真面目な人に向いてる仕事とはどのようなものでしょう?真面目な性格だと仕事を進める上で非常にメリットが多いです。求人募集する企業からしてみても、真面目か不真面目かで言えば真面目な人を採用したいと考える会社がほとんどでしょう。
ただ、真面目であるが故に向いてない仕事も少なからず存在します。
そこでこの記事では、真面目でコツコツ仕事を進められるような人に向いてる仕事を15選にしてご紹介します。
就職活動を成功させるコツについても解説しますので、これから就職活動や転職活動を始めていきたい人は参考にしてみてください。
この記事の目次
真面目な人に向いてる仕事・会社の特徴
具体的な仕事名をご紹介する前に、まずは真面目な人に向いてる仕事や会社の特徴がどんなものかについて解説します。
ここで取り上げる3つの特徴のうち、どれか一つにでも当てはまっていれば、真面目な人にとって働きやすさを感じやすい仕事と考えられますので参考にしてみてください。
マニュアルが用意されている
真面目な人の性格上、あらかじめ決められているルールに従って対応することが得意という傾向があります。そのため、対応する業務が細かくマニュアル化されているような仕事とは非常に相性がいいです。
マニュアルが用意されている仕事の特徴としては、どんな人であっても同じ品質で対応することが重要となる仕事となりますので、具体的には事務職や公務員、受付業務などが挙げられます。
また、マニュアルがしっかり完備されていますので、どのような人も仕事を覚えやすいという特徴もあります。このことから、未経験者の応募を歓迎する求人が多いというのも特徴の一つとして挙げることができます。
業務範囲が明確に分けられている
真面目な人は、自分に与えられた役割を理解し、その範囲で対応すべきことにしっかり対応するのが得意です。そのため、業務範囲が明確に分けられている仕事に向いています。
例えば良くみる募集職種として「総合職」というものが挙げられますが、総合職の業務範囲は曖昧なケースが多く、上司からの指示によっては想定していない業務まで任されることがあり得ます。
また、従業員がそこまで多くない会社だと、分業体制が整っていないことも多く、一人一人が担う業務の線引きが曖昧です。「こんなことまでやらなければならないのか」と感じることも少なくないでしょう。
業務範囲が明確に分けられていないと、真面目な人はなにをすればいいかが分からなくなってしまい、仕事にストレスを感じることもあり得ます。
求人票の仕事内容の欄を見て、入社後に行う業務がしっかりと明記されているかどうかを確認するのがおすすめです。
上司と部下の風通しがいい
真面目な人は、仕事でミスをすることを極端に避けたがります。ただ、仕事をしていく中で自分一人の判断や知識だけではどうしようもできないことと対面することも珍しくありません。
自分では分からないことに対してミスなく仕事をこなすためには、上司に相談することが重要になるわけですが、それには上司と部下の風通しの良さが強く影響してきます。
風通しの悪い職場だと、真面目な人は上司の顔色を伺ってしまうので質問ができない状況になりかねません。誰にも聞けないまま自分の判断で業務を進めてしまい、後から上司に怒られるという負のスパイラルを感じることも十分考えられます。
このことから、真面目な人に向いてる職場の特徴として、上司と部下の風通しがいいことが挙げられます。
真面目な人が避けるべき仕事や会社の特徴
真面目なことは基本的に社会人としてメリットが多いものの、仕事や職場の雰囲気によっては真面目さが裏目に出てしまうことも考えられます。
真面目な人に向いてない仕事に就いてしまうと、働くことにストレスを感じることになりますので自分らしい仕事ができません。ここで紹介する特徴を持つような仕事にはなるべく就かないように注意しましょう。
仕事の進め方が属人的で統一性がない
真面目な人は、自分が次に何をすればいいのか分からない状況に置かれると、極端に不安やストレスを感じやすい傾向にあります。
従って、仕事の進め方が社員一人ひとりで異なるような属人性の高い仕事・会社は向きません。
