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派遣は辞めた方がいいと言われる理由は?派遣に対する声や調査結果も解説

派遣は辞めた方がいいと言われる理由は?派遣に対する声や調査結果も解説

派遣として働くのは辞めた方がいいと聞いたことがあるかもしれませんが、その理由は一体何なのか気になる人も多いのではないでしょうか?

この記事では、なぜ派遣はやめたほうがいいと言われるのかについて理由を解説しつつ、実際に派遣という働き方を選ばなかった人の声を独自のインタビューを元にご紹介します。

あわせて、派遣や他の働き方との違いや、派遣として働くのがおすすめできる人とできない人の特徴についても詳しく解説しますので、派遣として働くことに悩んでいる人は参考にしてみてください。

派遣は辞めた方がいいといわれる7つの理由

派遣は辞めた方がいいと言われるのには、以下の7つの理由があります。

  1. 安定して働けない
  2. 収入が低い傾向にある
  3. スキルが身につかない
  4. 仕事がルーティンワークばかり
  5. 社会的信用が低め高くない
  6. 他人と比較してみじめに感じる可能性がある
  7. 会社で孤独感を感じやすい

それぞれの理由について詳しく解説していきます。

1. 安定して働けない

派遣社員は派遣先に常駐して働くことになるものの、契約期間が決められています。

いわゆる「3年ルール」というものが設けられており、同じ職場では最大3年までしか働くことができません。

せっかく仕事を覚えてもすぐに別の職場に派遣されることになるため、精神的にも安定することが難しいといった実態があります。

加えて、企業の業績が悪くなってくると派遣社員を雇わないといった事業転換が起きることも考えられ、派遣社員として長く働いていこうとすること自体がリスクと捉えることもできます。

定年になるまで収入が安定しないと言うこともあり、将来性に不安が残るという点が派遣はやめたほうがいいと言われる理由と考えられます。

2. 収入が低い傾向にある

国税庁が令和3年に実施した「民間給与実態統計調査」によれば、派遣社員の平均年収は374万円となっています。一方、正社員の平均年収は508万円であり、約130万円の差があります。

このように派遣社員の方が収入が低い傾向にあるのは、いくつかの理由が考えられます。

大きな理由としては、派遣社員には賞与(ボーナス)がほとんどの職場で存在しないことが挙げられます。

また、派遣社員は単純な業務を任されることが多く、正社員との生産性の差から実際に支払われる賃金が低くなりやすいということも考えられます。

昨今では「同一労働同一賃金(同じ仕事をする場合は同額の給料を支払わなければならない)」という考え方の重要性が叫ばれていると言うこともあり、今後派遣社員の収入が増えることも考えられますが、実態として正社員の方が高い給料をもらう職場が多いです。

3. スキルが身につかない

派遣社員に任される業務はデータ入力や書類の整理、決められた手順に沿った事務手続きなど誰でもできるものがほとんどです。

そのため、キャリアアップの観点でスキルが身に付かないというのも、派遣は辞めた方がいいと言われる理由と考えられます。

若いうちであればスキルがなくても派遣から正社員としての就職を叶えることも可能ですが、年齢を重ねるとスキルがない状態で正社員就職する事は非常に難しくなってきます。

いつか正社員として働きたいと思っているのであれば、派遣社員として働く期間をなるべく短くした方が良いとも言えるでしょう。

なお、正社員就職の選考においては、派遣としてやってきたことをアピールポイントとして活かすことは難しいといった点もあわせて認識しておいてください。

4. 仕事がルーティンワークばかり

繰り返しになりますが、派遣の仕事は日常業務の代行が主となりますので、ルーティンワークが中心となります。最初のうちは業務が簡単で働いていただくと感じるかもしれませんが、一定の勤続年数を経験すると仕事そのものに飽きてしまうといったリスクも考えられます。

日本人材派遣協会が2024年1月に発表したアンケート調査によれば、派遣が担当する業務の特徴としては以下のようにまとめられています。

仕事内容割合
社員の補助的な仕事57. 0%
繰り返しの多い単調な仕事41. 3%
社員の協力や指示が必要な仕事40. 9%
自身と同じ仕事をしている正社員がいる31. 4%
スキルが活かせる仕事23. 8%
出典:日本人材派遣協会「派遣社員WEBアンケート調査

