
無職から就職するには、①自己分析②業界・企業研究③応募企業を決める④選考対策⑤面接⑥内定・入社手続きという流れで就職活動を行います。
この記事では、無職から正社員への就職は難しいのか、年代別の就職のコツ、就活のやり方、就職におすすめの仕事について解説します。
無職から就職を考えている方は、ぜひ読んでみてください。
- 無職からの就職は可能。年齢を重ねるほど難しくなるので今すぐ就活を始めよう!
- 無職の就職活動では、自己分析、企業研究、入念な選考対策などが大切
- 無職から就活で成功するためには、失敗を重く考えず、積極的に多くの求人に応募してみよう!




この記事の目次
無職から正社員への就職は難しい?
無職から正社員への就職は、無職期間の長さや状況によっては難しいですが、不可能ではありません。なぜなら、近年どの業界も人手不足傾向にあり、未経験やブランクありでも積極的に採用を行っている企業が多数あるからです。
しかし、何の工夫もせずに正社員を目指そうとすると、書類選考や面接で何度も落ちてしまうことが考えられますので注意が必要です。
また、いくら無職から正社員への就職ができると言っても、就職活動で取り組むべき行動に取り組んでいないなど、やるべきことをやっていない場合にも就職が難しくなってしまいます。
無職から正社員への就職を実現するためにも、無職からの就職が難しいケースや、正社員就職が無理ではない理由について理解を深めておきましょう。
無職からの就職が難しいケース
無職からの就職が難しいケースとしては、以下のような状況が考えられます。
- 無職やニートとしての空白期間が長い(目安1年以上)
- アピールできる職歴やスキルが全くない
- 年齢が高く未経験就職を希望している
- 転職回数が多い
- 短期離職の過去がある
- 資格がなく、資格勉強の経験もない
- 面接でのコミュニケーション力に不安が残る
- 希望条件が多い
これらのケースに当てはまる数が多ければ多いほど、無職からの就職は難しいと考えられます。
これまでの職歴については変えることができませんし、面接や応募書類において嘘を伝える事はNGのため、それ以外の部分でリカバリーを目指すと良いでしょう。
具体的に今からでもできることとして、面接でのコミュニケーション力のアピールが挙げられます。面接対策をしっかりこなし、面接での受け答えをハキハキとできるように準備しておくだけでも、無職からの正社員就職を実現できると考えられます。
無職からの就職が無理ではない理由
無職からの正社員就職が無理ではない理由の1つとして、全国的な人手不足が挙げられます。現代の日本においては、就職を希望する求職者数と求人数を比較したときに、求人数の方が多い状況が長らく続いています。
このことだけでも、無職が正社員就職をする際の受け入れ先があるという見方ができますので、無職からの就職が無理ではないと言えます。
また、もう一つの理由として、無職の約3分の1の人が正社員就職を実現しているというデータが挙げられます。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「若年層の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」では、無職であるニートから就職を果たした人の割合が合計37.1%であることが分かっています。
この中でも、およそ20%弱のニートは正社員としての就職を実現できているため、無職であっても、就職のポイントを意識して就職活動を進めることで、誰でも正社員になれると言えます。
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③-平成29年版「就業構造基本調査」より-」


無職から就職する際のポイント
無職から正社員を目指す際のポイントとしては、以下の5つが挙げられます。
- なるべく早く就活を始める
- 未経験歓迎の求人に応募する
- 多くの求人に応募してチャンスを広げる
- 空白期間について答えられるようにしておく
- 就職支援サービスを活用する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
なるべく早く就活を始める
無職から正社員を目指す場合は、正社員を目指したいと思った段階ですぐに就職活動を始めることがポイントです。
リクルートワークス研究所の調査結果によれば、以下の表の通り、無職の期間が長くなるにつれて就職が難しくなっていくことが分かります。
月数 (ヶ月) | 失業離脱率 |
---|---|
1 | 47% |
2~4 | 38% |
5~7 | 27% |
8~10 | 27% |
11~ | 22% |
(失業継続率の逆数を離脱率として算出)
具体的な数字で見ると、無職期間が1ヵ月であれば、およそ半分の人が何らかの仕事に就職できていますが、5ヶ月を超えてくると7割以上の人が失業状態を離脱できていません。
無職期間が長くなると就職しづらくなる理由は、働く意欲が低いのではないかと懸念されることや、空白期間について面接で聞かれた際にうまく答えられないなどが挙げられます。
このように、無職期間が長ければ長いほど再就職が難しくなっていくので、早めに就職活動を始めることもポイントの一つです。
未経験歓迎の求人に応募する
職歴が浅い場合や正社員経験がない場合などは、未経験歓迎の求人に応募することがポイントです。
未経験者歓迎の求人とは、文字通り職務経験や社会人経験がない人でも内定を獲得できる求人のことを言います。
未経験者歓迎の求人であれば、ポテンシャルを加味した上で採用判断がされるため、これまでの経験に関係なく正社員を目指すことができます。
新しい職種や興味を持っている仕事に就職できる可能性も高まりますので、求人を探す際は、未経験歓迎の求人に絞って比較検討を進めるようにしてください。
多くの求人に応募してチャンスを広げる
無職からの就職では、なるべく多くの求人に応募してチャンスを広げることも重要です。
無職に限らず、既卒や中途での就職・転職では書類選考の通過率や約30%と言われています。無職期間が長い場合や短期離職している場合は、さらに書類選考の通過が厳しくなることが考えられます。
そのため、短期間で正社員を目指すためにも、無職は多くの求人に応募してチャンスを広げていく意識が重要になってきます。
既卒枠や中途枠の採用では、企業と自分の経歴のマッチングが重要なため、自分を採用したいと思ってくれる企業に出会うためには、それだけ多くの求人に応募する必要があるということです。
そのため、無職が正社員を目指したいと考える場合、少なくとも10社以上の応募を目安にアクションをとっていくことが重要と言えます。
空白期間について答えられるようにしておく
無職が就活を進める際は、面接官から空白期間について問われる可能性が高くなります。
空白期間についてポジティブな返答ができないと見送りになる可能性が高まってしまいますので、空白期間についてあらかじめ答えられるようにしておくのがポイントです。
空白期間の伝え方として、以下を意識しておきましょう。
- 空白期間でしていたことをポジティブに伝える
- 嘘はつかない
- これから就職してどうしていきたいかを伝える
企業は、無職の人に対して「採用した後に長く働いてくれるか」という点に不安を感じています。そのため、今後就職した後にどのようなキャリアビジョンを持っているのかなど、未来のことを考えているアピールができるのが望ましいでしょう。
どうしても空白期間について答え方に悩んでしまうような人は、就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
就職支援サービスを活用する
初めて就活を進めるような無職の場合は、就職支援サービスを活用することがおすすめです。
いわゆる就職エージェントを活用することで、自分専任のアドバイザーが担当につき、就活の基本的な流れに沿って幅広いサポートを無料で実施してくれます。
応募書類の作成方法や面接対策、自分に向いている未経験歓迎の求人の紹介など、無職が正社員就職する際のポイントを全て抑えた上で就活を進められるため、理想の就職を実現しやすくなるでしょう。
なお、無職の場合は、無職やフリーター、ニートの正社員就職支援に強いサービスを利用することがおすすめです。
ニートに強い就職支援を活用しよう!
弊社ジェイックの就職支援サービスは、フリーターやニートなど正社員未経験や経歴に自信がない方の就職支援に強みを持っています。
ニートの就職支援経験が豊富なアドバイザーが、就職先についての悩みの相談や、空白期間の説明の仕方や面接でのアピール方法のアドバイスを行っているので、ぜひ相談してみてください。
無職からの就職活動に大事なポイントを年代別に解説
無職からの就職活動を進めていくにあたって、年代によってポイントが異なります。
ここでは、『20代』と『30代、40代』の無職からの就職活動のポイントをそれぞれ解説していきます。
20代無職の就職のポイント
20代無職の場合は、全体的に見ても仕事でのスキルがまだまだ備わっていない人が多いため、面接において意欲やコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。
若年正社員の採用選考をした事業所に対して、採用選考にあたり重視した点を調査したところ、中途採用では72.7%の企業が「職業意欲・チャレンジ精神」、66.9%の企業が「コミュニケーション能力」を選択しました。
項目 | 回答率(%) |
---|---|
学歴・経歴 | 23.1 |
職業意欲・チャレンジ精神 | 72.7 |
柔軟な発想 | 22.9 |
マナー・社会常識 | 58.1 |
組織への適応性 | 51.8 |
業務に役立つ知識や技能(免許や資格) | 34.8 |
業務に役立つ職業経験・訓練経験 | 42.3 |
コミュニケーション能力 | 66.9 |
従順さ(会社への忠誠心) | 20.3 |
体力・ストレス耐性 | 31.4 |
その他 | 6.8 |
特に無職の場合は、無職というだけで働く意欲が低い人という印象を思われてしまいがちなため、熱意のアピールを中心に面接で伝えるようにしましょう。
具体的には、志望動機や今後のキャリアビジョン、どういった業務に取り組んでいきたいのかという点を自己PRで伝えることで、仕事への意欲をアピールすることが大切になってきます。
また、私たちジェイックでも社会人経験が少ない方、ニートの方や無職の方を対象にしたサポートもしています。過去10年以上の実績がありますので、安心してご相談ください。

30代無職の就職のポイント
30代になると、20代の頃よりも就職のハードルが上がります。
あなたが34歳以下なら、業務を習得しやすい、体力があるといったポテンシャルの高さが評価され、正社員として採用してもらいやすいです。
しかし、35歳以上になると正社員の求人数は途端に少なくなり、さらに就職のハードルが上がってしまうため、就活は若い人が有利だといえます。就職を考えているなら、早いうちから動くことが重要です。過去に正社員としての経験がある場合は、自分の実績やスキルを活かせる求人を探し、積極的にアピールしましょう。
しかし、仮に職歴がないからといって就職をあきらめる必要はありません。その場合は、未経験歓迎や人手不足の業界の求人を見てみましょう。このような業界は、研修制度が整っていることが多く、30代以降でも挑戦しやすいです。
40代無職の就職のポイント
40代になると、スキルや実績がある人でも就職が難しくなるため、今まであなたが培ってきた知識やスキルを活かせる求人を探すことが重要です。
また、無職の人は、面接時にブランク期間について質問される可能性が高いので、無職期間が長いほど就活を進める上で不利になります。無職期間が長引いたときは、採用担当者を納得させられる理由を説明できるように準備しておきましょう。
また、求人を探すときは、就職しやすい業界選びをすることも大切です。
たとえば、下記のような人材が集まりにくい人手不足の業界などを選ぶといいでしょう。
- 介護業界
- IT業界
- 飲食業界
- 建設業界
このように40代以上の就職は、求人条件を見直し視野を広げて活動していくことが、就活の成功につながります。
また、40代になると、就職エージェントの就職支援サービスを受けられる所がとても少ないです。就職エージェントの就職支援サービスは10代、20代の若い層を対象としている場合が多いです。
そこで、40代にはハローワークを利用することをオススメします。ハローワークなら、無職で働く経験が少なくても対応してくれるからです。わからないことがあれば、相談することもできます。
また、履歴書や職務経歴書の書き方を教えてくれる講座も開かれているので、書き方が分からなくても安心です。
無職の就職活動のやり方
無職からの就職活動の流れは、以下のようになります。
ここからは、就活の進め方について詳しく解説していきます。
1. 自己分析
就職活動の最初のステップは、自己分析です。自己分析とは、自分の今までの経験を深堀りしたり、自分の性格を書き出したりして自分と向き合うことで、自分の大切にしている価値観や長所や短所を明確にすることです。
自己分析をすることで、求人探しで大切な自分はどのような環境や仕事が合っているのかが見えてきます。
自己分析は就活を進めるにあたって、企業選びのときに大切となる就活の軸につながります。時間をかけてじっくり自分と向き合って、自分自身を深く理解しましょう。
自己分析のやり方
自己分析は、以下の手順で行います。
- これまでの経験を振り返る(過去の棚卸し)
- 「自分の強み」を見つける
- 適職を考える
まずは、今までの経験を振り返り、「自分が何をしてきたか」を整理します。以下のことについて紙に書き出してみましょう。
- 好きなこと・興味があること(例:ゲーム、スポーツ、読書、SNS)
- これまで頑張ったこと(例:部活、アルバイト、趣味)
- 得意なこと・褒められたこと(例:人と話すのが得意、細かい作業が得意)
- 苦手なこと・嫌だったこと(例:単調な作業、プレッシャーがかかる環境)
- どんなときにやる気が出るか?(例:成果が目に見えるとき、チームで動くとき)
次に、書き出した経験について、なぜ好きなのか、なぜ頑張れたのか深堀りしていき、共通点を見つけて「自分の強み」を探します。
例えば、「ゲームが好き」を深堀していくと、以下のようになります。
例:「ゲームが好き」→「なぜ?」→「攻略法を考えるのが楽しい」→「分析力がある」
「強み=仕事で活かせる武器」なので、具体的に言語化するのが大事です。
最後に、強みを活かせる仕事について考えてみましょう。
「人と話すのが好き」 → 営業職、接客業、カウンセラー
「コツコツ努力できる」 → 事務職、エンジニア、職人系の仕事
「分析や戦略を考えるのが得意」 → マーケティング、データ分析、プランナー
2. 業界・企業研究
世の中には多くの仕事があるので、どんな業界・企業が自分に合っているかを見つけるためにも、業界・企業研究は丁寧に行いましょう。
せっかく希望する業界に就職できたとしても、業務内容や企業との価値観が違っていたら業務に対する意欲が下がり、早期退職につながる可能性があります。就職に失敗しないためにも、企業のHPや採用ページ、口コミサイト、OB・OG訪問を通じて業界や企業を知ることが大切です。
また、確実に就職するためにも未経験募集の求人が多い業界や人手不足の業界を調べて応募することで、より採用される確率は高まります。
業界・企業研究のやり方
業界・企業研究は以下の手順で行います。
- 興味のある業界を絞る
- 業界の特徴を調べる
- 求人を探す
- 企業の詳細を調べる
まずは、未経験からできるか、自分の強みを活かせるかなどを考え、興味のある業界を絞りましょう。
次に、業界ごとの「ビジネスモデル」や「今後の見通し」を把握します。
- 業界の規模や市場動向(成長中 or 縮小中?)
- 主要な企業(売上トップはどこ?ライバル企業は?)
- 仕事の内容(どんな職種がある?未経験でも入れる?)
- 業界の課題や今後のトレンド(例えばITならAI、建設なら人手不足対策)
自分に合う業界や職種を絞れたら、次はその業界や職種の求人を探します。
無職からの就職には、求人サイトや就職エージェント、ハローワークなどが使えます。
- 求人サイト
- 就職エージェント
- ハローワーク
求人を見ていく中で、興味を持った企業の詳細について調べていきます。求人票から得られる情報以外にも、企業のホームページや口コミサイトなどで得られる情報を参考にしてみましょう。
3. 応募企業を決める
次に、応募する企業を決めていきます。自分の希望する条件を書き出してみて優先順位を付けてみましょう。
業務内容だけではなく、勤務地や給与、勤務時間、休日、福利厚生など、人によって企業に希望する条件はさまざまです。
ただし、希望を書き出したからといって、自分の理想通りの条件に見合った企業に就職できるとは限りません。あまりにも希望が多すぎると、条件通りの企業が見つからないこともあります。
特に無職からの就職では、人気でライバルが多い企業の場合、経歴に空白期間があるだけで書類選考で落とされる可能性があります。そのため、譲れない条件を5つ以内に絞り、少しでも興味を持った企業には応募していくといいでしょう。
また、業界によっては経験者のみを募集しているので、スキルや実績がないと就職は困難であることを念頭に置いて活動しましょう。全て思い通りになるとは思わず、就職することで特に実現したい希望を考えて、それ以外は叶わなくても妥協することも大切です。
4.履歴書・職務経歴書の作成
応募する企業が決まったら、履歴書・職務経歴書を作成します。
履歴書の書き方
履歴書には、基本情報、学歴、職歴、資格、志望動機を記載します。職歴がない場合は、アルバイト・派遣の仕事経験を書いても構いません。
- 基本情報(氏名・住所・連絡先)
- 学歴(高校・大学(最終学歴)から書く)
- 職歴(職歴がない場合は、アルバイト・派遣などの経験を書く)
- 資格(応募する仕事に活かせる資格を記載する)
- 志望動機(応募先企業を選んだ理由を書く)
履歴書は、経歴を確認するための書類です。履歴書が正しく丁寧に書けていないと、それだけでビジネスマナーがなっていないと思われてしまう可能性があります。嘘偽りない経歴を記載し、見やすさや誤字脱字がないかしっかりチェックしましょう。
履歴書の書き方の詳細については、以下の記事で詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。
職務経歴書の書き方
職務経歴書には、具体的な職歴を記載し、応募先企業でどのように活かせるかまとめます。
具体的には、以下の項目について記載します。
- 職務要約(仕事の内容・得たスキルを2~4行程度で簡潔にまとめる)
- 職務経歴(勤務先・職務内容・実績を記載する)
- 活かせるスキル・知識(応募する仕事に関連するスキルを記載する)
- 自己PR(これまでの経歴で得たスキルをどのように応募先で活かせるかまとめる)
5. 面接対策
書類選考に通過したら、面接の日程調整をし、面接当日までに面接対策を行います。
面接対策では、想定される質問への回答を考え、就職エージェントや家族、友人などに模擬面接を行ってもらいます。
特に無職からの就職では、無職になった理由、空白期間に何をしていたのかなどについて聞かれるので準備しておきましょう。
- 自己紹介
- 無職になった理由(就職しなかった理由、退職理由など)
- 空白期間に行っていたこと
- 就職しようと思ったきっかけ
- 志望動機
- 自己PR
就職エージェントを活用しよう!
就活が不利になる無職の人は、就職エージェントに登録して効率的に就活を進めましょう。就職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーのサポートがつき、書類の添削をはじめとした就職活動全般のアドバイスをしてもらえます。就職エージェントは、1人きりで就活を進めるより心強い存在です。
また、選考で多くの人が不安に感じる面接も対策が必要です。面接でよく聞かれる質問をまとめて答えられるように準備したり、面接対策を行ったりすることで、自信をもって面接に挑めるようになります。
弊社ジェイックは、ニートや経歴が浅い方の就職支援に強みを持っているので、ぜひ相談してみてください。
6. 面接
面接当日は、5分前には受付を済ませるようにしましょう。オンラインの場合はミーティングの参加方法を確認し、カメラやマイクのチェックをし、時間までに入室します。
面接時の服装は、スーツを着用します。清潔感のある髪型や身だしなみに整え、明るい表情やハキハキと話すことを意識しましょう。
7. 内定・入社手続き
無事に面接に通過することができたら、内定の連絡をもらえます。
内定連絡はメールか電話で来るケースが大半のため、内定獲得まではスマホの通知をしっかりとチェックしておきましょう。
また、内定が出た場合は雇用契約書が発行されます。雇用契約書の内容をしっかりと確認し、これまで認識していた雇用条件や仕事内容に差異がないかをチェックすることが重要です。
雇用契約書にサインをしたら入社手続きに入ります。入社手続きの中では、就職先から提出書類が求められることもありますので、納期までに必ず対応しましょう。
対応が漏れてしまうと雇用手続きがうまく進められなくなるだけでなく、自分に対する印象が悪い状態で新生活がスタートしてしまいますので注意してください。
無職からの就職におすすめの仕事
無職からの就職でおすすめできる仕事としては、以下の5つが挙げられます。
- 営業職
- 工場作業員
- 接客業
- ドライバー
- 警備員
それぞれの仕事におすすめできる理由について詳しく解説します。
1. 営業職
営業職は、特別な専門スキルや技術がなかったとしても、コミュニケーション能力を活かして活躍できる仕事のため、無職からの正社員就職におすすめできる仕事です。
特に未経験歓迎の求人が多いといった特徴もあるため、様々な業界や業態の会社に就職しやすいといった特徴もあります。
また、就職後に合わないと感じて辞めてしまった場合であっても、業界や商材によって業務内容や働き方が異なるため、営業職の経験を活かして別会社の営業職として転職しやすい点もポイントです。
2. 工場作業員
工場作業員は、指示された目の前の軽作業に向き合うような働き方になりますので、無職の中でも特に人とのコミュニケーションが苦手な人におすすめできる仕事です。
シンプルなルーティンワークが中心になるため、今まで就職経験がないような人でも正社員デビューしやすいと感じられるでしょう。
工場作業員は、製造する製品の規模や種類によって働き方や肉体への負担も大きく変わってきます。
基本的には作業が大変であればあるほど、給料が高くなる傾向にありますので、具体的にどういった製造に携わりたいか考えた上で求人を比較検討してください。
3. 接客業
接客業は、基本的なコミュニケーション能力さえあれば未経験でも就職しやすいため、無職に向いています。
また、接客業を募集する求人が全国的に掲載されていることから、様々な場所で働ける点もポイントです。
接客経験を積むことで、コミュニケーション能力を養い、営業職など別の職種に転職しやすくなる点もメリットと言えますので、見知らぬ人と会話をすることに抵抗感がない無職に特におすすめできる仕事です。
4.ドライバー
指定された場所まで商品を安全に送り届ける仕事であり、車の運転が得意な無職におすすめできる仕事です。
会社によっては就職後に大型免許の取得のための費用を出してくれるケースもありますので、手に職をつけられるという点もポイントです。
なお、大型トラックなどを運転するドライバーに自信がないような人は、タクシードライバーなどの普通自動車を運転するようなドライバーの仕事もありますので、幅広く求人を比較検討すると良いでしょう。
5. 警備員
指定された場所の警備や監視を行う仕事であり、黙々と作業に取り組むような仕事をしたい無職におすすめできる仕事です。
1日中立ちっぱなしになるような体力仕事ではありますが、特別なスキルがなくても働きやすいため、正社員デビューにおすすめできます。
人とのコミュニケーションも最小限であることから、対人スキルに自信がない人でも就職して働きやすい仕事と言えます。
無職から就職するために~面接対策の方法を紹介!~

面接対策として、無職・ニートを続けた理由を固めることが必要です。企業に説明できないと、就職は成功しません。無職を続けた理由について自信をもって伝えましょう。あやふやな態度や理由では採用してもらえません。
以下に無職・ニートを続けた理由として例をあげたので、参考にしてみてください。
面接対策1:無職の理由をきちんと説明できるようにする
面接官を納得させるように、無職の理由をしっかり説明しましょう。
無職期間があると、面接官に無職の理由について質問されます。そのときにうまく答えられないと、面接官に不信感を抱かせてしまいお見送りになる可能性が高くなります。そこで、面接官を納得させるような無職の理由を伝える必要があるのです。
ここからは、代表的な理由を4つ紹介するので、無職の理由の伝え方に悩んでいる人は参考にしてみてください。
無職の理由1.資格取得のために勉強をしていた
資格取得のために勉強をしていたという理由もあります。就職につながる資格取得の勉強をしていたなら、面接官にも好印象だからです。就職に対して前向な姿勢をみせることが大事です。
また、資格を保有していれば後々に資格給として、賃金がアップすることもあります。
無職の理由2.職業訓練学校に通っていた
職業訓練学校に通っていたという理由もあります。職業訓練学校では様々な講座があり、専門的な知識を身に付けたり、就職に対する知識を身に付けられます。
職業訓練学校に通っていて、知識を身に付けていたことも無職を続けた理由として、十分通じますし、就職に対して前向きな印象ととらえられます。
無職の理由3.家族の介護
家族の介護をしていたという理由もあります。家族がケガや病気で、あなた以外に介護ができず、働くことができなかった。もしくは、会社を辞めた場合もあるでしょう。
私以外に介護ができる家族がいなかったので、やむを得ず介護をしていたというような、理由を話しましょう。家族の介護の理由は、比較的理解を得られやすい傾向にあります。話せる範囲で経緯なども含めて伝えてみましょう。
無職の理由4.目指したい夢があった
目指したい夢があったという理由もあります。以下のような理由で就職せずに夢に向かって取り組んでいた方多いです。
- 歌手
- ミュージシャン
- 俳優
- アイドル
- モデル声優
- プロスポーツ選手
- お笑い芸人
夢を叶えるために活動していた、または難易度の高い国家資格取得を目指して勉強していたので、若い時は定職にはあえてつかなかったという理由もあります。
以上、無職を続けた理由の例をあげました。今後の就職活動の参考にしてみてください。
面接対策2:今から正社員になりたい理由を企業に説明できるように
今度は、今から正社員になりたい理由を企業に説明できるようにしておきましょう。面接では、今から正社員になりたい理由を高確率で聞かれるからです。面接前に、採用されやすいように整理をし、会社に説明できるようにしましょう。
以下に、今から正社員になりたい理由を例にあげましたので、参考にしてみてください。
正社員になりたい理由1.将来が不安になった
将来が不安になり、正社員を目指したくなったという理由もあります。無職を続けていると、収入もなくてこれからについて苦しくなっていきます。
今は親が生きていて、無職でもやっていけますが、いつまでも親に頼っていけるわけではありませし、いつか終わりがきます。収入もなく貯金もなく、ましてや年金ももらえないとなると、ゾッとしますよね。
ですので、将来が見えなくて不安になり、長い目で見ると正社員を目指したくなったという理由としてあげている人が多いです。
正社員になりたい理由2.目指したい職業が見つかった
目指したい職業が見つかったので、正社員を目指したくなったという理由もあります。今までは、仕事にしたいものが見つからず無職・ニートを続けていたが、何かきっかけがあり、やりたい仕事が見つかるということもあるからです。
きっかけはテレビだったり雑誌だったり、インターネットだったり人により様々ですがやってみたいという気持ちになることもあります。突然やりたい仕事が見つかって、正社員を目指したくなったという理由もあります。
正社員になりたい理由3.社会と接点を持ち、人の役に立ちたい
社会と接点を持ち、人の役に立ちたいという理由もあります。無職でいると、なかなか社会との接点もうすれ、人の役に立つこともできなくて、自分自身に虚しさを感じてしまいやすいためです。
友達や同級生は毎日がんばって仕事をして、社会の役に立っているのに、無職だと役に立てることもなく、自分は何をやっているのだろうと思ってしまう人もいます。
ただ毎日をなんとなく長い時間を過ごることに疑問を抱き、友達や同級生のようにがんばって社会の役に立ちたくなり、正社員を目指したくなったという理由もあります。
以上、今から正社員になりたい理由の例をあげました。今後の就職活動の参考にしてみてください。
面接対策3:就職に意欲的な気持ちをアピールする
今まで無職期間が長かった人は、「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われている可能性があります。企業側の不安を払拭するためにも、就職に対しての前向きな気持ちをアピールすることが大切です。
企業研究をしっかり行い、企業の経営理念・業務内容と自分の価値観の一致している点や、入社後に叶えたい夢・目標を伝えることで、熱意が伝わります。あなたの夢や意欲をはっきりと伝えられれば、面接官に想いが伝わり、面接官が抱いていた不安要素も払拭されるでしょう。
無職から就職するためのポイント3つ
無職の人が就活を成功させるのは、難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。ここからは、無職の人が就職するためのポイントを3つ紹介します。
1.就活を重く考えすぎない
無職から就職するためには、就活を重く考えすぎないことが大切です。
就活してもうまくいかないのではないか、と不安な気持ちになるのもわかりますが、就活の失敗を恐れて行動しなければ、何も変わりません。
「失敗してもなんとかなる」と考えて、小さなことでも今の自分ができるアクションを起こしてみることが大切です。そうすることで、徐々に自分に自信がつき状況が変わっていきます。今の現状を変えるためにも勇気を出してみましょう。
2.多くの求人に応募してチャンスを広げる
無職の人は内定獲得の可能性を広げるためにも、少しでも興味のある求人には積極的に応募してみましょう。無職からの就活は、一般的な就活よりも難しくなることが予想されるからです。いくら就職意欲があったとしても、応募数が少ないと就職は難しくなります。
また、一般的に既卒、中途採用の書類通過率は平均30%といわれています。
こだわりが多すぎて応募数が少ないと、内定獲得どころか書類すら通過せず、就活が長引く可能性が高くなります。できる限り多くの求人に応募して、内定獲得のチャンスを増やしましょう。
3.焦って企業を決めない
いくら早く就職したいからといって、焦りは禁物です。たとえば、焦って入った企業が労働環境が悪く、いわゆるブラック企業だったとしたら元も子もありません。
このように、就活への不安やプレッシャーから来る焦りが原因で就職したものの、結果すぐに早期退職といったことにならないように、就活は慎重に行いましょう。
自分でブラック企業を見極められる自信がない人は、転職エージェントなどのプロの力を借りるのもおすすめです。
無職から就職するための方法~就職エージェントを活用しよう~

就職エージェントを利用してニートから正社員へ就職する方法もあります。就職エージェントを利用した方が、良い就職をして採用にも近づきやすいです。
そこで、求人サイトと就職エージェントの違いと、就職エージェントを利用後のスケジュールや効率の良い使い方などを下記にまとめました。今後、就職活動をする際の参考にしてみてください。
求人サイトと就職エージェントの違い
求人サイトと就職エージェントにも違いがあります。
まず、求人サイトはどの場所にいても「探せる、検索ができる」を目的としたサービスです。
いわゆる、全国の求人をストックしておける場所が求人サイトの役割です。全国の求人を一括で探すことができるのが、一番の特徴です。
一方就職エージェントは、色々な業界で経験を積み、業界を知り尽くしたアドバイザーが、あなたとマンツーマンで、企業探しから内定後までをサポートしてくれる役割があります。
また、就職エージェントは業界の知り合いも多く、就職試験の選考内容を聞くこともでき、選考対策に関して強みがあることが一番の特徴です。
就職エージェント利用後のスケジュール
次に就職エージェントを利用後のスケジュールについて説明します。
下記に利用後のスケジュールのおおまかな流れをまとめましたので、参考にしてください。
- 無料の会員登録をします。
- アドバイザーによる採用までの支援
- 希望の業界などが固め、紹介をもらう
- 希望の企業が見つかれば、面接へ
- 手続きなども就職エージェントは行います
- 内定がもらえれば、正社員として就職へ
内定後のサポートもしっかり就職エージェントが行います。
以上が、就職エージェント利用後のスケジュールのおおまかな流れです。今後、就職活動を始める際の参考にしてみてください。
就職エージェントの賢い使い方
就職エージェントの賢い利用の進め方があります。1人で就職活動を始めたけど、以下のことに悩んだり、苦しんだ経験もあるかもしれません。
- 就職活動の進め方がわからない
- 就職活動に関する悩みを相談できる相手がいない
- ブラック企業かどうかの判断が難しい
- 書類の書き方や面接の練習の仕方がわからない
- 求人サイトの求人だけでは、物足りない
このような悩みを抱えることもあります。悩んだ時こそ、「就職エージェント」の出番です。悩んでいる時間ももったいないので、就職エージェントに相談し進めたほうが採用されやすいです。
就職エージェントなら、上記の悩みもほぼ解決できます。就職エージェントは就職活動の進め方や悩みを相談できたり、面接の練習も見てくれるので、非常にありがたい存在です。1人で就職活動をしていると、会社側の目線から面接を見てもらえる機会は少ないからです。
また、就職エージェントは求人サイトにも出ていない、非公開求人も扱っています。ですので、求人サイトだけでは完全ではないのです。非公開求人の中にあなたと合う会社があるかもしれません。
また、就職エージェントを利用すれば、ブラック企業に入社するリスクも少ないです。企業の情報をたくさん知っている就職エージェントだからこそできることなのです。
また、無職でニートでも正社員になれた人も多いです。正社員を目指したいけど、就職活動ってなにしたらいいの?とか1人で不安というあなたにはぜひ就職エージェントの利用をオススメします。
無職から正社員の就職に成功した人の体験談
正直、まだ無職の自分が就職できるわけがないと疑っている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、実際に元無職だった人が正社員への就職を成功させた体験談を2つ紹介します。
D・Nさんの就職成功体験談
小学校の授業で「10年後の自分への手紙」を書いたときに、先生に「面白い」と褒められたことがきっかけで、小説家を夢見るようになりました。その夢は大学進学のときにも捨てきれず、「小説を書く時間がとれるから」という理由で大学進学を決めました。大学に入ってから本格的に小説を書き始め、賞に応募するも現実はなかなかうまくいきません。
絶対に叶えたい気持ちとは裏腹に、気付いた頃にはもう大学5年生を迎えていました。漠然と襲い掛かる将来への不安。「自分はこのままでいいのか?」何も考えずこのまま小説家を目指し続けるのは、単なる自己満ではないのか。そんな考えから、幼いころからの小説家への夢をあきらめることにしました。
それと同時に、今まで人生をかけて夢中になっていたことを失ったDさんは大学にいる意味も失い、中退を決意しました。中退から半年の時が流れて、そろそろ将来のために動こうと思ったとき、大学中退者専門の就職支援サービスジェイックを見つけました。
厳しいと思っていた研修は楽しく、就職後の自分をイメージできるものでした。この研修で学んだ大切なことは、就職してからも活きています。その後、面接時に面白そうだと思えた専門商社に内定が決まり、現在は営業として働いています。
年配の人が多い業界ですが、わからないことはすぐに教えてくれる先輩が多いです。今の目標は、担当するお客様を増やすことです。
R・Sさんの就職成功体験談
大学は内部進学。就活はとりあえず大手企業を手当たり次第に受け、内定したのは、大手で条件が良かった成果報酬制の営業でした。
先輩にフォローするからと言われて入社するも、営業以上に厳しかったのは、数字を出せない月に浴びせられる上司からの罵倒でした。気付くと、上司に怒られたくないがために、数字だけを追う毎日になっていました。そんな自分に嫌気がさし、退職しました。早期退職でなかなか次の転職先が決まらず、やっとの思いで決まったのが、ベルトコンベアーのメーカーのルート営業です。
しかし、この仕事も想像を絶する業務内容でした。朝6時に横浜から静岡まで車で移動して夕方まで仕事、21時に横浜に戻って終電過ぎまで事務作業をし、仮眠をとってまた朝6時から静岡に向かう毎日です。そんなある日、高速道路で居眠り運転による事故を起こしてしまいました。幸い無傷だったものの、命の危険を感じ退職しました。
それから1年間、早期で転職を繰り返していたことや、企業への漠然とした不信感から転職に踏み出せずにいました。そんな時に、転職フェアで大学中退者専門の就職支援サービスを見つけました。最初は半信半疑でしたが紹介してくれる企業は良い企業が多く、一番素直に話ができた人材派遣の企業に内定が決まりました。入社後も、紹介されたときに聞いていた話とズレのない、いい会社でした。今後は、事業の拡大と世代交代を自分が担いたいと思っています。
無職からの就職に関するよくある質問
無職から就活するなかで、よくある質問をまとめてみました。
いま無職であっても、正社員就職は可能です。ジェイックには、国家資格を所有したアドバイザーが在籍しています。無職の方の支援実績も多数ありますので、安心してご利用いただけます。まずはお気軽に「就職相談」へお申込みください。
無職の方は、就職エージェントの利用がおすすめです。求人サイトをひとつの手段として使うのはありですが、求人数が多く探しにくい、ブラック企業もある、自力で就職活動をしなければいけないなどの注意点があります。
10~20代は比較的無職から就職しやすいため、企業選びに注意し、面接対策やマナーなどの基本を身につけることが大切です。30代以降は、30代前半であればまだ就職できる機会は多いため、早めの行動がおすすめです。
無職から就職するときに必要な手続きは?
無職から就職するときに必要な手続きとしては、雇用保険の手続きが挙げられます。
失業保険を受給している場合は、就職が決まった段階でハローワークへ就職の報告をする必要がありますので気をつけてください。
なお、ハローワークへ就職の報告をすると失業保険が止まってしまいますが、一定の条件を満たすことで再就職手当がもらえることもあります。
いずれにせよ、失業保険受給者は就職時にハローワークへ連絡する必要があることを認識しておいてください。
転職するまでの無職期間は平均でどれくらい?
転職するまでの無職期間は、一般的には2~3カ月といわれています。
しかし、年齢や実績によって期間は個人差があるため、一概には言い切れません。
無職から転職するための詳しい方法については、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。