マニュアルがあるべき仕事にも関わらず用意されていない職場や、そもそも臨機応変に対応することが常に求められるような仕事は、どうしても仕事の進め方が属人的になりやすいです。
このような属人性の高い働き方を求められるのは、どちらかというと中小企業に多い傾向にあります。求人票からは読み解きにくい特徴となりますので、気になる人は面接の時に仕事の進め方について聞いてみるのがおすすめです。
評価制度が定められていない
真面目な人は、正しくないことに対しての拒否感を強く持つ傾向にあります。
また、コツコツと努力することが得意という長所がありますが、その努力を認められない時に強いストレスを感じるといったことも傾向として見られます。
このことから、評価制度がしっかりと定まっていないような会社だと、真面目な人は強いストレスを感じながら働かなければならないので向かないと言えるでしょう。
部下である自分を評価するのは当然自身の上司となりますが、人によっては仕事の実績ではなく単純に好き嫌いで評価を下しているケースが見られます。
これは、会社として評価制度をしっかりと整備していないことが原因の一つと考えられます。
正当な評価をされない状況だと、どれだけ真面目に頑張っても収入を上げられないので、働き続けることに馬鹿馬鹿しさを感じることもあるでしょう。
結果的にその会社に勤める意欲をなくし、短期離職に繋がることもあり得ます。
メンタルで休職している人が多い
メンタルの問題で休職している人が多い会社は、特に真面目な人にとって向いていません。
精神的な体調不良が多いということは、仕事の割り振りが極端に偏っているためと考えられます。真面目な人は基本的に上司からの信頼も厚く、かつ仕事ができる人も多いのでたくさんの仕事を依頼されるケースも珍しくありません。
当然真面目な人ひとりに仕事が偏ればその人の抱える責任やプレッシャーも大きいものになりますので、メンタルを壊しやすくなってしまいます。
これらのことを踏まえると、メンタルで休職している人が多い会社というのは、真面目な人が多い会社とも考えられるのです。
メンタルで休職している人が多そうかどうかを判断するには、就職口コミサイトなどでの投稿を見てみるのがおすすめです。
真面目な人におすすめの仕事15選
ここからは、具体的に真面目な人にとっておすすめな仕事を15選にしてご紹介します。
仕事内容だけでなく平均年収についてもご紹介しますので、これから仕事選びをしたいと思っている人は情報収集の参考にしてみてください。
事務職
向いてるポイント | ・マニュアル完備の職場がほとんど ・未経験から始めやすい |
平均年収 | 336万円 |
事務職は会社の事務作業を担う仕事で、業務範囲に応じて経理や総務、労務などの職種に細分化されています。
事務作業は常に一律の対応が求められるものですので、必然的にマニュアルが完備されており、未経験者でも業務を覚えやすいのが特徴です。
また、業務特性上真面目でコツコツしていることが求められる人物像となるので、真面目な人に最も向いてる仕事と言えるでしょう。
人事
向いてるポイント | ・人の人生に関わるので真摯な対応が求められる ・採用担当であれば会社の顔となるので真面目さが不可欠 |
平均年収 | 506万円 |
人事は会社の「人」に関する業務を担う仕事で、採用活動はもちろん従業員の人事制度の改訂などを行います。
特に採用活動においては人事が会社の顔となります。そのため、真面目であることはもはや必須条件とも言えるでしょう。
もちろん採用だけでなく従業員に対する規定改定を行う際も、人生を大きく左右しうることから真面目な対応が求められます。
清掃職
向いてるポイント | ・決められたことを決められたタイミングで行う仕事 ・業務範囲がはっきりしている |
平均年収 | 317万円 |
清掃職は、その名の通りオフィスや商業施設などで清掃を行う仕事です。シフトや清掃タイミング、清掃箇所から清掃手順まで細かくマニュアル化されていますので、真面目な人こそ仕事に取り組みやすいのが特徴です。
業務範囲や時間も限られているため、毎日同じことの繰り返しでも飽きずにコツコツ向き合えるという人にはおすすめできる仕事です。
