女性がフリーターから正社員で働くメリットって何があるの?と思っていませんか?
この記事では、「女性が正社員で働くメリット」、「結婚や出産も想定」、「オススメの仕事」、「内定の出やすい人の特徴」、「正社員になる方法」を解説しています。
将来、結婚や出産などのことを考えると女性はフリーターやパートよりも正社員のほうがよいかもしれませんね。
ここでは、正社員になれる方法も将来どのようになりたいのか選ぶ判断基準にしてみてください。
この記事の目次
女性がフリーターから正社員で働くメリット7選
ここでは女性が就職して仕事をすることへのメリットを紹介します。
- 収入が安定し生涯賃金で差がつく
- 福利厚生がついてくる
- 仕事が充実する
- 昇給や昇進がある
- 各種手当がもらえる
- 長期の休みが取れる
- 今は経済力のある女性がモテる
パートよりも正社員のほうが長く働くと大きさが出てきてしまうことを詳しく紹介していきます。
1.収入が安定し生涯賃金で差がつく
女性フリーターが正社員として就職すると、生涯賃金に大きく差が出ます。正社員になり収入が増えるためです。
- 正社員:1億3638万1100円
- 非正規社員フリーター:8309万9600円
※2017年「賃金構造基本統計調査」 正規非正規データの23歳から59歳までを加算算出。
生涯賃金を見ても倍近い差になります。非正規では生涯年収で1億円を超えることすらギリギリの状態で、正規と非正規の格差がはっきりと確認できます。
結婚・出産するまでは時間がある
もしあなたが20代前半であれば、結婚・出産するまで、まだ時間があります。
2015年に厚生労働省が発表した「我が国の人口動態より」によると、以下のようなことが発表されています。
- 女性がはじめて結婚する平均年齢:29.4歳
- 1人目の子供ができる平均年齢:30.7歳
結婚を機に仕事を辞めても、22歳から仕事をはじめたとして7.4年。子どもができて仕事を辞めても、22歳から仕事をはじめたとして8.4年。
7~8年を正社員として生活した方が、収入や経験、出会いも大きなものを得ることができると思いませんか?
女性は家事、男性が仕事という時代も終わりつつあります。女性も仕事をし、男性も家事ができるようになる必要があるのかもしれませんね。
将来子供を習い事へ通わせることができる
今、女性が正社員に就職しておくことで、将来子供を習い事へ通わせることができます。安定した給料や、ボーナスや昇給もあり、収入が高いからです。
文部科学省をはじめとする国の調査によると、子供を幼稚園から大学まで通わせるのにかかるお金は、1人あたり約1500万円です。
女性が結婚する前から正社員として働き、結婚後も妊娠するまで旦那さんと一緒に積み重ねていくことが、生まれてくる子供のためです。
もらえる年金額が増える
フリーター女性が正社員になることで、もらえる年金額が増えることもメリットの一つです。
公的年金シミュレーターで計算したところ、フリーターがもらえる年金は月に約6万円程度です。
一方、年収500万円で正社員として働く場合、月にもらえる年金額は約15万円です。
年金額が増えることによって、将来の不安も少なくなります。
福利厚生がついてくる
フリーターには福利厚生がありません。パートなどにはなく正社員にしか福利厚生はついていないからです。
福利厚生とは、会社側が従業員やその家族の健康と生活の福祉を向上させるための、賃金以外のサービスを提供することを言います。
一般的なものとして、以下のような福利厚生がついてきます。
- 健康保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 労災保険
会社がこれらの保険料の半額(または全額)を代わりに払ってくれる仕組みです。
他にも、福利厚生として以下のような補助がつく場合もあります。
- 家賃補助
- 社員寮
- 社員食堂
- 資格取得支援
- 保養所
- 社員旅行
- 各種ホテル利用割引
- レジャー施設割引
このような補助がついてくることも考えると、正社員になることで仕事だけでなく様々な補助をしてくれ家計も助かります。
結婚や出産するとその他福利厚生が出る企業もあります。福利厚生は樹魚油によって異なるので実際に気になる企業があれば調べてみましょう。
正社員の方が産休・育休を取りやすい
正社員の方がフリーターよりも産休・育休を取りやすい傾向にあります。
厚生労働省の調査によると、正社員の女性の7割以上が育休を利用して就業を継続しています。
一方、フリーターの場合、産休や育休が保証されず、仕事を辞めざるを得ないケースが多いです。パート・派遣の育休を利用して就業を継続している女性の割合は23.6%となっています。
パート・派遣でも育休を利用して就業を継続する女性は増えてきていますが、正社員と比べると少なくなっています。
参照元:厚生労働省「第一子出産前後の妻の継続就業率・育児休業利用状況」
将来、不安になるよりも、今女性が就職するべき理由は全て自分に返ってくるので一度就職も考えてみましょう。
仕事が充実する
正社員になると仕事が充実します。重要な仕事にチャレンジすることができるからです。
最近では、女性が活躍できる職場が増えて生きているので、やりがいを感じて育休後も復帰する人も増えてきています。
結婚後も、女性が働いていきたいと思える会社のみを紹介するエージェントも増えてきているので一度相談してみましょう。
結婚後の再就職も有利
女性の場合、結婚・出産後に一度仕事から離れる可能性がありますよね。だからこそ、女性が就職して仕事で経験を積んでおきましょう。