このように、およそ4割の派遣社員は繰り返しの多い単調な仕事を任されているというデータがあります。

また、スキルを活かせる仕事に就けている派遣社員は20%強しかいないことから、悶々とした気持ちを抱えながら働いている派遣社員が多くいると推測できます。

5. 社会的信用が高くない

派遣社員も立派な社会人の1人ではあるものの、実態として社会的信用は高くないといった弱みもあります。社会的信用とは、経済力や社会的地位などによって判断される個人の信用力のことを言います。

社会的信用は、金融機関でローンを組む時や結婚など、大きなライフイベントで影響してきます。

金融機関でローンを組む際は勤務先や給与明細を提出することになりますが、派遣社員の場合だと年収が低かったり、雇用が安定していないという理由で、審査基準が厳しくなることも考えられます。

また、結婚であればパートナーは派遣という働き方を認めていたとしても、パートナーの両親が難色を示すこともあるでしょう。

このように社会的信用が高くないことで自身の人生設計に影響してくる点も、派遣は辞めた方がいいと言われる理由の1つと言えます。

6. 他人と比較してみじめに感じる可能性がある

派遣社員という働き方に満足していない人の場合、正社員として働く人と比較してみじめに感じることもあるでしょう。同窓会で友人が正社員として活躍している話を聞けば、派遣として働いている自分に焦りや劣等感を感じる可能性もあります。

また、職場においても正社員に囲まれて仕事をすることになるため、肩身が狭いと感じながら働くことも考えられます。

自分は自分自身のことをみじめだと感じていなくても、周囲の正社員から白い目で見られるような職場に派遣されてしまうと、精神的にもきつい日々を過ごさざるを得なくなるかもしれません。

7. 会社で孤独感を感じやすい

派遣先の会社では、ほとんどの場合派遣社員の方が少ない状況で働くことになります。職場によっては派遣社員が自分1人だけといったこともあるでしょう。

同期入社や気の合う友人を職場で作る事は非常に難しく、会社で孤独感を感じやすいといったポイントも、派遣は辞めた方がいいと言われる理由の1つです。

もし孤独感を感じない派遣先を見つけられたとしても、同じ職場では最長で3年までしか働けませんので、次の派遣先で再び孤独感を感じることも考えられます。人間関係の構築に自信がない人は、仕事は楽でも働く環境がきついと感じることもあるかもしれません。

派遣を辞めたい人、選ばなかった人の声

実際に派遣を辞めたいと思った人や、派遣という働き方を選ばなかった人の声としてはどういったものがあるのでしょうか。

ここでは、ジェイックで実施したインタビュー内容や知恵袋の結果をもとに、なぜ派遣という働き方を選択しない人がいるのかについて解説していきます。

インタビュー記事のリンクも貼っておきますので、気になる声を見つけたら、それぞれの記事も合わせて参考にしてみてください。

派遣を辞めた人の声

まずはジェイックのインタビューで派遣社員という働き方を辞め、正社員として就職した人の声をご紹介します。

「ツアーコンダクターに憧れてカナダに留学したのですが、現地にいたツアーコンダクターに話を聞いてみると、思っていたような待遇でないということを知り、その時点で帰国を決断しました。

帰国後は地元にあるアメリカ軍基地でサンドウィッチ屋の派遣社員として働くことにしました。サンドウィッチ屋には「そのうち正社員になれる」と聞いていたのですが、実際のところ正社員になるまでは5年〜6年は必要ということが分かり、派遣社員も辞めてしまいました。

