「就活で失敗したらどうしよう」と不安に思われている方もいるでしょう。
この記事では、就活に失敗する主な理由と、その回避方法や対策をご紹介します。
どんなに不安が大きくても、適切な対策を取っていけば大丈夫!失敗する可能性は低くできます。では、一緒に一つ一つチェックしていきましょう。
※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
この記事の目次
就活で失敗してしまう主な理由10選!
就活で失敗する主な理由としては、以下のようなものが挙げられます。ここでは、10項目挙げました。自分の考えている、もしくは行っている就職活動で、クリアできる自信のある項目はありますか?
- 就活開始が遅かったため、時間がなかった
- エントリーした企業の数が少なかった
- エントリーシートの書き方がよくなかった
- 特定の業種や企業にこだわりすぎた
- 履歴書や面接で自分をしっかりアピールできなかった
- 自分の希望が明確になっていなかった
- 適性検査や性格検査の対策が不十分だった
- 企業研究が足りていなかった
- インターンシップに参加していなかった
- 入社意欲が十分に伝わっていなかった
この段階では、自信があっても、なくても大丈夫です。以降の項目で、これらの理由で失敗してしまう可能性を下げるための対策をご紹介します。
また、万が一、失敗してしまった場合はどうするべきかも、お伝えしているのでしっかり確認してください。きっと、失敗に対する不安を和らげることができるはずです。
まずは失敗を分析してみよう
もし、応募してどの段階かで選考に漏れてしまったときは、その失敗を分析してみることが大事です。あまり考えたくないことかもしれませんが、一社目、二社目と複数の企業から不採用通知を受け取る可能性もゼロではありません。その失敗ごとに、振り返って分析することをおすすめします。
なぜ失敗したのかを理解しない限り、同じ理由で不採用となる可能性が高くなるからです。失敗の分析は、考えられる失敗の原因をノートに書き出すことからはじめてみましょう。
自分自身のことや行動パターンを細かく思い起こしてみることでわかってくることも多いです。自分自身についての理解を深めていくことが、就職活動自体にも良い効果をもたらします。
ですから、失敗した自分に向き合うことにも価値があるのです。就職活動が成功したとき、どのような状況になって、何をしたいのかも明確にしておきます。
失敗した自分と、描く理想の自分に、どのようなギャップやズレがあるのかを考えてみてください。それぞれを書き出してみることで、一層見えてきやすくなるはずです。家族や友人などにも自分について聞いてみると、より客観的に自分を見ることができるでしょう。
就活で失敗しても大丈夫といえる要素
就職の道が閉ざされたわけではない
実は、新卒での就職活動で失敗したとしても、あなたの職業人生の扉が閉ざされるわけではありません。学生時代の就職活動に失敗したとしても大丈夫だということを、心の隅に置いておくといいでしょう。
確かに新卒でしか入れない企業もありますが、働く場所はそのような企業ばかりではありません。既卒でも応募できて、働ける先はたくさんあるのです。
正社員でなくてもスキルは磨ける
正社員で働くとなると、スキルを身につける時間も、身につくスキルの範囲も限られてきます。新卒で就職できなかったとしても、アルバイトなどの形で働くことも可能です。比較的自由になる時間が多いため、働きながらスキルを磨くこともできるでしょう。そうすれば、次の就活では身についたスキルが大きな強みになるのです。
休学して次の年に再チャレンジするという方法もあります。正当な理由での休学であれば、大きなマイナスになることもありません。新卒の時期に採用されることを絶対目標にしてしまうと、焦りも生じてくる可能性があります。仕事のこともよくわからないまま、もしくはいろいろな妥協をしながら、就職先を選択してしまうかもしれません。
時間の余裕が出来る
新卒就職へのこだわりを外してみると、自分のやりたい仕事についてじっくり考える余裕も時間も確保できます。結果的にやりがいのある仕事を見つけられる可能性も高くなるでしょう。
つまり、新卒の就職活動で失敗したとしてもさまざまな道が存在しているということです。自分に、より合った仕事に就くことを優先して、今後の人生が、より豊かになる可能性を高めていきましょう。
