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インフラエンジニアには未経験からでも就職できる!仕事内容や向いてる人とは

インフラエンジニアには未経験からでも就職できる!仕事内容や向いてる人とは

インフラエンジニア未経験から就職できる理由は、未経験向けの独自研修を設けている会社が増えていることや需要が高まっていくことがあげられます。

この記事では、インフラエンジニアに未経験から就職する際に知っておきたい仕事内容や、向いてる人の特徴などについて解説していきます。

合わせて、未経験からの就職で役立つ資格や、インフラエンジニアに就職するメリット・デメリットについてもご紹介します。

記事の内容を参考にして就職活動に役立ててみてください。

インフラエンジニアには未経験からでも就職できる理由

そもそもインフラエンジニアに未経験から就職できるのか、疑問を持つ人も多いかもしれません。

現在の就職事情から考えると、以下の理由からインフラエンジニアに未経験から就職できるといえます。

  • 未経験歓迎の求人が多いから
  • 需要が高まっていく仕事で人手不足だから
  • 未経験者向けの独自研修を設けている企業も多いから

それぞれ詳しく解説します。

1. 未経験歓迎の求人が多いから

未経験からインフラエンジニアへの就職を目指す場合は、求人サイトを使うのが一般的です。

実際に求人サイトでインフラエンジニアの求人を検索してみると、未経験者を募集しているものが多く見つけられるでしょう。

求人サイトによって異なりますが、インフラエンジニアの求人のうち約10%〜20%は未経験者歓迎の求人となっています。求人数にするとおよそ100件から300件程度は常に募集されているといった実態がありますので、応募先に困る事は少ないと考えられます。

ちなみに、未経験者歓迎と書かれていない求人に対しても未経験者は応募できますが、基本的に未経験者歓迎の記載がない求人の場合は経験者を募集している傾向があります。

そのため、未経験からインフラエンジニアになりたいのであれば、基本的には未経験者歓迎と書かれている求人に応募することをおすすめします。

2. 需要が高まっていく仕事で人手不足だから

政府によれば、2030年には最大で79万人のIT人材が不足するという試算が発表されています。

我々の生活にとってITサービスはなくてはならないものとなっていますし、今後もAIやDXの必要性が増えていくことから、IT業界はますます発展していくことが考えられます。

ITサービスに関する需要が高まっていくと、それに比例してITインフラを守るインフラエンジニアの必要性も増えていきます。

需要が高まっていく仕事にも関わらず人手不足といった課題があるからこそ、未経験者をインフラエンジニアとして採用していく傾向にあると考えられます。

3. 未経験者向けの独自研修を設けている企業も多いから

インフラエンジニアは技術職の1つのため、未経験者が就職した後は知識の習得が不可欠になります。

しかし、「独学でインフラエンジニアの知識を習得しきることは難しい」と考えられやすく、結果的に「インフラエンジニアに興味があるものの、スキルを習得できるかが不安」と感じて、応募をためらってしまう未経験者は少なくありません。

そうした背景もあり、それぞれのIT会社は未経験者向けの独自の研修制度を設けるようになってきています。研修制度を設けることで、企業としては未経験者の立ち上がりを早めて即戦力にできますし、求職者からすれば安心して応募できるため、両者にとってメリットが大きい変化と言えます。

このように、IT業界の需要の増加を背景として、インフラエンジニアは未経験からでも挑戦しやすい状況になっていると言えるのです。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアといっても様々な種類がありますが、共通する仕事内容としては以下の3点が挙げられます。

  • 設計・要件定義
  • 構築
  • システム運用・保守

実際に求人に応募する際は、求人それぞれの仕事内容をしっかり理解することが大切ですが、まずはここで仕事内容の大枠を認識しておきましょう。

1. 要件定義・設計

まずは要件定義と呼ばれる業務を行います。

これはクライアントや開発担当との打ち合わせを通じ、どういったインフラ設計をすればいいのかを定義する作業のことを言います。

要件定義がしっかりできていないと、その後のインフラ構築や運用に大きな悪影響を与えかねませんので、非常に重要な工程といえます。

また、要件定義ができた後は設計を行います。

設計は「基本設計」と「詳細設計」の2つに分かれ、基本設計では機器やOS、メモリ、使用するサーバーは何にするかなど、ITインフラに関する基本的な仕様を決めていきます。

詳細設計では、基本設計で定められた大枠を更に詳細に詰めていき、設計書に落としていきます。

要件定義と設計で決められた各種仕様に基づいて後の工程のエンジニアが作業を行いますので、基本的にこれらの仕事はインフラエンジニアとして高いスキルを持っている人が担います。

2. 構築

要件定義書や設計書をもとにネットワークの構築を行っていきます。

定義によって異なりますが、基本的にはインフラ構築とはネットワーク環境を整えることや、データを蓄積するサーバーの構築を行うことが主な業務となります。

物理的なサーバーを使う場合は、サーバーのセットアップや安定して稼働するように調整をすることもあります。

ある程度構築が終わったらテストを行い、実際の運用に耐えられるかを検証します。

検証は別のエンジニアが担当することもありますが、問題なくネットワークが稼働していることを確認できたら構築の仕事は完了です。

3. システム運用・保守

一度サーバーやネットワークが完成して納品したとしても、ITシステムである以上、定期的にメンテナンスを行う必要があります。定期的なメンテナンスを行わないと、予期せぬトラブルやバグが発生してしまうため、インフラエンジニアがシステム運用や保守を担います。

作業内容は基本的に設計や構築を担当したインフラエンジニアが作成した説明書をもとにした点検が中心です。そのため、インフラエンジニアの経験が浅くても取り組みやすいといった特徴があります。

未経験からインフラエンジニアになる場合は、まずはシステム運用や保守の業務を担当することが多いと言われています。

インフラエンジニアに向いてる人の特徴

インフラエンジニアに向いてる人の特徴としては、以下の5点が挙げられます。

  • 論理的思考力がある人
  • 学習意欲が高い人
  • 臨機応変に自分で考えて行動できる人
  • コツコツと集中して努力できる人
  • イメージを言語化することが得意な人

これらの特徴に当てはまる人であれば、未経験からでもインフラエンジニアとして活躍していけると考えられます。それぞれ詳しく解説します。

1. 論理的思考力がある人

インフラエンジニアに限らず、ITエンジニア全般に求められるのは論理的な思考力です。システムはすべてパソコンのプログラミングによって動くものであり、論理的な命令をしないと思うような挙動を実現する事はできません。

ITエンジニアへの就職は理系が有利と言われる理由は、「理系だと論理的思考力を活かして問題を解いていく経験が豊富だから」と考えられています。

もちろん、文系であっても面接で論理的思考力があることをアピールできれば、ポテンシャル枠として未経験からインフラエンジニアに就職することが可能なため意識してみてください。

2. 学習意欲が高い人

未経験からインフラエンジニアに就職できた後は、IT業界の基礎やインフラエンジニアとしてのスキルの基礎を勉強する必要があります。また、一度基本的な知識を習得できても、日々エンジニアリングに関する知識をインプットしていく事は不可欠です。

特にインフラ周りに関しては、ネットワークやセキュリティなどの領域を中心に日に日に技術の進化が行われています。

新しい技術や知識を早めにインプットして日々の業務に活かすといった一連の流れに取り組める人でないと、インフラエンジニアとして活躍していく事は難しいでしょう。

学生時代から学習意欲を発揮し、自分のできることが増えていく状況に楽しさを覚えるような人にはインフラエンジニアが向いてると考えられます。

3. 臨機応変に自分で考えて行動できる人

インフラエンジニアは、システムが安定的に稼働している状況だとルーティンワークが多くなります。しかし、どんなITサービスであっても突発的なトラブルを避ける事は難しいのが実態です。

