20代で正社員になりたいけれど、どうやったら就職できるのかわからないと思っていませんか?
この記事では、20代フリーターが就職する方法について解説します。正社員経験なしでも就職活動を有利に進めるコツや正社員になりやすい仕事も紹介しますので、就職活動の参考にしてみてください。
- 正社員になるには、経歴不問の求人に応募しよう!
- 20代で正社員になることは可能!
- 30代に近づくにつれて就職が難しくなるので、早めに行動しよう!
- 正社員になるまでの期間は1か月〜3か月
- 就職エージェントの支援を活用するのがおすすめ!
- 就職支援サービスに登録する
様々なサービスがあり、それぞれに異なったサービスを受けられる - 業界・職種研究
やりたい仕事を考えておくと面談もスムーズに進む - 自己分析
「なぜ?」を繰り返して深堀する具体的な方法を紹介 - エージェントとの面談
なるべく本音で話し、希望条件を細かく伝えるのが重要 - 応募する求人を選ぶ
書類選考はそもそも通過率が低く、幅広く応募する - 履歴書・職務経歴書を作成する
正社員経験がない場合はアルバイトの経歴を職歴として記載する - プロに添削してもらう
誤字脱字から、選考に通過しやすい内容への修正などをしてもらえる添削を利用する - 書類選考を受ける
実際に提出して待つ - 面接対策をする
聞かれやすい質問の回答はあらかじめ考えておく - 面接を受ける
オンラインの面接と対面の面接でそれぞれ気をつけるべきことを確認しておこう - 結果通知・内定
労働条件の不明点はエージェントや企業の人事担当者に確認 - アルバイトの退職
口頭で退職の希望日を伝えると丁寧
この記事の目次
20代でフリーターから正社員になるには
20代でフリーターから正社員になるには、以下の2つの方法があります。
- 経歴不問の求人に応募する
- 非正規雇用から正社員登用を目指す
それぞれの方法について詳しく紹介します。
経歴不問の求人に応募する
20代で正社員になりたいなら、経歴不問の正社員求人に応募する方法がおすすめです。
なぜなら、経歴不問の求人であれば、業務経験や専門スキル、資格がなくても採用の確率が高いからです。
経験不問の求人では、入社後に育成して活躍してもらうことを前提としているため、人柄やポテンシャルが採用基準となっています。
20代なら若くて働く意欲が高く、成長しやすいため、経験不問の求人であれば、正社員経験なしでも正社員になることが可能です。
一方、一般向けの求人では、正社員経験が数年以上ある求職者や業務経験がある求職者がライバルとなるため、正社員経験なしではなかなか選考に通過できません。
そのため、求人サイトや就職エージェントで経歴不問の求人に絞って応募することをおすすめします。
非正規雇用から正社員登用を目指す
正社員になる方法として、非正規雇用から正社員登用を目指すルートもあります。
アルバイトや派遣、契約社員として1〜2年ほど経験を積み、正社員への登用を目指します。
現在務めているアルバイト先に「正社員になりたい」と相談してみるのも一つの手でしょう。
非正規雇用から正社員になるには、アルバイト先での正社員登用の他にも、「正社員登用あり」と書かれた求人や、「紹介予定派遣」の求人に応募する方法があります。
紹介予定派遣とは、一定期間派遣として労働した後、正社員や契約社員として直接雇用することを前提とした派遣制度です。
以上のように、正社員登用を目指して非正規雇用で働く方法もありますが、フリーター期間が伸びてしまいます。
20代であれば正社員就職のチャンスが十分あるため、まずは経験不問の正社員求人に応募してみて、それでも就職が難しい場合に非正規から正社員登用を目指すことを選択肢に入れるといいでしょう。
正社員になりたい20代の割合
株式会社ジェイックが調査した結果によると、20代の非正規雇用者のうち、正社員になりたいと考えている20代の割合は約36.5%でした。
正社員になりたいと答えた人が、正社員になりたいと考える理由については、以下のような回答がありました。経済的な安定や収入の増加、福利厚生、社会的信用などを理由に正社員になりたいと考えているようです。
- 安定した収入と福利厚生があるから。
- 給料が安定するから。
- 正社員になれば安定するし、将来的に考えても困らないと思うから。
- 様々な保障がアルバイトでは受けられないため。
- しっかりと自立したいから。
- 無期雇用契約で働けるから。また、能力に応じて様々なキャリアパスが用意されているから。
- 社会的な信用と経済的な安定につながるから。
- ボーナスが欲しいから。また世間の目が気になるから。
20代でフリーターだとやばい理由
20代でフリーターだとなぜやばいの?と思っていませんか?