就活の失敗を回避する方法
回避方法その1:自分の人生について考える
就職活動に失敗したという状況を回避するために、自分の人生について、しっかり考えておくことをおすすめします。人生というと大きなテーマなのでどう考えればいいか、戸惑ってしまう人もいるかもしれません。
ただ、何を仕事にするかは、自分の人生に大きな影響を与えます。たとえば、自分が仕事を通して何をしていきたいのか、どのようなことを成し遂げたいのかを考えてみてはどうでしょう。
どんな人たちの役に立ちたいのか、どのような貢献をしたいのかを探ってみると、どのような人生を築いていきたいのかも見えてきやすくなるかもしれません。
「とにかく就職したいから」「就職しなければならないから」という理由で就職活動をするとうまくいかないことが多いです。たとえ、就職できたとしても、長続きしない可能性が高くなります。
結果的に就職が失敗に終わってしまいやすいのです。人生ベースで考えて本気でやりたいことを見つけて、それが叶えられる企業を探していくのが失敗を回避するために必要な流れとなります。
採用する側の企業人事は、企業のために判断をしています。あなたの人生のことまで考えて判断しているわけではありません。
つまり、自分の人生にとって良い選択をして、間違った選択や失敗につながる選択をしないためには、あなた自身の判断が必要なのです。就職はあくまでも自分の人生の1つの要素であることを意識して就職活動に臨みましょう。
回避方法その2:さまざまな経験をする
失敗を回避するために、できるだけ多くの社会人に会って、話を聞く機会を増やすようにしてみてください。社会人として働いている人は、それぞれ異なる経験の中で、いろいろな感情と向き合いながら過ごしています。
きっと、自分が知らなかった知識や、興味深い経験についての話をしてもらえます。たくさんの人の意見や考え方を聞くことによって、自分の知恵も蓄積され、視界を広く持てるようになるのです。興味の湧く仕事の選択肢につながる材料が得られることも多いです。
まだ社会に出ていない就活生の場合、社会そのものの実態を、聞くだけでなく自分の目で確かめていくことも大切になってきます。漠然と想像していたものや、一般的に聞く話とは、違っている部分に気づくことができるはずです。
遊びではない何か、たとえば、アルバイトや社会人で構成されたボランティア活動などに参加してみてもいいでしょう。企業のインターンシップに参加してみると、社会人として仕事をするときの、日常を体感することも可能です。
就職活動の中で役立つことも多く、就活を成功させるためのヒントに出会うことも少なくありません。実際に経験してみることで、自分がどのように感じるのかにしっかり向き合っておくことが重要です。積極的に経験を重ねていくことで、より自分が働きやすい企業を見つけやすくなるでしょう。
回避方法その3:企業の実態を知る
就職活動で、就職したいと思える企業を見つけたら、できるだけ企業の実態を知ることに注力しましょう。就活の失敗を回避するために欠かすことのできないステップです。
たとえば、有名な大企業であれば、身近な商品やサービスがあったり、TVのCMなどで目にしたりすることも多いでしょう。家族や友人との会話の話題に上がることもあるかもしれません。
自分の中で、希望する企業のイメージが、すでに「勝手に」膨らんでしまっている可能性があります。想像上の企業イメージは、実際とは異なっていることが多いです。くれぐれも、これらの要素だけで「自分にとって良い企業」と判断してしまわないように気をつけてください。
企業のほとんどがホームページやパンフレットなどの資料を提供しています。誰でも見ることができ、簡単に得ることのできる種類の情報ですが、これらだけでは実態を知ることはできません。多くの場合、企業の魅力ばかりが目に入ってくるはずです。
就職活動では、良い点も、良くない点も含めたリアル情報を集めていく必要があります。できれば、インターンシップなどを活用して、企業を体感しましょう。企業の中の人と接することのできる企業説明会などに参加してみるのもいいでしょう。
また、以前にその会社で働いていたOBやOGの声を聞いてみるのも、企業の実態を知る有効な方法です。
