ESTP(起業家)に向いてる仕事は、瞬時に判断が必要とされる仕事や新しくチャレンジングな仕事です。
先頭に立って切り開いたり、リーダーとして頼られるポジションが向いていると言えますが、逆に安定して刺激の低いキャリアを選んでしまうと失敗する可能性もあります。
こちらの記事では、ESTP(起業家)に向いてる仕事や業種、向いていない仕事や、ESTP(起業家)の傾向にあった強み弱みの活かし方を解説していきます。
ぜひ就職活動や普段の仕事に役立ててください。
- ESTP(起業家)に向いている仕事には、消防士、投資家、ジャーナリストなどがある
- ESTP(起業家)の性格は、変化を求め、失敗を恐れないリーダータイプ
- ESTP(起業家)の強みは行動力、適応力など。弱みは計画的な行動が苦手なことなど
- 営業職
強みであるチャレンジ精神、ポジティブ思考が活かせる - 起業家
的確な現状認識と現実的な思考能力が求められる - 消防士
冷静な対応力、強靭な精神力が存分に発揮できる - 警察官
知性、探求心、ポジティブな精神求められる - 販売
鋭い洞察力で来店客のニーズを汲み取ることができる - 投資家
冷静な判断力、ポジティブで逆境に強い性格が適している - イベントプランナー
行動力、臨機応変さ、チームワークで仕事を進める力が求められる - マーケティング
データ分析、論理的思考力などの幅広いスキルが必要とされる - 現場作業員
ストレスやプレッシャーに耐えるタフな精神力が求められる - 経営企画
一連の工程にしっかりコミットできる精神的な強さが必要 - プロダクトマネージャー
リーダーシップとリスクを恐れないタフな精神力が活かされる - 外交官
高いコミュニケーション能力、冷静で臨機応変な判断力が求められる - 自衛官
冷静な対応力、高いモチベーション、リスクを恐れない精神力が必要 - ジャーナリスト
本質を捉える鋭い洞察力、わかりやすく伝えるコミュニケーション能力が活かせる - 不動産開発
フットワークの良さを活かした情報収集能力、交渉力などが求められる
この記事の目次
- 1 ESTP(起業家)の人とは?
- 2 日本のESTP(起業家)の割合
- 3 ESTP(起業家)に向いてる仕事15選
- 4 ESTP(起業家)に向いてる業種
- 5 ESTP(起業家)には向いてない仕事
- 6 ESTP(起業家)に向いてる仕事を見つける方法
- 7 ESTP(起業家)がマッチする職場環境
- 8 ESTP(起業家)の強み
- 9 ESTP(起業家)の弱み
- 10 ESTP(起業家)はどんな人と相性がいいの?
- 11 ESTP(起業家)と相性が悪い性格タイプ
- 12 ESTP(起業家)の性格タイプを更に詳しく理解しよう
- 13 ESTP(起業家)が向いてる仕事に就職や転職をする時のコツ
- 14 ESTP(起業家)について「よくある質問」
- 15 まとめ:ESTP(起業家)に向いてる仕事をゲットしよう!
ESTP(起業家)の人とは?
それでは、ESTP(起業家)というタイプについて詳しく見ていきましょう。
ESTPの16 Personalities性格診断とは?
まずはじめに「16 Personalities性格診断」について簡単に解説します。
「16Personalities性格診断」は、人の興味や関心の方向・ものの見方などの傾向から、その人の「本質的な性格の類型」を探る診断テストです。ネット上で手軽に行えるテストもあり、自分の性格やタイプについて知りたい人や、自己分析の参考として受ける人も増えているようです。
この記事で参照している「16Personalities性格診断テスト」は無料で診断できるサイトで、回答に要する時間は約12分ほどです。
たとえば、下記のような質問項目が約60件、用意されています。
- 自分の心より自分の頭に従うことが多い
- グループで何かをするのが好き
- 色々なことに興味がありすぎて、次に何に挑戦するか決めがたい
質問にすべて回答すると、あなたが16タイプの分類のどれに該当するかの診断結果が表示されます。
次に、タイプの名称にある「4文字のアルファベット」は、それぞれ「4つの指標」における「2つのタイプ」の組み合わせを表しています。
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外交型(E) |
物事の見かた | 感覚型(S) | 直観型(N) |
判断のしかた | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 知覚型(P) |
上記「4つの指標」における「2つのタイプ」の組み合わせは16通りになり、それが16種類のパーソナリティとされています。
また、「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」という性格検査もあります。
「MBTI」とは、ユングのタイプ論をもとにした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査です。「MBTI」の公式サイトによれば、「『16Personalities性格診断テストはMBTIとは全く別のものであり、ISTJやENFPなどアルファベットをつかってタイプを表しているのはMBTIをまねたもの』とされています。その点については、どうぞご承知おきください。
なお、この記事は「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信をご参照ください。
ESTP は何の略?意味は?
それでは、この記事で解説する「ESTP(起業家)タイプ」について解説します。
ESTPは、先ほどの指標では下記の分類となります。
- 興味・関心の方向…外向型(E:Extroverted)
- 物事の見かた…感覚型(S:Sensing)
- 判断のしかた…論理型(T:Thinking)
- 物事への姿勢…知覚型(P:Perceiving)
ESTPは、外向型(E)、感覚型(S)、論理型(T)、知覚型(P)の4つの特徴を持つタイプです。
ESTP(起業家)の性格的な特徴
ESTP(起業家)は、ルールに縛られず変化を求める、失敗を恐れないリーダータイプです。
情熱的でエネルギッシュ、ストレスへの耐性も高く、周囲に対して強い影響力を持っています。
フレンドリーで社交的な外向型(E)なので、多くの人と円滑にコミュニケーションを取ることができます。社交の場の中心にいることが多く、人を楽しませるのが大好きです。
目の前で起きていることに対峙し、冷静に判断することができるのは、現実的な思考傾向のある感覚型(S)の特徴です。
論理型(T)特有の知性と探求心に加えて、リスクを取ることを恐れない覚悟をあわせ持つため、ポジティブで逆境に強く、常に新しいことに挑戦していきます。革新的な方法で問題を解決していくため、周囲の人たちから頼れるリーダーと認識されます。「失敗もひとつの経験。次に活かせば良い」と楽天的に考えるため経験値が高くなり、ビジネスでも頼りにされることが多いです。
知覚型(P)の自由さや臨機応変なところも強みですが、一方で「極端に熱しやすく冷めやすい」「計画性が無い」「規則やルールを軽視しがち」という面もあります。
また、周りにも自分と同等のレベルやスピード感を求める傾向があるため、相手によってはプレッシャーや不安感を与えてしまう恐れがある点には要注意です。
目標達成や良好な人間関係のためには、周囲への配慮や一定のルールも必要であることを理解できれば、多くの人から信頼される真のリーダーになれることでしょう。
ESTP-AとESTP-Tの違い
ESTP(起業家)タイプは、さらに「ESTP-A」と「ESTP-T」の2タイプに分類されます。
ハイフンの後に付いている「A」は「自己主張型」、「T」は「慎重型」を意味しています。
それぞれの特徴は下記の通りです。
「ESTP-A」の特徴
「自己主張型」のESTP-Aは前向きで、みずから行動を起こせるタイプです。周囲の人に頼られるリーダー的な要素もあります。ただ、自信が過剰気味になってしまう場合があることには要注意です。自己主張をしすぎないよう気を付けましょう。目先の目標だけにとらわれ、大事なポイントを見過ごしてしまわないよう注意すると良いでしょう。
「ESTP-T」の特徴
「慎重型」であるESTP-Tは、他者の感情に寄り添えるタイプです。勤勉で目標達成への努力を惜しまず、周囲から信頼が寄せられる傾向にあります。
INFP-Tにはやや敏感で不安定な気質があるため、外部からの刺激に対して過度に反応してしまうところがあります。ただ、人の気持ちや痛みが分かるからこそ、人に優しくできる面もあります。
ESTP(起業家)タイプの意味や特徴については以下の記事で詳しく解説しています。
日本のESTP(起業家)の割合
16personalitiesの公式サイトで公表されているデータによれば、日本におけるESTPの割合は2.62%となっています。
また、性格傾向を細分化した「T(神経型)」と「A(自己主張型)」で見てみると、ESTP-Tは1.04%、ESTP-Aは1.58%の割合で存在しています。
特に神経型の ESTP-Tについては、32タイプあるうちの31番目、自己主張型の ESTP-Aは26番目に多いことから、 ESTPは日本人に極めて少ない性格タイプであると言えます。
日本での各タイプの割合については以下の記事で詳しく解説しています。
出典:Japan Personality Profile | Country Personality Profiles | 16Personalities
ESTP(起業家)に向いてる仕事15選
ここからは、ESTP(起業家)タイプの性格的要素に適性がある仕事を15種類、ご紹介していきます。
ESTP(起業家)はチャレンジ精神が旺盛で、どんな物事に対してもエネルギッシュに取り組もうとすることから、体力と精神力ともに求められる起業家や警察官、経営企画、営業職などの仕事に向いています。
- 営業職
└強みであるチャレンジ精神、ポジティブ思考が活かせる - 起業家
└的確な現状認識と現実的な思考能力が求められる - 消防士
└冷静な対応力、強靭な精神力が存分に発揮できる - 警察官
└知性、探求心、ポジティブな精神求められる - 販売
└鋭い洞察力で来店客のニーズを汲み取ることができる - 投資家
└冷静な判断力、ポジティブで逆境に強い性格が適している - イベントプランナー
└行動力、臨機応変さ、チームワークで仕事を進める力が求められる - マーケティング
└データ分析、論理的思考力などの幅広いスキルが必要とされる - 現場作業員
└ストレスやプレッシャーに耐えるタフな精神力が求められる - 経営企画
└一連の工程にしっかりコミットできる精神的な強さが必要 - プロダクトマネージャー
└リーダーシップとリスクを恐れないタフな精神力が活かされる - 外交官
└高いコミュニケーション能力、冷静で臨機応変な判断力が求められる - 自衛官
└冷静な対応力、高いモチベーション、リスクを恐れない精神力が必要 - ジャーナリスト
└本質を捉える鋭い洞察力、わかりやすく伝えるコミュニケーション能力が活かせる - 不動産開発
└フットワークの良さを活かした情報収集能力、交渉力などが求められる
営業職 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 1/15]
ESTP(起業家)は、極めて高いコミュニケーション能力を持つことから、営業職に向いています。
営業職は、法人や個人の顧客に対して製品やサービスを提案し、契約締結・販売を行う仕事です。「目標予算の達成」という働く目的が明確であるため、ESTP(起業家)タイプのチャレンジ精神を活かせる職業です。
人によっては、目標達成をプレッシャーに感じてしまいますが、ESTPは基本的にポジティブ思考で、ストレス耐性が高い傾向があるため、こうした状況をむしろエネルギーに転換して邁進します。
また、ESTPの社交性とコミュニケーション能力、問題解決への熱心さ、臨機応変な対応が得意な点も、営業職に求められる資質でしょう。
平均年収 | 579万円 |
必要なスキル | ・行動力 ・コミュニケーション能力 ・調整力 |
仕事に就くためには | ・未経験者を募集している営業職の求人に応募する ・事務職など他の職種から配置転換で異動する |
関連する資格 | ・ビジネスマナー検定 ・普通自動車免許 |
出典:厚生労働省「食品営業(食品メーカー) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
起業家 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 2/15]
ESTP(起業家)は、自分のチャレンジ精神を存分に活かせる環境で強みを発揮できるため、起業家に向いています。
起業とは「営利を目的として事業を立ち上げること」。つまり、起業家とは「自分で立ち上げた事業で収益を得る」職業と言えます。
ESTP(起業家)タイプの名の通り、まさにESTPに向いている仕事のひとつです。
新たに立ち上げられる事業は、従来のサービスや製品では解決できない問題への対応を目的にすることが多く、ESTPの的確な現状認識と現実的な思考能力が活かされるでしょう。
ただ、起業には一般的にリスクが伴いますし、多くのエネルギーやリソースを注ぎ込む必要があります。よほどの熱意と覚悟、ストレスへの高い耐性がなければ困難です。ESTPはこれらの要素をあわせ持ち、多くの人が避ける厳しい道へワクワクしながら乗り込んでいける、稀有な存在と言えるでしょう。
平均年収 | 0~ |
必要なスキル | ・貪欲さ ・あらゆる立場の人と対等にわたり合えるだけのコミュニケーション能力 ・ビジネスに関する優れた嗅覚 |
仕事に就くためには | ・経営計画書を設計して起業する ・個人事業主としてビジネスを軌道に乗せた後、法人成り(法人登記)する |
関連する資格 | ・中小企業診断士 ・ビジネスマネージャー検定 |
消防士 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 3/15]
ESTP(起業家)は、自身の能力を最大限に発揮して誰かのためになる仕事にやりがいを感じられる性格のため、消防士に向いています。
消防士は、消防車で出動して火災を消火する「消火活動」、救急車で病気やケガの人を搬送する「救急活動」、事故や災害の現場で人を救出する「救助活動」を行う職業です。
消防士は「地方公務員」であり、採用試験をパスしなければなりません。任務をこなせるレベルの身体能力・体力の基準が設けられています。また「人を助けたい」という強い思いを持ち続けられることも、消防士には欠かせない要素です。人命救助の現場は危険性が高く、難易度の高い任務に携わることになります。ESTP(起業家)タイプが持つ冷静な対応力や高いモチベーション、リスクを恐れない強靭な精神力が存分に発揮できる仕事です。
平均年収 | 350万円 |
必要なスキル | ・極めて高い体力 ・困難な状況においても諦めない精神力 ・人命を救おうとする正義感 |
仕事に就くためには? | ・消防職員採用試験に合格し、消防署に採用される ・消防署に採用された後は、消防学校で1年程度消防知識を学んだと現場に配属される |
関連する資格 | ・救急救命士 ・移動式クレーン運転士 |
出典:厚生労働省「消防官 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
警察官 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 4/15]
ESTP(起業家)は、自らが掲げた正義に向かって突き進める性格ですので、警察官に向いています。
警察官は、窃盗や殺人・詐欺・組織犯罪などから住民を守り、安全な生活を送れるよう地域の保安に努める公務員です。
私たちに最も身近な存在である交番や駐在所勤務の警察官は、地域課に所属しています。様々な事件を捜査するのは刑事課です。殺人・詐欺・組織犯罪対策など、犯罪の種類別に専門部署が分かれています。また、急増しているサイバー犯罪の取り締まりにも乗り出しています。
ESTP(起業家)タイプの知性と探求心に加えて、ポジティブで逆境に強いところが求められる職業です。
平均年収 | 558万円 |
必要なスキル | ・危険を顧みず行動できる精神力 ・社会秩序を守るという正義感 ・臨機応変な対応力 |
仕事に就くためには? | ・警察官採用試験に合格する ・警察学校を卒業し、警察署に配属される |
関連する資格 | ・普通ニ輪免許 ・無線免許 |
出典:総務省「第5表 職種別職員の平均給与額」