そこで、このままフリーターを続けるとやばい理由について解説します。
給料が上がりにくい
20代でフリーターだとやばい理由は、正社員と比べると給料が上がりにくいからです。
以下は、正社員とフリーターの賃金カーブを表したグラフです。
正社員の時給は右肩上がりに上がっているのに対し、フリーターの時給はほとんど変わらないことが分かります。
参照データ:厚生労働省「18 雇用形態別の賃金カーブ(時給ベース)」
以上のことから、20代でこのままフリーターを続けると収入が増えていかないというデメリットがあります。
なるべく早く正社員になることで、生涯年収を上げることができますよ。
就職が難しくなる
20代でこのままフリーターを続けていくと、就職が難しくなるリスクがあります。
なぜなら、フリーター期間が長ければ長いほど、就職は不利になっていくからです。
労働政策研究報告書によると、フリーター継続期間が1年以上ある場合、フリーター期間が長くなるほど、正社員になれる割合が低くなっています。
フリーター継続期間 | 正社員になった割合 |
---|---|
6か月以内 | 約61% |
7か月~1年 | 約67% |
1年~2年 | 約50% |
2年~3年 | 約41% |
3年~4年 | 約45% |
4年~5年 | 約36% |
5年以上 | 約20% |
参考「労働政策研究報告書:大都市の若者の就業行動と意識の分化-第4回 若者のワークスタイル調査から-」
以上のことから、フリーター期間が長ければ長いほど、就職は難しくなっていくことが分かります。正社員になりたいと考えているなら、すぐにでも就職活動を始めましょう。
20代前半と20代後半のフリーターの違い
20代前半と20代後半のフリーターでは、就職難易度や強みに違いがあります。具体的にどんな違いがあるのか解説していきます。
就職難易度の違い
20代前半と20代後半のフリーターでは、20代前半のフリーターの方が就職しやすい傾向があります。
以下のグラフから、20代前半のフリーターの方が、20代後半のフリーターの就職率よりも高くなっていることが分かります。
年齢 | 就職率 |
---|---|
20~24歳 | 32.7% |
25~29歳 | 25.5% |
※参照データ:労働政策研究・研修機構(JILPT):若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③
強みの違い
20代前半のフリーターの方が20代後半のフリーターよりも就職しやすい理由は、若い人ほど入社後に学んで成長していくポテンシャルが高い印象があるからです。
企業がフリーターを未経験で採用する際には、成長意欲が高く、入社後の活躍が期待できる方を求めます。
そのため、20代前半のフリーターは学んでいく姿勢や意欲をアピールすることがポイントとなります。
一方、20代後半のフリーターの場合は、20代前半のフリーターよりも経験が豊富であることが強みになります。
成長意欲を伝えることに加えて、アルバイト経験で培ったスキルや、後輩の育成を行った経験などをアピールするといいでしょう。
年齢 | 強み |
---|---|
20~24歳 | 成長するポテンシャルが高い |
25~29歳 | アルバイト経験が豊富 |
20代でフリーターから正社員になりたいなら知っておくべきこと
20代で正社員になりたいなら、フリーターの就職事情について知っておく必要があります。次は、就職活動の注意点について解説していきます。
正社員になるのが難しい業界・職種がある
正社員経験なしで就職する場合、就職するのが難しい業界・職種があります。
例えば、金融業界、コンサル業界、ゲーム業界、マーケティング職、デザイナー、人事、経理、専門職などがあります。
これらの業界・職種では、新卒者や業務経験者の採用が中心であるため、未経験だと就職が難しいでしょう。フリーターからこれらの業界・職種を目指したい場合は、まずは営業職やアシスタント職で正社員経験を積み、異動や転職を目指す方法があります。
また、大手企業も正社員未経験だと就職が難しいでしょう。
なぜなら、中途採用を行っていない企業が多い業界や、大卒以上の学歴を必須とする会社が多い傾向があるからです。
中小企業や、名前が広く知られていない会社でも、研修制度や福利厚生が整っている会社や、ワークライフバランスが取りやすい会社もあるので、視野を広げてみましょう。
フリーターから正社員になりやすい仕事について知りたい方は「20代フリーターが正社員になりやすい仕事」を読んでみてください。
