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無職から就職は可能!就活のやり方とおすすめの仕事を解説

無職から就職は可能!就活でやること6選とおすすめの仕事を解説

無職から就職することは可能です。なぜなら、未経験者を積極的に採用する企業が増えており、適切な準備と行動で内定を獲得できるからです。無職から就職するには、①自己分析②業界・企業研究③応募企業を決める④選考対策⑤面接⑥内定・入社手続きという流れで就職活動を行います。

この記事では、無職から正社員への就職は難しいのか、年代別の就職のコツ、就活でやること6選、就職におすすめの仕事について解説します。無職から就職を考えている方は、ぜひ読んでみてください。

記事のPoint
  • 無職からの就職は可能。年齢を重ねるほど難しくなるので今すぐ就活を始めよう!
  • 無職の就職活動では、自己分析、企業研究、入念な選考対策などが大切
  • 無職から就活で成功するためには、失敗を重く考えず、積極的に多くの求人に応募してみよう!
  1. 自己分析
    自分の大切にしている価値観や長所や短所を明確にする
  2. 業界・企業研究
    自分の強みを活かせる業界や企業についてHPや口コミサイトで調べる
  3. 応募企業を決める
    希望条件に優先順位をつけ、応募する企業を絞る
  4. 履歴書・職務経歴書の作成
    経歴やスキル、志望動機、自己PRをまとめる
  5. 面接対策
    想定される質問への回答の準備、模擬面接をする
  6. 面接
    清潔感のある服装や身だしなみ、明るくハキハキと話すことを意識する
  7. 内定・入社手続き
    労働条件の確認、提出書類の準備

無職からでも就職は可能

無職の状態からでも、正社員として就職することは充分可能です。

近年では人手不足が深刻化しており、学歴や職歴に関係なく意欲やポテンシャルを重視して採用する企業が増えています。また、無職向けの就職支援制度や就職エージェントが整っていることからも、未経験から正社員へのチャレンジをしやすい環境にあると言えます。

確かに無職は現職の人と比較すると、就活で不利になりやすい傾向はあるものの、自己分析をして自分に向いてる仕事を探した上で面接対策に取り組み、理想の会社に就職をした人は多く見られます。

無職であることに不安を感じすぎることなく、就職エージェントなどの第三者のサポートを活用しながら正しい方法で就職活動を進めれば、正社員としてのキャリアを歩み始められるでしょう。

無職からでも就職できる理由

無職からでも正社員就職できる理由として、日本の企業の半数以上が正社員不足にあるといった社会的背景が挙げられます。また、求職者新制度を始め、無職の就職をサポートする体制を国が用意しているというのも、就職を目指す上で心強いと感じられるでしょう。

こうした背景もあり、実際に未経験者の採用に積極的な企業も増えてきていますので、真剣に就職活動に向き合えば無職からでも就職できる状況にあると言えます。

まずは無職からでも就職できる理由を3つの観点から詳しく解説していきます。

正社員が不足していると感じる企業が5割以上いるから

帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年7月)」によれば、正社員の人手不足を感じている企業の割合は50.8%に上ると言われています。
半数以上の企業が正社員不足に悩んでいることもあり、無職にとって就職しやすい環境にあると言えます。

従来、新卒以外の採用では即戦力が求められる傾向がありましたが、正社員不足が加熱していることを受け、長期的な育成を前提としたポテンシャル採用も増えてきています。

企業は、過去の職歴や学歴よりもこれから長く働いてくれる人材を採用する動きがあることから、現在無職であっても、面接でやる気をアピールすることで、就職していける余地は十分にあると言えるでしょう。

無職が利用できる就職支援制度があるから

厚生労働省は、無職からの就職支援をサポートする制度として「求職者支援制度」を設けています。これは、無職からの再就職や転職を目指す人が月10万円の給付金を受給しながら無料で職業訓練が受けられる制度です。

他にも、若年層向けの就職支援期間である「サポステ」や若者向けの就職支援を行う「ジョブカフェ」など、無職が利用できる就職支援制度は多く存在しますので、上手くサポートを活用すれば初めて就職を目指すような人でもファーストキャリアを安心して歩めるでしょう。

就職活動は基本的に1人で進めていくものになりますので、少しでも不安を感じたら国や民間の就職エージェントが運営している就職支援サービスを活用することがおすすめです。

未経験者の採用に積極的な企業が増えているから

これまでに職歴がなく、アピールできるスキルがないような無職であっても、近年の人手不足を受けて未経験者の採用に積極的な企業が増えていることから、正社員就職を実現できると言えます。

株式会社マイナビが発表した「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」によれば、経験者採用に積極的な企業が増えているといった結果が見られます。

特に30代以上と年代が高くなるにつれ、未経験採用に積極的と回答している企業の増加が見られます。このことから、若年層はもちろん、ミドル層以上の無職でも就職しやすい条件にあると言えるでしょう。

このように、無職にとって就職がしやすい市況感にあるため、きちんと準備すれば就職ができると言えます。

無職からの就職が難しくなるケース

無職からの就職は充分可能ではあるものの、状況によっては苦戦してしまう場合もあります。特に無職期間が長期化していたり、経験がないまま年齢が高くなると、応募先の選択肢が狭まって就職活動がなかなか前に進まないことが考えられます。

また、就職活動の準備不足によって面接で十分にアピールができないと、何度応募しても見送りになってしまい、就活のモチベーションを下げる原因になりかねません。

ここからは、無職からの就職が難しくなるケースを3つの観点から解説します。

無職期間が長い

無職の期間が長引くと、採用担当者から「働く意欲が低いのではないか」と懸念され、面接で見送りになる可能性が高まります。労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容」によれば、フリーター継続期間が長くなるにつれ、正社員になれた割合が下がっていくことが分かっています。

社会に出て働いているフリーターでも、フリーター期間が長引くと正社員になりにくくなることを考えると、働いていない無職の期間が長引けば、より正社員としての就職が難しくなることが想定できます。

