リーダーシップがある人に向いてる仕事とはどのような仕事でしょうか?
リーダーシップを発揮できる仕事に就きたいと思っている人も多いと思います。
この記事では、リーダーシップがある人に向いてる仕事を、業務内容や平均年収とともに10選にしてご紹介します。
他にも、リーダーシップの種類や、リーダーシップを武器にして就職活動を成功させるポイントなどについても解説しますので、これから就職活動を始める人は記事の内容を参考にしてみてください。
この記事の目次
リーダーシップがある人に向いてる仕事10選
まずは、リーダーシップがある人に向いてる仕事を10個ご紹介します。
自分の性格に向いてる仕事に就職できれば、長く働けるだけでなく、成果も出しやすくなる傾向にありますので、仕事選びの参考にしてみてください。
営業職
向いてるポイント | ・社内の関係者を巻き込んで提案することも多い ・リーダーシップを感じるような自信ある提案が重要 |
平均年収 | 439万円 |
営業職は、会社や個人の見込み客に対して商材・サービスを提案し、契約を取ってくる仕事です。
仕事では契約件数や契約金額などの業績が評価の全てとなりますので、それ以外のことはとやかく言われません。そのため、従業員1人ひとりの裁量権が極めて大きく、自分を律するようなリーダーシップを発揮できるでしょう。
加えて、業績をしっかり出せれば年齢に関係なく昇格できる会社も多いため、若くしてリーダーシップを発揮するような立場になることも可能です。仕事での成長を求めている人には、まず営業職が向いていると言えます。
コンサルタント
向いてるポイント | ・課題解決を主導するので、必然的にリーダーシップを発揮する ・プロジェクトメンバーと協力する機会も多い |
平均年収 | 585万円 |
コンサルタントは、クライアントの経営課題をヒアリングし、課題解決のための提案を行う仕事です。
案件一つにつき複数名で構成されるプロジェクトを作って仕事を進めるのが一般的で、業務を細かく分担することも多く発生します。
そのため、提案内容を検討するに当たって複数のプロジェクトメンバーを束ねる役割が必要になるケースもあります。プロジェクトリーダーになれば、リーダーシップを発揮する機会も多くなるでしょう。
業務は難しいものが多いですが、その反面高いやりがいと収入が稼げますので、自信がある人はコンサルタントに挑戦してみるのも良いでしょう。
広告代理店
向いてるポイント | ・制作やメディアなど、やり取りする関係者が多い ・判断や決断をする機会が多い |
平均年収 | 421万円 |
広告代理店は、ある商品やサービスを世に広めたいと考える広告主に対し、広告プランを考えて提案〜実施する仕事です。
特に広告代理店の営業(アカウントプランナー)は、クライアントである広告主だけでなく、広告制作会社やマスメディア、イベント運営会社など様々な会社と調整のためやり取りをすることになりますので、リーダーシップを持って案件を牽引していくスキルが重要になります。
キラキラした印象を持ちやすい仕事ですが、実際は調整業務や地道な課題特定を進めたりと、泥臭い部分も多く見える仕事でもあります。応募をするのであれば、業務内容をしっかり理解するよう努めてください。
商品企画職
向いてるポイント | ・企画を進める上で様々な部署を巻き込む必要がある ・時には商品のビジョンを押し出して企画を進めることもある |
平均年収 | 487万円 |
商品企画職は、メーカーに勤める企画職の一種です。新しい商品を開発したり、既存の商品のリニューアルを企画したりするのが仕事となります。
商品の開発に当たっては、社内のあらゆる部署とやり取りをしていくことになります。
パッケージデザインをデザイナーに依頼したり、工場との製造スケジュールを決めたりなど、企画者が率先してリーダーシップを発揮して行動する機会も多くあります。
特に新商品は商品コンセプトやビジョンなどを押し出して企画を進めることが大切になるケースもありますので、強いリーダーシップを発揮して関係者を巻き込んでいく力が求められます。
人事
向いてるポイント | ・採用活動は会社の顔となる ・人事制度改定などをリーダーシップを持って向き合う必要がある |
平均年収 | 506万円 |
人事は、会社の「人」に関する業務を担う企画職です。採用活動だけでなく、従業員の人事制度や評価形態を決めることもありますので、会社を代表する存在といっても過言ではありません。
特に人事制度を改定する際は、従業員の人生を左右するとも言えますので、堂々とリーダーシップを発揮する必要があります。
人事が自信なく業務をしていると、従業員にそのネガティブさが伝わってしまい、会社に対する不信感が強まることもあるでしょう。
従業員や求職者に常に見られているのが人事という仕事のため、リーダーシップを発揮して堂々と仕事に取り組むことが大切です。
スーパーバイザー
向いてるポイント | ・数十人を束ねることもよくある ・リーダーとしてクライアントや他部署とやり取りすることも多い |
平均年収 | 441万円 |
スーパーバイザーとは、監督者や管理者という意味を持つ言葉で、業種によって業務範囲が異なります。ここではコールセンターのスーパーバイザーを例にとって解説します。
スーパーバイザーはコールセンターで働く数十人を束ねる業務を担います。
スタッフの応対やクレームの処理の手伝い、マニュアルの作成から改定など、あらゆる手段を尽くして応対品質の向上を目指していきます。
スタッフの育成や管理に携わる機会も多いため、レベルの高いリーダーシップが求められます。スーパーバイザーとして実力をつけることができれば、違う会社でも管理職としてやっていけるかもしれません。
塾講師
向いてるポイント | ・堂々と教える姿勢が重要になる ・マネジメント層になりやすく、早期にリーダーシップを発揮できる |
平均年収 | 382万円 |
塾講師は、文字通り学習塾で生徒に勉強を教える講師業を担う仕事です。
人にものを教える時は、堂々とした挙動が非常に重要になります。もちろん勉強を教える時も堂々としていることが望ましいため、リーダーのような振る舞いが大切になってきます。
また、塾は店舗数が多くなりやすいため、ある程度経験を積んだら塾長になるスピードも早いのが特徴です。塾長になれば塾のマネジメントをすることになるため、必然的にリーダーシップを発揮することが求められます。
勉強を教えることが得意で、なるべく早くリーダーシップを発揮できるようなポジションに就きたい人には、塾講師が向いているでしょう。
システムエンジニア
向いてるポイント | ・システムの要件決定や品質担保をリードする ・チームメンバーとクライアントを繋ぐ仕事 |
平均年収 | 413万円 |
システムエンジニアは、システム開発を行う際にシステムの要件を決めたり、リリースまでのスケジュールを管理する仕事です。実際にプログラミングを行うプログラマーの業務進捗管理も行うので、リーダーシップを発揮する機会は多くなっています。
プロジェクトによっては異なりますが、一般的にシステムエンジニアは開発チームをリードし、クライアントとやり取りをしていくことになります。必然的に関係者が多くなりますので、実はリーダーシップを持っていないと業務を進めるのが難しい仕事の一つです。
特にプロジェクトマネージャー・リーダーは市場価値が非常に高く、人によっては1,000万円以上の年収を稼いでいるケースもあります。
施工管理
向いてるポイント | ・関係者間の調整を行う ・工事が円滑に進むようにリーダーシップを発揮する必要がある |
平均年収 | 451万円 |
施工管理は、工事が納期通りに完了するように監督する仕事です。スケジュール調整や工務店、職人の調整など、あらゆる面で調整をする機会が多いため、リーダーシップを常に発揮することが求められます。
なお、自分が手を動かして建築工事を行うことはありませんので、その意味でハードな肉体労働はありません。ただし、施工管理は会社によって残業時間が多いこともありますので、応募する際は働き方を十分にチェックしておいてください。
Webプロデューサー
向いてるポイント | ・自分の方針決定でコンテンツの中身が決まる ・リーダーシップを発揮する関係者が多い |
平均年収 | 430万円 |
Webプロデューサーは、Webコンテンツを作る際にプロジェクトをしきる仕事です。プロデューサーの判断がコンテンツの質を大きく左右するため、非常に高いレベルのリーダーシップが必要になります。
関係者も多く、リーダーシップだけでなくコミュニケーション能力や、行動力なども高いレベルのものが求められます。
基本的に未経験から挑戦できる求人は少ないですが、Webコンテンツを作り上げたいのであれば目指したいポジションです。
リーダーシップがある人に向いてない仕事4選
腰を据えて働ける職場を見つけるためにも、リーダーシップがある人に向いてない仕事にどんなものがあるのか理解しておきましょう。
事務職
事務職は会社の事務作業を全て担う仕事です。業務自体はマニュアル通りに進めることが基本であるため、リーダーシップを発揮する機会が極めて少ない傾向にあります。
また、事務作業は常に一定の品質であることが求められるため、簡単に業務内容や手順を変えることは難しいです。変革意識の強いリーダーシップが発揮できず、仕事に対して不満を感じやすくなることも考えられます。
宿泊施設スタッフ
ホテルや旅館などの運営・受付などを担う仕事が、宿泊施設スタッフです。業務は定型化されており、どんな人でも同じように働くことができるため、リーダーシップを発揮する機会はあまりありません。
また、宿泊施設のオーナーが絶対権を持っているケースが多く、トップダウンで運営方針が決めることからもリーダーシップがある人と相性の悪い仕事と言えるでしょう。
ドライバー
ドライバーは、タクシーやトラックなどを運転し、人やモノを指定された場所に運ぶ仕事です。業務時間の大半は自分一人で車を運転するため、リーダーシップを発揮するタイミングがそもそもありません。
会社には点呼や車両点検などの目的でしか足を運びませんので、複数人で何かを進めるといった経験はほぼ積めないと思った方が良いでしょう。
公務員
公務員とは、国や地方自治体などに勤め、公共サービスの提供を担う仕事を言います。
役所ごとに決められた範囲での業務しか行えませんので、基本的にマニュアル仕事が多い傾向にあります。従って、リーダーシップを発揮することも少ないでしょう。
加えて、公務員は年功序列制となっているため、上司が常にリーダーシップを取ります。部下であるうちはリーダーシップを発揮して新しいことに挑戦するのが認められないこともありますので、ストレスが溜まる職場環境だと感じるかもしれません。
仕事で発揮できるリーダーシップの種類
「リーダーシップ」と一言で言っても、実はリーダーシップにはいくつかの種類があります。
MBTI診断などでリーダーシップのタイプを診断することもできますが、ここではアメリカの心理学者ダニエル・ゴールマンが提唱した6つのリーダーシップの種類について見ていきましょう。
自分がどのリーダーシップを発揮できるか知っておくことで、仕事での活かし方も変わってきます。
ビジョン型リーダーシップ
ビジョン型リーダーシップは、ビジョンを掲げてメンバーを巻き込むことで大きな目標を達成するタイプのリーダーシップです。
リーダー自らがブレない信念のような軸を持っておくことで、その信念に共感する仲間を集め、プロジェクト化し、目標に向かって突き進んでいくことになります。
仕事の進め方は基本的にメンバーの自主性を尊重することになりますので、リーダーが細かな指示をすることはありません。
ベースセッター型リーダーシップ
ベースセッター型リーダーシップは、リーダー自らが優れた実務能力を発揮し、メンバーを引っ張っていくようなリーダーシップです。いわゆる「背中で見せる」ようなリーダーシップと言えるでしょう。
リーダーのスキルや経験に全て依存しますので、得意なジャンルの課題解決であればリーダーシップを存分に発揮できますが、リーダーも経験したことのない課題に直面した際はチームメンバー全員が困ってしまうといった注意点もあります。
加えて、この場合はリーダーに実務の負担が重くのしかかってくるため、働く時間やストレスが増えたりするといったデメリットも考えられます。
強制型リーダーシップ
強制型リーダーシップは、トップダウンでリーダーからメンバーに指示や命令を出すことで業務を遂行させるリーダーシップです。
昔はこのタイプのリーダーが主でしたが、メンバーの精神的ストレスや組織課題が根本的に解決しないなどの問題が見られるため、現在は推奨されないリーダーシップとして捉えられることもあります。
また、強制型リーダーシップはいきすぎるとパワハラと認定されてしまうこともあるため、仕事を進めていく上ではコミュニケーション内容を慎重に検討する必要があります。
コーチ型リーダーシップ
コーチ型リーダーシップは、メンバー1人ひとりにコーチングを行い、関係性を重視しながら物事を進めていくリーダーシップです。
チームメンバーの個性や性格、スキルや考え方を尊重してチームメイキングをしていくため、リーダーはそれなりの負担がかかるものの、メンバーが自主性を持って行動しやすくなるため、チームの総合力は高まる傾向にあります。
これからの時代に求められるリーダーシップ像として唱えられていることもありますので、このようなリーダーシップを持っている人は多くの仕事で活躍できるでしょう。
関係重視型リーダーシップ
関係重視型リーダーシップは、その名の通りチームメンバーやメンバー同士の関係性に特に重きを置くリーダーシップです。
上手く関係性を構築できればチームの結束力が高まるため、多くの物事を円滑に進められるようになるでしょう。
また、特に人数の多いチームを主導しなければならない場合は、人間関係の悪化をきっかけに仕事が進まなくなることもありますので、関係重視型のリーダーシップが求められる機会も増えます。
民主型リーダーシップ
民主型リーダーシップは、メンバー全員から意見や提案を集め、一つ一つの課題にチーム全員で合意を取りながら物事を進めるリーダーシップです。
メンバー全員に納得感のあるリーダーシップが発揮できるものの、課題解決に対するスピード感がどうしても遅くなってしまいますので、向き合う課題によっては上手くリーダーシップを発揮できない可能性があります。
また、意見や提案はある程度の自主性を持っていないと出せないものですので、メンバーが成熟している必要もあります。他人に依存しやすいリーダーシップのため、属する組織によってはストレスが溜まることもあるでしょう。
リーダーシップがある人に向いてる仕事の特徴
リーダーシップがある人に向いてる仕事には、いくつか特徴があります。
自分の性格にマッチした仕事に就職できれば、ストレス少なく成果を出せる可能性が高まりますので、仕事選びの参考にしてみてください。
複数人の関係者と進める仕事
リーダーシップがある人には、やはり複数人の関係者を巻き込んで進める仕事が最も向いています。
日本にはリーダーシップがあることを自覚して、チームを率いるといったアクションが取れる人が少ない傾向にあります。そのため、リーダーシップがあるというだけで貴重な人材と考える企業も少なくありません。
会社という大きな組織の中で仕事をする場合は、複数人のメンバーを束ねて業務と向き合う役割の人が必ず必要です。また、時には自分のチーム以外の別部署の関係者と仕事を進めていかないといけない時もあるでしょう。そうした時にリーダーシップが存分に発揮できます。
たくさんの意見を束ね、一つの解を出していく仕事はリーダーシップのある人に向いてる仕事です。それだけでなく、市場価値が高いので転職を有利に進められたり、生涯年収を大幅に増やすこともできるかもしれません。
裁量権の大きい仕事
リーダーシップがある人は、自分で判断して決断できる業務範囲が増えれば増えるほど、仕事にやりがいを感じやすくなっていきます。
できるだけ自分の関係する範囲を増やしたい人に向いてるのは、裁量権の大きい仕事です。
裁量権とは、自らの考えや思考に基づいて行動し、判断する権利のことを言います。
裁量権がない仕事というのは、上司からやることと手順を全て命令された上で行う仕事のことを言います。
反対に、裁量権が大きい仕事というのは、上司から漠然とした課題を渡され、その課題解決のためには何をしてもいいといった業務の進め方になります。
分かりやすい例で言えば、営業職が挙げられます。
月の目標(ノルマ)があらかじめ言い渡されますので、その目標を達成することだけが要求されていますので、それまでの過程は自分で考え行動していく必要があります。
このことから考えれば、裁量権が大きい仕事というのは、自分自身を律して行動していくようなリーダーシップが発揮できると言えます。
幹部への昇格が狙える仕事
仕事において最もリーダーシップを発揮できるのは、管理職や役員幹部といった役職者です。そのため、リーダーシップがある人は幹部への昇格が狙える仕事が向いていると言えます。
具体的にどの求人であれば幹部が狙えるかを見極めるのは難しいですが、以下の特徴があれば幹部昇格を前提に働ける可能性があります。
- 「幹部候補」と求人票に明記されている
- 正社員雇用の求人である
- 実績を出せれば昇格できる
- 今の経営陣が家族や親族で構成されていない
幹部は高いリーダーシップを発揮し続けて働く役割ですので、自分の性格にも合ったポジションと言えるでしょう。責任も大きくなりますが、キャリアアップを目指したい人であれば経験したい仕事の一つです。
リーダーシップがある人に向いてない仕事の特徴
リーダーシップがある人は、自分で物事を判断して行動したいと考える傾向にあります。
そうした性格を踏まえ、リーダーシップがある人に向かない仕事の特徴を3つご紹介します。
トップダウンで進める仕事
上司から部下である自分に、ただ命令だけされて働くようなトップダウンで業務を進める仕事はリーダーシップがある人に向きません。
トップダウンだと自分で工夫したり考えたりする余地がなくなってしまいますので、せっかくのリーダーシップを活かす機会がなくなってしまいます。
もちろんトップダウンで物事を進めるようなリーダーシップの種類も存在しますが、これからのリーダーシップ像としては歓迎されていません。命令をこなすだけの仕事を続けていれば、自分のやっている仕事の意味が見出せなくなってしまい、結果的に退職したいと思うようになるかもしれません。
リーダーシップという強みを発揮するためにも、自分を信じてある程度仕事を任せてくれるような仕事や職場に就職するのがおすすめです。
作業範囲が狭く限られている仕事
リーダーシップがある人は開拓力がある人でもあります。自分で物事を考えて動いていくことができるため、業務に不足しているものがあればその不足を補うようなアクションを取ることもあるでしょう。
作業範囲が狭く、できることが限定されている仕事だと、そのような工夫やアクションを取ることができません。今の業務に疑問や不満を持っていたとしても改善することを止められてしまいますので、心にモヤモヤを残したまま働き続けることになります。
やはりリーダーシップを持っている人は、業務の変革など会社に影響力のある仕事が似合います。入社後どれくらいの作業範囲の仕事を担うかについては、求人票の「業務内容」の欄を細かく見ておくことが大切です。
