のんびり屋な人には自分に向いてる仕事はどんなものがあるのか気になっていることも多いのではないでしょうか?
この記事では、のんびりした性格の人こそ活躍できる仕事を12個ご紹介します。
それだけでなく、穏やかな人が多い業界や、就職活動のコツについても解説しますので、これから仕事探しを始めていきたい人は参考にしてみてください。
この記事の目次
のんびり屋に向いてる仕事の特徴
のんびり屋は、自分のペースで物事を進めていく性格になりますので、特に自分らしく働けるかどうかが仕事探しの上でポイントになります。
まずは、のんびり屋に向いてる仕事の特徴を3つご紹介します。このいずれかの特徴に当てはまる仕事であれば、ストレスをあまり感じずに働くことができるでしょう。
特徴1. 地道な努力が評価される仕事
のんびりした性格だと、仕事のスピードは他の人に比べて遅くなりがちです。そのため、成果が出るタイミングも遅くなりやすく、実績重視の仕事だと特に上司からプレッシャーを強く受けることになるでしょう。
ただ、地道な努力が非常に重要で、かつ評価されるような仕事であればのんびりした性格がプラスにはたらくことがあります。
例えば結婚式のプランニングを行うブライダルコーディネーターであれば、結婚式を成功させることが実績となるわけですが、それまでに複数回カップルと打ち合わせをすることになります。
その一回一回の打ち合わせで、焦るカップルをいかにして落ち着かせながらプランニングを進められるかが非常に重要になってくるため、結果だけでなく経過も重要な仕事ということが分かります。
いい意味で他人と比べないといったのんびり屋な性格は、経過も重視される仕事で力を発揮できるでしょう。
特徴2. 落ち着きや安心感を与える必要がある仕事
のんびりとした性格は、人に安心感を与えることができます。せわしなくタスクを潰し込んでいかなければならない状況であれば、のんびりした人は目くじらを立てられやすいですが、安心感を与えることそのものが重要な仕事はいくつかあります。
特に、介護士や、高価な商品を取り扱う店員などは、穏やかで安心感のある挙動が顧客に対して非常に有効となります。
むしろ、そういった安心感を与える必要がある仕事において、せっかちな人は顧客から嫌な目をされることもあるでしょう。
のんびりという性格そのものがプラスにはたらく仕事を見つけて就職できれば、他の人よりも有利に仕事が進められるかもしれません。
特徴3. テレワークで働けるような仕事
のんびりとした性格や言動が相手から嫌われてしまう原因のひとつには、コミュニケーションにおけるミスが頻繁に起こっているケースも考えられます。
このことから考えると、テレワークで働けるような仕事はコミュニケーションの機会が最低限で済むと言えますので、のんびり屋に向いてる仕事と考えることができます。
加えて、テレワークは出社時に比べて通勤時間がなかったり、常識の範囲内で自由に働けるといったメリットもあるため、より一層のんびり屋に向いてる仕事と言えるでしょう。
のんびり屋に向いてる仕事11選
ここからは、具体的にのんびり屋に向いてる仕事を12選にしてご紹介します。
ここで紹介する仕事であれば、自分の性格に合わせてゆったりと働けるはずですので、ストレスも少なく仕事に向き合えるでしょう。
ビルメンテナンス[のんびり屋に向いてる仕事1/11]
ビルメンテナンスは、商業施設やオフィスビルなど大型ビルに設置されている各種機器をメンテナンスする仕事です。
業務は定期的なメンテナンスが主で、有事の際はトラブルシューティングをする必要がありますが基本的に待機の時間が多いのが特徴です。
そのため、体感時間の過ぎ方がゆっくりしており、のんびりした人であればストレスを感じずにじっと待機し続けられるでしょう。
また、性格よりも機械・電気系の知識やスキルが求められるため、同僚とも大きなトラブルに発展しにくいのもポイントです。
向いてるポイント | ・待機の時間も多いため、のんびりした性格だとストレスが溜まりにくい ・性格よりも知識やスキルの方が求められる |
平均年収 | 410万円 |
警備職[のんびり屋に向いてる仕事2/11]