一人で就職活動をするのは難しい
20代フリーターが正社員になりたいなら、一人で就職活動はせず、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。
なぜなら、20代フリーターが初めて就職活動をする場合、一人で応募書類の準備や面接対策をしてしまうと、なかなか選考に通過せず、就職活動が長期化してしまう可能性があるからです。
一方、転職エージェントを利用すると、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策を行ってくれるため書類選考に通過しやすくなります。また、就職活動の疑問や不安も相談することができるので、心強い味方となってくれます。
プロの力を借りることによって就職活動をスムーズに進めることができるため、転職エージェントを活用してみましょう。
20代フリーターの就職活動のやり方5パターン
就職活動のやり方は、以下の5パターンがあります。
- 転職エージェントで紹介を受ける
- 求人サイトで求人を探す
- ハローワークで紹介を受ける
- サポステの支援を受ける
- 友人や知人からの紹介
3パターンのやり方のそれぞれにメリット・デメリットがあります。すべて無料で利用できるため、併用してみるのもおすすめです。
では、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
1. 転職エージェントで紹介を受ける
転職エージェントは、無料で求人の紹介、選考対策、企業との連絡代行、入社前後のサポートを行うサービスです。
転職エージェントでは、求人票だけでは分かりづらい、仕事内容の詳細や職場環境などの情報も提供してくれるため、応募や入社の判断がしやすいのが特徴です。
また、就職活動で分からないことや不安なことを相談できたり、正社員経験がない場合の職歴の書き方や自己PRの仕方のアドバイスを受けたりすることができます。
特に、20代で正社員になりたいという方には、「正社員経験がないから何をアピールすればいいか分からない」「短期離職してフリーターになったことをどう説明すればいいか分からない」と悩む方も多いでしょう。
転職エージェントの担当者は、アルバイト経験をヒアリングしながら自己PRを一緒に考えてくれたり、経歴の答え方のアドバイスをしてくれたりします。
エージェントの担当者が模擬面接までを行ってくれるため、練習することで面接に対する不安も解消されます。
20代で未経験から正社員になりたいなら、フリーターの就職に特化しており、経歴不問の求人を専門に扱う転職エージェントを利用するのがおすすめです。
2. 求人サイトで求人を探す
就職活動のやり方の2つ目は、求人サイトで条件に合う求人を自分で探し、応募する方法があります。
求人サイトのメリットは、自分のタイミングで求人を探すことができることです。
移動時間や隙間時間に自分で希望条件で絞り込みをして求人検索をすることができるので便利です。
求人サイトのデメリットは、数100件の求人の中から、一つ一つ求人を見て、希望に沿った求人かどうかチェックしていくのに時間がかかることです。
また、20代フリーターが初めて就職活動をする場合、分からないことばかりなので、職務経歴書の書き方を調べたり、応募の管理や、企業各社と連絡をしたりするのは大変です。
そのため、転職エージェントと併用するのがおすすめです。
3. ハローワークで紹介を受ける
就職活動のやり方の3つ目は、ハローワークを利用する方法です。
ハローワークは、企業が無料で求人掲載できるため、求人数が豊富です。地方の求人も多数扱っているため、地元で正社員になりたい、自宅周辺で仕事を探したいという方におすすめです。
ハローワークのデメリットは、優良企業を見極めるのが難しい点です。
ハローワークは、無料でどんな企業も求人掲載ができるため、労働環境が悪い会社や、人材を大切にしない会社の求人が掲載されているケースがあります。
また、ハローワークで紹介される求人情報は、求人票などのシンプルな情報のみなので、自分でホームページを調べたり、実際に訪問してみないと、職場環境などが分かりづらいです。
そのため、求人情報だけで判断せず、面接で面接官や従業員と話してみたり、入社前に詳細を確認して見極めるといいでしょう。
4. サポステの支援を受ける
フリーターからの正社員就職には、サポステ(地域若者サポートステーション)の支援を受ける方法もあります。
サポステとは、働きたいけれど働く自信がない、人とのコミュニケーションが苦手という、フリーターの方向けの公的就職支援機関です。
ハローワークとの違いは、働くことに悩みを抱えている15歳から49歳までフリーターやニートの支援に特化しており、コミュニケーション講座やビジネスマナー講座を提供している点です。
正社員になりたいけれど、働く自信がない、面接が怖い、職場の人と上手くやれるか不安という方はサポステを利用して就職活動をすすめるのがおすすめです。
5. 友人や知人からの紹介
就職支援サービスや求人サイトを使って就職活動をするやり方以外には、友人や知人からの紹介で就職する方法もあります。
友人や知人の紹介による就職のメリットは、職場の環境などの情報を詳しく知れることと、友人や知人が推薦してくれることです。
反対に、デメリットは、不採用となった場合や友人と同僚になった場合に、気まずくなる可能性があることです。
友人や知人からの紹介で見つかる就職先は多くはないため、求人サイトや就職エージェントと併用するのがおすすめです。
正社員になるための就活の準備
次は、就職活動の具体的なステップについて知りたいという方に向けて、正社員になるための就活の準備について解説します。
就活の準備のやり方は以下のような流れです。就職活動にかかる期間は、個人差がありますが、1か月〜3か月と言われています。
- 就職支援サービスに登録する
- 業界・職種研究
- 自己分析
- エージェントとの面談
- 応募する求人を選ぶ
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- プロに添削してもらう
- 書類選考を受ける
- 面接対策をする
- 面接を受ける
- 結果通知・内定
- アルバイトの退職
それぞれの工程について詳しく解説します。
1. 就職支援サービスに登録する
就職活動の最初のステップは、就職支援サービスの利用登録をすることです。
サービスごとの登録後の流れは以下のようになります。
就職支援サービス | 登録後の流れ |
---|---|
転職エージェント | ホームページから登録→面談の日程調整→面談 |
求人サイト | ホームページから登録→求人検索 |
ハローワーク | ハローワークで求職申し込みorパソコンで求職申込み→職業相談 |
サポステ | 電話orメールで面談予約→面談 |
2. 業界・職種研究
転職エージェントやハローワークの面談日までに、業界・職種研究を行いましょう。
なぜなら、業界・職種研究をしておき、どんな仕事で正社員になりたいか考えておくことで、面談をスムーズに進めることができるからです。
20代で正社員になれる業界・職種には、以下のようなものがあります。興味を持った仕事について、調べてみましょう。
業界・職種 | こんな人におすすめ |
---|---|
法人営業 | ・営業スキルを身につけたい ・稼ぎたい |
ルート営業 | ・人間関係の構築が得意 |
個人営業/販売職 | ・対個人の仕事がしたい ・接客スキルを活かしたい |
施工管理(建設業界) | ・建築に興味がある ・稼ぎたい |
製造業 | ・ものづくりに興味がある ・コミュニケーションが苦手 |
ドライバー | ・運転が好き ・コミュニケーションが苦手 |
3. 自己分析
就職活動の準備として、自己分析をして自分の向いている仕事や強み、将来なりたい姿などを考えることが重要です。
なぜなら、自己分析をすることで、就職先選びの軸や、面接でアピールする内容が定まるからです。
自己分析の具体的なやり方は、特定のテーマについて考えてみて、「なぜ?」を繰り返して深堀りしていくことです。テーマの例は以下のようなものがあります。
- 得意なこと
- 苦手なこと
- アルバイトで困難を乗り越えた経験
- どんなことにやる気がでるか
- どんな環境で能力を発揮できるか
- 将来どうなっていたいか
一人で自己分析をするのが難しいという場合は、転職エージェントなどに相談することで、自分では気づいていない強みや価値観を発見することができるかもしれません。
4. エージェントとの面談
転職エージェントやハローワークの面談では、以下のようなことが聞かれます。
- 経歴
- なぜ正社員になりたいのか
- 就職活動の状況
- 就職先の希望条件
- 就職活動に関する質問があるか
面談では、希望に合う求人を紹介してもらうために、なるべく本音で話し、希望条件は詳細に伝えましょう。
また、就職先選びや就活のやり方など、就職活動に関することは何でも質問することができるので、分からないことがあれば遠慮せずに聞いてみましょう。
5. 応募する求人を選ぶ