この場合、無職期間でブランクを埋める動きに取り組み、面接でアピールすることが必要です。例えば、資格取得やボランティア活動など、無職期間で何をしていたのかをポジティブに伝えることで、面接官のネガティブな印象を払拭できます。

年齢が高い

特に未経験就職においては、年齢が高くなるにつれて就職が難しくなるといった傾向が見られます。厚生労働省の調査結果によれば、男女ともに年齢が高くなるにつれて緩やかに正社員就職率が下がっていくことが分かっています。

人手不足の状況にあっても、企業側は年齢が高い人に対して即戦力を求めることがあるため、年齢が高い無職がこれから就職活動をしていく場合は、経験だけでなく年齢も不問な求人を探して応募していく意識が重要になってきます。

就職活動対策が不十分

無職が就職しやすい状況にあるといっても、面接で自身のポテンシャルを最大限にアピールできなければ、採用してもらう事は難しいのが実態です。したがって、履歴書の記載が曖昧だったり、面接準備が不十分だとやる気がないと判断され、就職に苦戦してしまうでしょう。

特に就活に慣れていない人が陥りやすいのが、とにかく求人に応募だけをするような就職活動です。無職が就職を実現したいのであれば、自己分析や業界研究に取り組みつつ、志望動機を練り込んで面接対策をすることが大切です。

どうしても1人で入念な対策ができない場合は、就職エージェントなどのプロのサポートを受けることも検討してみてください。

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無職からの就職でやること6選

無職からの就職活動の流れは、以下のようになります。流れに沿って、就活の進め方について詳しく解説していきます。

  1. 自己分析
    自分の大切にしている価値観や長所や短所を明確にする
  2. 業界・企業研究
    自分の強みを活かせる業界や企業についてHPや口コミサイトで調べる
  3. 応募企業を決める
    希望条件に優先順位をつけ、応募する企業を絞る
  4. 履歴書・職務経歴書の作成
    経歴やスキル、志望動機、自己PRをまとめる
  5. 面接対策
    想定される質問への回答の準備、模擬面接をする
  6. 面接
    清潔感のある服装や身だしなみ、明るくハキハキと話すことを意識する
  7. 内定・入社手続き
    労働条件の確認、提出書類の準備

1. 自己分析

就職活動の最初のステップは、自己分析です。自己分析とは、自分の今までの経験を深堀りしたり、自分の性格を書き出したりして自分と向き合うことで、自分の大切にしている価値観や長所や短所を明確にすることです。

自己分析をすることで、求人探しで大切な自分はどのような環境や仕事が合っているのかが見えてきます。

自己分析は就活を進めるにあたって、企業選びのときに大切となる就活の軸につながります。時間をかけてじっくり自分と向き合って、自分自身を深く理解しましょう。

自己分析のやり方

自己分析は、以下の手順で行います。

自己分析のやり方
  1. これまでの経験を振り返る(過去の棚卸し)
  2. 「自分の強み」を見つける
  3. 適職を考える

まずは、今までの経験を振り返り、「自分が何をしてきたか」を整理します。
以下のことについて紙に書き出してみましょう。

  • 好きなこと・興味があること(例:ゲーム、スポーツ、読書、SNS)
  • これまで頑張ったこと(例:部活、アルバイト、趣味)
  • 得意なこと・褒められたこと(例:人と話すのが得意、細かい作業が得意)
  • 苦手なこと・嫌だったこと(例:単調な作業、プレッシャーがかかる環境)
  • どんなときにやる気が出るか?(例:成果が目に見えるとき、チームで動くとき)

次に、書き出した経験について、なぜ好きなのか、なぜ頑張れたのか深堀りしていき、共通点を見つけて「自分の強み」を探します。

例えば、「ゲームが好き」を深堀していくと、以下のようになります。

例:

「ゲームが好き」→「なぜ?」→「攻略法を考えるのが楽しい」→「分析力がある」

「強み=仕事で活かせる武器」なので、具体的に言語化するのが大事です。

最後に、強みを活かせる仕事について考えてみましょう。

「人と話すのが好き」 → 営業職、接客業、カウンセラー

「コツコツ努力できる」 → 事務職、エンジニア、職人系の仕事

「分析や戦略を考えるのが得意」 → マーケティング、データ分析、プランナー

2. 業界・企業研究

世の中には多くの仕事があるので、どんな業界・企業が自分に合っているかを見つけるためにも、業界・企業研究は丁寧に行いましょう。

せっかく希望する業界に就職できたとしても、業務内容や企業との価値観が違っていたら業務に対する意欲が下がり、早期退職につながる可能性があります。就職に失敗しないためにも、企業のHPや採用ページ、口コミサイト、OB・OG訪問を通じて業界や企業を知ることが大切です。

また、確実に就職するためにも未経験募集の求人が多い業界や人手不足の業界を調べて応募することで、より採用される確率は高まります。

業界・企業研究のやり方

業界・企業研究は以下の手順で行います。

業界・企業研究のやり方
  1. 興味のある業界を絞る
  2. 業界の特徴を調べる
  3. 求人を探す
  4. 企業の詳細を調べる

まずは、未経験からできるか、自分の強みを活かせるかなどを考え、興味のある業界を絞りましょう。

次に、業界ごとの「ビジネスモデル」や「今後の見通し」を把握します。

業界研究でチェックするポイント
  • 業界の規模や市場動向(成長中 or 縮小中?)
  • 主要な企業(売上トップはどこ?ライバル企業は?)
  • 仕事の内容(どんな職種がある?未経験でも入れる?)
  • 業界の課題や今後のトレンド(例えばITならAI、建設なら人手不足対策)