思考や工夫が認められない仕事
業務内容がただ決められた作業だけを進めるような、思考や工夫が認められない仕事もリーダーシップがある人には向いていません。
リーダーシップがある人は、自分の考えるリーダーシップを発揮できない環境に身を置き続けていると、強いストレスを感じる傾向にあります。
加えて、改善案を上司に提案して見向きもされないということが続けば、会社に対して信頼感を失ってしまい、仕事に対するモチベーションも大きく下がることでしょう。
このことを言い換えれば、リーダーシップがある人には「誰にでもできる仕事は向いていない」と言うこともできます。マニュアル通りに進める仕事や、定型業務が多いような仕事には、リーダーシップを発揮したい人が就くべきでないと考えられます。
リーダーシップを就職活動でアピールするコツ
リーダーシップは多くの企業で歓迎される素質ですが、就職活動でアピールする場合はコツがあります。
特に以下の2つのコツは意識しておくようにしましょう。
具体的なエピソードと成果を伝える
ただ「リーダーシップがあります」と伝えただけでは、面接官が魅力的な人材だと思うことはないでしょう。
どのような状況で、どんなリーダーシップを発揮したのか、具体的なエピソードと成果とともに伝えることが重要です。
特に成果については、状況を知らない第三者が聞いても分かるように伝えましょう。
例えば目標金額を120%達成したのであれば、他の社員の達成率平均がどれくらいだったのかを合わせて伝えることで、120%の達成率がどれだけすごいものなのかをイメージしやすくなります。
どのようなキャリアを歩みたいか伝える
リーダーシップがある人材には、いずれは役職者になってほしいと企業は考えます。そのため、自分が入社した後はどのようなキャリアを歩んでいきたいのか伝えることが大切になります。
特にリーダーシップをアピールポイントにするのであれば、将来管理職や幹部になりたいという思いを言葉にして伝えることが重要です。
具体的に何年後に役職につきたいのかもセットでアピールするように意識しましょう。
リーダーシップのある人が就活を成功させるポイント
最後に、リーダーシップのある人が就職活動を成功させるポイントを解説します。
自己分析で自分の強みを言語化する
リーダーシップには6つの種類があると解説しましたので、まずは自分がどんなリーダーシップを持っているのか知るためにも、自己分析を行いましょう。
自己分析とは、今までの経験を棚卸しして長所や短所を言語化し、自分自身をより深く知るために行う分析を言います。
自己分析を行っておけば、自分のリーダーシップを存分に発揮できる仕事に目星をつけられるだけでなく、面接での自己アピールも具体的なものにできます。
まずは自己分析を進めたいという人は、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
企業研究でリーダーシップが活かせるか調査する
職場や会社によっては、同じ仕事であっても働き方が変わってきます。リーダーシップを発揮して働けるかどうかも変わりますので、自分の性格に合った会社かどうかを知るために「企業研究」を行いましょう。
企業研究とは、求人票や企業ホームページ、SNSから口コミサイトまであらゆる手段で情報収集を行い、働くイメージを具体的にする調査のことを言います。
企業研究がしっかりできていないと、入社した後に早期離職に繋がる可能性が高まってしまいますので、特に志望度が高い会社については必ず行うようにしてください。
企業研究の方法については、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
就職エージェントをフル活用する
自分の性格に合った会社に入社するためには、就職エージェントの活用が最もおすすめです。
就職エージェントを活用することで、自己分析や企業研究をサポートしてもらえるだけでなく、希望に合った求人を紹介してもらうこともできます。就職活動に関わる全てをサポートしてもらえるので、現職で忙しい人でも効率的にタスクを進めることが可能です。
就職エージェントの利用は無料ですので、気になるサービスを見つけたらまずは利用申し込みをするのがおすすめです。
まとめ
リーダーシップがある人は、のびのびと自分の判断を持って進められる仕事に向いています。この記事で紹介した仕事であれば、リーダーシップを発揮して自分らしく仕事に向き合えるはずですので、ぜひ求人を探してみてください。
また、自分がどのようなリーダーシップを持っているかを認識しておくことも重要ですので、自己分析は必ず行っておきましょう。自己分析のやり方をプロから教えてもらいたい人は、以下のリンクをチェックしてみてください。