めんどくさがりでどんな向いてる仕事のか分からず、なかなか就職活動を始められていない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、めんどくさがりに向いてる仕事を15選にしてご紹介します。
平均年収や仕事内容、自分の性格に合った職場を見つけるコツについても合わせて解説しますので、これから本気で仕事探しをしたい人は参考にしてみてください。
この記事の目次
めんどくさがりに向いてる仕事の特徴
めんどくさがりな人は、物事が長続きしにくいといった短所はあるものの、様々なことに幅広く興味を持てるといった長所があります。
また、どんなことに対しても熱中できないほどのめんどくさがりは少なく、自分にとって熱中できることを見つけられた時の行動力は他の人よりも高いといった傾向も見られます。
このような性格の特徴を踏まえて、まずはめんどくさがりに向いてる仕事の特徴を3点解説します。
自分一人で黙々と作業を進められる仕事
めんどくさがりな人は、自分の興味がある仕事に対しては人一倍強い集中力を発揮することができます。ただ、集中力を発揮している間に誰かから邪魔をされると、一気にやる気が落ち込むこともあるといった特徴も持ち合わせています。
このことから、自分一人で黙々と作業を進められる仕事は、めんどくさがりな人に向いてると言えるでしょう。
この特徴が当てはまる仕事としては、技術職やクリエイティブ系の仕事などがあります。
会社という多くの人が集まる組織において、自分一人だけで業務を完結できる仕事は少ないです。求人票やこの記事の解説を見て、一人で黙々と作業できそうな求人を見つけられたら、なるべく早く応募するのがおすすめです。
業務の進め方を自由に決められる仕事
めんどくさがりな人は、誰かに管理や指示されることを嫌う傾向にあります。できるだけ自分の判断や考えで進められる仕事に就職した方が、ストレス少なく働けることでしょう。
例えばフリーランスであれば、会社に属していないため、働き方や仕事そのものを自分で自由に決めて取り組むことができます。
良くも悪くも自分を縛る相手がいないことから、面倒な人間関係に巻き込まれることがないのもポイントと言えるでしょう。
ただ、自分で業務の進め方を自由に決められる仕事は、その分自分が背負う責任も大きくなります。先ほどのフリーランスの例で言えば、パフォーマンスや仕事に対するスタンス次第で全く稼げないということも十分に考えられます。
そのため、めんどくさがりな人がのびのびと働くためには、高い業務スキルを持つことが望ましいと言えるでしょう。
経緯よりも結果が重視される仕事
めんどくさがりな人は、効率良く最小限の行動で結果を出そうとしがちです。そのため、結果がとにかく重視される仕事で真価を発揮することができます。
経緯よりも結果が重視される仕事としては、営業職が代表例として挙げられます。
契約実績さえ残せれば、それまでの営業活動は全て文句を言われることがないため、自分が考えた効率の良い業務の進め方で仕事に向き合えます。
また、結果が重視される仕事の場合、会社によってはその成果の大きさによってインセンティブをもらうこともできます。
自分らしく働けるだけでなく、高い収入を稼ぐこともできうることから、めんどくさがりな性格に合った仕事に就職することは非常に重要と言えます。
めんどくさがりが避けるべき仕事や職場の特徴
めんどくさがりな人は、とにかく効率が悪いことや一度決まったことを変えられることにストレスを感じがちです。
特に以下の3つのいずれかに当てはまるような仕事や職場だと、めんどくさがりな人は精神的な負担を感じやすく、仕事そのものが嫌になってしまうでしょう。
ここでは、めんどくさがりな人が避けるべき仕事や職場の特徴を解説します。
関係者や業務が複雑な仕事
業務の難易度は仕事に求められるスキルによっても異なりますが、会社の組織体制によっても大きく変わってきます。
特に関係者や業務が複雑で、あまり整備されていないような仕事・職場の場合は、めんどくさがりな人がストレスを溜めやすいと考えられます。
従業員が多かったり、新しい事業をどんどん始めている会社だと、関係者や業務が複雑になりやすい傾向にあります。