警備職は、あらかじめ決められた持ち場の警備を担い、安全を守る仕事です。警備の方法としては巡回と定点警備の2種類がありますが、いずれにしろ毎日同じようなことを繰り返すため、のんびりした人のストレス耐性が活かせます。
また、警備をし続けることそのものに仕事の価値があるため、納期に追われて実績を出さなくてはならないといったこともありません。
平均年収はやや低めでキャリアパスも狭いといった注意点はあるものの、とにかくのんびりして働きたいという人には向いてる仕事です。
向いてるポイント | ・警備し続けることそのものに価値がある ・長い時間の経過にストレスを感じにくい |
平均年収 | 317万円 |
美容部員[のんびり屋に向いてる仕事3/11]
美容部員は、主に百貨店の化粧品コーナーにて来店客に化粧品のデモンストレーションや接客を行う仕事です。
取り扱う化粧品は高価なものも多く、来店客も衝動的に購入することはありません。
しかし、のんびりした人であれば来店客に落ち着きや安心感、信頼感を与えることができるため、購入に繋がりやすいと考えられます。
また、性格よりも商品ひとつひとつに対する知識の方が求められる仕事ですので、のんびりした人でも活躍しやすい仕事と言えるでしょう。
向いてるポイント | ・安心感や落ち着きを与えることで購買意欲の醸成に繋がる ・性格よりも商品知識の方が求められる |
平均年収 | 325万円 |
ブライダルコーディネーター[のんびり屋に向いてる仕事4/11]
ブライダルコーディネーターは、挙式を控えたカップルを相手に打ち合わせを重ね、結婚式当日を成功させる仕事です。
結婚式の準備のためにやることはある程度決まっていますし、挙式の日程も余裕を持った日付で設定することがほとんどですので、納期に追われることも少なめです。
のんびりした性格であれば、挙式を控えて焦っているカップルを落ち着かせることにも繋がるため、結果的に挙式準備を円滑に進められるでしょう。
ただ、忙しい式場だと自分一人で並行して多くのカップルの挙式準備を進めなくてはならないため、多忙になる可能性も十分考えられます。
ブライダルコーディネーターの求人に応募する際は、平均残業時間や受け持つカップル数がどれくらいになるのかを必ずチェックしておきましょう。
向いてるポイント | ・やること自体はある程度決まっているので焦る必要がない ・のんびりした性格はカップルに安心感を与える |
平均年収 | 310万円 |
Webデザイナー[のんびり屋に向いてる仕事5/11]
Webデザイナーは、Webに掲載されるサイトやバナーのデザインを考え、形にする仕事です。
デザイナーという単語が入っていますが、美大を卒業している必要はなく、未経験からでも挑戦できるのが特徴です。
Webデザインはあらかじめ決められている要件にどれだけ適したデザインを作れるかがポイントになりますので、経験を積んでいければ作業を手早く終わらせることが可能です。
作業スピードが早まればその分手が楽になるため、結果的にのんびり働けるようになります。
加えて、スキルや実績があればフリーランスとして時間に縛られない働き方ができるのもポイントです。
向いてるポイント | ・自分のスキル次第で業務量を減らしてのんびりできる ・独立すればフリーランスとしてのんびり働ける |
平均年収 | 361万円 |
配信者/ストリーマー[のんびり屋に向いてる仕事6/11]
配信者はストリーマーとも呼ばれ、動画投稿サイトで生配信を行うことで広告収入や投げ銭をもらう仕事です。
人気を獲得する上では自分自身のキャラやトークが最も重要になりますので、のんびりした性格を逆に武器にして人気を得ることも可能です。
それだけでなく、自分がやりたいタイミングで好きなように配信作業ができるため、誰かに何かを縛られることもなくストレスフリーに仕事ができるでしょう。
ただし、収入が不安定かつ収入そのものが得られないケースもある点には注意が必要です。
いきなり配信者としてお金を稼ぐことはほぼ不可能ですので、まずは趣味程度に何回か配信をしてみるのがおすすめです。