※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
就活で失敗した場合の対策方法
対策方法その1:就職留年する
新卒としての就職活動で失敗してしまった場合、就職留年するという方法があります。あえて、しばらく期間を開けてから、就職に再チャレンジするということです。半年から1年くらいの猶予があれば、あらためて自分のこと、就職や将来について考える時間を持つことができます。
その間に、アルバイトで仕事をしながら、働く経験値を高めておくこともできるでしょう。どんな雇用形態であっても就労経験は就活のプラスになります。アルバイトでは、同じアルバイト仲間のほか、正社員や取引先の人など多くの人と一緒に働くことができます。
さまざまな人の意見に触れて、働くことについての知見を広げることができます。そして何より、実際のお客様に接する経験ができるためコミュニケーション能力が上がるメリットも得られるのです。
お客様にとって、サービス提供者が正社員かアルバイトかは関係ありません。同じレベルの対応が求められるため、アルバイトでも学びや習得できるスキルはたくさんあるのです。また、フリーランスとして働きながら、スキルを磨いていくという方法もあります。
フリーランスになると、自分で能動的に仕事を得ていかなければなりません。アルバイト以上に関わるビジネス要素が増えるでしょう。クライアントの信頼を得ることにも心を砕く必要があります。
就活でのアピールにつながる経験も多くなりますし、将来、働くようになったときもさまざまな側面で役立つはずです。ぜひ、次の採用時期が来るまで、有効に時間を使いましょう。
対策方法その2:就職サイトなどを利用する
自分だけで行ってきた就職活動に失敗したり、うまくいかなかったりする場合は、就職サイトやエージェントなどを活用してみるのも一つの方法です。就職サイトやエージェントには、数多くの求人情報が集まっており、自分だけでは探しきれない求人情報が見つかる可能性は高くなります。
エージェントに登録すれば、自分に合いそうな職種や企業をアドバイザーに紹介してもらえる可能性もあるのです。応募から選考、内定から入社まで、手厚くフォローしてもらえるため、自信のない人には心強い存在となるでしょう。
提出する履歴書の書き方を丁寧に教えてもらえたり、面接の質疑応答について熱心なアドバイスを受けることができます。結果的に、効率的な就職活動が実現されるはずです。
エージェントのアドバイザーは、就職活動に必要なノウハウをよく知っています。仕事の種類やそれぞれの職種の内容にも詳しいです。また、企業情報についてもインターネットに掲載されていないところまで把握しているので、的確なアドバイスを得ることができます。
対策方法その3:学びを深める
就活で失敗した場合、学問の道に進むというのも選択肢の一つです。興味のある分野の学問を究めていくうちに、就職とは異なる形の「仕事」や「働き方」が見えてくることもあります。
たとえば、公務員を目指して公務員試験を受けてみるのもおすすめです。公務員の採用試験では、新卒かどうかはあまり重視されない傾向があるので、既卒の方でもチャレンジできます。そのほか、難関といわれる税理士や公認会計士の資格を目指すという選択肢もあります。誰でもトライできる資格ですし、資格取得をすれば新卒でなくても職務に就くことが可能です。
思い切って海外に飛び出してみるのも一手でしょう。語学やほかの専門知識を磨くための大学に留学して学びを深めれば、人材としての市場価値を高めることができます。
一年あれば、語学学校でもある程度は、ビジネスで通用する語学力を身につけることができるでしょう。豊かな経験を通して、学びを深めていれば、次の就職活動にも自信を持って再チャレンジできるはずです。
就活での失敗は自分の糧になる!
新卒での就職活動は、人生における一つの通過点に過ぎません。そこで成功できなかったからといって、人生のすべてが悪い方向に進むわけではないので、どうか安心してください。
たとえ失敗したとしても、その失敗を糧にして再チャレンジすれば、失敗する前より良い結果が待っていることも大いにあり得ます。さらなる飛躍を目指して、次のチャレンジの一歩を踏み出し続けましょう!
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