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大学を再受験したい!メリットデメリットを知って後悔しない選択を

大学を再受験したい!メリットデメリットを知って後悔しない選択を
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大学を再受験できるのか気になっている人も多いのではないでしょうか?第一志望の大学に今からでも行きたい人や、今通っている大学以外の学問に興味が出てきた人などは、いっそ大学を再受験して別の大学に行きたいと考えるかもしれません。

そこでこの記事では、大学を再受験する場合のメリットやデメリットを始め、基本的な流れや就職への影響などについて詳しく解説します。

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大学を再受験することはできる?

高校を卒業して大学に進学する人の大半は、受験を経て入学した大学を卒業し、社会人になって働くというのが基本ですので、2回目の受験、いわゆる再受験をするということはありません。
ただ、実際に大学を再受験することはどのような人でもできます。大学を再受験するタイミングは大きく2つ挙げられます。

1つ目のタイミングは、大学在学中のいわゆる仮面浪人です。進学先の大学に在籍しながら別の大学に受検するための準備を行い、大学受験日になったら他の受験生と一緒に試験に臨むことになります。

2つ目のタイミングは、大学を卒業した後に再受験するケースです。社会人になった後にどうしても学びたいことや、特定の大学・大学院に行かないと就職できない仕事に就きたいと思った人は、働きながら受験勉強をして大学を再受験します。

大学を再受験する年齢に制限はありません。しばしば芸能人が働きながらどこかしらの大学に入学したというニュースを目にすることも多いでしょう。このように、大学は再受験したいと思ったらどのような人でも再受験できるのです。

大学を再受験するメリット3選

一度でも大学受験を経験したことのある人は、なぜ受験というつらい思いを再びしたいと思うのか理解しきれない人もいるでしょう。

大学を再受験するメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 本当に学びたいことに挑戦できる
  • 出身大学のランクを上げられる
  • 大学生活をリスタートできる

確かに大学の再受験は苦労のかかるものですが、その分多くのメリットがあります。それぞれのメリットについて詳しく解説します。

1. 本当に学びたいことに挑戦できる

大学の本分はより高度な学問を学ぶことにあります。もちろん、サークル活動やアルバイトなど、学ぶこと以外に大学生としての価値を見出し、勉強はそっちのけで大学生活を楽しんでいる人が多くいるのは事実として見られるでしょう。

ただ、もし進学した先の学部で学べること以上に興味のある学問が出てきた時、今の大学に通い続けていては勉強に触れることすらできません。その時に大学を再受験するメリットが出てきます。

大学を再受験し、今までとは全く異なる自分が本当に興味の持てる学部に進学できれば、勉強そのものを楽しんで取り組むことができるでしょう。本分である学問を学ぶことに一所懸命になれるため、非常に充実した大学生生活が送れる可能性も高まります。

2. 出身大学のランクを上げられる

日本はいまだに学歴社会の一面が見られるため、特に就職活動のことを考えた時「もっと高いランク(偏差値)の大学に行ければ、より良い会社に就職できるのではないか」と思う人も少なくありません。

大学を再受験し、今よりも偏差値の高い大学に進学できるというのは、それだけで再受験の大きなメリットと言えるでしょう。就職活動で有利になる可能性があることだけでなく、異性との出会いでもアピールできるポイントが増えるといった効果が期待できます。

もちろん偏差値の高い大学にいけば必ず就職や出会いで有利になるとは限りませんが、自分自身のモチベーションや自己肯定感を高められるという点で、再受験の大きなメリットの一つとなります。

3. 大学生活をリスタートできる

大学を再受験し、別の大学に入学することで大学生活をゼロからリスタートできるのもメリットになります。

今の大学に進学したはいいものの、人間関係でトラブルを抱えてしまったり、入学後の数ヶ月で友人を見つけられずに孤独感を感じていたりするような人は、いっそ再受験で環境をリスタートさせるのも一つの手です。

当然ではありますが、再受験して再び大学に進学することになれば、1年生からやり直すことができます。新入生としての立場で人間関係を築いていくことができますが、その反面同学年の人の中では年長者になりやすいといった注意点もあります。

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大学を再受験するデメリット3選

大学を再受験することは、メリットだけでなく以下のようなデメリットも考えられます。

  • お金と時間がかかる
  • 精神的につらい期間が増える
  • 社会人デビューが他の人より遅くなる

基本的には再受験してから入学までに感じるデメリットが多いので、これから再受験するか悩んでいる人は、メリットだけでなくデメリットも合わせて認識しておくようにしましょう。

1. お金と時間がかかる

大学を再受験するということは、当然ではありますが再び受験生として入試と向き合う必要があります。高校生時代に1年以上かけて取り組んだ受験勉強を再びしないといけないのは、時間がかかるという点でも大きなデメリットと言えるでしょう。

また、受験をするに当たっては参考書を準備したり、受験料を用意したりなど、お金がかかることもデメリットとなります。もし予備校などに通うのであれば、数十万円単位でお金を用意しなければならないでしょう。

現役の時は親がお金の工面をしてくれた場合であっても、再受験となれば親はお金のサポートをしてくれないこともあります。そうなれば、大学に通いながらバイトでお金を稼ぎ、その上で再受験のための勉強をしなければならなくなり、体力的に厳しくなることが考えられます。

2. 精神的につらい期間が増える

人によっては違うかもしれませんが、多くの受験生は受験期に気が滅入りやすくなります。どれだけ勉強しても不安に駆られ、模試の判定で一喜一憂する日々が続くのが受験生の心理状態ですが、再受験することによって再び同じような精神的疲労が溜まることになるでしょう。

特に在学中に再受験の準備をする仮面浪人の場合、再受験に成功することが先行してしまいやすいため、今通っている大学の勉強を疎かにしてしまいがちです。単位を満足に取ることができなければ、卒業すら怪しくなってくるでしょう。

そこまで再受験に没頭してしまうと、「再受験に失敗すると、今の大学の留年が確定する」といった最悪の状況になることも考えられます。ここまで来ると、再受験の精神的負担は非常に大きくなり、本来楽しめるはずだった大学生活を棒に振ってしまうことも考えられます。

3. 社会人デビューが他の人より遅くなる

仮に再受験に成功し、希望の大学に新たに入学できた際には、同年齢よりも社会人デビューが遅れるといったデメリットが確実に発生します。再受験成功までにかかった期間にもよりますが、1年〜3年程度は社会人デビューが遅れるため、生涯収入が数百万円以上減るのは大きな痛手です。

もちろん、通う大学のレベルを上げることで収入のベースを引き上げられるため、終始トントンになるという考えもできますが、いい大学に行けばいい会社に就職できるとは限らないのが現実です。

ほとんどの人の場合、社会人デビューが早いに越したことはありませんので、大学を再受験する場合は社会人になった後のこともしっかりと考えておく必要があるでしょう。

大学を再受験したいと考える理由

大学を再受験する人は毎年少なからずいます。わざわざ苦労をしてまで大学を再受験する理由としては以下が挙げられます。

  • 本当に入学したかった大学ではなかったから
  • 理想と現実のギャップを感じたから
  • なんとなく今の大学にいづらいから

自分はどの理由に当てはまるのか、解説を見ながら把握してみてください。

本当に入学したかった大学ではなかったから

現役生が第一志望の大学に合格できる割合は10%という説もあり、多くの人は現在通っている大学が本命ではなかったと思いながら進級し、卒業しているのです。ただ、進学後もなお第一志望の大学に入学する夢を忘れられないような人は、再受験をする傾向にあります。

ほとんどのケースにおいて、第一志望の大学は第二志望以下の大学よりも合格難易度が高いため、この理由における再受験は現役時代よりも遥かに長い時間勉強することが求められるでしょう。

再受験で合格できた時の達成感や満足感は非常に高いものの、再受験する大学の偏差値によっては一度のみならず二度三度も受験をし直さなければならないリスクもあるため注意が必要です。

理想と現実のギャップを感じたから

例えば講義を通じて何らかの国家資格が得られる大学に進学した場合、その後の進路としては資格を活かした仕事に就くケースが大半です。

入学時はその仕事に就きたいという思いで進学したものの、実習などを通じて仕事への理想と現実のギャップを感じ、大学そのものを卒業するモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。この場合も、大学を再受験するきっかけになり得ます。

また、資格に関係なく、「この学部ではこういうことを学べるだろう」という理想を抱いて進学したものの、思っていたよりもレベルが低かったり、希望とは異なる勉強ばかりさせられたりすれば、再受験をして別の大学で学びたいと思うことも考えられます。

なんとなく今の大学にいづらいから

どうしても人間関係がうまくいかない場合、大学に通う意義を見失ってしまう人もいます。特に大学は学生がたくさんいますので、入学から数ヶ月で友人関係を築けていないと、孤独な大学生活を送る可能性が高まる傾向にあります。

また、入学後に大学の雰囲気そのものが自分にあっていないことに気づくケースも考えられます。大学の雰囲気を実感できるのは、オープンキャンパスを除けば入学後しかありませんので、悪いギャップを感じてしまうのは防ぎにくいのが事実です。

このように、友人関係や雰囲気などから「なんとなく大学にいづらい」と感じてしまうと、大学を再受験して環境をリセットしたいと考えることがあるでしょう。

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大学を再受験する時の流れ・やり方

大学を再受験しようと思っても、基本的な流れが分からずに困っている人は少なくないでしょう。基本的なやり方としては、以下の通りです。

  1. 今の大学とのミスマッチ部分を言語化する
  2. 再受験したい大学を選ぶ
  3. 学習計画と資金の工面を考える
  4. 親に相談する
  5. 勉強〜受験

大学を再受験する時の流れやり方を事前に知っておくことで、本当に再受験のためにシフトチェンジする決断をした後のスタートダッシュを早められるため、今のうちに理解しておきましょう。

1. 今の大学とのミスマッチ部分を言語化する

大学の再受験を始めるからといって、いきなり受験勉強をし始めてはいけません。勉強をし始める前に、まずは今の大学のどんな点に不満やギャップを感じているのかといった、ミスマッチ部分を言語化するように努めましょう。

このミスマッチ部分を再受験によって解決できるかどうかによって、自分が本当に再受験をすべきなのか自問自答することが重要です。いざ再受験に向かってアクションを起こせば、今の大学の勉強はままならなくなるでしょうし、つらい受験期間を再度経験しなければなりません。

再受験をすること自体に後悔しないようにするためにも、再受験によってどんな点を解消し、どんな夢を実現したいのか言語化してみてください。

2. 再受験したい大学を選ぶ

今の大学のままではどうしても自分がなしたい理想は実現できないと分かったら、具体的な再受験の手順に入っていきます。

まずは、再受験で進学したい大学を選ぶことから始めましょう。現役の時は「受験をすること」が目的として最初に来るため、とにかく勉強して模試の判定を見つつ現実的に行けそうな中で最もレベルの高い大学を目指すという流れで受験を進めていたと思います。

ただ、大学進学以降に再受験する場合は、どの大学に進学したいのかという目標を先に掲げることが重要です。なぜなら、自分が再受験して解決したい課題を解消できる大学かどうかという観点が非常に大切だからです。

加えて、目標を明確にしないと受験勉強のモチベーションが保てなくなりやすいため、あらかじめ進学したい大学を1つに絞っておくことは、合格率を高める上でもポイントとなります。

3. 学習計画と資金の工面を考える

進学したい大学を決めることができたら、続いてはプランニングに入ります。

現在の学力と進学したい大学の偏差値のギャップがどれくらいあるのかを特定し、そのギャップを埋めるための学習計画を策定します。特に大学やバイト、サークル活動をしながら再受験の勉強を進める場合は、自分が1日使える勉強時間と試験日までの期間から逆算し、いつ頃どれくらいの模試判定まで到達していたいかを計画立てるようにしてください。

また、学習計画に加えて資金工面の計画を立てることも重要です。受験にかかる総額を計算しておき、貯金で賄えない場合はどのように調達するのかを明確にしておきましょう。

なお、ここまでの計画立ては時間をかけても1か月程度で考えるようにしてください。再受験の計画に時間をかけすぎてしまうと、中途半端な期間が長くなり、再受験に失敗して今の大学でも留年するといった最悪の結末に至る可能性が高まることが考えられます。

4. 親に相談する

受験計画、資金の工面まで見立てることができたら、親に相談しましょう。ここまで考えた上での相談であれば、親も納得してくれる可能性が高いです。

また、資金工面の見立ての段階で、どうしても自分一人ではお金の用意ができないと分かっているのであれば、資格援助の相談も合わせてしてみるのもおすすめです。ただ、親も再受験を前提に家計を管理していることはありませんので、相談してもサポートは受けられないという可能性がある点には注意してください。

5. 勉強〜受験

ここまで進められたら、あとは受験日に向かってひたすら受験勉強をしていきましょう。現役時代とは異なり、一緒に勉強を頑張る受験仲間はいませんので、一人で集中して計画通りに勉強を進めていってください。

予備校に通う場合は予備校が指定するカリキュラムに従って勉強すればいいですが、独学の場合は過去問と模試を繰り返し行うことで自分の苦手を見つけ、一つ一つ潰していくといった地道さが大切になります。
また、模試は年に何回も実施されていますが、春入学を目指す再受験の場合、特に重要なのは秋以降の模試です。この時期になると、自分のライバルとなる現役生や浪人生も学力を身につけている時期ですので、模試の判定がより現実的なものになってきます。
秋ごろの模試で合格ラインを超えていれば、再受験で合格できる期待も持てますが、当日どんな問題が出てくるかは予想がつかないため、最後まで油断せずに勉強を進めるように意識してください。

大学を再受験して後悔する人の特徴

大学の再受験は必ず全ての人にポジティブな効果を生み出すとは限りません。中には、大学を再受験する道を選んで後悔する人もいます。

ここからは、大学を再受験して後悔する人の特徴を3つ解説します。

1. 再受験に明確な目的や理由がない人

繰り返しになりますが、大学の再受験には多くのエネルギーとお金を使うことになります。加えて、友達と一緒に受験勉強をできるものでもありませんので、自分で自分を強く律して勉強をし続けるといったモチベーションの維持が最重要となります。

もし再受験に明確な目的や理由が無い場合、ダラダラと受験勉強をして結果的に再受験に失敗することが考えられます。そうなれば、そこまで時間をかけてきた勉強が無駄になってしまいますし、今の大学の進級も難しくなるなどデメリットが大きく生じてくるでしょう。

加えて、明確に再受験に求めるものがないまま別の大学に進学しても、再び「なんとなく大学に合わない」と感じて、今と同じような心境になることも考えられます。

せっかく苦労して再受験しても意味がないといったことになりかねませんので、必ず再受験をするなら、再受験そのものに意思や目的を持つようにしてください。

2. 勉強に本気で向き合えない人

再受験をするに当たって、最も後悔してしまう末路は受験に落ちてしまうことです。そのため、勉強に本気で向き合えない人が再受験しようとすると、受験に失敗して受験勉強の時間だけ無駄にしてしまうという最悪の状況になりかねません。

受験勉強にシフトしているということは、大学の講義や単位取得もまともにできていない可能性が高いため、そのまま留年するといったことも考えられます。そうなれば、再受験しようとしたことそのものを深く後悔することになるでしょう。

特に、再受験のための学習計画を立てずに勉強を進めてしまうような人は、ダラダラと勉強を続けるようなケースも多く、合格可能性が低くなりやすい傾向にあります。勉強ももちろんですが、自分自身のモチベーションコントロールができないような人は、再受験に向かないとも言えるかもしれません。

3. 今の大学にたくさんの友達がいる人

再受験に成功すれば、自分の身の回りの環境をゼロからやり直すことができますが、これはプラスの側面だけでなくマイナスの側面もあります。具体的には、再受験に成功して別の大学に進学すれば、今の大学で築いてきた交友関係は基本的になくなってしまうというマイナス面があります。

特に今通っている大学に多くの友達がいる場合、別の大学に進学することで離れ離れになります。もちろんSNSなどでやり取りし続けることは可能ですが、それでも今まで通りの仲を保ち続けるというのはほぼ不可能です。

今の友人と仲良くい続けたいと考えている人は、大学を再受験したことを後悔するリスクがあるでしょう。

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大学の再受験が就職に与える影響

大学を再受験する上で多くの人が気になるのは、再受験したことが就職活動にどのような影響をもたらすのかという点ではないでしょうか。

ここからは、大学の再受験に成功した場合、就職活動で面接官からどのように評価されるのかといった点について解説します。

学歴という観点ではそこまで影響はない

仮に今の大学よりも高い偏差値の大学に再受験して転学できたとしても、最終学歴という観点ではそこまでプラスの影響は考えにくいでしょう。

そもそも就職活動においては、企業側は大卒という大きな括りでしか判断しないことが大半です。確かに一部の大手企業では出身大学の偏差値によって優先的に選考を進められるルートを設けているケースがあるとも言われていますが、それが自身の就職活動の幅を大きく狭めるようなことはありません。

また、新卒の就職活動においては、出身大学の偏差値よりも、大学でどんなことに力を入れたのかといった自己アピールであったり、基本的なコミュニケーション能力の方が重視される傾向にありますので、そこまで学歴に縛られて考える必要はないでしょう。

計画力や行動力という観点で評価されやすい

大学を再受験するため、もう一度受験勉強を頑張り、夢を実現させたという経験そのものが評価ポイントになることもあります。場合によっては、学生時代に力を入れたこととしてアピールポイントに使ってもいいでしょう。

再受験を成功させたということは、学習計画を立て、それを遂行するといったやり遂げる力があることを示します。同時に、再受験という誰もが大変だと感じられるようなアクションを実行し続けるという行動力のアピールにも繋げられます。

このように、再受験をしたこと自体が就職活動の場で評価されることも大いにあり得ますので、もし他にアピールできるエピソードが見当たらないのであれば、再受験を成功させるために努力したことを面接でのガクチカにしてみるのもおすすめです。

大学中退理由は必ず聞かれる

大学を再受験して別の大学に行くということは、大学を中退しているということになります。面接官は「何故、わざわざ大学を中退してまで別の大学を再受験したのか?」という点はほぼ確実に聞いてくると考えましょう。

また、この際に大学中退理由をネガティブな理由でこたえてしまうと、面接官がマイナスイメージを持つこともありますので、必ずポジティブな理由で伝えることをおすすめします。

大学中退理由をポジティブに伝えるイメージが持てないという人は、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
大学中退理由は武器になる!履歴書/面接での効果的な伝え方

大学の再受験以外の選択肢

大学を再受験するか悩んだ時は、以下の選択肢も検討してみるのがおすすめです。

  • 別の大学の大学院に進学する
  • 社会人になった後に再受験する
  • 今の大学で頑張る

一度再受験の道を選べば、多くの時間とお金が必要になってしまいます。他の選択肢も比較検討し、本当に自分に取って再受験することがベストな選択なのか考えるようにしましょう。

別の大学の大学院に進学する

再受験によって通う大学のランクを上げることだけが目的なのであれば、学部生時代に再受験をするのではなく、学部卒業後に別の大学の大学院に進学するという選択肢もあります。

大学によっては大学院も併設しているケースがありますが、内部進学だけでなく外部からの入学者も受け入れているため、極論どの大学に通っていても、試験に合格することができれば東京大学の大学院に進学できます。

この選択肢であれば、わざわざ大学を1からやり直す必要はありませんし、極めて普通の進路となるため、大学中退者となることもありません。加えて、大卒よりも大学院卒の方が初任給が高い求人が大半のため、いきなり高い初任給で社会人生活をスタートさせられるといったメリットもあります。

社会人になった後に再受験する

社会人になってからも大学を再受験し、学生として勉強に励む人は少なからずいます。今どうしても学びたい学問があったとしても、一度大学を卒業して社会人になり、その後も学びたいという意欲があれば、その時点で大学を再受験するというのも一つの選択肢です。

働きながら受験勉強をして、大学生として学ぶことは肉体的にもハードではありますが、その分濃密な時間を過ごすことができますし、生涯収入を減らすこともないといったメリットが挙げられます。

大学には夜間部を設けているところもあり、社会人であれば夜間部に進学して単位取得をするといったことができますので、合わせて覚えておくと良いでしょう。

今の大学で頑張る

今の大学とのミスマッチポイントを言語化していく際、「なんとなく大学を変えたいから」と思っていることが分かったのであれば、今の大学に通い続けて卒業まで頑張ることをおすすめします。

繰り返しになりますが、再受験は自分の環境を大きく変えられる反面、受験に失敗した時のリスクが大きいのが現実です。また、なんとなくというふわふわした気持ちで再受験に取り組むと、学習効率が落ちてしまい、受験に合格できる確率も大きく下がってしまうでしょう。

再受験は権利ではあるものの、義務ではありません。特に再受験で叶えたい夢が無い限り、今の大学で頑張ることも検討してみてください。

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大学の再受験における注意点

最後に、大学の再受験における注意点を3つ解説します。

大学に通いながら再受験を検討しよう

中には大学を中退してから再受験をしようとする人がいますが、受験に落ちるリスクも鑑みるとおすすめできない選択です。

物理的に不可能でない限り、大学に通いながら再受験のための勉強をすることをおすすめします。大学を中退するのは最終手段として考えるようにしてください。

休学しながら勉強することも考える

どうしても再受験のための勉強時間が捻出できないというのであれば、大学を休学して受験勉強に専念するということを検討してみましょう。

大学の制度にもよりますが、多くの場合は最長2年は休学できますので、例えば「1年休学して受験勉強に専念し、もし不合格だったら復学する」という目標を立てれば、リスクヘッジをした上で受験勉強のスケジューリングが可能になります。

大学を休学することの就職への影響については、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
大学を休学する理由は?就職への影響も解説!

社会人になれば大学の名前は関係なくなる

大学生である今は、大学の名前や偏差値、ブランドを意識してしまうかもしれませんが、社会人になれば卒業大学は関係なくなります。スキルと経験が100%で評価されるのが社会人の世界ですので、結果的に再受験して大学を変えても意味がないといったこともあるでしょう。

再受験を検討するのであれば、このような中長期的な未来のことも見据えた上で、納得できる選択をするようにしてください。

まとめ

大学を再受験することは可能ですが、メリットとデメリットがはっきりと分かれていますので、この記事の内容を参考にしつつ、本当に再受験するのかどうかを検討しましょう。

また、再受験自体は社会人になった後でも可能ですので、一度今の大学を卒業してから数年後に再受験するというのも選択肢として検討すべきです。

いずれの場合も、今自分が感じている感情を言語化し、後悔しない選択をすることが大切です。

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小久保 友寛シニアマネージャー
株式会社ジェイックシニアマネージャー/中退者専門就職支援サービス「就職カレッジ®中退者コース」元事業責任者/「日本の中退を変える!」をモットーに、中退経験者のキャリア支援を続けています/中退経験をバネに、一緒に就活頑張りましょう!!