万が一システムエラーが出た時には、インフラエンジニアがスピード感を持って臨機応変に対応することが求められます。

マニュアルにないことでも自分の知識や経験を活かして柔軟に対応できるような素養があることは、インフラエンジニアを目指す上で非常に重要なポイントとなります。

何事も誰かに指示されないと行動できない人だと、インフラエンジニアの仕事にストレスを感じてしまうかもしれません。

4. コツコツと集中して努力できる人

インフラエンジニアは、業務におけるミスが基本的に許されません。

納期が定められている中でミスがないようにテキパキと仕事を進めていく必要がありますので、長時間コツコツと集中して努力できる人に向いているといえます。

また、スキルアップの観点でも努力をし続けることが大切です。

インフラエンジニアの業務範囲は非常に広いため、短期間ですべての知識をインプットすることは不可能に近いとされています。そのため、働きながら地道に知識をインプットしていくことが大切になります。

5. イメージを言語化することが得意な人

特に構築の仕事において、要件定義書や設計書で記載されているインフラの仕様をプログラムに落としていくことが重要です。そのため、完成イメージをうまく言語化してプログラミング言語に落とせるような人は、インフラエンジニアに向いてると言えます。

いわゆる言語化力が高い人だと、インフラ構築の業務に活かせるだけでなく、日々のチームメンバーとのコミュニケーションでも齟齬がなくなるため、結果的に業務を効率的に進められるようになるでしょう。

未経験からインフラエンジニアになるために必要なスキル

インフラエンジニアは幅広い知識が求められますが、特に未経験から就職を目指す際は、以下のスキルや知識を基本的なものでいいのでインプットしておくことがおすすめです。

  • サーバーに関する知識・スキル
  • ネットワークに関する知識・スキル
  • セキュリティー関する知識・スキル

それぞれどのような知識かを簡単に解説します。

1. サーバーに関する知識・スキル

インフラエンジニアの業務ではサーバーを取り扱います。

サーバーとは、データや情報等のコンテンツをリクエストに応じて提供するコンピューターのことを言います。

例えばオンラインゲームであれば、自分のゲームデータがサーバーに保存され、特定の動作をしたらサーバーからゲームデータを呼び出してくるといった役割を担うイメージです。

インフラエンジニアが取り扱うサーバーのOSとしては、Windowsや Linux、Unixあたりが主流です。

OSによって操作方法が変わってきますので、担当する案件のOSの知識は不可欠といえます。未経験の人がインプットするのであれば、最低限Windowsの基礎知識を習得しておくことがおすすめです。

2. ネットワークに関する知識・スキル

インフラエンジニアはネットワークを接続する知識も求められます。

ネットワークは日ごろからスマホやパソコンで使用していますが、例えば会社の社員だけがアクセスできるネットワークを構築するというケースもインフラエンジニアの仕事となります。

基本的なネットワーク技術の知識を習得することはもちろん、ネットワーク製品を扱うための専門的な知識が必要になります。未経験者が知識を学ぶ際は、まず基本的なネットワーク技術の学習から始めてみてください。

ちなみに、ネットワークを専門に業務をするインフラエンジニアを「ネットワークエンジニア」と呼ぶこともあります。また、業務によってはネットワーク構築に携わらないインフラエンジニアもいることを合わせて認識しておくと良いでしょう。

3. セキュリティに関する知識・スキル

案件によっては、インフラエンジニアが自社のセキュリティを担うことがあります。

ITインフラが安定的に稼働するためにはセキュリティ対策が不可欠です。昨今ではサイバー犯罪が増えてきていることもあり、企業としてもセキュリティ対策を強化していく動きがあるため、未経験者がセキュリティに関する知識をインプットできておくと、就活で有利になると考えられます。