ただ、真面目さが評価されることはあってもキャリアアップはかなり見込みづらい仕事ですので、将来的に高年収を目指したいという人は注意が必要です。
警備職
向いてるポイント | ・決められた対応をするのが最重要 ・正義感の強さも発揮できる |
平均年収 | 317万円 |
警備職は、担当領域の安全を守るために監視や巡回を行う仕事です。不審なものや人を見つけた時にはまず行動する必要がありますので、真面目な人の取り柄の一つである正義感が発揮できるでしょう。
加えて、業務もシフト制のケースが多く残業が発生しにくいのも特徴です。業務時間中は真面目に集中し、帰宅後は自分の時間を楽しむなど、メリハリをつけて働きたい人におすすめできます。
ケアマネジャー
向いてるポイント | ・利用者に対して真面目に向き合うことが大切な仕事 ・公共性の高い仕事のため不真面目な人にはできない |
平均年収 | 329万円 |
ケアマネジャーとは、主に介護を必要とする人に対してケアプランを策定したり、介護保険サービスの事業者との間を取り持つ業務を行う仕事です。
介護という公共性の高い仕事であることに加え、心身的に助けを必要としている人を相手にする仕事ですので、真面目な人の性格がマッチするでしょう。
業務自体は計画の策定やルールに従って関係者との調整を行うことが主となり、大まかな対応方法は定められているので、真面目な人が安心して業務に向き合えるはずです。
塾講師
向いてるポイント | ・教師と同程度の真面目さが求められる ・塾ごとの指導方針に従って業務に向き合える |
平均年収 | 317万円 |
塾講師は、進学塾などの塾で生徒に対して勉強を教える仕事です。講師業となりますので、当然生徒の手本となるような真面目さが不可欠となります。
また、塾ごとに勉強を教える方針であったり、教える内容が細かく定められていることもあり、真面目な人が業務上迷ってしまうということは少ないでしょう。
コツコツ頑張っていれば生徒からの評判も上がり、塾長やエリアマネージャーなどキャリアを積んで年収を上げていくことも十分可能です。
ビルメンテナンス
向いてるポイント | ・業務のルーティンが定まっている ・あるべき姿を維持する仕事のため分かりやすい |
平均年収 | 410万円 |
ビルメンテナンスは、オフィスビルや大型商業施設の各種備品・機械に異常がないかメンテナンスする仕事です。
基本的に働き方はシフト制で、決められたタイミングでメンテナンス対象となる機器の調子をチェックしていくことが仕事になります。
機械や電気機器の専門的な知識が一定水準で求められますが、やることははっきりしているため、真面目さが取り柄という人が自分らしく働きやすい仕事だと言えます。
ただ、夜勤のシフトがある職場も少なからず存在します。夜勤によって自分の生活リズムが乱れてしまうことを避けたい場合は、求人票を必ずチェックするようにしてください。
ルート営業
向いてるポイント | ・決められた顧客に決められた周期で訪問する仕事 ・特に真面目さが顧客から望まれる営業職 |
平均年収 | 439万円 |
ルート営業は営業職の1種で、既存顧客を決められた周期で訪問し、ニーズを拾ってきて商品やサービスを申し込んでもらう仕事です。
通常の営業職に比べて業務範囲や対応事項が限定的になっているので、真面目な人でもストレスが少なく取り組めるでしょう。
慣れてきたら別のスタイルの営業職に転職してキャリアアップを目指すということも可能なため、コツコツ仕事を頑張りたいという人に特におすすめです。
工場スタッフ
向いてるポイント | ・やることが定まっていて分業体制が整っている ・真面目にやるだけで評価されやすい |
平均年収 | 365万円 |
工場スタッフは、機械や製品を製造する工場に勤め、生産ラインで製品の製造に直接関わっていく仕事です。業務時間中はマニュアルに従って作業を淡々と進めていけばいいので、真面目な人にぴったりの仕事と言えます。
また、業務としてはミスがないことが強く求められるため、真面目さを発揮し続けるだけで高い評価が得られると考えられます。
製造ラインも分業化されていますので、やることがコロコロ変わるといったストレスを感じることも少ないでしょう。
