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大学中退してても受付職になれる!知っておきたい知識も幅広く解説

大学中退してても受付職になれる!知っておきたい知識も幅広く解説
中退者の就活やり方診断
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大学中退をしていても受付職として就職できるのか、疑問を感じている人もいるのではないでしょうか?結論をいうと、大学中退者であっても会社の受付職として就職することは可能です。

この記事では、大学中退者が受付職を目指す上で知っておきたい知識や、就職活動のコツについて分かりやすく解説します。
これから就職活動を始めたいと思っていて、受付の仕事に興味があるという大学中退者の人は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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大学中退してても受付職になれる理由

大学中退していても受付職になれると聞いても、本当かどうか疑わしいと感じる人も少なくないでしょう。

大学中退者が受付職として就職できる理由は、以下の3つが挙げられます。

  1. 学歴不問の求人が多い
  2. 特別な知識が不要
  3. 新卒採用枠を設けていないことが多いから

まずはこれらの理由について、詳しく解説していきます。

1. 学歴不問の求人が多い

大学中退者は履歴書で書く学歴が高卒となります。高卒の場合、募集条件に大卒と記載がある求人には応募ができなくなりますので、必然的に応募先の選択肢が狭まることになってしまいます。

しかし、受付職でいうと学歴不問として募集されている求人が大半を占めており、大学中退者であっても応募資格があるというケースがほとんどです。したがって、大学中退者が受付職の求人に応募できないということはまずありません。

また、学歴不問の求人に対しては中卒や大学に入学したことのない高卒も応募してきます。その中で、大学中退者は中退という事実こそあれど、一度でも大学に入学できたという点において他の応募者よりも有利になることも考えられます。

このように、まずは大学中退者でも受付職の応募先に困らないというのが、大学中退者が受付職になれる理由の一つとして挙げられます。

2. 特別な知識が不要

大学を中退した時期にもよりますが、どうしても大学で学ぶような専門的な知識は習得しきれていないと考えられます。ただ、受付職として働く上では特別な知識はいりませんので、大学中退による知識不足がデメリットにはたらかないのがポイントです。

受付職として求められるスキルについては後ほど詳しく解説しますが、基本的に明るくハキハキと話せるコミュニケーション能力があれば仕事をこなすことができます。

コミュニケーション能力と大学の中退に関係性はありませんので、努力次第で受付職としてのポテンシャルを認められ、内定をもらうことは十分に可能と言えます。

加えて、高卒でも受付職として活躍している社会人はたくさんいますので、大学受験という壁を乗り越えた大学中退者が理解できないような仕事内容ではないと言うこともできます。

3. 新卒採用枠を設けていないことが多いから

受付職は、受付が必要になるようなある程度大きな規模の会社がしばしば募集していますが、そもそも受付職に新卒採用枠を設けていないというケースが多くなっています。

言い換えると、受付職は派遣社員や契約社員、正社員でも中途社員などで構成されていることがほとんどですので、新卒がそもそも応募できないという仕事なのです。

大学中退者が就職活動をする際は、中途採用枠として選考に進んでいくことになるため、新卒が応募できない受付職に応募することができます。

新卒がそもそも応募できるケースが少ないという点からも、大学中退者が受付職になれるということが分かるでしょう。

大学中退者でもできる受付職の5つの仕事内容

受付職の仕事は大学中退者でも問題なくできることに加え、就職することもできることを解説しました。

そんな受付職ですが、主な仕事内容としては以下の5つが挙げられます。

  1. 来客に対する対応
  2. 来客者の登録や管理
  3. 電話応対
  4. 会議室の予約対応
  5. 備品整理などの庶務

これから受付職を目指したいのであれば、就職後のミスマッチを防ぐためにも、あらかじめ仕事内容を大まかに理解しておきましょう。

1. 来客に対する対応

オフィスに来訪してきた人に対する対応は、受付職のメインの仕事です。来訪者に対して挨拶をし、要件を聞いて適切な対応をします。基本的には社内の誰かにアポイントを取っている人が来訪しますので、内戦などで担当者を呼び出して繋げるといった業務となります。

また、配達や機器点検の業者が来訪することもあります。多くの場合は担当する部署から業者が何時に来るか共有をもらえますので、その業者であることを確認したら社内に通します。

来客者は受付を通って社内に入ることになるため、受付職は会社の番人的な仕事とも言えるでしょう。

2. 来客者の登録や管理

受付は来客者をただ会社に通すだけが仕事ではありません。来客した人が属する会社や団体、氏名、連絡先、来客人数などについて記録し、管理するといった業務もあります。

多くの受付では用紙に来客者が情報を記載し、その用紙を管理するようになっていますが、最近ではタブレットで登録から管理までを一元化している会社もみられます。

このように来客者の管理をするのも、会社を守るための行動となっています。何か問題が起きた時、その時にどのような来客者がいたのかを知るための業務となりますので、非常に責任感が必要な仕事と言えるでしょう。

3. 電話応対

対面の受付だけでなく、電話上での受付や応対をすることもあります。

受付職が応対することになる電話は、主に会社の代表電話番号にかかってくるものになります。電話の内容を間違えずにメモを取り、場合によって担当者に繋げるのが基本的な流れです。簡単な質問であれば、受付職がその場で回答して終話するケースもあります。

電話応対については、対面応対よりも口調の丁寧さに気をつけなくてはなりません。電話上でそっけない口調の応対をしてしまえば、会社の評判にも関わってきますので、正しい言葉遣いで会話できるようにトレーニングしておく必要があります。

4. 会議室の予約対応

受付職は、社外に対する受付だけでなく、社内に対する受付をすることもあります。その業務の一環として、会社の会議室の予約対応が挙げられます。

日時と会議室の場所を指定されたら、その時間で会議室が使えるように予約をしておくといった仕事です。シンプルな業務ではありますが、日時を少しでも間違えれば複数人の時間を奪うことになってしまいますので、こちらも非常に責任感が求められる仕事と言えるでしょう。

5. 備品整理などの庶務

法人向けのビジネスをしている受付であればそこまで生じませんが。個人向けのビジネスをしている受付の場合は、受付職が備品整理などの簡単な庶務・雑務を行うこともあります。

受付に置かれているパンフレットの整理・補充を行ったり、受付の周りを掃除するなど、来客者が気持ちよく受付を利用できるような環境整備を実施します。

受付はその会社の顔と言っても過言ではありませんので、常に誰かに見られているという意識を持って仕事に励むようにしてください。

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受付職を目指す大学中退者に求められるスキル

大学中退者が受付職として採用されるに当たり、以下のようなスキルが求められます。

  • コミュニケーション能力
  • 基本的なビジネスマナー
  • 臨機応変に対応する力

これらの求められるスキルを事前に理解しておき、面接時の自己PRでアピールポイントとして面接官に伝えられるよう準備しましょう。

コミュニケーション能力

受付職は仕事上、常に誰かと会話することで業務を進めていくことになります。そのため、高いコミュニケーション能力が求められるのが特徴です。

特に会話するといったコミュニケーションが最も重要になりますので、相手の要件を聞き取り、伝えるべき内容を間違いなく伝えるといったスキルが必要になります。

面接でもコミュニケーション能力は真っ先に見られるポイントとなるため、ハキハキと明るく受け答えができるように気をつけましょう。

初対面の人と上手く話すことができないという人が受付職になると、日々ストレスを感じてしまうかもしれません。

基本的なビジネスマナー

受付職は会社の顔となる存在ですので、基本的なビジネスマナーは幅広く求められます。会話で言えば、敬語の使い分けが重要になりますし、お辞儀の角度などの立ち振る舞いも受付職の業務の一つとして重要なポイントです。

基本的なビジネスマナーがあるかどうかについても、面接で必ずチェックされるポイントになります。正しい敬語表現を使って受け答えができているかであったり、座っている時の姿勢、会場に出入りする時の所作など、一挙手一投足に留意して面接をこなすよう意識してみてください。

臨機応変に対応する力

受付の仕事は基本的に先ほど解説した5つが主であり、仕事の進め方を一度覚えれば独り立ちして業務をこなすといったことは可能です。しかし、人とのコミュニケーションが中心となる仕事ということもあり、時にはマニュアルにないような臨機応変な対応が求められることもあります。

例えば、アポイントがなく飛び込みで営業してきた人に対しては、受付が臨機応変に対応しなければならないことがあります。あしらうように営業を追い返してしまえば会社の評判にかかわりますし、かといって営業の言うままに担当者に繋げば、今度は担当者からクレームを受けることもあるでしょう。

その場その場において、どんな対応を取るのが適切なのかを考え、実践していくといったスキルも受付には求められるということを理解しておいてください。

大学中退者で受付職が向いてる人の特徴3選

受付職として就職したいと思っている人全てが、受付という仕事に向いているとは限りません。ここからは、受付職に向いてる大学中退者の特徴を3つ解説します。

向いてる人の特徴1. 誰かのためになる仕事がしたい人

受付職は常に特定の個人に対してコミュニケーションを取り、仕事を進めるといった特徴がありますので、自分の仕事が直接誰かのためになる仕事でもあります。

このことから、誰かのためになる仕事をしたいという人に受付職は向いていると言えます。

仕事の中には、常にパソコンと向き合うため、自分の働きが誰のためになっているのかが実感できないようなものも少なくありません。人から感謝されたり、喜びの言葉を投げかけられたりするのが好きという大学中退者には、受付の仕事が特にマッチすることでしょう。

向いてる人の特徴2. 常に明るく振る舞える人

受付として働く場合、どのような相手に対しても明るく振る舞うということが求められます。これは、受付という仕事が常に会社の顔となる存在だからであり、受付が暗い対応ばかりしていては、最悪の場合会社の業績にも悪影響をもたらすことも考えられます。

このことから、常に明るく人付き合いができる人は受付職に向いていると言えます。大学中退者が自己PRなどをする際は、アルバイト経験が話しやすいポイントになりますので、居酒屋店員やファストフードのレジ打ちなどをしていた人は、積極的にエピソードを取り入れてみてください。

向いてる人の特徴3. 相手の考えていることを先回りして行動できる人

受付は常に来客の申し出通りに行動すればいいというだけではありません。例えば毎回決まったタイミングで来客するような人に対しては、先回りして会議室に案内したり、ねぎらいの言葉を投げかけるというのも非常に大切です。

社内に対しても同じで、社員1人ひとりの性格に合わせて来客を通すように工夫することで、結果的に会社全体の生産性向上に繋がることも考えられます。

このように、受付としてさらに活躍していくには、相手が求めていたり考えていたりすることを読み取り、先回りして行動できるというスキルが求められます。このスキルがある人は、特に受付の仕事に向いていると言えるでしょう。

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大学中退者で受付職が向いてない人の特徴3選

大学中退した人の中には、受付職として働くのに向いてない人もいます。

先ほど解説した、受付職に向いてる人の特徴と合わせて確認し、本当に自分が受付職を目指して就職活動を進めるべきなのかについて検討してみてください。

向いてない人の特徴1. 感情の浮き沈みが激しい人

受付である以上、いつどこで誰が会社を尋ねてくるか分かりません。

また、受付である自分からすれば、数いる来客のうちの一人ではありますが、来客からすればその訪問が会社に初めて来るということもあるでしょう。

初めて足を運んだ会社の受付に嫌な態度で応対されることになれば、その会社に対する印象は最悪になることも考えられます。

このように、受付はいついかなる時も礼儀正しく、かつ明るく業務と向き合わなければならないことから、感情の浮き沈みが激しい人は受付職には向かないと考えられます。

確かに働いていれば嫌なことがあったり、つらいと思ったりと、ストレスを感じる場面は多々あるでしょう。しかし、自分が落ち込んでいる時であっても、来客が来たら瞬時に笑顔になれるといった切り替えが非常に大切になります。

自分の感情を上手くコントロールできれば受付職として活躍できますし、反対に自分が感情にコントロールされてしまうようであれば、別の仕事も検討した方が良いかもしれません。

向いてない人2. 口が軽い人

来客者の応対をしていれば、稀に著名人や有名人と出くわすことも考えられます。そんな時、「有名な○○さんがうちの会社に来ていた」などとネットや他人に言いふらすことは絶対にNGです。

当然ですが来客情報そのものが個人情報となりますので、いつどこに誰が来たということをみだりに言いふらすようなことがあれば、会社が即座に炎上するリスクがあります。
誰も見ていないから良いだろうという気持ちで、SNSに投稿するのも当然アウトになります。

受付職として働く以上、仕事で知り得た情報は秘密にしておかなければならないことを考えると、口が軽い人にはこの仕事は向かないと言えます。

向いてない人3. ルーティンワークが苦手な人

受付職の仕事は、基本的に全てがルーティンワークです。

どのような会社であっても、決まった時間から受付に座り、業務時間中は決められた通りに来客の応対を行い、決まった時間に帰宅するという働き方になります。

そのため、ルーティンワークが苦手という人には、受付の仕事がストレスの溜まる原因になるでしょう。変わり映えのない毎日を過ごしていると、仕事に対する興味ややりがいも感じられなくなり、毎日がつまらないと感じる人も少なくありません。

少しでも刺激のある毎日を送りたいという人は、受付職ではなく営業職や販売職などを検討してみると良いでしょう。

大学中退者が受付職になるための方法

大学中退者が受付職になるには、求人に応募することはもちろん、少しでも就職成功率を高められるよう、以下のようなことも行いましょう。

  1. 自己分析をしてアピールポイントを探す
  2. 学歴不問で未経験歓迎の求人を探す
  3. 就職エージェントを使うのがベスト

ここからは、大学中退者が受付職になるための方法を3つ解説します。

1. 自己分析をしてアピールポイントを探す

受付職になろうと思ったら、すぐに求人を探して応募するのではなく、まずは自身のアピールポイントを言語化するためにも自己分析を行いましょう。

自己分析とは、今までの経験を棚卸しして長所と短所を明らかにし、自分のどういったスキルやスタンスを仕事で活かせるのかを知るために行う分析のことを言います。

自己分析がしっかりできていると、面接官に納得感のある自己PRが可能になるだけでなく、ミスマッチによる短期離職のリスクを減らすことが可能です。

自己分析の方法はいくつかありますが、まずは以下の記事でざっくりとしたやり方を知ってみてください。
自己分析のやり方は自分の経験を整理するだけ!【就職の必勝方法】

2. 学歴不問で未経験歓迎の求人を探す

大学中退者が就職活動をする場合、新卒枠ではなく中途採用枠で選考に進むことになります。そのため、新卒専用のナビサイトではなく、転職希望者用の求人サイトを使って求人を検索していく必要があります。

中途採用枠の求人を探す際は、職種や勤務地だけでなく様々な条件から検索することができます。大学中退者が応募先を見つける時には「学歴不問」と「未経験歓迎」の二つの条件がついている求人を積極的に探すようにしてください。

学歴不問の求人であれば、高卒となる大学中退者でも問題なく応募して内定をもらうことができます。また、学歴不問の求人には中卒や大学受験をしたことのない高卒も集まるため、一度でも大学に入学できたという点で大学中退者が評価されることも考えられます。

未経験歓迎の求人については、その名の通り社会人経験がないような人でも採用できることを示しますので、ビジネススキルのアピールが難しい大学中退者の人は必ずチェックして求人を探しましょう。

3. 就職エージェントを使うのがベスト

自分一人で就職活動を進めることに少しでも不安があるなら、就職エージェントを使うことをおすすめします。

就職エージェントに登録すると自分専任のエージェントが担当に付き、キャリアカウンセリングを行ってくれます。それだけでなく、自分の希望や向いてる仕事の求人を紹介してくれるため、自分から求人を比較検討しにいく手間を無くせるといったメリットがあります。

また、応募書類の添削や模擬面接の実施、その他疑問点の解消と、選考の通過率を引き上げてくれるようなサポートを無料で受けることが可能です。特に大学中退者の人はキャリアセンターなどの支援が受けられないため、代わりに民間の就職エージェントを使うことを検討してみてください。

ちなみに、就職エージェントによって紹介を受けられる求人が変わってくるため、自分の応募先の選択肢を最大化するためにも、3つ〜4つ程度の就職エージェントを併用して使ってみるのも良いでしょう。

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受付職になりたい大学中退者が知っておくべき知識

受付職になりたいと考える人の中には、「なんとなく働くイメージがいいから」という曖昧な理由しか持っていない人がいます。

ここでは、受付職を目指そうとする大学中退者があらかじめ知っておくべき知識について、3つの観点で解説します。入社後にギャップに苦しまないためにも、必ず確認しておいてください。

1. 平均年収は高くない

受付職の平均年収は330万円です。全職種の平均年収が414万円であることを考えると、もらえるお金は低めであると言えます。

仮に東京都で年収330万円の収入だとすると、手取り月収は約21万円となりますので、生活することはできるものの、貯金や余裕のある暮らしという観点では若干心許ないかもしれません。

また、受付職は会社に直接利益を生み出すような仕事ではないため、どうしても昇格・昇給が難しいという側面もあります。昇給制度が受付職にそもそも存在しないという会社もありますので、稼ぎを増やしにくいというデメリットも考えられます。

2. 身につけられるスキルが少ない

受付職として身につけられるスキルはコミュニケーション能力や対応力の2点が主であり、ビジネススキルとしては若干不足感があります。

もちろんこの2つのスキルは、社会人として働く上でどのような仕事でも求められるものではありますが、受付職でなくても身につけられるのが現実です。

身につけられるスキルが少ないということは、将来的な転職の難しさに直結します。もし将来ほかにやりたい仕事ができた時でも、アピールできるスキルが少ない関係で転職に失敗してしまうということも考えられるでしょう。

中長期的な視点で、自分のキャリアでアピールできるスキルを身につけたいのであれば、受付職と同じくコミュニケーション能力が求められる営業職などの仕事に就職するのも検討すべきと考えられます。

3. キャリアアップが見込みにくい

先ほどの話と関連しますが、受付職は身につけられるスキルが少なく、また会社の中でも守りの仕事しかしないため、キャリアアップが見込みにくいというデメリットもあります。

一生その会社で受付職として働くのであれば問題ないかもしれませんが、この世の中これから何があるか分かりませんので、その希望が実現できないこともあるでしょう。

また、受付において特に留意しなければならないのが「省人化」です。最近では受付をタブレットで代替する会社も増えてきているため、そもそも受付に人がいないというケースも珍しくありません。

もし受付業務をタブレットに移管するといった判断がされれば、その会社で受付として働き続けることは難しくなります。その時転職しようと思っても、スキルがなくキャリアアップ・キャリアチェンジできないということもありうることは知っておくべきポイントでしょう。

大学中退者が受付職を目指す時に役立つ資格3選

受付として働く上で必須となる資格はありませんが、大学中退者が少しでもアピールポイントを増やしたいのであれば、役に立つ資格がいくつか存在します。

  • 秘書検定
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
  • ビジネスマナー検定

ここでは、それぞれの資格について簡単に解説しますので、時間的に余裕がある人は資格取得も検討してみると良いでしょう。

1. 秘書検定

秘書検定は、秘書として相応しいビジネスマナーや立ち振る舞いができるかを測る資格です。3級から1級までの難易度に分かれていますが、合格難易度と就活でのアピールという観点から考えて2級以上を目指すのがおすすめです。

また、「秘書」という言葉が入っていますが、秘書を目指さない人が取得しても問題ありません。むしろ、受付職では正しいマナーと所作が求められるということもあり、秘書レベルの能力があることは選考上プラスに働くでしょう。

大学中退者で今まで社会人経験がないという人でも、秘書検定を持っていれば人柄の良さや社会人としての基本的な素養が身についていることをアピールできますので、1カ月〜2ヶ月程度集中して勉強する時間があるなら、取得を検討してみてください。

2. マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリストとは、マイクロソフト社が出しているWordやExcel、PowerPointなどのオフィス系ソフトが使いこなせることを証明する資格です。受付職はオフィス系ソフトを使う機会は少ないものの、一定以上のPCスキルがあることの証明に繋げることが可能です。

マイクロソフトオフィススペシャリストの試験は、会場によって異なりますが毎日実施しているのが特徴です。全国1,500箇所に受験会場がありますので、自分の最寄りの会場で比較的柔軟に受験できるということもあり、就職活動の合間に資格取得を目指すこともできるでしょう。

ちなみに、マイクロソフトオフィススペシャリストは国際的な資格になりますので、一度資格を取得できれば、今後の面接でのアピールポイントとして長く活かせるのもポイントです。

3. ビジネスマナー検定

ビジネスマナー検定は、文字通り社会人として働く上で必要になるビジネスマナーを身につけている証明となる資格です。1級から3級までの難易度に分かれており、3級の場合は一般常識レベルとなりますので、少し勉強すれば多くの人が取得できるでしょう。

1級レベルになると、ビジネスで使われるような専門用語の理解や、会社という組織においての適切な立ち振る舞いなどを問うような問題にレベルアップするため、しっかりと勉強していく必要が出てきます。

1級から3級まで全て選択式の問題というのと、受験料もそこまで高くないことから、挑戦しやすい資格を探している人におすすめです。

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大学中退者が受付職になりたい時の注意点

最後に、大学中退者が受付職になりたい時の注意点を3つ解説します。

1. 求人の雇用形態に注意

受付職は必ずしも正社員として募集されるとは限りません。会社によっては派遣社員や契約社員といった非正規雇用の形態で募集されていることがありますので注意してください。

もし正社員としての就職を絶対にしたいと思っているのであれば、応募時に求人票や求人広告の雇用形態欄を必ずチェックしましょう。

2. どこの受付かで求められる体力が異なる

受付といっても、働く場所は様々です。大企業が入居するような大きなオフィスビルの受付であれば忙しいでしょうし、中小企業で来客も少ない受付であれば余裕のある働き方ができるはずです。

受付職として就職活動をする際は、仕事内容だけでなくどのような会社・場所で受付業務に従事することになるのかをリサーチしておきましょう。

3. 大学中退理由はポジティブに伝える

大学中退者が面接に進む際、ほぼ確実に面接官から大学を中退した理由を聞かれます。その際、ポジティブな理由を伝えられないと、面接官からマイナスイメージを受けてしまい、そのまま見送りになることがあります。

大学中退理由をどのように伝えればいいか、詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
大学中退から正社員で就職!中退理由と面接対策前に知る求人の現実

まとめ

大学中退者であっても、受付職として就職することは可能です。一定のコミュニケーション能力に自信があり、かつ毎日決まった時間で働くような生活をしたい人には受付職がおすすめできます。

ただ、求人によっては雇用形態が非正規雇用になったり、将来的なスキルアップが見込みづらかったりと、いくつか注意すべきポイントがありますので、就職活動を進める上では気をつけるようにしてください。

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小久保 友寛シニアマネージャー
株式会社ジェイックシニアマネージャー/中退者専門就職支援サービス「就職カレッジ®中退者コース」元事業責任者/「日本の中退を変える!」をモットーに、中退経験者のキャリア支援を続けています/中退経験をバネに、一緒に就活頑張りましょう!!