自分の思い通りに仕事が進めにくくなりますので、最悪の場合働くことそのものにめんどくささを感じてしまうでしょう。
経営方針がころころ変わる職場
経営方針は従業員が向き合う業務に直結しているものですので、もし経営方針がころころ変わるような職場だと作業内容もころころと変わることになります。
当然作業内容が変わる機会が増えれば増えるほど、めんどくさいと感じる機会が増えることになりますので、仕事に対する不平不満を感じやすくなってしまいます。
経営方針がころころ変わる会社は、オーナー企業に多い傾向にあります。オーナー企業とは会社の社長や役員が一族で構成されている企業のことを言い、中小企業に多いとされています。
面倒かもしれませんが、これから応募する企業についてはできるだけ企業ホームページを確認し、経営方針がしっかりと根付いているかの企業研究を行うように心がけましょう。
昔ながらのやり方に固執して変化のない職場
効率が悪い職場であればあるほど、めんどくさがりな人は仕事に対する不満を感じやすくなります。このことから、昔ながらのやり方に固執し、変化のない保守的な職場もめんどくさがりには向いてないと言えます。
現代ではビジネスの流れが非常に早くなっていると言われています。一年も経てば新しい仕事の進め方が出てきて、それまでの進め方は効率が悪いといったこともザラです。
数年・数十年と仕事の進め方を変えていない職場は、文字通り現代のビジネスに取り残されているとすら言えるでしょう。
このような職場は新しいことを始める判断をしないため、悪い効率のまま仕事をすることになります。当然めんどくさがりな人は仕事の進め方に不満を感じやすく、入社後でもすぐに退職してしまう可能性が考えられます。
めんどくさがりに向いてる仕事15選
ここからは、めんどくさがりに向いてる仕事を15選にしてご紹介します。
仕事内容と平均年収も合わせてまとめていますので、気になる仕事を見つけたらとりあえず求人検索をしてみると良いでしょう。
事務職
事務職は、会社の事務作業を担う仕事の総称です。作業領域によって経理や総務、労務などの職種名に分かれていることがあります。
ほとんどの会社には事務職が存在しますが、作業の進め方は会社によってそれぞれです。中には昔ながらの効率の悪い事務処理を行っている企業も少なくありません。
ただ、最近では様々な業務効率化のソフトウェアやサービスが提供されていますので、事務職の業務効率化を積極的に行う会社が増えてきています。
向いてるポイント | ・作業効率を上げる余地が多く存在する ・定型業務が多くめんどくささを感じにくい仕事内容 |
平均年収 | 336万円 |
めんどくさがりな人こそ効率化の施策を考えるのが得意なため、自分で業務効率を改善していくことができるでしょう。
業務効率化が成功すれば高い評価を受けることも可能ですので、昇給や昇格もスピーディにできる可能性があります。
普段は定型業務でまったりと働きながら、効率的に働くような施策も検討してみたいという人は、事務職が非常に向いています。
ITエンジニア
ITエンジニアは、IT知識やプログラミングスキルを用いてシステムやアプリの開発を行う仕事です。
高いスキルや知識が求められるものの、自分の成長次第でいくらでも業務の進め方を決めることができるので、めんどくさがりな人こそ向いてる仕事と言えるでしょう。
向いてるポイント | ・自分次第でいくらでも作業効率を上げられる ・独立してフリーランスになることも可能 |
平均年収 | 442万円 |
また、ITエンジニアはこれから数十年単位で需要が増えていくという推測もあり、一度ITエンジニアとして経験を積むことができれば、手に職をつけられるというのも魅力的なポイントの一つです。
独立してフリーランスとして自分一人で働くといったキャリアパスを選択することもでき、将来性の高い仕事となっています。
ヘルプデスク(社内SE)
ヘルプデスクは社内SEと表現されることもある仕事で、社内で問い合わせられるIT関連のトラブルを解決していくのが主な業務です。
問い合わせを受けて仕事が発生することから、比較的業務量が少なく面倒な作業が発生しにくいといった特徴があります。
向いてるポイント | ・業務量が少なめでゆったり働ける ・問い合わせの種類は限られているおり面倒な対応も発生しにくい |
平均年収 | 342万円 |
基本的に問い合わせのジャンルは限られており、マニュアルも用意されていることからめんどくさがりでも安心して働ける仕事と言えるでしょう。
ただし、IT系の仕事に属するもののスキルは身につきづらい仕事になりますので、年収が比較的低めであることや、将来性にやや不安が残るといった注意点があることは認識しておく必要があります。
デバッガー
デバッガーは、世に出る前のシステムやソフトウェアを操作し、バグや不具合がないかを確認する仕事です。指示書通りに作業をするだけでいいので、自分で物事を考えるといっためんどくささは感じないでしょう。
向いてるポイント | ・一人で淡々と仕事をしていければいい ・コミュニケーションも少なく人間関係のめんどくささが少ない |
平均年収 | 376万円 |
作業自体は常に一人で黙々と集中して行うことが求められるため、人間関係といっためんどくささがないのもポイントです。
その反面、同じような作業を延々と行わなければならないこともあり、高い集中力が必要になるという点は抑えておいてください。
加えて、スキルがどうしても身につきづらく、キャリアの幅や年収アップが見込みづらい点にも注意が必要です。
サービスエンジニア
サービスエンジニアとは、オフィスに置かれているようなコピー機やパソコンを始めとした機械製品のメンテナンスを担う仕事です。
業務では直接契約しているオフィスに行き、機械製品を定期的にメンテナンスすることが主となるため、黙々と作業に集中できるのがポイントです。
向いてるポイント | ・少人数で黙々と作業できる ・スキルを上げれば効率良く働ける |
平均年収 | 450万円 |
また、取り扱う機械製品の知識を高めることにより、作業効率を上げることもできます。作業効率を上げればその分余裕を持って働けるようになりますので、仕事を面倒だと感じることも少なくなるでしょう。
ビルメンテナンス
ビルメンテナンスは、商業施設やオフィスビルなどの大型ビルに設置されている機器のメンテナンスを行う仕事です。
基本的には機器の定期的なメンテナンスを行うだけになるため、仕事自体にめんどくささを感じることは少ないでしょう。
向いてるポイント | ・定期的な業務が主となるためめんどくさくない ・待機時間が多く暇だと感じる職場もある |
平均年収 | 410万円 |
職場によっては夜勤のシフトがある場合もありますが、待機時間が多く暇だと感じるようなことも少なくありません。
加えてシフト制のため残業が発生することも少なく、ワークライフバランスを重視して働きたい人にも向いています。
建築設計士
建築設計士は、建築物を作る際の根幹となる設計図を作る仕事です。
自分の設計スキルや知識を総動員して仕事を進めることができるため、業務の進め方を自由に決められるといった点でめんどくさがりに向いてる仕事と言えます。
建築は設計図があって始めて進められるということもあり、関係部署が比較的少なく人間関係的なめんどくささが少ないこともポイントです。
向いてるポイント | ・自分のスキルを発揮して自由に働ける ・関係部署が少なく人間関係のめんどくささが少ない |
平均年収 | 456万円 |
それだけでなく、最近では設計をCADというソフトウェアで進めるケースも増えており、パソコンに向かって黙々と作業できるのもめんどくさがりに向いています。
受付
受付は、会社の入り口や大型ビルの1Fなどに常駐し、来客に対して適切な案内をする仕事です。来客が来ない限り仕事が発生しませんので業務量が少なく、めんどくさがりでもこなしやすい仕事と言えるでしょう。
また、来客が来たとしても一人ずつ順番に対応していけばいいので、並行して作業するようなこともなく、面倒なことが起きにくいのもポイントです。
ある程度のコミュニケーション能力さえあれば多くの人が挑戦できる仕事となっています。
向いてるポイント | ・業務量が少ない ・並行して作業することがないので面倒なことが起きにくい |
平均年収 | 324万円 |
ただし、最近では受付に人を置かずタブレットなどで代用する企業が増えてきていることから、受付として働き続けることは将来的に難しいと考えられます。