求人の紹介を受けたら、応募する求人を選んでいきます。
20代で正社員経験なしの場合は、書類選考の通過率が低いため、条件を絞りすぎず、優先順位を決めて幅広く受けましょう。少なくとも10社以上受けることをおすすめします。
6. 履歴書・職務経歴書を作成する
応募する求人を見つけたら、履歴書・職務経歴書を作成しましょう。
正社員経験がない場合は、アルバイトの経歴を職歴として記載します。
履歴書・職務経歴書は、スマホでフォーマットに従って入力するだけで、簡単に作成することも可能です。
弊社が運営する就活AIは、AIを使って自己PRを作成することも可能なので、活用してみてください。
7. プロに添削してもらう
履歴書・職務経歴書を作成したら、転職エージェントに添削をしてもらいましょう。
誤字脱字がないか、正しい文章が書けているか、といった基本的なことの確認や、選考に通過しやすい内容に修正してもらうことができます。
就職支援実績豊富なプロに添削してもらうことで、選考の通過率がアップするでしょう。
8. 書類選考への応募
履歴書・職務経歴書が完成したら、書類選考に応募します。
転職エージェントを利用する場合、担当者に最終版の履歴書・職務経歴書を提出して応募を依頼します。求人サイト経由で応募する場合は自分で企業に提出します。
書類選考の結果は、1週間〜2週間以内に届きますので、待ちましょう。
書類選考通過の連絡が来たら、面接の日程調整を行います。
企業から面接可能な日程を聞かれるので、候補日を少なくとも3つ以上提示しましょう。
9. 面接対策をする
面接当日までに、想定される質問に対する回答の準備や面接練習をします。また、企業のホームページをチェックして企業研究を行いましょう。
20代フリーターの就職面接では、以下のようなことが聞かれるので、回答を考えておきましょう。
- フリーターになった理由
- 正社員になりたい理由
- 志望動機
- 強み
- 短所
- 逆質問
転職エージェントでは、担当者が回答内容の添削や模擬面接を行ってくれるため、積極的に活用しましょう。
例えば、「何を強みとしてアピールすればいいのか分からない」「フリーターになった理由を聞かれたらどう答えればいいか分からない」という場合でも、エージェントの担当者に相談するとアドバイスがもらえますよ。
10. 面接を受ける
面接は通常2回〜3回行われます。
スーツを着用し、5分前には入室・受付を済ませておきましょう。
一次面接はオンラインで行われることが多く、最終面接は対面で行われることがほとんどです。
オンラインで面接を受ける場合は、以下のことに気を付けておきましょう。
- オンラインミーティングのURLが届いているか確認する
- マイク、カメラのテストをする
- 通信環境が安定しているか確認する
- 5分前には入室をしておく
- スーツを着用する
- 対面での面接では、以下のことに注意しましょう。
- 会場への行き方を確認しておく
- 10分前には会場周辺についておく
- 5分前には受付を済ませておく
- 服装・身だしなみをチェックする
11. 結果通知・内定
面接から2週間以内に結果の連絡が来るので待ちましょう。
内定の場合は、内定通知書と労働条件通知書が届きます。
労働条件の詳細を確認し、合意する場合は内定通知書に署名をして提出します。この際、入社後にミスマッチが生じないよう、労働条件面で不明な点があれば、エージェントや企業の人事担当者に確認しましょう。
内定の承諾期限が設けられているため、期限内に回答しましょう。承諾期限は1週間以内としていることが多いです。
12. アルバイトの退職
内定承諾後、アルバイト先に退職の希望を伝えます。
店長などの責任者に時間をとってもらい、口頭で就職のために退職したいこと、就職先への入社日、退職希望日を伝えましょう。
フリーターから正社員への就職活動の流れの説明は以上です。就職活動のやり方の手順についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
正社員未経験者は要注意!求人票のポイント
正社員の求人を探す際には、以下のような注意点があります。
それぞれのポイントについて紹介します。
1. 応募条件をチェックすべき
求人票には、応募条件が記載されています。
正社員未経験の場合、応募条件に「社会人経験○○年以上」「営業経験○○年以上」などと書かれた求人は、書類選考に通過できない可能性が高いので避けましょう。
「正社員未経験歓迎」「未経験歓迎」などと書かれた求人、かつ応募条件には「○○が得意な人」「○○に興味がある人」のように、経験よりも人柄や意欲が応募条件となっている求人を選びましょう。
2. キャッチコピーを鵜呑みにしない
求人サイトなどの求人票は、求職者の目に留まりやすいよう、「月給○○円以上」「年間休日○○日以上」「平均残業時間○○時間」といった魅力的なキャッチコピーを記載しています。
中には誇張していたり、実際と異なる内容を記載している企業もあるため、キャッチコピーを鵜呑みにせず、自分でホームページを調べたり、エージェントの人に確認してもらうようにしましょう。
3. 給与が高すぎるのは要注意
給与が高すぎる求人にも要注意です。
なぜなら、正社員未経験歓迎でいきなり高い報酬を出す場合は、ハードな労働環境である可能性が高いからです。
業界や職種によって年収の相場は変わってくるため、相場と比べて理にかなっているかどうか確認しましょう。
20代フリーターから正社員になれない人の特徴
20代フリーターから正社員になることは可能ですが、中には就職活動が上手くいかず、なかなか正社員になれない人もいます。
そこで、「20代フリーターから正社員になれない人の特徴」と対策について紹介します。
1. 選り好みしすぎる人
仕事内容、会社の規模、年収、勤務地など、選り好みしすぎる人は正社員になれない可能性が高くなります。
なぜなら、正社員経験なしで応募できる求人で、かつ好条件の求人はかなり限られているからです。
加えて、応募した求人すべての選考を通過することは難しいでしょう。
希望がすべて叶う求人が見つかることはほとんどないため、優先順位を決めて、幅広く応募してみるといいでしょう。
そして、内定をもらえた企業の中から、最も希望に近いところに入社するのが就職成功の近道です。
2. 働く意欲が低い人
働く意欲が低い人は、正社員になるのが難しい傾向があります。
なぜなら、企業が正社員未経験の人を採用する際には、意欲が高い人を求めているからです。
働く意欲が高いことを伝えるには、正社員になりたいと思った理由や、面接で安定して長く働きたいこと、入社後に早く成長して貢献したいことなどを伝えることが効果的です。
逆に、就職理由を聞かれたときに、「親に言われたから仕方なく就職活動をしている」といった伝え方をしたり、逆質問で条件面のことばかり聞いたりするなど、やる気のなさが伝わってしまう発言はNGです。
20代フリーターが正社員経験なしで正社員になるコツ
20代で正社員になるには、就職活動のコツがあります。
正社員経験なしの場合の自己PRの仕方や応募時のポイントを紹介します。
1. アルバイト経験をアピールする
20代フリーターの就職活動のコツは、応募先職種に活かせるアルバイト経験をアピールすることです。
なぜなら、アルバイト経験から自身の強みや入社後に活かせるスキルをアピールすることができるからです。
アルバイトは職歴にはなりませんが、正社員経験がない場合は履歴書や職務経歴書の職歴欄に記載してもかまいません。
傾聴力、提案力、関係構築力、課題解決力、主体性、マネジメント力など、自身の強みを活かし、成果につながった経験を振り返ってみてください。
例えば、営業職に応募する場合、接客のアルバイトで傾聴力や提案力が活かされたエピソードを伝えると効果的です。
以上のように、アルバイト経験から自分の強みをアピールしてみてください。
2. 10社以上応募する
20代で正社員になりたいなら、10社以上の求人に応募することで就職の成功確率が高まります。
なぜなら、正社員未経験だと書類選考の通過率が低いからです。
一般的には、書類選考の通過率は約30%と言われています。10社の書類選考に応募すると、3社面接に進み、1〜2社から内定がもらえるというイメージです。
2~3社ほどしか受けていないと、1社も内定をもらえず、就職活動が長引いてしまうかもしれません。
また、複数社から内定を獲得することができると、より多くの選択肢の中から希望に近い会社を選ぶことができます。そのため、条件を絞りすぎず幅広く受けてみるといいでしょう。
当社なら、書類選考なしで受けることができます。
20代フリーターが正社員になりやすい仕事
次は、経歴不問の求人が多く、20代でフリーターから正社員になりやすい仕事を紹介します。
経験不問の求人が豊富な仕事には、以下のような特徴があります。
- 専門スキルや資格が不要
- 業界の将来性が高く、人材ニーズが高い
- 人手不足で求人が多い
では、具体的にどんな仕事があるのか紹介していきます。
1. 営業職
営業職は、正社員になりやすく、20代フリーターからの就職で人気の仕事です。
