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ISTJ(管理者)タイプとは?意味や特徴、よくある質問を解説|MBTI

ISTJ(管理者)タイプとは?意味や特徴、よくある質問を解説!

ISTJ(管理者)タイプとは、「16 Personalities性格診断」における性格傾向の一つで、冷静に目の前の仕事に取り組む誠実さが特徴です。この記事では、ISTJ(管理者)タイプの詳しい意味や性格傾向、特徴などを分かりやすく解説します。

ISTJ(管理者)とは?

βISTJ(管理者)とは?

ISTJ(管理者)タイプとは、最近話題の「16 Personalities性格診断」における性格タイプとして表示される結果の一つです。

まずは、ISTJ(管理者)とはどういった性格なのかについて、大枠を解説していきます。

ISTJ(管理者)の性格について

ISTJ(管理者)タイプの性格は全人口の中でも多くを占めると言われており、あまり目立つことを好まない一方で、誠実かつ実直でどんな物事にも真面目に取り組むといった傾向が見られます。

ISTJ(管理者)は4つのアルファベットで構成されている性格タイプですが、これは「16 Personalities性格診断」における以下の4つの指標×2つのタイプの組み合わせを表しています。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

つまり、ISTJ(管理者)タイプの人は、内向型(I)・感覚型(S)・論理型(T)・判断型(J)の4つの性格的特徴を持っている傾向にある性格と言えます。
4つの性格的特徴がISTJ(管理者)タイプには、どのように表れるのかを解説します。

Introverted(内向型)

ISTJ(管理者)タイプの「I」は、物事の興味や関心の方向が内向きである「内向型」を表しています。自分一人で考えることを好み、じっくりと考えた上で行動をする傾向にあると言われています。

内向型には一般的に以下のような傾向が見られます。

  • 物静か
  • 他人に対するサポート能力に優れる
  • 物事の構造を理解することが得意
  • 様々なアイデアを思いつける

ISTJ(管理者)タイプの人は、仕事に向き合う際もまずは自分一人で考えてみて、これだと思った解決策を実行するといった仕事の進め方をします。

誰に教わることもなく、自立的に行動を起こせる反面、自分の判断にやや自信を過剰に持ってしまう傾向にあるため、考えが独りよがりになるといった弱みも見られます。

Sensing(感覚型)

ISTJ(管理者)タイプの「S」は、物事を見る時に現実主義を貫く「感覚型」を表しています。何を見る時も自分の五感を信じて判断するため、現状を理解する能力に長けていますが、その物事の背景や細かな部分については注意を払わない傾向にあります。

感覚型には、一般的に以下のような傾向が見られます。

  • 現実的に物事を考える
  • 論理や想像ではなく自分の五感に頼った判断をする
  • 未来よりも今を重視する
  • 突発的なトラブル対処に強い

ISTJ(管理者)タイプは、トラブルが起きないように安定的に物事が進んでいくよう管理していくのが得意です。

今をいい意味でも悪い意味でも継続させていくような考え方をするため、運用や保守といったミッションに強く、反対に今までにないようなものをゼロから生み出すといったことには弱みがあります。

Thinking(論理型)

ISTJ(管理者)タイプの「T」は、なにか判断をする時に感覚ではなく論理的に考える「論理型」を表しています。

冷静かつ論理的にジャッジを下すため、多くの人が納得しやすい物事の判断ができる反面、感情を露わにすることが苦手で人の心を動かすようなことは苦手です。

論理型には、一般的に以下のような傾向が見られます。

  • 常に合理的に物事を考える
  • 「○○ならば△△」という論理を瞬時に判断できる
  • 冷静すぎて周囲の人から冷たい人と言われやすい
  • 感情的な人を見ると冷めてしまう

ISTJ(管理者)タイプは、在庫管理や人員管理などの管理業務との相性が良く、それらを管理していく上では論理的かつ冷静に向き合っていくことが非常に大切になります。

そのため、感情が余計になるような仕事や業務に強い反面、大勢に対してスピーチをしたり、人の価値観を変えるような仕事や業務には弱いと考えられます。

Judging(判断型)

ISTJ(管理者)タイプの「J」は、物事に対してできるだけ瞬時に判断をして行動をしていこうとする「判断型」を表しています。

判断型の人は常に整理された状況を好みますので、ルールや規律がしっかりと整っている状況を常に作ろうとする傾向にあります。

判断型には、一般的に以下のような傾向が見られます。

  • どんな時でもルールや規律を重視する
  • イレギュラーな事態に弱い
  • 計画力や計画を実行しきることに強い
  • 一度決めたことを柔軟に変えることができない

ISTJ(管理者)タイプは、ルールに従って同じような業務を行うことが得意であるため、根っからの判断型と言えるでしょう。多少のトラブルであっても、ルールに記載があることであれば瞬時に判断して対応ができます。

ただ、ISTJ(管理者)タイプの人が今までにない困難な出来事に陥ってしまうと、一人で考え込んでトラブルをさらに大きくしてしまう傾向にありますので、判断型が常に強みとなるわけではないことを覚えておきましょう。

管理者と呼ばれる理由

ISTJ(管理者)タイプが管理者と呼ばれる理由は、物事をあるべき姿に管理し続けることが得意だからと考えられます。

ISTJ(管理者)タイプは訳されかたによっては「ロジスティクス(物流管理)」と呼ばれることもあります。したがって、ISTJ(管理者)タイプは宅配業者をイメージすると分かりやすいかもしれません。

消費者の注文を受け、商品の在庫をピッキングし、指定された住所に対して商品を発想するといった一連の流れ全てを管理するのがISTJ(管理者)タイプが得意とするところです。

言い換えれば、「あるべき姿を常に作り出せるように物事を管理する」というのが、ISTJ(管理者)タイプが管理者と呼ばれる理由と言えるでしょう。

なお、ISTJ(管理者)タイプの管理者とは、課長やマネージャーといった管理役職者のことを指していません。

どちらかというとISTJ(管理者)タイプはメンバーを引っ張っていくということは苦手ですので、リーダーシップが求められる管理役職者の「管理」とは異なる意味を持つことを理解しておいてください。

ISTJ-AとISFJ-Tとは?

ISTJ(管理者)タイプは、その性格傾向によって「ISTJ-A」と「ISTJ-T」の二つの性格タイプに細分化することができます。

ハイフンの後につく「A」はポジティブさ、自信があるといった意味を表しており、「T」はネガティブさ、神経性の高さといった意味です。

ISTJ-Aの人はISTJ(管理者)タイプの中でもポジティブな性格を持っていますので、人当たりが良く、困った時でも誰かに相談するといったコミュニケーション力の強さが発揮できるでしょう。

また、ストレス耐性が比較的高いため、何か嫌なことがあったとしてもストレスを溜め込まず、すぐにメンタルを回復できるといった特徴もあります。

一方、ISTJ-Tの人はISTJ(管理者)タイプの中でも若干ネガティブ思考寄りなため、落ち込みやすかったり、思考が人一倍一人よがりになったりなど、ストレス耐性が低い傾向にあります。

その反面で、誰よりも周囲の変化を敏感に察知できますので、サポーター気質に優れた性格と言えます。

16 Personalities性格診断とMBTIのISTJについて

「16 Personalities性格診断」と似て非なる診断として、「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」というものがあります。

「MBTI」は世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた絵視覚検査で、公式サイトによれば『16 Personalities性格診断とMBTIは全く別のものであり、INTPやENFPなどアルファベットで性格タイプを表しているのはMBTIを真似たもの』とされています。両者を混同しないようにしましょう。

なお、この記事におけるISTJ(管理者)タイプは「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信を参照してみてください。

一般社団法人 日本MBTI協会

ISTJ(管理者)の性格的な特徴

ここからは、ISTJ(管理者)タイプの性格的な特徴について、より詳しく解説していきます。

ISTJ(管理者)の人はどんな性質の持ち主?

ISTJ(管理者)タイプは、物事を一定のルールに従って整理(管理)をし続けることが得意な性質を持っています。少しでもルールから外れた行動をする人に対しては、冷静に間違っていると言葉にすることができる真面目な性格です。

また、ストレス耐性が比較的高い性質の持ち主でもありますので、仕事やプライベートで嫌なことがあってもある程度一人でリフレッシュする時間を過ごせれば、メンタルリセットができるのも特徴です。ストレス社会に打ち勝ちやすい性質とも言えるでしょう。

全般的に頼り甲斐のある人として見られやすいため、職場でも家庭でも尊敬されることが多い傾向にもあります。

強み:真面目、誠実、計画管理

ISTJ(管理者)タイプの強みは、「真面目」「誠実」「計画管理」の3点が挙げられます。

どのような状況に置かれたとしても、自分が正しいと思うことに対して実直に向き合うことができるため、特に仕事においては上司からの指示を絶対のものとして捉え、誠実かつ真面目に取り組んでいくことができます。

また、管理することに強みがありますので、計画を立ててそれを実行するといった一連の行動にも強みが見られます。

スケジュールを立ててその通りに行動することは、シンプルではあるものの誰にでもできるものではありません。このように、当たり前のことを当たり前にこなすということこそ、ISTJ(管理者)タイプの強みと言えるでしょう。

弱み:創造性、コミュニケーション能力

ISTJ(管理者)タイプは真面目な性格を強みとしている反面、真面目すぎるがゆえに創造性に欠けるといった弱みがあります。

前例がないことや、ルールから外れるような物事を考えることを悪いことだと感じがちなため、クリエイティブな仕事や趣味には向かないでしょう。

したがって、ISTJ(管理者)タイプの人が創造的なことを求められた場合は、素直に他の人に助けを求めることが必要になります。

しかし、ISTJ(管理者)タイプの人は内向型の性格なため、コミュニケーション能力も比較的弱く、適切に他人へヘルプを出せないといった弱点も見られます。

ISTJ(管理者)の3つの価値観

ISTJ(管理者)タイプの人は、強みや弱みとは異なり、物事に対して潜在的にどうやって考えるかといった価値観をいくつか持っています。

ここでは、ISTJ(管理者)タイプの代表的な価値観を3つご紹介します。

価値観①伝統やルールを遵守する傾向

ISTJ(管理者)タイプのアイデンティティとも言えるのが、伝統やルールを遵守するといった価値観です。何事にも定められたルールというものが存在していて、それを守ることが全ての判断において重要だと考えがちです。

そのため、できることとできないことの線引きを無意識にもする傾向にあります。役所や事務仕事などではこの価値観が役立ちますが、営業やサービス職といった人と人とのやり取りが大切になる仕事だと、この価値観が「頑固で融通が効かない」という見え方になるかもしれません。

価値観②自分よりも他人のために頑張れる

ISTJ(管理者)タイプの人はルールに従って真面目に物事を管理することに向いていますが、これは物事に対する価値観が「自分よりも誰か他の人を大切にしたい」という価値観からきているものです。

そもそもISTJ(管理者)タイプの人は、自分が目立とうとする意識や行動は滅多に取りません。常に謙虚に他のリーダーに付き添ってタスクをこなしていく傾向にあります。

そのため、ISTJ(管理者)タイプの人は自身にスポットライトが当たることは少ないものの、組織や社会にとっていなくてはならない存在として周囲の人から認識されていると考えられます。

誰かのために頑張れるというのは素晴らしいことですが、一方でいつまでもサポーターの自分が評価されないのはストレスが溜まる原因にもなります。

ISTJ(管理者)タイプの人は、ある程度他人のために頑張ることができたら、その実績を適度にアピールするのがおすすめです。

価値観③ひたむきにこつこつと頑張る

実直性や誠実さが強みのISTJ(管理者)タイプは、どんな物事に対してもひたむきにこつこつと頑張ることができるといった、努力家な一面が強い傾向にあります。頑張り続けることがISTJ(管理者)タイプに取って重要な行動指針となっていることが背景として挙げられるでしょう。

結果が出ていなくても頑張り続けることができますが、その多くは自分一人で考えて行動しているものですので、しばしば「自分はAのために頑張っていたが、そもそもBについて考えるべきだった」といった、ベクトルの向き先が違っていたといったことも見られます。

そのため、ISTJ(管理者)タイプの人が物事に向き合う際は、できるだけ序盤にゴールについて他人と目線合わせをしておくことがポイントです。

ISTJ(管理者)のモチベーション

ISTJ(管理者)タイプのモチベーションは、関係性ごとに上がるケースや下がるケース、どのような関係を期待しているかが変わってきます。

ここでは、ISTJ(管理者)タイプのモチベーションについて、6つの関係性に切り分けて考えていきましょう。

交友関係でのISTJ(管理者)のモチベーション

交友関係におけるISTJ(管理者)タイプのモチベーションは、以下のように分解できます。

▼誠実な関係性を求める

誠実な性格のISTJ(管理者)タイプは、交友関係においても誠実な関係性を求めます。

集合時間はしっかり守る、執拗に相手のプライベートを詮索しない、相手に配慮や気配りをするなど、親しき中にも礼儀ありという思考を常に持っていますので、相手も同じように交友関係を築いていくタイプの友人との相性が良いでしょう。

▼安定して対話ができている状態にモチベーションが上がる

ISTJ(管理者)タイプが交友関係でモチベーションが上がるのは、安定した関係性を保てていると感じられる瞬間です。

ISTJ(管理者)タイプの人は、もとより変化を嫌う傾向にあるため、少しでも交友関係にヒビが入るような状況を極端に嫌います。

広く浅くの交友関係よりも、狭く深くの交友関係の方が向いていますので、信頼できる仲間を作ることを意識すると良いでしょう。

▼相手から裏切られると大きくモチベーションが下がる

誠実な交友関係を望むため、相手から裏切られるようなことがあればモチベーションが大きく下がります。

むしろ、一度でも嘘をつかれた相手とは関係性をシャットダウンしてしまうことすらあるでしょう。

もしISTJ(管理者)タイプの人が友人の嘘に気づいたら、しっかりとそのことに対して話し合うのがおすすめです。

▼自分の考えをオープンにしていくべき

ISTJ(管理者)タイプの人は友人に対して上記のようなことを感じているものの、なかなか自分の意思を発することがないため、行き違いが起きることも少なくありません。

従って、ISTJ(管理者)タイプの人が交友関係をより良いものにしていきたいのであれば、自分の考えをしっかりと言葉にしてオープンにするよう意識すべきでしょう。

恋愛関係でのISTJ(管理者)のモチベーション

恋愛関係におけるISTJ(管理者)タイプのモチベーションは、以下のように分解できます。

▼尊敬し合える関係性を求める

ISTJ(管理者)タイプは恋愛に対しても実直です。特にお互い尊敬し合えるような恋愛関係を望むため、相手に対する憧れから恋愛がスタートすることが多い傾向にあります。

従って、同じ職場や趣味仲間など、ある程度知り合った状態から恋愛関係へと発展するケースが大半と考えられます。

▼対等に意見が言い合える状態にモチベーションが上がる

相手に対する尊敬は大切にしつつも、対等に意見が言い合える関係こそ、正しい恋愛像だと考えている傾向にあります。

従って、思ったことをしっかりと言い合えている状態にISTJ(管理者)タイプのモチベーションが上がるでしょう。

▼嘘や隠し事を見つけた瞬間にモチベーションが下がる

恋愛関係は誠実にあるべきと考えているため、パートナーの嘘や隠し事を見つけた瞬間に大きくモチベーションが下がります。

最悪の場合、そのまま別れ話にも発展しかねませんので、ISTJ(管理者)タイプの人と交際する時は注意してください。

▼相手を管理するといった意識は持たないようにすべき

ISTJ(管理者)タイプは管理することが得意ですが、恋愛関係についてはパートナーを管理するといった意識は持たないようにしてください。

相手も自分と同じ一人の人間であることを忘れずに、いい関係性を保ちましょう。特に、束縛は基本的に誰しもが嫌がる行為ですので気をつけてください。

家族関係でのISTJ(管理者)のモチベーション

家族関係におけるISTJ(管理者)タイプのモチベーションは、以下のように分解できます。

▼落ち着いた家族関係を求める

家庭に対してはとにかく落ち着ける空間を求めます。そのため、家族関係についても落ち着いて過ごせる関係性を重視する傾向にあります。

他人から見たらつまらないと言われるかもしれませんが、そんな平穏にこそ、ISTJ(管理者)タイプの人は幸せを感じられるのです。

▼落ち着いて過ごせる家庭環境にモチベーションが上がる

突発的なイベントやサプライズがなかったとしても、普通に安心して家族と過ごせている状態にモチベーションが上がります。

派手な暮らしに魅力を感じることも少ないため、ISTJ(管理者)タイプの人の家計はしっかりと貯蓄をしていける傾向にもあるでしょう。

▼少しでも家族喧嘩が増えるとモチベーションが下がる

家族喧嘩などで安定が崩れると、ISTJ(管理者)タイプの人は一気にモチベーションが下がります。

ISTJ(管理者)タイプの人は外でストレス発散をするのが苦手なため、家庭内でストレスを感じるとメンタルを大きく病むことにもなり得ます。

▼一人の人間として常にコミュニケーションを取るべき

家族は特別な関係性ではありますが、忘れてはいけないのが「家族も一人の人間である」ということです。

例えばISTJ(管理者)タイプの親が子どもの全てを管理しようとすると、子どもから反発が起きて喧嘩に発展することもあり得ます。

家族であると同時に、相手の意思や行動を尊重するといった思考を持つようにしてください。

職場関係でのISTJ(管理者)のモチベーション

職場関係におけるISTJ(管理者)タイプのモチベーションは、以下のように分解できます。

▼指示を受けてこなしていくといった働き方を求める

ISTJ(管理者)タイプの人は、上司からの指示を忠実にこなすといった働き方に向いています。

そのため、自分がなすべきことがはっきりしている状態であればあるほど、仕事でのパフォーマンスが上がる傾向にあります。

▼与えられたミッションをこなす度にモチベーションが上がる

ISTJ(管理者)タイプは誠実であると同時にある意味で単純ですので、与えられた仕事をこなせばこなすほどモチベーションが上がっていきます。

真面目な性格も相まって、ISTJ(管理者)タイプの人のもとには多くの仕事の依頼がやってくるでしょう。

▼役割以上の業務を任せられるとモチベーションが下がる

自分に振られた仕事がこなせない状況にストレスを感じるため、自身のスキルや役割以上の業務を任せられた瞬間にモチベーションが下がります。

上司からすれば期待ではあるものの、ISTJ(管理者)タイプの人はそれを期待だと感じ取れないこともあるため、「なんでこんな仕事を押し付けてきたんだ」とミスコミュニケーションが生じてしまうかもしれません。

▼意識的にコミュニケーションを取ることを意識すべき

ISTJ(管理者)タイプは内向的でコミュニケーション下手な一面があります。仕事の大半はコミュニケーションとも言えるので、意識的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

適切に対話ができれば、自分に降ってきた仕事の意図や背景が理解できるため、必要以上のストレスを感じずに済むかもしれません。

学業関係でのISTJ(管理者)のモチベーション

学業関係におけるISTJ(管理者)タイプのモチベーションは、以下のように分解できます。

▼努力が成績に結びつくことを求める

頑張れば頑張った分だけ報われるべきという考えがあることから、勉強時間がそのまま成績アップに繋がる状態を求めます。

勉強効率や「ヨミ」などはあまり意識していないため、場合によっては無駄に勉強時間を浪費してしまうこともあるでしょう。

▼勉強の成果が点数に反映された時にモチベーションが上がる

真面目で実直な性格のため、頑張った結果として成績が上がった瞬間にモチベーションも上がります。

努力が報われたと感じるはずですので、引き続き次のテストでも勉強を頑張っていけるでしょう。

▼頑張っても成績が上がらない時にモチベーションが下がる

反対に、勉強時間をしっかりと取ったにも関わらず、成績が芳しくない時にモチベーションが下がります。

そのままどんどんと成績が下がることも考えられますので、諦めずに学業と向き合う意識も大切になってくるでしょう。

▼様々な勉強方法を調べてみるべき

ISTJ(管理者)タイプの人は、とにかく勉強をすることが正義だと考えています。もちろんそれだけである程度までなら学力は伸ばせますが、それ以上になると効率も意識して学ばなければなりません。

従って、自分の勉強方法に固執せず、様々な勉強方法を試すようにしてみてください。

趣味・遊び関係でのISTJ(管理者)のモチベーション

趣味や遊び関係におけるISTJ(管理者)タイプのモチベーションは、以下のように分解できます。

▼一つの趣味や遊びを極めることを求める

交友関係だけでなく、趣味も狭く深くを意識する傾向にあります。そのため、一つの趣味を長年続けることに何の疑問も抱きません。

▼自分の実力がついてきたと感じた時にモチベーションが上がる

キャンプやダーツ、楽器などどんな趣味においても、自分の実力がついてきたと感じられた時にモチベーションが上がります。

職人気質な側面もある種見られるため、独学で何かをマスターするといったことも珍しくないでしょう。

▼打ち込める趣味や遊びが見つけられない時にモチベーションが下がる

趣味や遊びが上手く見つけられず、ただただ怠惰な日々を過ごしていると、そんな自分に対して嫌気がさしてモチベーションが下がることもあります。

無理して趣味を見つける必要はありませんが、一方で自分の固定観念で新しいことに挑戦できていないことも考えられます。今一度自分はどんなことに興味を持っているのか、ISTJ(管理者)タイプの人は考えてみるのもいいかもしれません。

▼「まずはなんでも試してみる」という考えを大事にすべき

ISTJ(管理者)タイプの人は物事一つ一つに対して真剣に考えてしまいますが、趣味はいくらやってもいいものですので、まずは試してみるといった考え方を持つのがおすすめです。

趣味や遊びについては、やってダメなら別のことをやるなど、フランクに捉えてみましょう。

ISTJ(管理者)の人の他人からの評価5選

ここからは、他人からISTJ(管理者)タイプの人を見た時の評価について、よくあるものを5つ取り上げて解説します。

評価①一度決めたことをやり遂げる努力家

ISTJ(管理者)タイプの誠実さは他人からもしっかりと評価されています。

一度決めたことをやり遂げるといったスタンスは周囲の人にも伝わっていますので、尊敬・信頼できる人として一目置かれていることでしょう。

評価②波風立てずに物事を進められる存在

ISTJ(管理者)タイプの人はルールをとにかく守って行動するため、誰かとのいざこざやトラブルを引き起こすことが少ない傾向にあります。

そのため、周囲の人からは「どんな人とも上手くやっていける人」として評価されることも多く、しばしばチームメンバーとしてあらゆるプロジェクトにアサインされることもあるでしょう。

評価③ルールや規律を頑固に守る

ルールと規律を重視するISTJ(管理者)タイプは、当然ながら周囲の人から「ルールや規律を頑固に守る人」という評価がされています。

基本的にはポジティブな評価ですが、場合によってはルールに縛られている融通の効かない人としてネガティブに評価されていることもありますので注意してください。

評価④主体性がないと思われがち

特に職場では、常に相手の指示を待って仕事を進める傾向にありますので、主体性がない人だと思われがちです。

自分から発言して状況を改善していくことが求められる職場においては、主体性がとにかく大切です。ISTJ(管理者)タイプの人は、「自分は本当に指示を待っているだけでいいのか」と自問してみるのもいいかもしれません。

評価⑤人と仲良くするのが苦手な人だと思われやすい

内向的なISTJ(管理者)タイプの人は、どうしてもコミュニケーションに弱みがあります。そのため、人と仲良くすることが苦手な人だと評価されやすいです。

ただ、ISTJ(管理者)タイプの人は広い交友関係を望んでいるわけではありませんので、そこまでネガティブな評価だとは言えないでしょう。

職場におけるISTJ(管理者)の立ち振る舞い

ここからは、職場においてISTJ(管理者)タイプがどういった立ち振る舞いをする傾向にあるのか、3つのポイントで解説します。

①どんな業務でも慎重に進める

ISTJ(管理者)タイプの人はミスをすることを極端に避けようとしますので、どのような業務であっても慎重に進めようとします。

人によっては数分で終わるような小さな業務であっても、必要以上に時間をかけて対応してしまうといったこともあり、時にはこの立ち振る舞いが悪い評価に繋がってしまうこともあるでしょう。

慎重に業務を進めるといった意識はいいことですが、その中でも業務効率や生産性をしっかり意識することが、ISTJ(管理者)タイプの人には求められます。

②既にある仕事の運用業務に向く

ISTJ(管理者)タイプの人はなにか新しいことを生み出すのは苦手なため、既に存在している仕事の運用をするような業務に向いています。

職種で言えばインフラ保守系エンジニアや経理・総務などの事務職に向いてると言えます。他の人からすれば刺激が少ない仕事だと感じられやすいですが、安定した日々に幸せを感じるISTJ(管理者)タイプにとって、運用業務は天職とも言えるかもしれません。

③他部署と協力するのが苦手

他人や他部署とコミュニケーションを取るのが苦手なため、小さい仕事にばかり向き合っている傾向にあります。

自分に与えられているミッションによっては、他人との協力が不可欠なものもありますので、ISTJ(管理者)タイプの人は少なくとも最低限のコミュニケーションはどんな人とも取れるようになっておくべきです。

ISTJ(管理者)についてのよくある質問

最後に、ISTJ(管理者)タイプについてよくある質問と、その解説を簡単にします。

ISTJの欠点はなんですか?

ISTJ(管理者)タイプの欠点は以下のようなものが挙げられます。

  • コミュニケーション能力
  • 柔軟性がない/低い
  • クリエイティブ能力が低い
  • 指示を待ちがち
  • 親切心が他人に利用されることがある

自分の弱みを知ることは、自分が強くなるための一歩です。これらの欠点はしっかりと理解しておきましょう。

ISTJはどんな性格ですか?

ISTJ(管理者)タイプの性格を一言で言うと、「真面目で誠実に物事をこなす性格」です。

多くの人がISTJ(管理者)タイプに属すると言われていて、特にトップダウンで仕事が降ってくるような会社の社員として働くことに向いています。

ISTJは何が向いていますか?

ISTJ(管理者)タイプに向いているのは、ルーティンワークの多い仕事です。事務職や受付、デバッガーなどの仕事だと、ストレスを抱えることなく仕事に向き合えるでしょう

また、ルールを守り均一な対応ができると言う意味では、公務員や士業といった公的な仕事にも適正があります。

ISTJは何が向いていませんか?

ISTJ(管理者)タイプは、Webデザイナーや動画編集者などのクリエイター的な仕事に向きません。

また、コミュニケーション能力が弱いため、営業職やコンサルタントなどのクライアントワークにも向かないと考えられます。

まとめ:ISTJの特徴を知って日々の生活に活かそう

ISTJ(管理者)タイプは真面目で誠実な性格です。加えてルールに則って計画を立て、それを実行することに強みがありますので、やるべきことがはっきりしている状況で力を最大限に発揮できます。

一方、ルールや前例にないことには極めて弱いため、創造性や柔軟性が求められる仕事や物事には向きません。

ISTJ(管理者)タイプの人は、このような性格的特徴を知っておくことで、日々の生活をより良いものにしていけるでしょう。

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ABOUT US
古庄 拓執行役員兼マーケティング開発部長
株式会社ジェイック執行役員兼マーケティング開発部長。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等