スキルが身につきづらい仕事でもありますので、中長期的に仕事でキャリアアップをしていきたいという人であれば、別の仕事も検討した方がいいかもしれません。
ドライバー
ドライバーは、車両を運転して荷物や人を決められた場所まで送り届ける仕事です。物流業界自体の需要が高まっていることから、ドライバーの求人ニーズも高くなっているのが特徴です。
指定された時間までに到着すれば問題ないため、自分で自由にルートを決めたり休憩時間を好きに取ったりと、とにかく自由度が高いためめんどくさがりでも仕事に取り組みやすいでしょう。
向いてるポイント | ・時間にさえ間に合えば自由に運転できる ・勤務中は常に一人で誰にも邪魔されない |
平均年収 | 372万円 |
また、勤務中は常に自分一人しかいませんので、誰にも邪魔されないという点でも人間関係にめんどさを感じる人に向いてると言えます。
中には車内を自分の好きなようにカスタマイズして、趣味に囲まれながら運転するドライバーもいるそうです。
営業職
営業職は、会社や個人に対して商品やサービスを提案し、契約してもらう仕事です。
とにかく契約実績が全てといった仕事になりますので、それまでの営業過程は自分で自由に調整することが可能です。効率の良さを追求するようなめんどくさがりに向いてる仕事と言えるでしょう。
また、営業では様々な相手と対峙してコミュニケーションを取ることになるため、日々新鮮な気持ちで仕事に向き合えるのもポイントです。
同じことだけを繰り返していると面倒に感じてしまうといった人には、営業職は働いていてやりがいを感じる仕事になるでしょう。
向いてるポイント | ・契約が取れればあとは自由 ・様々な人と会うため新鮮さがめんどくささを上回る |
平均年収 | 439万円 |
非常に強いめんどくさがりの場合は、営業職の中でもルート営業がおすすめです。ルート営業であれば、決められたタイミングで決められた顧客の元に営業をすればいいので、さらに面倒臭さが減ります。
極限まで面倒なことを避けたいのであれば、ルート営業の求人を中心に見てみてもいいかもしれません。
研修講師
研修講師は、ビジネスなどの研修において講師として参加者に知識を授ける仕事です。何か一つでも得意なことがあったり、物事を分かりやすく説明するのが得意な人であれば研修講師として活躍できるでしょう。
研修では資料を映写しながら説明することになりますので、最初のうちは資料作成でめんどくささを感じるかもしれませんが、一度資料が完成すれば同じ資料で何度も研修することができるため、仕事の負担が徐々に減っていくという特徴があります。
向いてるポイント | ・一度慣れれば同じ研修で稼ぎ続けられる ・研修資料の作成効率は自分次第でいくらでも上げられる |
平均年収 | 317万円 |
また、講師として実績を残すことができれば活躍のフィールドを広げることができるため、平均年収以上に収入を稼ぐことも可能です。
図書館司書
図書館司書は公共の図書館で勤める仕事で、業務内容としては取り扱う図書の選定や発注・受け入れ、貸出業務など図書館の運営を担います。
図書館自体が落ち着いた雰囲気の施設ですので、比例する形で業務量が他の仕事に比べて少ないといった特徴があります。
業務量が少なければ当然面倒な仕事をする機会も減るため、結果的にめんどくさがりに向いてる仕事と言えます。
向いてるポイント | ・作業量が他の仕事に比べて少ない ・本が好きであれば業務でめんどくささを感じにくい |
平均年収 | 397万円 |
常に本に囲まれている仕事ということもあり、本好きな人であればたとえ業務が忙しくなったとしてもめんどくささを感じにくいといったメリットもあります。
ただし、図書館司書になるためには図書館司書の国家資格を取得する必要があります。資格取得にはいくつか要件がありますので、気になる人は詳しく調べてみましょう。
Webライター
Webライターは、Webメディアに掲載される記事の企画や取材、執筆を行う仕事です。文章をひたすら書いていくことになりますので、一人で黙々と作業できるという点がめんどくさがりに向いてる仕事の理由です。