向いてるポイント | ・のんびりキャラとしてファンが増えやすい ・自分のペースで配信できる |
平均年収 | ピンキリ |
総務職[のんびり屋に向いてる仕事7/11]
総務職は、会社の他のどの部署にも属さない庶務的な業務を担う仕事です。書類整理や備品管理などを中心に仕事をし、場合によっては他の部署から受けた依頼をこなすこともあります。
日常業務では基本的に定型的な業務を行いますので、納期に追われることはほとんどないでしょう。
それだけでなく、部署全体ものんびりとしている会社が多く、働きやすさを感じられる可能性が高いのが特徴です。
ただ、総務の範囲は会社によって様々なため、中には人事部の役割を内包している総務部も存在します。人事の仕事はのんびりしている人にはあまり向かないため、どんな業務範囲なのかは必ずチェックしておきましょう。
向いてるポイント | ・納期に追われることはほぼない ・のんびりした性格が周囲の社員にいい影響を与えることも |
平均年収 | 480万円 |
ルート営業[のんびり屋に向いてる仕事8/11]
ルート営業は営業職のひとつで、同じ既存顧客に対して一定期間のスパンで商談し、契約を取ってくる仕事です。
一般的な営業職とは異なり、営業をかけるタイミングがあらかじめ決まっていますので、比較的のんびりと仕事ができるという点でおすすめできます。
また、営業職は顧客とのコミュニケーションが最重要となりますので、のんびりしたキャラクターが刺されば自分だけの強みとして営業実績にも反映させることができるでしょう。
ルート営業は営業職の中でも人気な仕事なため、もし応募する際は営業として活かせる経験やスキル、長所をしっかりアピールすることが大切になります。あらかじめ認識しておきましょう。
向いてるポイント | ・動くタイミングが決まっているのでのんびりしやすい ・のんびりとした性格がキャラとしてウケる時もある |
平均年収 | 439万円 |
心理カウンセラー[のんびり屋に向いてる仕事9/11]
心理カウンセラーは、心に違和感がある相談者との対話を通じ、悩みや問題を心理的アプローチから解決していく仕事です。
いわゆるカウンセリングを実施するのが業務であるため、コミュニケーションが最重要な仕事となっています。
特にカウンセリングにくる人は重い悩みを抱えています。そのため、のんびりしている人の口ぶりは安心感を与えられるという意味で非常に有効になるでしょう。
カウンセリングに来た人は、時には悩みをずっと一方的に伝えてくることもあります。そんな時でも、のんびりした人であればじっくりと話を聞くことにストレスを感じにくいため、職業適性もあると言えます。
向いてるポイント | ・対話することそのものが非常に大切 ・のんびりとした性格がカウンセリングで活きる |
平均年収 | 379万円 |
公務員[のんびり屋に向いてる仕事10/11]
公務員は、役所などに勤めて公共サービスを提供する仕事です。様々な課に業務が細分化されていますが、基本的に横の連携は行われませんので、のんびりしている人であっても自分の仕事に集中できるでしょう。
民間企業とは異なりノルマというものが存在しないため、数字に追われるプレッシャーが少ないのも特徴的です。
対応物の納期は設定されていますが、基本的には余裕を持ってスケジューリングされますので、そこまで激務になることもありません。
公務員になるためには、基本的に公務員試験に合格する必要があります。学科試験もありますが、のんびりな人は地道に勉強できる人が多いため、その点においても性格的にマッチしている仕事と言えます。
向いてるポイント | ・民間企業のようなノルマがない ・地道な勉強が必要という点でのんびりな性格とマッチ |
平均年収 | 630万円 |
士業[のんびり屋に向いてる仕事11/11]
士業は高度な専門資格を要する仕事の総称です。具体的には弁護士、行政書士、税理士、司法書士など、名前に「士」がついている仕事は全て士業という括りになります。
いずれも難易度の高い国家試験に合格しないと就くことのできない仕事ではありますが、その分仕事の量が安定的にありますので、のんびりしている人でも働く先に困ることはまずないと言えるでしょう。