自分に合う業界や職種を絞れたら、次はその業界や職種の求人を探します。

無職からの就職には、求人サイトや就職エージェント、ハローワークなどが使えます。

求人探しに使えるサービス
  • 求人サイト
  • 就職エージェント
  • ハローワーク

無職の人におすすめの求人探しに使えるサイトやサービスについて詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。

求人を見ていく中で、興味を持った企業の詳細について調べていきます。

求人票から得られる情報以外にも、企業のホームページや口コミサイトなどで得られる情報を参考にしてみましょう。

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3. 応募企業を決める

次に、応募する企業を決めていきます。自分の希望する条件を書き出してみて優先順位を付けてみましょう。

業務内容だけではなく、勤務地や給与、勤務時間、休日、福利厚生など、人によって企業に希望する条件はさまざまです。

ただし、希望を書き出したからといって、自分の理想通りの条件に見合った企業に就職できるとは限りません。あまりにも希望が多すぎると、条件通りの企業が見つからないこともあります。

特に無職からの就職では、人気でライバルが多い企業の場合、経歴に空白期間があるだけで書類選考で落とされる可能性があります。そのため、譲れない条件を5つ以内に絞り、少しでも興味を持った企業には応募していくといいでしょう。

また、業界によっては経験者のみを募集しているので、スキルや実績がないと就職は困難であることを念頭に置いて活動しましょう。全て思い通りになるとは思わず、就職することで特に実現したい希望を考えて、それ以外は叶わなくても妥協することも大切です。

4.履歴書・職務経歴書の作成

応募する企業が決まったら、履歴書・職務経歴書を作成します。

履歴書の書き方

履歴書には、基本情報、学歴、職歴、資格、志望動機を記載します。職歴がない場合は、アルバイト・派遣の仕事経験を書いても構いません。

無職の履歴書に書く内容
  • 基本情報(氏名・住所・連絡先)
  • 学歴(高校・大学(最終学歴)から書く)
  • 職歴(職歴がない場合は、アルバイト・派遣などの経験を書く)
  • 資格(応募する仕事に活かせる資格を記載する)
  • 志望動機(応募先企業を選んだ理由を書く)

履歴書は、経歴を確認するための書類です。履歴書が正しく丁寧に書けていないと、それだけでビジネスマナーがなっていないと思われてしまう可能性があります。嘘偽りない経歴を記載し、見やすさや誤字脱字がないかしっかりチェックしましょう。

履歴書の書き方の詳細については、以下の記事で詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。

職務経歴書の書き方

職務経歴書には、具体的な職歴を記載し、応募先企業でどのように活かせるかまとめます。

具体的には、以下の項目について記載します。

無職の履歴書に書く内容
  • 職務要約(仕事の内容・得たスキルを2~4行程度で簡潔にまとめる)
  • 職務経歴(勤務先・職務内容・実績を記載する)
  • 活かせるスキル・知識(応募する仕事に関連するスキルを記載する)
  • 自己PR(これまでの経歴で得たスキルをどのように応募先で活かせるかまとめる)

5. 面接対策

書類選考に通過したら、面接の日程調整をし、面接当日までに面接対策を行います。

面接対策では、想定される質問への回答を考え、就職エージェントや家族、友人などに模擬面接を行ってもらいます。

特に無職からの就職では、無職になった理由、空白期間に何をしていたのかなどについて聞かれるので準備しておきましょう。

無職からの就職で聞かれる質問例
  • 自己紹介
  • 無職になった理由(就職しなかった理由、退職理由など)
  • 空白期間に行っていたこと
  • 就職しようと思ったきっかけ
  • 志望動機
  • 自己PR

就職エージェントを活用しよう!

就活が不利になる無職の人は、就職エージェントに登録して効率的に就活を進めましょう。就職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーのサポートがつき、書類の添削をはじめとした就職活動全般のアドバイスをしてもらえます。就職エージェントは、1人きりで就活を進めるより心強い存在です。

また、選考で多くの人が不安に感じる面接も対策が必要です。面接でよく聞かれる質問をまとめて答えられるように準備したり、面接対策を行ったりすることで、自信をもって面接に挑めるようになります。

弊社ジェイックは、ニートや経歴が浅い方の就職支援に強みを持っているので、ぜひ相談してみてください。

6. 面接

面接当日は、5分前には受付を済ませるようにしましょう。オンラインの場合はミーティングの参加方法を確認し、カメラやマイクのチェックをし、時間までに入室します。

面接時の服装は、スーツを着用します。清潔感のある髪型や身だしなみに整え、明るい表情やハキハキと話すことを意識しましょう。

7. 内定・入社手続き

無事に面接に通過することができたら、内定の連絡をもらえます。

内定連絡はメールか電話で来るケースが大半のため、内定獲得まではスマホの通知をしっかりとチェックしておきましょう。

また、内定が出た場合は雇用契約書が発行されます。雇用契約書の内容をしっかりと確認し、これまで認識していた雇用条件や仕事内容に差異がないかをチェックすることが重要です。

雇用契約書にサインをしたら入社手続きに入ります。入社手続きの中では、就職先から提出書類が求められることもありますので、納期までに必ず対応しましょう。

対応が漏れてしまうと雇用手続きがうまく進められなくなるだけでなく、自分に対する印象が悪い状態で新生活がスタートしてしまいますので注意してください。

無職からの就職におすすめの仕事

無職からの就職でおすすめできる仕事としては、以下の5つが挙げられます。

  1. 営業職
  2. 工場作業員
  3. 接客業
  4. ドライバー
  5. 警備員

それぞれの仕事におすすめできる理由について詳しく解説します。

1. 営業職

営業職は、特別な専門スキルや技術がなかったとしても、コミュニケーション能力を活かして活躍できる仕事のため、無職からの正社員就職におすすめできる仕事です。

特に未経験歓迎の求人が多いといった特徴もあるため、様々な業界や業態の会社に就職しやすいといった特徴もあります。

また、就職後に合わないと感じて辞めてしまった場合であっても、業界や商材によって業務内容や働き方が異なるため、営業職の経験を活かして別会社の営業職として転職しやすい点もポイントです。

平均年収533万円
求められるスキル・コミュニケーション能力
・課題解決力
・プレゼンテーション能力
向いてる人の特徴・人と話すことが好きな人
・成果に対してモチベーションを持てる人
・行動力があり積極的に動ける人
関連資格・販売士検定
・ファイナンシャルプランナー

平均年収出典:厚生労働省「自動車営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. 工場作業員

工場作業員は、指示された目の前の軽作業に向き合うような働き方になりますので、無職の中でも特に人とのコミュニケーションが苦手な人におすすめできる仕事です。

シンプルなルーティンワークが中心になるため、今まで就職経験がないような人でも正社員デビューしやすいと感じられるでしょう。

工場作業員は、製造する製品の規模や種類によって働き方や肉体への負担も大きく変わってきます。

基本的には作業が大変であればあるほど、給料が高くなる傾向にありますので、具体的にどういった製造に携わりたいか考えた上で求人を比較検討してください。

平均年収340万円
求められるスキル・工具や機械の取り扱いなどの基礎的な作業スキル
・正確性や丁寧さ
・安全意識と遵守力
向いてる人の特徴・コツコツと作業を続けられる人
・集中力を長時間保てる人
・ルールや手順を守ることが得意な人
関連資格・フォークリフト運転技能講習
・玉掛け技能講習

平均年収出典:厚生労働省「工場労務作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 接客業

接客業は、基本的なコミュニケーション能力さえあれば未経験でも就職しやすいため、無職に向いています。

また、接客業を募集する求人が全国的に掲載されていることから、様々な場所で働ける点もポイントです。

接客経験を積むことで、コミュニケーション能力を養い、営業職など別の職種に転職しやすくなる点もメリットと言えますので、見知らぬ人と会話をすることに抵抗感がない無職に特におすすめできる仕事です。

平均年収329万円
求められるスキル・接客マナーとコミュニケーション能力
・臨機応変な対応力
・基本的な金銭管理や会計スキル
向いてる人の特徴・人と関わることが好きな人
・気配りや心配りができる人
・明るく前向きな対応ができる人
関連資格・サービス接遇検定
・販売士検定

平均年収出典:厚生労働省「接客担当(ホテル・旅館) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

4. ドライバー

指定された場所まで商品を安全に送り届ける仕事であり、車の運転が得意な無職におすすめできる仕事です。

会社によっては就職後に大型免許の取得のための費用を出してくれるケースもありますので、手に職をつけられるという点もポイントです。

なお、大型トラックなどを運転するドライバーに自信がないような人は、タクシードライバーなどの普通自動車を運転するようなドライバーの仕事もありますので、幅広く求人を比較検討すると良いでしょう。

平均年収419万円
求められるスキル・安全運転スキル
・地理や道順の理解力
・時間管理能力
向いてる人の特徴・運転が好きな人
・責任感が強い人
・一人での作業が苦にならない人
関連資格・中型自動車運転免許
・大型自動車運転免許

平均年収出典:厚生労働省「タクシー運転手 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

5. 警備員

指定された場所の警備や監視を行う仕事であり、黙々と作業に取り組むような仕事をしたい無職におすすめできる仕事です。

1日中立ちっぱなしになるような体力仕事ではありますが、特別なスキルがなくても働きやすいため、正社員デビューにおすすめできます。

人とのコミュニケーションも最小限であることから、対人スキルに自信がない人でも就職して働きやすい仕事と言えます。

平均年収376万円
求められるスキル・状況判断力
・体力と持久力
・防犯
・安全意識
向いてる人の特徴・真面目で誠実な人
・冷静に対応できる人
・人の安全を守ることにやりがいを感じる人
関連資格・警備員指導教育責任者資格
・施設警備業務検定

平均年収出典:厚生労働省「施設警備員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

無職から就職する際のポイント

無職から正社員を目指す際のポイントとしては、以下の5つが挙げられます。

  1. なるべく早く就活を始める
  2. 未経験歓迎の求人に応募する
  3. 多くの求人に応募してチャンスを広げる
  4. 空白期間について答えられるようにしておく
  5. 就職支援サービスを活用する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1. なるべく早く就活を始める

無職から正社員を目指す場合は、正社員を目指したいと思った段階ですぐに就職活動を始めることがポイントです。

リクルートワークス研究所の調査結果によれば、以下の表の通り、無職の期間が長くなるにつれて就職が難しくなっていくことが分かります。

月数 (ヶ月)失業離脱率
147%
2~438%
5~727%
8~1027%
11~22%
参考:リクルートワークス研究所「失業期間と就職 照山博司
(失業継続率の逆数を離脱率として算出)

具体的な数字で見ると、無職期間が1ヵ月であれば、およそ半分の人が何らかの仕事に就職できていますが、5ヶ月を超えてくると7割以上の人が失業状態を離脱できていません。

無職期間が長くなると就職しづらくなる理由は、働く意欲が低いのではないかと懸念されることや、空白期間について面接で聞かれた際にうまく答えられないなどが挙げられます。

このように、無職期間が長ければ長いほど再就職が難しくなっていくので、早めに就職活動を始めることもポイントの一つです。

2. 未経験歓迎の求人に応募する

職歴が浅い場合や正社員経験がない場合などは、未経験歓迎の求人に応募することがポイントです。

未経験者歓迎の求人とは、文字通り職務経験や社会人経験がない人でも内定を獲得できる求人のことを言います。

未経験者歓迎の求人であれば、ポテンシャルを加味した上で採用判断がされるため、これまでの経験に関係なく正社員を目指すことができます。

新しい職種や興味を持っている仕事に就職できる可能性も高まりますので、求人を探す際は、未経験歓迎の求人に絞って比較検討を進めるようにしてください。

3. 多くの求人に応募してチャンスを広げる

無職からの就職では、なるべく多くの求人に応募してチャンスを広げることも重要です。

無職に限らず、既卒や中途での就職・転職では書類選考の通過率や約30%と言われています。無職期間が長い場合や短期離職している場合は、さらに書類選考の通過が厳しくなることが考えられます。

