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INTP(論理学者)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧

INTP(論理学者)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧

INTP(論理学者)向いてる仕事は、論理的な思考力や分析力を必要とする仕事や独創的なアイデアが生かされる仕事です。

INTP(論理学者)は日本には比較的人口が少ないと言われ、だからこそどのようなキャリアを築くべきか迷っている方も多いでしょう。

こちらの記事では、INTP(論理学者)に向いてる仕事や業種、向いていない仕事や、INTP(論理学者)の傾向にあった強み弱みの活かし方を解説していきます。

ぜひ就職活動や普段の仕事に役立ててください。

記事のPoint
  • INTP(論理学者)に向いている仕事には、システムエンジニア、建築家、ライターなどがある
  • INTP(論理学者)の性格は、様々な物事を分析して考え、自分の答えを導き出すタイプ
  • INTP(論理学者)の強みは論理的思考力、適応力など。弱みは自分の思考にとらわれがちで、周囲の感情に鈍感なこと
  1. 経営企画
    常に思考を止めない意識、分析力が求められる
  2. システムエンジニア 
    学習意欲、知らないことをキャッチアップする資質が必要
  3. 研究開発職
    思考力、研究開発に対して前向きに取り組む姿勢が求められる
  4. データアナリスト
    データを分析し活用するのに強みである思考力を活かせる
  5. マーケティング職
    データを細かく分析し仮説を立てて検証する力が求められる
  6. 経営コンサルタント
    高い思考力を活かし経営課題の適切な解決策を提案する
  7. 品質管理
    強みである思考力を活かし、現状を把握し解決策を考える
  8. プロジェクトマネージャー 
    プロジェクト全般の意思決定を行うために論理的思考力が求められる
  9. 事業企画
    高い計数把握力を活かして分析、課題特定を行うことができる
  10. ソフトウェア開発
    与えられた情報から物事を推測していく力が求められる
  11. 建築家 
    裏でプロジェクトをリードするブレイン役として思考力を活かせる
  12. ライター 
    読者の知りたいことを想像する推測力の高さが活かせる
  13. 弁護士
    法律知識と論理的思考力が求められ続けるため高い知力が必要
  14. 大学教授
    研究には論理的思考力、数字への理解力、変化への適応力が必要
  15. 哲学者
    常に自分なりの思考を持ち発信する力が求められる

INTP(論理学者)の人とは?

INTP(論理学者)の人とは?

INTPとは最近話題の「16 Personalities性格診断」の診断結果の一つですが、向いてる仕事について詳しく紹介する前に、まずはINTPとはそもそもどんな意味や特徴を持つのかについて改めて理解を深めておきましょう。

INTPの16 Personalities性格診断とは?

まずは、そもそも「16 Personalities性格診断」とは何なのかについて解説します。

「16 Personalities性格診断」とは、人の興味や関心の方向・ものの見方などの傾向から、その人の「本質的な性格の類型」を探る診断テストです。

約60問の質問に答えることで、自分の性格の傾向やタイプ、長所や短所が分かるようなものになっており、自己分析の参考として受けてみる人が増えてきています。

ちなみに、「16 Personalities性格診断」の質問としては以下のようなものがあります。

  • 他の人が泣いているのを見ると、すぐに自分も泣きたくなる。
  • 大きなプレッシャーがあっても通常、冷静でいられる。
  • 定期的に新しい友達を作る。

これらのような質問に、どれくらい同意する/同意しないかを選択式で回答していくことにより、自分の性格が16タイプのどの分類に該当するかの診断結果が表示されます。

また、「16 Personalities性格診断」における診断結果は4文字のアルファベットで表示されますが、それぞれ以下の4つの指標における2つのタイプの組み合わせを表しています。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

この4つの指標と2つのタイプの組み合わせは全部で16通りとなるため、「16 Personalities性格診断」という名前になっているということです。

また、「16 Personalities性格診断」と似て非なる性格検査として「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」というものもあります。

「MBTI」は世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた絵視覚検査で、公式サイトによれば『16 Personalities性格診断とMBTIは全く別のものであり、INTPやENFPなどアルファベットで性格タイプを表しているのはMBTIを真似たもの』とされています。両者を混同しないようにしましょう。

なお、この記事は「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信を参照してみてください。

一般社団法人 日本MBTI協会

INTP は何の略?意味は?

この記事で取り扱う「16 Personalities性格診断」について理解できたところで、本題である「INTP(論理学者)タイプ」について解説していきます。

INTPとは、「16 Personalities性格診断」の指標上、以下の分類結果で表される性格タイプです。

  • 興味・関心の方向…内向型(I)
  • 物事の見かた…直観型(N)
  • 判断のしかた…論理型(T)
  • 物事への姿勢…知覚型(P)

つまり、INTPとは内向型、直観型、論理型、知覚型の4つの特徴を持った性格タイプという意味になります。

INTP(論理学者)の性格的な特徴

INTPの人は、とにかく様々な物事に対して疑問を持ち、自分なりの答えを導こうとする好奇心旺盛な性格タイプです。

物思いにふけているため、頭の中で常に何かしら考えていることが多く、時には自問自答をするように一人問答をしていることもあるでしょう。

また、様々な事象に対してパターン的に分析をしていくことが好きな傾向にもありますので、「こういうトラブルの時はこのように対応する」など、自分なりの定型的な対応方法を導き出すことに強みがあります。

一方、困っている人が周りにいた時、どのような手段が効率的なのかを考えすぎるがあまり、その人に声をかけることが遅れがちなケースも見られます。

その結果、周りの人から無情な人と思われてしまったり、自分自身に対する行き詰まりを感じたりするといった短所もあります。

INTP-AとINTP-Tの違い

INTP(論理学者)タイプは、さらに「INTP-A」と「INTP-T」の二つのタイプに細分化されます。ハイフンの後につく「A」は神経性の高いINTP型を表し、「T」は神経性の低いINTP型であることを表します。

両者の違いは、シンプルに言うとストレスに対する耐性が高いか低いかという点です。

「INTP-A」の人は神経性が高いので、他人からのプレッシャーやネガティブな評価を悪い意味で捉え続けてしまう傾向にあります。

そのため、一度ネガティブな感情になってしまうと暗い気持ちが続きやすかったり、自己肯定感が低かったりと、総じてストレス耐性が低いと考えられています。

一方、「INTP-T」の人だといい意味であっけらかんとしているため、ストレス耐性が高くポジティブに物事を考えやすいといった特徴があります。

どちらにも長所や短所はありますので、一概にどちらが優れているということはありません。また、あくまでも傾向に過ぎないため、自己分析の参考程度に留めておくと良いでしょう。

INTP(論理学者)タイプの意味や特徴については以下の記事で詳しく解説しています。

INTP(論理学者)タイプとは?意味や特徴、よくある質問を解説!