加えて、一度資格を取得してある程度実績を積むことができれば、独立開業することも可能です。独立して自分の事務所を持てば、文字通り自分の好きなように働くことができるようになるため、生涯のんびりと過ごすこともできるかもしれません。
向いてるポイント | ・独立して自由に働くことができる ・一定の需要があるのでのんびりしていても仕事がある |
平均年収 | 780万円 |
のんびり屋に向かない仕事や職場の特徴
のんびりした性格は、プライベートであれば特に短所にはならないものの、社会人として働く上で考えるとデメリットとして捉えられるケースが少なくありません。
特に、次のような特徴を持つ仕事や職場の場合、のんびりした性格がマイナス方向にはたらく可能性が高くなりますので、仕事選びの際は注意するようにしてください。
自分の動きがとろいことに悩んでいるという人は、以下の記事も参考にしてみてください。
常に納期に追われているような仕事
仕事のスピード感や向き合わなければならないスケジュールは、仕事によって様々です。
特に、常に納期に追われて働かなくてはならないような仕事の場合、のんびりした性格はほぼ確実にマイナスにはたらきます。
自分の対応が遅くなるために他人に迷惑をかけてしまうだけでなく、自分にとっても常に納期というストレスがついて回るため、仕事をすること自体嫌になってしまうでしょう。
納期に追われやすいかどうかは、仕事だけでもある程度判断することはできますが、同じ仕事であっても会社が違えば働き方は変わります。
また、人手不足が深刻な会社の場合、一人が受け持つ仕事の量が増えるため納期に追われやすくなりますので、企業研究をしっかりしておく必要があります。
関係者が多く分業体制がしっかり整っている職場
従業員が多くなればなるほど、部署やグループが細分化されていき様々な役割の人が働くようになります。
関係者が多く、分業体制がしっかり整っている職場は大抵の人にとって良い影響をもたらしますが、のんびりした人にとっては向いてない職場環境と言えるでしょう。
関係者が増えるということは、その分自分の仕事の影響を受ける人が増えるということになります。もし自分の仕事のスピードが遅くなれば、その分を他の部署の人がカバーしなくてはならなくなるため、多大な迷惑をかけることに繋がるでしょう。
向き合う仕事の規模が大きければ大きい会社ほど、分業体制が整っている傾向にあります。求人を探す際は募集企業の従業員数についてしっかり認識しておくことが大切です。
残業に関する規制が緩い職場
昨今は残業に対して厳しい目を向ける企業が増えてはきているものの、サービス残業が常態化している会社は後を断ちません。事実、3カ月の平均残業時間が月100時間程度にも関わらず、定時退社扱いとされているといった問題はしばしばニュースで取り上げられています。
このように残業に関する規制が緩い職場だと、のんびり屋の人は高い確率で長時間労働を強いられることになります。
のんびり屋の人は仕事がどうしても遅くなるので、目の前の業務を抱えがちになります。ですが上司は仕事が終わるまで帰らないように指示してくるため、結果的にサービス残業をしなければならなくなるのです。
実際どれくらい残業をしているのかについては、口コミサイトなどをよく見ておくことが重要になります。
のんびり屋は避けるべき仕事3選
のんびりした性格は、仕事によってはデメリットにはたらくこともあります。
のんびり屋が活躍しにくい仕事に就いてしまうと強いストレスを感じながら働かなくてはなりませんので、次のような仕事は特に避けておくのがおすすめです。
1. 大型店舗の販売職
美容部員を始め、来店客に対してゆっくりと安心感を与える必要があるような販売職であれば、のんびりとした性格はプラスにはたらきます。
しかし、特に来店客の出入りが激しいような大型店舗の販売職はのんびり屋には向きません。
来店客の回転率が高ければ高いほど、客一人に使う時間は短くなるのが普通です。むしろ客側もすぐに買って退店したいと思っていますので、のんびりした店員には苛立ちを覚えてしまいます。