そのため、短期間で正社員を目指すためにも、無職は多くの求人に応募してチャンスを広げていく意識が重要になってきます。

既卒枠や中途枠の採用では、企業と自分の経歴のマッチングが重要なため、自分を採用したいと思ってくれる企業に出会うためには、それだけ多くの求人に応募する必要があるということです。

そのため、無職が正社員を目指したいと考える場合、少なくとも10社以上の応募を目安にアクションをとっていくことが重要と言えます。

4. 空白期間について答えられるようにしておく

無職が就活を進める際は、面接官から空白期間について問われる可能性が高くなります。

空白期間についてポジティブな返答ができないと見送りになる可能性が高まってしまいますので、空白期間についてあらかじめ答えられるようにしておくのがポイントです。

空白期間の伝え方として、以下を意識しておきましょう。

  • 空白期間でしていたことをポジティブに伝える
  • 嘘はつかない
  • これから就職してどうしていきたいかを伝える

企業は、無職の人に対して「採用した後に長く働いてくれるか」という点に不安を感じています。そのため、今後就職した後にどのようなキャリアビジョンを持っているのかなど、未来のことを考えているアピールができるのが望ましいでしょう。

どうしても空白期間について答え方に悩んでしまうような人は、就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

就職支援サービスを活用する

初めて就活を進めるような無職の場合は、就職支援サービスを活用することがおすすめです。

いわゆる就職エージェントを活用することで、自分専任のアドバイザーが担当につき、就活の基本的な流れに沿って幅広いサポートを無料で実施してくれます。

応募書類の作成方法や面接対策、自分に向いている未経験歓迎の求人の紹介など、無職が正社員就職する際のポイントを全て抑えた上で就活を進められるため、理想の就職を実現しやすくなるでしょう。

なお、無職の場合は、無職やフリーター、ニートの正社員就職支援に強いサービスを利用することがおすすめです。

ニートに強い就職支援を活用しよう!

弊社ジェイックの就職支援サービスは、フリーターやニートなど正社員未経験や経歴に自信がない方の就職支援に強みを持っています。

ニートの就職支援経験が豊富なアドバイザーが、就職先についての悩みの相談や、空白期間の説明の仕方や面接でのアピール方法のアドバイスを行っているので、ぜひ相談してみてください。

無職からの就職活動に大事なポイントを年代別に解説

無職からの就職活動を進めていくにあたって、年代によってポイントが異なります。

ここでは、『20代』と『30代、40代』の無職からの就職活動のポイントをそれぞれ解説していきます。

20代無職の就職のポイント

20代無職の場合は、全体的に見ても仕事でのスキルがまだまだ備わっていない人が多いため、面接において意欲やコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。

若年正社員の採用選考をした事業所に対して、採用選考にあたり重視した点を調査したところ、中途採用では72.7%の企業が「職業意欲・チャレンジ精神」、66.9%の企業が「コミュニケーション能力」を選択しました。

項目回答率(%)
学歴・経歴23.1
職業意欲・チャレンジ精神72.7
柔軟な発想22.9
マナー・社会常識58.1
組織への適応性51.8
業務に役立つ知識や技能(免許や資格)34.8
業務に役立つ職業経験・訓練経験42.3
コミュニケーション能力66.9
従順さ(会社への忠誠心)20.3
体力・ストレス耐性31.4
その他6.8
若年正社員の採用選考にあたり重視した点(複数回答)

参考:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」

特に無職の場合は、無職というだけで働く意欲が低い人という印象を思われてしまいがちなため、熱意のアピールを中心に面接で伝えるようにしましょう。

具体的には、志望動機や今後のキャリアビジョン、どういった業務に取り組んでいきたいのかという点を自己PRで伝えることで、仕事への意欲をアピールすることが大切になってきます。

また、私たちジェイックでも社会人経験が少ない方、ニートの方や無職の方を対象にしたサポートもしています。過去10年以上の実績がありますので、安心してご相談ください。

30代無職の就職のポイント

30代になると、20代の頃よりも就職のハードルが上がります。

あなたが34歳以下なら、業務を習得しやすい、体力があるといったポテンシャルの高さが評価され、正社員として採用してもらいやすいです。

しかし、35歳以上になると正社員の求人数は途端に少なくなり、さらに就職のハードルが上がってしまうため、就活は若い人が有利だといえます。就職を考えているなら、早いうちから動くことが重要です。過去に正社員としての経験がある場合は、自分の実績やスキルを活かせる求人を探し、積極的にアピールしましょう。

しかし、仮に職歴がないからといって就職をあきらめる必要はありません。その場合は、未経験歓迎や人手不足の業界の求人を見てみましょう。このような業界は、研修制度が整っていることが多く、30代以降でも挑戦しやすいです。

40代無職の就職のポイント

40代になると、スキルや実績がある人でも就職が難しくなるため、今まであなたが培ってきた知識やスキルを活かせる求人を探すことが重要です。

また、無職の人は、面接時にブランク期間について質問される可能性が高いので、無職期間が長いほど就活を進める上で不利になります。無職期間が長引いたときは、採用担当者を納得させられる理由を説明できるように準備しておきましょう。

また、求人を探すときは、就職しやすい業界選びをすることも大切です。

たとえば、下記のような人材が集まりにくい人手不足の業界などを選ぶといいでしょう。

人手不足の業界例
  • 介護業界
  • IT業界
  • 飲食業界
  • 建設業界

このように40代以上の就職は、求人条件を見直し視野を広げて活動していくことが、就活の成功につながります。

また、40代になると、就職エージェントの就職支援サービスを受けられる所がとても少ないです。就職エージェントの就職支援サービスは10代、20代の若い層を対象としている場合が多いです。