その時点で派遣という働き方を辞め、正社員として働きたいと感じたのを覚えています。

その後無事に正社員として働くことができ、今ではやりがいを感じて、日々の業務に向き合っています。」

この人は初めから正社員になることを目標に派遣社員として働きましたが、実際は正社員になるのに相当の時間がかかると言うことが後から分かり派遣を辞めたそうです。

派遣から正社員になるには、他の会社であっても数年単位で時間を要することもありますので、就職前に求人票をしっかり確認しておくことが重要です。

平良 拓己さんの就職成功体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

派遣社員になりたくなかった人の声

続いては、アルバイト中のあることがきっかけで、派遣社員になりたくないと思い、正社員就職を決めた人の声をご紹介します。

「海外留学をするお金を貯めるためにリゾートバイトとして働いていました。バイト自体は居心地が良く1年位続けたと思います。

バイトをしている中、30代後半の派遣の方がいたのですが、その人が20代前半の正社員にきつく怒られているのを目撃し、「自分だったら耐えがたい」と思い、正社員として就職する決意をしました。

その後は就職エージェントを使って希望の会社に正社員として就職できました。職場の雰囲気も良く、日々やりがいを持って働けています。」

派遣社員が一回り年下の正社員に怒られていると言う現場を目撃し、派遣社員になりたくなかったという人の声です。

職場にもよりますが、正社員が派遣社員に心ない言葉で仕事を進めさせるケースも少なくないことが分かります。

Nさんの就職成功体験談 – ジェイック 就職カレッジ®︎

派遣はやめた方がいいという知恵袋の声

他にも、知恵袋には以下のような理由で派遣はやめたほうが良いと言う声が寄せられています。

「派遣はしょせん企業の安全弁ですので、必要がなくなれば捨てられてしまいます。正社員を期待して入るには冒険すぎると思います」

「派遣は気軽そうに見えますが、色々と面倒です。紹介された仕事が合わなくて辞めたいと思っても契約期間まで働かされたりします」

「派遣は派遣です。派遣として働いてる本人は分からないまま、いつも通り仕事をしているとその数日後に呼び出され「次回の契約を更新しないことになった」などと宣告されることがあります」

「派遣は契約外の事はしてはいけない決まりになっていますので、決められた業務以外に手を出すことができません。もっと仕事を覚えたいなどと思っても教わる事はできません」

派遣に対してはネガティブな意見が多く、よくも悪くも契約通りにしか働けないという点が多くの人から「派遣は辞めた方がいい」という意見として捉えられているようです。

派遣で働く理由5選

ネガティブな意見が多い派遣という働き方ですが、なぜ派遣で働く人が多いのでしょうか?

日本人材派遣協会が実施した「派遣社員WEBアンケート調査結果(2023年度)」によれば、派遣として働く主な理由は以下の通りでした。

  1. 責任を負うことがない
  2. 残業せず定時で帰れる
  3. バイトやパートよりも選べる仕事が多い
  4. 求められるスキルが少ない
  5. 期間を決めて働ける

それぞれの理由について詳しく解説していきます。

1. 働く時間帯を自由に選べるから

派遣社員は働く時間帯を正社員よりも自由に選べます。

週3日や週2日といった限定的な働き方もできるため、子育てをしている人や親の介護に従事している人などは、派遣という働き方がフィットするケースもあるでしょう。

なお、派遣契約は当然ながら働く日数や時間によって働き方が確定しますので、派遣されたあとに働く時間の融通を効かせる事は難しくなります。

契約で定められている勤務時間を満たさなければならず、場合によっては休むことができないといった状況にもなるかもしれません。

2. 働く場所の自由度が高いから

派遣社員の募集は全国どこでも行われています。

パートナーが頻繁に転勤する人であったり、全国各地いろいろなところで働いてみたいという人であれば派遣の勤務形態がマッチします。

それだけでなく、派遣社員には転勤の概念がありませんので、就業中に引っ越さなければならないことが発生しないのも派遣のメリットといえます。

正社員だと全国転勤を数年置きに繰り返すような会社もあり、転勤が嫌な人は好きな場所で働き続けるためにも派遣を選ぶ人もいます。

3. やりたい仕事を選べるから

派遣はどんな業務をやるのかを決めた上で就職します。正社員のように総合職といった雇用形態はありませんので、やりたい仕事を自分で選んで働くといったことが可能です。

事務系であれば事務業務のみ、工場作業であれば工場作業のみなど、自分に適性のある仕事の種類が分かる人であれば、派遣としてストレスなく働き続けることができるかもしれません。

