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向いてる仕事とやりたい仕事の違いは?選び方に困った時のポイント

向いてる仕事とやりたい仕事の違いは?選び方に困った時のポイント

向いてる仕事とやりたい仕事の違い

向いてる仕事とやりたい仕事の違いは、能力や特性などの客観的な要素に基づくものか、個人の志向ややりがいなどの主観的な要素に基づくものか、という点であるといえます。

具体的に向いてる仕事とやりたい仕事とは何か、解説します。

向いてる仕事とは

向いてる仕事とは、その仕事に強い興味や関心がなくても、これまでの経験や職歴から得た知識や技術によって、業務の遂行能力が高い場合や、そもそもその人自身の適正と合っているため、他の人よりも少ない努力で仕事を覚えることができたりするなど業務効率に優れている仕事です。

やりたい仕事とは

やりたい仕事とは、その仕事についての興味・関心や情熱があり、たとえ未経験であっても好奇心やチャレンジ精神が優先される、主にその人のやりがいや将来のキャリアプランによって選択される仕事です。その情熱からくる忍耐力の高さや目標達成能力、向上心を武器に困難な課題を達成しやすい仕事になるでしょう。

仕事選びの条件

向いてる仕事とやりたい仕事の違いを理解し、どちらの要素に重点をおくべきかを考える前に、仕事選びの判断基準となる代表的な5つの条件をおさえておきましょう。

  1. 給与と評価基準
  2. 社風と職場環境
  3. 仕事への自分の好みとやりがい
  4. 適正とスキル
  5. 将来性と目標

これらの条件の中で何を重要視するかや優先順位は人それぞれ違いますが、理想的な仕事は、自分の要望や性格、過去の経験と照らしたとき納得のいくバランスであるかを確認することで職業とのミスマッチを減らすことができます。

自己分析のポイント

自分の向き不向き、興味や志向が分からないという人は自己分析をすることで自己理解が深まります。

過去を振り返る

自分の職歴や継続してきたこと、趣味や得意なことをリストアップしてみることで、あらためて自分の特性を整理して自己理解を深めることができ、自分に合った業種や職種、職場環境などの選択肢を絞り込むことができます。

客観的な意見

客観的な意見を第三者からもらうことで、自分だけではわからなかった、他己分析の結果を他者視点でアドバイスしてもらえるのでキャリアパスの方向性や適性を見極める際、主観的にならないで冷静な判断をするのに役立ちます。

職業適性検査や専門家のアドバイス

キャリアアドバイザーへ相談したり適性検査を受けることで、自分の適性や志向を専門的な視点で知ることができるほかに、的確な履歴書の書き方や模擬面接などの指導を通じて、就職活動の目的意識の強化と自信に繋がります。

消去法

過去を振り返ったり客観的な意見を得る過程で、反対に自分が不得意なことや無関心なもの、やりたくないことをリストアップして職業の選択肢を消去法で絞り込むことができます。その中から、自分が優先する仕事の条件と照らし合わせてみて、より多くが合致するものを選ぶことができます。

向いてる仕事とやりたい仕事を選ぶポイント

向いてる仕事とやりたい仕事、あなたはどちらの仕事を選びたいと思っていますか?向いてる仕事とやりたい仕事のポイントをあらためておさえておきましょう。

向いてる仕事を理解しよう

  • 適性とスキル
    向いている仕事は、自分の長所を活かしやすく短所の影響を受けずらいとされています。過去の経験や学習を通じて得たスキルや知識を活かしやすいため、仕事への自己効力感や業務効率が上がります。結果として、他の人より少ない努力で仕事の質を上げることができ、会社から良い評価を得やすくなるのです。
  • 給与と評価基準、社風と職場環境
    自分のライフステージやライフスタイルに合った評価基準や職場環境を選ぶことで、仕事への適応がしやすくなります。また、職場の人たちとお互いの特性を理解し合える環境であればチームワーク良く協力しあって仕事を進めやすく、大きなプロジェクトや課題を達成できるため、自信を得て向上心やモチベーションを高めることができます。
  • 注意すること
    向いてる仕事だからといっても自分のやりがいや情熱が引き出されるとは限りません。仕事が単調でチャレンジすることが少ない場合、モチベーションや向上心が低下しやすくなりますので、小さい目標や目的意識を持った仕事を心がけるようにする必要があるでしょう。

やりたい仕事を理解しよう

  • 仕事への自分の好みとやりがい
    やりたい仕事は、好きこそものの上手なれという言葉の通り、自分の志向や興味が一致していることで適性をしのぐ業務効率の高さや、課題に対して良い成果を出しやすいという面があります。その仕事へのやりがいや情熱によって他の人よりも自己効力感や職場環境の不一致が苦になりにくいなど、自己実現のために粘り強く向上心やモチベーションを維持することができます。
  • 将来性と目標
    やりたい仕事は、自分が成し遂げたい目標や将来の夢とつながっていて自分の価値観や志向に合うものです。挑戦できる環境に身を置くことで自己成長につながり、自分が望む人生やキャリア形成に役立つことを学ぶことができ、計画的に早期の自己実現を可能にしてくれることにつながります。
  • 注意すること
    やりたい仕事は、一時的な充実感だけを求めて選んでいる場合があることに注意しなくてはなりません。その場合キャリア形成や人生の目標が曖昧になることや、やりたいことにこだわりすぎるあまり、その仕事の需要を見極めることが困難となり、経済的に不安定になりやすいという面があります。また、新しいことに挑戦する過程で予想外のストレスがかかって深い挫折感を味わうこともありますので、定期的にキャリアプランを見直すなど時には柔軟な考えも必要となります。

向いてる仕事とやりたい仕事のどちらを選ぶか迷ったら

向いてる仕事かやりたい仕事かを選ぶときに明確な判断が出来ず迷ってしまったときは、向いてる仕事を選んだ方がよいでしょう。

向いてる仕事は、他の人より仕事の成果を高く評価されやすい面があります。はじめは興味・関心やモチベーションが低かった仕事も良い評価を得るに従って好きになったりやりがいを感じる可能性がありますし、それにより給与や評価の面でもそれに見合った待遇を得ることができっるため、キャリア形成やライフプランにおいても有意義な結果となるかもしれないからです。

まとめ

向いてる仕事かやりたい仕事を選ぶかの条件は、状況や価値観によってさまざまですが、良いキャリアを選択するためには自分の適性や志向と現実的な要素とを常に総合的に考える必要があります。

向いてる仕事とやりたい仕事のどちらを選んでも、業務に対して良い評価を得るためには最終的にその人自身の努力による効果が大きいのは変わりません。ですから、向いてる仕事だからといってあぐらをかくことなく、やりたい仕事だからといって固執し過ぎないことが大切です。

あなたにとってどちらを選んだとしても最良の結果となるように、努力の質を上げることが大切です。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」