また、働く側としても次々と接客対応をしなくてはならないので、心を落ち着かせる余裕もなくなります。余裕がなくなればミスも増えてきてしまうため、客だけでなく他のスタッフに対しても迷惑をかけることになるでしょう。
販売職の中でものんびりな人に向いてるか向いてないかは、客単価である程度判別することができます。一人あたりの客が支払う会計額が少ないような店舗であれば、接客する人数が増える可能性が高まりますので、求人応募時にはどのような店舗でどんな客が来るのかを確認しておくと良いでしょう。
2. コンサルタント
コンサルタントは、事業や経営課題を感じている企業に対して解決策を提案する仕事です。平均年収が非常に高い傾向にありますが、求められるスキルの幅や精度も高いものが要求されるのが特徴です。
コンサルタントはやるべき業務が多いことから激務であることが多く、残業時間が長い職場も珍しくありません。
また、ひとつの案件に対して複数人でプロジェクトを作って仕事を進めていくため、のんびりな人がいるとプロジェクト全体が遅延するといったことも十分に考えられます。
クライアントへの解決策の提案も納期がしっかり決まっており、自分に振られる業務も納期は絶対に守る必要があるため、業務と納期に追われる毎日になる可能性もあります。
3. 施工管理
施工管理は、建築現場が納期までに安全に建築完了するまでの全てを監督する仕事です。大工などとは異なり、自分が建築作業をすることはありませんので間違えないようにしてください。
施工管理は激務で、休日出勤もあり得る仕事です。加えて建築は多くの人の契約のもと成り立っていることもあり、納期を遅らせることは基本的にできません。従って、納期を守るプレッシャーが肩に重くのしかかってきて、強いストレスを感じることもあるでしょう。
加えて、建築現場には多くの関係者がいます。その建築のために集められた職人や資材業者などが一同に介し、施工管理の指示のもと作業を進めていきます。
もし施工管理がのんびりしている人だと、関係者全員から強い言葉でダメ出しをもらうこともあり得ます。スピーディにテキパキ仕事をこなせる人でないと厳しいでしょう。
ただ、施工管理は未経験からでも高い収入が期待できる仕事でもありますので、本気で仕事に向き合っていきたいのであれば、就職先として検討をしてみてもいいかもしれません。
のんびりと穏やかな人が多い業界
のんびりと働きたいのであれば、自分と同じくのんびりと穏やかな人が多い業界がどこかもチェックしておいたほうが良いでしょう。
特にここでご紹介する3つの業界であれば、さらにのんびりと働ける可能性が高まります。先ほどの仕事と組み合わせて求人を探してみてもいいかもしれません。
ちなみに、穏やかな性格の人に向いてる仕事については以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は合わせて参考にしてみてください。
1. インフラ業界
インフラ業界は、水や電気・ガスなど人が生きていく上で欠かすことのできないインフラを担う業界です。
業界特性上、絶対にサービスを提供し続けることが求められる上、事業への参入ハードルが極めて高いことから、競合との競争が起きにくくなっています。
これにより、他の業界に比べて業務が忙しくなりにくく、結果的にのんびりと穏やかな人が多い業界となっています。
また、インフラ業界は社員の平均年齢が高めという特徴もあります。ストレスが少なく穏やかに働けているからこそ、長く勤める人が増えて平均年齢が高いということが考えられますので、長期的に働く先としてもおすすめできます。
2. 農林水産業界
農林水産業界は、農業や林業、水産業をひとまとめにした業界です。
常に自然と隣り合わせで働くことになるため、現代のせわしないビジネスの流れを受けることなくのんびりと働きやすいのが特徴です。
加えて、自然の影響(災害)など自分たちではどうすることもできないことを相手にすることもあり、結果的にのんびりと穏やかな性格の人が多い傾向とも捉えられます。
ただし、会社や働き方によっては肉体を酷使して働かなければならないこともありますので、就職する時はどんな仕事をするのか事前にはっきりさせておくことが重要になります。
3. メーカー業界
メーカー業界は、家電製品やロボット、食品や化学物質など製品として販売する「モノ」そのものを作る業界です。
競合との競争は激しい業界ではありますが、他の業界と比べてまったりのんびり働けるという口コミが多いといった特徴があります。
特にメーカーの技術職や企画職は、のんびり働きつつも新商品を開発するといったやりがいを感じることもできるため、多くの求職者から人気を博しています。
のんびり屋が就活を成功させるコツ
のんびり屋は、いくつかのコツを抑えておくことで就活を成功させられる可能性を高めることができます。
ここでは、のんびり屋の人こそ意識してもらいたい就活のコツを3つご紹介します。
1. 自己分析で自分のアピールポイントを知る
先ほども触れましたが、どちらかというとのんびり屋というのは働く上でネガティブにはたらきます。そのため、就活の場では本当に自分の強みとしてアピールできる要素を伝えることが大切です。
そこで行うべきなのが自己分析です。
自己分析とは、自分の今までの経験を棚卸しし、強みと弱みを明らかにすることで自分に向いてる仕事やアピールポイントを言語化する分析のことを言います。
自己分析がしっかりできていれば、面接官に響く自己PRが可能になります。内定率を高めるためにも、仕事探しをする前に必ず行っておきましょう。
2. 企業研究で性格に合った職場か見極める
同じ仕事であっても、会社文化や組織体制によってのんびり働けるかどうかは異なります。自分の性格に合った働き方ができるか確かめるためにも、自己分析と合わせて企業研究も行いましょう。
企業研究とは、求人票やホームページ、SNSから口コミサイトまで幅広く情報収集することで、働くイメージを高めるために行うリサーチのことを言います。
企業研究ができていれば、入社後に悪いギャップを感じにくくなりますので、のんびりと働きたい人は特に意識して行うようにしてください。
3. 就職エージェントにフルサポートしてもらう
就活においてはのんびりしていると、希望する求人が締め切られてしまう恐れがあります。自分に向いてる仕事に就職できる可能性を高めるためにも、就職エージェントにフルサポートしてもらうのがおすすめです。
就職エージェントを利用することで、自己分析や企業研究のやり方を教えてもらえるだけでなく、自分の希望や性格に合っている求人を紹介してもらえたり、面接日時の調整代行をしてもらうことが可能です。
就職エージェントのサポートを受けるだけで、就活を着実に一歩ずつ進められますので、のんびりとしている人は特に利用をおすすめします。
のんびり屋が就活する時の注意点
最後に、のんびり屋が就活する時の注意点を2つ解説します。
1. 各種書類の提出期限は厳守する
いくらのんびりしているからといっても、就活において提出が必要になる書類は確実に納期までに提出しましょう。
例えば、内定後の内定承諾書を提出し忘れれば、その時点で内定が取り消しになることも十分考えられます。
のんびりな性格であること自体は問題ありませんが、絶対に守らなければならない期限については確実に守るようにしてください。
2. のんびりした性格は基本的にネガティブに捉えられる
繰り返しになりますが、のんびりした性格は就活においてはネガティブに捉えられることが多いです。
そのため、自己分析として自分の強みを明らかにしておくことが大切になります。
「確実に一歩ずつ地道に業務を進められる」「他人に流されずに軸を持っている」など、のんびりしていることを長所として言い換えることも検討してみてください。
まとめ
のんびりしている人は、せわしなく作業をしなくてはならない仕事に向きませんので、この記事で紹介したような仕事を中心に求人検索をしてみてください。
また、のんびりした性格は就活においてネガティブに捉えられることもあるため、自己分析をして自分の長所を言語化しておくことが重要であることも理解しておきましょう。
どうしても就活のスピード感についていけなそうという場合は、就職エージェントの利用も検討してみるのがおすすめです。