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埼玉の職業訓練校でできることまとめ!コースや資格、応募の流れ

埼玉の職業訓練校でできることまとめ!コースや資格、応募の流れも解説

埼玉の職業訓練校では、どういったことができるのか知りたい人も多いのではないでしょうか?職業訓練校は都道府県ごとに設置されていますが、エリアによって受けられるコースや取得できる資格が変わってきます。

この記事では、埼玉の職業訓練校でできることをまとめて解説します。埼玉の職業訓練校の種類や受講できるコース、給付金などについても解説しますので、埼玉の職業訓練校に通いたいと思っている人は参考にしてみてください。

埼玉の職業訓練校でできること

埼玉の職業訓練校でできることとしては、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の大きく2つに分けることができます。埼玉独自の職業訓練というものではなく、全国各地のハローワークでできる職業訓練も、同じくこの2種類に分けられます。

まずは、埼玉の職業訓練校の種類やコースはどのように分かれているのか、大枠の制度から解説していきます。

公共職業訓練

公共職業訓練は、ハローワークで求職申込をしていて、かつ失業保険を受給している人が対象の職業訓練です。期間は長いもので2年程度のコースもあり、専門的な技術を習得しやすいといった特徴があります。

また、テキスト代以外は自己負担なく受講できる点がポイントで、公共職業訓練を受講することができれば、受講料は無料で知識のインプットをしていくことが可能です。

公共職業訓練はさらに「委託訓練」と「ポリテクセンター」によって運営される公共職業訓練」の2種類の訓練に分かれています。このうち、前者は埼玉県の委託を受けた民間の教育訓練期間が運営しているといった特徴が見られます。

委託訓練

委託訓練は、埼玉県から委託を受けた民間教育訓練機関などが実施する職業訓練で、訓練期間は2ヶ月から2年間におよぶコースもあります。

コースの例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 情報ビジネス
  • 情報処理
  • Webデザイン
  • 一般事務
  • 簿記会計
  • 医療事務
  • 建築CAD
  • 介護初任者
  • 介護実務者
  • 介護福祉士養成
  • 保育士養成
  • 調理師養成
  • 栄養士養成
  • デジタル人材育成

埼玉県が管轄しているということもあり、学べる職業訓練のコースが非常に幅広いといった特徴があります。加えて、専門的なカリキュラムのコースも多く、委託訓練で得た知見を活かして就職活動はもちろん、就職後の仕事でも活躍していくことができるでしょう。

ポリテクセンター

ポリテクセンターとは職業能力開発促進センターの愛称であり、求職者だけでなく高齢者や障がいを持った人への職業訓練支援をしている施設となっています。

ポリテクセンターは東京だけに設置されていませんので、埼玉で職業訓練を受講しようとする場合は、ポリテクセンターを活用することが可能です。

主にものづくり分野のコースに特化していることが特徴で、具体的には以下のような訓練コースが用意されています。

  • 溶接クラフト科
  • デジタルものづくりサポート科
  • CAD・NC技術科
  • 設備メンテナンス科
  • 電気設備技術科
  • デバイスソフトエンジニア科
  • ICTエンジニア科
  • ITロボエンジニア科
  • 機械加工エンジニア科

このように、機械や電気など工場で働くことを想定されたコースが多いのが特徴です。6ヶ月から7ヶ月をかけてじっくりと専門的な知見を習得することができるため、即戦力扱いで再就職先を見つけることもできるかもしれません。

求職者支援訓練

職業訓練は、失業保険を受給していない人でも希望すれば受講することができます。もし失業保険を受給していない人が埼玉県の職業訓練校に通おうとする場合は、求職者支援訓練で知識の習得をしてくことになります。

運営元は民間の教育訓練機関となり、最長でも半年間という公共職業訓練よりも短期間で知識を習得していくといった特徴が見られます。

埼玉県の求職者支援訓練は、「基礎コース」と「実践コース」の2つに分けられます。これから社会人デビューを初めてしたいと思っている人に基礎コースが用意されているため、幅広い層が就職前に知識を習得しておくことが可能です。

基礎コース

基礎コースでは、ビジネスマナーやコミュニケーション能力といった、就職活動でも就職後でも使えるようなビジネスパーソンとして習得しておくべきスキルを身につけることが可能です。