販売 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 5/15]
ESTP(起業家)は、老若男女問わずあらゆる人とコミュニケーションを取れる性格のため、販売職に向いています。
販売職は、スーパーやアパレルショップなどの来店客に対して接客をしたり、レジ打ちや品出し・商品発注をしたりなど店舗スタッフとして働く仕事です。
来店客に対してコミュニケーションを取ることも珍しくありませんが、ESTP(起業家)の鋭い洞察力で来店客のニーズを汲み取るといった強みを発揮できます。
販売職として働くと、ゆくゆくは店長などマネジメントのポジションにつくこともあります。ESTPのリーダーシップとコミュニケーション能力があれば、成果を引き上げていくことも可能です。
平均年収 | 361万円 |
必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・一般的な社会常識 ・計数能力 |
仕事に就くためには? | ・未経験者を募集している販売職の求人に応募する ・販売職としてアルバイトやパートで実務経験を積んだ後、正社員登用を目指す |
関連する資格 | ・販売士 ・接客サービスマナー検定 |
出典:厚生労働省「衣料品販売 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
投資家 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 6/15]
ESTP(起業家)は、誰もが迷う状況であっても素早く適切な判断をすることに長けている性格のため、投資家に向いています。
「投資家」とは、投資によって収入を得ている人のことを指します。
一般的には株式投資がイメージされやすいですが、FXや暗号資産(仮想通貨)、不動産などへの投資も対象となります。趣味で投資をしている人や将来に向けた資産運用のために投資をしている人、副業として投資で収益をあげている人など、投資による収入だけで生計を立てている人もいます。
目の前で起きていることに対峙し、冷静に判断することができるESTP(起業家)タイプの特性は、投資家としても活かされます。投資にリスクはつきものですが、ポジティブで逆境に強いESTPは適性が高いと言えるでしょう。
平均年収 | 0~ |
必要なスキル | ・経済に関する深い知識 ・情報収集力 ・決断力 |
仕事に就くためには | ・証券会社などで投資を始める |
関連する資格 | ・証券アナリスト ・ビジネス会計検定 |
イベントプランナー [ESTP(起業家)に向いてる仕事 7/15]
ESTP(起業家)は、異なる立場の人とも高いコミュニケーション能力を発揮して円滑に業務を進められるため、イベントプランナーに向いています。
イベントプランナーは、展示会やセミナー、コンサート、フェスティバルなど、さまざまな種類のイベントを企画立案し、運営業務全般を担います。総合的なプロデュースを担当しながら、集客や収益をアップするためのアイデアを出し、イベントを成功に導く運営方法を考えます。
ESTP(起業家)タイプの既成概念や前例にとらわれないところが活かされる職業のひとつです。行動力と臨機応変さを併せ持ち、多くのスタッフとのチームワークで仕事を進める力も、この仕事では評価されることでしょう。
平均年収 | 632万円 |
必要なスキル | ・計画力 ・コミュニケーション能力 ・ディレクション能力 |
仕事に就くためには? | ・経験者を募集しているイベントプランニング会社の求人に応募する ・イベント業務管理士の資格を取得し、広告代理店などで実務経験を積む |
関連する資格 | ・イベント業務管理士 ・イベントプランニングスペシャリスト認定 |
マーケティング [ESTP(起業家)に向いてる仕事 8/15]
ESTP(起業家)は、成果が目に見えるような業務にやりがいを感じる傾向にあるため、マーケティングの仕事に向いています。
マーケティング職は、「人々や社会が求めている商品・サービスを創造・提供する活動」を指します。商品・サービスの開発から消費者が届くまでのプロセスは、すべてマーケティングに含まれます。
データ分析から視察・立案、論理的思考力を始めとした幅広いスキルが重要になる仕事ですが、いずれの要素でもESTP(起業家)タイプの強みが発揮できます。また、多くの関係者と連携する仕事でもあるので、コミュニケーション能力が高く、リーダーシップにも優れているESTPに向いていると言えるでしょう。
平均年収 | 645万円 |
必要なスキル | ・トレンドを理解し施策につなげる情報収集力 ・数値を分析し改善案を考えられるような分析力 ・ターゲットに対して効果的な訴求を行うためのクリエイティブ力 |
仕事に就くためには | ・未経験からマーケターを募集している求人に応募する ・営業職などの現場職を経験してから社内異動でマーケターの部門に配属される |
関連する資格 | ・マーケティング検定 ・Webアナリスト検定 |
出典:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
現場作業員 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 9/15]
ESTP(起業家)は、チャレンジ精神を活かして次々と技術を習得していくことに適性がありますので、現場作業員に向いています。
現場作業員とは、主に建設・土木の現場作業に携わる仕事です。建築作業員、土木作業員、大工、左官、とび職、板金など、多岐にわたります。
暑さ寒さなど天候や自然環境の影響を受けやすい、決められた納期が存在する、建築業界は人手不足で多忙であることが多いというように、ストレスやプレッシャーに耐性が求められる仕事です。そういった点では、ESTP(起業家)タイプであれば務まる仕事のひとつでしょう。また「命の危険と常に隣り合わせ」という点も、精神的にタフなESTPに向いていると言えるかもしれません。
平均年収 | 411万円 |
必要なスキル | ・体力 ・リスクマネジメント能力 ・現場作業における専門的な知識 |
仕事に就くためには? | ・未経験者を募集している建設土木会社の求人に応募する |
関連する資格 | ・フォークリフト運転技能講習 ・足場組立等作業主任者 |
出典:厚生労働省「建設・土木作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
経営企画 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 10/15]
ESTP(起業家)は、ビジネスを経営者の視点で俯瞰的に見れる性格のため、経営企画に向いています。
「経営企画」の主な仕事内容は、経営層の方針や企業のビジョンを実現するための中長期の経営戦略を立案することです。
ESTP(起業家)タイプには、ヒト・モノ・カネという企業のリソースを適切に活用し、企業全体がより成長できる方策を考え、他社との競争に打ち勝っていく、一連の工程にしっかりコミットできる精神的な強さがあります。「失敗も次に活かせば良い」とポジティブに考えるため経験値が高くなり、経営層からも頼りにされることでしょう。
平均年収 | 645万円 |
必要なスキル | ・分析力 ・プレゼンテーション能力 ・コミュニケーション能力 |
仕事に就くためには | ・未経験募集をしている経営企画の求人に応募する ・営業職などで就職した後に社内異動で経営企画に配属される |
関連する資格 | ・中小企業診断士 ・日商簿記検定 ・公認会計士 |
出典:厚生労働省「企画・調査担当 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
プロダクトマネージャー [ESTP(起業家)に向いてる仕事 11/15]
ESTP(起業家)は、複数のメンバーを取りまとめて的確な指示を出すことに強みがありますので、プロダクトマネージャーに向いています。
まず、プロダクトとは、製品・商品・生産物といった意味があり、企業が顧客に販売する製品の事を指すのが一般的です。
そして、プロダクトマネージャーは、どんな製品なら顧客の満足度を上げることができるのか、それをどのように販売していけばいいのか等を計画し実行していく仕事です。
企業のプロダクトに対する全体的な責任と最終的な決定権をもつため、ESTP(起業家)タイプのリーダーシップとリスクを恐れないタフネスが活かされます。ユーザーの満足度を上げて、会社の利益を最大化させるために重要なポジションと言えます。また、ESTPタイプのコミュニケーション能力で、異なる部署との連携をスムーズに進められるといった点でも向いてる仕事と言えるでしょう。
平均年収 | 750万円~800万円 |
必要なスキル | ・異なる立場の人とスムーズに仕事を進められるコミュニケーション能力 ・スケジュールやタスクを管理できるマネジメント能力 ・課題を見つけて即座に対処できる行動力 |
仕事に就くためには | ・何らかのプロダクトに携わるメンバーとして実務経験を積んだ後キャリアアップする ・自分で新たなプロダクトを作り上げる |
関連する資格 | ・ITストラテジスト試験 ・システムアーキテクト試験 |
外交官 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 12/15]
ESTP(起業家)は、国籍や文化に関係なく社交性を発揮できる性格のため、外交官に向いています。
外交官とは、自国を代表して世界の平和・安全、自国と外国の関係維持・発展などに取り組む仕事です。
国益を守り、日本の顔としての役目を果たさなければならない外交官には、交渉力やプレゼンテーション力を含めた広い意味でのコミュニケーション能力が求められるため、ESTP(起業家)タイプの強みが最大限に活かされる仕事と言えます。
また、外交の現場では、かなり緊迫した状況にさらされることも考えられます。どんな状況であっても冷静に対処でき、臨機応変にスピード感のある判断や行動を実践できるESTPに適した職業です。
平均年収 | 478万円 |
必要なスキル | ・高い語学力 ・論理的思考力 ・異なる立場の人に対する交渉力 |
仕事に就くためには? | ・人事院が実施する国家公務員採用総合職試験に合格した後、外務省に採用される ・外務省が実施している外務省専門職員採用試験に合格する |
関連する資格 | ・TOEIC ・得意言語の言語力を測る各種試験 |
平均年収出典:厚生労働省「外務公務員(外交官) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
自衛官 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 13/15]
ESTP(起業家)は、自分がなすべきことややるべきことに対して全力で向き合える性格のため、自衛官に向いています。
自衛官は防衛省・自衛隊に勤務する特別職の国家公務員です。
国土や国民を守るという、強い信念や使命感を持てる人に向いています。 現状において、自衛隊は災害派遣時の任務を担当するケースがほとんどですが、他国からの侵略をはじめ、有事の際には武器を取って戦う必要もある職業です。
前出の消防士や警察官と同じく、ESTP(起業家)タイプが持つ冷静な対応力や高いモチベーション、リスクを恐れない強靭な精神力が存分に発揮できる仕事と言えるでしょう。
平均年収 | 440万円(30代前半の場合) |
必要なスキル | ・ルールや秩序を確実に守る意識 ・コミュニケーション能力 ・高いレベルでの体力 |
仕事に就くためには? | ・一般幹部候補生試験や自衛官候補生の試験に合格する ・防衛大学校や高等工科学校を卒業し採用試験に合格する |
関連する資格 | ・大型自動車免許 ・ボイラー技士 |
出典:自衛隊帯広地方協力本部「自衛官のお給料について | 防衛省・自衛隊帯広地方協力本部」
ジャーナリスト [ESTP(起業家)に向いてる仕事 14/15]
ESTP(起業家)は、極めて高い探究心と好奇心がありますので、ジャーナリストに向いています。
ジャーナリストとは、世の中の出来事や話題を取材し、それらの事象を分析したり背景や原因を追求し、その結果として判明した事実や見通しなどを発信する仕事です。活躍の場は、政治や経済、社会、スポーツ、芸能、文化など幅広いジャンルがあり、多くの場合 個々のジャーナリストは専門とする領域をもっています。
新聞や雑誌、テレビ局やweb媒体などのメディア企業に所属する場合と、フリーランスとして活動する場合の、大きく2つの勤務スタイルがあります。
ESTP(起業家)タイプの「鋭い洞察力で物事の本質を捉える力」や「わかりやすく伝えるコミュニケーション能力」が発揮できる職業でしょう。
平均年収 | 571万円 |
必要なスキル | ・興味を持ったことに対して突き詰められる探究心 ・幅広い物事に興味を示する好奇心 ・論理的思考力 |
仕事に就くためには? | ・新聞社やWebメディアの記者を募集する求人に応募する ・フリージャーナリストとして記事や写真を公開する |
関連する資格 | ・ニュース時事能力検定 ・日経テスト |
出典:厚生労働省「新聞記者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
不動産開発 [ESTP(起業家)に向いてる仕事 15/15]
ESTP(起業家)は、専門的な知識を活かしてチャレンジングな仕事に挑戦したいと考える性格のため、不動産開発に向いています。
「不動産開発」の役割は、さまざまな不動産案件を企画・開発することです。
商業施設やオフィスビル、マンションや大規模開発など、その範囲は多岐にわたりますが、これらの開発を担うのが「デベロッパー」と呼ばれる不動産業者です。
不動産開発の仕事には、情報収集能力とフットワークの良さ、プレッシャーに負けない交渉力などが求められます。これらは、ESTP(起業家)タイプの適性が活かせる分野です。
また、大きな資金が動くプロジェクトですので、ダイナミックな仕事や目標達成を好むESTPを満足させる仕事でもあります。
平均年収 | 550~600万円 |
必要なスキル | ・不動産に関する専門的な知識 ・様々な人とやりとりをできるだけのコミュニケーション能力 ・決断力 |
仕事に就くためには? | ・不動産営業などで実務経験を評価され、不動産開発の部署に配属される ・未経験者を募集する不動産開発の求人に応募する |
関連する資格 | ・土地家屋調査士 ・宅地建物取引士 |
ESTP(起業家)に向いてる業種
①卸売・小売業
卸売・小売分野には、以下のような業種が含まれています。
- 卸売業…繊維・衣服等卸売業、飲食料品卸売業、建築材料・鉱物・金属材料卸売業、機械器具卸売業、その他卸売業
- 小売業…各種商品小売業(百貨店・総合スーパーなど)、織物・衣服・身の回り品小売業、飲食料品小売業、機械器具小売業、その他の小売業、無店舗小売業(通信販売、訪問販売、自動販売機による小売)
ESTP(起業家)タイプは、実務に秀でた交渉上手であるため、各種の卸売業・小売業界での仕事に向いています。
卸売・小売業は、同業他社との市場競争に常にさらされているタフな業種です。営業の達人であるESTPの適性が、発揮できる業種と言えるでしょう。
②IT・通信業
IT・通信分野には、以下のような業種が含まれています。
- 通信業…固定電気通信、移動電気通信、電気通信に付帯するサービス
- 放送業…公共放送、民間放送、有線放送
- 情報サービス業…ソフトウェア(受託開発、組込、パッケージ、ゲーム)、情報処理・提供サービス、市場調査・世論調査・社会調査
- インターネット付随サービス業…インターネット付随サービス(ポータルサイト・サーバ運営、アプリケーション・サービス・コンテンツ・プロバイダ、インターネット利用サポート業)
- 映像・音声・文字情報制作業…映画・ビデオ、テレビジョン番組、アニメーション制作、配給業、レコード・ラジオ番組制作、新聞業、出版業、広告制作業、ニュース供給業
ESTP(起業家)は適応力が高く、リスクを恐れないタイプとされています。
IT・通信分野は技術開発のスピードが他の業種よりもかなり早く、同業種での競争も激しい分野です。そうした業界では、前例踏襲よりも変化し続けることを好む傾向にある人に向いています。
論理型の知性と探求心に加えて、ポジティブで逆境に強いESTPであれば活躍できるフィールドでしょう。
③広告・マーケティング業
広告・マーケティング分野には、以下のような業種が含まれています。
- 広告業…広告代理、屋外広告
- 専門サービス業…マーケティング・コンサルタント業
広告・マーケティング分野では、ESTP(起業家)タイプの社交性とコミュニケーション能力が活かされます。
広告・マーケティングは、製品やサービスを売るための戦略です。クライアントが求めるターゲット層に訴求するには、ESTPの論理性や分析力が求められるでしょう。
また、広告制作には、ライターやカメラマン、デザイナーなど、さまざまなクリエイターが関わります。プロジェクトには納期があるため、優れたマネジメントスキルも必要で、調整力やコミュニケーション力が欠かせません。ESTPのリーダーシップも、いかんなく発揮できるでしょう。
④金融業
金融分野には、以下のような業種が含まれています。
- 金融業…銀行業、協同組織金融業(信用金庫、農業協同組合など)、貸金業・クレジットカード業等非預金信用機関、金融商品取引業、商品先物取引業、補助的金融業等(両替業など)
- 保険業…生命保険、郵便保険、損害保険、共済事業・少額短期保険業、保険媒介代理業、保健サービス業
金融業界も市場競争の激しい分野であり、また取り扱う金額が高額になる傾向がある業種でもあります。
ESTP(起業家)タイプが持つ、冷静な分析力や判断力とエネルギーにあふれた行動力、その両面を活かすことができる業種と言えます。
この分野にはプレッシャーが強くかかる職種が多い傾向がありますが、ESTPであれば対応でき、さらに成果をあげることで報酬額も期待できるため大きな達成感を得られることでしょう。
ESTP(起業家)には向いてない仕事
ESTP(起業家)タイプは、リーダーシップと社交性に富んでいる反面、ルーティンワークや一人で進めるスタイルの仕事を苦手とする面もあります。
そんなESTPにあまり向いていない仕事ですが、具体的な特徴としては以上の3点があげられます。
- ①安定して刺激が少ない仕事
- ②ルーティンワークが多い仕事
- ③単独作業が多い仕事
それでは、詳しく見ていきましょう。
①安定して刺激が少ない仕事
ESTP(起業家)タイプは、業務内容がある程度定まっていて「安定して進められる仕事」を好まない傾向があります。
「物事への姿勢」が知覚型(P)であることから、計画性が高く長期に渡り進められる業務よりも、突発的な物事に臨機応変な対応が求められる働き方を好みます。
具体例をあげるとすれば、向いていないのは下記のような職業です。
- 公務員
- インフラ関係
上記はいずれも、厳密なルールや定型化されたマニュアルが存在し、それらがあるからこそ人々の暮らしをしっかり支えられる業種です。資金規模も大きく、長期間に渡るプロジェクトや業務に携わるため、あらかじめ綿密に計画して粛々と遂行する働き方が一般的になります。
人と比べて高いエネルギーレベルの持ち主であり、仕事に刺激や革新性を求めがちなESTPには、物足りなさを感じてしまうかも知れません。
②ルーティンワークが多い仕事
ESTP(起業家)タイプは、ルーティンワークの要素が多い仕事を苦手としています。
また、「物事への姿勢」が知覚型(P)であることから、計画性の高さや定型化された業務よりも、突発的な物事に臨機応変に対応するスタイルを好みます。
具体例をあげるとすれば、向いていないのは下記のような職業です。
- 工場作業員
- 事務
- ルート営業
これらの仕事は、しっかりと定められた業務内容を着実に進めていくことで成果につながることが特徴です。
次々に新しいアイデアが浮かび、より革新的な方法を自由に探求したいESTPには、強みや個性がうまく活かせない仕事と言えるでしょう。
③単独作業が多い仕事
ISFP(冒険家)タイプは、単独で業務にあたる時間が長い仕事にはあまり向いていません。
具体例をあげるとすれば、向いていないのは下記のような職業です。
- ITエンジニア
- 研究職
- イラストレーターやデザイナー
これらの仕事には、単独で進める作業が他の職種よりも多い傾向があります。
ISFPは、その社交性やリーダーシップを活かして、複数人のチームワークで仕事を進めることを得意としていますので、それらを活かせる仕事を選択した方が良いでしょう。
その他
他にも、以下のような仕事はESTP(起業家)タイプにあまり向いていない可能性があります。
経営コンサルタント
経営コンサルタントは、企業などの経営状態を診断し、経営体質の強化や今後の方針について指導やアドバイスを行う仕事です。依頼主の要望に応じて、経営の効率化や合理化のための診断、人事や賃金の見直し、設備投資計画の作成などを実施します。
ESTP(起業家)タイプは、長期的な計画立案や遂行をあまり得意としていないため、経営コンサルタントには向いていない傾向があります。
編集者
編集者は、書籍・雑誌・WEBなどの記事や作品を企画します。著者やライター、カメラマン、デザイナ-など、多くの関係者に制作の方向性を示し、作り上げていく仕事です。
そして、制作物のチェック、校正、進行管理、予算の配分なども重要な役割になるのですが、ESTP(起業家)タイプはこれらの細部に注意を払う業務があまり得意とは言えません。
データ入力
データ入力とは、各種のデータやアンケートの回答などを、PCを使ってフォーマットに入力することが主な業務になります。
作業を正確に遂行することが求められますが、ESTP(起業家)タイプは細かいタスクを繰り返すことを苦手としているため、向いていない仕事と言えるでしょう。
ESTP(起業家)に向いてる仕事を見つける方法
あなたの性格や適性に合った仕事を選択できれば、キャリアにおける満足度が高まります。
ここからは、ESTP(起業家)タイプに向いている仕事を見つける方法について解説します。
①事業の方向性や業務の内容を調べる
ESTP(起業家)タイプに向いてる仕事を見つける方法のひとつ目は、企業の業務内容や事業の方向性を調査することです。
その理由は、ESTPの強みである「適応性」や「挑戦性」が生きるビジネス環境や仕事の内容であるのかどうかを見極めるためです。
仕事をする上での個々のメンバーの自由度や、大胆な挑戦ができるかどうかは、規模が大きい企業ではあまり期待できないかもしれません。業界や企業が充分に成熟していると、成長曲線はゆるやかに安定していることが多いためです。
ESTPには、自由にチャレンジできる環境が必要です。そうした環境を持つ会社かどうかを基準に、企業分析をしていきましょう。
②評価制度や人事制度を確認する
ESTP(起業家)タイプにとって、チャレンジすることが評価される組織かどうかも重要なポイントです。新しいことに取り組むことが評価される制度が用意されているかどうかで、そういったことを歓迎する社風かどうかが分かります。
そこで、就職活動や転職活動で応募を考えている企業の人事や教育の制度をしっかりチェックしましょう。
これらの情報は、求人サイトや企業の公式サイトであたりをつけ、詳しくは会社説明会などに参加して人事担当者に質問するようにしましょう。現場メンバーには、社員の評価制度や人事制度の情報に詳しくない人もいる可能性があります。最新の情報を確認するため、人事担当に直接話を聞くのが確実です。
③インターンシップやOB訪問
自分に適した職場環境かどうかを確認するには、その企業で実際に働いている人(人事担当者や、実際に現場で勤務する人など)に会ってみることをおすすめします。
感覚型(S)のESTP(起業家)タイプは、頭だけであれこれ考えているよりも、実際に働いている人となるべく多く会う機会を持った方が判断がしやすくなります。会ってみることで社内の人々の雰囲気を知り、成果主義かどうかなどの企業文化を知ることができるでしょう。
就職セミナーやインターンシップ、OB/OG訪問や知り合いのツテを頼るなど、あらゆる手段を駆使してみましょう。
ESTP(起業家)がマッチする職場環境
ESTP(起業家)タイプにマッチする職場環境についても考えてみましょう。
①自由度が高い職場
ESTP(起業家)タイプは、自由に行動できる範囲が広い職場が向いています。
- ルール、規則、マニュアルなどが最小限におさえられている
- メンバーの役割や職域もあまり固定されておらず、フリーハンドの余地がある
- 業務の「経過」よりも「成果」の方がより重視されている
ESTP(起業家)タイプは、ルールやマニュアルががっちり定められていたり、あまり変更がされない職場よりも、それらが最小限で自由に動ける環境の方が強みを発揮できるでしょう。
②挑戦性が求められる職場
ESTP(起業家)タイプは、挑戦することを求められる職場でこそ活躍できます。
- 新しい手法やアイデアに寛容で、チャレンジが歓迎される企業風土
- 変化を恐れず、スピード感のある行動が評価される職場
- リスクを取ることを否定せず、失敗も「有益な経験」と考える環境
ESTP(起業家)タイプは、安定性よりも成長性が重視されたり、どんどん新しいことにチャレンジしていく企業に向いています。「会社の方向性」と自分の強みが合っているかに注目してみましょう。
③チームワークが重視される職場
チームワークを重視するESTP(起業家)タイプには、下記のような特徴がある職場環境が適しています。
- 上司や同僚から協力しあう意識が感じられる
- 単独での業務よりも、複数人で業務に携わる割合が多い
- 仕事を通して、人の役に立っている実感が得られる
ESTP(起業家)タイプは、多くの人と協力しながら作業を行うほうが強みを発揮できます。チームワークを重視する職場環境を選ぶと良いでしょう。
ESTP(起業家)の強み
ESTP(起業家)タイプの主な強みは、こちらの3点です。
- ①アクティブで活動的
- ②変化への適応力
- ③高い社交性
それでは、順番に見ていきましょう。
①アクティブで活動的
ESTP(起業家)タイプは、アクティブで活動的な性格です。その行動力やあふれるエネルギーは誰からも一目置かれるため、リーダーとしても活躍できる人です。
明るく楽観的な人柄ではありますが、冷静さやリアリストな一面も兼ね備えているため、臨機応変に対応できることも強みです。
②変化への適応力
今、目の前で起きていることにしっかりと対峙し、冷静に判断して臨機応変に対処できるのも、ESTP(起業家)タイプの強みです。
もともと「安定性」よりも「変化」や「革新性」を好む傾向があり、急激な変化に対応することも厭わず、むしろその状況を楽しめるタフさがあります。
ビジネスでもプライベートでも、客観的に判断して適切に対応していくことができるので、破局的な失敗を回避できるのがESTPの特徴でもあります。
③高い社交性
ESTP(起業家)は、さまざまな人々とのコミュニケーションを心から楽しめるタイプです。社交性があり、人付き合いがストレスにならない性格です。
新たな環境や人間関係に飛び込んでも、あまり時間をかけずに溶け込みます。周りの人々との調和を大切にしながら関係性を築くので、友人や知人が多く、公私にわたり協力できる人に事欠かないでしょう。
仕事場での活かし方
上記3つの強みは、仕事をする上でどのように役立てられるでしょうか?
ESTP(起業家)タイプは、まさにリーダーになるべくして生まれてきたような人物です。
人間関係の構築能力、行動力に優れており、特に変化の著しい分野での活躍が期待できます。
新しいことにチャレンジしたり、失敗しても「これも経験だ」と次に生かせる姿勢があるため、周囲の人々から頼もしいと思われるでしょう。それをプレッシャーに感じず、むしろ光栄に感じて増々やる気が出てくるESTPは、やはりリーダー的なポジションを担うのが仕事場での活躍につながるでしょう。
就職や転職活動でのPR方法
就職や転職活動において、これらの強みを自己PRする例文をご紹介します。
私は、臨機応変な対応力や行動力に自信を持っています。
学生のころから本格的な登山を始め、国内のさまざまな山に登ってきました。山の天候は、刻一刻と変化します。自分と仲間の安全を守るため、天候の変化を注意深く観察し、メンバーと協議しながら早めの判断を心掛けています。時には、山頂が目前であっても引き返す判断もしました。こうした経験から、状況に応じて臨機応変に対応する習慣や、即座に動く行動力が身に付いたと感じます。
こうした経験は、幅広い業界の企業と取引をされている貴社での営業職において役立つと考えております。個々の状況を見極め、臨機応変に対応をすることで貢献していきたいです。
私は社交性がある方だと思います。
知らない場所に行ってみたいという好奇心から、学生の頃からさまざまな場所に一人旅をしてきました。国内外のさまざまな場所で、たくさんの人との出会いがあります。言葉が伝わらない時もありますが、身振り手振りやスマホを使いながら、積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
自分から積極的に周りの人と関わることで、新しい知識を得たり、考え方を深めることができたと思います。
貴社での業務でも社交性を活かし、お客様と積極的にコミュニケーションを取り、最適なご提案ができるように心掛けていきたいです。
ESTP(起業家)の弱み
ESTP(起業家)タイプの主な弱みは、こちらの3点です。
- ①計画的な行動が苦手
- ②不注意で細かいミスをしてしまう
- ③他人の感情を無視してしまう
これらについても、順番に見ていきましょう。
①計画的な行動が苦手
ESTP(起業家)タイプは、計画の通りに行動することをあまり重要視していません。
もちろん、大枠の計画が必要であることは認識していますが、「計画をそのまま実行に移す」ことよりも、その場その場の状況に応じて柔軟に対応していく方が良い結果をもたらすと考えており、また臨機応変な対応が実際に得意でもあるのです。
そうした柔軟な対応が功を奏することが多いため、計画的な行動をやや軽視したり、好まない傾向にある人も多いようです。
②不注意で細かいミスをしてしまう
ESTP(起業家)タイプは、目の前のできごとに冷静にスピーディに対処できるのが強みですが、細部にあまりこだわらないせいか細かいミスをしてしまうことがあるようです。
また、自分のワクワクすることややりたいことばかりに視点がいってしまい、書類など細かいミスを連発してしまうこともあるようです。
これは、規則やルールにガチガチに従って行動することを重要だとは考えていない傾向も影響しているかも知れません。大切なのは「ルールをいかに遵守するか」よりも、「どれだけ成果が上がるか」や「より良い結果を得られるか」であると考えるためです。
その考え方にも一理あるのですが、一定の年月をかけて作られてきたルールや規則にも意義があります。あらかじめそれらを認識し守ることでミスや失敗を避けられるという効果が期待できることも、知っておいて損はないでしょう。
③他人の感情を無視してしまう
周りにも自分と同等のレベルやスピード感を求める傾向があるESTP(起業家)タイプは、相手によっては過度なプレッシャーや不安を感じてしまうかも知れません。
上司の意向や、チームメンバーの感情を無視した個人プレーを行ってしまう傾向もあります。
特に、相手がマイペースなタイプや自己肯定感が低い傾向にあるタイプであった場合、彼らが本来持つ強みや長所を発揮させられないおそれもあります。
仕事場で注意すべきこと
上記3つの弱みについて、職場で注意するべきポイントを紹介します。
例えば、「計画的な行動が苦手」「不注意で細かいミスをしてしまう」という弱みについては、「計画やルールにも、存在意義や一定の効果がある」と認識することで軽減されます。
あらゆる計画やルールが無意味なのではなく、意義や効果のある計画やルールを作ったり実行すれば、ESTP(起業家)タイプが重視するスピード感や成果がより上がる可能性があることを知ってください。計画やルールは「敵」ではなく、いかに「味方」にして使いこなすかが重要です。
また、「他人の感情を無視してしまう」という弱みについては、他人の個性や感情の動きにもう少し気を配るようにすると良いでしょう。もともと、目の前の状況判断に優れているのがESTPの強みです。それを「周囲の人々の感情」にも向けてみてください。周囲の人への配慮ができるようになれば、より多くの人から信頼されるリーダーになれるでしょう。
就職や転職活動で損しないためのポイント
ESTP(起業家)タイプは、激務が当たり前になっているブラックな職場から欲しがられる傾向があることに要注意です。あなたの「行動力」を搾取されたり、「リスクを取ることを厭わない傾向」を間違った方向に誘導されないよう、就職や転職活動においては職場の環境や勤務条件はあらかじめしっかりチェックしましょう。
また、就職や転職活動は数か月程度の長い期間が掛かるものだと、あらかじめしっかり認識しておきましょう。計画的に行動することが苦手な方は、特に注意してください。「早く決めたい」と焦ってしまい不本意な就職や転職とならないよう、しっかりと計画を立てたり、自分にとっての譲れない条件や軸を明確にしておくことをおすすめします。
ESTP(起業家)はどんな人と相性がいいの?
ESTP(起業家)は、どんなタイプの人と相性が良いのかについても紹介します。
「16 Personalities性格診断」の中であれば、どのタイプが当てはまるのかも解説します。
仕事面①具体的な成果を求める上司
ESTP(起業家)タイプは、「具体的な成果を求める上司」の元で活躍できるでしょう。過程よりも具体的な成果をしっかりと評価してくれるタイプの上司です。
「16 Personalities性格診断」では、ISTJ(管理者)タイプです。
ISTJは事実や成果を重視するタイプで、周囲から厚い信頼を寄せられています。ESTPが生み出した成果をきちんと評価し、モチベーションを上げてくれます。
両者は、理性的で現実主義的な考え方を持っているため、意思決定や問題解決においてスムーズなコミュニケーションが可能です。
また、誠実さやひたむきさが際立つISTJは、チームワークを重視するESTPにとって心から信用でき頼れる存在になることでしょう。
仕事面②戦略的思考が得意な同僚
仕事面では、「戦略的思考が得意な同僚」の存在も欠かせません。
INTJ(建築家)タイプは、ESTP(起業家)タイプのアイデアやチャレンジを実現可能なプランの中で実現させていく仲間となります。
INTJは理性的で頭の回転が速く、戦略的思考を補完してくれるタイプです。両者の間には「共通の目的を持つことにより、互いの強みを合わせて取り組むことができる」という特徴があります。彼らが同じ目標に向かって共同作業を行う場合、お互いを補完しあい、より良い結果を生み出すことができます。
ESTPは、INTJの独立心の強さを尊重しましょう。INTJには、ひとり静かに思索にふける時間が必要です。お互いのペースを乱さないようにすることで、最強のタッグが実現できることでしょう。
仕事面③フォロワーシップの強い同僚
ESTP(起業家)タイプにとって、「フォロワーシップの強い同僚」の存在も欠かせません。
「16 Personalities性格診断」では、ISFJ(擁護者)タイプです。長期計画の策定や遂行を苦手としているESTPの弱みを補完し、ESTPのリーダーシップについてきてくれます。また、ESTPが細かなミスをしてしまった際には、全力でサポートやフォローをしてくれるありがたい存在です。
一方、ESTPのチャレンジ精神や行動力は、時に慎重すぎるISFJを後押ししてくれる頼もしい存在となるでしょう。
プライベート面①社交的な人
プライベートにおける友人としてESTP(起業家)タイプと相性がいいのは、社交的でエネルギッシュな人です。
「16 Personalities性格診断」では、ESFP(エンターテイナー)タイプが該当します。
ESFPは何かにワクワクすると夢中になり、他の人ともその喜びを共有したいと思います。それはESTPにも共通する特徴です。両者は似た者同士なので、良好な関係が築きやすい相性です。
プライベート面②計画的な人
つい衝動的に行動したくなるESTP(起業家)タイプにとって、プライベートにおいても「計画性の高い人」は良きパートナーになり得ます。
「16 Personalities性格診断」では、ISTJ(管理者)タイプです。ISTJは、仕事面だけでなく、プライベートにおいても相性がいいタイプです。
ESTPはアクティブで冒険好きですが、ISTJは安定や秩序を重視するという違いがあります。両極端な性格のように見えますが、両者は互いの違いを尊重しあい、補完しあうことができれば最高の相棒になるのです。
プライベート面③柔軟な思考の人
ESTP(起業家)タイプは、「柔軟な思考の持ち主」とウマが合います。
「16 Personalities性格診断」では、INFP(仲介者)タイプがあげられます。両者はともに好奇心が旺盛で、新しい物事を偏見や躊躇なく楽しめるタイプです。
INFPは「仲介者」の名にふさわしく、人をサポートしたり、物事の本質を捉えてわかりやすく伝える能力に長けています。これらは、ESTPの弱みを的確にフォローしてくれる能力です。マイペースで臨機応変な対応が得意なところは共通しています。
また、INFPはESTPの社交的なところに憧れ、ESTPはINFPの独特の美的センスや共感力の高さに惹かれます。
ESTP(起業家)と相性が悪い性格タイプ
続いて、ESTP(起業家)タイプは、どんなタイプの人と相性が悪いのかについて紹介します。関係性をより良くするための参考にしてみてください。
相性が悪い性格タイプ①ルールや約束を重んじる人
ESTJ(幹部)タイプの「ルールや約束をしっかりと守りたい」傾向は、そうしたものにあまり縛られたくないESTP(起業家)タイプと相容れないことが往々にしてあります。
自由で活動的なESTPは行動に粗が目立ったり細かいミスをしまうこともあり、ルールや約束を重んじる人からすると、疎ましく思われてしまう可能性があるためです。
また、ESTPは計画ずくめになることを好まず、ESTJは堅実で計画通りに物事を進めたいため、生活リズムや価値観の違いも問題が起こりがちです。
相性が悪い性格タイプ②優柔不断な人
ESTP(起業家)タイプは「優柔不断なタイプ」を苦手だと感じています。
「16 Personalities性格診断」では、INFP(仲介者)タイプが当てはまります。
論理と行動を優先させるESTPは、感情を重視する人を優柔不断だと感じていらいらしてしまう可能性があります。
INFPは「柔軟な思考の人」として、プライベート面で相性がいいタイプと紹介しましたが、優柔不断な面はESTPとうまく相容れないこともあるでしょう。
相性が悪い性格タイプ③独断的な人
人付き合いにおいてやや強引な一面があるENTJ(指揮官)タイプも、ESTP(起業家)と相性があまり良くない部分がある性格タイプです。
柔軟で縛られることを嫌うESTPは、独断的で自分の意見を曲げないENTJとあまり相性が良いとは言えません。
また、ENTJは計画的で将来を展望した意思決定を好みますが、ESTPは現在の状況を重視し、現状でのベストな選択をする傾向があります。この違いは、特に仕事面においてどのような戦略を適用するかについての意見の相違を引き起こすことがあります。
ESTP(起業家)と相性の良い性格タイプについて以下の記事で詳しく解説しています。
ESTP(起業家)の性格タイプを更に詳しく理解しよう
ここであらためて、ESTP(起業家)の性格タイプを更に詳しく見てみましょう。
16PersonalitiesのESTPについて
記事の前半でも触れましたが、ESTP(起業家)タイプの特徴は、16Personalities診断テストに用いられる「4つの対抗軸の組み合わせ」から解説されています。
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外交型(E) |
物事の見かた | 感覚型(S) | 直観型(N) |
判断のしかた | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 知覚型(P) |
ESTP(起業家)タイプは、上記の要素のうち、外向型(E)、感覚型(S)、思考型(T)、知覚型(P)の4つの特徴を持つタイプです。
ESTP(起業家)タイプを一言で表すなら、「ルールに縛られず変化を求める、社交的でリアリストなリーダー」です。
情熱的でエネルギーに満ち溢れ、逆境にも強いことから、周囲の人々に頼りにされるでしょう。大きな影響力を持っていることを自覚する必要があります。
外向型(E)であるためフレンドリーで社交的、多くの人と円滑にコミュニケーションを取ることができます。そして、困った時には周りの人に協力を仰ぎながら、チームワークで柔軟に対処します。
感覚型(S)の特徴として、現実に起きていることにフォーカスして冷静に判断することができるリアリストです。
論理型(T)であるため知性と探求心も持ち合わせ、さらにリスクを取ることを恐れない胆力もあるため、ポジティブな姿勢で新しいことに挑戦していきます。革新的な方法で問題を解決していくため、周囲の人たちから頼れるリーダーと認識されます。
ESTPは、失敗することをネガティブに捉えていません。「失敗もひとつの経験。次に活かせば良い」と楽天的に考えるため、結果として経験値が高くなり、強みになります。
知覚型(P)の自由さや臨機応変なところも魅力ですが、一方で「極端に熱しやすく冷めやすい」「計画性が無い」「規則やルールを軽視しがち」という面もあります。
また、周りの人々に対して自分と同等の高いレベルやスピード感を求める傾向があるため、相手によってはプレッシャーや不安感を与えてしまう恐れがあります。そんな時は持ち前のコミュニケーション能力を発揮して、個々の人の特徴や感情にも気を配ると良いでしょう。
高い目標達成を実現しつつ、良好な人間関係を維持していくためには、周囲への配慮や一定のルールも必要です。このことを理解できれば、多くの人から信頼される真のリーダーになれることでしょう。
自分の性格タイプを活かす方法をアドバイス
ESTP(起業家)タイプは、仕事のみならずプライベートな面でも人付き合いが良く、友人関係や恋愛も充実する傾向があります。
ただ、あまり忖度せずにハッキリと物を言うため、良くも悪くも考えていることや気持ちが相手に伝わりやすいタイプです。悪意は無くても、自分の言動で相手を傷つけてしまう可能性があることを心に留めておくと良いでしょう。
また、長期的な展望よりも、「今、自分はどう感じているか」を重視する傾向があるので、特に恋愛においてはドラマチックな展開やスリルを求めている部分があります。パートナーに求めるものが急に変わったり、他の人に興味が移ってしまうことは、他のタイプよりも起こりがちです。
決して一途とは言えないESTPですが、プライベートにおいても合理的な考え方ができるのは良い点と言えます。相手との関係を大切にしたいのであれば、それを実現するために何が必要なことか、何をやってはいけないかを冷静に考えれば、適切に対応できるようになるでしょう。
ESTP(起業家)が向いてる仕事に就職や転職をする時のコツ
この記事で紹介したような仕事にESTP(起業家)の人が就職や転職を目指す際は、以下のようなコツを意識しておきましょう。
- 成果が報酬に反映される求人を選ぶ
- チャレンジが歓迎される社風か企業研究する
- できるだけ多くの人に会った上で就職先を決める
それぞれ詳しく解説します。
1. 成果が報酬に反映される求人を選ぶ
ESTP(起業家)は、他の性格タイプに比べて成果主義といった特徴があります。
自分が頑張った成果は給料で反映してほしいと考える傾向にありますので、求人を選ぶ際は成果が報酬に反映されるかどうかを確認しておきましょう。
求人票の中でも、給料の欄で基本給以外に「歩合給」や「インセンティブ」といった言葉があれば、成果が報酬に反映されると考えて問題ありません。
特に営業職などであれば、契約件数に応じて給料を引き上げることも可能になります。
2. チャレンジが歓迎される社風か企業研究する
ESTP(起業家)は、どれだけ難しい問題に対してもチャレンジ精神を持って取り組むことができる性格です。そのため、求人を選ぶ際は失敗を許容する文化が根付いているなど、チャレンジが歓迎される社風か確認しましょう。
社風を知るためには企業研究が大切です。
求人票だけでなく、企業ホームページや就職口コミサイトも合わせて確認しましょう。また、就職エージェントから生の声を聞いてみることもおすすめです。
3. できるだけ多くの人に会った上で就職先を決める
ESTP(起業家)の人は社交性が高いといった強みがありますので、就職活動の場においても、できるだけ多くの社員と会うことをおすすめします。
社風を見極めることに役立つだけでなく、就職後のイメージも具体化できるため、面接で熱意をアピールしやすくなります。
ESTP(起業家)について「よくある質問」
ESTPのあるあるって?
ESTP(起業家)タイプあるある、よく聞かれるものをいくつかご紹介します。
- 好奇心が旺盛で、新しいことが大好き
- 年齢・性別・業種などにとらわれず誰とでも仲良くできる
- 行動力があるが、あまり深く考えないで動くので失敗も多い
- じっとしているのが苦手。身体を動かすのが好き
- 学校など多くの規則が整備されている環境は苦手
- 自分の目で見たものしか信じない
- ついつい、スリルや刺激を求めてしまう
- 「空気が読めない」のではなく、あえて「空気を読まない」こともある
- ストレートな物言いで、時には人を傷つけてしまうことも
- 地道にコツコツ続ける事が苦手
- 人から必要とされたり、頼りにされることが嬉しい
- 多くの人からの注目を集めることが好き
あなたは、いくつ当てはまりましたか?
ESTPはなぜ「起業家」と呼ばれるのか?
ESTP(起業家)タイプは、「些細な変化が起きた時、誰よりも早く敏感に気づく」という独特の能力を持っています。そして、「すぐに行動に移す瞬発力」もあわせ持っています。
これらは、特にビジネスシーンにおいて、大きなチャンスがそこにあるタイミングや、逆にネガティブな緊急事態の場面でもっとも求められる能力です。
こうした特徴から「起業家」という呼び方がぴったりなタイプと言えるでしょう。
ESTPはサイコパスで頭おかしい?
ネット上では「ESTPにはサイコパス傾向がある」というような言説が見られます。このことを気に病んでいるESTPタイプの人もいるかも知れません。
まず大前提として、人に対して「サイコパスである」というような断定はするべきではありませんし、サイコパスという用語を安易に使うことも適切でありません。
その上で、「なぜ、ESTP(起業家)タイプにサイコパス傾向があると思われてしまうのか」、その理由は「ルールや他人に縛られたくない」、「合理的に考えすぎて、他人の感情に配慮できない」などの特徴から、時に自己中心的に見えてしまうことがあるためだと考えられます。
こうした自己中心的な傾向がESTPにあることは否めませんが、これらの特徴があるからこそ「他の人には真似できない革新的な変化や成果を生み出せる」、「優柔不断さから大きなチャンスを逃したり、あるいは緊急の危機を回避できる」というポジティブな面もあるのです。
あなたのユニークな能力を認めてくれて、ありのままを受け入れてくれる寛容なタイプの人が身近にいれば、ESTPタイプは安心して自らの豊かなエネルギーを肯定的に活かしていけるでしょう。
まとめ:ESTP(起業家)に向いてる仕事をゲットしよう!
エネルギーと行動力にあふれるESTP(起業家)タイプには、自由にチャレンジできる仕事に適性があります。
一方で、ESTPが苦手とする計画性が重視される仕事やルーティンワークは避けた方が良いでしょう。
ESTP(起業家)タイプの強みと弱みをしっかりと理解した上で、向いている仕事を探すようにしましょう。
どんな仕事が向いているのか分からなかったり、向いている仕事の探し方を知りたい方は、就職エージェントを活用するのがおすすめです。その人の適性に合う仕事探しを、専任のエージェントに相談したりアドバイスが受けられます。
私たちジェイックも就職エージェントを運営していますので、ご興味のある方は下記のバナーからアクセスしてみてください。サービスの利用はすべて無料です。