INTJ(建築家)に向いてる仕事は、自分の専門性を活かして意見をまとめたり、データや数値の分析を行ったりするような仕事です。
冷静なスペシャリストであるINTJ(建築家)タイプの人には、どういった仕事が向いてるのでしょうか。
こちらの記事では、INTJ(建築家)に向いてる仕事や業種、向いていない仕事や、INTJ(建築家)の傾向にあった強み弱みの活かし方を解説していきます。
ぜひ就職活動や普段の仕事に役立ててください。
- INTJ(建築家)に向いている仕事には、Webマーケター、研究者、専門医などがある
- INTJ(建築家)の性格は、理性的で頭の回転が早く、クリエイティブなタイプ
- INTJ(建築家)の強みは知識の蓄積力、思考力など。弱みは社交性の低さ、頑固さなど
- 経理
強みである高い分析力を活かせる - Webマーケター
分析的な思考力が強く求められる - ITエンジニア
コミュニケーションは少く専門性は高い仕事が性格に適している - プロジェクトマネージャー
考えていることを言語化し相手に伝える能力が発揮できる - データアナリスト
高度な分析スキルが求められる専門職に性格が適している - 経営コンサルタント
思考の深さや専門知識を習得するスピードが求められる - 建築家
頭を回転させながら緻密に作業する業務に向いている - ベンチャーキャピタリスト
分析力を活かしてベンチャー企業の将来性を判断する - 研究者
分析力や研究結果を発表するスキルが必要 - 薬剤師
知ろうとする力、知識を結び合わせ思考する力が求められる - 専門医
専門的な知識を活用し分析的に考える力が発揮できる - フォトグラファー
専門知識を活かし伝えたいメッセージを明確化するスキルが必要 - ジャーナリスト
専門知識の理解、自分の意見を主張する力が求められる - 公認会計士
自分の専門性を高め続けることが必要とされる - 広報
専門性を極める能力が活かせる
この記事の目次
INTJ(建築家)の人とは?
INTJ(建築家)とは、最近受検者が増えてきている「16 Personalities性格診断」の診断結果タイプの一つです。
INTJ(建築家)タイプの人に向いてる仕事をご紹介する前に、まずはINTJ(建築家)タイプとはどういった性格特徴を持っているのかについて解説します。
INTJの16 Personalities性格診断とは?
まず、「16 Personalities性格診断」とはどういったものなのかについて解説します。
「16 Personalities性格診断」とは、物事に対する価値観や考え方の傾向を簡単な設問の回答によって導き出し、受検者の本質的な性格傾向や長所・短所を探ることができる診断テストです。
ネットで誰でも無料で受検することができ、約60問の質問に対して答えていくことで性格傾向のタイプが表示されます。10分もかからず手軽に受検できることもあり、就活や転職活動における自己分析として活用する人も増えてきています。
なお、「16 Personalities性格診断」では、以下のような質問が次々と表示されます。
- 会う人に好印象を残すかどうかは、ほとんど気にしない
- グループで何かをするのが好き
- 自分が何かをやり遂げるより、周りの人が何かをやりとげるのを応援することで幸せを感じる
このように、誰でも回答に困ることのないような質問に対し、自分がどの程度同意するか7段階の選択式で回答していくだけで、簡単に診断結果を知ることが可能です。
また、「16 Personalities性格診断」における診断結果は4文字のアルファベットで表示されますが、以下の4つの指標×2つのタイプの組み合わせを表しています。
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外交型(E) |
物事の見かた | 感覚型(S) | 直観型(N) |
判断のしかた | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 知覚型(P) |
この表の組み合わせは全部で16通りとなるため、「16 Personalities性格診断」という名前になっています。
ちなみに、「16 Personalities性格診断」とよく混同されている性格検査として、「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」というものもあります。
「MBTI」は世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査で、公式サイトによれば『16 Personalities性格診断とMBTIは全く別のものであり、INTPやENFPなどアルファベットで性格タイプを表しているのはMBTIを真似たもの』とされています。両者を混同しないようにしましょう。
なお、この記事は「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信を参照してみてください。
INTJ は何の略?意味は?
この記事で取り扱う「16 Personalities性格診断」におけるINTJ(建築家)タイプについて、より詳しく解説していきます。
INTJ(建築家)とは、「16 Personalities性格診断」の指標上、以下の分類結果で表される性格タイプのことを言います。
- 興味・関心の方向…内向型(I)
- 物事の見かた…直観型(N)
- 判断のしかた…論理型(T)
- 物事への姿勢…判断型(J)
つまり、INTJ(建築家)タイプとは、内向型・直観型・論理型・判断型の4つの性格特性を持ったタイプとなります。
INTJ(建築家)の性格的な特徴
INTJ(建築家)タイプは非常にレアな性格傾向と言われており、理性的で頭の回転が早く、他人の仕事や善悪の感情を人一倍早く察知することに長けています。
頭の中では常に仮説と検証による推論が繰り返されており、あまりにも頭が良いことから周囲の人がついていけないようなことも往々にしてあるでしょう。
また、すべての物事を疑ってみるスタンスを持っていることから、極めて実践的かつクリエイティブなアイデアを豊富に出すことも得意です。知識習得に貪欲であるため、技術者や専門家といった人に多い性格タイプと言われています。
ただ、興味や関心の方向としては内向型に分類されるため、周囲の人とワイワイとした人間関係を構築するのは不得手です。本当は人と仲良くしたいと思っているにも関わらず、どうやって他人と接したらいいか分からないと感じ、もどかしさを感じながら日々生きている人も多いでしょう。
INTJ-AとINTJ-Tの違い
INTJ(建築家)タイプは、さらに「INTJ-A」と「INTJ-T」の2つの性格タイプに分類できます。ハイフンの後につく「A」はポジティブな自己主張型、「T」はネガティブな乱気流型を表しています。
「INTJ-A」タイプは、物事に対して前向きに捉えやすい傾向にありますので、高い自己肯定感を持っているだけでなく、自ら積極的に発言したりコミュニケーションを取ろうとする傾向にあります。
一方、「INTJ-T」タイプはより慎重な思考の持ち主で、ネガティブな感情に敏感な傾向にあります。従って、誰かに間違いを指摘されたり、拒絶されるような言い回しをされてしまうと、数日間は落ち込み続けるといったこともあるでしょう。
どちらの性格傾向が優れているということはありませんので、ここではINTJ(建築家)タイプには2つの性格傾向があるということだけ認識しておいてください。
INTJ(建築家)タイプの意味や特徴については以下の記事で詳しく解説しています。
INTJ(建築家)に向いてる仕事15選
ここからは、INTJ(建築家)タイプの人に向いてる仕事を15選にしてご紹介します。
それぞれ仕事内容や、どういった点がINTJ(建築家)タイプの性格に向いてるのかを解説しますので、これから仕事探しをしていきたいという人は参考にしてみてください。
- 経理
└強みである高い分析力を活かせる - Webマーケター
└分析的な思考力が強く求められる - ITエンジニア
└コミュニケーションは少く専門性は高い仕事が性格に適している - プロジェクトマネージャー
└考えていることを言語化し相手に伝える能力が発揮できる - データアナリスト
└高度な分析スキルが求められる専門職に性格が適している - 経営コンサルタント
└思考の深さや専門知識を習得するスピードが求められる - 建築家
└頭を回転させながら緻密に作業する業務に向いている - ベンチャーキャピタリスト
└分析力を活かしてベンチャー企業の将来性を判断する - 研究者
└分析力や研究結果を発表するスキルが必要 - 薬剤師
└知ろうとする力、知識を結び合わせ思考する力が求められる - 専門医
└専門的な知識を活用し分析的に考える力が発揮できる - フォトグラファー
└専門知識を活かし伝えたいメッセージを明確化するスキルが必要 - ジャーナリスト
└専門知識の理解、自分の意見を主張する力が求められる - 公認会計士
└自分の専門性を高め続けることが必要とされる - 広報
└専門性を極める能力が活かせる
経理 [INTJ(建築家)に向いてる仕事 1/15]
経理は、会社のお金の動きの流れを把握・管理し、適切に事業運営を継続していくために業務を進める仕事です。
業務の具体例としては、伝票や請求書の作成・管理、経理帳簿の作成と更新、貸借対照表や損益計算書などの書類作成など、常に数字を扱いながら働くことになるのが経理という仕事です。
あらかじめ決まっている仕事の進め方で業務をこなしていくことになりますが、時には経理の観点から分析して経営に対して提言することもあり、INTJ(建築家)タイプの高い分析力を活かせるでしょう。
また、INTJ(建築家)タイプは変化の激しい職場には性格上不向きですが、経理という仕事はやることが毎日そこまで変わりませんので、ストレスが溜まりにくいのも向いてる理由と言えます。
①平均年収 | 485万円 |
②必要なスキル | ・会計や財務に関する知識 ・経理・会計ソフトに関する知識 ・ITスキル ・説明力 |
③仕事に就くためには? | ・企業や官公庁などの団体に就職し経理事務に配属される |
④関連する資格 | ・日商簿記検定 ・簿記能力検定 |
Webマーケター [INTJ(建築家)に向いてる仕事 2/15]
Webマーケターは、Web上でのマーケティング活動を担う専門家です。今やどんな商品やサービスであっても、インターネットで調べて購買活動を行います。そのため、Webマーケターの需要は年々右肩上がりに上昇していると言われています。
Webマーケターの業務を簡単にいうと、現状把握・施策決定・実行・分析のループをひたすら繰り返していくことになります。数値データからマーケティング施策を立案し、実行した後は結果を分析する、PDCAサイクルを回すことが非常に大切です。
当然、分析的な思考力が求められることから、INTJ(建築家)タイプの強みが発揮できる仕事と言えます。
①平均年収 | 646万円 |
②必要なスキル | ・情報リテラシー ・マーケティング知識 ・データ収集分析力 ・企画力 |
③仕事に就くためには? | ・広告代理店、Webマーケティング会社などで担当部署に配属される |
④関連する資格 | ・マーケティング・ビジネス実務検定 |
ITエンジニア [INTJ(建築家)に向いてる仕事 3/15]
ITエンジニアは、システムの企画や開発、運用保守を行う技術者です。幅広いIT知識だけでなく、システムを構築できるだけの論理的思考力、プログラミングスキルを習得して業務で活かす力など、非常に専門性が高いのが特徴です。
業務では基本的にパソコンに向き合って作業しますので、コミュニケーションは比較的少なめという点と、専門的なエンジニアリングスキルが求められるという点が、INTJ(建築家)タイプの性格傾向とマッチしています。
最近ではITエンジニアが慢性的に不足しているということもあり、未経験からでもチャレンジできる求人が増えてきています。手に職をつけ、自分の年収を上げていきたいと考えるINTJ(建築家)タイプの人には特におすすめできます。
①平均年収 | 523万円 |
②必要なスキル | ・システム開発、ITインフラに関する知識 ・プログラミングスキル ・コミュニケーション能力 ・マネジメントスキル |
③仕事に就くためには? | ・コンピューターメーカー、システム開発会社などの求人に応募する |
④関連する資格 | ・情報処理技術者試験 ・基本情報技術者試験 ・システムアーキテクト試験 |
プロジェクトマネージャー [INTJ(建築家)に向いてる仕事 4/15]
プロジェクトマネージャーは、クリエイティブ制作やシステム開発などを複数人で数ヶ月〜数年単位で行うプロジェクトにおける、マネジメント業務を行う仕事です。
プロジェクトのゴールを設定し、リリース(納品)日から逆算したスケジュールを作成し、プロジェクトメンバーを決め、メンバーそれぞれの作業進捗を管理するなど、業務の幅が広いのが特徴です。
常に複数人を管理する立場にありますので、自分の意見をしっかり主張していかないとメンバーはついてきてくれません。
INTJ(建築家)タイプの人は、頭の中で考えていることを言語化し、相手に伝えるといった能力に長けていますので、プロジェクトマネージャーという役割をしっかりこなしていけるでしょう。
①平均年収 | 641万円 |
②必要なスキル | ・進捗管理能力 ・論理的思考力 ・ |
③仕事に就くためには? | ・システムエンジニアなど関連業務の経験を経て任されることが多い |
④関連する資格 | ・プロジェクトマネージャ試験 ・P2M資格試験 |
データアナリスト [INTJ(建築家)に向いてる仕事 5/15]
データアナリストは、会社が蓄積している会員データや購買履歴など、あらゆるデータを俯瞰して分析し、事業の売り上げ向上やコストカットの提言を行う仕事です。
高度な分析スキルが求められる専門職という点で、INTJ(建築家)タイプの強みとマッチしています。
データの利活用によるビジネス変革は、大手企業でも近年重要視されてきています。データを元に事業の方向性を決めていくことは、これからの社会において不可欠とも言えるでしょう。
そのため、データアナリストの市場価値はどんどん右肩上がりとなっており、実務経験を積めれば年収も上げていけるはずです。
①平均年収 | 500万円以上 |
②必要なスキル | ・データベースの知識 ・論理的思考力 ・マーケティングスキル ・統計学などに関連する知識 |
③仕事に就くためには? | ・未経験から募集している求人に応募する ・プログラミングスクールなどに通いスキルを身に付ける ・資格を取得して活かせる職場を探す |
④関連する資格 | ・情報処理技術者試験 ・統計検定 |
経営コンサルタント [INTJ(建築家)に向いてる仕事 6/15]
経営コンサルタントは、経営課題を感じているクライアントからの依頼を受け、課題を分析した上で改善策を提案する仕事です。
コンサルタントの一種であり、当然高いレベルの業務スキルが求められます。データ分析力や仮説思考、論理展開から施策立案のための発想力など、幅広い専門知識を有していることが、経営コンサルタントとして活躍するための条件と言えます。
INTJ(建築家)タイプの人は、地頭がいいだけでなく、思考の深さや専門知識を習得するスピードが早いなど、経営コンサルタントとして活躍するための素養が揃っていますので、キャリアアップを目指したい人に特におすすめできます。
①平均年収 | 692万円 |
②必要なスキル | ・情報収集能力 ・課題分析力 ・論理的思考力 ・プレゼンテーション能力 |
③仕事に就くためには? | ・経営コンサルティング会社に就職する |
④関連する資格 | ・MBA(経営学修士) ・中小企業診断士 ・経営士 |
建築家 [INTJ(建築家)に向いてる仕事 7/15]
建築家は、家やオフィスビルなどの建物を建築する際に、土地の活用方法や建造物の造形・構造を検討して図面を制作する仕事です。言うまでもなく建築現場における専門的な仕事の一つです。
建築家が設計した図面を基にして建築作業が行われますので、ミスは許されません。少しでも問題がある状態で工事が進んでしまえば、違法建築となってしまうおそれがあります。
INTJ(建築家)タイプは、頭を回転させながら緻密に作業する業務に向いていますので、建築家として活躍する資質に恵まれています。また、業務上対話をする機会が極端に多い仕事ではないため、コミュニケーションが苦手なINTJ(建築家)タイプの人には嬉しいポイントと言えるでしょう。
ちなみに、建築家は民間資格となり、建築士は国家資格となります。もし本格的に建築の道を極めていきたいのであれば、一級建築士の資格を目指すのがおすすめです。
①平均年収 | 約700万円 |
②必要なスキル | ・設計・建築法規に関するスキル ・空間設計への知識 ・臨機応変な対応力 ・創造力 ・コミュニケーション能力 |
③仕事に就くためには? | ・建築士の受験資格を満たせるように実務経験を積む ・一級建築士の資格取得後、建築家として活動する |
④関連する資格 | ・登録建築家制度 ・一級建築士 ・二級建築士 ・木造建築士 |
ベンチャーキャピタリスト [INTJ(建築家)に向いてる仕事 8/15]
ベンチャーキャピタリストとは、ベンチャー企業に投資するベンチャーキャピタルで働く投資担当者のことを言います。主な業務内容を大きく分けると、投資先の選定と経営支援の2つとなりますが、どちらも非常に高い専門性が求められます。
ベンチャー企業は設立して間もないケースがほとんどですので、企業情報をネットから検索することはほぼ不可能です。そのため、経営者と直接会話したり、財務諸表や提供サービスを細かく分析したりすることで、その会社の将来性を判断する必要があります。
分析力がなければ投資先を選ぶことはできませんので、INTJ(建築家)タイプの能力を存分に活かせるでしょう。
①平均年収 | 約700万円以上 |
②必要なスキル | ・会計知識 ・投資に関する知識や経験 ・経営・マネジメント能力 ・コミュニケーション能力 |
③仕事に就くためには? | ・ベンチャーキャピタルで募集している求人に応募する ・ベンチャーキャピタルを関連会社や子会社に持っている企業に応募する ・転職エージェントを利用して募集している求人に応募する |
④関連する資格 | ・簿記 ・税理士 ・証券アナリスト ・英検やTOEIC |
研究者 [INTJ(建築家)に向いてる仕事 9/15]
研究者は、研究を生業として生計を立てている仕事です。会社員としての研究者であれば、食品メーカーや医薬品メーカー、化学製品メーカーなどメーカー系企業で新商品の研究開発を行うのが仕事となります。
自分が今まで学んできた知識を活かすだけでなく、分析力や研究結果を発表するスキルが必要になりますが、INTJ(建築家)タイプはそのどれもを強みとして持っていますので活躍していけるでしょう。
ただ、研究者として民間企業に就職するには、少なくとも理系の大学を卒業している必要があります。文系だと応募条件を満たさないというケースもありますので、求人票をしっかり確認しておくようにしてください。
①平均年収 | 449万円 |
②必要なスキル | ・論理的思考力 ・学習意欲 ・探究心 ・専門的知識 |
③仕事に就くためには? | ・メーカーの研究職求人に応募して正社員就職する ・就職エージェントに登録して研究職の求人を紹介してもらう |
④関連する資格 | ・修士号、博士号 ・危険物取扱者 ・技術士 |
薬剤師 [INTJ(建築家)に向いてる仕事 10/15]
薬剤師は、医薬品について幅広い知識を持つ薬の専門家です。医師の処方箋に従って調薬したり、患者に対して服薬方法の指導、医薬品の管理など、とにかく薬についてのすべてを担うことになるため、知識が物をいう仕事です。
厚生労働省によれば、医薬品の数は15,000程度あると言われており、その全てを把握していなければ薬剤師として働くことができません。INTJ(建築家)タイプの人は知らないことを知ろうとする力や、知っている知識を結び合わせて思考する力に長けていますので、薬剤師に向いてる資質があります。
ちなみに、薬剤師の勤務先の半数以上は薬局ですが、病院や製薬会社、大学なども勤務先になり得ます。薬剤師に興味があるのであれば、どこで働きたいのかもあわせて考えておくと良いでしょう。
①平均年収 | 577.9万円 |
②必要なスキル | ・薬に関する知識 ・コミュニケーション能力 ・正確に作業を行う管理能力 |
③仕事に就くためには? | 6年制の大学の薬学部を卒業し、薬剤師免許を取得する |
④関連する資格 | ・薬剤師免許 |
専門医 [INTJ(建築家)に向いてる仕事 11/15]
専門医は、専門的な医学知識をもとに患者の診療を行います。基本的に医師は内科や外科、整形外科など診療科目ごとの専門医となっています。
INTJ(建築家)タイプの人は、専門的な知識を活用し、分析的に考えることに強みがありますので、専門医として働くには相性が良いでしょう。
ただ、専門医になるには医学部を卒業することが最低要件で、その後研修などを数年単位でこなしていかないといけないため、どれだけ最速でも30歳でようやく専門医になれる水準です。
これから専門医になろうとするなら、まずは医学部を受験するところから始めなくてはなりませんので、極めて長いスパンで夢に向かっていかなければならないという点は認識しておきましょう。
①平均年収 | 449万円 |
②必要なスキル | ・論理的思考力 ・学習意欲 ・探究心 ・専門的知識 |
③仕事に就くためには? | ・メーカーの研究職求人に応募して正社員就職する ・就職エージェントに登録して研究職の求人を紹介してもらう |
④関連する資格 | ・修士号、博士号 ・危険物取扱者 ・技術士 |
フォトグラファー [INTJ(建築家)に向いてる仕事 12/15]
フォトグラファーは、写真を撮影する仕事です。雑誌の表紙やポスターに使われる宣材写真を撮影したり、自分の写真作品で個展を開いたりして生計を立てているケースがほとんどです。
写真を撮影するといっても、ただ適当にシャッターを切るだけではだめで、構図の原理を覚えることや状況に応じたカメラ設定をマスターすること、作品を通じてどんなメッセージを伝えたいのかを明確にすることなど、専門知識をフル活用することが求められます。
INTJ(建築家)タイプは一つのことに集中して取り組み、プロフェッショナルとして仕事を完遂することに長けていますので、フォトグラファーとしてやりがいを持って働けるでしょう。
①平均年収 | 350円 |
②必要なスキル | ・カメラ、写真の専門知識とスキル ・観察力 ・行動力 |
③仕事に就くためには? | ・広告制作会社、広告代理店などカメラマン求人に応募する ・画像提供サイトに素材とし登録し契約の使用料金を稼ぐ ・フリーのカメラマンとして働く |
④関連する資格 | ・フォトマスター検定 ・写真技能士 |
ジャーナリスト [INTJ(建築家)に向いてる仕事 13/15]
ジャーナリストは、日本や世界など世の中で起きたことに対して取材をし、記事や映像に残してニュースとして世間に発信する仕事です。テレビ局や新聞の記者などをイメージすると分かりやすいでしょう。
ジャーナリストがニュースを報道する際は、調査結果だけを淡々と述べればいいというわけではなく、専門知識や自分の意見を交えて伝える必要があります。
INTJ(建築家)タイプの人は専門知識の理解や自分の意見を主張することに強みがあるため、ジャーナリストの素養があると考えられます。
会社に属することなく、フリージャーナリストとして活躍する人も少なくありませんので、実力さえあれば世の中にインパクトを与えるような発信ができるでしょう。
①平均年収 | 590万円 |
②必要なスキル | ・ライティング能力 ・コミュニケーション能力 ・探究心 ・社会情勢や時事問題に対する知識 |
③仕事に就くためには? | ・新聞社・放送局・出版社といった報道を目的とする機関の求人に応募する |
④関連する資格 | ・特に資格は必要とされない |
公認会計士 [INTJ(建築家)に向いてる仕事 14/15]
公認会計士は、企業が作成した財務諸表や財務状況の監査を行い、その信頼性を担保する仕事を主に行います。会計や財務におけるプロフェッショナルであり、高い会計知識を有している必要があります。
また、監査だけでなく税務相談や経営コンサルティングを行うこともあり、広義で言えばお金に関する専門家という言い方もできるでしょう。
公認会計士として働くためには、公認会計士試験という国家資格を取得する必要があります。合格率は10%程度と難易度が高く、会計にまつわる幅広い学問を学ばなければなりません。
INTJ(建築家)タイプの人は、自分の専門性を高められることに対してモチベーションを維持できる傾向にありますので、同じく専門知識が求められる公認会計士との相性は良いと考えられます。
①平均年収 | 746.7万円 |
②必要なスキル | ・会計に関する知識 ・コミュニケーション能力 ・ExcelなどのPCスキル |
③仕事に就くためには? | 公認会計士試験に合格し、監査法人などで実務経験を積む |
④関連する資格 | ・公認会計士試験 ・日商簿記3級~1級 (日商簿記に合格した際には、税理士の受験資格を得られる) |
広報[INTJ(建築家)に向いてる仕事 15/15]
広報は、会社に関する情報やニュースを世の中に発信する仕事です。主に新商品やサービスのプレスリリースであったり、マスコミやメディアからの取材対応を行ったりすることで、会社の知名度やブランドを高めていくミッションがあります。
例えば、新商品のプレスリリースを行う際は、ただ事実だけを述べてもあまり意味はありません。新商品はどういった人に向けて、どういう思いで開発されたのか、どういったチャネルで広報するかなど、内容や手法が非常に大切になってきます。
つまり広報職は「物事を広く知らせる専門家」と表現することもでき、INTJ(建築家)タイプの専門性を極めることに長けた特性とマッチしていると言えるでしょう。
①平均年収 | 481万円 |
②必要なスキル | ・企業の経営戦略、コンセプトの理解力 ・業界全体の豊富な知識 ・調整力 |
③仕事に就くためには? | ・他部門を経て広報担当部門に異動配属されるケースが多い |
④関連する資格 | ・PRプランナー資格認定制度 ・IRプランナー ・商品プランナー |
出典:厚生労働省「職業情報サイト jobtag」
INTJ(建築家)に向いてる業界
INTJ(建築家)タイプの人には、向いてる仕事だけでなく、向いてる業界もいくつか存在します。
ここでは、特に4つの向いてる業界をご紹介しますので、先ほど紹介した向いてる仕事と合わせて参考にしてみてください。
①IT業界
IT業界には、以下のような業種が含まれています。
- IT業界…ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理サービス(SI)業界、インターネット・Web業界、通信インフラ業界
IT業界はどの会社であっても幅広いIT知識が求められます。加えて、エンジニアやプログラマーなどの技術職として働くケースも多く、常に自身の専門性を高めていくようなスタンスが大切です。
また、特にITエンジニアは効率主義者が多く、INTJ(建築家)タイプの性格傾向とマッチした人と働けるため、仕事をストレスなく円滑に進めていけるはずです。
②製造業界
製造業界には、以下のような業種が含まれています。
- 製造業界…機械製造業、金属・鉄鋼関連の製造業、電気機械器具製造業、化学製品製造業、食品関連製造業、医薬品製造業
上記を見ると分かりますが、製造業とは詰まるところメーカー企業ということです。メーカー企業にも様々な職種の人が働いていますが、特にINTJ(建築家)タイプに向いてるのは研究開発職です。
INTJ(建築家)タイプの強みである高い専門性を活かすことで、会社の業績を大きく上げるような新商品の開発に携われるかもしれません。
特に、学生時代は理系で実験や研究が好きだったというINTJ(建築家)タイプの人は、製造業界の研究開発職を目指してみるのがおすすめです。
③専門・技術サービス業界
専門・技術サービス業界には、以下のような業種が含まれています。
- 専門・技術サービス業…研究業、士業、デザイン業、芸術家業、コンサルタント業、翻訳業
文字通り専門的な知識が必要になる業界ですので、専門知識を蓄えて活用していくことが得意なINTJ(建築家)タイプとの相性は非常に良いです。
また、INTJ(建築家)タイプは内向的な性格傾向にあり、コミュニケーションが苦手という弱みもありますが、専門・技術サービス業界ではコミュニケーション能力よりも専門知識を活かして成果を出すことが重視されるのもポイントです。
④医療・福祉業界
医療・福祉業界には、以下のような業種が含まれています。
- 医療・福祉業界…医療業界、児童福祉業界、老人福祉業界、介護業界、障害者福祉業界
医療や福祉の業界で働くには専門知識が不可欠です。また、特に医学は日に日に進歩していますので、一度覚えたことをアップデートしていくことが求められます。
INTJ(建築家)タイプの人は、興味を持っていることであれば長期的に専門レベルを高め続けることにストレスを感じにくい傾向にあるため、医療・福祉業界との性格的な相性は良いと言えます。
INTJ(建築家)には向いてない仕事
INTJ(建築家)タイプの人は、専門スキルを高めつつ分析能力を活かして働ける強みがある反面、コミュニケーション能力が重要になる仕事には向きません。
具体的には、INTJ(建築家)タイプの人にとって以下のような仕事は向いてないと考えられます。
- ①感情の汲み取りが必要な仕事
- ②変化が激しい職場
- ③緊密な連携が必要な仕事
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①感情の汲み取りが必要な仕事
INTJ(建築家)タイプの人は、外交的か内向的かで言うと後者の性格傾向があるため、他人とコミュニケーションを取るのが苦手な人が多いようです。
ここでいうコミュニケーションとは、ただ目の前の相手と会話する力というだけでなく、相手の考えていることを読み解く力や、相手の心境を考えた上で自分の意見を伝える力のことを指しています。
こうした点に弱みがあるため、相手の感情を汲み取りながら働かなければならない仕事への適性が良いとは言えません。
具体的には、INTJ(建築家)タイプの人には以下のような仕事はあまり向いていないと考えられます。
- 看護師
- カウンセラー
自分が正確な内容を伝えたとしても、ミスコミュニケーションからトラブルに発展することもあり得るため、注意が必要です。
②変化が激しい職場
INTJ(建築家)タイプの人は専門性が高い反面、完璧主義がすぎるといった側面も持っています。完璧主義は決して悪いわけではありませんが、変化が激しい仕事であればスピードについていけずに成果をあげにくくなることが考えられます。
具体的には、INTJ(建築家)タイプの人には以下のような仕事が不向きです。
- メディア系のクリエイター
- ゲーム業界のプランナー
どれだけ専門的な知識を持っていたとしても、変化に乗り遅れてしまえば、それは古い知識となってしまいます。
常に知識をアップデートし続けられる自信があるなら問題ありませんが、トレンドに乗ることに苦手意識があったり、自分は頑固な性格だと思っているINTJ(建築家)タイプの人は、上記のような仕事は避けておいたほうが良いでしょう。
③緊密な連携が必要な仕事
繰り返しになりますが、INTJ(建築家)タイプの人はコミュニケーション能力に弱みがあります。仕事の中には誰かを巻き込みながら連携して進めていくものもありますが、INTJ(建築家)タイプの人には総じて向かないと考えられます。
具体的に他人との連携が多い仕事を挙げると、以下の通りです。
- 広告代理店の営業
- 企画職
上記の仕事は、常に自分が中心となって複数の関係者を動かしていくことが求められる仕事です。
コミュニケーションが苦手なINTJ(建築家)タイプの人が就職してしまうと、毎日胃の痛い思いをしながら働くことになるかもしれませんので注意してください。
その他
INTJ(建築家)タイプの性格を鑑みると、以下のような仕事にも向いてないと考えられます。
- 秘書
- キャリアコンサルタント
秘書やキャリアコンサルタントは、人をサポートする側面がある仕事です。
INTJ(建築家)タイプの人は、物事を考える時の主語が自分になりやすいため、誰かをサポートする仕事には性格的にあまり向いていないでしょう。
INTJ(建築家)に向いてる仕事を見つける方法
自分に向いてる仕事を探すためにも、性格的にマッチした仕事の見つけ方を試してみるのがおすすめです。
ここでは、INTJ(建築家)タイプの人が仕事探しをする時におすすめの方法を3つご紹介します。
①長期的なキャリアプランを立てる
長期計画が得意なINTJ(建築家)タイプは、仕事探しをする際も長期的なキャリアプランを立てるようにしましょう。
長期的なキャリアプランを立てることにより、将来なりたい姿から逆算し、現時点で自分が身につけておくべきスキルや経験が分かります。そうすれば、自ずとこれから応募したい仕事が分かるはずですので、仕事探しを効率的に進めることに繋がるでしょう。
加えて、長期的なキャリアプランを立てておくと、面接でも有利に働きます。特に志望理由を伝える際、「X年後にこういった姿になるために、まずは御社で〇〇のようなスキルを身につけたいと思っています」など、より具体的な回答ができるようになり、選考通過率を高められるかもしれません。
②教育制度や研修制度をチェックする
自学自習が得意なINTJ(建築家)タイプですが、実際に会社がどれだけのバックアップをしてくれるのかについて、あらかじめ調査しておきたいところです。
もし、研修制度が充実していることが売りの企業に対して、自主自学が得意なことを自己PRしても逆効果になるかもしれませんので、選考通過という観点でもチェックしておくべきポイントと言えるでしょう。
教育制度や研修制度については、求人票や求人広告、企業ホームページの「採用情報」をチェックすればおおむね調査ができます。さらに、口コミサイトなどで情報を補完するのがおすすめです。
③働き方をチェックする
INTJ(建築家)タイプの人は、自分の専門性を活かして実績を出すことにやりがいを感じます。ただ、会社によっては単純に長時間働いている人を評価しがちだったり、ミスが少ない人の方が優秀といった評価を下すこともあります。
INTJ(建築家)タイプの知的好奇心と思考力を活かし続けるためにも、どういった社員が評価されるのか、評価される働き方のスタイルをチェックしておくとと良いでしょう。
どんな人が評価されるかは、面接で直接聞くのがおすすめです。シンプルに「御社で評価されるのはどのような人ですか?」と質問すれば、大抵の企業はネガティブなイメージを持つことなく答えてくれるはずです。
INTJ(建築家)がマッチする職場環境
INTJ(建築家)タイプの人は、向いてる仕事や業界だけでなく、性格的にマッチしている環境の会社に就職するのもポイントです。
ここからは、INTJ(建築家)タイプの人にマッチする職場環境の例を3つご紹介します。
①自学や自立性が評価される職場
INTJ(建築家)タイプの人は、誰に言われることなく自力で知識を身につけ、スキルとして定着させるアクションが得意です。そのため、自立性が評価される職場と性格傾向がマッチしていると言えます。
- ベンチャー企業で教育担当がそもそも存在しない
- OJT中心で実務の中での成長を促されている
- 図書費などの福利厚生が充実している
特にベンチャー企業は、自主的に学習して仕事を積極的に獲得していくスタンスが不可欠となりますので、INTJ(建築家)タイプとの相性が良いでしょう。
また、図書費などの福利厚生がある企業は、自学や自立性が評価される風土であることが多いです。図書補助費がある会社であれば、求人票の福利厚生欄にその旨の記載があるはずですので、しっかりチェックしておきましょう。
②効率が重視される職場
効率主義で無駄なことが嫌いなINTJ(建築家)タイプにとっては、効率重視で業務を進めている職場がマッチします。
- デジタル活用、DX推進が進んでいることをアピールしている
- 比較的新しい業界で古い慣習に固執していない
- エンジニアの社員比率が多め
会社によっては、「古くからこうやっているから」と思考停止していて、効率の悪いやり方を続けているようなケースもあります。
特に昔からある業界だとその傾向がありますので、効率を重視して働いていきたいのであれば、IT業界などの新しい業界や設立年数の浅い会社に就職するのもおすすめです。
③長期的な視点が必要な職場
INTJ(建築家)タイプの人は思考力に優れていますので、人よりも早く課題を特定をするのが得意です。加えて、中長期的な未来という視点で解決すべき課題を見極める力にも優れています。
従って、長期的な視点を持って業務に向き合う必要のある職場にマッチしていると言えます。
- 完遂までの期間が1年以上のプロジェクトを多く受託している
- 会社として中期経営計画を策定し、投資家に公開している
- 今までの企業実績の規模が大きい
特に、長期的な視点を持ってビジネスに取り組んでいる会社かどうかをチェックするには、中期経営計画が定められている会社かどうかを確認するのがおすすめです。
中期経営計画とは、向こう3〜5年の数値目標を掲げて事業運営をしていくための計画書です。会社で中期経営計画が策定されているということは、その計画から逆算して業務を考えていく必要があり、長期的な視点を持って働きやすくなります。
上場している企業であれば、企業ホームページの「決算説明資料」などのページから確認できますので、気になる企業があったらホームページを確認してみると良いでしょう。
INTJ(建築家)の強み
INTJ(建築家)タイプの性格傾向における強みをまとめると、以下の3点になります。
- ①専門性を高められる
- ②分析的な思考力
- ③自分の意見がしっかりしている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①専門性を高められる
INTJ(建築家)タイプは、知識や知見を蓄えていくことで自己肯定感を得られます。日頃から業務に関わらずあらゆる知見を得るための行動を取っているため専門性が高い、とう強みがあります。
知的なものに対する貪欲さがあるため、物知りと言われることもあるでしょう。その反面、くだらないことや娯楽、意味のないゴシップには興味を持たない傾向にあるため、しばしば周囲の人との会話が合わないことがあります。
ひたむきに頑張る姿勢も有していますので、専門職や技術職などスキルが重要になってくる仕事であれば、自分の力をフルに発揮できるでしょう。
②分析的な思考力
INTJ(建築家)タイプの人は非常に理性的かつ合理的に物事を捉えます。加えて、純粋に思考し続けることに楽しさを感じる性格傾向にあることから、分析的な思考力に強みがあると言えます。
「この出来事はなぜ起きたのか」「今、■■の部署で起きている問題を解決するにはどうすればいいか」など、今起きている課題の分析から要因の抽出、それを解決するための施策検討などの一連のプロセスを人一倍早く思考できるため、知的生産性が求められる仕事に特にフィットします。
常に自分が良いと思う世界を作り上げたいと考えている性格ですので、組織のブレーンや参謀的なポジションになりがちという特徴も見られます。
③自分の意見がしっかりしている
INTJ(建築家)タイプの人はパイオニア精神を有していますので、常に現状を疑ってみます。また、疑うだけでなく「自分ならこうしたい」という意思や意見をしっかり持っていますので、人間的に軸がしっかりとしているのが特徴です。
仮に周囲の人が違う意見を持っていたとしても、INTJ(建築家)タイプの人はそれに流されない芯の強さがあり、上司や同僚からも心強い仲間だと思われる傾向にあります。
仕事場での活かし方
INTJ(建築家)タイプの人が強みを活かすのであれば、まずは今従事している仕事の専門的スキルをとにかく高めていくことが重要です。
仕事で評価されるためには、上司と良好な関係性を築いて社内政治を利用するパターンと、圧倒的な実績で評価されるパターンの2種類がありますが、INTJ(建築家)タイプには後者の方が合っています。
技術職にしろ専門職にしろ、業務でタスクとなっていることに対する知識の理解を深めることはもちろん、プライベートな時間でも周辺知識を学習していくのがおすすめです。
また、INTJ(建築家)タイプの強みである分析的な思考力もしっかり活かしていきたいところです。そのためにも、常に「なぜ?」を考えるクセをつけるのが良いでしょう。
世の中には暗黙の了解や普遍的なルールと思われているものが数多く存在します。大抵の人はそれらに疑問を抱きませんが、INTJ(建築家)タイプの人が疑問を呈することにより、組織が大きく成長するきっかけになることもあります。
就職や転職活動でのPR方法
就職活動や転職活動において、INTJ(建築家)タイプの強みを自己PRする例文を2つご紹介します。
私は知的好奇心を持って物事に取り組むのが好きです。
学生時代は経済学のゼミに所属しており、日々論文のために教授から指導を受けていました。ただ、途中から教授が忙しくなってしまったため、インカレや社会人サークルを活用し、経済学を学ぶ同志を増やすことにしました。
様々な人の知見を吸収することで、論文執筆に活かすことができ、結果的に私の執筆した論文は最も高い評価を得ることができました。
今回、ITエンジニアのポジションに応募させていただきました。エンジニアとして活躍するためには、幅広い知見を習得することはもちろん、その知識をアップデートし続けていく必要があると考えています。
私は知的好奇心を強みとして、エンジニアとしての専門性を上げることにより、御社の発展に寄与していきたいと思います。
私は、物事を分析するいうことに強みを持っています。
前職では営業職として働いており、主に法人新規顧客に対する自社商品の提案を行っていました。とにかく電話をする件数を増やして契約に繋げるというスタイルの会社で、同僚もそれに対して疑問を特に感じていませんでした。
ただ、私はもっと効率の良いやり方があるのではないかと考え、契約が取れた営業と会社の分析を行いました。すると、契約が取れた90%の案件は、月中から月末にかけて、決済者との商談ができた時ということが判明しました。
そこで私は、月初に今月アプローチする先の決済者を特定し、月中には決済者に対するアポイントを設定することに尽力しました。その結果、契約件数も金額も会社でトップの成績となり、MVPとして表彰されることができました。
今回、営業職とは違うポジションでの応募ではありますが、私の培ってきた分析力を活かして御社のビジネスに貢献していきたいと考えています。
INTJ(建築家)の弱み
INTJ(建築家)タイプの人は、強みだけでなく以下のような弱みも見られます。
- ①社交性が高くない
- ②過度な完璧主義
- ③頑固になってしまう
自分に向いてる仕事を見つけるためには、自らの強みと合わせて弱みも知っておくことが大切です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
①社交性が高くない
INTJ(建築家)タイプは「内向型(I)」に属しますので、他人とのコミュニケーション力や社交性は高いとは言えません。自分の思考にこもりがちということもあり、交友関係も比較的狭いでしょう。
一人で研究をし続けている人であれば別ですが、組織に属していくのであれば必ず誰かとコミュニケーションを取りながら仕事をしていく必要があります。そのため、INTJ(建築家)タイプの社交性の低さが影響して、仕事がスムーズに進められないことも考えられます。
INTJ(建築家)タイプの人は口達者になろうとする必要はありませんので、業務ではできるだけ自分の意見や感情を表に出すことを意識をしてみてください。
②過度な完璧主義
INTJ(建築家)タイプは、物事を分析する力に優れていますが、その能力が高すぎて過剰なほどの完璧主義となってしまうこともあります。
完璧主義自体は良い面もあるのですが、仕事の種類や状況によっては、完璧主義であることが仕事を遅らせたり複雑にしてしまう原因にもなり得ますので、弱みとも言えるでしょう。
自分の思考スピードの速さを過信して余計な事まで考えていては、いつまでたっても仕事を終えることはできません。INTJ(建築家)タイプの人がこの弱みを克服するのであれば、「何が本当に思考しなければならない課題か」という本質を見抜く力を極めていくのがおすすめです。
本質を見極める力がつけば、仕事を効率的に進められるだけでなく、今まで以上に様々な課題に対して思考する時間を捻出することも可能です。
③頑固になってしまう
合理性と成功を重視するINTJ(建築家)タイプの人は、時に自分の意見を曲げないような、頑固な態度を見せることがあります。
よく言えば自分を持っていてはっきりしている人となりますが、悪く言えば融通が効かない人と捉えられてしまいますので、できるだけ柔軟に思考するスキルを身につけるのが良いでしょう。
具体的には、自分と他人の意見が異なっても、お互いの良さを見つけて中和していくようなスタンスも持っておくことがおすすめです。
INTJ(建築家)タイプの人は、白か黒かだけで物事を考えるのではなく、様々な選択肢があるということを理解しておくようにしてください。
仕事場で注意すべきこと
INTJ(建築家)タイプの人が仕事で注意すべきこととしては、まずミスコミュニケーションの撲滅が挙げられます。どれだけ精緻な分析をして、優れた施策を検討していたとしても、相手への伝え方を間違えてしまうと魅力は一気に低下します。
相手はどういったことを考えていて、どのようなことが自分には求められているのかなど、相手の心情を想像する力を身につけるだけで、仕事が一気に進むようになるでしょう。
他に注意すべきこととしては、自分の考えや分析結果に依存しないということも挙げられます。もちろん自分の軸を持って仕事に向き合うことは続けますが、その上で他人の考えや周囲の意見を無視しないといった意識を持ちましょう。
あらゆるアイデアを柔軟に取り入れられることで、INTJ(建築家)タイプの人はさらに実力をつけていけるはずです。
就職や転職活動で損しないためのポイント
INTJ(建築家)タイプの人が就職活動や転職活動をする際は、面接官と対話をするという意識を持つようにしてください。
繰り返しになりますが、INTJ(建築家)タイプの人は優れた思考力を持っている頭の良い人たちです。ただ、コミュニケーションをやや苦手とするため、自らの強みを面接で上手くアピールできない傾向にあります。
加えて、INTJ(建築家)タイプの人は面接を「内定を獲得するための場」と捉えがちなため、頭の回転の早さも相まって正解をし続けようとしがちです。
面接は、募集企業と応募者がマッチしているかを確認する場です。
自分の意見をはっきり主張しつつも、「自分はこの会社に向いてるのだろうか」という観点で面接と向き合えるようになると、自ずと自分に向いてる職場かどうかを見極められるようになってくるでしょう。
INTJ(建築家)はどんな人と相性がいいの?
ここからは、INTJ(建築家)タイプの人と相性の良い人の特徴について解説します。
満足感を感じながら働くためには、仕事や業界、職場環境に加えて人間関係も非常に大切です。自分の性格と相性の良いタイプをあらかじめ知っておけば、ミスマッチを減らすことになるでしょう。
仕事面①戦略性の高い上司
参謀や軍師というポジションが合うINTJ(建築家)タイプにとって、同じく戦略性の高い上司との相性は非常にマッチしています。
戦略性の高い上司であれば、自分が考えた戦略について正しい視点でフィードバックをしてもらえますし、上司とのやり取りを通じて自らのビジネススキルを高めていくことも可能です。
16タイプで言えば、ENTJ(指揮官)タイプなどが該当するでしょう。
配属された上司が仮に戦略的でなかったら、異動希望などで戦略性の高い上司の部下になるというのも一つの手です。
仕事面②自立的に働ける同僚
自主自立の精神が強いINTJ(建築家)タイプの人は、周囲の人をサポートする行動がどちらかというと苦手です。そのため、自立的に働ける同僚であれば、良きライバルとしてお互いを高められるでしょう。
自立的に動ける人かどうかは、その人を5分から10分程度観察していれば分かるはずです。自ら上司に質問しに行っていたり、いい意味で積極的に行動してミスをしていたりするのであれば、自立的に働ける人と考えられます。
16タイプで言えば、INFJ(提唱者)タイプが該当するでしょう。
基本的には好敵手といった関係性になりますが、自分の仕事の悩みを相談する相手としても相性が良いはずです。
仕事面③アイデアの豊富な同僚
INTJ(建築家)タイプの人は専門知識が豊富な反面、自分の専門外の領域において創造力を働かせることに弱みがあります。そんな弱みを補ってくれるという意味で、アイデアが豊富な同僚とは性格的な相性が良いと考えられます。
16タイプで言えば、ENTP(討論者)といえるでしょう。
アイデアが豊富な同僚側も、専門的なことが分からないという悩みを抱えているはずですので、互いに協力しあう良い関係性が築けるでしょう。
プライベート面①知的好奇心の強い人
知的好奇心が強いINTJ(建築家)タイプの人は、プライベートにおいても知的好奇心が止まることはありません。次々と新しいことに挑戦し、刺激を欲しがる性格ですので、そんな性格についてきてくれるような知的好奇心の強い人と相性が良いです。
16タイプで言えば、ENFP(運動家)タイプが該当するでしょう。
互いの知的欲求を満たすためにも、基本的にこの性格タイプの人に遊びに誘われたら断らずに付き合ってみるのがおすすめです。最初は興味がないことであっても、根本的な知的好奇心の高さからきっと楽しい時間を過ごせるでしょう。
プライベート面②干渉が強くない人
自立志向の強いINTJ(建築家)タイプは、プライベートの時間を誰かに束縛されたり干渉されたりするのが苦手です。したがって、自分と同じく自立志向の高い性格の人との相性が良いと言えます。
16タイプで言えば、INFJ(提唱者)タイプが該当するでしょう。
干渉してくるタイプかどうかは、ある程度親しくならないと判断がつかないということもあります。前もって束縛系の人をシャットアウトしたいのであれば、自分から「干渉されたくない」と普段から伝えておくのが良いでしょう。
INTJ(建築家)と相性が悪い性格タイプ
続いて、INTJ(建築家)タイプの人と相性が悪い性格について解説します。
相性が悪い性格タイプ①感情的な人
論理的に物事を捉え、合理的に判断するINTJ(建築家)タイプの人にとって、感情的に物事と向き合うような熱血タイプとの相性は悪いです。
こちらは「やる気だけがあって、実力や実現性が伴っていない」と思ってしまいますし、逆に相手からは「やる気のない人」というイメージを持たれることになります。
水と油のような関係性になることも考えられますので、感情的な人を見つけたら、自分から積極的に声をかけることは避けておいても良いかもしれません。
相性が悪い性格タイプ②短絡的な思考が強い人
INTJ(建築家)タイプの人は長期的に物事を解決していく力に優れています。短期的に考えているだけでは、物事を本質的に解決することはできないということを、頭の中でしっかり理解できているのです。
そうした性格のINTJ(建築家)タイプに対し、短期的にしか物事を考えられない人とは相性が悪いです。見ている世界がそもそも違うので、互いを理解し合う瞬間はきっと訪れないでしょう。
相性が悪い性格タイプ③常に一緒にいたい人
束縛を嫌うINTJ(建築家)タイプの人は、常に一緒に誰かといたいと考えている人との相性は悪いです。
常に誰かと行動したいと考えている人も、基本的には悪い人ではありません。むしろ、全員で協力した方が大きな課題を乗り越えられるというリーダー的な思考を持っているとも言えます。
ただ、INTJ(建築家)タイプの人は他人と何かをすることが苦手ですので、残念ながら分かりあうことは難しいでしょう。
INTJ(建築家)と相性の良い性格タイプについては以下の記事で詳しく解説しています。
INTJ(建築家)の性格タイプを更に詳しく理解しよう
ここでは改めて、INTJ(建築家)タイプの性格傾向について詳しく見ていきましょう。
16PersonalitiesのINTJについて
記事の冒頭で解説しましたが、INTJ(建築家)タイプの特徴は「16 Personalities性格診断」で用いられる4つの性格傾向の組み合わせから導かれています。
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外交型(E) |
物事の見かた | 感覚型(S) | 直観型(N) |
判断のしかた | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 知覚型(P) |
INTJ(建築家)タイプは、上記のうち内向型、直観型、論理型、判断型の4つの性格的特徴を兼ね備えた人ということになります。
INTJ(建築家)タイプの特徴を一言で言うと、「分析力と長期的思考に優れた専門知識のスペシャリスト」です。どんな物事であっても専門知識を活かして分析し、解決へと導くことができますので、事業の成長に不可欠な人材と言えます。
その反面、他人に対するコミュニケーションが苦手であったり、過剰なほど完璧主義に走ってしまって周りを困らせてしまったり、人間関係で上手くいかないと感じることが多い傾向にあります。
INTJ(建築家)タイプの人が仕事で成果を出していきたいのであれば、できるだけ多くの人と丁寧にコミュニケーションをとることがおすすめです。また、コミュニケーションの質よりも量を重視すると、より良い人間関係が構築できるでしょう。
自分の性格タイプを活かす方法をアドバイス
INTJ(建築家)タイプの強みをプライベートや友人関係でも活かすのであれば、自分が得意なことと不得意なことをあらかじめ相手に伝えておくのがおすすめです。
自分の専門領域については積極的にサポートし、それ以外の部分は周囲の人に助けてもらう関係性を築くことができれば、たとえコミュニケーション量が少なかったとしてもお互いを支え合っていくことができるはずです。
INTJ(建築家)について「よくある質問」
最後に、INTJ(建築家)タイプについてよくある質問と回答をまとめました。
INTJのあるあるって?
INTJ(建築家)タイプのあるあるとして、いくつか例を挙げてみました。
- 〇〇の分野についてはスペシャリストだねと言われる
- 人よりも一歩二歩先を見据えて行動できる
- 他人の嘘を見抜くのが得意
- 考えすぎて、疲れてしまうことがよくある
- 自分のやりたいことを実現するためならルールを変えることもいとわない
- 他人と何かをするよりも、一人で何かに向き合っていた方が楽
- 少しでも気になることがあったらとことん調べる
- 人付き合いに悩みがち
あなたはいくつ当てはまりましたか?
INTJはなぜ「建築家」と呼ばれるのか?
INTJ(建築家)タイプが建築家と言われるのは、まるで建築家のような緻密な設計と専門的な知見を兼ね備えた性格傾向にあるからです。
建物を建築する際は、その土地の特性や周囲の建物との関係性、依頼者の建物イメージを予算コストの中で寸分の狂いもなく設計するといった、緻密かつ専門的に図面を考えていく必要があります。
こうした建築家の特徴とINTJ(建築家)タイプの性格傾向の強みが似ていることから、「建築家」の性格タイプと言われていると考えられます。
INTJは頭がいいの?
INTJ(建築家)タイプの人は基本的に地頭が良い傾向にあります。ただ、地頭が良くても自分から学ぶ意欲がなければ専門的知識を身につけることはできません。
そのため、全てのINTJ(建築家)タイプの人が必ず頭がいいというわけではありませんが、ほとんどのINTJ(建築家)タイプの人は専門家として活躍できるだけの素養があるとは言えます。
まとめ:INTJ(建築家)に向いてる仕事をゲットしよう!
専門知識と高い分析能力が強みのINTJ(建築家)タイプには、知的生産性の高い仕事が特におすすめです。この記事で紹介したような仕事や業種をメインに、求人選びをしてみると良いでしょう。
ただ、INTJ(建築家)タイプの人はコミュニケーション能力に弱みがある傾向にあることから、面接で苦戦する可能性があります。不安な人は、就職エージェントなどで模擬面接を受けてみるのも一つの手です。
自分の性格にあった仕事を見つけ、後悔しない就職・転職活動を叶えましょう。