自分に向いてる仕事とは?
自分に向いてる仕事を考えたとき、まず「向いてる仕事」という事はどういうことでしょうか。そして、向いてる仕事を選ぶと何が良いのでしょうか?
向いてる仕事とは、自分の能力・スキル / 性格や志向 / 職場環境や人間関係との相性が良く、これらの要素に将来の自分のキャリアプランを重ねてみて、バランス良いものです。
注意として、自分の興味が強くやりたい仕事が自分に向いている仕事ということではありません。その職業や業界への興味関心が全く無いような状態でも、無理なくキャリアを積み重ねていける仕事が向いてる仕事です。
まとめると、向いてる仕事を探すうえで大事な要素は3つです。
- 能力やスキル
- 性格や志向
- 職場環境や人間関係
これら3つの要素が兼ね備わっている仕事は、ストレスが少なく積極的な姿勢で業務に取り組むことができ、また技術や知識の習得に苦労をしないなどのプラスの効果を多く発揮することができます。
向いてる仕事探しには自己分析&職業理解が大事
向いてる仕事を探すとき、何を軸に判断基準とすれば適職につきやすくなるでしょうか。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉がある通り、「己を知る」=「自己分析」と「敵を知る」=「職業理解」は、非常に重要な役割を持ち、また相互関係にあります。
2つを組み合わせて考えていくことで、自分に合った仕事やキャリアの選択をより的確に行うことができ、キャリアの成功と満足度を高めるのに役立ちますのでしっかり押さえておきましょう。
自己分析の重要性
自己分析は自分に向いてる仕事を探す上で基礎的で重要なものです。主観的で本質的な作業であり、あなたの自己理解を促します。
自己分析をすることで、自分の長所や短所、性格的な特性、将来の目標や志向などを明確化することができ、選ぶ仕事の選択肢を絞り込むのに役立ちます。
職業理解の重要性
職業理解を深めることで、様々な業界や職種の仕事についての知識や、希望する企業の職場環境を考慮する判断材料を得ることができるため、選ぶ仕事の選択肢を広げるのに役立ちます。
また、その仕事や業界にどれだけの需要や価値があるのかを理解することで、将来の安定性や自分のキャリアプランを考えることができたり、求人や仕事のニーズを理解しやすくなります。
自分に向いてる仕事を見つける2つの方法
方法1:自己分析
自分自身のことがよく分からないと、その仕事に自分が合ったものかどうかを判断する基準が分からず、向いてる仕事を選ぶことが難しくなります。
自分自身の得意不得意や興味関心、将来のキャリアプランや志向など、自分自身のことを知ることを自己理解といい、そのためにはまず自己分析をする必要があります。適切な自己分析をすることで自己理解を深めることができ、仕事を選ぶときの選択肢や判断の材料となります。自己分析をするための代表的な方法を紹介します。
1.過去を振り返る
過去の経験や成功体験から、達成感ややりがいを感じたことを思い返し、どのような活動や仕事が自分にとって有意義だったかを考えましょう。
過去の職務経歴や学業、趣味などから、得意なことや経験したこと、学んだスキルをリストアップすることで、あらためて自分の価値観や優先順位が何かを知り、どのような仕事がそれに合致するかの判断材料にします。
また、自分の性格や特性を踏まえた上で、過去の仕事の内容だけでなく職場についても考えてみましょう。ワークライフバランスや職場の雰囲気、勤務形態など、ライフスタイルの希望や優先事項を整理することで、自分に向いてる仕事や職場をを探しやすくなります。
2.自分以外の人からの意見
仲の良い友人や知人、上司や部下から言われたこと、聞いて分かったことなど、できるだけ多くの客観的な意見を取り入れることで、自分では知ることができなかった強みや課題を知ることができます。
他の方法としては、パーソナリティテストを受験したり、キャリアコンサルタントなどの専門家からアドバイスを受けることも効果的です。
専門家は、あなたによく似たケースの求職者のデータを多く持っている可能性が高く、経験豊かな知識と現状を良く理解した的確なアドバイスを得ることができます。
方法2:職業理解
職業理解は、自己理解と合わせて向いてる仕事を見つけるために重要です。職業理解を深めるための代表的な方法を紹介します。
1.情報の収集
インターネットを使って、業種や職種などの分類や世の中にどんな仕事があるのか、自分の勤務可能な地域にある仕事やそのニーズを把握します。
様々な媒体の求人情報や、企業の求人募集ページ、ポータルサイトなどを調べることで、より多くの情報を得ることができ、業界関連の書籍や雑誌、ガイドブックや資料を読むことで、その業界のトレンドや重要な情報を深く理解することができます。また、専門のキャリアカウンセラーに相談することで、客観的な目線で自分に合った職業やキャリアの方向性を明確にすることができます。
2.体験や活動
希望する仕事が大体絞り込めたら、その企業へのインターンシップや職場訪問、求人イベントやセミナーに参加するなどして、実際の職場や業務を経験し、より深い仕事のイメージを掴みましょう。
この方法はとても有効な方法で、希望する企業で実際に働いている人とコミュニケーションをとりながら、その企業の具体的な需要や業務内容
を知ることができ就職後のミスマッチを減らすことに大いに繋がります。また、活動の中で面接の練習も機会があれば行うと良いでしょう。面接対策はキャリアカウンセラーや求職者セミナーなどで練習することができ、これは自己理解を深めるのと、面接対策をすることで自信がつき面接のときの緊張を緩和して、より自己表現をしやすくなるのに役立ちますのでぜひ練習することをおすすめします。
3.求人探し
職業の知識と体験活動を通じて職業理解が深まったら、自己理解と照らし合わせて自分に向いてる仕事ややりたい仕事についてイメージを明確にし実際の求人を調べてみましょう。求人情報サイト、企業ホームページ、新聞や雑誌など様々な媒体に求人情報は掲載されていますので、自分に合ったものを参考にして選ぶと良いでしょう。また、企業の従業員の声や口コミを掲載したサイトを調べると、仕事内容や職場の雰囲気、勤務形態などを知ることができ、最近ではその企業が発信運営しているSNSなどを調べることで、社風や働きやすさを知ることができます。
自分に向いてる仕事を”消去法”で探す
仕事は様々に多くのものがあり、常に多様化しているので調べれば調べるほどにどんな仕事が向いてるかや、やりたい仕事について選べなくなってしまうことがあります。自分の得意なことや強い興味関心がいまいちはっきりせず、特筆して思い当たらないという人は、反対に自分が不得意なことや無関心なものを考えてみましょう。自己分析や職業理解を通じて、自分がやりたくないことや不向きなことを理解し、消去法で何が自分に合っている仕事かを絞り込むことで仕事を見つけやすくなりますのでぜひ試してみてください。
まとめ
自分に向いてる仕事を探すには、自己分析による性格や特性の理解と、職業理解を深めることが就職後のミスマッチを減らすことに繋がります。
実際に自分のことや職業のことをしっかりと理解できている人はほどんどいないといってもよいでしょう。自己理解と職業理解を深めて適職を選ぶことで、他と差をつけることができたり、自分のキャリアを有意義なものにすることができるはずです。ぜひこの記事を参考に自分に向いてる仕事を探してみてください。
自分の向いてる仕事について、より具体的な職種探しを始めてみたい人にはこちらの記事もおすすめです。