日本におけるINTP(論理学者)の割合

16personalitiesの公式サイトで公表されているデータによると、日本におけるINTP(論理学者)の割合は7.19%となっています。

また、性格傾向を細分化した「T(神経型)」と「A(自己主張型)」で見てみると、INTP-Tは4.52%、INTP-Aは2.67%の割合で存在しています。

特にINTP-Tの性格タイプについては、日本でも全32タイプのうち6番目に多くなっています。基本的に同じ性格タイプの人とはコミュニケーションがうまく取りやすいことを考えると、INTP(論理学者)の人は、人間関係をうまく築きやすい傾向にあるでしょう。

INTP(論理学者)の性格タイプの人は物事を深く考えることに特化している性格ですので、多くの日本人は、思考力を活かして日々の仕事や生活に向き合っています。

16タイプの割合については以下の記事で詳しく解説しています。

日本人の16パーソナリティの割合ランキング!日本人のタイプの特徴を解説

出典:Japan Personality Profile | Country Personality Profiles | 16Personalities

INTP(論理学者)に向いてる仕事15選

ここからはINTP(論理学者)タイプの人に向いてる仕事を15種類ご紹介します。

INTP(論理学者)に向いてる仕事は、物事を深く考えつつ進めなければならないものが挙げられます。

それぞれ仕事の大まかな内容や、どんなポイントがINTP(論理学者)の性格傾向に向いてるのかを解説していきますので、仕事を選ぶ参考にしてみてください。

  1. 経営企画
    └常に思考を止めない意識、分析力が求められる
  2. システムエンジニア 
    └学習意欲、知らないことをキャッチアップする資質が必要
  3. 研究開発職
    └思考力、研究開発に対して前向きに取り組む姿勢が求められる
  4. データアナリスト
    └データを分析し活用するのに強みである思考力を活かせる
  5. マーケティング職
    └データを細かく分析し仮説を立てて検証する力が求められる
  6. 経営コンサルタント
    └高い思考力を活かし経営課題の適切な解決策を提案する
  7. 品質管理
    └強みである思考力を活かし、現状を把握し解決策を考える
  8. プロジェクトマネージャー 
    └プロジェクト全般の意思決定を行うために論理的思考力が求められる
  9. 事業企画
    └高い計数把握力を活かして分析、課題特定を行うことができる
  10. ソフトウェア開発
    └与えられた情報から物事を推測していく力が求められる
  11. 建築家 
    └裏でプロジェクトをリードするブレイン役として思考力を活かせる
  12. ライター 
    └読者の知りたいことを想像する推測力の高さが活かせる
  13. 弁護士
    └法律知識と論理的思考力が求められ続けるため高い知力が必要
  14. 大学教授
    └研究には論理的思考力、数字への理解力、変化への適応力が必要
  15. 哲学者
    └常に自分なりの思考を持ち発信する力が求められる

経営企画 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 1/15]

INTP(論理学者)は、物事を幅広い視点で見ることに強みがあるため、会社全体を見て企画を考えていくような経営企画の仕事に向いています。

経営企画とは企画職の一つで、会社の経営そのものを数値的観点から分析していくことで、短期的課題と中長期的課題を洗い出し、その課題を解消していくための施策立案をする仕事です。

経営企画は未経験者から転職することは難しい傾向にあり、基本的にはその会社の風土や現場の特徴をよく知る営業職・他の企画職から異動して就くことが多いと言われています。

会社の経営については様々な事象が絡み合っているため、常に思考を止めない意識が重要です。INTPの人は、今まで経験したことのないような複雑な事柄であっても分析をすることが得意なため、仕事を進めていく適性が高いと考えられます。

平均年収645万円
必要なスキル・分析力
・プレゼンテーション能力
・コミュニケーション能力
仕事に就くためには・未経験募集をしている経営企画の求人に応募する
・営業職などで就職した後に社内異動で経営企画に配属される
関連する資格・中小企業診断士
・日商簿記検定
・公認会計士

出典:厚生労働省「企画・調査担当 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

システムエンジニア [INTP(論理学者)に向いてる仕事 2/15]

INTP(論理学者)は、論理的思考力が高いことに加えて、新しい知識を習得する能力に長けているため、システムエンジニアの仕事に向いています。

システムエンジニアは、システムの開発を行う際に要件や仕様を決めたり、開発プロジェクトの人員を決め、進捗を管理したりする仕事です。基本的にプログラミングはプログラマーが行いますが、プロジェクトによってはシステムエンジニアがプログラミングを行うこともあります。

システムエンジニアは幅広いIT知識を高いレベルで有していることが求められます。IT知識は日に日に進化していっていますので、日頃から勉強をすることが必要ですが、INTPの人であれば知らないことをキャッチアップする資質に優れていますので、苦に感じないでしょう。

システム構築は単純なものではなく、システム一つ一つが入り組むように作られていきます。複雑な事象をパターン化することに長けているINTPの人であれば、システムエンジニアとして活躍していくことも十分可能です。

平均年収684万円
必要なスキル・論理的思考力
・幅広いIT知識
・プログラミングスキル
仕事に就くためには・プログラマーとして経験を積んだ後にシステムエンジニアにキャリアアップする
・未経験者を募集しているシステムエンジニアの求人に応募する
関連する資格・基本情報技術者試験
・ITパスポート

出典:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

研究開発職 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 3/15]

INTP(論理学者)は、一度興味を持ったことに対して探究心を活かして突き詰めることができるため、研究開発職に向いています。

研究開発職は、主にメーカー系の企業で設けられているポジションで、今までにない商品を展開していくために日夜研究に励む仕事のことを言います。

イメージとしては、新しい化粧品を企画する時に、どんな成分の化学薬品であれば、目指す化粧品の姿に近づくとともに、人体に対して有害にならないかということを実験していくのが、研究開発職ということになります。

文字通り研究することが仕事ですので、業務中は常に思考の連続です。INTPの人は論理に基づいて物事を捉えて考えることが得意なため、新しい商品の研究開発に対して前向きに捉えられるでしょう。まさに、INTPの天職とも言える仕事の一つと言えるかもしれません。

平均年収740万円
必要なスキル・発想力
・情報収集力
・分析力
・探究心
仕事に就くためには・大学院を修了してメーカーなどに勤める
・大学院で博士号を取得した後にポストドクターになり研究成果を出す
関連する資格・弁理士
・知的財産管理技能検定

出典:厚生労働省「薬学研究者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

データアナリスト [INTP(論理学者)に向いてる仕事 4/15]

INTP(論理学者)は、課題に対してデータをもとに課題解決策を導くような思考に長けているため、データアナリストの仕事に向いています。

データアナリストとは、事業の課題に対してデータ的なアプローチを用いて解決策の示唆出しを行う仕事です。データ思考や仮説思考はもちろんのこと、プログラミングを使ってデータ抽出を行うこともある、ハイレベルな仕事です。

現代では様々なデータが取得されていますが、全ての会社がそのデータを有効活用できているわけではありません。加えて、AIなどの出現により、今まで以上にデータを分析することの重要性が増してきています。

職種としても需要が急増しているデータアナリストですが、今までの業務では見えていなかったような示唆をデータから導くことが求められていますので、INTPの思考力の高さがフル活用できます。
また、INTPは好奇心も旺盛な性格ですので、データを見て分析しているだけでも、仕事に対してやりがいを感じられるでしょう。

平均年収554万円
必要なスキル・データ分析力
・仮説思考
・ロジカルシンキング
仕事に就くためには・マーケティングの仕事に就いた後に転職でキャリアチェンジを目指す
・SQLなどのプログラミング知識を身に付ける
関連する資格・統計検定
・データベーススペシャリスト

出典:厚生労働省「データサイエンティスト – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

マーケティング 職 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 5/15]

INTP(論理学者)は、あらゆる情報を蓄積し、自分なりの答えを考える力がありますので、マーケティング職に向いています。

マーケティング職は、商品やサービスを売れるようにするため、分析や施策の立案・実行を行う仕事です。何らかの自社サービスを有している企業であればマーケティング職は不可欠ですので、需要の多い仕事でもあります。

マーケティングと聞くと一見華やかに感じるかもしれませんが、実態としてはデータを細かく分析したり、ユーザー調査のためにインタビューをひたすら繰り返したりと、地道コツコツと業務に取り組むことも珍しくありません。
また、特にマーケティングを推し進めていく上では、仮説を立てて検証していくといったサイクルが最も重要です。INTPの人であれば事象に対する自分なりの仮説を立てることが容易にできますので、マーケティング職として活躍する素養があると言えます。

平均年収645万円
必要なスキル・情報収集力
・論理的思考力
・マネジメントスキル
仕事に就くためには・民間企業のマーケティング部門の求人に応募する
・未経験者を募集しているマーケティング会社の求人に応募する。
関連する資格・マーケティングビジネス実務検定
・ネットマーケティング検定

出典:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

経営コンサルタント [INTP(論理学者)に向いてる仕事 6/15]

INTP(論理学者)は、多角的な視点で物事の課題を特定することに強みがあるため、経営コンサルタントの仕事に向いています。

経営コンサルタントはコンサルティング職の一つで、クライアントとなる法人の経営課題を分析し、適切な解決策を提案する仕事です。

極めて高い分析力や思考力が求められるだけでなく、クライアントとのコミュニケーションもハイレベルなものが必要です。

特に経営コンサルタントにコンサルティングを依頼するという時点で、経営状態がその企業自身もよく分かっていないことが考えられます。
従って、INTPの人の高い思考力やパターン的に整理する力が存分に発揮できるでしょう。

ハイレベルな仕事が求められる難易度の高い仕事ですが、その分給料も市場価値も高いため、本気で仕事に向き合いたい人は挑戦してみるのがおすすめです。

平均年収947万円
必要なスキル・業界ごとの専門的な知識
・プレゼンテーション能力
・ロジカルシンキング
仕事に就くためには・中小企業診断士などの資格を取得した後に、未経験者枠でコンサルティング会社に就職する
・MBA取得後にコンサルティング会社に就職する
関連する資格・MBA
・中小企業診断士

出典:厚生労働省「経営コンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

品質管理 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 7/15]

INTP(論理学者)の人は、あらゆるリスクを想定して事前にトラブルを防止するような動きを得意としていることから、品質管理の仕事に向いています。

品質管理は、製品を製造する過程で製品の品質を管理する仕事です。

例えば、工場での品質管理であれば、大量生産する製品の中で生じる不良品の数を少なくしていくために何をすればいいかを考えていくのが業務となります。

高い品質のものを安定して供給できるようにするためには、まず生産現場で何が起きているのかの現状を知り、課題を特定して解決策を考えていく必要があります。

この工程では常に物事を整理し、自分なりの解を持ち続けなければなりませんので、INTPの思考力の高さが武器になります。

特にINTPが得意なパターン化は大量生産と相性が良いため、品質管理として活躍できる期待が持てます。

平均年収688万円
必要なスキル・リスクマネジメントスキル
・観察力
・コミュニケーション能力
仕事に就くためには・メーカーが募集している品質管理の求人に応募する
・高等専門学校を卒業して就職先を紹介してもらう
関連する資格・品質管理検定
・マネジメントシステム監査員検定

出典:厚生労働省「生産・品質管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

プロジェクトマネージャー [INTP(論理学者)に向いてる仕事 8/15]

INTP(論理学者)は、興味の幅が広いだけでなく、興味を持ったこと一つ一つを追求する性格のため、幅広いスキルが求められるプロジェクトマネージャーの仕事に向いています。

プロジェクトマネージャーは、クリエイティブ制作やシステム開発などのプロジェクトにおいて、その制作進行の全てに責任を持つ仕事です。

業務では、プロジェクトそのものの目的や仕様の決定を始め、人員のアサインやスケジュール管理、進捗が遅れている時のリカバリ方法の決定など、あらゆる面において意思決定をしていく必要があるため、自分なりの考えや答えを持っておくことが求められます。

その点においてINTPの論理的思考力の高さと非常に相性が良いと考えられます。

何をすればいいか分からずに手が止まってしまうといったこともなく、責任を持ってプロジェクトマネジメントが完遂できるでしょう。

平均年収684万円
必要なスキル・マネジメントスキル
・コミュニケーション能力
・調整力
仕事に就くためには・ディレクター経験を積んだ後にキャリアアップする
関連する資格・プロジェクトマネージャー試験
・応用情報技術者試験

出典:厚生労働省「プロジェクトマネージャ(IT) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

事業企画 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 9/15]

INTP(論理学者)は、自分がやるべきだと感じた仕事を責任を持ってやり遂げる力に優れていますので、事業企画の仕事に向いています。

事業企画は企画職の一つで、事業の方向性を改善するために課題の特定や、課題解決のための施策立案を行う仕事です。

経営企画と似ていますが、経営企画が会社の経営全体を見るのに対して、事業企画は一つの事業のみを見るといった違いがあります。

とはいえ簡単な仕事ということではなく、事業の運営状況を貸借対照表や損益計算書などの数値的観点で分析し、データから課題特定をしていく必要がありますので、INTPの計数把握力の高さが存分に活かせます。
また、事業は刻一刻とステータスが変化していくことから、常に変化に惑わされることなく自分の意思や考えを持つことが大切です。この観点からも、INTPの思考力や仮説推論能力の高さが素養として活かせると言えるでしょう。

平均年収645万円
必要なスキル・マーケティングスキル
・リーダーシップ
・業務をやり遂げる力
仕事に就くためには・営業職などで就職したあと社内異動で事業企画に配属される
・ベンチャー企業の企画職に応募する
関連する資格・公認会計士
・MBA

出典:厚生労働省「企画・調査担当 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

ソフトウェア開発 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 10/15]

INTP(論理学者)は、自分がインプットした知識をすぐに仕事に活かせるような性格のため、ソフトウェア開発の仕事に向いています。

ソフトウェア開発は、パソコン上で利用するソフトウェアの開発のために実際に手を動かしていく仕事です。会社によってはプログラマーとして求人票に書かれていることもあります。

ソフトウェア開発を行う際は、あらかじめシステムエンジニアによって作られている要件定義書を元にしていくことになります。ただ、要件定義書だけでは分からない部分もありますので、ソフトウェア開発者側で「これはどういう意味合いで書かれているのか」という推測をしていく必要があります。

INTPの人であれば、与えられた情報から物事を推測していく力に長けていますので、ソフトウェア開発も進捗を遅らせることなく取り組んでいけるでしょう。

平均年収557万円
必要なスキル・プログラミングスキル
・集中力
・トラブル対応スキル
仕事に就くためには・未経験者を募集しているソフトウェア開発会社に就職する
・プログラミングを独学で学びクラウドソーシングサイトで案件を受注する
関連する資格・ソフトウェア開発技術者試験
・システムアーキテクト試験

出典:厚生労働省「ソフトウェア開発(パッケージソフト) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

建築家 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 11/15]

INTP(論理学者)は、一度興味を持った学問を突き詰められる性格のため、専門性が重視される建築家の仕事に向いています。

建築家は、家や商業施設などの建物を建築する際に、どのような設計や材質で組み立てるのかを考えたり、納期までに建築を終わらせるためにスケジューリングをしたりする仕事です。

実際に建築現場で手を動かすのは大工などの職人になりますので、建築家は裏でプロジェクトをリードするブレインのような役回りとなります。

そのため、ニーズ通りに建築を行えるように常に思考を続ける必要があり、INTPの強みとリンクしていると言えます。

ある程度実績を積めれば建築家として独立することも可能ですので、将来のキャリアパスも描きやすい仕事とも言えるでしょう。

平均年収632万円
必要なスキル・空間設計に関する知識
・建築に関連する法律知識
・コミュニケーション能力
仕事に就くためには・建築系の専門学校や大学を卒業し建築会社に就職する
・建築士の資格を取得し、建築事務所に未経験で就職する
関連する資格・建築士
・木造建築士

出典:厚生労働省「建築設計技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

ライター [INTP(論理学者)に向いてる仕事 12/15]

INTP(論理学者)は、論理的に物事を考えて分かりやすく伝えることを得意としていますので、ライターの仕事に向いています。

ライターは、書籍やWebメディアに掲載される文章を執筆して納品する仕事です。文章の執筆のためには、どんな文章を書くのかといった構成案の作成や、必要に応じて取材を行うこともありますので、ただ文字を書けばいいということではありません。

特にライターとして文章を書く場合は、読者に対して何らかのメッセージを伝えることが求められますので、読者の知りたいことを想像できる力が求められます。この点がINTPの推測力の高さが活かせるポイントとなります。

最近では在宅ライターとして副業でライターに取り組む人も増えてきています。INTPの人でライターに興味があるのであれば、まずはクラウドソーシングサイトで案件を受けてみることから始めてみるのも良いでしょう。

平均年収571万円
必要なスキル・論理的思考力
・自己管理能力
・表現力
仕事に就くためには・未経験者を募集しているWebメディア会社に就職する
・クラウドソーシングサイトで案件を受注する
関連する資格・Webライティング能力検定
・日本語検定1級

出典:厚生労働省「コピーライター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

弁護士 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 13/15]

INTP(論理学者)は、高い専門性と周囲の観察を得意としていますので、弁護士の仕事に向いています。

弁護士は、依頼者からの法律的相談を受けて対処していく高度な専門職です。法律の観点でアドバイスをするだけでなく、実際に紛争や事件に対して適切な行動を取っていくこともあります。

また、よくドラマでもありますが、裁判に対して弁護人として被告人の弁護を行ったりすることも仕事の一つです。

弁護士資格という国家資格を取得しなければ弁護士になることはできませんし、弁護士になった後も高い法律知識と論理的思考力が求められ続けますので、INTPの知力の高さは強い武器になり得ます。

誰かのためになるような仕事がしたいというINTPの人は、弁護士という選択肢も検討してみてもいいかもしれません。

平均年収1,121万円
必要なスキル・状況把握力
・高い洞察力
・粘り強い交渉力
仕事に就くためには・司法試験に合格して司法修習を終え、弁護士名簿に登録される
関連する資格・弁護士資格

出典:厚生労働省「弁護士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

大学教授 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 14/15]

INTP(論理学者)は、仮説と検証を繰り返すような連続した思考を続けることにやりがいを感じる性格のため、大学教授の仕事に向いています。

大学教授は、大学に自分の研究室を構えて学生を指導する役割の仕事です。よく大学教授は「大学生に講義する仕事」として誤認されていますが、仕事の大半は自身の研究結果を論文にまとめることです。

講義やゼミ活動はあくまでも研究の傍らで行われることですので、言い換えるのであれば大学教授は研究職と言えるかもしれません。

研究では常に今までにない新しい発見を求められるため、INTPの論理的思考力や数字への理解力、研究対象の変化への適応力などの強みをフルに活かすことが必要です。

大学教授になるのは非常に狭き門ですが、もし自分が生涯を賭けて追求したい学問があるのであれば、目指してみるのも良いでしょう。

平均年収1,074万円
必要なスキル・探究心
・発想力
・総合的なコミュニケーション能力
仕事に就くためには・大学院を修了しポストドクターとして研究業績を認められる。その後大学講師、準教授、教授のフローでキャリアアップを目指す
関連する資格・博士号

出典:厚生労働省「大学・短期大学教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

哲学者 [INTP(論理学者)に向いてる仕事 15/15]

INTP(論理学者)は、その高い思考力と他人には真似できない発想力がありますので、哲学者の仕事に向いています。

哲学者とは、文字通り哲学に対する研究を行う仕事です。特に決まった仕事の流れがあるわけではありませんが、多くの場合は大学などの教育機関に勤めている人が多いため、大学で講義をするのが主な仕事となります。

また、自身の哲学を書籍や論文にまとめて発信していくことも少なくありませんので、常に自分なりの思考を張り巡らせる必要があります。こういった点は、INTPの思考力の高さが活かせるポイントと言えるでしょう。

平均年収1,074万円(大学教授として哲学者になる場合)
必要なスキル・思索力
・課題提起力
・柔軟な発想力
仕事に就くためには・大学で哲学に関する研究を行い教授を目指す
関連する資格・特になし

出典:厚生労働省「大学・短期大学教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

INTP(論理学者)に向いてる仕事の特徴

INTP(論理学者)に向いてる仕事の特徴としては、以下の3点が挙げられます。

  1. 専門的な知識やスキルが活かせる仕事
  2. 思考力や分析力が重視される仕事
  3. チャレンジする機会が多い仕事

それぞれ詳しく解説します。

1. 専門的な知識やスキルが活かせる仕事

INTP(論理学者)の人は、1つの知識やスキルを深掘り、専門的な知識を武器にすることを得意とする性格です。したがって、向いてる仕事の観点でも専門的な知識やスキルを活かせる仕事に適性があります。

専門的な仕事は就職や仕事で活躍する難易度は高いものの、高い収入を狙えるだけでなく、INTP(論理学者)の人にとってやりがいを感じやすいといったメリットがあります。

INTP(論理学者)の人が専門的な仕事を目指したいのであれば、まずは自分がどういった物事に興味を持っているのかを自己認識することが大切です。

2. 思考力や分析力が重視される仕事

INTP(論理学者)の人は、1つの事象から様々な発想をつなぎ合わせることを得意としています。思考を連続させるような考え方に強みがあることから、思考力や分析力が重視される仕事に向いています。

アナリストやコンサルタントなどの思考力が特に重要な仕事は、適正がない人だととことん向いていません。思考力は多くの仕事において重要なものになりますので、INTP(論理学者)の人は様々な仕事で実績を残していきやすいとも言えます。

3. チャレンジする機会が多い仕事

INTP(論理学者)の人は物静かではあるものの、裏では自らの限界に挑戦したいと考えているようなチャレンジングな性格でもあります。そのため、自分が今までやったことがないことであっても挑戦させてもらえるような、チャレンジする機会が多い仕事に向いています。

未経験のうちだとなかなかチャレンジをさせてもらえる機会も少ないと考えられますが、今回紹介した仕事で実務経験を積めば、挑戦する機会に恵まれやすいだけでなく、自身のキャリアにとってもプラスに働くでしょう。

INTP(論理学者)に向いてる業種・業界

INTP(論理学者)タイプの人には、向いてる仕事だけでなく業界や業種にも特徴がありますので、ここでは特に向いてるものを3つ取り上げてご紹介します。

① 学術界

学術界には、以下のような業種が含まれています。

  • 学術界…研究所、士業事務所、特許事務所、翻訳業、不動産鑑定業、講師業、教授業

INTP(論理学者)タイプの人は、基本的な学力が高く知的好奇心も旺盛なため、学術界に向いてると言えます。

学問には終わりがないと言われていますので、INTPの好奇心が尽きることはないでしょう。また、研究そのものが仕事とも言えるため、仕事を心から楽しむことも容易にできるはずです。

学ぶことが苦でなかったり、もっとたくさんのことを知りたいと思っていたりする人であれば、学術界への就職が適しています。

② 金融業界

金融業界には、以下のような業種が含まれています。

  • 金融業界…銀行業、信用金庫業、証券業、保険業、信販(クレジットカード)業、リース行、政府系金融機関業、アセットマネジメント業

金融業界では金融商品を取り扱うことになりますが、どの職種であっても高い計数処理能力が求められます。INTPの人は総じて数字への理解力が高い傾向にありますので、金融業界で活躍する素養があると言えます。

また、時には数値から論理的に説明することも求められますが、INTPは論理的思考力も優れていることから、金融業界に就職すれば高い業績を残すことも十分に可能です。

③ IT業界

IT業界には、以下のような業種が含まれています。

  • IT業界…ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理サービス(SI)業界、インターネット・Web業界、通信インフラ業界

ITサービスは我々の生活にとってなくてはならない存在となっています。そのため、ニーズが伸び続けており将来的に多くの人材不足が見込まれている業界でもあります。

そんなIT業界では、IT知識やプログラミングスキルといった技術的なスキルだけでなく、論理的な思考力が求められます。システムやプログラムは論理的な命令に従って動きますので、「XXの時にXXする」といった論理性が極めて重要になるのです。

INTPの人は論理的な思考力に長けていますので、IT業界で活躍することも難しくないでしょう。専門性のある人材になって手に職をつけたいという人は、IT業界をこれから選択肢として検討してみてください。

④ コンサルティング業界

コンサルティング業界には、以下のような業種が含まれています。

  • コンサルティング業界…戦略系コンサルティング業、総合系コンサルティング業、ITコンサルティング業、人事コンサルティング業、ビジネスコンサルティング業、M&Aアドバイザリー業、シンクタンク業、事業再生コンサルティング業、監査法人アドバイザリー業、Webコンサルティング業

様々な業種がありますが、総じてコンサルタントとして高い分析力や仮説思考力、データ分析力などの幅広い素養が求められます。

活躍していくためには地頭の良さが必要ですが、INTPタイプの人は比較的地頭の良い傾向にありますので、コンサルティング業界に適していると言えます。

ただ、業務の特徴上ストレスがかかりやすい業界でもありますので、特にストレス耐性の高いINTP-Tの人に向いてる業界と考えられます。

INTP(論理学者)には向いてない仕事

INTP(論理学者)タイプは、論理的思考力やデータ分析などが得意である反面、ルーティンワークやルールの厳しい環境に苦手意識を持ちやすい傾向にあります。

具体的には、INTPの人は以下の特徴を持つ仕事に向いてないと言えます。

  • ①ルーティンが多い仕事
  • ②対人コミュニケーションが重視される仕事
  • ③ルールや慣習が厳しい仕事

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①ルーティンが多い仕事

INTPは、自分で物事を考えて自分の思うように進められる仕事に向いています。そのため、業務が最初から決まっているようなルーティンワークの多い仕事だと、ストレスを抱えながら働くことになる可能性が高いでしょう。

ルーティンワークでは、決められた通りに業務を進めることが正解となりますので、「自分の考えた新しい方法」を取り入れようものなら、それがどれだけ優れたものであっても叱責されることもあります。

具体的には、以下のような仕事が挙げられます。

  • 事務職
  • サービス職
  • 受付

自分の考えを仕事に取り入れていきたいと考えるINTPの人は、これらの仕事に就くと心理的圧迫を受けてパフォーマンスが落ちることが考えられます。

②対人コミュニケーションが重視される仕事

INTPは、良くも悪くも物事を深く考える傾向にあります。そのため、考える時間が比較的多いミドル〜バックオフィスの仕事では強みとして発揮できるものの、突発的に対人コミュニケーションを取らなければならないフロント職には向きません。

具体的には、以下のような仕事が挙げられます。

  • 営業職
  • バイヤー
  • 販売職

直接顧客と向き合う仕事では、INTPの強みである長考がネガティブに捉えられてしまうことがあり、活躍することが難しくなってきます。

加えて、顧客から「対応が遅い」「希望を言っても、何も答えてくれない」などの評価を受けるリスクもありますので、精神的なストレスを多く抱える可能性も考えられるでしょう。

③ルールや慣習が厳しい仕事

INTPは、今までのやり方にこだわることなく、柔軟に思考を駆け巡らせることに強みを持ちます。その思考をルールや慣習によって留められるようなことがあれば、強いストレスを感じることになりかねません。

具体的には、以下のような仕事が挙げられます。

  • 公務員
  • 大企業の中間管理職
  • 政府系の仕事全般

業務の影響範囲や関係者が多い仕事では、秩序を守る目的でルールや慣習が厳格に定められがちです。そのような環境で働いていると、INTPの強みである論理的思考力を十分に活かすことができません。

そのような状況は自分にとっても良くありませんし、会社にとっても生産性が低くなってしまう原因ともなりますので、INTPの人は柔軟に自由に働ける職場が向いているでしょう。

その他

INTPの特徴を踏まえると、以下のような仕事にも向いてないと言えます。

  • 工場作業員
  • 秘書

工場作業員は常にルーティン的なタスクを消化する日々となりますので、INTPの思考力を活かすことがほぼできません。

また、秘書は役員クラスの上司と直接コミュニケーションを取っていくことになりますが、INTPには対人コミュニケーションを苦手とする傾向があるため、上手く業務が進められないおそれがあります。

加えて、INTPの強みである想像力や独創性を業務に活かすこともできず、悶々とした日々を過ごすこともあり得ます。

INTP(論理学者)に向いてる仕事を見つける方法

自分に向いている仕事を見つけるためには、人それぞれに合った方法で仕事を探す意識が大切です。

ここでは、INTP(論理学者)タイプの人に試してほしい、仕事を見つける方法について3つご紹介します。

①実際に企業の人に会うことを大切にする

百聞は一見にしかずという言葉もある通り、自分に向いてる職場かどうかは直接自分の目で見て確かめることが大切です。

INTPタイプの人は、知りたいと思ったことを自分で調べる能力に長けていますが、どうしてもネット上の情報だけに終始することになります。

しかし、会社の雰囲気や風土はネットだけでは分からないことも多いので、自分が見えている情報だけで会社の向き・不向きを判断してしまいがちです。

例えば、集団での面談会イベントや、実際に大学のOBに直接話を聞いてみるなど、実際に企業の社員に会うことを意識してみてください。

②勤務制度や働き方を確認する

INTPタイプは、自由度の高い職場環境を好みます。そのため、働き方に裁量を持てたり、柔軟性がある職場環境の企業に向いてると言えます。

それらの特徴がある企業かどうかは、勤務制度や働き方を確認することである程度判断することが可能です。

求人票を隅々まで読み込み、フレックス勤務や有休消化率などをしっかりと確認するようにしてみてください。特に自分で働く時間を自由にコントロールできるフレックス勤務が可能な職場であれば、より自由度が高く働けるのでおすすめです。

③IR資料などを読み込む

せっかく就職するのであれば、会社として財務が健全でこれからも成長していく可能性の高い職場に就職したいところです。

抽象的な次元で物事を考えられるINTPタイプは、IR資料を読み込むことで企業の方向性を数値の観点から理解を深めることができるでしょう。

IR資料は基本的に会社のホームページの「企業情報」から確認することができます。上場企業であれば直近の「決算説明会資料」を見てみて、その企業がどんな会社なのかを総合的に捉えてみてください。

INTP(論理学者)がマッチする職場環境

働く上では自分の性格にマッチしている職場かどうかも非常に重要になってきます。

ここでは、INTP(論理学者)タイプの人にマッチする職場環境について3つご紹介します。

①研究開発が重視される職場

新しい研究を進めることに優れたINTPタイプの人には、研究開発が重視されるような以下の職場にマッチしています。

  • 研究開発に対する投資金額をしっかり確保している
  • 製品の企画段階から研究開発職の意見を取り入れている
  • 新商品の開発を頻繁に行うメーカー

研究開発はコストが先行してしまうため、会社のコストを下げようとする際には真っ先に予算が絞られる対象になりがちです。

毎年しっかり新商品の開発を進めていて、かつ予算も潤沢にある職場であれば、研究開発をし続けることが叶いますので、INTPの人の思考力を活かし続けることが可能です。

②スタートアップなど自由なアイデア交換が行える職場

自由な思考を駆け巡らせることに強みのあるINTPタイプには、以下のような職場環境にマッチします。

  • 会社規模が小さく、新たなアイデアや創造性を常に歓迎している
  • 上司や部下、部署の隔たりを超えて意見交換をしているなど風通しがいい
  • ルールや慣習にいい意味で緩さを持っており、適応力が求められる

INTPタイプの思考力の高さを最大限に発揮するためには、自由にアイデアを交換できる職場環境がぴったりです。

特にベンチャー企業やスタートアップなど設立から間もない会社であれば、立場に関係なくアイデアを実現できる環境にありますので、自分の考えたようにビジネスを前進させていけるでしょう。

③論理的な議論が尊重される職場

論理的思考力に長けているINTPタイプの人には、以下のような職場にもマッチしています。

  • 役割があらかじめ決められており、しっかりと議論が成り立つ
  • 論理的に物事を判断することが当然とされている
  • 感情的に物事を進める上司がいない/少ない

議論は本来、議題があってそれに対する意見を発散させ、司会がそれらの意見をまとめていくことで意思決定を行うというのがスタンダードな流れです。

会社によっては、ただただ上司が部下を詰めたり、意見を言い合う場だけであったりと、会議として成り立っていないケースも見られます。そのような会社にINTPタイプの人が就職してしまうと、非常に強いストレスを感じることになるでしょう。

論理的に物事を考え、議論できる職場かどうかは、面接時の面接官の言動である程度図ることが可能です。こちらから応募先企業を見極めるスタンスも持っておくのがおすすめです。

INTP(論理学者)の強み

向いてる仕事は、自分の強みが発揮できる仕事とも言えます。

INTP(論理学者)タイプの人は、具体的に以下のような強みがある傾向にあります。

  • ①論理的な思考力
  • ②変化への適応力
  • ③数字への理解力

それぞれ詳しく見ていくとともに、仕事での活かし方や就職・転職活動でのPR方法について解説します。

①論理的な思考力

INTPの人はとにかく思考力が高いです。加えて、その思考はばらばらと思いつきのように考えつくものではなく、「これがXXということは、XXということが言えそうだ」といった、論理性の高いものとなっています。

そのため、論理的に物事を考える思考力が高いと言えます。

仕事において、論理的な思考力を発揮することは非常に大切です。企画系の仕事であれば、検討した企画によって課題が解決できる可能性が高まりますし、コンサルタントなど他人を動かす必要がある仕事であれば、論理性の高さが説得力にも直結します。

もはや論理的思考力は全ての仕事にとって重要とも言えますので、その素養が高いINTPタイプの人は、どのような職場であっても活躍できるでしょう。

②変化への適応力

INTPの人はどのような状況に陥ったとしても、自分なりのパターンを見つけて分析し、次に取るべき行動を考える力にも優れています。このことから、変化への適応力の高さも強みと捉えることができます。

特に現代のビジネスは、IT技術の発展により少し前までのものよりも変化のスピードが早いと言われています。そのため、今までやっていたことを繰り返しているだけでは会社は成長せず、経営が危機的状況になってしまうと認識されています。

したがって、現場で働く社員にも常に新しいことを求められる傾向にありますが、INTPタイプの人であれば変化への適応力が高いため、他人よりも早く対応策を提案できるでしょう。

③数字への理解力

INTPタイプの人は学力的な地頭が良い傾向にありますので、数字に表れる状況への理解力も早いという強みもあります。

特にホワイトカラーの仕事において、数字から物事を考えることは必要不可欠といっても過言ではありません。

数字への理解力が乏しいと、社内での議論についていくことができませんし、顧客と商談することもできないでしょう。

これらのように、INTPは現代の社会人として働く上で持っておきたい強みを幅広く持っているという特徴があります。

仕事場での活かし方

INTPの強みは、あらゆる仕事において活かすことができます。

営業やコンサルタントなど顧客と直接対峙して働くような仕事であれば、高い論理的思考力と数字理解力で納得感のある商談ができるようになりますので、高い実績を残しやすいと考えられます。

また、特に規模の大きい会社に勤めている場合は、世の中の潮流の変化に素早く対応しようとする傾向にあることから、INTPの適応力が強みとして発揮できます。

具体的には、数値の変化を読み取り、課題解決策を検討するといったチームのPDCAサイクルを先導する役割などが向いていると言えます。

どんな物事に対しても自分で考えて行動することができるため、仕事上のあらゆる場面で強みを発揮できるのが、INTPタイプの長所と言えるでしょう。

就職や転職活動でのPR方法

就職や転職活動において、INTPの強みを自己PRする例文をご紹介します。

例文1

私は論理的思考力に強みがあります。

前職では営業職として勤めていたのですが、会社としてとにかく新規開拓をするため、足を使って営業するといった風土で仕事がされていました。

その非効率な現状に対して同僚は疑問を持たずに働き続けていたのですが、私はもっと効率的なやり方があるのではないかと感じました。

そこで、マーケティングの部署から会社が送ったDMを開封した顧客リストを共有してもらい、開封した顧客には中小企業×都心部拠点という共通点を見つけることができました。

実際にその顧客群にアプローチしてみると、アポや契約が今までの2倍の効率で取れるようになったため、すぐに上司に報告。結果的に部署全体の営業実績が前年比で1.3倍で着地することができました。

今回企画職として未経験からの挑戦をしたいと考えていますが、この論理的思考力を活かして活躍していければと思います。

例文2

私は、変化への適応力に強みがあります。

学生時代には飲食店で働いていたのですが、ある時急に店の7割程度のアルバイトが一斉に退職してしまうといった事態に陥りました。

残されたアルバイトの中で経験が長かったのは私ひとり、加えて店長は抜けたアルバイトを補充するために採用活動に手一杯になってしまうといった状況になりました。

そこで私は、せめてこの少ない人数でも営業が回せるようにしたいと考え、今まで用意されていなかったマニュアルを急遽作成しました。加えて、混雑時でも店員同士のコミュニケーションが円滑に進むよう、オーダー取得方法をシンプルかつ分かりやすいものに変更しました。

これにより、なんとか3割のアルバイトでも店が回せるようになり、無事に新たなアルバイトの補充まで耐えることができました。

このように、どんな困難な状況においても自分なりにできることを考え、適応していく力は貴社でも活かせると考えています。

INTP(論理学者)の弱み

INTP(論理学者)タイプには強みだけでなく、以下のような弱みもあります。

  • ①思考に偏重してしまう
  • ②感情の機微に疎い
  • ③ルーティンワークが苦手

合わせて仕事で注意すべきことや、就職・転職活動で留意しておきたいポイントについても解説します。

①思考に偏重してしまう

INTPは思考力が強い反面、時々自分の思考力に寄った考えしか持てなくなってしまうといった弱みもあります。

例えば、会社全体である方針にしたがって業務を進めようというアナウンスが出ても、「もっとこうしたら良くなるはず」「なぜこんな方針になったのか理解できない」など自分一人で考え続けてしまい、方針に逆らった動きを勝手に取ってしまうこともあるでしょう。

確かに自分で考えて動くことは重要ではあるものの、思考に偏重してしまうと輪を乱すきっかけとなってしまいますので、考えるべきタイミングでは考える、まず行動することが必要な時は考える前に行動するといった意識を持つことがポイントです。

②感情の機微に疎い

INTPのタイプは内向的な一面が強いため、主語がどうしても自分になりがちです。その結果、周囲の人の感情の変化を捉える能力が低く、トラブルを巻き起こしてしまう傾向があります。

これは、INTPタイプの人の思考が、現在の事実のみを捉えがちという特徴に依存しています。「こうなっているのだから、こうだろう」という思考は事実を元に考えているので、その事実に至った背景や人の思いを省いてしまうのです。

会社は人と人とのやり取りで成り立っているものですので、INTPタイプの人は「なぜこういう結果になっているのか」という原因もセットで思考するようなスタンスを持つと良いでしょう。

③ルーティンワークが苦手

INTPタイプの人は思考力や課題解決能力に長けていますので、それらの力を発揮できないようなルーティンワーク系の業務に就くとストレスを抱え込みがちになります。

工場の作業員や事務職など、あらかじめやるべきことが決められていて、業務を進める上で考えることがほぼほぼ必要ない仕事と向き合っていると、「自分の存在意義」すら思考してしまい、短期離職に繋がるリスクも考えられます。

職種によりルーティンワークが主になるかどうかがある程度決まってきますので、これから仕事選びをしたいと思っている人は、先ほどご紹介した15個の仕事の中からまずは検討していくと良いでしょう。

仕事場で注意すべきこと

INTPの弱みは、仕事を進める上で自分のスタンスを少し変えるだけで十分に克服することが可能です。

強みである思考力の高さを活かし、かつ、人間関係を軽視して同僚から白い目で見られることを避けるためにも、コミュニケーション能力を高める意識を持つようにしましょう。

コミュニケーション能力とは、その場を楽しく盛り上げるといった能力ではありません。ビジネスで求められるコミュニケーション能力は、「聞く力」「話す力」「伝える力」の3つで構成されています。

伝える力についてはINTPの論理的思考力があれば問題ないので、「相手の話を聞くこと」と、「自分の思考を分かりやすく伝える努力をする」という意識を持って仕事に取り組んでいくことをおすすめします。

就職や転職活動で損しないためのポイント

INTPタイプの人は思考力を強みとしながらも、それを相手に強要するようなことを避けて面接を進めるようにしてください。

日頃から様々な物事を考えているため、面接における回答が冗長的になってしまい、結果的に面接官へ伝えるべきアピールポイントがうまく伝わらない可能性があります。

したがって面接に挑む際は、あらかじめ自分の思考を整理しておき、絶対に伝えるポイントだけに絞って簡潔に伝えることが重要になります。

INTP(論理学者)はどんな人と相性がいいの?

ここからは、INTP(論理学者)タイプの人と相性がいい人の特徴について解説します。

どれだけ自分に向いてる仕事や職場であっても、一緒に働く人とウマが合わなければストレスが溜まりかねません。タイプ上の相性もしっかり認識しておけると良いでしょう。

仕事面①戦略的で計画的な同僚

INTP(論理学者)タイプの人は、戦略的で計画的な同僚との相性がいい傾向にあります。

「16 Personalities性格診断」で言えば、INTJ(建築家)タイプです。考え過ぎて時折手が遅くなるINTPにとって、スケジュールを組み立てて実行することに強みを持つINTJの同僚は、まさに短所を補完してくれる存在と言えます。

INTJタイプの同僚が組み立てた計画に沿うように、INTPタイプの人は思考力を発揮することで、プロジェクトを力強く推し進められるでしょう。

仕事面②偏見がなく広い考え方の上司

INTPタイプの人は、前例に捉われない柔軟な発想力に強みがありますので、その発想を偏見なく受け入れてくれるような上司と相性が良いです。

「16 Personalities性格診断」で言えば、ENTP(討論者)タイプです。

ENTPタイプの上司は、INTJタイプの人と同じく分析家のグループに属しますので、論理的な議論がしっかりとできます。加えて、ENTPタイプは幅広い考えを良しとする傾向にあることから、自分の思考を認めてもらいやすく、仕事がスムーズに進められるはずです。

仕事面③お互いに議論しあえる同僚

お互いに議論し合える同僚も、ITNPタイプの人と相性が良いです。

「16 Personalities性格診断」では、ENFP(運動家)タイプとなります。

ENFPタイプの人はとにかく社交的で、どんな相手とも円滑にコミュニケーションが取れるのが強みです。INTJタイプの人が思考した論点に対する議論についてもしっかり向き合ってくれますので、建設的な議論を成り立たせやすいでしょう。

アイデアの壁打ち役としても、ENFPタイプの同僚は最適です。

プライベート面①知的な会話を楽しめる人

INTPタイプの人は、プライベートであっても思考を絶やさない傾向にあります。そのため、プライベートでも知的な会話を楽しめるようなENFP(運動家)タイプと相性が良いです。

普通なら面倒臭がられてしまうような知的な会話であっても、ENFPタイプの友人であれば前のめりに乗ってくれるはずです。

プライベート面②好奇心旺盛な人

思考力だけでなく、好奇心が旺盛というのもINTPタイプの人のプライベートにおける特徴となりますので、同じように様々なことに興味を持って挑戦してくれるINFP(仲介者)タイプの人と相性が良いです。

社交的で思いやりに優れているINFPタイプの人とであれば、新しいスイーツを食べに行ったり、イベントごとにも積極的に参加したりなど、様々な思い出が作れることでしょう。

プライベート面③お互いに自立した人

特に親しい人に対して、INTPタイプの人はある程度の自立性を求めます。なぜなら、どれだけ親しかったとしても、INTPタイプの人は自分一人で思考をする時間を取りたいと考える傾向にあるからです。

そのため、お互いに自立できるような人とであればより仲良くなれるでしょう。「16 Personalities性格診断」では、ISTP(巨匠)タイプの人となります。

自分で物事を考えて大胆な行動をしていくのがISTPタイプの人の特徴ですので、同じく物事を考えて自分で動いていくことに強みのあるINTPタイプの人は、一緒にいて疲れることが少ないはずです。

INTP(論理学者)と相性が悪い性格タイプ

続いて、INTP(論理学者)タイプの人は、どんなタイプの人と相性が悪いのかについて解説します。
あくまでも傾向ではあるものの、人間関係をより良いものにしていきたいという人は、ここでの内容を参考にしてみてください。

相性が悪い性格タイプ①感情を優先しすぎる人

INTP(論理学者)タイプの人は論理的に物事を捉えようとするため、感情を優先して直感的に行動しすぎるような人とは相性が悪いです。

「16 Personalities性格診断」で言えば、ESFP(エンターテイナー)タイプの人となります。

ESFPタイプの人は、エネルギッシュで明るく快活という長所があるものの、物事を論理的に考えていくことは苦手です。

そのため、論理的に考えるINTPタイプの人と、直感的かつ感情的に動いてしまうESFPタイプの人とでは、しばしば対立が起きてしまうことも考えられます。

相性が悪い性格タイプ②束縛の強い人

INTPタイプの人は、とにかく自由に自分の思ったように物事を考えていくことに気楽さを感じますので、少しでも自分の思考や行動を束縛してくるような人と相性が悪いです。

「16 Personalities性格診断」では、ESFJ(領事官)タイプの人です。

ESFJタイプの人は、思いやりが高く社交性が高い傾向にありますが、この思いやりがINTPの人にとって束縛だと感じてしまうことも少なくありません。

結果的に、ESFJタイプの人とやり取りをしていると、常に自分の思考が遮られてしまうと感じることもあり、上手く自分のスキルが発揮しきれないことも考えられるでしょう。

相性が悪い性格タイプ③あまり考えなしに行動する人

INTPタイプの人は、「考えて行動することを常に正しいこと」と考える傾向にあります。そのため、何も考えずにとりあえず行動するような人を対等な立場で見れないことも少なくありません。

「16 Personalities性格診断」で言うと、ESTP(起業家)タイプの人は考えるよりもエネルギッシュに行動する傾向にありますので、INTPタイプの人と相性が悪いと考えられます。

特にESTPタイプの人は起業家のように大きいリスクを取って高いリターンを得ようとするため、時折合理的ではない行動を取ることがあります。

そうした行動に対してINTPタイプの人は悪い結果を推測してしまうため、仕事においてもプライベートにおいてもハラハラとさせ続けられることも考えられます。

INTP(論理学者)と相性の良い性格タイプについては以下の記事で詳しく解説しています。

INTP(論理学者)と相性の良い性格まとめ!恋愛・仕事の相性や向いてる職業も解説

INTP(論理学者)の性格タイプを更に詳しく理解しよう

ここでは改めて、INTP(論理学者)の性格タイプについて詳しく見ていきましょう。

16PersonalitiesのINTPについて

既に記事の序盤で解説しましたが、INTP(論理学者)タイプの特徴は、「16 Personalities性格診断」で用いられる4つの性格の組み合わせから導かれています。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

INTP(論理学者)タイプは、上記の表のうち内向型、直観型、論理型、知覚型の4つの特徴を持った性格タイプです。

INTP(論理学者)タイプの特徴を一言で表すと、「思考力に長けた論理的な軍師」です。自由に物事と捉え、どれだけ複雑な課題であっても自分なりの答えを導くことに強みと楽しみを感じる、知的生産性の高さが強みとなる人と言えます。

ただ、思考は基本的に一人で黙々と考えることが多いため、他人と協力して何かを作りあげたり、大人数をまとめ上げて大きな意思決定をすることがやや苦手な傾向にあります。だからこそ、興味・関心の方向が内向型の「I」となるのです。

これからの時代は変化が激しく、常に新しいことを考えていく力が求められます。そうした社会の変化に対しても、INTP(論理学者)タイプの思考力は存分に発揮できるでしょう。

自分の性格タイプを活かす方法をアドバイス

INTP(論理学者)タイプの人は、プライベートにおいても論理的思考を止めることがありません。また、好奇心旺盛に物事に取り組む傾向にありますので、趣味や特技も多いことでしょう。

性格タイプを活かしてプライベートも充実させていきたいのであれば、興味を持ったことには積極的に挑戦していくことがおすすめです。

加えて、「これはもっとマスターしていきたい」と思えるような趣味と出会えたら、自分なりのやり方を見つけて更なる高みを目指してみるのも良いでしょう。

ただ、自分の頭だけで物事を考えて進めていく傾向にあることから、恋愛ではパートナーに不安な思いをさせてしまったり、思い違いによって喧嘩に発展することも考えられます。

そのため、お互いの価値観や志向性を擦り合わせることが重要となる恋愛においては、できる限り自分の考えをオープンにするといった意識を持つことが重要です。

INTP(論理学者)について「よくある質問」

最後に、INTP(論理学者)タイプについてよくある質問と回答をまとめました。

INTPのあるあるって?

INTP(論理学者)タイプあるあるとして、よく他人から言われやすいことをいくつかご紹介します。

  • 何を考えているか分からないと言われる
  • センスがあるねと言われると嬉しい
  • 困っている相手が気になるが、どうやって話しかければいいか分からず結果的に無視する
  • 自分の考えがまとまっていることに対する発言力が強い
  • 反対に、まだ考え中のことについて話すのは怖い
  • ロジックが成り立つと気持ちがいい
  • 相手の矛盾を言及しがち

あなたはいくつ当てはまりましたか?

INTP(論理学者)の性格やあるあるの出来事について以下の記事で詳しく解説しています。

INTP(論理学者)あるある!性格や特徴、仕事でのあるあるを紹介

INTPはなぜ「論理学者」と呼ばれるのか?

INTP(論理学者)タイプは、常に物事を論理的に考えることに長けている性格タイプです。また、誰に話すことなく自分の頭だけで論理を構築していくため、論理学者と言われるのです。

学者としての論理学者も、基本的には自分の頭で無数の思考を巡らせて一つの答えを導くスタイルを取っていますので、INTP(論理学者)タイプの思考回路と近しいものがあると言えます。

INTPは頭が良すぎるってどういうこと?

INTP(論理学者)タイプの人が頭が良すぎると言われるのは、答えに至るまでの過程をすっ飛ばして、いきなり答えを話すからだと考えられます。

イメージとしては、「A=B、B=CだからA=Cだよ」と普通の人が発言する中で、INTP(論理学者)タイプの人は「A=Cだよ、なぜならA=BでかつB=Cだからだよ」と発言している姿を見て、INTP(論理学者)タイプの人は頭が良すぎるという評価になるのです。

思考力が高いのはもちろんいいことなのですが、途中経過や思考プロセスを適切に開示しないと、周りの人から孤高の存在だと思われることもあります。そのため、思考力を武器にしながらも、適切に他人とコミュニケーションを取っていく意識を持つようにしていきましょう。

まとめ:INTP(論理学者)に向いてる仕事をゲットしよう!

自身の論理的思考力に強みのあるINTP(論理学者)タイプの人は、知的生産性が求められる現代においてあらゆる仕事に向いてると言えます。

ただ、INTP(論理学者)タイプの人は自分で情報を取りに行くことが得意である反面、誰かに相談するということが苦手な一面もあります。

そのため、転職や就職活動をする際は、就職エージェントなどの第三者に対し、考え方を壁打ちしておくことがおすすめです。

また、就職エージェントから会社ごとの実態をヒアリングすることで、本当の意味で自分に向いてる会社に就職することができるはずです。ぜひ意識してみてください。

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ABOUT US
古庄 拓執行役員兼マーケティング開発部長
株式会社ジェイック執行役員兼マーケティング開発部長。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等