そこで、40代にはハローワークを利用することをオススメします。ハローワークなら、無職で働く経験が少なくても対応してくれるからです。わからないことがあれば、相談することもできます。

また、履歴書や職務経歴書の書き方を教えてくれる講座も開かれているので、書き方が分からなくても安心です。

無職期間が長い人の面接のポイント

無職の期間が長い場合であっても、面接での工夫次第で就職を実現させることが可能です。特に無職期間の理由をポジティブに伝えることや、現在は健康に働ける状態にあることをアピールすることが重要なポイントです。

合わせて、面接では一方的に話すのではなく、面接官との対話といったコミュニケーションを意識することで内定獲得に近づくことができます。

ここからは、無職期間が長い人が意識しておくべき面接のポイントを3つの観点から解説します。

1. 無職期間の理由をポジティブに伝える

無職が面接で必ず聞かれるのが「なぜ無職だったのか」という質問です。この質問は、企業側が抱えている不安を払拭したいという意図で聞かれるため、無職だった理由を正直かつ前向きに説明することがポイントです。

例えば「家族の介護で働くことができなかったが、その合間を縫って資格を取得した」「体調不良で無職となっていたものの、現在は完治したため再スタートを切りたい」など、理由と今後の意欲をセットで伝える意識が重要です。

企業は無職だったかどうかよりも、そこからどう立ち直り、現在どのように考えているかを面接で評価します。無職であることを理由に必要以上にネガティブになることなく、今の前向きな姿勢をアピールすることを意識しましょう。

2. 現在は健康に働ける状態を伝える

企業は1人採用するのに多くの時間やコストを使っているため、少しでも長く働いてくれそうな人を採用するケースが大半です。したがって、体調不良や精神的な理由で無職期間が長引いてしまった場合は、現在は問題なく健康に働ける状態であることをアピールすることがポイントです。

例えば「治療を通じて完治し、医師からも働いて良いと診断されている」などと具体的に説明すると安心感を与えられます。また、再び心身の不調が生じないように取り組んでいる自己管理方法を話すのも良いでしょう。

無職期間が長引いた理由が自分の健康に関わる場合でも、それを克服して前向きにキャリアと向き合っていることを示せば、採用してくれる会社は多くあります。

3. 対話を重視する

面接では、一方的に自己PRをするのではなく、面接官とのコミュニケーションを通じて、お互いを理解するといった対話を重視する姿勢が求められます。特に無職期間が長い場合は、採用担当者に不安を抱かせやすいため、面接の場で不安を解消できるように努めることがポイントです。

例えば「御社で長く働きたいと考えている」「新しい分野の業務を積極的に学んでいきたい」といった意欲を回答の中に織り交ぜることが効果的です。また、企業から「何か質問があるか?」という逆質問を受けた際、積極的に質問を投げかけていく姿勢も意識しましょう。

対話を通じて長く働いてくれそうな人材という認識をしてもらえれば、無職であっても就職できる可能性が高まります。双方向のコミュニケーションを意識するためにも、就職エージェントを活用し、入念な面接対策に取り組むことも意識してください。

無職から就職するために~面接対策の方法を紹介!~

面接対策として、無職・ニートを続けた理由を固めることが必要です。企業に説明できないと、就職は成功しません。無職を続けた理由について自信をもって伝えましょう。あやふやな態度や理由では採用してもらえません。

以下に無職・ニートを続けた理由として例をあげたので、参考にしてみてください。

面接対策1:無職の理由をきちんと説明できるようにする

面接官を納得させるように、無職の理由をしっかり説明しましょう。

無職期間があると、面接官に無職の理由について質問されます。そのときにうまく答えられないと、面接官に不信感を抱かせてしまいお見送りになる可能性が高くなります。そこで、面接官を納得させるような無職の理由を伝える必要があるのです。

ここからは、代表的な理由を4つ紹介するので、無職の理由の伝え方に悩んでいる人は参考にしてみてください。

無職の理由1.資格取得のために勉強をしていた 

資格取得のために勉強をしていたという理由もあります。就職につながる資格取得の勉強をしていたなら、面接官にも好印象だからです。就職に対して前向な姿勢をみせることが大事です。

また、資格を保有していれば後々に資格給として、賃金がアップすることもあります。

無職の理由2.職業訓練学校に通っていた 

職業訓練学校に通っていたという理由もあります。職業訓練学校では様々な講座があり、専門的な知識を身に付けたり、就職に対する知識を身に付けられます。

職業訓練学校に通っていて、知識を身に付けていたことも無職を続けた理由として、十分通じますし、就職に対して前向きな印象ととらえられます。

無職の理由3.家族の介護 

家族の介護をしていたという理由もあります。家族がケガや病気で、あなた以外に介護ができず、働くことができなかった。もしくは、会社を辞めた場合もあるでしょう。

私以外に介護ができる家族がいなかったので、やむを得ず介護をしていたというような、理由を話しましょう。家族の介護の理由は、比較的理解を得られやすい傾向にあります。話せる範囲で経緯なども含めて伝えてみましょう。

無職の理由4.目指したい夢があった 

目指したい夢があったという理由もあります。以下のような理由で就職せずに夢に向かって取り組んでいた方多いです。

  • 歌手
  • ミュージシャン
  • 俳優
  • アイドル
  • モデル声優
  • プロスポーツ選手
  • お笑い芸人

夢を叶えるために活動していた、または難易度の高い国家資格取得を目指して勉強していたので、若い時は定職にはあえてつかなかったという理由もあります。

以上、無職を続けた理由の例をあげました。今後の就職活動の参考にしてみてください。

面接対策2:今から正社員になりたい理由を企業に説明できるように

今度は、今から正社員になりたい理由を企業に説明できるようにしておきましょう。面接では、今から正社員になりたい理由を高確率で聞かれるからです。面接前に、採用されやすいように整理をし、会社に説明できるようにしましょう。

以下に、今から正社員になりたい理由を例にあげましたので、参考にしてみてください。

正社員になりたい理由1.将来が不安になった 

将来が不安になり、正社員を目指したくなったという理由もあります。無職を続けていると、収入もなくてこれからについて苦しくなっていきます。

今は親が生きていて、無職でもやっていけますが、いつまでも親に頼っていけるわけではありませし、いつか終わりがきます。収入もなく貯金もなく、ましてや年金ももらえないとなると、ゾッとしますよね。

ですので、将来が見えなくて不安になり、長い目で見ると正社員を目指したくなったという理由としてあげている人が多いです

正社員になりたい理由2.目指したい職業が見つかった 

目指したい職業が見つかったので、正社員を目指したくなったという理由もあります。今までは、仕事にしたいものが見つからず無職・ニートを続けていたが、何かきっかけがあり、やりたい仕事が見つかるということもあるからです。

きっかけはテレビだったり雑誌だったり、インターネットだったり人により様々ですがやってみたいという気持ちになることもあります。突然やりたい仕事が見つかって、正社員を目指したくなったという理由もあります。

正社員になりたい理由3.社会と接点を持ち、人の役に立ちたい 

社会と接点を持ち、人の役に立ちたいという理由もあります。無職でいると、なかなか社会との接点もうすれ、人の役に立つこともできなくて、自分自身に虚しさを感じてしまいやすいためです。

友達や同級生は毎日がんばって仕事をして、社会の役に立っているのに、無職だと役に立てることもなく、自分は何をやっているのだろうと思ってしまう人もいます。

ただ毎日をなんとなく長い時間を過ごることに疑問を抱き、友達や同級生のようにがんばって社会の役に立ちたくなり、正社員を目指したくなったという理由もあります。

以上、今から正社員になりたい理由の例をあげました。今後の就職活動の参考にしてみてください。

面接対策3:就職に意欲的な気持ちをアピールする

今まで無職期間が長かった人は、「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われている可能性があります。企業側の不安を払拭するためにも、就職に対しての前向きな気持ちをアピールすることが大切です。

企業研究をしっかり行い、企業の経営理念・業務内容と自分の価値観の一致している点や、入社後に叶えたい夢・目標を伝えることで、熱意が伝わります。あなたの夢や意欲をはっきりと伝えられれば、面接官に想いが伝わり、面接官が抱いていた不安要素も払拭されるでしょう。

無職から就職が決まったらやること5選

無職から就職が決まったら、まずは各種公的手続きを進める必要があります。失業保険を受給していた場合は、ハローワークで再就職手続きを行い、再就職手当の対象となるか確認しましょう。次に、国民健康保険から会社の社会保険への切り替えに伴い、市区町村で脱退手続きを行います。年金も厚生年金へ変更されるため、必要に応じて国民年金の支払い停止を届け出ます。

また、無職中の住民税や所得税が未納であれば納付が必要です。さらに、会社へ提出する書類(マイナンバー、年金手帳、口座情報など)も早めに準備しましょう。

無職から就職が決まったらやること
  1. 雇用保険の「再就職手続き」
  2. 健康保険の切り替え
  3. 年金の変更手続き
  4. 住民税・所得税の確認
  5. 職場での必要書類の準備

これらの手続きについて、一つずつ解説していきます。

1. 雇用保険の「再就職手続き」

失業保険を受給していた場合は、就職が決まり次第、ハローワークに就職先の情報を報告する必要があります。これを怠ると不正受給になる可能性もあるため、早めに手続きをしましょう。

また、「再就職手当」といった給付金がもらえる場合もあります。これは失業保険の受給期間を残して早期に再就職した場合に支給されるもので、条件に該当すれば数十万円が支給されるケースもあります。支給には就職日の翌日から1か月以内の申請が必要なので、就職が決まったらすぐにハローワークへ連絡するのが大切です。

2. 健康保険の切り替え

無職中に加入していた国民健康保険は、会社の社会保険(健康保険)に加入することで脱退手続きが必要になります。二重加入・二重払いを避けるためにも、就職後に速やかに市区町村役所で国民健康保険の脱退届を提出しましょう。

会社から発行される「健康保険資格取得証明書」などを持参すればスムーズです。保険証の切り替えは医療費にも直結するため、万が一の病気やけがの際にトラブルにならないよう、早めの対応を心がけましょう。

3. 年金の変更手続き

無職から就職すると、国民年金から厚生年金へ自動的に切り替わります。多くの場合、会社側が手続きをしてくれますが、国民年金を自分で支払っていた場合には、市区町村の年金窓口で「第1号被保険者から第2号被保険者への変更」として手続きを行う必要があります。

特に、国民年金保険料を口座振替や納付書で支払っていた人は、無駄な支払いを防ぐためにも忘れずに届け出をしましょう。就職が決まったことを証明する書類(内定通知書など)が必要になることもあります。

4. 住民税・所得税の確認

就職前に収入があった場合、その分の住民税や所得税が発生していることがあります。会社員になると、基本的には住民税や所得税は給与から天引きされますが、無職中の収入に対しては「普通徴収」として自分で納付する必要があります。

税務署や市区町村から送られてくる納付書を確認し、払い忘れのないよう注意しましょう。また、就職後に会社で住民税の「特別徴収」へ切り替えるかどうかも確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。

5. 職場での必要書類の準備

就職が決まると、会社から提出を求められる書類がいくつかあります。主なものには、マイナンバー通知カードや個人番号カード、年金手帳、通帳(給与振込用)、印鑑、雇用保険被保険者証、源泉徴収票(前職がある場合)などがあります。

中にはすぐに用意できない書類もあるため、早めに確認・準備しておくのが安心です。特に、マイナンバーは本人確認と同時に扱われる重要書類なので、紛失していないか事前に確認しておきましょう。

無職から正社員の就職に成功した人の体験談

正直、まだ無職の自分が就職できるわけがないと疑っている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、実際に元無職だった人が正社員への就職を成功させた体験談を3つ紹介します。

3年間の無職生活から就職した就職体験談

役者から社会人を目指す決意をしたものの、これまで社会人経験がなかったため、就職エージェントを活用しました。

履歴書の添削や面接対策等のサポートを受け、無事に雰囲気の良い職場に入社できましたが、家族の病気で半年後に退職し、その後は3年間無職として家族との生活に専念しました。

それから再び就活を始める際、自信を失っていたものの再度就職エージェントに登録し、アドバイザーとの面談で「強みを活かす就職を心がけたほうが良い」というアドバイスを受けました。無職の自分でも強みがあると感じ、アドバイザーとの対話や就活セミナーでコミュニケーション能力を高めていきました。

結果的に2度目の就職も実現できました。無職からの就職においても、自分のアピールポイントを正確に捉えつつ、就活支援のプロにサポートしてもらうことが重要だと感じています。

木部卓弥さんの就職体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

事例のポイント

無職から就職を目指す場合は、過去の経歴の空白や無職の経験を恐れず、就職支援サービスを与えることが効果的です。

再就職やはじめての就職に不安を抱いていても、アドバイザーとの面談で自身の強みを言語化してもらえるため、就活の軸が定まったり、自信を取り戻してポジティブになれるといったメリットがあります。

また、自分の強みを伸ばしつつ、その強みを面接でアピールしていく意識が重要です。無職であっても、プロからの支援を受ければ自分の強みが活かせる企業に就職できます。

短期間の退職後無職を経験した就職体験談

大学卒業後にはリフォーム会社に就職しました。しかし体育会系の気質が強く、夜9時までの飛び込み営業を強いられ、飛び込み先から諭されたことをきっかけに入社後2ヶ月で退職しました。

その後1ヵ月程度無職だったのですが、不安感を感じて再就職を決意し就職エージェントに登録しました。最初は「短期間で退職して無職だった自分をサポートしてくれるのか」と不安を感じていましたが、アドバイザーのサポートや就活セミナーを経て第一志望の会社に就職できました。

短期離職と無職を経験しましたが、自身で必要以上にネガティブに考えることなく、むしろ次のステップに踏み出せるといったポジティブな考えを持つことが重要だと感じています。

杉本 健太さんの就職成功体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

事例のポイント

無職から就職するためには、自分の状況に合った就職支援サービスを活用するとともに、自分自身で環境を変えていく勇気を持つことが大切です。仮に早期退職をして無職になり不安を感じていたとしても、行動によって次のキャリアの扉は開けると言えるでしょう。

また、企業にアピールできる自分の強みを正しく理解するためにも、無料の就活セミナーに参加したり、第三者からアドバイスを受けることもポイントです。

試験対策のため無職期間を経て就職した就職体験談

大学卒業後はカーディーラーに就職したものの、数字に追われる職場に違和感を感じて半年で退職しました。会社を辞めてからは、消防士試験の予備校に通う生活を経て、無事に筆記試験は合格したものの、体力試験で落ちてしまいました。

消防士を目指して2年間対策をしましたが、不合格が続いたため民間企業への再就職を目指し、就職エージェントを活用しました。

無職としてのブランク期間がありましたが、ビジネスマナーを学んだり、会社員として働く上で意識しておくべきマインドなどのインプットに取り組んだ結果、第一志望の会社から内定を貰えました。

挑戦を重ねた結果から、力を発揮できる会社を見つける大切さや、まずは行動することの重要性を学びました。

石渡弘樹さんの就職成功体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

事例のポイント

無職から就職するためには、たとえ数社から見送りを受けるなど挫折を経験しても、就活を続けていくポジティブさが重要です。また、就職への不安を感じている場合は、幅広いサポートが受けられる就職エージェントの活用を検討すると良いでしょう。

無職期間があっても、自分で環境を変える行動をとっていくことで正社員就職は実現できます。過去の経歴に捉われすぎることなく、これからどうなりたいかだけを意識して就活に取り組むことがポイントです。

無職からの就職に関するよくある質問

無職から就活するなかで、よくある質問をまとめてみました。

無職からの正社員就職は難しい?

いま無職であっても、正社員就職は可能です。ジェイックには、国家資格を所有したアドバイザーが在籍しています。無職の方の支援実績も多数ありますので、安心してご利用いただけます。まずはお気軽に「就職相談」へお申込みください。

無職の就職活動は就職サイトを使うべき?

無職の方は、就職エージェントの利用がおすすめです。求人サイトをひとつの手段として使うのはありですが、求人数が多く探しにくい、ブラック企業もある、自力で就職活動をしなければいけないなどの注意点があります。

無職からの就職活動のポイントを知りたい

10~20代は比較的無職から就職しやすいため、企業選びに注意し、面接対策やマナーなどの基本を身につけることが大切です。30代以降は、30代前半であればまだ就職できる機会は多いため、早めの行動がおすすめです。

無職から就職するときに必要な手続きは?

無職から就職するときに必要な手続きとしては、雇用保険の手続きが挙げられます。

失業保険を受給している場合は、就職が決まった段階でハローワークへ就職の報告をする必要がありますので気をつけてください。

なお、ハローワークへ就職の報告をすると失業保険が止まってしまいますが、一定の条件を満たすことで再就職手当がもらえることもあります。

いずれにせよ、失業保険受給者は就職時にハローワークへ連絡する必要があることを認識しておいてください。

転職するまでの無職期間は平均でどれくらい?

転職するまでの無職期間は、一般的には2~3カ月といわれています。

しかし、年齢や実績によって期間は個人差があるため、一概には言い切れません。

無職から転職するための詳しい方法については、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」