記事の納品については納期が定められていますが、納期さえ守ればあとは好きなように執筆作業を進められるため、自分で効率を追求していくことが可能です。
向いてるポイント | ・一人で黙々と作業できる ・納期さえ守れればあとは自由に働ける |
平均年収 | 448万円 |
最近ではWebライターを副業として取り組む人も増えてきていますので、本業のかたわらで挑戦してみるのも一つの手です。
仕事に慣れてきたら在宅で働くことができる仕事でもあるため、働く場所に制限がないというのもめんどくさがりに取って嬉しいポイントでしょう。
Webクリエイター
Webクリエイターは、Web上で公開する動画や画像、音楽作品などを作るクリエイティブな仕事です。
自分の好きなことや得意なことをそのまま仕事にできるため、ストレスなく働けることがめんどくさがりに向いてるポイントになります。
パソコン一台で働けるということもあり、通勤電車に乗ったり朝早く起きたりする必要がないのも特徴です。
向いてるポイント | ・好きなことでストレスフリーで働ける ・興味のある分野で働けるのでめんどくささを感じにくい |
平均年収 | 480万円 |
また、クリエイターとして有名になれば会社に属すことなく働けるのも魅力的な点になります。
何か一つでも得意なことがあれば、Webクリエイターとして生きていく選択をしてみてもいいかもしれません。
フリーランス
フリーランスは、会社に属さず一人で案件を取ってきて働くといった、新しい働き方です。好きな案件に好きなように取り組めることから、めんどくさがりであっても仕事を楽しく進められるでしょう。
加えて、同僚や先輩・後輩といった人間関係が一切ないことから、人付き合いにめんどくささを感じるような人にとっては非常にストレスフリーな働き方が可能になります。
向いてるポイント | ・自分の好きなように働ける ・人と関わることが少なく面倒な人間関係がない |
平均年収 | ピンキリ |
ただし、フリーランスはどうしても不安定な職業のため、案件が取れなかったりすると収入は一気に減ってしまいます。
サラリーマンのように毎月安定した給料を稼ぐことはできないので、精神的な不安を常に感じながら過ごさなくてはならない点に注意が必要です。
めんどくさがりに向いてない仕事3選
仕事は数十年と続けていくことになるものですので、めんどくさがりが自分の性格に合っていない仕事に就いてしまうと強いストレスを受けながら働くことになります。
特に次の3つの仕事はめんどくさがりに向いてないと考えられますので、応募先を考える際はできれば避けておいた方が良いでしょう。
コンサルタント
コンサルタントは、経営や事業に課題を感じている会社に対して解決策を提案する仕事です。
平均年収は高いものの、幅広いスキルや思考力を高いレベルで求められるため、就職することが難しい仕事の一つでもあります。
解決策の提案のためには、現状分析や課題整理、ロジカルな施策立案など様々な観点で仕事を進めていかなければなりませんので、単純に激務といった特徴があります。そのため、めんどくさがりだと仕事自体に嫌気を指しやすく、長続きしない傾向にあります。
加えて、常にクライアントワークになることから、クライアントが方針を変更した時点で業務が大きく変わることもあります。
総じてめんどくさがりには務まらない仕事と考えられますので、コンサルタントは応募先としてはおすすめできません。
公務員
公務員は、役所などの公共施設において公共サービスを提供する業務を担う仕事です。
安定性が売りの仕事ではありますが、非常に古い組織ですので昔からのやり方をし続けなくてはならないといった点でストレスを感じるでしょう。
また、決められている業務の進め方を逸脱するようなことは厳禁です。なぜやらなければならないのか分からない業務であっても、指示通りにこなさなければならず、めんどくさがりな人はさらにストレスを溜めることになります。
就職自体も学科試験をパスしなければならないため、面倒な勉強に取り組む必要があります。
人事
人事は、社内外の「人」に関する業務を一手に担う仕事です。社外であれば採用活動、社内であれば人事制度の改訂などが代表的な仕事になります。