プログラマー
向いてるポイント | ・決められた要件書通りに作業をする ・勉強も必要だが真面目さでカバーできる |
平均年収 | 413万円 |
プログラマーは、プログラミングをすることでシステム開発を行っていく仕事です。基本的にシステム開発を行う際はシステムエンジニアが作成した要件書に従ってプログラミングをしていけばいいので、そこまで自分で考えて行動することは求められません。
また、プログラミング言語は日々進化しているため勉強が常に求められる仕事でもあります。真面目な人であれば勉強をすることがそこまで苦にはならないと思いますので、素養を存分に発揮できると言えます。
Webライター
向いてるポイント | ・納期を守る真面目さが重要 ・仕事柄正しい情報を常に収集する必要がある |
平均年収 | 448万円 |
Webライターは、Webメディアに掲載される記事の企画や執筆、取材などを担う仕事です。正しい情報を正しい文章で執筆するだけでなく、記事納品の納期を守ることが非常に大切になってきます。そのため、真面目さが特に求められる仕事とも言えます。
Webライターとしては正社員としてだけでなく、副業として取り組むといった人も増えてきていますので、興味がある人はまず副業から挑戦してみるのも一つの手です。
Webマーケター
向いてるポイント | ・地道にコツコツとPDCAを回すことが重要 ・実績が数値で明らかになるので評価体制の整っていやすい |
平均年収 | 511万円 |
Webマーケターは、Web上でサービスをどのように拡大していくかを考えるマーケティング職になります。
マーケティングと聞くと華々しいイメージを持つかもしれませんが、実務では計画から実行、結果の分析と次回のアクションを決めるといったPDCAサイクルを愚直に回す必要があるため、実は真面目さが重要な素養となってきます。
また、Web上の実績は全て数字で表すことができますので、自分の実績が評価されやすいというのも真面目な人におすすめできる特徴の一つでもあります。
Webサービスの展開は今後も伸びていくことが予想されるため、未経験から挑戦できる求人も増えています。平均年収も高めですので、求人を見つけたら積極的に応募数すると良いでしょう。
リーガル(法務)担当
向いてるポイント | ・真面目な人の正義感を存分に発揮できる ・真面目であることが前提となる仕事 |
平均年収 | 634万円 |
法務担当職は、企業で行うビジネスが法律に則っているかどうかを確認する仕事です。具体的には契約書のチェックや利用規約の改訂などが主な仕事となってきます。
業務では高い法律知識が求められますが、裏を返せば常に法律という絶対のものを意識して働けばいいので、真面目で正義感のある人にぴったりの仕事と言えるでしょう。
法務担当としてキャリアを積んだ後は、そのまま上の役職に上がったり別の会社の法務担当に転職するなどキャリアの幅も広いのが特徴です。
士業
向いてるポイント | ・公共性が高く決められた通りの流れに沿って仕事を進められる ・高い専門性が必要だが、コツコツ勉強することで乗り越えられる |
平均年収 | 780万円 |
士業は「〜士」と名のつく仕事の相性であり、具体的には弁護士・司法書士・税理士・行政書士など国家資格が必要な仕事を言います。
公共性が非常に高く、各仕事で一律のサービス水準が求められるため、真面目さが常に求められるといった特徴があります。
また、法律や条例の改訂などの情報を常にキャッチして実務に活かすことも求められるので、真面目に情報収集を続けられるといった素養が大切になります。
高い専門性が必要ですが、業務をマスターできれば独立開業してさらに高い収入を得ることも可能です。勉強することが苦でないのであれば、これから士業を目指してみるというのも選択肢の一つとなり得るでしょう。
公務員
向いてるポイント | ・マニュアル通りの対応が最も重要になる仕事 ・ミスをしないことが重要な職場環境 |
平均年収 | 630万円 |
公務員は、主に役所や地方自治体が運営する施設に勤める仕事です。役割は課ごとに明確に分けられていることもあり、やるべき仕事ははっきりしています。