ビジネスマナーや。ビジネスの上で適切なコミュニケーションスキルというのは、新卒入社をすれば丁寧に研修にて教わることができますが、新卒のタイミングを逃すとなかなか知識を習得する機会が少ないのが実態です。

基礎コースであれば、2ヶ月から4ヶ月をかけて上記2点のスキルを学べます。それに加え、文書制作ソフトや表計算ソフトなど、パソコンを使う上で必須となるオフィス系ソフトの使い方についても学ぶことが可能です。

今までの人生において正社員として働いたことがない人は、まず基礎コースの職業訓練を受講してから就職活動をしてみるのも良いでしょう。

実践コース

実践コースでは、社会人として働くための基礎的なスキルに加え、特定職種に就職することを目標とした専門的な能力を身につけることができます。

埼玉県の場合は具体的なコースとして、以下のようなものが用意されています。

  • プログラマー養成科
  • OA事務科
  • マンション管理科
  • 医療事務科
  • Webデザイナー養成科
  • 建築CADマスター科
  • ネイリスト養成科
  • 宅建スキル養成科
  • キャリアカウンセラー養成科

それぞれ仕事名が入っていることから分かる通り、その仕事に就職することを前提としたカリキュラムになっていることから、職業訓練校に申し込む際には再就職先の希望をある程度固めておくことがおすすめです。

訓練期間は3ヶ月から6ヶ月ほどとやや長めに設定されていますので、就職後にも活かせる知識が学べるはずです。

埼玉の職業訓練校でできることまとめ

埼玉の職業訓練校でできることを区分ごとにまとめると、以下の通りとなります。

公共職業訓練求職者支援訓練
種類委託訓練ポリテクセンター基礎コース実践コース
対象ハローワークで求職申込をしていて、
失業保険を受給している人
ハローワークで
求職申込をしている人
実施主体埼玉県ポリテクセンター民間の教育訓練機関
特徴幅広い分野の専門的な
知見を学べるコースがある
ものづくり分野に特化した
スキルを習得できる
社会人としての
基礎知識を習得できる
就職に直結するような
専門的な知識が習得できる
コース・情報ビジネス
・情報処理
・Webデザイン
・一般事務
・簿記会計
・医療事務
・建築CAD
・介護初任者
・介護実務者
・介護福祉士養成
・保育士養成
・調理師養成
・栄養士養成
・デジタル人材育成
・溶接クラフト科
・デジタルものづくりサポート科
・CAD
・NC技術科
・設備メンテナンス科
・電気設備技術科
・デバイスソフトエンジニア科
・ICTエンジニア科
・ITロボエンジニア科
・機械加工エンジニア科
ビジネスパソコン基礎科・プログラマー養成科
・OA事務科
・マンション管理科
・医療事務科
・Webデザイナー養成科
・建築CADマスター科
・ネイリスト養成科
・宅建スキル養成科
・キャリアカウンセラー養成科
期間2ヶ月〜2年6ヶ月〜7ヶ月2ヶ月〜4ヶ月3ヶ月〜6ヶ月
受講料無料
※テキスト代は自己負担
※1年以上のコースは一部有料のものがある

なお、職業訓練校でどのコースに通うかは、上記の区分の中から選んでいくというよりも、本当に自分が習得したいスキルは何か、どんな仕事に就きたいと考えているのかという点を重視して選んでいくのが基本です。

そのため、実際に職業訓練校に通おうとする際は、4つの区分のことは頭の片隅に入れておく程度にしておき、将来なりたい仕事から逆算して選ぶようにしていってください。

埼玉の職業訓練校に通うための流れ

埼玉の職業訓練校に通うためには、以下の流れで手続きを進めていきます。

  1. 最寄りのハローワークで相談する
  2. 興味のあるコースと職業訓練校を選ぶ
  3. 職業訓練校の説明会に参加する
  4. 職業訓練校の入学試験を受検する
  5. 合格後に入学手続きして受講開始

コースによっては募集期間が短いものもありますので、スムーズに申込手続きを進められるようにするためにも、前もって職業訓練校の申込手続きについて理解しておきましょう。

1. 最寄りのハローワークで相談する

職業訓練についての窓口はハローワークとなっていますので、職業訓練校に通いたいと考えたらまずは最寄りのハローワークに行きましょう。埼玉県にも数多くのハローワークが設置されていますが、自分の住んでいる場所に一番近いハローワークに行けば問題ありません。

ハローワークは平日9時から17時ごろまで営業しているのが通常ですが、タイミングによっては混み合っていることも考えられますので、初めていく際は午前中にいくのがおすすめです。なお、特に予約を取っていく必要はないため、行けるタイミングになったらハローワークに行くといった流れで大丈夫です。

ハローワークに着いたら、職員が待機している窓口に行きましょう。番号札を取り、自分の番になったら案内されますので、職員に対して職業訓練を受講したい旨を伝えるようにしてください。

2. 興味のあるコースと職業訓練校を選ぶ

ハローワークの職員に職業訓練校に通いたいことを伝え、受講することに問題がないことの確認が取れたら、次は自分が興味のあるコースと職業訓練校を選んでいくことになります。

基本的にはコースと職業訓練校はセットになっていますので、シンプルに自分が学びたいと思っているコースを選んでいけば問題ありません。また、同じコースでいくつかの職業訓練校で募集されてるケースもありますが、その際は自分が通いやすい場所にあるものを選択すると良いでしょう。

職業訓練校のコースを選ぶ際は、自分が将来なりたいと考えている職業にマッチするものを選ぶことが基本です。例えばエンジニアになりたいと思っているにも関わらず、建築系のコースを選んでしまうと、得た知識を就職活動に活かすことができません。

ハローワークの職員とも相談しつつ、どのコースを選ぶのか慎重に判断していきましょう。

埼玉県民以外も埼玉の職業訓練校に通える

埼玉にある職業訓練校には、基本的に埼玉県に住んでいる人が通うことになります。しかし、埼玉県外に住んでいる人であっても、ハローワークに認めてもらうことができれば、埼玉にある職業訓練校に通うことができます。

県外から埼玉にある職業訓練校に通いたい場合は、まず自分の最寄りのハローワークに行き、具体的に埼玉のどの職業訓練校に通いたいのかを伝えます。この時、単純に埼玉に行きたいからという理由だけだと認められないことがありますので注意してください。

相応の理由を伝えることができ、所定の条件を満たすことができれば、交通費をもらいながら埼玉の職業訓練校に通えるようになることもありますので、まずはハローワークで相談をしてみてください。

3.職業訓練校の説明会に参加する

受講したい職業訓練校に目星をつけられたら、事前に説明会や見学に行くことをおすすめします。説明会への参加は任意ではありますが、職業訓練に通うことになったら、数ヶ月の間毎日のように通うことになりますので、ある程度の雰囲気を味わっておくことが重要になります。

また、実際に自分が学びたいと考えている知識が習得できるのか、カリキュラムの詳細はどうなっているのかという点を詳しく聞くことができるため、時間に余裕がある人は説明会への参加も検討してみてください。

4.職業訓練校の入学試験を受検する

通いたい職業訓練校を決め、受講の申し込みをしたら入学試験を受験することがあります。特にクリエイティブ系やITエンジニア系のコースは人気があり、倍率も比較的高いため、受験が必須になる傾向が見られます。

職業訓練校の入学試験では、主に面接と筆記試験が行われます。面接については15分から30分程度で行われ、「職業訓練に通いたいと思った理由は?」「なぜこのコースを受講したいのか?」といったことが質問されます。

筆記試験については、国語と数学の2科目で実施されることが多いです。どちらも義務教育相当の知識を問う問題となりますが、特に数学が苦手な人が対策無しに受験すると、落ちてしまうことも考えられます。

できるだけ自分の希望するコースに入学したい場合は、ハローワークの職員に筆記試験の対策方法について相談するのがおすすめです。

5.合格後に入学手続きして受講開始

無事に合格することができたら、入学手続きを行います。入学手続きについては期限が定められていますので、期限に遅れてしまうとせっかく合格しても職業訓練が受講できないことになるため注意してください。

入学手続きが完了すれば、晴れて職業訓練の受講がスタートします。職業訓練受講中は、基本的に平日毎日日中勉強をし続けることになりますので、就職活動を進めることも難しくなってしまうでしょう。

ただ、知識を習得してから後々の就職活動を有利に進めるための職業訓練ですので、就活対策をしている気持ちになって、焦らず知識の習得に集中するようにしてみてください。

埼玉の職業訓練校一覧

埼玉県にある公共職業訓練校には、以下のような施設があります。

民間企業に訓練が委託される場合は、それぞれの民間教育機関の施設で職業訓練を実施していくことになりますので、ここではどのあたりに職業訓練校があるのかの参考にしてみてください。

名称住所
埼玉センター(ポリテクセンター埼玉)埼玉県さいたま市緑区原山2-18-8
埼玉県立職業能力開発センター埼玉県さいたま市北区櫛引町2-499-11
埼玉県立中央高等技術専門校埼玉県上尾市戸崎975
埼玉県立川口高等技術専門校埼玉県川口市青木4-4-22
埼玉県立川越高等技術専門校埼玉県川越市並木572-1
埼玉県立川越高等技術専門校飯能分校埼玉県飯能市双柳1-14
埼玉県立秩父高等技術専門校埼玉県秩父市上町3-21-7
埼玉県立熊谷高等技術専門校埼玉県熊谷市新堀新田522
埼玉県立春日部高等技術専門校埼玉県春日部市下大増新田61-1
中央障害者職業能力開発校埼玉県埼玉県所沢市並木4-2

上記の一覧は、公共職業訓練校の一覧になりますので、求職者支援訓練を受講しようとしている人は、別途ハローワークの職員に質問してみましょう。

また、最新の職業訓練校の一覧についても、実際に職業訓練校を探し始める際に自分の目で確かめてみるようにしてください。

埼玉の職業訓練校で通えるコース一覧

埼玉の職業訓練校で通えるコースとしては、以下の6つが挙げられます。

  • 一般事務・パソコン系コース
  • クリエイティブ系コース
  • ITエンジニア系コース
  • 建築系コース
  • 社会福祉系コース
  • 美容系コース

時期によっては募集されていないコースもあります。埼玉の場合はそこまで職業訓練校が多いわけではありませんので、希望のコースを見つけたらなるべく早く応募するのがおすすめです。

ここからは、それぞれのコースの概要と取得できる資格を抜粋して解説します。

一般事務・パソコン系コース

ビジネスパーソンとして最低限求められる事務スキルやパソコンスキルを習得できるコースです。パソコンの電源の入れ方が分からない人であっても、カリキュラムをこなすことでオフィス系ソフトを仕事で使いこなせるまでに成長できるはずです。

事務やパソコンスキルだけでなく、社会人としてのビジネスマナーも習得できますので、これから初めて社会人デビューを目指そうとする人にもおすすめできるコースと言えます。

取得できる資格一覧

一般事務・パソコン系コースで取得できる資格一覧は、以下の通りです。

  • マイクロソフトオフィススペシャリスト
  • 日商簿記検定
  • TOEIC
  • ファイナンシャルプランナー
  • 日商PC検定試験
  • Word文書処理技能認定試験
  • Excel表計算処理技能認定試験
  • PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
  • Accessビジネスデータベース技能認定試験
  • 通訳案内士試験
  • 実用英語技能検定(英検)
  • 中国語検定試験
  • 「ハングル」能力検定
  • 実用フランス語技能検定試験
  • スペイン語技能検定
  • スペイン語検定試験D.E.L.E.
  • 実用イタリア語検定試験
  • タイ語検定試験
  • ロシア語能力検定
  • インドネシア語技能検定試験
  • ドイツ語技能検定試験

事務系職種で活かせる資格であることはもちろん、ビジネスパーソンとして持っておきたい資格も多くあるのが特徴です。

クリエイティブ系コース

Webデザイナーやクリエイターなどの仕事に直結するスキルが学べるコースです。講義はパソコンを使って進められますので、将来的に自分のセンスを活かしつつ、パソコンでどこでも働けるような仕事に就きたい人におすすめできます。

職業訓練期間が長めのコースも多くありますので、就職したいタイミングと照らし合わせながら、受講する分野を選択していくようにしましょう。

取得できる資格一覧

クリエイティブ系コースで取得できる資格一覧は、以下の通りです。

  • Webクリエイター能力認定試験
  • Webデザイナー検定
  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験
  • CGクリエイター検定
  • ウェブデザイン技能検定
  • フラワー装飾技能士
  • フラワーデザイナー資格検定試験
  • インテリアデザイナー

中には有料のソフトを買わないと習得できないような資格もありますので、職業訓練で無料で資格勉強できることを活かして資格取得を目指してみるのもおすすめです。

ITエンジニア系コース

ITエンジニアは今後さらに需要が高まる仕事と言われていますが、同時に人手不足が嘆かれている状態です。未経験から就職できる求人が増えているものの、職業訓練である程度知識を身につけてから応募した方が、仕事で活躍できる可能性が高まるでしょう。

ITエンジニアに関するスクールは民間企業が多く運営していますが、入学して学ぶためには数十万円以上かかることも少なくありません。職業訓練であればテキスト代1万円程度のみでスキルを教われるため、経済的に大きなメリットがあります。

どのコースも人気なため、見かけたら早めに応募するのがおすすめです。

取得できる資格一覧

ITエンジニア系コースで取得できる資格一覧は、以下の通りです。

  • 情報処理技術者試験
  • シスコ認定資格
  • Oracie認定資格
  • JAVAプログラミング能力認定試験
  • LPIC認定試験
  • VBAエキスパート
  • C言語プログラミング能力認定試験
  • DTPエキスパート認証試験
  • CAD利用技術者試験
  • CADトレース技能審査
  • パソコンインストラクター資格認定試験
  • インターネット検定(ドットコムマスター)

ITエンジニアは人気の仕事の一つですので、未経験からITエンジニアを目指すのであれば、これらの資格を職業訓練で取っておき、就職活動のアピールに活かすのが良いでしょう。

建築系コース

建築業界はスキルや知識が大切になってくる業務が多いため、職業訓練で知識を学んでから就職した方が、業務の習得速度を早められるでしょう。

なお、建築系の仕事は数と種類が多いといった特徴がありますので、自分はどのコースを受講すべきなのか悩んだら、ハローワークの職員に相談することをおすすめします。

取得できる資格一覧

建築系コースで取得できる資格一覧は、以下の通りです。

  • 宅地建物取引士
  • 建築士
  • 土木施工管理技士
  • 土地家屋調査士
  • 電気工事士試験
  • 電気通信工事担任者試験
  • 管工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 給水装置工事主任技術者試験
  • 構造設計一級建築士
  • 測量士・測量士補

建築系の仕事は、特定の資格を持っていないと業務が進められないと決まっているものもあります。そのため、建築系の仕事に就きたい人は、職業訓練のタイミングで資格取得ができていると、就職活動の大きなアドバンテージになるでしょう。

社会福祉系コース

介護や医療といった社会福祉の仕事は、少子高齢化の社会においてこれからも需要が高まり続けると考えられます。未経験からでも就職できる仕事はありますが、職業訓練でスキルを学んでおくことにより、さらに就職成功率を高められるでしょう。

また、社会福祉と生活は密接に関わっているため、職業訓練で学んだ知識が日常生活に活かせるといったメリットもある点が特徴です。

取得できる資格一覧

社会福祉系コースで取得できる資格一覧は、以下の通りです。

  • 保育士
  • 介護福祉士
  • 看護師
  • 介護支援専門員
  • 介護技術講習会
  • 柔道整復師
  • 言語聴覚士
  • はり師
  • 栄養士
  • 歯科衛生士
  • 衛生管理者免許試験
  • 臨床工学技士
  • 歯科技工士
  • 調剤事務管理士技能認定試験
  • メンタルヘルス・マネジメント検定試験
  • 健康管理士一般指導員資格認定試験
  • 医療保険請求事務者認定試験

国家資格についても職業訓練で知識を学ぶことで取得できる可能性があります。社会福祉系の仕事はいずれも手に職をつけられるため、腰を据えて長くキャリアを築いていきたい人におすすめできます。

美容系コース

埼玉だと数は少なめですが、美容系コースも用意されています。特に女性からの人気が高く、応募倍率も比較的高い傾向にありますので、美容系コースを目指す場合は受験対策をしっかりしておく必要があります。

ネイリストなどは自分で開業することもできる仕事のため、職業訓練を終えて就職せずに自営業として開業する人も見られます。

取得できる資格一覧

美容系コースで取得できる資格一覧は、以下の通りです。

  • 美容師
  • カラーコーディネーター検定試験
  • 色彩検定(AFT)
  • きものコンサルタント
  • ブライダルプランナー

特に美容師は、資格を持っていないと仕事ができません。他にも、実力を示すために美容系の資格を取得しようとする実務経験者は多くいますので、職業訓練で取得するのも一つの手です。

職業訓練校に通いながらもらえる給付金

職業訓練期間中はバイトが制限されますので、収入がどうしても厳しくなってしまいます。

ただ、条件を満たすことで給付金をもらいながら職業訓練に通うことができるため、それらの制度についても合わせて理解しておきましょう。

職業訓練受講給付金

職業訓練に通っている期間、毎月10万円がもらえるという給付金です。収入や資産など申請条件は厳しいものの、学びながらお金がもらえるというのは非常に嬉しいポイントです。

ただ、職業訓練受講給付金をもらっている人が職業訓練を1日でも欠席してしまうと、その月の10万円は振り込まれないという点には注意が必要です。

職業訓練受講給付金の受給資格がある人は、同時に受講手当や通所手当など、別の手当をもらえることもあります。

受講手当

受講手当は、公共職業安定所長が指示した公共職業訓練を受講する場合、職業訓練を受講した日に対して500円がもらえるといったものです。上限は20,000円であり、テキスト代が10,000円台であることを考えると、実質無料で職業訓練が受けられるとも言えます。

対象条件を満たしていれば、職業訓練受講給付金の申請と同時に申し込みをすることが可能です。

通所手当

ハローワークの承認を得ることができれば、自宅から職業訓練校に通うまでの交通費を、通所手当という形で支給してもらうことが可能です。

上限は42,500円となっていますので、埼玉県居住者が埼玉の職業訓練校に通う場合は、実質的に交通費がかからないとも言えます。

失業保険

失業状態にあり、努力しているものの再就職できていない期間に支払われる給付金です。

毎月まとまった金額をもらいながら就職活動を進められるため、失業者の多くが利用しているといった特徴があります。

公共職業訓練に通うためには、失業保険の受給者である必要がある点も覚えておくと良いでしょう。

これまでに解説した以外にも、ハローワークでもらえる給付金はいくつもありますので、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。

ハローワークでもらえる給付金の種類一覧!条件やいくらもらえるかも解説

埼玉の職業訓練校に関するよくある質問

最後に、埼玉の職業訓練校に関するよくある質問を3つ取り上げて解説します。

倍率は高い?

時期によって倍率は変動しますが、例えばポリテクセンター埼玉が公表している倍率だと、低いもので0.5倍、高いもので2.63倍となっています。

埼玉だと、比較的機械系や介護系などは倍率が低い傾向にあり、WebやITに関するコースは倍率が高い傾向が見られます。

最新の倍率についてはハローワークの職員に聞くのがベストです。倍率が高いコースに応募しようとする際は、面接や筆記試験の対策をしっかりと行っておきましょう。

受講申込をしても受講できない場合はある?

受講申込をしたとしても、最低定員に応募者が満たない場合は職業訓練が開講されないことがあります。

開講されない場合は、埼玉県立職業能力開発センターから通知が来ますので、見逃さないようにチェックしておきましょう。

受講には年齢制限がある?

職業訓練の受講について、年齢制限はありません。そのため、実際に職業訓練を受ける際は、様々な年代の人と一緒になって講義を受けることになります。

コミュニケーション能力も養うことが期待できますので、スキルを身につけて再就職を目指す人は、まずは職業訓練の受講を検討してみてください。

まとめ

埼玉では職業訓練校を活用することで、自分の希望するスキルを身につけた上で就職活動を有利に進められます。制度を活用し、自分の理想のキャリアの第一歩を歩んでいきましょう。

また、職業訓練の経験を活かして就職活動を進めたい場合は、ハローワークだけでなく民間の就職エージェントに相談をするのも一つの手です。

職業訓練修了後の就職活動では、民間の就職エージェントを活用してみることも検討してみてください。

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