人と向き合う仕事になりますので業務一つ一つを丁寧に行わなければなりませんが、めんどくさがりが人事になると多くの人に迷惑をかけることが考えられます。
特に採用活動においてめんどくさがりを発揮してしまうと、応募者からの問い合わせを無視してしまったり、間違えた人に採用通知を送ってしまったりと、会社の評判を落とすことにも繋がりかねません。
人事は会社の顔とも言える仕事ですので、めんどくさがりな人は別の仕事に応募した方が自分のためにもなるでしょう。
めんどくさがりが自分に合った職場を見つけるコツ
ここからは、めんどくさがりが自分に合った職場を見つけるコツについて解説します。
自己分析でめんどくさがりに隠れた強みを知る
めんどくさがりという性格は基本的に短所としてはたらいてしまいますが、深掘りしていくと自分も認識していなかったような強みが隠れている可能性があります。
そのような隠れた強みを知るためにも、就職活動を始める際は必ず自己分析をしましょう。
自己分析はシートを使ったり自問自答したりなど様々なやり方がありますが、基本的な流れを理解しておくことが最も効率の良い自己分析に繋がります。
自己分析の流れを知りたい人は、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
企業研究で自分らしく働ける職場かチェック
同じ仕事であっても、忙しさや組織の風土は会社によって大きく異なります。めんどくさがりな自分が自分らしく働ける職場か確認するためにも、企業研究を必ず行うようにしましょう。
企業研究をしっかりやっておけば、入社後に悪いギャップを感じる可能性を減らせますので、長期的に腰を据えて働けるはずです。
企業研究について詳しく知りたい人は、以下の記事も合わせて確認してみてください。
就職エージェントの各種代行サービスを活用する
就職活動を進めるためには、履歴書などの応募書類を作成して求人に応募し、面接を何回も通過しなくてはならないので、人によっては面倒だと感じることもあるでしょう。
そんな人こそ、就職エージェントの利用がおすすめです。
就職エージェントは自己分析や企業研究のやり方を教えてくれるだけでなく、自分に合った求人を自動で紹介してくれたり、企業とのやり取りを全て代行してくれるといったサポートもしてくれます。
年収交渉の代行なども行ってくれるため、面倒なことを引き受けてもらえるのはめんどくさがりな人こそ嬉しいポイントではないでしょうか。
もちろんサービスの利用料はかかりませんので、気になる就職エージェントサービスを見つけたら、まずは登録してみるのがおすすめです。
めんどくさがりが就活で注意すべきポイント
最後に、めんどくさがりが就活で注意すべきポイントを2つ解説します。ここまでの記事の内容とセットで認識しておきましょう。
めんどくさがりは短所として捉えられる
社会人として、めんどくさがりという性格は大抵の場合は短所として捉えられます。もちろん就活の場面でめんどくさがりな人だと感じられてしまえば、内定を獲得するのは難しくなるでしょう。
この事実を知った上で、自己分析をして自分の本当の強みを理解することが大切です。どんな人にも長所と短所がありますので、自分のいいところもしっかりと自己認知した上で面接に臨むようにしてください。
一度就職したら真剣に働く前提で就活する
企業はできるだけ長く働いてくれそうな人を採用する傾向にありますので、就活の際は一度就職したら真剣に働く前提でいるようにしてください。
たまに「スキルを身につけて独立したいです」などとやる気のアピールをする人がいますが、採用にお金をかけている企業からすれば踏み台にされているような印象を感じてしまいますのでおすすめできません。
めんどくさがりであっても、長く働く意識を持つだけで面接での受け答えが変わってくるはずなので、必ず認識しておきましょう。
まとめ
めんどくさがりな人は、できるだけ自分の好きなように進められる仕事に就職するのがおすすめです。また、とにかく結果が重視されるような仕事や職場であれば、自分なりに効率良く働くことが叶いますので、ストレスなく毎日を過ごせるでしょう。
ただ、めんどくさがりは短所となりますので、自己分析をして自分の長所も明らかにすることが就活を成功させるポイントになります。