インフラエンジニアの場合はセキュリティに関する運用保守がメインの業務となりますが、将来的に幅広い領域で活躍していきたいのであれば、独学でセキュリティ知識を習得しておくことがおすすめです。

未経験からインフラエンジニアへの挑戦に役立つ資格

インフラエンジニアは資格がなくても未経験から就職ができますが、以下のような資格を持っておけると就職活動や就職後の実務で活かすことが可能です。

  • 基本情報技術者試験
  • ITパスポート
  • オラクルマスター

それぞれ合格率や目安の勉強時間も記載しますので、就職活動に余裕がある人であれば取得を検討してみてください。

1. 基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、ITエンジニアの登竜門と言われている国家資格です。

プログラミングに関する基本的な知識を中心に問われるため、資格を取得できれば未経験であっても一定のプログラミング知識があることを証明できます。

「基本」とは言われていますが、試験範囲は比較的多いため、しっかりと勉強時間を確保しないと合格することは難しいでしょう。

合格率は40%から50%と国家資格の中では比較的高めであり、試験も通年で実施されていますので、就職活動の合間に時間があれば取得を検討してみても良いでしょう。

合格率(目安)・40〜50%
目安勉強時間・200時間

2. ITパスポート

ITパスポートとは、ITに関する幅広い基礎知識を証明できる国家資格です。

試験範囲は広いものの、基礎的な知識を問う問題で構成されていますので、未経験からでもしっかり学習すれば合格することは可能です。

試験は全国47都道府県で随時実施されていて、就職活動の合間に受験しやすいのもポイントです。エンジニアの実務経験がない未経験者でもITパスポートを取得している人は少なくありませんので、おすすめできる資格の1つといえます。

合格率(目安)・50%
目安勉強時間・100〜150時間

3. オラクルマスター

オラクルマスターとは、オラクルデータベースを管理するスキルがあることを証明する資格です。資格取得者は約30万人となっており、主にインフラエンジニアが取得する資格として選ばれている傾向にあります。

データベースに関する知識が習得でき、難易度によってブロンズからプラチナの4段階に分かれています。未経験者であれば、ブロンズの取得ができれば就職活動でアピールできるでしょう。

合格率(目安)非公開
目安勉強時間・ブロンズ、シルバー、ゴールド:20〜40時間
・プラチナ:350時間

未経験からインフラエンジニアを探してる人におすすめしたい求人条件

未経験者を募集するインフラエンジニアの求人は数多くありますので、どの求人に応募したらいいか迷ってしまうかもしれません。

特に未経験者におすすめしたい求人条件としては、以下の3点が挙げられます。

  • 研修が1ヵ月以上ある
  • 身に付けられるスキルが明記されている
  • 将来のキャリアパスがイメージしやすい

これらの条件に当てはまる求人は未経験者に特におすすめできると考えられます。それぞれ詳しく解説します。

1. 研修が1ヶ月以上ある

自社の研修制度を充実させている会社が増えてきていますが、研修内容や期間については会社によって様々です。また、研修の形式も座学のものもあれば直接現場に配属されて知識の習得を促すOJTのケースもあります。

未経験者に特におすすめしたいのは、座学の研修期間が1ヵ月以上ある求人です。長い会社だと3ヶ月程度、座学の研修を設けていることもあります。

独学でインフラエンジニアの知識を習得することに不安がある場合は、研修期間が長い会社を選ぶのも良いでしょう。

2. 身につけられるスキルが明記されている

インフラエンジニアは業務の幅が広いため、未経験者はどういった仕事に携われるのかを応募前に理解しておくことが大切です。求人の中でも、具体的にどういったスキルを身に付けられるのかは必ずチェックしましょう。

身につけられる知識がネットワークなのかサーバーなのかデータベースなのかを始め、未経験からどれぐらいの期間で一人前のインフラエンジニアになれるのかが書かれている求人に応募した方が、将来的な自身のキャリアに役立てられると考えられます。

3. 将来のキャリアパスがイメージしやすい

インフラエンジニアは、業務内容だけでなくキャリアパスも幅広いといった特徴があります。

未経験者が入社してから知識や経験を積むことで、どういったキャリアパスが歩めるのか求人票で必ずチェックしておきたいところです。

求人サイトの求人票では、実際に働く社員のインタビューが設けられていることがあります。

未経験から入社し、具体的にどれぐらいの期間で次のキャリアアップを実現できているのか確認した上で比較検討するようにしてください。

未経験からインフラエンジニアに就くメリット

未経験からインフラエンジニアに就くメリットとしては、以下の4点が挙げられます。

  • 安定した仕事に就ける
  • キャリアアップの幅が広い
  • 未経験でもスキルアップのイメージがしやすい
  • 基本的にはルーティンワークが多い

それぞれ詳しく解説します。

1. 安定した仕事に就ける

インフラエンジニアは文字通りITインフラを支える重要な仕事です。世界的に今後もITサービスはなくなることはないと考えられますので、それに伴ってインフラエンジニアの活躍する場もなくなる事はないと言えます。

したがって、インフラエンジニアとして就職することで安定した仕事に就けるとも言えるでしょう。まさに手に職をつけられる仕事と言え、今後長くインフラエンジニアのキャリアを歩み続けられる点はメリットの1つと言えます。

2. キャリアアップの幅が広い

インフラエンジニアとしてキャリアを積んだ後は、以下のようなキャリアアップが考えられます。

  • マネージャー
  • スペシャリスト
  • 開発系エンジニア
  • ITコンサルタント
  • 社内SE

これらの仕事は、インフラエンジニアの経験を活かしてキャリアアップができる仕事です。

別職種であっても自身の技術を活かせることから、将来的に別の道に進みたいと思った時に選択肢を増やせることは大きなメリットとなるでしょう。

3. 未経験でもスキルアップのイメージがしやすい

インフラエンジニアは様々な仕事内容があると解説しましたが、未経験からのスキルアップは基本的に運用や保守に携わったあとインフラの構築を行い、最終的にインフラの要件定義や設計を担うといった流れが王道です。

このように、未経験就職からのスキルアップのイメージがしやすいため、習得していくスキルに迷いにくくなるだけでなく、着実に収入を上げていきやすい点もメリットと言えます。

開発系エンジニアの場合、スキルの習得の順序が人によって様々ですので、未経験者が就職すると何から学んでいけばいいのか悩んでしまうことが多い傾向にあります。

今後やるべきことが明確になっている仕事にフィットすると考える人は、インフラエンジニアがおすすめです。

4. 基本的にはルーティンワークが多い

突発的なトラブルが起きればインフラエンジニアは臨機応変に対応する必要がありますが、基本的には定期的なメンテナンスなどのルーティンワークが多いというのもメリットです。

未経験者の場合は運用や保守を担当することが多く、やるべきことがマニュアルに落とされているため、仕事にとっつきやすい点も嬉しいポイントです。

ある程度ルーティンワークになれたらイレギュラーな案件にアサインしてもらうようにすれば、インフラエンジニアの専門的な知見も学びやすいと考えられます。

未経験からインフラエンジニアに就くデメリット

未経験からインフラエンジニアに就くデメリットとしては、以下の4点が挙げられます。

  • 残業や休日出勤が多め
  • 会社によっては仕事がつまらないと感じることも
  • 突発的なトラブルで心が休まらない
  • 勉強をし続ける必要がある

メリットだけでなく、これらのデメリットも合わせて理解した上でインフラエンジニアを目指すのか検討してみてください。

1. 残業や休日出勤が多め

インフラエンジニアは納期通りに業務を終わらせることが非常に大切な仕事です。

どれだけ短い納期設定がされていても、納期までに納品をしなければならないことから、作業の進捗次第では残業や休日出勤をして乗り切るといったことも少なくありません。

また、最初のうちは自分の業務効率が悪く、与えられたタスクを納期通りに終えられないことも考えられます。納期に間に合わせるために無理に働いてしまい、体を壊すリスクがあることはデメリットと言えます。

2. 会社によっては仕事がつまらないと感じることも

会社やプロジェクトによっては、未経験者が極めて単純な作業しか任せてもらえないことがあります。サーバーやデータベースに触らせてもらえず、保守のためのExcel帳票をひたすらメンテナンスしていくといったことも考えられるでしょう。

そのため、適当に応募してインフラエンジニアとして就職してしまうと、思っていたような業務経験が積めずスキルアップに時間がかかることもあります。

インフラエンジニアとしてやりがいを感じながらスキルを身に付けていきたいのであれば、納得できる応募先を選ぶことが極めて大切になりますので、認識しておいてください。

3. 突発的なトラブルで心が休まらない

先ほど解説した通り、インフラエンジニアは突発的なサーバーエラーに素早く対応することが求められます。当然ながらサーバーエラーはいつ起きるか分かりませんので、自分が休みの日であっても心が休まらないといったデメリットも挙げられます。

仕事とプライベートを完全に分け、プライベートでは一切仕事のことを考えたくない人には、インフラエンジニアへの就職がデメリットに繋がるでしょう。

4. 勉強をし続ける必要がある

インフラエンジニアとして就職した後は勉強し続ける必要があります。日に日に進化していく技術に追いつくために、仕事が終わった後や土日祝日に勉強会に参加するといった動きが求められます。

もちろん勉強会への参加は勤務時間外の扱いになるため、プライベートの時間が削られやすい点はデメリットと言えます。

未経験からインフラエンジニアを目指すのであれば、技術の習得を楽しんで行えそうかどうかを自問自答してみてください。

未経験からインフラエンジニアを志望する人のよくある質問

最後に、未経験からインフラエンジニアを目指す人によくある質問を3つ取り上げて解説します。

インフラエンジニアのつらいことは何ですか?

インフラエンジニアのつらいこととしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 突発的なトラブルが多い
  • 残業や休日出勤が多い
  • 就職した後も継続して勉強しなければならない
  • 夜勤がある
  • 会社によっては技術を身につけにく
  • 開発エンジニアに比べて給料が上がりにくい
  • 炎上案件を担当することもある
  • 強いプレッシャーを受けやすい

インフラエンジニアのつらい点をより深く理解したい人は、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。

未経験からインフラエンジニアになれるのは何歳まで?

未経験からインフラエンジニアになれる年齢は特に定められていませんが、基本的に未経験就職全般として年齢が若ければ若いほど就職しやすい傾向にあります。何故なら、年齢が若いほど記憶力や業務を覚える順応性が高いと考えられているためです。

一般的には40歳を超えてくると未経験のキャリアチェンジが難しくなると言われていますので、インフラエンジニアに未経験就職したい場合は、なるべく早く就職活動を進めていくことがおすすめです。

インフラエンジニアは資格がないと就職できない?

インフラエンジニアは資格がなくても就職することができます。また、インフラエンジニアになった後も資格取得が義務付けられるようなことはほぼありません。

しかし、未経験者がインフラエンジニアを目指したいのであれば、少しでも内定獲得率を高めるために資格の取得をすることが有効になります。

一方、資格取得に時間をかけすぎてしまうと、今度は就職活動をするタイミングが遅くなってしまいますので、うまく計画を立てることが大切です。

まとめ

インフラエンジニアは未経験からでも就職できる仕事です。

IT業界に関する知識やインフラエンジニアならではの幅広いスキルを習得しなければならないものの、未経験者向けに研修制度を充実させている会社もありますので、求人検索の際には研修の有無について確認することをおすすめします。

また、どのようなインフラエンジニアの求人が自分に向いているのか分からない人は、就職エージェントなどを活用してキャリアカウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター