ブランクがあってもできる仕事にはどんなものがあるか、気になっている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、ニートやフリーターなどのブランク期間があってもできる仕事を16個ご紹介します。それぞれ仕事内容や向いてる人の特徴とともに解説しますので、仕事探しの参考にしてみてください。
ブランクがあっても就職できる理由
就職活動において、ニートやフリーターなどの社会人経験がない期間のことをブランク(空白期間)と言いますが、多くの人は「ブランクがあると就職ができないのではないか」と感じていることでしょう。
ただ、昨今の就職市場の動向を考えると、ブランクがあっても就職することは十分可能だと考えられます。その理由として、以下の3つが挙げられます。
- 人材不足の企業が増えているから
- ブランクをネガティブに捉える企業が減っているから
- ブランク期間も理由によっては評価されるから
まずは具体的な仕事をご紹介する前に、ブランクがあっても就職できる理由について詳しく解説します。
人材不足の企業が増えているから
昨今の日本においては、あらゆる企業において人手不足が嘆かれています。中小企業のみならず、知名度の高い大手企業であっても、企業が求める人材を確保できずにいる状況が続いているというのが実態です。
この理由は、ひとえに少子高齢化によって働ける社会人そのものの母数が減っていっているからです。働ける人の人口が減っているにも関わらず、それぞれの企業は売り上げ拡大のために様々なポジションの求人を募集しているため、結果的に求人が余るという状況が続いてしまっています。
こうした市況感を受け、今まで就職活動的に不利な状況にあったようなブランクがある人も採用しようという動きになってきているため、ブランクがあっても就職できると言えるのです。
ブランクをネガティブに捉える企業が減っているから
少し前までは、企業はブランクがある人に対して「採用してもすぐに辞めてしまうだろう」というネガティブな捉え方をする傾向にありました。しかし、一昔前までに比べ、現在では転職活動によるキャリアアップ・キャリアチェンジの動きが非常に活発になっています。
企業側の転職者の採用を積極的に行うようになってきているため、前職や今までの経験に関係なく、ポテンシャルや求める要件に合致した人であれば採用するといった動きがみられます。これにより、事実上ブランクがあってもできる仕事が増えたと解釈でき、ブランクがある人の就職活動にとっても追い風だと言えるでしょう。
ブランク期間も理由によっては評価される
社会人経験がないブランク期間があるからといって、すぐに企業からネガティブイメージを持たれるかというと、そういうわけでもありません。例えば以下の理由でブランク期間が生じている場合は、選考においてポジティブに評価されることもあります。
- 海外留学で語学を勉強していた
- フリーランスとして自立して生計を立てていた
- 親の介護が一段落したため社会復帰をしたい
これらの理由で社会から離れていた場合、ブランクがあってもできる仕事は多くあると考えられます。就職活動の面接においても、なぜブランクができたかをしっかりと説明し、面接官に納得してもらうようにしましょう。
ブランクがあってもできる仕事おすすめ16選
ブランクがあってもできる仕事としては、以下の16個が挙げられます。
- 営業職
- 事務職
- 期間工(製造スタッフ)
- 倉庫作業員
- 施工管理
- タクシードライバー
- 販売職
- 飲食店スタッフ
- 介護職
- 清掃職
- 警備職
- プログラマー
- Webライター
- 動画編集者
- 農家
- 公務員
それぞれ詳しく解説しますので、仕事探しに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
なお平均年収に関しましては、厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」より引用しております。
営業職 [ブランクがあってもできる仕事 1/16]
会社や個人に対して自社製品の提案を行い、契約を取ってくる仕事です。仕事ではコミュニケーション能力や行動力が求められますが、専門的な知識がなくてもある程度一人で仕事が回せるため、ブランクがあっても仕事はできるでしょう。
就職してから契約が取れるようになるまでには一定の時間がかかりがちですが、自分なりの営業スタイルを確立できれば、ブランクの有無に関わらず活躍することが可能です。会社によっては契約実績に応じて歩合給が入るケースもありますので、稼ぎやすい点も魅力的な仕事と言えます。
①平均年収 | 654万円 |
②必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・行動力 ・交渉力 ・粘り強さ ・向上心 |
③向いてる人 | ・コミュニケーションだけには自信がある人 ・やりたい仕事が特にないが働きたい人 ・実力主義の世界で成果を出していきたい人 |
④仕事に就くためには? | ・営業職の求人に応募して就職する |
事務職 [ブランクがあってもできる仕事 2/16]
会社の事務作業を担う仕事で、業務領域に応じて経理や総務・人事労務などの名前に分かれることもあります。多くの会社ではマニュアルが用意されており、業務自体も残業が発生しにくいといった特徴もあるため、ブランクがある人でも働きやすさを感じられるはずです。
オフィスワーク中心でワークライフバランスを保ちやすいという点で人気の仕事のため、事務職への就職を目指す場合は相応の就活準備をする必要があるでしょう。ブランクがある人は、事務職のポテンシャルをアピールするためにも、パソコンスキルや学習意欲の高さなどを面接で話すのがおすすめです。
①平均年収 | 490万円 |
②必要なスキル | ・簡単なパソコン操作スキル ・集中力 ・責任感 ・協調性 |
③向いてる人 | ・指示された仕事をコツコツやるのが好きな人 ・体力に自信がなくデスクワークをしたい人 ・ワークライフバランスを重視して働きたい人 |
④仕事に就くためには? | ・事務職の求人に応募して就職する ・派遣会社に登録して事務職の求人を紹介してもらう |
期間工(製造スタッフ) [ブランクがあってもできる仕事 3/16]
主に完成車メーカーの工場に一定期間勤め、機械や部品の組み立て作業をする仕事です。業務中は指示された作業を黙々とこなす能力が求められますので、他人とのコミュニケーションが苦手な人はブランクがあっても社会復帰しやすいといった特徴があります。
工場勤務となることから、体力だけでなく、空調の効いていない場所で長時間働き続ける忍耐力が重要です。身体的負担はどうしても高いですが、寮生活ができたり水道光熱費を会社が全額負担してくれるといった福利厚生があるため、短期間で多額の貯金を貯められるといったメリットも見られます。
①平均年収 | 400〜500万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・集中力 ・腕力 ・継続力 ・忍耐力 |
③向いてる人 | ・一人で黙々と進める仕事がしたい人 ・短期間でできるだけ多くの貯金を貯めたい人 ・ルーティンワークでも苦にならない人 |
④仕事に就くためには? | ・主に完成車メーカーが募集している期間工の求人に応募する ・期間工として就労期間満了後、 再度期間工として働き続ける申請をする |
倉庫作業員 [ブランクがあってもできる仕事 4/16]
ECサイトなどの倉庫で働き、注文に応じて商品をピッキングしたり、梱包された荷物を送り先まで正しく配送されるように手続きをしたりする仕事です。倉庫の中で一人黙々と作業をすることが大半のため、ブランクがあっても集中力さえあれば仕事が成り立つでしょう。
業務はルーティンワークが中心となりますので、飽きっぽい人には若干向かない仕事とも言えます。単調な作業の中にもやりがいを見出し、自分なりに業務改善の工夫ができるような人であれば、倉庫作業員として活躍しやすいと考えられます。
①平均年収 | 384万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・集中力 ・責任感 ・忍耐力 ・記憶力 |
③向いてる人 | ・一人で黙々とできる仕事がしたい人 ・広い倉庫を歩き回れる体力がある人 ・同じような仕事を続けていても飽きにくい人 |
④仕事に就くためには? | ・倉庫作業員の求人に応募して就職する ・派遣会社に登録し、倉庫作業員の案件を紹介してもらう ・倉庫作業員のアルバイトとして経験を積み、 正社員登用をしてもらう |
施工管理 [ブランクがあってもできる仕事 5/16]
建築現場において、工事が建築スケジュール通りに完了するよう監督する仕事です。実際に建築作業を行う職人や資材搬入業者などと調整をし、建築を進めていくことになりますので、調整力や計画力といったマネジメントスキルを経験することができます。
資格がなくても就職できる仕事の一つで、人手不足が特に嘆かれていることもあり、ブランクがあっても就職しやすいという特徴があります。就職後に施工管理技士の資格を取得することで、より大きな現場の監督もできるようになり、手に職をつけることも可能です。
①平均年収 | 620万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・コミュニケーション能力 ・調整力 ・スケジュール管理能力 ・計画力 ・タスク管理力 |
③向いてる人 | ・仕事を通じて手に職をつけたい人 ・人と人との間に立って調整や交渉をするのが得意な人 ・需要の高い仕事で経験を積んでいきたい人 |
④仕事に就くためには? | ・未経験から施工管理を募集する求人に応募して就職する ・工務店などで建築現場の経験を積み、 施工管理にキャリアチェンジする |
タクシードライバー [ブランクがあってもできる仕事 6/16]
タクシーを運転し、乗客を指定された場所まで送り届ける仕事です。車の運転さえできれば比較的就職しやすいことから、ブランクがあってもできる仕事と言えます。
業務中は一人で黙々と安全運転に向き合うことが大切になるため、余計なコミュニケーションを取る必要はありません。また、最近のタクシーはどれも高性能なカーナビを備えているので、土地勘に自信がない人でも働きやすいと感じられるでしょう。
①平均年収 | 361万円 |
②必要なスキル | ・ドライビングスキル ・集中力 ・トラブル対応力 ・簡単な計算能力 ・簡単な接客力 ・記憶力 |
③向いてる人 | ・車の運転がとにかく好きな人 ・一人で黙々と業務に取り組める仕事をしたい人 ・やればやるだけ稼げる仕事に興味がある人 |
④仕事に就くためには? | ・タクシー会社の求人に応募して就職する ・タクシードライバーとして経験をある程度積んだ後、 個人タクシーを開業する |
販売職 [ブランクがあってもできる仕事 7/16]
アパレルショップや家電量販店などの店舗で接客を行う仕事です。コミュニケーション能力さえあれば働けるため、特別なスキルを持っていないブランク者であっても就職は比較的しやすいと言えます。
店舗スタッフとして経験を積んだ後は、店長やスーパーバイザーなどのマネジメント職にキャリアアップすることができ、幅広い経験が積みやすいといった特徴もあります。一日中立ちっぱなしになることもありますので、体力が求められる仕事ということも合わせて認識しておいてください。
①平均年収 | 357万円 |
②必要なスキル | ・高いコミュニケーション能力 ・体力 ・気配り ・計算能力 ・接客スキル ・マネジメントスキル |
③向いてる人 | ・見知らぬ人との会話が苦手ではない人 ・好きな商品やブランドに囲まれて働きたい人 ・将来的にマネジメントの経験や店舗開業をしたい人 |
④仕事に就くためには? | ・販売職を募集する求人に応募して就職する ・アルバイトとしてショップ店員の経験を積んだ後に正社員登用される ・自分でショップを開業する |
飲食店スタッフ [ブランクがあってもできる仕事 8/16]
レストランや居酒屋のスタッフとして働く仕事です。販売職と同じくコミュニケーション能力さえあれば働けますので、ブランクがあっても仕事を進めていけるでしょう。
業務で活躍するためにも、明るくハキハキと会話ができるかどうかが重要になるため、面接ではとにかく明るい挙動で応対することを意識してみてください。
①平均年収 | 330万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・接客スキル ・記憶力 ・明るさ ・協調性 |
③向いてる人 | ・いつでも明るくハキハキとコミュニケーションが取れる人 ・同僚と協力しながら仕事を進められる人 ・飲食関係の仕事に興味関心が強い人 |
④仕事に就くためには? | ・飲食スタッフを募集する正社員求人に応募して就職する ・アルバイトとして飲食スタッフの経験を積み、 正社員登用試験に合格する ・自分で飲食店を開業する |
介護職 [ブランクがあってもできる仕事 9/16]
高齢者や病気を患った人に対して、不自由なく生活ができるように介助する仕事です。肉体労働かつ責任感が求められる仕事ではあるものの、やるべき業務は比較的シンプルなため、ブランクがあってもできる仕事と言えます。
日本は高齢化社会がこれからも進んでいくとされているため、介護職のニーズはどんどん増え続けることが考えられます。未経験からでも就職しやすく、就職後に介護系の資格を取得すれば、全国各地にある介護施設で働けるなど手に職をつけることも可能です。
①平均年収 | 362万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・コミュニケーション能力 ・献身性 ・親切心 ・タスク処理能力 |
③向いてる人 | ・困っている人のためになるような仕事がしたい人 ・将来的に需要が高まる仕事で経験を積みたい人 ・手に職をつけて全国どこでも働けるようになりたい人 |
④仕事に就くためには? | ・介護会社の求人に応募して就職する |
清掃職 [ブランクがあってもできる仕事 10/16]
オフィスビルや商業施設の清掃を担う仕事です。毎日同じ時間に同じ場所を清掃するというのが主な仕事ですので、人と関わる必要がなく、コミュニケーションが苦手な人でも社会復帰しやすい仕事と言えます。
ルーティンワークが基本で残業もほぼないことが大半といったメリットはありますが、仕事で身につけられるスキルがどうしても少なくなってしまいますので、将来的に様々なキャリアパスを歩みたいと考えている人は、清掃職への就職はよく検討した方がよいでしょう。
①平均年収 | 279万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・集中力 ・責任感 ・観察眼 |
③向いてる人 | ・人とほぼ関わらない仕事からスタートしたい人 ・ルーティンワークでも苦にならない人 ・ワークライフバランスを重視したい人 |
④仕事に就くためには? | ・清掃職を募集する正社員求人に応募して就職する ・派遣会社に登録し、清掃職の案件を紹介してもらう ・清掃職のアルバイト経験を積み、正社員として雇用してもらう |
警備職 [ブランクがあってもできる仕事 11/16]
駐車場やビルの入口などに常駐し、利用者の安全を担保する仕事です。業務中は基本的に一人で担当する警備場所を監視し続けることになるため、コミュニケーションが必要なく、ブランクがあっても働きやすいのが特徴です。
警備のスタイルはいくつかありますが、多くは同じ場所に立ち続けて監視するといったものになるため、体力や集中力などが強く求められます。有事の際には真っ先に対処しなければならないため、正義感や行動力も重要です。
①平均年収 | 334万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・集中力 ・瞬発力 ・行動力 ・観察眼 ・責任感 |
③向いてる人 | ・人と関わらない仕事をしたい人 ・正義感が強く、責任感を持って仕事を全うできる人 ・一日中立ちっぱなしでも耐えられる体力がある人 |
④仕事に就くためには? | ・正社員として警備職を募集する求人に応募し就職する ・派遣会社に登録し、警備職の案件を紹介してもらう |
プログラマー [ブランクがあってもできる仕事 12/16]
システムエンジニアが作った設計書に基づいてプログラミングを書く仕事です。活躍するためには技術力が求められますが、近年プログラマーの需要が急激に増加していることを受け、ブランクがある未経験者であっても就職できる会社が増えてきています。
プログラミングスキルは一度学んで終わりではなく、日々進化するIT事情に対応するため、学び続けるということが重要になってきます。特に一つの物事を極めるためにコツコツと努力した経験がある人であれば、ブランクがあってもプログラマーとして活躍することができるでしょう。
①平均年収 | 550万円 |
②必要なスキル | ・プログラミングスキル ・論理的思考力 ・学習意欲 ・集中力 ・タスク管理能力 ・責任感 ・コミュニケーション能力 |
③向いてる人 | ・手に職をつけられる仕事で経験を積みたい人 ・将来的にフリーランスとして独立したいと考えている人 ・就職後も技術向上のための勉強を欠かさず行える人 |
④仕事に就くためには? | ・未経験歓迎のプログラマー求人に応募して就職する ・プログラミングスクールに通い、就職先を紹介してもらう ・独学でプログラミングを学び、 クラウドソーシングサイトで案件を受注する |
Webライター [ブランクがあってもできる仕事 13/16]
Webメディアに掲載する記事を執筆する仕事です。ある程度の情報収集力と、論理的な日本語の文章が書ければ誰でも働くことができますので、ブランクがあってもできる仕事と言えるでしょう。
また、Webライターは業務中常に一人で集中して記事執筆に向き合うことになるため、面倒な人間関係やコミュニケーションに左右されないといった特徴もあります。
もちろん取材などが発生することもありますので、コミュニケーション能力は一定水準で求められますが、会社の同僚との関係性構築に自信がない人にも向いてる仕事と言えます。
①平均年収 | 341万円 |
②必要なスキル | ・文章力 ・論理的思考力 ・情報収集力 ・トレンド収集力 ・コミュニケーション能力 ・タスク管理能力 |
③向いてる人 | ・一人で黙々と作業をするような仕事がしたい人 ・分かりやすい文章を書くことが得意な人 ・デスクワークやリモートワークといった働き方をしたい人 |
④仕事に就くためには? | ・Webメディアなどが募集しているWebライターの求人に応募する ・Webライターとしての経験を積み、 クラウドソーシングサイトで案件を受注する |
平均年収出典:株式会社カカクコム「ライターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
動画編集者 [ブランクがあってもできる仕事 14/16]
映像作品や動画投稿サイトにアップロードする動画を編集する仕事です。Webライターと同じく、作業中は自分一人で集中して動画編集と向き合うことになりますので、人付き合いが苦手なブランクのある人でも活躍していけるでしょう。
近年は動画によるマーケティングや広告も増えてきていることから、動画編集者の需要も高まっています。特に動画編集未経験という人は、まずは独学で自分の動画作品を作ってみて、それを作例として面接でアピールすることもおすすめです。
①平均年収 | 579万円 |
②必要なスキル | ・動画編集ソフトを使いこなす知識 ・集中力 ・繊細さ ・コミュニケーション能力 |
③向いてる人 | ・需要が右肩上がりの仕事で業務経験を積みたい人 ・長時間デスクに座って集中できる人 ・プライベートで動画編集の経験がある人 |
④仕事に就くためには? | ・映像制作会社などの求人に応募して就職する ・動画編集を独学で学び、 クラウドソーシングサイトで案件を受注する |
農家 [ブランクがあってもできる仕事 15/16]
穀物や果物を栽培し、販売することで稼ぐ仕事です。農家として開業すれば、自分一人だけで仕事を進めていくことができますので、今までのブランクは全く関係なく働き始めることが可能です。
とにかく業務においては体力が必要になるため、ある程度の覚悟をしておく必要があります。また、農家は畑に近い場所に居住する必要があることから、必然的に郊外で生活することになる点も合わせて覚えておきましょう。
①平均年収 | 360万円 |
②必要なスキル | ・体力 ・農業に関する幅広い知識 ・行動力 ・トラブル対応力 |
③向いてる人 | ・自然の中でのびのびと働きたい人 ・会社の人付き合いに自信がない人 ・トラブルが起きてもまずは自分で対処できる人 |
④仕事に就くためには? | ・農地を買い、農家として開業する ・農業系企業の求人に応募して就職する |
公務員 [ブランクがあってもできる仕事 16/16]
市役所など公共サービスを提供する場所に勤め、市民や国民のためになる仕事を担います。高い学力が求められる公務員試験に合格しなければなりませんが、裏を返せば公務員試験にさえ合格できれば就職できると言えますので、ブランク期間に試験勉強ができるという点で優位にあると言えるでしょう。
公務員は一度就職すると年功序列で収入を上げていけますので、腰を据えて働きたい人にぴったりの仕事です。
①平均年収 | 437万円 |
②必要なスキル | ・高いコミュニケーション能力 ・事務処理能力 ・論理的思考力 ・調整力 ・責任感 ・誠実さ |
③向いてる人 | ・安定した環境で腰を据えて働きたい人 ・ルール通りに業務をこなすことに自信がある人 ・試験勉強が得意な人 |
④仕事に就くためには? | ・公務員試験に合格する |
ニートがブランク明けから就活するコツ
ニートがブランク明けから就活をする時のコツについて、社会人経験がどれくらいあるかを元に解説していきます。
社会人経験の浅いニートの場合
社会人経験が浅いまま、ニートとしてブランク期間がある場合は、就活においてスキルや経験をアピールすることがほぼできません。そのため、未経験者枠として就職活動を進めることになります。
未経験者枠で就職活動を成功させるには、自分のポテンシャルの高さをアピールすることが大切です。どういった仕事に適性があり、どのくらいのレベルの働きができるのかについてポテンシャルを伝えるためにも、自己分析を徹底的に行いましょう。
また、求人を検索する際は、社会人経験の浅いニートでも内定をもらいやすい「未経験歓迎・学歴不問」の求人を中心に検索するのがコツです。
社会人経験があるニートの場合
社会人経験がある程度あり、仕事でなんらかの実績を持っているというニートの場合は、前職の職務経験をアピールしましょう。その際にポイントとなるのが、経験の高さをどれだけ第三者である面接官に伝えられるかという点です。
前職の会社について全く知らない面接官に対し、自分の仕事の実績を伝えるためには適切に定量的な数字を使うことが重要です。
営業職であれば、予算金額に対して実績金額がいくら、達成率は何パーセントなのかを伝えることはもちろん、その達成率がどれくらいすごいものだったのかを、同僚の平均値とともに伝えるようにしましょう。
また、なぜブランクが発生してしまったのかも丁寧に伝えることがコツになってきます。
就職エージェントを活用する
ブランクがあっても就職はできますが、ブランクがない人に比べるとどうしても選考通過率は下がる傾向にあります。少しでも就職活動をスムーズに進めていきたいと考えるのであれば、社会人経験年数に限らず就職エージェントを活用するのがおすすめです。
就職エージェントを活用することで、専任の担当者が自分にあった求人を自動的に紹介してもらえるようになります。それだけでなく、応募先企業との面接日時の調整を代行してもらえたり、面接後のフィードバックを間接的に伝えてもらえるようになります。
就職エージェントによって紹介できる求人に差がありますので、応募先の選択肢を最大限にするためにも、気になる就職エージェントを見つけたらできるだけ多く登録するのがポイントです。
ブランク明けから就活する時の注意点
最後に、ブランク明けから就活を始める際に意識しておきたい注意点を2点解説します。
正社員にこだわらないようにする
ブランク明けからいきなりフルタイムの正社員として社会復帰をしてしまうと、今までの生活との温度差に心身ともに疲れてしまい、就職後すぐに休職したいと感じかねません。
もしいきなりフルタイムで働くことに不安がある場合は、正社員に拘らず、派遣やパートという形から就職してみるのも良いでしょう。
最近では非正規から正社員にするような会社の動きも見られますので、自分のキャパシティを見極めつつ、どういった形で社会復帰をすればいいのか検討してみてください。
期間を定めて集中的に就活する
ダラダラと就活をしてしまっては、どうしても内定を獲得しにくくなります。就活はしているものの、内定がもらえていない状況が続けば、よりブランクが長くなってしまうというリスクにも繋がりかねません。
メリハリをつけて就活に集中するためにも、期間を定めて「いつまでに内定を取る」という目標に沿って就活をしましょう。目安としては3ヶ月程度がおすすめです。
まとめ
ブランクがあってもできる仕事はたくさんありますが、自身の長所や性格的特徴にマッチした仕事に就職しないと、短期離職に繋がるリスクもありますので注意しましょう。
本当に自分にマッチした求人を見つけるには、就職エージェントの活用も役立ちます。ブランクがある人の場合は、ニート専門の就職エージェントの利用が特におすすめですので、ぜひ検討してみてください。