正社員の時に資格や技術を習得すれば、専門的でレベルの高い仕事ができるからです。
例えば、正社員時代に、資格や経験をしていると再就職の時に有利になることが多いです。
- 宅地建物取引士を取得していた
- プログラミングを経験していた
- 営業をやっていた
このような女性は即戦力になりうると判断されるようなスキル・経験があると出産後の再就職も有利です。
正社員で資格や技術を身につけておかないと、再就職で苦労します。
昇給や昇進がある
正社員になると昇給や昇進があります。正社員には、昇給制度があるからです。
フリーターは時給が上がるくらいなので、あまり昇給しません。昇給や昇進があるだけで働く意欲も増えますよね。
女性も働いている共働きの家庭も増えてきています。経験を積むことで昇進やもしくは転職しやすいように若い時に就職しておきましょう。
ボーナスや各種手当がもらえる
正社員になるとボーナスや各種手当がもらえますが、フリーターはもらえません。ボーナス、各種手当は正社員しかもらえないからです。
前述しましたがボーナスがあることで、正社員との年収の差が大きくなります。よくある手当の例は、以下のような手当で差が出ること多いです。
- 残業手当
- 通勤手当
- 家族手当
- 住居手当
結婚後も家族手当が出ると、家計を支えたいと考えている女性にとってはうれしいですよね。
長期の長い休みが取れる
正社員になると、長期の休みが取れます。正社員には有休や休暇制度があるからです。
業界や職種、企業によって異なりますが以下のような休暇制度を行っている企業もあります。
- 夏季休暇
- 年末年始休暇
- GW休暇
- お盆休暇
- リフレッシュ休暇
女性だと、長期の休みで旅行にいったりする人も多いと思うので、まとまった休みがもらえる正社員のほうがお得ですね!
フリーターは休む≒給料が減るという式になりますよね。有休や休暇制度も、正社員とフリーターの大きな差です。
今は経済力のある女性がモテる
今は経済力のある女性がモテます。男性も収入のある女性と結婚したいからです。
20代男性の月収はだいたい20万円~30万円ほどで、女性を養う余裕がない人も多いです。
- 正社員の女性
- 働く意欲がある
- 家庭を支えてくれる
人生100年時代と言われる中で、結婚してからも共働きの家族も多くなってきてますよね。だからこそ、自立した女性が今はモテるのです。
フリーター女性が正社員就職するのにオススメな仕事
フリーター女性が正社員に多く採用されている仕事は、以下のような職種が多いです。
- 事務職
- 営業職
- サービス業
- 販売職
それぞれに解説しますので、どれが一番合うか一度考えてみましょう。
女性におすすめ1.事務職
フリーター女性は、事務職が始めやすい仕事です。特別な知識や資格が必要ないからです。
事務職で特に始めやすいのは、以下のような事務職です。
- 一般事務
- 営業事務
- 医療事務
こちらの事務職だと、一般的に始めやすいと言われています。必要最低限のPCのスキルが必要になってきますので、そちらには注意してください。
また、専門的な事務職になると、以下のような事務職もあります。
- 経理事務
- 貿易事務
このような事務職になると、専門的なスキル・知識が必要になる場合が多いでしょう。
ただし、「事務職は始めやすい」というのはスキル面の話で、募集が少ないのが難点です。
厚生労働省によると、平成30年12月の一般事務の有効求人倍率は0.41倍です。
参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(平成30年12月分及び平成30年分)について」
つまり、事務職の求職者1人に対して、0.41件の求人しかないということなので、倍率が高いです。事務職をやりたい人は、就活で苦戦すると思っておきましょう。
女性におすすめ2.営業職
フリーターの女性には、営業職も良いです。特別な資格やスキルがいらず、未経験でも始められるからです。
比較的、内定も出やすいですね。営業職にもいくつかの種類があります。
- ルート営業
- 保険の営業
- 不動産営業
- 車の営業
- ネット回線の営業
- IT企業の営業
このように営業にも種類があるので、あなたに合った営業のスタイルを探してみましょう。
「でも、営業職ってノルマあるんでしょ?」と思いますよね。たしかにノルマはあります。
自分で新規開拓して売上をあげる営業は、たしかに難易度が高いです。でも、ルート営業なら難易度が下がります。
ルート営業は自分で新規開拓をするのではなく、会社の既存客を回る営業です。顔なじみになりやすく、営業職の中ではやりやすいです。
営業は以下のような項目に当てはまるのであれば、挑戦してみてもいいでしょう。
- 人と話すのは嫌いじゃない
- 人脈を広げたい
- 歩合制なので収入をふやしたい
仕事を頑張る理由は人それぞれなので、あなたにとって仕事をする意味・目的を明確にすることも必要になるでしょう。
女性にとって、メリットなのは営業の経験が将来の産休・育休後の再就職に大きく影響するということです。
女性におすすめ3.サービス業
サービス業も内定がでやすいです。未経験からできて、募集が多いからです。
サービス業の例は、以下のような職種で募集をしています。
- 飲食店のホール
- テーマパークのスタッフ
- ホテルスタッフ
このような職種では、アルバイトからの正社員採用も多いですね。
ただし、お客様に無理難題をいわれたり、忙しい時間はトイレにいけないこともあります。体力も必要な仕事です。
女性が就職する場合は、体調面なども考慮して仕事を選んでいきましょう。
女性におすすめ4.販売職
販売職の仕事は、女性の募集が多く、内定もでやすいです。販売職は人材不足の業界が多いからです。
例えば、以下のような職種が一般的に人材不足であるといわれています。
- アパレルショップ店員
- 家電量販店の店員
- 百貨店販売員
- 化粧品販売員
このような仕事はシフト制であることが多いので、休みを固定にしたいと考えている方には難しいかもしれません。
女性では、アパレルや化粧水販売員などが一般的に多いでしょう。
販売職に向いている方は以下の通りです。
- 人とコミュニケーションを取るのが好き
- 好きなブランドがある
- 落ち着いた高級感のある雰囲気の中で仕事をしたい
- 質の高いマナーを学びたい
- 美肌や美メイクの知識と技術を得たい
- 最新の美容法を知りたい
好きなことを仕事にする人も多いとは思います。ただし、1日中立ちっぱなしなので、体力が必要なので注意しましょう。
フリーター女性の中で正社員に就職しやすい人の特徴
女性フリーターで、正社員の内定が出やすい人には特徴があります。
- 年齢が若い
- コミュニケーション力がある
- 行動力がある
- 素直である
- 人の意見を聞ける
- 身なりがきれい
- TPOが備わっている
つまり、正社員としてやっていけそうな素質がある人は、内定が出やすいです。
内定が出にくい人の特徴は、以下の通りです。
- あいさつ、返事ができない
- 成長意欲を感じない
- 暗い
- 変にこだわりが強い
- 頑固
- 清潔感がない
- コミュニケーション能力が著しく低い
自分が採用する側ならどのような人を採用したいか考えることも大切です。正社員に採用されやすい人に近づけていきましょう。
女性の就職は年齢が低いほど有利
正社員に内定が決まりやすいのには、特に「年齢」が大きく関係しています
会社側も、「少しでも若い方が育成期間を長くとれて、じっくり育てられる」というメリットがあるからです。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「平成24年度若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」によると、年齢別の正社員移行率は下記のとおりです。
- 20~24歳:18.1%
- 25~29歳:12.3%
- 30~34歳:8.4%
- 35~39歳:8.2%
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構の「平成24年度若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」
30歳を超えてもなおフリーターの人が内定をもらうことの厳しさがわかると思います。
企業にとっては、女性の場合は結婚・出産により長期的な休みや退職のリスクがあると考えている場合もあります。
だからこそ、女性は若いうちに就職して仕事から経験を積んでおきましょう。
フリーター女性が正社員に就職する方法
最後に、フリーター女性が正社員になる方法を解説します。
具体的な方法は、下記の3つが主な正社員になる方法です。
- 転職サイト
- ハローワーク
- 就職エージェント
それぞれ特徴があるので、ひとつずつ紹介していきます。
女性の就職方法1.転職サイト
転職サイトで、「未経験者歓迎」の募集を探しましょう。未経験者歓迎ということは、フリーターでも就職できるからです。
未経験者歓迎の募集で多いのは、以下のような職種です。
- 営業職
- 建設の施工管理
- インフラエンジニア
- 販売職
- 介護職
- サービス業
このような職種に興味があるのであれが、一度転職サイトに登録すれば、メールで求人情報も送られてくるので、情報収集には良いです。
ただし、「どの会社があなたに合うか」という点では、判断基準が難しい面もあります。「まずはたくさんの求人情報を見たい」という場合は、転職サイトが効率的です。
女性の就職方法2.ハローワーク
ハローワークに相談して、正社員求人を見せてもらいましょう。ハローワークには、転職サイトに載っていないような地元企業の求人もあるからです。
転職サイトを利用しつつ、ハローワークにも行ってみましょう。
ハローワークでは、
- 合同説明会
- 面接対策講座
- 履歴書や職務経歴書の書き方講座
なども行っています。転職先の選択肢を広げるなら、ハローワークも活用しましょう
女性の転職方法3.就職エージェント
「転職サイトやハローワークが面倒くさい!自分に合う会社を紹介してほしい!」という場合は、就職エージェントが効率的です。
担当者がついて、あなたのキャリアカウンセリングをして、最適な企業を紹介してくれるからです。
女性の場合は、勤務地などのある程度決めっている場合もあるでしょうが、それも含めて紹介してくれるエージェントもあります。
内定が出るまでにもっとも早いのは、就職エージェントでしょう。デメリットとしてはたくさんの求人情報を見れないことですが、良い企業だけを絞って紹介してほしい人に向いてます。
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- 面接の練習
- 履歴書や職務経歴書の添削
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フリーターの就職について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。