤になるので、時間をかけてでもしっかり行いましょう。
自己分析の目的3.自分の人間性を理解する
まずは身近な友達や家族に自分の大まかな特徴を聞いてみましょう。自分を一言で表すなら何か、など最初に答えやすい質問を投げかけてみます。
そしてそこから、自分の長所や短所などの答えづらい質問を聞いてみます。最初は答えやすい質問から始めていけば、その後も徐々に答えやすくなっていきます。そしてそれを数人に繰り返していけば、徐々に自分の大まかな人間像が見えてくるはずです。
その人間像を元に、長所、短所を明確にしていきましょう。
※自分の主観的な感覚はできるだけなくして考えるようにしましょう!
自己分析の目的4.自分のやりたいことを理解する
まずは自分の夢を考えてみましょう。もし大きな夢が明確にあればそれを元にやりたいことを見つけていきます。
夢と聞かれて困る人は、今まで熱中してきたことや、これまで漠然と目標としてきたことはないかを考えてみます。また、自分が「楽しい」と感じる瞬間などを考えてみると、もしかしたらその先に自分がやりたいことが見つかるかもしれません。さらに、興味がなさそうなことでも一度やってみる、という手もあります。特に、アルバイトなどで実際に経験してみると、仕事としてのイメージが湧いてやりたいことも明確になります。
一度やりたいことが明確になれば、後はそのことをアピールするだけなので、まずはやりたいことを明確にしていきましょう。
※最初は抽象的でもいいので、「楽しい」と感じる瞬間を考えるだけでやりたいことは見えてきます。
自己分析の目的5.志望動機を理解する
志望動機とは、なぜその企業に応募したかという理由です。応募している時点で何かしらの理由があるはずなので、その理由を言葉にしてアピールすれば十分です。
しかし、休みが多そうだから、給料が高そうだから、など、もしアピールしづらい内容の場合は、まずは企業独自の取り組みや業務内容を理解し、その業務内容と自分の強みを合わせて話すことが大切です。
企業で就職して何をやりたいのか、チャレンジしたいこと何かを明確にできれば、これ以上のアピールはありません。
※自分自身の特徴と企業の特徴を比べてみると明確になっていきます。
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企業が自己分析を求める理由とは
最近の採用では人柄が最も重視されると言われていますが、多くの企業が求めていることは大きく分けて3つあります。
- 1.この学生は一体どんな人か?
- 2.どうしてうちの企業に入りたいと思ったのか?
- 3.うちの会社に入ってどのような活躍をしてくれるか?
面接では、これらの疑問についてアピールしていく必要があります。1.をアピールするためには自分の人間性を、2,をアピールするためには自分のやりたいことを、3.をアピールするために志望動機を理解していく必要があります。
この学生は一体どんな人か?
企業側も面接を重ねてはいますが、1時間程度の時間では就活生のことを全て把握することは難しいです。仮に社風が合っていたとしても、面接官が不採用と判断すれば不採用になってしまうのが現状です。
そのため、就活生は自己分析を行い自分がどういった人間なのか。価値観や社会人として今後どのようなキャリアビジョンを描いているのかなどを完結に伝える必要があります。面接官も人であることに変わりないので、経験や情報から自社に合っているのか判断をしますが、その情報をうまく伝えるためにも自己分析をすることが重要になります。
どうしてうちの会社に入りたいと思ったのか?
企業側が恐れているのは、他社に優秀な人材が流出してしまうことです。つまり、この就活生に仮に内定と出しても辞退しないかどうかも判断して採用をするのかを面接で決定しています。
その中で、自己分析を行い、どのような仕事が自分に合っているのかや、どのような会社・社風で働きたいのかを明確にして企業へ面接時に伝える必要があります。その伝える内容が「他社ではなく自社だけで言える内容である」ことが大切です。
企業が知りたいのは「どうしてうちの会社に入りたいのか」なので、自己分析を行い自分の経験を整理することでどの企業が合っているのかを見つけていきましょう。
うちの会社に入ってどのような活躍をしてくれるか?
就活生にとっては、内定は一つのゴールかもしれません。しかし、企業側から見ると内定はゴールではなくスタートにすぎません。入社後に定着し、活躍をしてくれることを企業は望んでいます。
特に近年では、リーダーシップを求める企業が増えてきていますが、言い換えると企業にリーダーシップが取れる人材がいないことを意味します。なので、就活生は自己分析で自分の経験からどのように活躍したいと考えているのか。マネジメントとしてのキャリアを考えているのか、それともプロフェッショナルとして専門的な領域を持ちたいと考えているのかなどの具体性があると企業はより採用をしたいと考えるでしょう。
自己分析のやり方を紹介!-キャリアアンカーについて解説-
自己分析キャリアアンカーで自分の就活の軸を作成しよう自己分析には「キャリアアンカー」がおすすめです。
「キャリアアンカー」とは、アメリカの組織心理学者エドガー・シャイン博士が提唱したキャリア理論です。このキャリアアンカーをジェイック流にアレンジして解説します。
あなたの自己分析も、下記の方法でやってみてください。
ジェイック流キャリアアンカーの準備
まずは8枚の紙とペンを用意してください。
8枚の紙にはそれぞれ、以下の単語を書いてみてください。
- 専門・職能別
- 出世・競争
- 自由・自律
- 保障・安定
- 創造性
- 奉仕・社会貢献
- 挑戦
- ワークライフバランス
そして、この8枚の紙をあなたが重要視する順に上から並べてください。8枚それぞれの意味を解説します。
専門・職能別
「専門・職能別」は、あなたが持っている専門的なスキルや能力・長所などを仕事に活かすことで強い充実感を感じることです。専門・職能別に共感できるなら、上の方に並べてください。
例えば、『資格をもっていて活かしたい』、『職を身につけたスキルを次の仕事でも活かしたい』という場合です。
ただし、資格やスキルにこだわりすぎると、仕事の選択肢が減ります。
「せっかく資格をとったから活かしたい」、「せっかく身につけたスキルだから活かしたい」というのは、悪く言えば過去に向かって就職しようとしているともいえます。
過去に取得した資格やスキルは消えないですし、新しい仕事にチャレンジすればさらに可能性が広がります。過去の資格やスキルを活かすことが最重要なら仕方ありませんが、そこまでこだわりが強くないようであれば、柔軟に仕事選びをしましょう。
出世・競争
「出世・競争」は、ライバルがいるとモチベーションが上がるという意味です。
ライバルがいた方が良い人は、上の方に並べてください。
例えば、『前職に同期で切磋琢磨して、やりがいがあった』、『学生時代に部活でライバルがいて、成長できた』というケースです。
営業職はライバルと競争するシーンが多いので、おすすめです。「ライバルはいない方がいい」という人は、下の方に並べておきましょう。
自由・自律
「自由・自律」は、あなたの判断で自由に仕事をしたいという意味です。言われたことをただやるだけの仕事をやりたくないタイプですね。当てはまる人は、上に方に並べてください。
例えば、『自分の考えたとおりに動ける仕事をしたい』、『将来、起業してみたい』というケースです。
仕事の内容で言うと、クリエイティブ系、デザイン系、フリーランスなどが該当します。
ただし、そうした仕事は専門スキルがないとできないことも多いです。未経験から自由・自律がありえるのは営業職です。自由度の高い営業職であれば、売上さえあげればやり方は自由という会社もあります。「言われたことをやるだけの仕事がいい」という人は、下の方に並べましょう。
保障・安定
「保障・安定」は、生活や収入の安定を優先するという意味です。仕事内容が多少つまらなくても、安定のためなら我慢できるタイプです。当てはまる人は、上の方に並べてください。
例えば、『仕事はつまらなくても公務員になりたい』、『給料が安くてもいいから、定年まで給料を保障してほしい』というケースです。
保障・安定を求めるなら、公務員や大企業です。ただし、これからの時代は保障や安定に頼り切らないのも大切。
終身雇用の崩壊、年金制度の崩壊が確定しているので、日本には保障や安定はないのかもしれません。
公務員は給料が減るリスクがありますし、大企業はリストラのリスクがあります。
※大企業の早期退職や、大規模リストラは有名ですよね。
保障・安定を実現しにくい時代になったことは理解しておきましょう。
創造性
「創造性」は、アイデアを出すような仕事をしたいという意味です。頭を使って、良いアイデアをひねり出すようなイメージです。当てはまる人は、上の方に並べてください。
例えば、『商品企画でアイデアを出したい』、『どうすればもっと効率的にできるか考えるのが好き』、『人が思いつかないようなアイデアがでる』というケースです。
商品企画やマーケティングなどが該当する仕事ですが、アイデアが失敗したときの責任も大きいです。
良いアイデアがでなければ、休日返上で働くこともあるでしょう。
創造性の仕事というとカッコいい感じもしますが、かなりの頭脳労働です。
奉仕・社会貢献
「奉仕・社会貢献」は、自分の見返りよりも相手の幸せを思うという意味です。世のため人のために働きたいというタイプですね。
例えば、『介護職に興味がある』、『社会的弱者の人のために働きたい』、『ボランティア活動が好き』というケースです。
介護・福祉系の仕事は人材が不足しているので、就職は比較的カンタンです。
ただし、給料が低いというデメリットがあります。共感できない人は、下の方に並べましょう。
挑戦
「挑戦」は、高い目標に向かって挑戦できるという意味です。壁を乗り越えたとか、乗り越えるために成長できていると思えたときに充実感を感じるタイプです。
例えば、『ストイックに取り組める』、『何度失敗しても立ち上がれる』、『挑戦することが好き』というケースです。
挑戦は営業職が向いてます。営業職は、常に挑戦し続ける仕事だからです。
高い目標を設定することもできますし、目標を達成することもできます。挑戦が嫌いな人は、下の方に並べましょう。
ワークライフバランス
ワークライフバランスは、仕事とプライベートをきちんと分けるという意味です。仕事をしたくないという意味ではなく、仕事とプライベートをきちんと分けた方が頑張れるタイプです。
例えば、『土日はしっかり休みが良い』『休日出勤はしたくない』、『しっかり休めばきちんと働ける』というケースです。
ワークライフバランスを重視した場合の仕事は、事務職が代表的です。ただし、事務職はデメリットがあります。
- 給料が安い
- 給料が上がらない
- AIにとられていく仕事
- スキルを評価されないので、転職に不利
- 30代で事務職へ転職は不利
- 事務職の求人は少ない
アルバイトやパートの募集が多く、正社員就職/転職は難しい
ワークライフバランスは良いですが、その分リスクが多い仕事です。仕事とプライベートの境目があいまいでも大丈夫な人は、下の方に並べましょう。
並べた順番によって適職は変わる
8つの意味をそれぞれ解説してきましたが、並べる順番によっても適職は変わります。
自分に合った仕事の選び方が少しづつ見えてきたと思います。
やりたいことや向いていると考える仕事など自分の基準で企業を選んでいきましょう。
仕事の選び方がわからない方はキャリアアンカーの結果をもって、一度ジェイックに相談してみてください。
自己分析のやり方を紹介!-その他のやり方を紹介-
自己分析のやり方のそのほかの方法について紹介します。他の方法もあるので、自己分析を実際にしてみましょう。
- モチベーショングラフ
- 自己分析シート
- 就活性格診断
- エニアグラム診断
- 他己分析
- Future Finder
- 自己分析の本から整理
あなたに合ったおすすめの方法を見つけると企業へより伝わりやすい自己分析の結果になるので参考にしてみましょう。
自己分析のやり方1~モチベーショングラフ~
自分の過去を遡って分析することが大事なことはわかっていただけたかと思います。では、具体的にどのように過去を振り返って自己分析をするのかやり方について説明します。
文字に書き起こすモチベーショングラフ1
自分の過去を振り返るうえで、今までの出来事などを文字にして書き起こすのはとても効果的な方法です。
なぜなら、文字にしてアウトプットすることにより、自分についての情報を整理しやすくなるからです。
書き起こすのにも色々と方法はありますが、どうせなら効果的なものをやりたいですよね。そこでご紹介するのがモチベーショングラフです。
モチベーショングラフを作成するモチベーショングラフ2
モチベーショングラフとは、今までの人生のモチベーションを基準にしてグラフにするという方法です。
自分のモチベーションを縦軸にとり、どの時期、どの出来事の時に自分のモチベーションが高かったかを可視化することにより、どんな環境なら自分はモチベーション高く働けるかを知るための効果的な材料を手に入れることができます。
このモチベーショングラフはその場面にその時どんな人がいたかも書くことができるとより効果があり、具体的に自分に適した環境をイメージできるのでぜひ取り組みましょう。
思いや思考を可視化するマインドマップモチベーショングラフ3
モチベーショングラフでは過去の自分について遡って分析しました。では、今の自分を知るためにはどうすればいいのでしょうか?それにはマインドマップの作成が非常に効果的です。
マインドマップとは、トニー・ブサンが提案した思考・発想法の一つで、脳神経が繋がっているかの様に、自分の思考や思いを可視化したものです。
作成方法は、真っ白の紙の中心に主題を書き、そこから放射状に線と字を書いて主題から連想するイメージを繋げていきます。
就活の場合は、主題に「自分」を置き、「自分」から連想されるものを線でつないでいくといったイメージです。
マインドマップを作成するうえで一番重要なポイントは、思考を中断せずひたすら書き出していくということです。そうすることによって、今自分の頭の中で起こっていることが見えやすくなり、「今の自分」を知ることに繋がるのです。
モチベーショングラフの詳しい紹介は以下の記事で行ってます。
企業によっては、モチベーショングラフを書くことが選考の企業も存在します。一度自分で書いて経験を整理しておくことをおすすめします。
自己分析のやり方2-自己分析シート-
次に、自己分析シートを活用した自己分析の方法を紹介します。自己分析ツールとは、自分の過去や経験を整理するためのシートのことを指します。多くの企業で自己分析シートが発行されているので何か一つダウンロードしてシートを埋めてみましょう。
以下に、自己分析シートについて詳しく書いている記事があるので就活生は参考にしてみてください。
自己分析シートを活用すれば、その文章がそのまま企業への履歴書の対策や面接の対策にもなります。就活生は一度シートを活用して自己分析してみましょう。
自己分析のやり方3~就活性格診断~
一言に「自己分析」と言っても、やはりそう簡単にできるものではありません。
方法がわからなかったり、難しいと感じている人も多くいます。そんな人のために、今は簡単にわかりやすく自己分析ができるツールがたくさんあります。
例えば、サイトでアンケート感覚のままいくつかの質問に答えることで、自分の性格や価値観を知ることができる「就活性格診断」のようなものがあげられます。
そういったツールは基本的に無料なので、活用して自己分析に役立てましょう。
自己分析ツールについてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください
機械が診断するので客観的なデータが集めやすく、主観的に見た自分の自己分析と見比べて調整してみるとより深い自己分析ができるので、そのような自己診断ツールも一つの方法としてあることを覚えておきましょう。
自己分析のやり方4~エニアグラム診断~
「いきなり自分で自己分析するのはやっぱり難しい」と思う方は、ぜひ「エニグラム診断」にトライしてみてください。
エニグラム診断とは、出される質問に対してYesかNoで答えていくテストです。多くの回答を分析し、性格を9つのパターンに分けて自分はどのようなタイプの人間なのか診断することができます。
このエニグラム診断自体はおよそ2000年前のアフガニスタン地方で生まれたと言われており、一見心理テストのようではありますが信憑性が非常に高い診断として知られています。
一般企業でも利用されている診断でもあるので、客観的に自分を知るためにも就職活動の自己分析に非常に役立つでしょう。
自己分析のやり方5~他己分析~
自分だけで自己分析をしているとどうしても偏りが出てしまったり、うまく理解できない部分に遭遇します。そんな時は周囲の人に自分はどのような人間か聞いてみましょう。
例えば保護者や兄弟姉妹、親しい友人など、自分のことを知っている人に自分がどう見えているかを尋ねると、意外な答えが返ってきたりなど、今まで気づくことができなかった新たな自分の姿を知る良いきっかけになるかもしれません。
他己分析の具体的な方法としては、複数人に自分の性格や長所・短所、印象など質問を絞って聞き取り、自己分析の結果と照らし合わせて共通する部分を探すことがあげられます。面接などで自分について説明するときに共通部分を話す事ができると、他者の目からもそのように見えるということで説得力が増します。
また、自己分析と他己分析が矛盾する部分は内面と外面でギャップがあるということなので改善していきましょう。就職活動のアピールポイントでは「他者の目」は欠かせないため、他己分析は積極的に取り組んでください。
他己分析については以下の記事で紹介しています。
就活生同士で、それぞれの強みや弱みを把握しておくことで企業側からも見られ方も気を付けることができます。ぜひ、他己分析を行っておきましょう。
自己分析のやり方6-Future Finder-
最後に、学生専用になっていますが、オススメの自己分析の方法を紹介します。それが、Future Finderになります。Future Finderとは、自己分析ツールと求人サイトが融合されたマッチング求人サイトになります。
自分に合った企業が適性検査で分かってる状態で、求人を紹介してもらえるので就活生にはおすすめです。Future Finderについてより詳しくしりたい学生は以下の記事を一度見てみましょう。
自己分析の方法には、自分にとって合う・合わないが必ずあります。まず、上記のやり方をやってみて自分に合った自己分析の方法を見つけていきましょう。
自己分析のやり方7-自己分析の本から整理する-
近年では、自己分析の本が発売されるようになり、自分の経験などを整理するツールがあります。それを利用して、自己分析を進めるのも一つ手になります。
自己分析の本の特徴としては、自己分析をして終わりではなく、その後の履歴書や面接の対策まで整理でき、伝える内容をまとめることができるのが特徴でしょう。
就活生の中には、自己分析をしたつもりになっていたが履歴書や面接でうまく企業へ伝えられないケースもよくあります。
以下に自己分析の本について詳しく紹介している記事があるので一度就活生は検討をしてみましょう。
自己分析のやり方には様々ありますが、まず行ってみることが一番大切です。企業への面接で後悔しないように対策を進めておきましょう。
自己分析のやり方の活用方法-ポイントと注意点を紹介-
自己分析のやり方をより活かす活用方法について紹介します。ポイントと注意点を紹介するので、就活生は活用方法を参考にして自己分析を活かしてみましょう。
自己分析のやり方の活用方法のポイント
自己分析のやり方の活用方法のポイントを紹介します。就活生は、参考にして企業の対策をしていきましょう。
活用におけるポイント1.面接対策
自己分析のやり方を学ぶだけではなく面接で実践しよう自己分析したら、面接で実践しましょう。きちんと自己分析すると、あなたの考えに軸ができるので矛盾点がなくなります。
自己分析を面接で活かすコツは、応募企業が求めている人物像と、あなたの自己分析の合致点を説明することです。企業が求めている人物であることをアピールできれば、内定率はかなり上がります。企業が求めている人物像は、採用ページに書かれていることが多いです。
自己分析結果と相性の良い企業の例は下記のとおりです。
- コミュニケーション能力が高い人:営業職を募集している会社
- 体力がある人:建設業、製造業、販売職、介護職
- 英語力がある人:貿易事務、外資系企業、ホテル業
- 細かいところに気づける人:ホテル業、接客業、介護職、営業職
- 技術を磨ける人:IT系、製造業
- 数字に強い人:経理、設計、保険会社
- 挑戦力がある人:営業職、IT系
- 奉仕・社会貢献したい人:介護・福祉系、公務員
- 出世・競争したい人:銀行
自己分析をすれば自分の強みがわかり、応募すべき企業もおのずとわかります。
活用におけるポイント2.志望動機の対策
自分の長所・短所、やりたいこと、志望動機を分析できた後は、それらを客観的に裏付けるエピソードを考えていきましょう。特に長所についてはエピソードと共に話すことが重要です。
「私の強みはコミュニケーション能力です!」と一方的に語っても、相手は納得してくれません。「私の強みはコミュニケーション能力です。大学ではその強みを活かしてサークルの代表を務めておりました」など、エピソードと共に主張すれば、説得力もぐっと高まります。
そのため、まずは自分の思い出をノートに書き写していきましょう。今まで経験した印象的な出来事や思い出を探していけば、自分の長所が活かされているエピソードも見つけることができるはずです。
またできるだけエピソードはたくさん思い出しておけば、予想外の質問にもエピソードを伴った説得力のある主張ができるため大きなアピールにつながります。
活用におけるポイント3.的確な言葉で表現する
実は就職活動で失敗する人がつまずきがちなのが、この作業です。「的確な言葉で表現する」とは、自分の全体像が見え、さらにそれを象徴するエピソードを用意します。それらの材料をアピールできる言葉に変えていくことを言います。
例えば「今までの自分を振り返ってみると、なかなか自己主張ができないことが多かった」という場合は「柔軟性がある」という言葉に変えることができます。そのことによって「私はどのような組織でも柔軟に馴染むことができます」というアピールにつながるのです。
また逆に「自分は正直に何でも伝えるタイプ」という場合は「素直」という言葉に変えることができます。これは「私は御社でも誠実かつ真面目に業務に取り組むことができます」というアピールに繋げることができるのです。
面接とは人と人の対面での会話であるため、表現の仕方が重要となってきます。例え自分の短所であっても、言い方次第で非常に魅力のある人材のように見せることができます。
逆に、自分にとっては大きな長所でエピソードも魅力的なはずなのに、表現の仕方を誤ったために相手に上手く伝わらずアピールにつながらなかった、というケースもあるのです。そのため、自己分析を正確に行うことも大切ですが、それをどういう言葉で表現するかを考えることも重要な作業なのです。
自己分析のやり方の活用方法の注意点
自己分析のやり方を活かす場合の注意点を紹介します。注意点も見ることでより企業への就職が楽になります。ぜひ、参考にして企業への就職をしていきましょう。
面接での実際の具体例
面接での話し方の例は下記のとおりです。
御社のホームページを拝見しましたところ、コミュニケーション能力が高い人を募集しているということでしたので、応募しました。私は前職までアパレルの販売員をしていました。毎日新しいお客様の対応をしてきて、初対面の人と短時間で信頼関係を結ぶ技術を身につけました。この技術を御社で活かしたいです。
自分の強みと、企業が求めている人物像が一致していることを説明すると、説得力があります。次に、面接での自己PRなどの話し方で注意してほしい点があります。
結論から伝える
自己PRの内容を1分ほどで伝える。自分の強みがどのように仕事に活きるのかまで伝える。一つの強みに対して、一つのエピソードを用意しよう
企業とのやり取りでは、基本的には、結論から伝えるようにしましょう。
PREP法といって、プレゼンテーションやビジネスで使われる簡潔にわかりやすく相手に自分の考えを伝える方法があるのでPREP法を参考にして自己PRを作成してみましょう。
最後に、面接では自己PRなどの内容だけでなく、ビジネスマナーも企業からみられるポイントになります。あとは、あなたが興味をもつことを事業としてやっている企業を選ぶだけです。
面接ではこんな感じで話せば印象が良いです。
私は学生時代に自分で趣味のホームページを作っていました。それを見せびらかしていたら、先輩や教授からホームページ制作の依頼がきたのでアルバイト感覚でやっていました。そしたら、先輩や教授も他の人に見せびらかしてどんどん依頼が来たという経験があります。僕はこのときの体験を御社で仕事として取り組めるのではないかと思い、御社を志望します。御社のホームページは素晴らしく、自慢したくなるようなものばかりです。私が学生時代にやった方法がビジネスになるなら、御社に役立てると思いました。
自己分析のために過去の自分の棚卸しをすると、いろんなエピソードが出てくるもの。自己分析結果から企業を選べば、志望動機は自己分析の中から作れば簡単です。
よく「志望動機作りが苦手…」という人がいますが、それは自己分析が足りないからです。自己分析で自分の経験を棚卸しできたら、以下の記事を参考にして、自己PRと志望動機を作成してみましょう。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい