無職からの就職は誰にとっても大きな挑戦です。
しかし、年齢に応じた就職活動のポイントを押さえ、早期に行動を起こすことで、成功への道は開けます。
本記事では、10代から40代までの年代別に無職から就職するための具体的なアドバイスを提供し、なぜ早く就職すべきかを解説します。さらに、面接対策や就職エージェントの活用方法、成功体験談なども紹介。
無職期間が就職にどのような影響を与えるかを理解し、効果的な就職活動の進め方を参考にされてみてください。
- 無職からの就職は可能。年齢を重ねるほど難しくなるので今すぐ就活を始めよう!
- 無職の就職活動では、自己分析、企業研究、入念な選考対策などが大切
- 無職から就活で成功するためには、失敗を重く考えず、積極的に多くの求人に応募してみよう!
この記事の目次
無職だとしても就職することは可能
たとえ今無職だとしても、就職はできます。
しかし、年齢によっては就活の難易度が上がることを念頭にいれましょう。どんなささいなことでも、できることから始めることで道は開けます。あきらめずに就活を進めていきましょう。
無職から就職するには年齢が重要
総務省が行った労働力調査(基本集計)によると、現在の日本の完全失業者数は193万人です。そのようななかで、ニートや何かしらの理由でブランクのある人が、正社員として就職する難易度は年齢によって変わります。
20代は、学習意欲や体力などの仕事をするために必要な能力に将来性を感じて、経歴に関係なく採用される可能性が高いのです。しかし、30代を超えると、企業の採用担当者はスキルや職歴を重視するようになるため、無職の人の就職難易度は年齢を重ねるほど高くなります。
下記の表は、年齢別の1年の就職率についてまとめたものです。
年齢階層別 | 正規の職員・ 従業員(単位:%) |
---|---|
20-24歳男性 | 20.6 |
25-29歳男性 | 22.0 |
30-34歳男性 | 12.5 |
35-44歳男性 | 8.8 |
20-24歳女性 | 22.7 |
25-29歳女性 | 18.3 |
30-34歳女性 | 10.7 |
35-44歳女性 | 7.7 |
この表からもわかるように、男女問わず30代になると正社員になれる割合が一気に低くなります。
無職からの就職活動に大事なポイントを年代別に解説
無職からの就職活動を進めていくにあたって、年代によってポイントが異なります。
ここでは、『10代、20代』と『30代、40代』の無職からの就職活動のポイントをそれぞれ解説していきます。
10代・20代の無職からの就職活動に大事なポイント
10代・20代の就職活動に大事なポイントがあります。10代・20代の人に就職活動をする際の大事なポイントは以下の通りです。
- 就職活動の効率をあげる
- ブラック企業に当たらないように気を付ける
- 面接の練習はしっかり行う
- 志望動機を明確に言えるようにしておく
- 面接時のマナーを身に付けておく
- 就職活動の悩みを相談できる相手を見つけておく
紹介した大事なポイントをすべてクリアするには、「就職エージェント」の利用をオススメします。また、履歴書の書き方や面接の練習やマナーの支援も無料でしてくれます。面接自体が初めてという人でも、たくさん練習して企業との面接に臨みましょう。
面接で大事なのが、「志望動機」です。志望動機も確実に面接官に伝わるような内容を考えておきましょう。あやふやな内容では、面接官に伝わらず、会社からの採用が出づらいです。
また、就職エージェントを利用することで、ブラック企業に当たるリスクも低くなります。1人で就職活動を行うと、判別が難しく、就職し会社で働いてから苦しくなってしまいます。
ブラック企業に当たらないためには、企業のことを知りつくした、就職エージェントにお任せした方がずっと安心できますし、採用の効率も良くなります。
悪い方法としては、1人で就職活動をする方法があります。確かに早く行動できる点としては良いですが、やりたい仕事や面接対策が固まっていないと採用は難しくなってしまうでしょう。
良い就職活動にしたいのであれば、長い目を持ち、エージェントを利用する方が辞めてしまうリスクも軽減できます。
また、就職エージェントを利用して、無職から正社員に就職できた10代・20代も多く、成功率が高いです。ぜひ、社会人経験が少ない、仕事をすること自体初めてという人でも受け入れてくれる、就職エージェントを活用しましょう。
また、私たちジェイックでも社会人経験が少ない方、ニートの方や無職の方を対象にしたサポートもしています。
私達ジェイックは過去10年以上の実績がありますので、安心してご相談ください。
30代・40代の無職からの就職活動に大事なポイント
30代・40代の就職活動に大事なポイントがあります。以下に大事なポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
- ハローワークを利用する
- 30代は35歳までは転職するチャンスは多い
- 35歳以上になると求人数が少なくなる
- 求人条件を見直してみる
年齢が異なると大事なポイントも変わってきます。30代、40代になると、就職エージェントの就職支援サービスを受けられる所がとても少ないです。就職エージェントの就職支援サービスは10代、20代の若い層を対象としている場合が多いです。
そこで、30代、40代にはハローワークを利用することをオススメします。ハローワークなら、無職で働く経験が少なくても対応してくれるからです。わからないことがあれば、相談することもできます。
また、履歴書や職務経歴書の書き方を教えてくれる講座も開かれているので、書き方が分からなくても安心です。
また、あなたが35歳以下なら正社員の仕事は多く採用してもらいやすいです。30代の未経験者でも応募できる求人を探してみましょう。ですが、35歳以上になると正社員の求人数は、途端に少なくなります。
35歳以上のスキルや資格がある人でも、採用をもらうのに苦しいのが現状です。
そのため、35歳以上で求人を探すときは、求人条件を見直したり、人材不足の職種の検討もしてみましょう。
人材不足の職種としては、例えば「介護職」があります。介護職はなかなか人材が集まりにくくなっています。ですが、若い人だけでなく、やりがいに惹かれて、50代の未経験者でも正社員として就職した人もいるそうです。
人と接することが苦にならない人や、人に優しくできる人なら考えてみましょう。35歳以上は、視野を広げて検討してみることも大事になってきます。
ちなみに、社会人経験がある40代で一時的に無職の場合は、キャリア層向けの転職エージェントも利用できます。
30代の無職からの就職活動に大事なポイント
30代になると、20代の頃よりも就職のハードルが上がります。
あなたが34歳以下なら、業務を習得しやすい、体力があるといったポテンシャルの高さが評価され、正社員として採用してもらいやすいです。
しかし、35歳以上になると正社員の求人数は途端に少なくなり、さらに就職のハードルが上がってしまうため、就活は若い人が有利だといえます。就職を考えているなら、早いうちから動くことが重要です。過去に正社員としての経験がある場合は、自分の実績やスキルを活かせる求人を探し、積極的にアピールしましょう。
しかし、仮に職歴がないからといって就職をあきらめる必要はありません。その場合は、未経験歓迎や人手不足の業界の求人を見てみましょう。このような業界は、研修制度が整っていることが多く、30代以降でも挑戦しやすいです。
40代の無職からの就職活動に大事なポイント
40代になると、スキルや実績がある人でも就職が難しくなるため、今まであなたが培ってきた知識やスキルを活かせる求人を探すことが重要です。
また、無職の人は、面接時にブランク期間について質問される可能性が高いので、無職期間が長いほど就活を進める上で不利になります。無職期間が長引いたときは、採用担当者を納得させられる理由を説明できるように準備しておきましょう。
また、求人を探すときは、就職しやすい業界選びをすることも大切です。
たとえば、下記のような人材が集まりにくい人手不足の業界などを選ぶといいでしょう。
- 介護業界
- IT業界
- 飲食業界
- 建設業界
このように40代以上の就職は、求人条件を見直し視野を広げて活動していくことが、就活の成功につながります。
無職がなるべく早く就職すべき3つの理由
このまま無職として過ごしていると、就活への影響が大きくなります。
正社員として働きたいのであれば、早めに行動しましょう。
ここからは、無職でいることで起こりうるリスクと早めに就職すべき理由を解説します。
1.年齢が上がるにつれて就職が不利になるから
年齢が上がるにつれて就職の難易度が高くなるだけではなく、仕事の選択肢も減っていきます。
今後の企業としての成長のためにも新しいアイデアや視点を求めており、若い人の枠にとらわれない発想や、柔軟な思考を取り入れたいと思っているからです。実際に、若い人は向上心が高く、業務の習得スピードが早いので、すぐに企業の即戦力となるため、企業は若い人材を積極的に採用する傾向にあります。
下記は、労働政策研究・研修機構による、過去1年間に非典型雇用から離職した人年齢階層別正社員移行率をまとめた調査結果の抜粋です。
男女 | 正社員移行率(%) |
---|---|
20-24歳 | 32.7 |
25-29歳 | 25.5 |
30-34歳 | 18.1 |
35-39歳 | 15.5 |
40-44歳 | 15.6 |
2. 無職期間が長くなると就職しにくくなるから
無職期間が長くなるにつれて就職率が下がっていく傾向があります。
下記は、失業継続期間と失業離脱率の関係のグラフです。
月数 (ヶ月) | 失業離脱率 |
---|---|
1 | 47% |
2~4 | 38% |
5~7 | 27% |
8~10 | 27% |
11~ | 22% |
(失業継続率の逆数を離脱率として算出)
離脱率は、5~7か月目までで大きく下がっていき、それ以降も緩やかに低下していることが見て取れます。
理由としては、無職期間が長引くにつれて、働くことに対してのモチベーションが下がってしまうことや、無職期間の長さが就職のネックになることが考えられるでしょう。この数字から無職になって半年以内の人は、半年以内の就職を一つの目安にしてもいいかもしれません。
3.いつか働かなくてはいけないから
たとえ今は生活に困っていなくても、ずっとこのまま生活していけるわけではありません。
10年後をイメージしてみましょう。あなたとあなたの大切な人達は何歳でしょうか?
そのとき、あなたの両親は年老いて働けず、あなたが家族を支える立場になっているかもしれません。そのときになってからでは遅いです。
今のままでは10年後、あなたは両親の介護や自身の子供の子育てなどができず、大切な人を守ることすらできません。そのためにも、今のうちから行動に移すことが大切です。
無職の就職活動の進め方
就活を進めるにあたって、何から始めるべきかわからない人も多いのではないでしょうか。
ここからは、就活の進め方について詳しく解説していきます。
1. 自己分析を行い、自分の価値観や長所・短所を知る
就活を進めるにあたって、最も大切なことは自分を知ることです。
自分の今までの経験を深堀りしたり、自分の性格を書き出したりして自分と向き合うことで、自分の大切にしている価値観や長所や短所が明確になります。
自己分析をすることで、求人探しで大切な自分はどのような環境や仕事が合っているのかが見えてきます。自己分析は就活を進めるにあたって、企業選びのときに大切となる就活の軸につながります。時間をかけてじっくり自分と向き合って、自分自身を深く理解しましょう。
2. 業界・企業研究を行う
世の中には多くの仕事があるので、どんな業界・企業が自分に合っているかを見つけるためにも、業界・企業研究は丁寧に行いましょう。
せっかく希望する業界に就職できたとしても、業務内容や企業との価値観が違っていたら業務に対する意欲が下がり、早期退職につながる可能性があります。就職に失敗しないためにも、企業のHPや採用ページ、口コミサイト、OB・OG訪問を通じて業界や企業を知ることが大切です。
また、確実に就職するためにも未経験募集の求人が多い業界や人手不足の業界を調べて応募することで、より採用される確率は高まります。
3. 希望条件に基づいて応募企業を決める
続いて、自分の希望する条件を書き出してみて優先順位を付けてみましょう。
業務内容だけではなく、勤務地や給与、勤務時間、休日、福利厚生など、人によって企業に希望する条件はさまざまです。
ただし、希望を書き出したからといって、自分の理想通りの条件に見合った企業に就職できるとは限りません。あまりにも希望が多すぎると、条件通りの企業が見つからないこともあります。
また、業界によっては経験者のみを募集しているので、スキルや実績がないと就職は困難であることを念頭に置いて活動しましょう。全て思い通りになるとは思わず、就職することで特に実現したい希望を考えて、それ以外は叶わなくても妥協することも大切です。
4.入念に選考対策を行う
書類や面接、SPIなどの選考対策を行うことが大切です。
たとえ興味のある企業があったとしても、書類選考や面接がうまくいかなければ就職はできません。
就活が不利になる無職の人は、転職エージェントに登録して効率的に就活を進めましょう。転職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーのサポートがつき、書類の添削をはじめとした転職活動全般のアドバイスをしてもらえます。転職エージェントは、1人きりで就活を進めるより心強い存在です。
また、選考で多くの人が不安に感じる面接も対策が必要です。面接でよく聞かれる質問をまとめて答えられるように準備したり、面接対策を行ったりすることで、自信をもって面接に挑めるようになります。
無職から就職するために~面接対策の方法を紹介!~
面接対策として、無職・ニートを続けた理由を固めることが必要です。企業に説明できないと、就職は成功しません。無職を続けた理由について自信をもって伝えましょう。あやふやな態度や理由では採用してもらえません。
以下に無職・ニートを続けた理由として例をあげたので、参考にしてみてください。
面接対策1:無職の理由をきちんと説明できるようにする
面接官を納得させるように、無職の理由をしっかり説明しましょう。
無職期間があると、面接官に無職の理由について質問されます。そのときにうまく答えられないと、面接官に不信感を抱かせてしまいお見送りになる可能性が高くなります。そこで、面接官を納得させるような無職の理由を伝える必要があるのです。
ここからは、代表的な理由を4つ紹介するので、無職の理由の伝え方に悩んでいる人は参考にしてみてください。
無職の理由1.資格取得のために勉強をしていた
資格取得のために勉強をしていたという理由もあります。就職につながる資格取得の勉強をしていたなら、面接官にも好印象だからです。就職に対して前向な姿勢をみせることが大事です。
また、資格を保有していれば後々に資格給として、賃金がアップすることもあります。
無職の理由2.職業訓練学校に通っていた
職業訓練学校に通っていたという理由もあります。職業訓練学校では様々な講座があり、専門的な知識を身に付けたり、就職に対する知識を身に付けられます。
職業訓練学校に通っていて、知識を身に付けていたことも無職を続けた理由として、十分通じますし、就職に対して前向きな印象ととらえられます。
無職の理由3.家族の介護
家族の介護をしていたという理由もあります。家族がケガや病気で、あなた以外に介護ができず、働くことができなかった。もしくは、会社を辞めた場合もあるでしょう。
私以外に介護ができる家族がいなかったので、やむを得ず介護をしていたというような、理由を話しましょう。家族の介護の理由は、比較的理解を得られやすい傾向にあります。話せる範囲で経緯なども含めて伝えてみましょう。
無職の理由4.目指したい夢があった
目指したい夢があったという理由もあります。以下のような理由で就職せずに夢に向かって取り組んでいた方多いです。
- 歌手
- ミュージシャン
- 俳優
- アイドル
- モデル声優
- プロスポーツ選手
- お笑い芸人
夢を叶えるために活動していた、または難易度の高い国家資格取得を目指して勉強していたので、若い時は定職にはあえてつかなかったという理由もあります。
以上、無職を続けた理由の例をあげました。今後の就職活動の参考にしてみてください。
面接対策2:今から正社員になりたい理由を企業に説明できるように
今度は、今から正社員になりたい理由を企業に説明できるようにしておきましょう。面接では、今から正社員になりたい理由を高確率で聞かれるからです。面接前に、採用されやすいように整理をし、会社に説明できるようにしましょう。
以下に、今から正社員になりたい理由を例にあげましたので、参考にしてみてください。
正社員になりたい理由1.将来が不安になった
将来が不安になり、正社員を目指したくなったという理由もあります。無職を続けていると、収入もなくてこれからについて苦しくなっていきます。
今は親が生きていて、無職でもやっていけますが、いつまでも親に頼っていけるわけではありませし、いつか終わりがきます。収入もなく貯金もなく、ましてや年金ももらえないとなると、ゾッとしますよね。
ですので、将来が見えなくて不安になり、長い目で見ると正社員を目指したくなったという理由としてあげている人が多いです。
正社員になりたい理由2.目指したい職業が見つかった
目指したい職業が見つかったので、正社員を目指したくなったという理由もあります。今までは、仕事にしたいものが見つからず無職・ニートを続けていたが、何かきっかけがあり、やりたい仕事が見つかるということもあるからです。
きっかけはテレビだったり雑誌だったり、インターネットだったり人により様々ですがやってみたいという気持ちになることもあります。突然やりたい仕事が見つかって、正社員を目指したくなったという理由もあります。
正社員になりたい理由3.社会と接点を持ち、人の役に立ちたい
社会と接点を持ち、人の役に立ちたいという理由もあります。無職でいると、なかなか社会との接点もうすれ、人の役に立つこともできなくて、自分自身に虚しさを感じてしまいやすいためです。
友達や同級生は毎日がんばって仕事をして、社会の役に立っているのに、無職だと役に立てることもなく、自分は何をやっているのだろうと思ってしまう人もいます。
ただ毎日をなんとなく長い時間を過ごることに疑問を抱き、友達や同級生のようにがんばって社会の役に立ちたくなり、正社員を目指したくなったという理由もあります。
以上、今から正社員になりたい理由の例をあげました。今後の就職活動の参考にしてみてください。
面接対策3:就職に意欲的な気持ちをアピールする
今まで無職期間が長かった人は、「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われている可能性があります。企業側の不安を払拭するためにも、就職に対しての前向きな気持ちをアピールすることが大切です。
企業研究をしっかり行い、企業の経営理念・業務内容と自分の価値観の一致している点や、入社後に叶えたい夢・目標を伝えることで、熱意が伝わります。あなたの夢や意欲をはっきりと伝えられれば、面接官に想いが伝わり、面接官が抱いていた不安要素も払拭されるでしょう。
無職から就職するためのポイント3つ
無職の人が就活を成功させるのは、難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。ここからは、無職の人が就職するためのポイントを3つ紹介します。
1.就活を重く考えすぎない
無職から就職するためには、就活を重く考えすぎないことが大切です。
就活してもうまくいかないのではないか、と不安な気持ちになるのもわかりますが、就活の失敗を恐れて行動しなければ、何も変わりません。
「失敗してもなんとかなる」と考えて、小さなことでも今の自分ができるアクションを起こしてみることが大切です。そうすることで、徐々に自分に自信がつき状況が変わっていきます。今の現状を変えるためにも勇気を出してみましょう。
2.多くの求人に応募してチャンスを広げる
無職の人は内定獲得の可能性を広げるためにも、少しでも興味のある求人には積極的に応募してみましょう。無職からの就活は、一般的な就活よりも難しくなることが予想されるからです。いくら就職意欲があったとしても、応募数が少ないと就職は難しくなります。
また、一般的に既卒、中途採用の書類通過率は平均30%といわれています。
こだわりが多すぎて応募数が少ないと、内定獲得どころか書類すら通過せず、就活が長引く可能性が高くなります。できる限り多くの求人に応募して、内定獲得のチャンスを増やしましょう。
3.焦って企業を決めない
いくら早く就職したいからといって、焦りは禁物です。たとえば、焦って入った企業が労働環境が悪く、いわゆるブラック企業だったとしたら元も子もありません。
このように、就活への不安やプレッシャーから来る焦りが原因で就職したものの、結果すぐに早期退職といったことにならないように、就活は慎重に行いましょう。
自分でブラック企業を見極められる自信がない人は、転職エージェントなどのプロの力を借りるのもおすすめです。
無職から就職するための方法~就職エージェントを活用しよう~
就職エージェントを利用してニートから正社員へ就職する方法もあります。就職エージェントを利用した方が、良い就職をして採用にも近づきやすいです。
そこで、求人サイトと就職エージェントの違いと、就職エージェントを利用後のスケジュールや効率の良い使い方などを下記にまとめました。今後、就職活動をする際の参考にしてみてください。
求人サイトと就職エージェントの違い
求人サイトと就職エージェントにも違いがあります。
まず、求人サイトはどの場所にいても「探せる、検索ができる」を目的としたサービスです。
いわゆる、全国の求人をストックしておける場所が求人サイトの役割です。全国の求人を一括で探すことができるのが、一番の特徴です。
一方就職エージェントは、色々な業界で経験を積み、業界を知り尽くしたアドバイザーが、あなたとマンツーマンで、企業探しから内定後までをサポートしてくれる役割があります。
また、就職エージェントは業界の知り合いも多く、就職試験の選考内容を聞くこともでき、選考対策に関して強みがあることが一番の特徴です。
就職エージェント利用後のスケジュール
次に就職エージェントを利用後のスケジュールについて説明します。
下記に利用後のスケジュールのおおまかな流れをまとめましたので、参考にしてください。
- 無料の会員登録をします。
- アドバイザーによる採用までの支援
- 希望の業界などが固め、紹介をもらう
- 希望の企業が見つかれば、面接へ
- 手続きなども就職エージェントは行います
- 内定がもらえれば、正社員として就職へ
内定後のサポートもしっかり就職エージェントが行います。
以上が、就職エージェント利用後のスケジュールのおおまかな流れです。今後、就職活動を始める際の参考にしてみてください。
就職エージェントの賢い使い方
就職エージェントの賢い利用の進め方があります。1人で就職活動を始めたけど、以下のことに悩んだり、苦しんだ経験もあるかもしれません。
- 就職活動の進め方がわからない
- 就職活動に関する悩みを相談できる相手がいない
- ブラック企業かどうかの判断が難しい
- 書類の書き方や面接の練習の仕方がわからない
- 求人サイトの求人だけでは、物足りない
このような悩みを抱えることもあります。悩んだ時こそ、「就職エージェント」の出番です。悩んでいる時間ももったいないので、就職エージェントに相談し進めたほうが採用されやすいです。
就職エージェントなら、上記の悩みもほぼ解決できます。就職エージェントは就職活動の進め方や悩みを相談できたり、面接の練習も見てくれるので、非常にありがたい存在です。1人で就職活動をしていると、会社側の目線から面接を見てもらえる機会は少ないからです。
また、就職エージェントは求人サイトにも出ていない、非公開求人も扱っています。ですので、求人サイトだけでは完全ではないのです。非公開求人の中にあなたと合う会社があるかもしれません。
また、就職エージェントを利用すれば、ブラック企業に入社するリスクも少ないです。企業の情報をたくさん知っている就職エージェントだからこそできることなのです。
また、無職でニートでも正社員になれた人も多いです。正社員を目指したいけど、就職活動ってなにしたらいいの?とか1人で不安というあなたにはぜひ就職エージェントの利用をオススメします。
無職から正社員の就職に成功した人の体験談
正直、まだ無職の自分が就職できるわけがないと疑っている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、実際に元無職だった人が正社員への就職を成功させた体験談を2つ紹介します。
D・Nさんの就職成功体験談
小学校の授業で「10年後の自分への手紙」を書いたときに、先生に「面白い」と褒められたことがきっかけで、小説家を夢見るようになりました。その夢は大学進学のときにも捨てきれず、「小説を書く時間がとれるから」という理由で大学進学を決めました。大学に入ってから本格的に小説を書き始め、賞に応募するも現実はなかなかうまくいきません。
絶対に叶えたい気持ちとは裏腹に、気付いた頃にはもう大学5年生を迎えていました。漠然と襲い掛かる将来への不安。「自分はこのままでいいのか?」何も考えずこのまま小説家を目指し続けるのは、単なる自己満ではないのか。そんな考えから、幼いころからの小説家への夢をあきらめることにしました。
それと同時に、今まで人生をかけて夢中になっていたことを失ったDさんは大学にいる意味も失い、中退を決意しました。中退から半年の時が流れて、そろそろ将来のために動こうと思ったとき、大学中退者専門の就職支援サービスジェイックを見つけました。
厳しいと思っていた研修は楽しく、就職後の自分をイメージできるものでした。この研修で学んだ大切なことは、就職してからも活きています。その後、面接時に面白そうだと思えた専門商社に内定が決まり、現在は営業として働いています。
年配の人が多い業界ですが、わからないことはすぐに教えてくれる先輩が多いです。今の目標は、担当するお客様を増やすことです。
R・Sさんの就職成功体験談
大学は内部進学。就活はとりあえず大手企業を手当たり次第に受け、内定したのは、大手で条件が良かった成果報酬制の営業でした。
先輩にフォローするからと言われて入社するも、営業以上に厳しかったのは、数字を出せない月に浴びせられる上司からの罵倒でした。気付くと、上司に怒られたくないがために、数字だけを追う毎日になっていました。そんな自分に嫌気がさし、退職しました。早期退職でなかなか次の転職先が決まらず、やっとの思いで決まったのが、ベルトコンベアーのメーカーのルート営業です。
しかし、この仕事も想像を絶する業務内容でした。朝6時に横浜から静岡まで車で移動して夕方まで仕事、21時に横浜に戻って終電過ぎまで事務作業をし、仮眠をとってまた朝6時から静岡に向かう毎日です。そんなある日、高速道路で居眠り運転による事故を起こしてしまいました。幸い無傷だったものの、命の危険を感じ退職しました。
それから1年間、早期で転職を繰り返していたことや、企業への漠然とした不信感から転職に踏み出せずにいました。そんな時に、転職フェアで大学中退者専門の就職支援サービスを見つけました。最初は半信半疑でしたが紹介してくれる企業は良い企業が多く、一番素直に話ができた人材派遣の企業に内定が決まりました。入社後も、紹介されたときに聞いていた話とズレのない、いい会社でした。今後は、事業の拡大と世代交代を自分が担いたいと思っています。
無職からの就職に関するよくある質問
無職から就活するなかで、よくある質問をまとめてみました。
いま無職であっても、正社員就職は可能です。ジェイックには、国家資格を所有したアドバイザーが在籍しています。無職の方の支援実績も多数ありますので、安心してご利用いただけます。まずはお気軽に「就職相談」へお申込みください。
無職の方は、就職エージェントの利用がおすすめです。求人サイトをひとつの手段として使うのはありですが、求人数が多く探しにくい、ブラック企業もある、自力で就職活動をしなければいけないなどの注意点があります。
10~20代は比較的無職から就職しやすいため、企業選びに注意し、面接対策やマナーなどの基本を身につけることが大切です。30代以降は、30代前半であればまだ就職できる機会は多いため、早めの行動がおすすめです。
転職するまでの無職期間は平均でどれくらい?
転職するまでの無職期間は、一般的には2~3カ月といわれています。
しかし、年齢や実績によって期間は個人差があるため、一概には言い切れません。
無職から転職するための詳しい方法については、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。