なぜなら、営業職は、基本的なビジネススキルやコミュニケーションスキルがあれば、経験不問で始めやすい仕事だからです。
また、営業職は幅広い業種で募集しているため求人数が多く、選択肢が豊富にあります。
営業職は、ノルマがきつい、飛び込み営業がありそうといったマイナスイメージもありますが、企業によって異なります。
新規の顧客を開拓する営業以外にも、既存の顧客との関係構築や新規サービスの提案をする営業、顧客と一緒に課題解決をする提案営業などもあります。
提供するサービスや顧客、営業手法によって、仕事内容や働き方が異なるので、自分に合う仕事を見つけることができます。
営業職は、成果を上げることでインセンティブが出る会社も多いです。加えて、キャリアパスも幅広く、マネジメントやマーケティング、人事など多様です。そのため、給料アップを目指したい、どこでも通用するスキルを身につけたいという方にもおすすめです。
2. 施工管理
施工管理は、資格・経験不問で出来る仕事です。加えて、人手不足で求人が多いため、正社員になりやすい仕事と言えます。
施工管理とは、工事現場を監督する仕事です。施工管理の仕事は主に以下の4つがあります。
- 工程管理
- 原価管理
- 品質管理
- 安全管理
工事を予定通り、予算内で完了できるよう、人員や資材の管理を行います。また、安全かつ品質の高い建物を建設できるよう品質管理や現場の安全管理を行います。
建設業界の仕事ですが、現場作業をすることはなく、書類作成などのデスクワークもあります。
施工管理の正社員の平均年収は、447万円と高くなっています。経験を積み、資格を取得することで年収を上げていくことが可能です。
参考:施工管理の仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給与ナビ
また、全国各地で施工管理の募集を行っているため、地元で正社員になりたいという方にもおすすめです。
3. 販売職
販売職は、アルバイトでの接客経験を活かしやすいため、正社員になりやすい仕事です。
正社員になることで、売り場づくりや売上管理、人材育成など仕事の幅が広がり、長期的には店長を目指すことができます。
販売職は、アルバイト経験を活かして正社員になりたい、接客が好きという方におすすめです。
20代フリーターの就職でよくある質問
次は、20代で正社員になりたい方に向けて、フリーターの就職でよくある質問にお答えしていきます。
正社員経験なしで何歳までならなれる?
正社員経験なしで正社員になれる年齢の制限はありませんが、遅くとも34歳までには就職することをおすすめします。
なぜなら、年齢が上がるにつれて就職難易度が上がるからです。
求人には記載していませんが、企業によっては未経験で採用する対象を20代まで、30代前半までとしている会社もあるため、年齢があがるにつれて選択肢が減っていきます。
正社員になりたいと少しでも考えているなら、早めに就職活動を始めましょう。
正社員になるとどんなメリットがありますか?
正社員になると、以下のようなメリットがあります。経済的に安定するだけでなく、社会的信頼性が上がり、賃貸契約やローンが組みやすくなります。
- 雇用が安定する
- 収入が安定する
- 昇給が出来る
- 福利厚生が充実している
- 社会保険・厚生年金に加入できる
- 社会的信頼性が上がる
バイトを続けながら就職活動するのは厳しいですか?
バイトを続けながら就職活動をすることが可能ですが、シフトを減らすなど、就職活動の時間を作る必要があります。
なぜなら、就職活動には、求人選びや応募書類の準備、面接対策など事前準備に時間がかかるからです。事前準備ができていないと就職活動はうまくいきません。
また、書類選考に応募した1週間後からは面接の予定が入ってくるため、日中に面接できるようにシフトを調整しておきましょう。
フリーターからホワイト企業に就職することはできますか?
フリーターからホワイト企業に就職することは可能です。
フリーターを経歴不問・未経験歓迎で採用している企業は、ブラック企業ばかりではなく法令順守を徹底している会社や働きやすい会社もあります。
20代フリーターの就職は相談してみよう
この記事では、20代でフリーターから正社員になりたい!という方に向けて、正社員経験なしで就職する方法、正社員経験なしでも就職活動を有利に進めるコツや正社員になりやすい仕事を紹介しました。
なるべく早く正社員になりたいなら、自分一人で就職活動を進めるのではなく、転職エージェントを活用するのがおすすめです。