4. 正社員よりも早く仕事に就けるから

派遣は正社員よりも早く仕事に就ける傾向にあります。

正社員の場合は就職活動におよそ3ヶ月程度かかると言われていますが、派遣の場合であれば希望を出して1〜2週間で就職することも可能です。

派遣は募集企業がすぐに一定の人数を集めたいというニーズを解決するビジネスです。

派遣会社は派遣社員をすぐに募集企業へ派遣することで利益になるため、すぐにでも派遣先を見つけられるよう手厚くサポートしてくれます。

このように、働きたいと思った時に働けるといったスピード感も、派遣という働き方が選ばれている理由と言えます。

5. 給料がバイトより高いから

派遣は時給制で給料が発生しますが、アルバイトも同じように時給制となっています。

ただ、アルバイトよりも派遣の方が時給単価が高いことがほとんどであるため、アルバイトとして働いていた人が派遣社員を目指すというケースも少なくありません。

派遣社員には、基本的にボーナスや昇給がないものの、その分時給に上乗せされている求人が多くあります。

派遣として求められるスキルが高ければ高いほど時給も高くなる傾向にありますので、給料を上げたいのであればパソコンスキルを中心にスキルアップするといった意識も大切になります。

派遣以外の働き方との違い

ここまで派遣の働き方についてフォーカスしてきましたが、働き方は派遣以外にも様々あります。

ここからは派遣と派遣以外の働き方の違いについて詳しく見ていきましょう。

派遣と正社員の働き方の違い

派遣と正社員には、まず雇用期間に大きな違いがあります。

派遣の場合は原則最大でも3年間までしか同じ職場で働くことができません。

一方、正社員は無期雇用契約となりますので、雇用期間に定めがありません。加えて正社員はよほどのことがない限り、リストラされないため派遣よりも長く安定して働けるといえます。

また、携わる業務の範囲も大きく異なります。

派遣の場合は決められた仕事を毎日ルーティンワークのようにこなすといった働き方になりますが、正社員の場合は自身のスキルアップに合わせて仕事の難易度を上げていくことができます。

それに合わせて正社員は昇給や昇格といった制度があるため、長期的に収入を上げていくことも可能です。

このように派遣と正社員では大きな働き方の違いが見られます。

派遣とパートやアルバイトの働き方の違い

派遣とパートやアルバイトの働き方の違いは大きく2点挙げられます。

1点目は雇用先が異なるという点です。

派遣の場合は派遣会社と雇用を結びますが、派遣先とは雇用関係がありません。一方、パートやアルバイトは就業先と直接雇用契約を結びますので、契約が分かりやすいといった違いがあります。

2点目は給料の違いです。

派遣もパート・アルバイトも同じ時給制で給料が支払われますが、派遣の方が基本的に給料は高くなります。時給にして数百円から千円単位で派遣の方が給料が高いケースも見られるため、稼ぎたい人は派遣の方が良いかもしれません。

なお、パートとアルバイトに法的な違いはありません。言葉の定義としても曖昧ですので、パートとアルバイトはどちらも同じ働き方であると認識しておいてください。

派遣と契約社員の働き方の違い

派遣と契約社員は同じ非正規雇用という働き方ですが、2つの違いがあります。

まず雇用主が異なります。

派遣の場合は、先ほど解説した通り派遣会社が雇用主となります。派遣先はあくまでも派遣社員に業務の依頼をするに留まります。

一方、契約社員は就業先の企業と直接雇用契約を結びますので、会社との結びつきの強さという観点で言えば、契約社員の方が強いと言えるでしょう。

他には雇用の契約期間にも違いが見られます。

派遣社員の雇用期間は最長で3年ですが、求人によって数ヶ月のものもあります。

一方、契約社員は1年ごとに契約更新を行うケースが多いです。また、会社によっては3年以上契約更新をしてくれることもあるため、派遣社員よりも長く働けることも少なくないでしょう。

また、契約社員は就業先が雇用主となっているため、正社員にそのままなるといったキャリアパスが派遣よりも期待できます。

1つの企業で長く働いていきたいのであれば、派遣社員よりも契約社員の方が有利と言えるかもしれません。

派遣とフリーランスの働き方の違い

派遣とフリーランスは働き方が大きく異なります。

まず、雇用契約としては派遣だと派遣会社と雇用契約を結びます。雇用契約に関する法律に守られながら仕事に向き合うことができるため、安心感があるでしょう。

対してフリーランスは案件ごとに業務委託契約を結ぶため、雇用関係がありません。数ヶ月で仕事がなくなることも珍しくなく、派遣よりも不安定な働き方といえます。

また、働き方も大きく異なります。

派遣であれば、あらかじめ契約書に書かれた時間に、指定された業務を行うといった働き方になりますが、フリーランスは自分で好きなように案件を取り業務をこなしていけるため、自由度が非常に高いです。

一般的にはフリーランスの方が派遣よりも高いスキルを持っていることが求められるため、手に職があるような人はフリーランスに挑戦してみてもいいかもしれません。

派遣がおすすめできる人の特徴3選

派遣という働き方がおすすめできる人の特徴としては、以下の3点が挙げられます。

  1. 生活できるだけのお金が稼げればいい人
  2. 仕事でストレスを感じたくない人
  3. 色々な職場で働いてみたい人

これらの特徴をよく認識した上で、自分は派遣として働くべきなのか検討してみてください。

1. 生活できるだけのお金が稼げればいい人

派遣の給料は正社員よりも低いですが、生活していけるだけのお金は稼げます。

また、派遣には昇給やボーナスはなく、残業ができるわけでもないので、給料を上げる手段がほぼないと言っても過言ではありません。

長期的に給料を上げていきたいといったキャリアアップ思考を持っておらず、今生活していけるだけのお金が稼げればいいという人であれば、派遣と言う働き方がおすすめできるでしょう。

ただし、派遣としての契約期間の間は月収がほぼ固定されますので、贅沢をする事は難しくなるかもしれないということをあわせて認識しておいてください。

2. 仕事でストレスを感じたくない人

派遣はやるべき仕事がルーティンワークになっています。業務もマニュアルが用意されているケースが多く、仕事を覚えることに労力はさほどかからないでしょう。

また、仕事で責任を負うといった立場でもなく、言われたことだけをやっていれば評価されるため、仕事でストレスを感じる事は少ないと言えます。

毎日定時で帰ることもでき、仕事と私生活をうまく両立できるのも派遣という働き方ならではのメリットです。仕事は生活費を稼ぐための手段と割り切っている人であれば、派遣がおすすめできます。

3. 色々な職場で働いてみたい人

派遣は数ヶ月から数年単位で様々な職場を転々とすることができます。

人によっては不安定な働き方と感じるかもしれませんが、いろいろな職場で働いてみたいという人にとっては魅力的なポイントと言えるでしょう。

業務でのスキルはあまり身に付けられないものの、様々な業界・会社の雰囲気を知ることができる点は派遣ならではの魅力です。転じて、人間関係もその都度リセットされますので、わずらわしい人間関係に悩まされるという心配もありません。

派遣は辞めた方がいい人の特徴3選

先ほどとは反対に、以下のような特徴に当てはまる人だと派遣という働き方は辞めた方がいいでしょう。

  1. 仕事を通じて成長したい人
  2. 明確なライフプランを持っている人
  3. 安定して働きたい人

これらの特徴に1つでも当てはまる場合は、派遣ではなく正社員就職を目指すことを検討してください。

1. 仕事を通じて成長したい人

繰り返しになりますが、派遣は単純作業のみを担当する働き方です。

マニュアルに沿ってルーティンワークをこなすことが派遣に求められる役割のため、ビジネススキルを身に付ける事はほぼできません。

したがって、仕事を通じて成長したいと考えている人は、派遣は辞めた方がいいと考えられます。もし成長意欲が高い人が派遣で働くことになれば、自分自身の成長に停滞感を感じて焦ってしまうこともあるでしょう。

仕事を通じて成長したい人は正社員になるのがベストな選択ですが、なかなか正社員になれないという場合は、派遣ではなく契約社員という働き方を検討してみましょう。

契約社員であれば、真面目に働くことで正社員登用される期待も持てます。

2. 明確なライフプランを持っている人

何歳までに結婚をして、何歳までに家を買いたいなど、明確なライフプランを持っている人だと派遣は辞めた方がいいかもしれません。

派遣は正社員よりも収入が低いことから、お金が原因で自らのライフプランを諦める必要が出てくることも考えられます。

また、派遣はどうしても社会的信用が高くないため、住宅ローンの審査が通らなかったり、婚活に苦戦したりなど、人生のあらゆる面でデメリットに感じることもあるでしょう。

将来的に自分が不利になるリスクをできるだけ減らしたい場合は、努力してでも正社員を目指すことをおすすめします。

3. 安定して働きたい人

派遣は景気に影響を受けやすい働き方ですので、社会が不景気になれば仕事先を見つけるのに苦戦してしまうことも考えられます。長期的に安定して働きたいと考えている人であれば、派遣になるのは辞めた方がいいでしょう。

派遣は今を生きる手段としては有効な選択肢ではありますが、数十年先の人生を考えた際は不安定な働き方になるということを認識しておいてください。

派遣を辞めた後の就職活動のポイント

最後に、派遣を辞めた後の就職活動のポイントについて解説します。

ここまでの内容を読んで、正社員として就職をしたいと感じた人は、以下のポイントを意識するように心がけてみてください。

  • 正社員として活かせるスキルを見つける
  • 自分にフィットした会社を見つける
  • 就職エージェントを活用する

それぞれ解説していきます。

正社員として活かせるスキルを見つける

まずは自分が正社員としてどんなスキルを活かせるのか自己認識しましょう。

そのためにも、就職活動を始める際はいきなり求人に応募するのではなく、自己分析から始めるのがおすすめです。

自己分析とは今までの経験を棚卸しし、長所や短所を言語化することで、自分のアピールできるスキルを見つけるために行う分析のことを言います。

自己分析がしっかりできていると、正社員として活かせるスキルを認識できるだけでなく、自分に向いてる正社員求人の特徴を理解することにも役立ちます。

自己分析のやり方については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせて参考にしてみてください。

自己分析とは?簡単なやり方や自己分析のメリットを解説

自分にフィットした会社を見つける

同じ仕事で正社員の求人であっても、会社によって働き方や社風、人間関係などが大きく変わってきます。正社員として長く働ける会社を見つけ、自分にフィットした働き方を実現するためにも、自己分析とセットで企業研究を行いましょう。

企業研究とは、求人票や企業のホームページ、就職口コミサイトなどから応募先の企業をリサーチすることを言います。企業研究ができていると、就職後に悪いギャップを感じるリスクを減らせるため、結果的にストレスなく長く働けるようになります。

企業研究の詳しいやり方を知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。

企業研究のやり方で就活が変わる?自分に合ったやり方を見つけよう

就職エージェントを活用する

正社員就職の不安が少しでもあるような人は、就職エージェントを活用することがおすすめです。就職エージェントに登録することで、自分専任のアドバイザーが就職活動の全てをサポートしてくれるようになります。

自己分析や企業研究のやり方はもちろん、自分にマッチした求人を紹介してくれたり、模擬面接を実施してくれたりなど、就職成功確率を高めることが期待できます。

また、キャリアカウンセリングもしてくれるため、自分に向いてる仕事がわからない人でも利用するのがおすすめできます。

就職エージェントには様々なサービスがありますので、派遣から正社員就職を目指す人であれば、正社員デビューに強い就職エージェントを選ぶことがポイントです。

まとめ

派遣は辞めた方がいいと言われる理由を7つご紹介しました。

派遣という働き方に対してはネガティブな声も多く見られますので、この記事を読んで正社員就職をしたいと思った人は、まず就職エージェントに登録することがおすすめです。

もちろん、現時点では派遣の働き方がマッチしている場合もあると思います。

そういった人でも、今一度自分の将来を見つめ直し、本当に派遣のままでいいのか自問自答してみる時間を取ることが大切です。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター