働きたくないけどお金が欲しいと思っている人は少なくありません。働かずに稼ぐことができれば、人生はもっと楽に過ごせることでしょう。
この記事では、働きたくないけどお金が欲しいと考えている人におすすめの方法を9つご紹介します。いずれも工夫と努力次第でサラリーマンとして働かずに稼げるようになる方法となっています。
また、合わせて、働かずに稼ぐために必要なスキルや注意点についても解説しますので、参考にしてみてください。
- 「働きたくないけどお金が欲しいと考えている人におすすめの方法」を9つ紹介します
- お金を稼ぐ以上、何らかの作業をしなければならないという自覚は持っておこう
- 働かずに稼ぐ方法を探すだけでなく、就業スタイルを変えるというのも一つの手段
この記事の目次
働きたくないと思ってしまう理由
働かずにお金が欲しいと思う真意を紐解いていくと、大半は「働くことそのものに疲れた」という考えに行き着くのではないでしょうか?
確かにサラリーマンとして働くことは、常に仕事を意識させられるような環境に身を置くことになるため、働くことに対してネガティブに感じやすくなるかもしれません。フリーターであっても同じように感じている人もいるでしょう。
まずは、そもそもなぜ働きたくないと感じてしまうのかについて解説します。
人間関係がめんどくさいから
ごく一部の仕事を除き、働く上では常に誰かと一緒に仕事と向き合う必要があります。会社という組織で働く以上、同僚や上司など、人とのやり取りが発生します。
組織として仕事を行うことはもはや当然のことではあるものの、人間関係が苦手な人からすれば強いストレスを感じる原因になってしまいます。
加えて、どんな社員とも良好なコミュニケーションが取れるとは限りません。価値観が違う人もいれば、仕事への向き合い方も千差万別です。時には板挟みになってしまい、自分だけが人間関係で損をしていると感じることもあるでしょう。
このように、会社という組織で働く以上、雇用形態に関係なく人間関係に対する面倒臭さを感じることは非常に多いです。人間関係が煩わしいと感じることで、仕事を辞めたいと考えるケースはよくあります。
決まった時間に起きて出社するのが面倒だから
特にサラリーマンの場合は、少なくとも週5日は同じ時刻に出社する必要があります。眠たい中満員電車に揺られながら職場に向かう行為そのものに、強いストレスを感じる社会人は多いはずです。
そうしたストレスの中、決まった時間に出社しても、終業時間は定時を超えることも多く、これまたストレスや疲労が溜まる原因と言えます。
毎日残業をして夜遅くに帰宅し、翌日は朝早く出社するといった生活を繰り返していくことで、「働きたくない」という感情が強いものになっていくでしょう。
ちなみに、出勤や出社の面倒臭さから解放されるため、在宅OKの求人に応募して転職する人が増えてきている傾向にあります。働かずに稼ぐ方法を見つけるだけでなく、就業スタイルを変えるという方法も一つの手段であることを認識しておくと良いでしょう。
ストレスが多い割に稼げないから
サラリーマンは人間関係や出勤といった要素だけでなく、仕事内容そのものや家庭との両立など、あらゆる面で大きなストレスを感じやすい働き方です。
その割には、毎月手取りとして入ってくる金額が20万円前後となれば、フリーターやバイトとして働いたほうがいいのではないかと考えることもあるでしょう。
厳密にいうと、サラリーマンに支払われる給与は、手取りよりも一回り程度多いのですが、税金や社会保険の負担が年々重くなっているため、手元に残る金額はどうしても少なくなってしまいます。
どうしても稼ぎに我慢できない人は、特に働きたくないと感じることでしょう。
ここでご紹介した理由を始め、気持ちを落ち着かせるための対処法について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
働きたくないけどお金が欲しい人におすすめの方法
なんらかの理由で働きたくないと思うものの、生きていくためにはどうしてもお金が必要になってきます。
ここからは、働きたくないもののお金が欲しいと思っている人におすすめの方法を9つご紹介します。それぞれについて、向き・不向きや、どうやって稼いでいけるのかについて解説しますので、参考にしてみてください。
投資家/デイトレーダー
向いている人 | ・ニュースや情報収集が好き ・自分で自分を律することができる |
向いていない人 | ・ギャンブルにはまりがち ・物事の背景を考えるのが苦手 |
在宅可否 | 可能 |
投資家は、主に株式投資やFXによる取引を通じて儲けを得ていく人のことを言います。
まとまった元手が必要になりますが、相場をうまく読むことができれば短期間で多額のお金を稼ぐことも可能です。
ただ、プロの投資家であっても、安定的に勝ち続けることはほぼ不可能と言われています。
また、特に株価は国家間の情勢や会社の業績、政府の政策などあらゆる要素に左右されるため、知識量や情報収集能力が高かったとしても収入を安定させることは難しいでしょう。
ブロガー(アフィリエイトブログ運営)
向いている人 | ・分かりやすい文章が書ける ・読者の気持ちを考えられる |
向いていない人 | ・長文を書くのが苦手 ・自分で物事を考えて動けない |
在宅可否 | 可能 |
ブロガーは、自分のブログを運営し、掲載している記事から広告収入を得る人のことを言います。
アフィリエイトブログが稼ぎの主流で、「○○(商品名)+おすすめ」などで検索して出てくる記事は、基本的に収益を目的としたブログ記事となっています。
文章を執筆するスキルはもちろん、今世の中の人が気になっている商品やサービスが何かを見極める能力が必要になります。
加えて、ブロガーの数は非常に多く、ただ文章を書いているだけでは1円のお金にもならない可能性があることは理解しておきましょう。
YouTuber/Vtuber
向いている人 | ・話すのが得意 ・想像力が豊か |
向いていない人 | ・パソコン操作が苦手 ・不特定多数に向けて発信することが怖いと感じる |
在宅可否 | 可能 |
YouTuberは、YouTubeに動画の投稿をして、再生された時の広告収入を得る人のことを言います。
また、Vtuberは、自分を2D/3Dモデルのアバターに投影して動画を作成する「Virtual(バーチャル)YouTuber」のことを指します。
どちらも視聴者を満足させるような動画を作らなくてはなりませんし、忘れられないためにも動画を定期的に投稿し続けなくてはいけないので、思っているよりも地道な作業が必要です。
ただ、一度投稿した動画はYouTube上に残り続けますので、収益化ができるようになれば放っておいても稼げるような仕組みが構築できます。
サラリーマンの副業として取り組む人も多くなってきています。
ストリーマー(配信者)
向いている人 | ・ゲームや楽器演奏など得意なことが1つ以上ある ・相手の期待に応えるのが好き |
向いていない人 | ・自分で発信することに抵抗感がある ・すぐに稼げる方法を試したい |
在宅可否 | 可能 |
ストリーマーは、動画投稿サイトで生配信を行い、視聴者からの投げ銭やプロモーション案件を獲得することで稼ぐ人のことを言います。
多くの場合は顔を出しての配信になるため、自分の顔や声を全世界に発信することに抵抗がない必要があります。
ストリーマーは一度ファンがつけば安定的に稼ぎやすい反面、ファンがつくまでは地道に配信活動や集客をしなければなりません。稼ぎになるまで時間がかかる方法ですので、早く稼ぎたい人は別の方法を考えるのも一つの手です。
eスポーツプレイヤー
向いている人 | ・ゲームが得意 ・極めて高い集中力に自信がある |
向いていない人 | ・ゲームは趣味に過ぎないと思っている ・失言癖がある |
在宅可否 | 基本的には可能。大会の際は会場に行く必要あり |
eスポーツプレイヤーは、FPSや格闘ゲームなどのプロプレイヤーとして稼ぐ人のことを言います。
eスポーツは世界中で人気を博しており、今や日本でもeスポーツ専門学校ができるほどとなっています。基本的には事務所に所属し、スポンサーからの支援や大会の賞金などで稼いでいくことになります。
ゲームが得意であることはもちろんのこと、相手の挙動に応じた戦術の組み替えを瞬時に行う必要があるため、高い集中力が求められます。
ちなみに、eスポーツプレイヤーによる失言からの事務所解雇という事案が度々見られますので、ゲームのスキルだけでなく挙動にも気をつける必要がある職業と言えます。
モニター
向いている人 | ・感想をまとめるのが得意 ・物事の細かな違和感に気づける |
向いていない人 | ・感覚が鈍いという自覚がある ・できるだけ高い金額を稼げる方法を試したい |
在宅可否 | モニターする商材によっては、店舗に行く必要あり |
モニターは、商品やサービスを無料で体験し、その感想を伝える人のことを言います。モニターが完了した時点で報酬が発生するので、すぐにお金が欲しいという人におすすめの方法と言えるでしょう。
また、モニターとして求められるスキルは特にないため、誰でも取り組めるというのが魅力的なポイントです。ただ、一回のモニターでそこまで高いお金が稼げるわけではないため、お小遣い程度に捉えておいてください。
せどり
向いている人 | ・マーケットやトレンドの変化を汲み取るのが好き ・基本的な計算が得意 |
向いていない人 | ・物事を感覚でしか判断しない ・初期投資をしたくない |
在宅可否 | 可能 |
せどりは、商品を仕入れ、より高値で金額で販売し、差額で稼ぎを得る人のことを言います。人気の商品をどれだけ安く仕入れられるかで収益が変わってくるため、マーケットやトレンドを汲み取れるスキルが重要です。
誰にでもできる方法である反面、仕入れた商品が売れずに在庫になるといったリスクも存在します。初期投資もある程度かかってきますので、多くのユーザーがいるようなメジャーな商品を取り扱うのが一般的となっています。
写真販売
向いている人 | ・写真が好き ・自分の作品を公開することにためらいがない |
向いていない人 | ・自分で撮った写真は自分で楽しみたい ・風景写真がメイン |
在宅可否 | 不可(写真撮影のために外出する必要がある) |
写真販売は、カメラで撮影した写真を写真素材販売サイトに売って稼ぐ方法です。趣味の延長線上で稼ぐことができるため、写真が趣味で働きたくないと思っている人におすすめです。
ただ、現時点で写真販売に取り組んでいる人は多くいますし、AIによる画像生成が出現してきていることを考えると、これから稼げる金額は少なくなっていく可能性があります。
そのため、写真販売をするためにこれからカメラを始めるというのはおすすめできません。もう既に日常的にカメラを触っている人こそ、写真販売に挑戦する検討をしてみると良いでしょう。
デジタルコンテンツ販売
向いている人 | ・クリエイティブな作業が好き ・自分の作品に一定の自信を持っている |
向いていない人 | ・批判を受けたくない ・他人のために作品を作ることに抵抗感がある |
在宅可否 | 可能 |
音楽やイラスト、個人作成ゲームなどデジタルコンテンツ販売によって稼ぐ方法もあります。何か一つのジャンルで創作できるスキルがあれば、すぐにコンテンツ販売ができるといったスピード感が強みです。
既に何作品か趣味で作っている人は、試しにコンテンツ販売をしてみても良いでしょう。
ここまでで紹介した方法以外にも稼げる手段を知りたいという人は、以下の記事も合わせてご覧ください。
働かないでお金が稼げる方法の特徴
前章でご紹介した、働かないでお金が稼げる9つの方法については、いくつか共通する特徴があります。
この記事で触れていない方法であっても、次のような特徴を持つ方法であれば、働かずにお金を稼ぐこともできるでしょう。
自宅で完結する
働かずに稼げる方法は、自宅で作業が完結するといった特徴を持ちます。そのため、自分が取り組みたい時に作業に取り組み、自分のペースで作業を進められるというのは嬉しいポイントです。
また、自宅で完結する作業のため、在宅ワークができるというのも特徴となります。通勤電車に揺られる生活から解放されるため、身体的な負担も大きく軽減できるでしょう。
ただし、写真販売など一部の方法では外出しなければならない場合もあります。
どうやったら稼ぎになるのかを理解しておくことで、自宅で完結するかどうかが判断できるため、取り組む際は稼ぎ方まで合わせて認識することが大切です。
ほとんど自分一人だけでできる
作業のほとんどを自分一人だけで完結できるというのも、働かずに稼げる方法の特徴の一つです。煩わしい人間関係から解放されるので、精神的なストレスも軽減できるでしょう。
裏を返せば、自分のお尻を叩いてくれるような存在がいなくなるということでもありますので、自分で自分を制御するといった管理スキルが求められることになります。
そのため、自分に甘いという人は最初のうちは苦戦してしまうかもしれません。
パソコンを使う
自宅で完結し、自分一人だけで作業ができるということから、働かずに稼げる方法はすべてパソコンを使うという特徴も挙げられます。
スマホやタブレットではなく、パソコンを使う必要がある方法が大半ですので、まだパソコンを持っていない人はパソコンを購入することから始める必要があるでしょう。
また、パソコンを使うといっても高度なスキルが必要になるわけではありませんので安心してください。あくまでも「パソコンで作業ができる環境を整えておく」ということが重要になるということです。
働かないでお金が稼げる方法に必要なスキル
働かないでお金が稼げる方法に取り組むためには、いくつか持っておくべきスキルがあります。ここで紹介するスキルに加え、各方法で重要になるスキルを発揮することで、ようやく稼げるようになるでしょう。
ここでは稼ぐための土台となる3つのスキルをご紹介します。
最低限のパソコンスキル
特徴の部分でも解説しましたが、働かずにお金を稼げる方法ではパソコンを操作する必要があるため、最低限のパソコンスキルは持っておかなければなりません。
具体的には、以下のようなパソコンスキルを持っていると安心です。
- パソコンで開きたいサイトのページを開ける
- Excelで足し算、引き算、掛け算、割り算などの簡単な計算ができる
- Webサービスを説明に従って利用できる
このような最低限のパソコンスキルさえあれば、ひとまずは問題ありません。これまで一度もパソコンを使ったことがない人でも、上記の操作は誰でもできるはずですので安心してください。
何が求められているのかを想像するスキル
働かずにお金を稼げる方法は、自分一人で完結させられるという特徴があるということを解説しました。
これは裏を返せば「どんな価値の発揮を求められているかを、自分自身で見つけなくてはならない」ということが言えます。
つまり、世の中でどんなことが求められていて、求められていることに対して自分は何ができるのかを想像しなければならないということです。
この想像ができるかどうかで、稼げる金額は大きく変わってくることでしょう。
自己管理スキル
会社に勤めるという働き方を選ばない時点で、自分が自分の上司となり、監督役となることが確定します。そのため、自己管理スキルが強く求められます。
もちろん自分で自由に作業をする時間を選べますが、だらだらしてばかりいれば収入は減ってお金が稼げなくなりかねません。
お金を稼ぐ以上、何らかの作業をしなければならないという自覚は持っておいてください。
働かないでお金が稼げる方法の注意点
「働かずにお金が稼げる」ということは、一見メリットばかりあるように見えますが、いくつか事前に知っておくべき注意点があります。
ここでは、特に注意しておくべき5つのポイントについて解説します。
全く何もせずに稼げることはない
勘違いしないでほしいのですが、お金を稼ぐ以上は何もしないということはあり得ません。寝て起きて、何もせずに生きているだけでお金が稼げることはないので注意してください。
あくまでも、強いストレスを感じずに、まるで働いていないかのように稼げる方法があるに過ぎないということを認識しておきましょう。
趣味の延長線上のように働けたら、もしかしたら「働いていないのに稼げている」と感じられるかもしれません。
収入が安定的に入ることはほぼない
会社員として働くことの最大のメリットは、毎月安定して給与が入ってくるという点です。
それに対し、この記事で紹介したような方法はいずれも収入が不安定となります。むしろ、月によっては収支がマイナスになるようなケースもあるでしょう。
このように、会社員の時に感じていた身体的・精神的ストレスから解放されても、また新たに収入が不安定という悩みを抱える可能性があることは、十分に理解しておく必要があります。
自分の責任で考えて動く必要がある
自分自身で好きなように作業に取り組めるからこそ、自分に全責任があると考えながら動く必要があるということを認識しておきましょう。
どれだけ作業をするのも自由ですし、何もしない期間を長くとっても誰にも文句は言われません。しかし、何もしなければその分生活は厳しくなっていきます。
また、個人事業主として独立するのであれば、確定申告や税金の支払いなども自分で行う必要が出てきます。
今まで知らなかったようなことでも、自分で情報収集して自分で判断して行動しなければなりませんので、人によっては会社員よりも大変と感じるかもしれないでしょう。
生活保護の支給ハードルは高い
働かないでお金を得ることを考えた時に、真っ先に思い浮かぶのは生活保護だと思います。ただ、生活保護は簡単に受け取れるものではありませんので、選択肢とするのは避けましょう。
ちなみに、生活保護の支給要件を抜粋すると以下の通りです。
- 生活のために不要な物品は全て売却する必要がある(土地や家屋だけでなく、自転車やテレビなども対象)
- 身体的に働ける場合は支給不可
- 生活保護以外の制度が利用できる人は支給不可
- 親族から援助してもらえる場合は支給不可
- 最低生活費(約10万円)以上の世帯収入がある場合は支給不可
このように、生活保護を受けるためにはほぼ資力がない状態で、かつ誰からの援助も受けられないといった条件があります。
働けるだけの体力がある人は生活保護は受けられないと思っておいた方が良いでしょう。
働かずお金が欲しいことは甘えだと思われやすい
この記事で紹介したような仕事は、稼ぎになるまでに時間がかかります。稼ぎになっていない期間は、他の人から見れば「働かずに稼ごうとしている甘えた人」として見られる可能性が考えられます。
自分自身に厳しい言葉が飛んでくるかもしれませんし、稼げるようになるまで強いストレスを感じかねないということを理解しておいてください。
働いてお金を稼ぐことのメリット
働くことに対して拒否感を感じているかもしれませんが、今一度、働くことそのもののメリットについて改めて認識しておきましょう。
これらのメリットを捨ててまで、働かずに生きる選択を取るのか再度検討してみてください。
収入が安定する
働くことで収入が安定しますので、金銭的に生活の基盤を整えられるメリットがあります。また、関連して「お金がない」という精神的なストレスを感じにくくもなるでしょう。
生活をする上では家賃や光熱費などの固定費は毎月かかってきます。毎月同じ収入が入るということは、当然のことと思っているかもしれませんが、生きる上では欠かすことのできない大きなメリットと言えます。
中長期的なスキルが身につけられる
サラリーマンとして働くことで、職歴となるだけでなく、中長期的にビジネススキルが身につけられるというメリットもあります。
今は仕事に対してストレスを感じているかもしれませんが、スキルを身につければ自分らしく働ける職場に転職することもできるでしょう。
また、個人事業主として働いていると、再就職のハードルは一段上がってしまうこともあります。
社会保険を会社に負担してもらえる
あまり実感がないと思いますが、会社員が支払う健康保険料と厚生年金保険料といった社会保険料は、その半額を会社が負担してくれています。
つまり、会社員でなくなると単純計算で今までの約2倍の額の社会保険を支払わなければならないということです。
他にも税制で会社員は優遇されていたりと、目に見えないところで金銭的なメリットが享受できています。
働いて稼ぎたいと思える仕事を見つけるコツ
働くことを苦痛に感じているのであれば、職場環境を変えて「働きたい・稼ぎたい」と思えるような仕事を見つけるのも一つの手です。
ここからは、前向きに業務と向き合える仕事を見つけるコツを解説します。
自己分析で自分自身を理解する
自分に合った職場を探したいのであれば、自己分析は欠かせません。
自己分析をすることで、自分自身の理解を深められるため、どんな仕事であればストレスなく自分らしさが発揮できるかを理解できるようになります。
自己分析をするタイミングとしては、求人を見る前の「転職を考えた瞬間」がベストです。また、自己分析の方法はいくつかありますので、気になる人は以下の記事もご覧ください。
企業研究で自分に向いている会社を探す
同じ職業であったとしても、会社ごとに雰囲気や仕事の進め方は異なりますので、自分に向いている会社かどうかをリサーチする必要があります。
そのために行うのが企業研究です。
企業研究とは、求人票やホームページ、口コミサイトなどの情報を総合的に収集し、どのような企業かを調査することを言います。
企業研究には望ましい手順があります。詳しい手順や情報収集の方法については以下の記事で詳しく解説しています。
就職エージェントで理想的な求人を見つける
自分にマッチした会社や求人を見つけるためには、プロに頼るのも立派な選択肢の一つです。就職支援のプロと相談しながら活動したいのであれば、就職エージェントを利用しましょう。
就職エージェントは、あなたに向いている求人を紹介してくれますので、一人で活動するよりも効率的に求人を見つけられます。
また、応募書類の添削や面接の対策なども行ってくれるため、内定を獲得しやすいというのもメリットです。
就職エージェントの利用は無料ですので、気になるサービスを見つけたらまずは登録してみると良いでしょう。
FIREは本当に可能なのか?
働きたくないと考える人の中には、FIRE(経済的自立による早期リタイア)に興味を持つ人もいるでしょう。
最後に、FIREについても簡単に解説します。
FIREに必要な金額はいくらか
FIREでは「不労所得の金額が、生活費を上回り続ける状態」を作る必要があります。一般的には、FIREに必要な資金は「年間の生活費の25倍」と言われています。
つまり、毎月の生活費が15万円であれば、15万円×12カ月×25=4,500万円が必要という計算になります。
4,500万円を元手に投資の運用益を安定的に出せる状態を作れると、見事FIREができるというわけです。そのため、まずは4,500万円を手元に用意する必要があります。
この記事で紹介したような方法で、4,500万円の貯金を実現できるケースは現実的には難しいでしょう。もちろん株やYouTuberなど高収入が期待できる方法もありますが、成功できる人は一握りです。
FIREをしたい人は、まず自分の生活費からFIREに必要な金額を計算し、その金額が稼げそうかでFIREを目指すのか検討してみてください。
FIREを目指すべきなのか
FIREができれば、文字通り働かずに生きていける状態が実現できます。
しかし、FIREにおける不労所得は投資による運用益である場合がほとんどですので、どんな時も安定的にお金が入るという訳ではありません。
また、FIREをした人の中には、「働かない毎日が退屈で逆に仕事がしたくなった」という声を漏らす人もいます。
今、そしてこれからの自分に本当に必要なのはFIREなのかどうか。もう一度自分自身に問いかけた上で、FIREを目指すのか考えることをおすすめします。
まとめ
働きたくないもののお金が欲しいという人におすすめな方法を9つご紹介しました。いずれも、自分自身の裁量で作業が進められるためストレスは減るものの、収入が安定しないなどのデメリットも考えられます。
また、働くことにもメリットはたくさんあります。働きたくないと思ったら、職場を変えるのも一つの選択肢として捉えておくべきでしょう。
転職する場合は、自分らしく働ける場所かどうかの確認も忘れないでください。