就活サイトは企業情報のみならず、就活全般の情報を網羅したサイトです。さまざまなタイプがあり、専門エージェントがついたりスカウト機能があったりするサイトもあります。この記事では、就活サイトの種類や特徴、就活サイトを活用するメリット・デメリットなどをご紹介します。
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この記事の目次
就活サイトとは-役割や種類について解説-
就活サイトの役割と種類について解説します。就活生は実際にどの就活サイトを利用したらいいのか。どのような違いがあるのかわからない就活生も多いと思います。一つずつ解説するので、就活生は確認していきましょう。
就活サイトの役割
「就活サイト」とは、就活に役立つ企業情報をバックアップしている「就活生のためのサイト」です。就活サイトは就活生の「情報源」として活用されるほか、企業へのエントリーや説明会・セミナーの予約もサイトを介して行われ、就職活動の中枢として機能しています。
就活サイトに掲載されている情報
就活サイトでは以下のような情報を閲覧することができます。
- 企業の求人情報
- 企業が開催するセミナー・説明会の案内
- 企業の特集やトピックスなど
サイトの情報だけでなく、その企業を知る第三者による「生の声」も併せて参考にしましょう。掲示板や口コミの閲覧、OB・OGの話を聞くなど、様々な方法で情報を集めることが出来ます。ただし、匿名性の高い情報は正確性に欠けるので、鵜呑みにせず参考程度までにしましょう。
就活サイトを介してできる行動
就活サイトを通して、以下のような行動をすることができます。就活生には基本的には必須のことが多いのではないでしょうか。
- 企業情報の検索・収集
- 興味がある企業へのエントリー
- セミナー・説明会への参加予約
- 自己分析や適性検査の対策など
このように、就活サイトは企業と就活生を結びつける「仲介」としての役割を果たしており、就職活動をスムーズにするための助けとなります。ただし、就活サイトには企業と就活生の仲介を行うエージェントがおらず、交渉まで就活生が自発的に行わなければなりません。
就活サイトを就活生が利用するべき理由
就活サイトを就活生が利用したほうがよい理由としては、おもに以下があります。
理由1.すべての就活対策に対応している
就活サイトは企業の紹介だけでなく、エントリーや説明会などの参加予約、履歴書やエントリーシートなどの書類作成、面接対策など、就活に必要な対策がすベて網羅できます。
最近は、適職診断などのツールや書類・面接対策などの特集ページなどが組み込まれていたり、リンクが貼ってあったりするため、就活サイトで、ある程度ワンストップで就活対策をすることが可能です。大手就活サイトでは、人数限定で自己PR文の添削などをおこなってくれるサービスもあります。
理由2.その就活サイトにしかない求人がある
就活サイトへの企業情報の掲載は、すべての企業が利用しているわけではありません。また、複数の就活サイトを利用せず、単独の就活サイトのみを利用する企業も存在します。
就活サイトへの情報掲載には費用がかかるほか、企業の規模や募集職種によってはそれほど多くの採用人数を想定していないため、複数の就活サイトに情報を載せていない企業もあります。たとえばエンジニアや保育士などの専門的な職種の場合、専門の就活サイトにしか求人を出していないケースもあります。
就活サイトを利用することで、自分に縁のある企業と出会える可能性が高まります。
理由3.企業選びの可能性が広がる
たとえば、大学のキャリアセンターや新卒向けのハローワークなどのみを利用して就活をする場合、限定的な企業しか知ることができなくなってしまうでしょう。
就活サイトを利用することで、さまざまな企業と出会うことができます。場合によっては、はじめは考えていなかった業界や、地方の企業とマッチングすることもあるかもしれません。就活サイトの利用は、企業選びの可能性を格段に広げてくれるといえます。
就活サイトの種類と特徴を紹介
就活サイトの種類やそれぞれの特徴、おすすめのサイトをご紹介しますので、就活生は参考にしてみてください。
大手総合型
就活サイトのなかでも、もっともスタンダードなタイプです。
概要
掲載企業数がもっとも多く、大手・中小を問わない企業の求人が掲載されており、幅広い業界の企業情報を総括しています。求人案件は数万件以上と、ボリュームがあり情報量も多いサイトです。
特徴
どちらかというと知名度が高かったり、事業規模が大きかったりする有名・大手企業のほうが掲載されている確率が高いといえます。情報量が多いゆえに就活生側の取捨選択がむずかしく、一定の分野に特化した企業は少ないという点も特徴です。
おすすめの大手総合型就活サイト
就活生におすすめの大手総合型就活サイトには、以下があります。
リクナビ
リクルートが運営する国内最大手の就活生向けの求人サイトです。知名度も高く、就活生はまずリクナビに登録するという人も多いでしょう。サイト内で企業にESを提出できる機能など、大手ならではのサービスも充実しています。
マイナビ
リクナビと並ぶ就活サイトの大手です。企業からの提出物を管理できる会員限定コンテンツなども利用できます。企業情報のほかに適性検査対策のWEBテストもできるなど、バランスのよい就活サイトです。
キャリタス就活
株式会社ディスコが運営し、日本経済新聞社が協力している就活サイトです。大手・中小・ベンチャー企業を網羅しているほか外資系企業なども掲載されているため、リクナビ・マイナビに掲載されていない企業と出会える可能性もあります。
ベンチャー・中小特化型
日本の大多数を占める中小企業や、勢いのあるベンチャー企業に特化した就活サイトです。
概要
中小企業などをはじめ、大手ほど事業規模が大きくない企業を中心とした求人に特化して掲載しています。
特徴
専門的な事業を扱う企業が多く掲載されているほか、ベンチャー企業など今後の成長が期待できる企業も網羅されています。ただし、大手総合型に比べると求人数は多くありません。
おすすめのベンチャー・中小特化型就活サイト
就活生におすすめのベンチャー・中小特化型就活サイトには、以下があります。
ツノル
中小企業に特化した就活サイトです。社員数1000人未満で、掲載基準を満たした企業のみ掲載されているため、優良な中小企業と出会えるきっかけにもなります。日本の企業のほとんどは中小企業のため、大企業以外を受けたい就活生にとって役立つでしょう。
パッションナビ
ベンチャー企業に特化した就活サイトです。「あたらしい会社ではたらきたい」「裁量の大きい仕事で成長したい」と考える就活生におすすめです。企業担当者によるタイムラインがサイト上に掲載されているなど、企業との距離が近いのも特徴です。
アクセス就活
中小企業やベンチャー企業を中心とした企業情報が掲載されています。実際にその企業で働いている先輩やその同僚が企業の魅力や仕事内容について語っているため、実際の仕事を理解したり、企業のイメージが湧きやすかったりするという特徴を持つ就活サイトです。
業界特化型
特定の業界にのみ特化した、特定の学生にニーズの高い就活サイトです。
概要
「IT」「医学」などのように、業界の分類ごとに特化した求人を掲載する就活サイトです。業界別に複数のサイトが存在し、業界によってはさらに分野が細分化されます。
特徴
専門的な職種に就きたい人は効率的に求人を探すことができ、より希望の条件にかなう企業を見つけられます。ただし情報範囲がせまいため求人は限られ、地方など人口の少ない地域は不利になりがちです。
おすすめの業界特化型就活サイト
就活生におすすめの業界特化型就活サイトには、以下があります。
IT業界:paiza新卒
新卒向けのITエンジニア求人に特化したサイトです。コーディングのスコアが基準を満たしている場合はESなしで選考にすすむことができる、自分で書いたコードで企業にPRできるなど、スキルがあるほうが有利なITエンジニアならではの特徴を持つ就活サイトです。
医学業界:看護師になろう
看護師を目指している看護学生のための就活サイトです。合同説明会の情報や病院インターンシップ情報など、通常の就活サイトでは得ることがむずかしい情報を網羅しています。ただし、東京をはじめとする関東近郊の求人がメインのため、地方の学生は注意が必要です。
保育業界:ココキャリ
保育専門の求人サイトです。保育園や幼稚園などの求人を掲載しているほか、就活ツアーやセミナー情報なども充実しています。保育のコツや保育に関するコラムなども掲載されているため、園へのエントリーだけでなく、保育業界の就活全般に役立つ情報を得られます。
エージェント型
単独ではなく、専門エージェントとともに内定を目指せる就活サイト・サービスです。
概要
仲介のプロである「エージェント」から紹介を受けるタイプの就活サイトです。エージェントからの手厚いサポートを受けることができ、求人紹介や面接対策といった一連の活動を任せることが可能です。
特徴
一般の就活サイトには掲載されていない非公開求人を持っていることが多かったり、自分にマッチした企業を紹介してもらえたりします。ただし、紹介企業はエージェントが提携している企業のみに限られるため、かならずしも希望業界や職種ではないケースがあります。
おすすめのエージェント型就活サイト
就活生におすすめのエージェント型就活サイトには、以下があります。
キャリアパーク!就活エージェント
就活生の3人に1人が利用する、エージェント型のなかではもっとも知られている就活サイトです。マザーズ市場上場のポート株式会社が運営しており、大手企業や優良中小企業のなかから、専門エージェントがあなたに合った企業を紹介してくれるという特徴があります。
doda新卒エージェント
ベネッセホールディングスが運営する就活サイトです。求人数が多く特別枠の求人なども掲載されているため、最短で2週間程度での内定獲得も可能です。通常は教えてもらうことがむずかしい合否の理由もコンサルタントから教えてもらえるため、就活に役立てられます。
JAIC新卒カレッジ
株式会社ジェイックが運営する就活支援サービスで、専任の就職アドバイザーによる個別サポートを受けられます。ご紹介する会社は、社内の福利厚生含め、取材を通して確認をしており、離職率の低い企業や安定企業など、厳選した企業の紹介を受けられます。
スカウト型・逆求人型
近年流行している「企業から学生にはたらきかける」タイプの就活サイトです。
概要
自分から企業に応募するのではなく、プロフィール情報や自己分析ツールの結果などを登録することで、それを見た企業からスカウトやオファーが来るタイプの就活サイトです。
特徴
就活を有利にすすめられる可能性があったり、スカウトが来るまではその企業のことを知らなかったが、実は自分とマッチする企業と出会うきっかけとなったりします。一方で、まだ利用企業が少ないため、ベンチャー・中小など規模の小さな企業が中心となっています。
おすすめのスカウト型・逆求人型就活サイト
就活生におすすめのスカウト型・逆求人型就活サイトには、以下があります。
ニクリーチ
株式会社ビズリーチが運営する就活サイトです。プロフィールを登録するとあなたのことが気になる企業から連絡が届き、企業担当者とお肉を食べながら話をしてお互いを知ることができるユニークなサービスです。100社以上が導入する、今後注目の就活サイトです。
Offerbox
中小・ベンチャー企業のみならず、大手企業や官公庁なども利用する就活サイトです。6000社以上の企業が利用しており、企業からのオファーが届くと説明会参加へとすすむことができたり、書類選考なしで面接にすすむことができたりするなどの特徴があります。
Future Finder
性格特性分析ツールを無料で利用でき、その結果を見た企業からオファーが届いたり、自分に合う企業を探したりできる就活サイトです。自分の特性に合った企業と出会えるほか、心理統計学にもとづく詳細な分析ができるため、自己分析にも役立つ就活サイトです。
※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
就活サイトを活用するメリット・デメリット
就活サイトを活用するメリットとデメリットについて解説します。就活生は以下のメリット・デメリットを活用することをおすすめします。
就活サイトを利用するメリット
就活サイトを利用するメリットについて紹介します。就活生はメリットを最大限利用できるように就活サイトについて詳しく知っておきましょう。
メリット1.自分の都合に合わせて利用できる
就職サイトは(メンテナンスを除き)24時間いつでも閲覧することが可能です。エージェント型のように担当者が付くわけではないので、自分の都合に合わせて利用できスケジュールに振り回される心配がありません。バイトや教習などで時間の余裕がなく、自分のペースで就活を進めたいという人でも気軽に利用できます。
メリット2.就職活動のコストを削減できる
求人探しから面接まですべての手順を就職サイトで行う事ができるので、就職までの道のりを大幅に短縮できます。面接までの交渉にわざわざ企業へ赴くこともないので、交通費などの出費も浮くことがあります。エージェント型にある担当者との煩瑣なやり取りや手続きなどもないので、就活にかかる時間・費用コストを大幅に削減することが可能です。
メリット3.自分が興味のあるに対して応募することができる
就活エージェントの場合、応募できる求人はエージェントに紹介される企業に限られてしまい、希望の条件でないにもかかわらず断れない場合もあります。一方で、就活サイトは担当者による制約がなく自分が興味のある企業に応募することができ、より幅広い選択肢を持つことができます。
メリット4.業界の知識を深めることができる
就活サイトを利用して情報収集していると、さまざまな企業を知ることになります。企業を知ることは業界への理解を深める一要素でもあり、業界の働き方や分野、世界的な経済情勢など多くの知識を得ることができます。就活が終わり実際に就職した時、その知識は大いに役立つでしょう。
就活サイトを活用するデメリット
就活サイトを就活で利用する際には、以下のことに注意したほうがよいでしょう。
デメリット1.メールがたくさん届く
就活サイトに登録する際には、ほとんどの場合、自分のメールアドレスを入力します。メールアドレス宛には企業説明会やセミナーの連絡、企業からのスカウト、就活に関する情報など、メールがたくさん届くようになります。気づくとメールボックスがいっぱいになっていたり、大事なメールを見落としてしまったりする可能性もあります。
「必要なメール以外は受け取りたくない」という場合、登録後にメールが届かないように配信停止手続きをするなどの対策が必要になってきます。
デメリット2.就活サイトだけではわからないことも多い
就活サイトに掲載されている文章だけでは、企業のことをくわしく知ることはむずかしいでしょう。就活サイトの情報だけを見て「この企業ではたらきたい」と魅力を感じても、企業の弱みや課題は見えてこなかったり、実際に企業とかかわったときとの印象が違ったりすることもあります。
就活サイトは、就活エージェントや、直接企業の話を聴ける合同説明会などと併用することをおすすめします。
デメリット3.見すぎると逆に迷う
たくさんの情報を得るために複数の就活サイトに登録するのはよいことですが、企業情報が豊富にありすぎると、逆に迷ってしまってエントリーする企業を決めるのに時間がかかってしまうことがあります。
事業内容や待遇などが似ている企業があった場合、それらの違いがわからなくり混乱することもあるかもしれません。よくわからないままやみくもにエントリーしても「なぜうちの企業なのか」と聞かれたときに答えにくくなってしまうため注意しましょう。
デメリット4.自分に合っていない可能性がある
就活サイトにはさまざまな種類があり、大手や有名な就活サイトだからといって、その就活サイトで就活をすることが、自分にとってベストかどうかはわかりません。場合によっては大手総合型よりも就活エージェントの利用のほうが合っていたり、逆求人型で自分とマッチする企業と出会えたりする可能性があります。
「就活サイトに登録しているから安心」と考えず、その就活サイトを活用できているか、自分が納得のいく就活ができているかなどを一度考えてみたほうがよいでしょう。
就活サイトの選び方と利用方法を紹介
次に、就活サイトの選び方と利用の流れについて解説します。就活生は自分に合ったサイトを利用しないと自分に合った企業へ就職できない場合があります。以下の選び方を参考にして就活サイトを選んでみましょう。
就活サイトの選び方
WEB上には様々な就活サイトがあり、初めて利用する際はどのサイトを選べば良いのか迷いがちです。口コミやレビューなどで決めても良いですが、自分の判断で選ぶ方がより使いやすいサイトを見つけられます。
なるべく求人数が多いサイトを選ぶ
エントリーの選択肢を広げられるように、なるべく求人数が多いサイトを選ぶとおすすめです。特に、求人数の少ない地方で就活を行う場合は苦労することになるので、大手総合型の就活サイトは一つでも登録しておくと良いでしょう。希望している業種の求人数をあらかじめ把握しておくと、さらにサイトが選びやすくなります。
スカウトシステムの有無を確認する
スカウトシステムとは、逆に企業側が就活生へオファーを出すシステムです。企業は就活生のプロフィールを参考にして、メールやオファーなどを送信します。自分で検索しなくても、プロフィールさえ完成していれば自動でオファーが来るので、求人探しの手間を省きたいという方におすすめです。
エージェント型を利用する際は「信頼性」を重視する
エージェント型を選ぶ場合、信頼できる担当者を見つけることが重要です。エージェントにも分野によって得意不得意があり、自分が希望している業種に強みがあると、自分で探すよりも良い求人に出会える確率が上がります。実際に利用していた人の話なども聞きつつ、自分に適したエージェントを見つけましょう。
就活サイトの使い方
ほとんどの就活サイトは、まず個人情報を登録しなければなりません(サイトによっては必要がない場合もあります)。以下、就活サイトの登録から使うまでの流れを簡単に説明します。なお、就活サイトの登録に年会費や書類の用意は不要で、インターネットを開ける環境であればとこでも登録ができます。
STEP1: 個人情報を登録する
就活サイトの登録で必須になるのは、氏名・生年月日・メールアドレスなどの基本情報のみです。住所や電話番号などその他の情報は、必要に応じて登録してください。また、スカウトシステムがあるサイトの場合は学歴(職歴)・取得資格・自己PRなどの情報も必要になります。
STEP2:求人情報を検索する
登録完了後すぐに利用できるようになるので、さっそく求人情報を検索してエントリーする企業を選びましょう。一つの業界に絞るのではなく関連のある業界にも目を通しておき、できるだけリサーチ範囲を広げて検索すると選択肢も増えます。
STEP3:企業情報の収集を行う
エントリーを希望したい企業を選定したら、就活サイトや外部サービスなどを駆使して企業情報を収集します。就活サイトの求人情報からは説明会・セミナーの日時確認・予約もできるので、スケジュールに都合があれば積極的に参加しましょう。
STEP4:希望の企業にエントリーする