また、業務内容も詳細にマニュアル化されているため、良くも悪くもマニュアル通りの対応しかしなくていいのも特徴的です。真面目な人の割合が非常に多く、自分と同じ性格の人と仕事ができるでしょう。
公務員になるためには公務員試験を受験して合格する必要がありますので、勉強をする必要があります。安定して真面目に働ける公務員になりたいのであれば、ある程度の勉強時間が必要ということは覚悟しておく必要があります。
真面目な人が仕事で成果を出すためのコツ
真面目な人は仕事で活躍しやすい傾向にありますが、真面目というだけでは仕事で成果を出すことは難しいでしょう。
ここでは、真面目な人が成果を出して評価されるのに意識しておきたいコツを3つご紹介します。
真面目に取り組むことが評価される職場を見つける
最も効率的に仕事で成果を出したいのであれば、真面目に取り組むことそのものが評価される職場を見つけるのがコツになります。
工場スタッフや事務職などの仕事は、決められた作業をミスなくこなすことで評価される典型例です。このような職場であれば、真面目に業務と向き合う以外に特に意識しなくても仕事で成果を出すことが可能です。
もし今の職場でどうしても評価されないというのであれば、真面目さが直接の武器になるような仕事・職場に転職することも視野に入れてみると良いでしょう。
一度間違えたことは二度と間違えないよう意識する
真面目な人であっても、仕事でミスをしてしまうことはあります。その際は、二度目は間違えないように強く意識しましょう。
自分だけのメモに注意点をメモしておいたり、セルフチェックの工程を挟んだりと工夫することで同じミスをすることが避けられます。
このような意識をすることで、やがてミスをしない人材として上司から評価されることも考えられ、管理職などの上のポジションに昇格することもあり得ます。
真面目であることをしっかりと武器に使うためにも、自分の行った仕事の結果がどうだったのかを自分で確認し、これからの業務に活かしていくようにしてください。
評価されるまでコツコツ継続する
真面目な人は、なにか一つの案件で華々しく評価されるというケースが少ない傾向にあります。そのため、評価されるまでコツコツと業務に向き合う継続力が非常に大切になってきます。
継続力はどんな人でも発揮できる能力というわけではありません。何かを続けることは、それだけで社会人として認められるべきスキルの一つとなります。
真面目さを取り柄としてキャリアを歩んでいくのであれば、まずは目の前の仕事をミスなくしっかり継続し切るということを念頭において働くようにしましょう。
真面目な人が就職活動を成功させるためのコツ
真面目な人が就職活動を成功させるためには、いくつか意識しておくべきコツがあります。
ここでは4つのコツをご紹介しますので、これから就職活動を始めようと思っているのであれば参考にしてみてください。
「真面目」という言葉をそのままアピールしない
真面目であることは働く上で、基本的にプラスになることは間違いありません。
しかし、面接の場で真面目さをアピールされると、人によっては「頑固で融通が効かない人」というネガティブなイメージに繋がる恐れがあります。そのため、就職活動においては真面目ということをそのままアピールするのは避けた方が良いでしょう。
具体的には、「どんな物事にも真剣に向き合える」などの言い換えをするのがおすすめです。
自己PRの言い換えについては様々な例がありますので、以下の記事も参考にしてみてください。
言葉遣いや挙動・姿勢を意識的に正す
真面目さを口でアピールしたとしても、挙動が伴っていなければ本当に真面目な人なのか怪しまれてしまいます。
心身ともに真面目であることを面接官に認識してもらうためには、言葉遣いや面接時の姿勢などを意識的に正すようにしてください。
具体的には以下のような観点を持って面接に臨むと良いでしょう。
- 敬語は正しく使う
- タメ口はどんな面接官であっても絶対に使わない
- 入退出時のマナーを守る
- 椅子に座っている時は常に背筋を伸ばす
- 相手の目を見て話す