企業の求人条件が希望に適うようであれば、その企業にエントリーして下さい。なお、サイトや企業によってはエントリーシートの提示が求められます。なお、求人情報の更新によって募集が終了することもあるので、こまめにチェックしてエントリーのタイミングを逃さないようにしましょう。
就活サイトを使わない就活もあり-ポイントと注意点も紹介-
就活サイトを利用しないという手段もあります。しかし、就活をスムーズにするためにもポイントと注意点があります。それぞれについて紹介するので、就活生は参考にして就活を今以上に充実したものにしていきましょう。
就活サイトをより有効に使うためのポイント
就活サイトは一つ登録しておくだけでも就活がぐっと楽になりますが、使い方次第では更に有効的な活用できます。就活サイトの活用ポイントをおさえ、就活をより有利な状況に変えていきましょう。
ポイントその1:複数のサイトに登録する
掲載されている求人内容は就活サイトごとに異なり、中には特定のサイトでしか閲覧できない求人もあります。なるべく複数のサイトへ登録しておくと、エントリーの選択肢をさらに広げることができますが、ある程度の管理能力が必要になることも覚えておきましょう。
ポイントその2:就活サイト以外の求人情報もリサーチする
就活サイトに掲載されている情報が全てではなく、必ずしも正確であるという保証もありません。残念ながら、都合の悪い情報を隠蔽する劣悪企業も多いのが現状です。掲載情報を鵜呑みしないためにも、OBやOGから詳しい情報を聞いたり口コミなどで第三者の評価を調べたりすると効果的です。
ポイントその3:説明会・セミナーは積極的に参加する
現場を知るにはまず、その場で働いている人間の声を聞くのが一番です。求人情報やホームページだけでは知り得ない情報を知るため、説明会やセミナーには積極的に参加して、企業への理解を深めましょう。
ポイントその4: 常に新しい情報を仕入れる
情報の「鮮度」を保つことは情報収集の基本です。求人の中には掲載期間が短い案件もあり、エントリーのタイミングを逃してしまうことがあります。特にベンチャー企業などの求人は競争率が高く、競争に遅れて応募枠が取れなかったという事も珍しくありません。サイトの更新日はしっかりと把握し、新しい求人は忘れずにチェックしましょう。
就活サイトを使う場合の注意点
就活サイト中心の就職活動は、行動力に加えて判断力も求められます。情報収集に励むのは大事ですが、それよりも蓄積した情報を実践で活用できることよりが重要です。それらを踏まえて、就活サイトを使うにあたっての注意点を紹介します。
注意点その1: 応募できるのは求人が掲載されている企業のみ
就活サイトでは、原則として求人が掲載されている企業のみの応募と限られています。より多くの企業へ応募したいのであれば、利用する就活サイトを一つに絞らず分散して活用する必要があります。
注意点その2: 事前に得られる企業情報は限られている
就活サイトで得られる情報はサイト周辺の掲載範囲に限られており、エージェント型に比べて事前に得られる企業情報は少なく、企業によっては相性が合わないこともあります。いざ説明会に参加してみると、希望の条件を満たしていない事が判明し無駄足になってしまった、というケースも珍しくありません。別の企業情報サービスも併用するなどして、リサーチ範囲を広げるようにしましょう。
注意点その3: 劣悪な企業の求人情報もある
就活サイトに掲載されている情報の中には、所謂「ブラック企業」が公開している求人案件も存在します。劣悪企業の情報はある程度見分けることができ、平均年収・勤務時間などの数字表示に矛盾がある、常に同様の求人情報が掲載されているなどの特徴があります。企業の悪辣な手に騙されないよう、真偽を見極める判断力も養いましょう。
注意点その4:エージェントによるサポートを受けることができない
就活サイトは仲介の役目を果たすと説明しましたが、エージェント型のようにプロによる仲介・交渉などのサポートを受けられる訳ではありません。就活サイトはあくまでも就活生と企業を結ぶ中間地点であり、求人情報の検索作業から企業との給与交渉までは、全て自主的にこなす必要があります。
自分に必要な就活サイトを選びだそう!
就活では企業など多くの知識が必要となるため情報収集は「基礎中の基礎」ですが、情報をただ集めるだけでは前に進めません。就活サイトで情報を集めながら就職活動のノウハウを培いつつ、活動する上で不足している部分を補うのが最も効果的です。就活サイトの利用はあくまでも就職活動における「方法」の一つです。就職活動を通して、「自主的に行動する習慣」を早い段階から身につけるように心がけましょう。
※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
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