このような点を意識することで、自分が本当に真面目な人であることをアピールできます。
王道の就職活動フローを真似る
真面目な人であれば、王道の就職活動フローに沿って活動した方が内定までの効率が高まると考えられます。
基本的な就職活動のフローは、
自己分析→企業研究→応募→応募書類・面接対策→面接
となりますので、この流れに沿ってまずはアクションを考えていくようにしてください。
もし就職活動がうまくいかない、どうしたらいいか分からないという人は、この後ご紹介する就職エージェントにサポートしてもらうのもおすすめです。
就職エージェントを活用する
真面目な人が就職活動を成功させたいと考えるのであれば、就職エージェントの活用が最も近道になります。
就職エージェントを利用することで、担当のエージェントが自己分析や企業研究の方法をレクチャーしてくれます。それだけでなく、自分の素養や希望に合った求人を紹介してくれますので、仕事やプライベートが忙しい人でも就職活動を前進させやすくなります。
また、職場の雰囲気や評価制度の大枠などネットに載っていない情報も教えてもらえますので、非常に有利に選考を進められるでしょう。
就職エージェントは無料で利用できますので、気になるサービスを見つけたらまずは登録がおすすめです。
真面目な人が就職活動をする時の注意点
最後に、真面目な人が就職活動を進める上で意識しておきたい注意点を3つ解説します。
多くの人が関わる仕事はなるべく避ける
仕事は組織で行うものですので、基本的にどんな仕事であっても誰かしらの関係者が存在します。ただ、多くの人が関わる仕事だと、真面目さが仇となるケースも考えられます。
具体的には、「真面目すぎて仕事がしづらい」「融通が効かず、チームワークに向いてない人」などのネガティブな評価を受けることもあるでしょう。
求人票の仕事内容をしっかり確認し、どれくらいの関係者と仕事を進めていくのかをイメージづけておいてください。
面接官が不真面目な職場は要注意
面接をしていると、たまに面接官に不真面目さを感じるケースがあるかもしれません。面接官から不真面目さが伝わってくる職場は非常に危険ですので、入社するかはしっかりと吟味してください。
面接官は、その瞬間において企業の顔となる存在です。その面接官が不真面目な印象を与えるということは、会社全体の規律が怪しいと考えられます。そのため、真面目な人が入社後ストレスを溜めることもあるでしょう。
具体的には、以下のような特徴が面接官から見られた場合、不真面目な職場環境かもしれないと疑ってみてください。
- 面接日時を間違える
- 面接時間に遅れてきて詫びない
- 家族構成や交際状況など、面接で聞いてはいけないことを平気で聞いてくる
- 自分のことを呼び捨てで質問してくる
- 面接後の結果連絡が全く来ない
- 求人票と面接官が話す内容に違いがある
これ以外にも、違和感を感じるポイントがあったら、その企業は注意しておくようにしましょう。
一社に一生勤めるという意識は持たなくて良い
真面目な人は入社したら絶対に長く勤め上げなければならないと思ってしまうかもしれませんが、もっとライトに働くことを考えても問題ありません。
一社に一生勤めるという意識を持ってしまうと、求人の選択肢が狭まってしまったり、選考を進めるスピードが遅くなってしまうことも考えられます。
今は転職が普通のことになってきていますので、まずは自分のスキルが伸ばせそうな仕事や職場に就職することだけを考えるのがおすすめです。
まとめ
真面目な性格は働く上でプラスとなり得ますが、真面目さが仇となるような仕事に就いてしまうと返ってストレスが溜まりやすくなってしまいます。
これから仕事選びをしていく段階であれば、この記事で紹介した15個の仕事からまずは選んでいくと良いでしょう。
また、真面目な人が就職活動をする時は、いくつか意識しておきたいコツや注意点があります。もしそれらのポイントを忘れてしまわないか不安な人は、就職エージェントにサポートしてもらうのがおすすめです。
若手の就職支援に強いジェイックのサービスには、以下のリンクから無料で申し込めます。気になる人はリンクをチェックしてみてください。